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Seiji Yumoto

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(1)

合成ブレーキ材の試作について

*

A   T r i a l   M a n u f a c t u r e   o f   t h e   C o m p o s i t i o n   B r a k e   S h o e

Seiji Yumoto

l .

じ め に

石綿を基材 としたブレーキライニングについては,かな り以前か ら研究され,今 日では各方面 に用い られて,その規格 も定め られている

( J I S D44

11自動事用 ブレーキライニング・

J I S R3 45 5

産業機械用石綿 プレ‑キライング)oその反面,主 として鉄道革両に用い られ て い る

br ake

s l 1 0e

については,首い歴史を持つ鋳鉄製の もの

( J I SE7 5 0 1 )

が今 日もなお大多数を占めてい る。最近 にな り外国文献で,粉末金属 ・石綿などの充てん剤をプラスチクスで固めた新 しいブレ

(I)(2l

ーキ材の摩擦特性が,鋳鉄に比べ多 くの長所を有する事が報ぜ られて来た。以来わが国で もその 研究が始められ,現在では少 くとも

3

社が製作を開始 し,なお数社が開発に着手 しゝあるもよ うである. 国産

br akes hoe

の試用結果の報告に よれば,多くの利点を持つ反面,欠点 もまた

(3X4)(5)(6) 少な くな く,改善を望 まれている現状にある .

これ らの諸報告は,何れ も製 品を串両に とりつけての,いわゆる実串試験の成積報告で,製造 方法については触れていない。成分配合割合については,内外の メ‑カ「とも秘密を保ち,発表

(7) 資料 も少 しはあるが,これ も特許申請中の関係上,詳細については明らかにされていない.

本研究は摩耗畳を少 くし,耐熱性を高めて

f ade

現象を起 さず,希望する摩擦係数が得 られ, 概枕的強度が充分で成形方法が容易であ り,かつ,安価なプレ‑キ材を合成するための成分配合 割合 ・成形条件などについて実験 し,多少の考察を加えた ものである。

2 .

合成ブ レーキ材の特徴

2 ‑1

国外ににおける合成 プレ‑キ材 としてほ

,Fe n) d e

社 (イギ リス) と

Co br a

(ア メリカのウェ スチソグ‑ ウス社 とジ ョンズ ・マン/レ社の共同研究)が著名であるが,成分は前述 の とお り公 表 されていない。輸入品の検査結果をみると表1の とお りである。

1 フ ェ ロ ー ド社 試 料 の 材 質【8)

*機械工学科 (次べ」ジに続 く)

(2)

合成ブレーキ材 合成ブレーキ材 合成ブレーキ材 黄銅系 セ ミメタ

リック材 銅系焼結合金材 青銅系焼結合金

フェノール系樹脂+ゴム ゴム+フェノール系樹幕 フェ/‑ル系樹脂 フェノール系樹脂

アスベス ト+鉄粉

アスベス ト+鋳鉄粉+黄銅粉 (粒度 大)+カーボン

アスベス ト+鋳鉄チップ+銅粉 アスべス Tt+黄銅チ ップ+銅粉 アスべス 1. ,

2

特殊ブレーキ材の成分規格(9)

割合(%)

非鉄金属,黒鉛を乾性油およびゴム で固め粉砕したもの

鋳 鉄 粉 ー宋

綿

レジソまたはゴム

1 5. . 一.20 5 0一 一 60 1 0一 一1 5 1 0・ ・ ‑ 1 5 5・ } 1 0

3

合成ブレーキ材分析表(形)

首肯‑1 、ユニL

I A可B

SI・MIl・Pは特に添加したものではなく,原材料 の鋳鉄粉中のものとおもわれる。またB社のもの は石綿をほとんど含んでいない。なおバインダは

A社のものは vt

7ソを主 とし

,B

社のものはゴム が主体 と推定される。

4 乾式法 (粉末レジン使用)によるブレーキ ライニングの製法Ad

l割(形)

フェノ‑ルt/ジン カー ドライ ト 重 晶 石

アスベス ト・ファイバ

D8881‑.a

5

塾ごめプレ‑キライニングの製法M

l割合(形)

石 綿 繊 維

無放物充てん(金属粉を含む) 有機物充てん剤

3 0〜 60 1 5′ } 40 5‑一1 5 20〜 3 0

また国鉄‑ の納 入規格 は表

2

の よ うに定 め られ てい る。

こ ゝろみに国産 品

2

位 を入手 し分析 してみ た ところ,表

3

の とお り両社独 自の配 合等J を持ち,かな りの差 がみ うけ られ る。

なお同種 の ブレーキ材 として, 自動革 な ど に用 い られ てい るプ レ‑キ ライ ニン グにつ い て二 ・三 の例 を示 す と,表

4

・表

5

の とお り であ り, これ も標 準 割合 と林 すべ き ものはな い ものの よ うであ る。

2 ‑2

長所 と短所

文献(1)〜(6)に よ り知 られ た鋳 鉄製 との比較 を要約す る と,つ ぎの とお りである。

(1) 長 所

(A) 摩擦係数 の変 動が少 ない。

鋳 鉄製 の場合 の摩擦 係数は,摩擦速 度が 高 い時 には低 くな り,低速時にはいち じ る しく高 くな るが,合成 ブ レーキ材 では この変化 が少 な く, 図

1

の よ うな傾 向を 示 す。

0.4

漂o

3

0 . 2 致

0.1

1 02 03 04 05 06 07 08 09 01 0 01 1 0

摩 擦 速 度 (h/i

)

1 摩擦係数一摩擦速度綿図 (ブレーキ ドラム :

STY80)

(tz) 摩 擦係数 の制 御が容 易で あ る。

成 分配合割合を変 え るこ とに よ り低 FL・高 pが 自由に得 られ ,目的 に適 した ものが作 られ る.

¢1) 耐摩蓑毛性が大 きいO

鋳鉄製 の3‑5倍 の寿 命が あ る。

(3)

合成ブレーキ材の試作について

35

その他韮量が約

1/

8で取扱いが容易になる。 また摩耗粉は,鋳鉄粉ほ ど電気絶縁の劣化を おこさない。

( 2 )

短 所

打) 熱伝導率が低いO

このため摩擦熱 まブレーキ ドラムに吸収 され, ドラムに

t he r malc r ac ki ng

gr oo vi ng

を発生 しやすい。

(tz) 耐熱性が低いO

摩擦温度が高 くなると,バインダとして有機物が用い られているため,炭化物を生成 し,こ れがあたか も潤滑剤のごとくに作用 して,急激にブレーキ力を低下せ しめる,いわゆる

f ade

現象が起 きやすい。

1) 価額が高い。

鋳鉄製に比べ約

5

倍である。

3 .

魯成分の配合計画

合成プレ‑キ材の優劣は, どの成分を どんな割合で配合するかによって大部分は決定 され,そ れに成形条件 (圧力 と温 度)の適否が,多少その性能を左右するもの と考えて よい。

プラスチクスをバインダとした合成材 の摩耗特性に関する基礎研究は,現在 までの ところでは 非常 に少いようであるが,発表された二 ・三の資料によれば,いずれ も充てん剤の種塀 と添加量

0加3m4)

によることが指摘 されている。

前掲の各資料を参考に してその特性を考え,選択 した市販 品を以下にのべる。

(1) バインダ

結 合剤 としては,熱硬化性樹脂の うちフェノル レジンを用いる事にし,耐熱性がす ぐれてい ると思われ るところのブレーキライニング用 ・レジノイ ド砥石用 ・シェルモール ド用を用いるこ とに した.なおエポキシレジyは耐熱性 ・機械的強 さ ・金属 との接着性がす ぐれているこ とは周

u8

知の とお りであ り,かつ実験ずみなので,エポキシ変性 フェノル レジンも試用することに した。

なおフェノル樹月削こほ,粉末状のノボ ラック (酸性触媒使用) と液状 のレゾpル (アルカ 1) 性触媒使用)があるが,成形が容易で他の成分 との混合 も便利なノボ ラックタイプの下記のもの を使 うことに した。

社 名 お よ び 記 号 1 管法。J

c

5 J(莞

諸 m

E

E mF (

ly5'

.

'

o

V

cTs E

pl

c

日本ライヒ

J 37 5

住友ベーク

PR 31 1

PR 31 2

PR‑6‑2‑2 0

日本ライヒ

7 5 0 0

J 363

1 9 3 0

ブレーキライニング用

シェルモール ド用 レジノイ ド砥石用 エポキシ変性フェノール

8 5‑1 00 7 8・ ー 9 2

2 0‑ 5 0 4 2〜 8 2

60′ ‑i1 0 40一 一 80

(注 .'数値は会社 カタ 。グに よる)

(4)

長野工業高等専門学校紀要 ・第

1 ( 2 )

黒 鉛 現

黒鉛は耐熱性 ・耐摩耗性にす ぐれ,また摩擦係数を下げる作用を もつ。なおカ丁ボンや二硫化 リブデンも試用 してみ ることに し,下記の ものをそろえた。

天然産結晶黒鉛 日本ルツポ

CC‑1

人造黒鉛粉末 日本カーボン EG‑I

C,NKl4

人造無定形炭素 GPW

二硫化モリブデン (化学用 純度

9 9%) ( a )

珪 酸 頬

これは前記諸文献中にはなか った ものであるが,超微粒子の珪酸質のもので,成形 性 を 長 く し,耐摩耗性を増す見込みのもとに用いることに した.なお増量剤 としての役 目も果すO

日本シ1)カ

VN3

(商品名 ホワイT.カーボン) 沢村亜鉛

2 0 ‑A (

ミクロパ ックス)

( 4

) ゴ

フェノル レ由ソ との親和性良好な‑ イカ‑1411(輸入品の商 品名)を用いることに した.

ゴムの作用は, レジン と何様にバインダの役 目を果す。

(5) 綿

耐熱 ・耐摩耗性を増す。石綿

(3MgO・2Si O2・2H2 0)

の結晶水が,熱で追い出され ると 線維 としての特性を失 って粉末にな り,ブレーキ片表面か ら飛び去って,常 に新 しい石綿が連続

il 的にプレ‑キ ドラムに接触するのが,石綿の特性 といわれているよ

く 6)

鋳 鉄 粉

多 く入れれば鋳鉄 プレ‑キ片に近づいて,合成 プレ‑キ材 の長所を減 じ,少なすぎると熱伝導 率が低下 し,また機械的強 さが小になる。

適正粒度は不明なので,100メ ッシュと50メ ッシュで試みることに した。

(7)非鉄金属粉

黄銅粉お よび青銅粉のいずれ も100メ ツシ‑のものを試用 した。熱伝導率を高めるほかに,磨 擦安定剤 としての作用を持つ もののようである。

4 .

合成ブ レーキ材の試験方法 ′

4 ‑1

成形方法

熱硬化性樹脂の圧縮成形方法には,一般 に冷問成形法 (レジノイ ド砥石の製作に用いられる方 法で,混合‑加圧成形→金型 より取 り出し→加

熱) と熟間成形法 (図2参府)があるが,製作 時問の短い後者を採用 した。 フェノール樹脂成 形 品を得るためには,ゲル化‑成形→硬化の

3

工程が必要であるが,そのためには高温 と高圧 を要 し,金型内の材料に温度 と圧力を加え,上 記 の

3

工程を金型内で行な う方法を とった。

2

試験片の製作方法

(5)

合成ブレーキ材の.式作について

3 7 he a tpr e s s

の上下の熱板は花熱式 で, サ‑モスタッ トに より所定温度に探 たれ る

成形灸作

ASTM :D7 9 6 ‑ 5 1

(試験片標準成形条件)を参考に し,加熱は

1 70o C. 6

分 とした。 加圧

) J

の規 格は

1 75 kg/ cm

2であ るが,充てん剤 を含む場 合は,一般に

1 6 0 ‑5 0 0kg/ c m

2といわれてい るの で,や ゝ高 くして

2 0 0 kg/ cm

2に した。

このよ うに して加熱 ・加圧 された フェノール樹脂は, まず粉末状態の ものが ゲル化 し,流動性 を増 して他の充てん剤を包み,時間の経過につれて curingを完了す ることになるO

4 ‑2

試 験 片の種類

衝 撃試験片 と耐圧試験片は

J I S K6 9 1 1 (

熱硬 化性 樹脂 一般試験方法)に定め られた とお り,図

3

の(a) お よび 03)とし産廃試験片 は

JI SR3 4 5 5

(産業機械 用石綿 ブレーキ ライング)に定めた ものよ りも, 保持 の容易 さを考慮 して厚 くし,同園¢)の寸法に し た。

4 13

試 験装置

印)勲 プレス‑‑・

丑3 7 t on

定温装置 什き

() 衝撃試験俵・‑‑プラスチ クスm (シャル ビ‑式) Vl) 圧縮強 さ試験機‑・容量

1 0 t on

7 ムスラー型 (⇒ 試験片製 作用金型 ‑・‑図

3

の形 を得るに適 した もの 摩擦試験 鮫・‑‑回転 ドラム塑迎続定速摩

擦式 (図

4 ‑

(1))

本 機の概要を図4

‑( 2 ) E

Iこ示す.試験片 を コイ ルバ ネに よ りドラム向に押 しつけ ると,摩擦

でて こが時計ノノ向に回転 しよ うとするが,て こ が水 平になるよ うにその左端にお もりをのせて 摩擦 力 と平衡 させ,お もりの韮丑 か ら/Lを算

す る. ドラムカバー の内面には ヒ‑ク‑ を 備 え,電圧 を調盤 して ドラム長雨温度が加減 でき る. ドラムの回転数はギヤ‑装置で

4

段に変速 でき る。

lL・はつ ぎに よ り罪 山す るQ

Fl

F hPI F2

F L 2 P2

WL‑D /2( Fl+F2)‑D / 2( / L ⊥ Pl

+

F L 2 P2)

バ ネ圧 を調盤 してPl‑P2‑Pとし

,2

個 の 試 験片材質が同 じな らば /

L ⊥‑P2

であるか ら

これを (1,とすれば

WL=D / 2( P (

FLl+

F L e ))=D/ L P

こ ゝで

エ=

β であるか ら

r t

l

机 t / J 2 L V I l

∃≡コ互

卜 ‑ 90

(bJrl戚 LA幹 H.

口 を

(C))'ff8J^hU.

口 重 ロ

ト 2 5 ‑ 1 A ) 2 ト

3

試敬 片の形 状

4‑ ( 1 )

プレ‑キテスタ(鉄研式)

( 8 3 0 ) ( 8 3 0 )

LI‑(2)

プレ‑キテスタの紳遊

(6)

W‑FLP ∴ IL‑7W

4 ‑4

試 験 条 件

摩擦速度

2 0 m/ s e e

ブレーキ ドラムの温 度

1 5 0 o C

試験片押圧力

5 kg/ c

m 2

5 .

実 験 の 経 過

5 ‑1

成 分 割 合 推 定 試 験

前掲 の表

2‑

5

をみて も,その範囲があ ま りに も広 く,機械的強 さや摩擦係数に対 し, どの 成分が影響 してい るかが明 らかでない。そ こで これ らのデータを参考に し,強度については耐圧 力 と衝撃値を調べ,摩擦係数は

0 . 2

に近 くす るための要因を早急に求 めるため,直交配列表に よ る, ご く簡単な

し8 ( 2 7)

のわ りつけの実験 を行な った。なお要因間の交互作用はない もの と仮定 した。表

6

は成分配合割合 と測定値 を示す。比較のため,市販 のA社袈 品の測定値 も付記 した。

6

配 合 割 合 及 び 試 験 結 果

配 合 割 合()

k e , 力

C 願 係数

市販在来品 (配合割合不明)6・3001

4・ 8 i o・31

7

圧縮強さの分散分析表 (1)耐圧力について

義 ‑禦 L平方和恒由度1不偏分散

L F̲ o

lj LU牢̲ 測定値か ら圧縮強 さの分散分析表を作成す

コサ 黄 銅 粉 綿 I/ジ ン

鋳 鉄 粉 誤 差

e

3 0 っ4 2 5 1 つ4 0 3 2 9 8 0 1 0 0 0 0 0 0 0 3 0 2 2 5 1 2 0 3 2 0ノ 8 0 1▲ 0 0 0 0 0 0 0 ′0 9 5 1 /0 0ノ 3 9 8

ると表

7

の とお りで, レジン と石綿の含有量 で有意差があ

るもの と思わ

れ, この関係

1 2 . 4 5l ・ 7

を図示すると

5

の ように (法 1) 要因効果の小さい黒鉛 ・黄銅紛 ・鋳鉄粉は誤 な る。

一差項に含めて誤差を

e

Jとすると

,eJ‑0. 38

,

自由度 は

4,Ve ′ ‑0. 0

95となる

.Fo

Ve ′

で算出 した。

(

2)

F三 ( 0 . 05)‑7.7 1

(uo一)EL:出違

5

レジンと石綿が耐圧 力に及ぼす影響 以上を考察す るとつぎの事がいえ る。

ぴ) レジン と石綿は, ともに多い方が圧縮強 さは大 き くなる。

(7)

合成ブレーキ材の試作について

39

(tZ) この成分割合では

,A

社製 晶に比 し,強度は

1/2

以下である。

( 2

) 衝撃値について

衝撃値の分散分析表は

衣 8

のとお りで, レジ‑/が 「高度に有意」 とな り,図

6

にその状態を示 す。

8

衝撃値の分散分析表

蒜か聖 l平方和恒由度桓 分散

I F

oL判定

襲 銅 粉 綿 レ ジ ソ 鋳 鉄 粉 誤 差

e

l306317

(注 1

) eJ‑3.1 4 Vo , ‑3. 1 4/ 4‑0. 7 8 5

(

2

) ※※

F三 ( 0. 0 5)‑7. 71 F: ( 0. 01 )‑21. 2

9

摩擦係数の分散分析表

lo・05

7

( 1) e0.0135

V8 , ‑0. 01 35/ 5‑0. 0 0 27

( 2)※F;(0.05)6.6

7

(4

)

総合考察

以上のことから,つぎのことがいえる。

(A) レ/が多いと衝撃値は高 くなる。

(tz) 石綿や ゴムは, 衝撃値を高め るも のと予想 していた ,この実験の配 合毒では影響はな

0

864

(朗 百

〇\tZZa・aT)

ジ ンの

昆( %

)

い.

6

レジン量と衝撃値 1

) A

社晶に比 し約

2

倍の強 さがある。

( 3

) 摩擦係数について

〃については表

9

お よび図

7

の とお り,

ジンのみが有意 となって現われたが,文献な どか ら判断 してつぎのように考え られ る。

(A) 有意水準 (危険率)

5%

で, レジンのみ が〝に影響あ りといえる。 しか し黒鉛は を下げ,石綿は

上げ るものと考 mqo.5

ぇられるので,

針 4

本実験のみで断

0 . 5 i 0 5 E 0 . 3 8 5

ず ることは危険 10レジン(%)

1 5

がある。

7

Vジソ畳と摩擦係数

( 。

) A社品に比Lpが大 きす ぎるO

(4) 在来市販品に比 し,耐圧力は低 く衝撃値は高い.

(p) レジンが多いほど,横桟的強 さは大にな り,pは小 さくなる.

石綿が多い と,耐圧力が増 したのは予想どお りであ ったが,衝撃値は予期に反 して増加 し なか った。

pを左右する因子については判然 としなかったO

L8 (2 7 )

6

列に要因をわ りつけたため,誤差列は

1

列だけ とな り,この実験の精度は劣 つているo

tN 材料混合度の不均一は,当然のことなが

1

0 暫定成分配合割合 (形) ら,測定値に大 きく影響する。

(I;) 成分配合割合は,一応表

1 0

が適当と考え

1

2

られ る。

(8)

5 ‑2

レ ジ ン と 黒 鉛 の 適 種 選 択 試 験

入手 した材料の うち, レジ

ン 3

超 と黒鉛

筑 3

種について, どの品種が良いかを試験 した.衝撃 値 については,前回の試験で十分な倍が得 られたので,耐圧力を高め〝を低 くす る因子を探 すこ

とに した。

実験計画は表11のよ うにわ りつけ,その成績を表12と図8に示す。

1 1

試 験 材 料 お よ び 突 放 結 果 材 料 の 組 合 せ

I

l 特 性 値

7‑ノールレジン l黒 鉛 祝日%B;gP E摩鮎 数

エポキシ変性

(1 9 3 0)

エポキシ変性

(1 9 3 0)

エポキシ変性

(1 9 3 0)

ブレーキライエ

( ブレーキライエ

レーキライ

liRここ

(

ジノイド砥

(J363) レジノイド砥

(∫363) レジノイド砥

(J363)

無定形炭素 天 然 黒 鉛

0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 3 8 7 8 4 4 2 3 4 8 7 8 5 3 4 3 3 4 5 つ山 3 4 3 4 5

1 2

耐圧力の分散分析表 要因

l 2

乗和国

0・ 44

0. 3 6

5

)

5 . 3

. 3 0

O

rlu

(

1)

直交配列表

Lo (3

4)

1列にはVジ ンを,

弟 2

列に は黒鉛をわ りつけた。

(

2)

黒鉛3掛ま何れも純度

60%

のものを用いた.

(注) ※※F.2(

0

.

01 )‑1 8. 0

F:(

0

.

05)‑6・ 94

(uot):

. JAlさLl IAl拍

8

黒鉛種別と耐圧力 以上に対する考察はつ ぎの とお りである。

(A) F検 定を行な うまで もな く,FLに対 しては レジンの種別 ・黒鉛種別は影響がない もの と, 表11か らうかがわれ る。

(FZ) 耐圧力に対 しては,黒鉛種別 による差が大 きい。天然産 の鋳物用黒鉛に よるものは特 に低 いが, これは粒度があ らい ことも関係があ るもの と思われ る.

しジン種別 による耐圧力の差はない ようなので,約6割 も高価 なェポキシ変性 レジンを用 いる必要はない。

5 13

成 形 剤 の影 響

黒鉛のかわ りにホワイ トカーボン (商 品名)を用い,これが耐圧 力 と摩擦係数に及ぼす影響 をみ るための実験を行ない,その結果を 9に示す

(1) 成形剤を増す とFLが下 るのは好 ま しいが,耐圧力 は 減 少 す

HHi:(vo])Et出盲

封珪8E ̲

る.成形剤の畳は,結 合剤 であるレジンの%以下が望 ましい。 成 形 剤 (浴)

(p) 成形性はいちじるしく向上 した。すなわちガス抜 きのため, 9 成形剤の影響 金型 のポンチを持ち上げねはな らぬ回数は1‑2回で よく,従 来の%程 度に減 少した。 また 塾 ばなれが よく,金型面に離型剤を塗布す る必要を認 めない超 であ ったO黒鉛を増 す と,型 付着が大にな るの と対原的であ る。

(9)

合成ブレーキ材の試作について

41

(,l) 本剤のよ うな超微粉子基剤は,成形品の収縮に基づ く変形を少な くする利点 も持つ と考え られ る。

6 .

摩擦係数 に対する総合調査

6 ‑1

実 験 の 概 要 ●

これ までの実験では,摩擦係数を

0 . 3

以下にすることはできなか ったが,た また まバインダと してカシュー変性のフェノール樹脂を試用 したところ,かな り〝が低下することがた しかめられ

た 。

また

5 ‑1

の(

3 )

Fこおいて,黒鉛はpに対 して影響がない もののよ うに現われたが,低い精度の 実験であ ったので,おそらくは実験誤差によった ものであろ う。 また成分中にかな りの割合を 占 める鋳鉄粉の影響の再確認の必要がある。

1 3

要 因 の 内 容

IL2 7 (318 )

I

記 号 E 列 番 号 J 水

黒 鉛(天然R)1LA

l

1

水 準 の 内 容

I第1(1第2苦TLeA1

3

A 野) , ッ シ ユ

) 2

カシユー 樹

瑚 c I 5

L

Lj

3 1 2

1 4 わ りつけ

とデ

ータ 測 定 値 (摩擦係数)

日 日 ‡ 日 量l…

日 …

今回の実験では,黒鉛 」鋳鉄粉 ・ カシュ‑樹脂の含有 量 とFLの 関 係 杏,総合的に調べることに した。 し たが って レ

ン ・石綿 ・黄銅粉 ・ゴ ム ・成形剤を一定に し,前記

3

位 の 成分を

3

水準に変え,実験の精度を 高めるため試験片数を多 くして,表

1 3

のようにわ り つけを行ない,その結果を表

1 4

に示す。なお交互作 用はない ものとみな した。

6 ‑2

結 果 の 考 察

1 4

か ら分散分析表を求めると

表1 5

の よ うに な ,つぎのえ る。

15 分 析 表

因 IS. S

ld.f

lV I Fo

l

[6 ・ 6 3 I 26

(注) ※※

F;。 (0. 01 )‑5. 85

(A) 黒鉛 とカシュ‑樹脂の多少が,摩擦係数の大 小に開陳す ることは確実 とみて よい。

(TZ) 鋳鉄粉が増す と,摩擦係数は増す傾向にある が,含有量が

1 0 %

程度の

毒 ( 2 5 %〜3 5 %)

では 影響がない。

6 ‑3

黒 鉛 と カ シュー 樹 脂 の 影 響 割 合

分散分析表か ら寄与率を求めると表

1 6

のよ うにな り,カナ エ‑樹脂の影響度合は,黒鉛の約

3

(10)

倍に達 していることがわかる。

1 6

IS

.

S Id.ftV l純効果

6・ 6 3

1

2 6

I l 6 ・ 6 3l100

鉛が

20%

の場合 鉛が

1 0%

の場合 鉛が

5%

の場合 カシュー樹脂が

9%

の場合 カシュー樹脂が

6%

の場合 カシュー樹脂が

3%

の場合 ここにβ1‑t(4&,

α) VV

訂正 ニー

( 2 0

,

0 0

6 ‑4

平 均 値 の 区 間推 定

前掲表14より求めた試料平均か ら,各水 準における〝の平均値を

9 9 %

の信薪限界で 区間推定するとつぎの とお りで,図示する

と図

1 0

,図11のようになる。

〃‑0 . 1 6

β1‑0. 1 4 . 一0 . 1 8

〝‑0 . 1 8

β1‑0. 1 6 一 一0 . 20

〝‑0. 21

β1‑0. 1 9 ‑0 . 2 3 F E ‑0. 1 4

β1‑0. 1 2 ‑0. 1 6

〝=0 . 1 8

±

β1‑0. 1 6 ・ 一0. 20

〟‑0. 2 3 ±β1 ‑0. 21 ‑0 . 2 5

0.01)Vo.00049/9

*2. 8 4 5

x

0. 0 0 7 *0. 0 2

mは同一水準内でのくり返し回数

5 1 0 1 5

黒 鉛 (%)

1 0

黒鉛量と摩擦係数

6 ‑5

各 水 準 問 の 区 間 推 定

2 0 6 9

特殊 レジン(%)

1 1

特殊レジン量と摩擦係数

黒鉛 ・カシ3.‑樹脂の各々につき,どの配合割合差がFLの差 とな って現われ るかを調べてみる β2

i

(4,

C , α )

V

VVt

=

i(20

, 0 . 01)

V

2 7;

vo.00049

≒ 0.03

か ら,各配合割合における試料平均の差が

,β2

以上の場合は摩擦係数に毒を生ず るもの と考え, 見やす くすると下表のよ うになる。

黒鉛の場合 カツユ‑樹脂の場合 以上か ら,黒鉛の場合は

5%

か ら

含舞

1試料平均l 差 合(F%5桓料平均 差

1 0 %

に増えるとpは低下するが・そ

1 0 1 0 . 1

れ以上増えても影響はない ようであ

る。 またカシュー樹脂は,各配合割 合 ごとにILは低下する

O慧 6 ‑6

黒 鉛 と カ シュー 樹 脂 の 組 合 わ せ に よ る摩 擦 係 数 の 変 化

黒鉛の配合比

3

水準 と, カシュー樹脂 の配合比

3

水準の組合わせによる〝の平均値を,‑信顔限

9 9 %

でその巾を推定すると,つぎのよ うにな り,図示すれば図

1 2

のようになる。

(11)

合成ブレーキ材の試作について カシュー樹脂

9% / I=0.1 0 0

7 '‑0. 06 4‑0.1 36

黒鉛

2 0r o

読 ,

̲

旨 6% / I‑0.1 37

γ‑0. 1 01 ‑0.1 7 3

a;'

J H Y′ V

黒鉛

1 0%

<

カシュー樹脂

3% I L ‑0. 21 3

γ‑0. 1 7 7 ‑0. 249

カシュー樹脂

9% p‑0.1

30土

γ‑0. 09 4‑0.1 66

カシュー樹月

旨 6% 〝‑0.1

77±

γ‑0. 1 41 ‑0. 21 3

カシュー樹脂

3% J L‑0. 21 3

γ‑0.1 7 7 ‑0. 249

黒鉛

5%

< …≡≡≡≡≡

喜 …≡ 曇

…≡

…≡…. : 芸1 7 : 〜. o o . ' ・ …: 5 3 4 3

こゝに

γ

ー(e

, α)1 /芯 面

ー( 2 0,0. 01 ) VO. 0 0049/ 3≒0. 036 43

■l

これ らの組合わせの中か ら,摩擦係数を約

0 . 1

か ら約

0 . 2 5

ものまで,自由に選ぶことが可能である。

≒ 0. 2

の ものを作 りたい ときは,黒鉛

1 0 %

カシュー樹脂

3

% のもの と,黒鉛

5%

カシ,.‑樹脂

6%

のものいずれで もよい が, どの組合わせを採用すべ きかは,摩耗試験や フェー ド試験 に よって決定すべ きであろ う。

傍穐係故

5 10 15 20

.

% 1語 (%)

12黒鉛 ・特殊レジソと 摩擦係数の関係

7.

合成ブ レーキ材の温度特性および速度矧 生

7 ‑1

前章までの試験は定速 ・定温 ・定圧で行な ったが,実際のブレーキ状態では,これ ら

3

条件が 変化するので,これに対する検討が必要であ る。 また前章では摩擦係数についてのみ調査 したの

であるが,今回は摩耗量について も調べてみ ることとした0

7 ‑2

試 験 条 件 お よ び 実 験 計 画 (1)試験片 の成分割合

前掲の

衣1 3

と同じ くした。

( 2)

試験片押圧力

5 7 . 5 1 0 kg/ cm

2

3

種類 としたか ったが

, 5kg/ cm

2では摩耗畳が少な くて,短時間 で試験が困難であ り

,1 0kg/ c m

2では試験機の振動が大 き くて, ブレーキ力の測定が不正 確になるので,‑定圧の

7 . 5 kg/ c m

2とした。 したが って全圧力は,左右 の試験片各 々につ

,3 0 kg

づつ となる。

(a)プレ‑キ ドラムの加熱温度

1 0 0・20 0・3 0 0 o C

3

種煩 とした

。35 0 o C

以上での状態をみたか ったが,軸受か らグ リー スが流出 し,無理が伴 うので,上記の範囲に とゞめた。

(41) 摩擦速度お‑よび摩擦距離

ドラム轄 緋

4段

に変速可能な試験 ド詣 欝 数I 横であるが,最高速度の時にはモータ出 94I 力がやや不足気味なので,右表の

3

段階 228 に した。なお摩擦距離を一定にするため,

(12)

摩擦時間を調整 した。

(5) 摩耗量の測定方法

摩耗畳の単位 としては一般 に

̲ 摩耗厚さ (mm) = 摩耗厚

堅) .

〝×押圧力(kg)×摩擦距離(孤) 仕事量(kg・m)

摩耗厚さ

( c m)

×接触両種

( cm2 )

= 摩耗体積

( cma )

〝×押圧力(kg)×摩擦距離(m) 仕事量(kg・m)

摩挺星Si̲m̲m)・

摩擦距離 (km)

3

つの表わ し方が とられているようであるが,短時間での試験では,摩耗厚さは教皇で測定 が困難 なので

摩耗重量

( g)

摩擦距面面 前

で簡単に比較することに した。ただ しこの方臣では,試験片の角がほんのわずか欠けても,測 定値に重大な影響を及ぼすので,取扱 いは十分注 意して行な った。′なお試験片表面は, ド ラ ム

の円弧に全面接触 させるため,初期ナジミ運転を行な ってか ら試験に移 った。

7 ‑3

測 定 結 果

1 7

は測定結束を示す。

1

7 測 成 分 割 合 (形)

(o C )l ( f m / A

摩 耗 畳 ( × 1 0 2 g )

験 馴 嘉 験 馴 平

1 00(94‑ 96) 200( 20 0‑236) 300( 29 5‑3 04) 200(1 98‑208) 300( 29 8‑3 00) l

oo(

95. 一 98)

300( 29 5‑3 04) 1

∞(

93〜 95)

200(1 97‑204) 200(1 9 5〜200) 300( 29 7‑3 05) 1 00(1

‑1 1 4)

300( 29 8‑3 04) 1 00(11 5‑1 30) 20 0( 20 0‑201) 1 00(9 0‑ 97) 200(1 9 8‑200) 30 0( 29 6‑3 07) 300( 29 6‑3 01) 1 00(1 03‑1 40) 200( 20 3‑21 6)

4 3 5 8 4 3 3 2 1 2 1 2 0 7 0 5 4 1 3 0 1 つ山 l

つ山

(13)

合成ブレーキ材の試作について

1 00( II 8. ‑1 32)

200( 203‑2 04) 30 0( 29 0‑297)

∩フ ′D ′0 0 3 5 ′0 ‑7 ‑7 2 1 3 0 」7 0ノ 3 ′0 0 つ山 1 0 0 0

200(1 99‑200) 300( 29 2‑3 0 2) 1 00( 11 7 ‑1 20)

52 21 ∞ 0 1 5 1

つ一

2 7 1 0 3 5 0 1 1 5 1 2 2 0 3 3 5 3 1 1 3 2 0 0 0

(注) I WL皮相の( )内は,試放前後の実際氾皮を示す.

2 V汐ソ・石綿 ・特殊成形斉い 黄銅紛 ・ゴムの配合割合は一定とした0

3 摩耗畳の記入のない箇Frrは,かど欠折による測定不ffEを示す。

7 ‑4

速 度 特 性

(1) 摩擦係数た対する影響

13に示す とお り,〝ほほほ一定 してお り,鋳鉄製 ブレ ーキ片のごとく,30km/h以下か ら急に大き くなるような 不都合はない。

( 2

) 摩耗畳に対する影響

14の とお り,摩擦速度の増加に ともなって,摩耗畳は ほぼ直線的に増加 した。図中の×印は, ブレーキ ドラム温 度が146oCにおけるA社製晶の摩耗畳で,これに比べ ると 試作品の性能は,わずかに劣 っている。

7 ‑5

温 度 特 性

(1) 摩擦係数に対する影響

15の とお り,温度に よる〝の変化はない ものとみてよ い。一般に合成 ブレーキ材料の欠点は,ある温度以上にな ると〝が急激に低下 して,ブレーキの利 きが悪 くなる,い わゆるfade現象を起 こすことにある。市販 品の中には,

200oC程度でこの現象が現われるものもあるといわれてい , 図のとお り, 少な くとも300oCまでは安定 してい る。

作暇係

数 0

. 2

0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0

庁 撫 速TE (h /A)

図 1 3

摩擦速度と摩擦係数の関係

(p‑7 . 5 kg/ c m

2)

2 0 ( u

l

/

C

P

& t ) J X 010203010506070

庁持速度(hハ)

図14

摩擦速度と摩耗是の関係

(p‑7.5kg/cm

2)

摩03

2

1 0 0 2 0 0 3 0 0

1レーキドラムの温度

( ℃) 図 1 5

温度と摩擦係数の関係

(p‑7 . 5 kg/ c m

2)

( 2

) 摩耗畳に対する影響

16の とお り,200oCか らほあまり増えないが,300oCを越えるとまた増加することが予

( t q J a T 向 0 t X ) ぜ 世

ブレーキドラムの温度

(

℃)100200300

図 1 6

温度と摩耗量の関係

(p‑7 . 5 kg/ c m

2)

想 され る。 しか しなが ら,少な くとも300oCまでは異状摩耗を 示 さないので,耐熱性は良好な もの といえ よう。図中の×印は

A

社製 品の実測値で, これに比べても,わずかなが ら勝 ってい

(14)

7 ‑6

黒鉛およびカシュー樹脂の影響、.

両者 とも摩擦係数を下げる作用があることは 前 章 で 述べた が,図17と図18のお とり, ともに摩耗量 も減少させ る効果があ る。

7 ‑7

摩 耗 量 連 続 測 定 試 験 の一 例 (1) 試験条件

前記の摩耗試験機で, プレ‑キ ドラムを除 }Eに昇温 させな が ら,一つの試験片を,連続 して約

1 0 0 km

の問ブレーキをか けた場合の摩耗量を測定 してみた。

(j) 試験片寸法

20×20mm

(p) 試駄片押 圧力

7. 5kg/ cm2

et) 摩擦速度

63km/ h

(⇒ 温度上昇

30 C/ km

試験 片成分割合 前掲表

1 7

No. 7

摩耗量 の測定 ダイ アル ゲージで厚 さの変 化を測 定

( 2

) 試験結果

1 9

は,試作品と

A

社製 晶 との比較を

3 3 0

示す.上の

2

つの曲線は, ドラムク実測

温 度で,両者にはかな りの差が出て しま った。 したが って, ドラム温度の低かっ た試作品の方が条件は有利であ ったやミ その点を考慮に入れて も,試作品の摩粍 は少な く, 7'レ‑キ材 としての性能は勝

っている。

7 ‑8

温 度 特 性 連 続 測 定 試 験 の 一 例

試験条件は前項 と同 じくし,仕事量当 りの摩耗厚さを調べた結果を 図20に示 す。摩耗畳は,(摩耗厚さ

) / (

〝×押圧力

51摩擦距離)で表わ してある。 したが っ て摩耗厚さは同じで も,〝の小 さい方が 摩耗量は大転なる.図にお いて,試作品 の摩耗量が大にな ら七いtるのほそのため

である。

A社製品の摩擦係数は,約270oCより 急激に低下 し,fade現象を起 こしてい

る。試作品は約180oCか らはほ とんど変

o

0 0 0

739

5

(a )軸

内!?i.,1 (ulJBN10tX)聖 17

00121(tul/Bz10tX)蛸だ世

・5 10 .15 '20

;

I.tt. 給 (%)

黒 鉛量 と摩耗量 の関係

0 3 6 9

̀特殊 レジン(%)

図 1

8 特殊 t/ジン量 と摩耗量 の関係

(u〜8.OtX)曽蒜

1 0 2 03 0

4

0 5 0 6 0 7 08 0 9 0 1 0 01 1 01 2 0

図 , 9

芸 賢 等品 量 ∵

3 5 k k m g/ / a‑2 ) 顛 蜂巣 鞄 . .( u ・

BJ

u u I.

OI)哨

トー

.■' 3 2 1 5 0 .. 5 0

5

0 0 0 0 . 2 2 ‑. 1 1

3 0 6 0 9 0 1 2 01 5 01 8 02 1 02 4 02 7 03 0 03 3 0

ド ラ ム 温皮 (℃)

監禁晶環擦 轡 ●寧 耗

‑(S ≡言 3 5 k k m g . / / AT・ 2 )

(15)

合成ブレーキ材の試作について

4 7

化な く,少な くとも

3 3 0 o C

までは

f ad e

を発生 しなか った。

8 .

以上の実験か ら得た合成 ブレーキ材 の試作品の性能は

( A

) 機械的強度については,衝撃値は十分であるが,圧縮強 さはや ゝ劣 っている。

(tz) 黒鉛 と.カシュー樹脂の配合を調整すれば,摩擦係数を

0 . 1

か ら

0 . 2 5

の範囲において, 自由

ソやLPTルす ることが可能である。

内 摩擦速度に よるpの変動の少ないことが確認 された。

的 合成 プレ‑キ材の最大の欠点である

f ad e

現象は, 少 くとも

3 3 0 o C

までほ発生 しなか っ た。:市販 品に比 し,耐熱性はかな りす ぐれた もの といえよ う。

鯛 摩耗量については

,1 5 0 o C

において

1 6×1 0 7 mm/ kg・ m

程度で, 在来品に比 し同程度の 成績 しか得 られなか った。

なお乗除過程で明らかにな った ことは

(A) 成形条件は

,1 7 0 o C,1 8 0‑2 0 0 kg/ cm

2が適当 である。 特に温度については

,af t e rcure

を行な って も耐圧力は増加 しなか ったので

,c ur i ng

は十分な ものと判断された。

(tz) レジンは単に結合剤 としての使命を果たせば よいので,機械的強さが十分な範囲において 最少に とどめ,摩擦特性の改熱 さ充てん剤で行な うべ きである.

また特別のレジン,たええはェポキシ変性の ものな どは用いる必要がない。

力シ3.‑変性 レジ‑/は,摩耗量を減ずるのみならず,、耐熱性を も向上 させる作用がみ うけ られ る. この原因については明らかでないが

,c a s he w nutS he l ll i qui d

重合体が, フェノ

ルの分子間結合力を高める網 目構造を作るため竜はなかろ うか。

肖 単位摩擦距離当 り摩耗量は,摩擦速度の増大につれて多 くなる(速度特性)。 また摩擦面温 度が高まっても多 くなる (温度特性)0

今後研究すべき問題 として考え られ ることは

( J

) 本実験では試験機の関係で行ない得なか った圧力特性に関する調査。

(tz

) Al

・Pb粉な どを充てん剤 とした場合の変化.

プレ‑キ 1tラAに与える影響

( t he r ma l c r ac ki ng,gr o o vi ng

な ど)O

的 上記に閑適 し,熱伝導率を高めるための配合成分 (きわめて細い金属線を混入す ると,蘇 放散が大になるのではなかろ うか)。

約 本実験の成形方法で串両用の

br akes hoe

を作るとすれば

,c ur i ng

のための

s e tt i me

は,おそ らく

3 0

分以上を要するであろ う。その間

he atpr e s s

を占有することにな るので, 製作時問の短縮を考えるな らば

,r e s i no i dbo ふde dやhe e l

の袈法のごとく,冷間成形を行 ない

・C ur i pg

は炉で行な うべきである。

本実験における不備 と目された主な点は・

(16)

tj)実験終了後判明 したことであるが,購入鋳鉄粉の中に

,1

割以上 も非金属粉が混入 して‑ た。

()石綿は繊維状のため,小 さな試験片中に均一に分布 させることはできなか った。

したが ってこれがデータに影響 し,部分的には誤 まった考察のおそれがない とはいえない。

この研究は国鉄の多数の方 々か ら御指導 と御協力をいただいた ものである。 また実験設備の一 部 は,長野県工業試験場の御好意に より借用 した。記 して謝意を表する次第である。

( 1 ) C. Pr i t c hand:Fr i c t i onMat er i a l sf orRai l wayBr a ki ng ;TheRai l wayGazet t e1 9 5 8 ‑ 2 ( 2 ) TheCompos i t i onBr a keShoeandi t sCont ri buti on t oEc nomyi nRai l r oadi ng ;

.Rai l wa yAge1 9 5 9 ‑5

(3)井上雅晴 :プラスチック制輪子について ; 「電気串の科学」371 (電気串研究会)

( 4 )

阪神電鉄 :合成fBlJ輪子に関する一考察 ; 「電気事の科学

」38

5

( )

(5)京阪神急行電鉄 :低 〝合成制輪子について ; 「電気串の科学

」3 8

9月 ( )

( 6 )

成田文孝 :電車におけるレジン制輪子の使用成積 ; 「鉄道工場

」38

2

月 (交通資料社) (7) 大垣

放:

レジン ブレーキ シュー ; 「工業材

料 」3 6

5

( 8 )

中村 ・福岡 :新 しい鉄道車両用ブレーキ材 ; 「鉄道技術究研資料

」38

5

月 (研支社)

( 9 )

曙 ブレーキ工業会社カタログ

.8QI 住友べ‑クライ t.(秩):技術‑ソ ドブック

P. 2 6 8 8 や W. G. Ca r ol:Br akeLi ni ng ;Br it i s h Pl as t i c s1 9 6 2 ‑ 8

8

25 河本,広志,伊吹 ;石炭酸樹脂の耐摩耗性の研究 (第一報);校械学会論文集

( 1 81 71 )昭2 7

89 河本,広志,渡辺 : // (節二報); ( // ) 〟

84 山 口幸三郎 ;合成樹脂の摩粍特性 ;日本工業新聞

1 9 6 2 ‑ 4‑ 6

aう 小林昭 :プラスチ ック工学 ;オーム社

湯本 :プラスチ ック銅の性能 と使用法 ; 「蹴械技

」3 6

年1

2

的 文献aj)と同じ

参照

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