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保険適用となった「歯科矯正用アンカースクリュー 」について

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Academic year: 2021

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北海道医療大学学術リポジトリ

保険適用となった「歯科矯正用アンカースクリュー

」について

著者 中垣 晋

雑誌名 北海道医療大学歯学雑誌

巻 33

号 2

ページ 46

発行年 2014‑12‑31

URL http://id.nii.ac.jp/1145/00010231/

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[最近のトピックス]

保険適用となった「歯科矯正用アンカースクリュー」について

中垣 晋

北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野

マルチブラケット装置(エッジワイズ装置)は,An-

gle E. H. によって 年に発表され,時代とともに新

しい材料や治療技術の開発により治療の精度の向上と効 率化が図られ,現在の矯正治療において欠くことのでき ない装置の一つとなっている.エッジワイズ装置を用い た治療や治療目標の立案において,最も重要な要素は固 定源のコントロール,すなわち加強固定である.加強固 定については, 年代にTweedにより提唱された方法 である( )持続的な顎内固定(ナンスのホールディン グアーチ等),( )間歇的な顎間固定(顎間ゴム)およ び( )顎外固定(ヘッドギア)が日常の矯正臨床にお いて用いられてきた.これらの方法はいずれも歯を介し た間接的な固定であり,治療結果が患者のコンプライア ンスによって左右されること,また患者の協力が得られ てもある程度の固定源のロスを生じるといった問題があ った.

近年,スケルタルアンカレッジが新たな固定源として 注目され,日本においても平成 年 月に「歯科矯正用 アンカースクリュー」として薬事承認され,また平成 年 月からは,保険診療においても使用が可能となり,

今後の矯正臨床において益々重要な役割を担うことが考 えられる.歯科矯正用アンカースクリューは持続的な直

接的歯列外固定であり,患者のコンプライアンスに左右 されない予知性の高い治療目標の設定が可能となった.

またそれ以外にも,従来の治療法では困難であった歯の 移動も効果的に行えるようになった.

歯科矯正用アンカースクリューの成功率に関しては,

植立部位の選択,歯根接触の影響,適正植立トルクなど のエビデンスは蓄積されてきている.しかし,論文のレ ヴューによると依然として成功率は %前後であり,こ の成功率をより向上させることが課題である.

当科においても以前から歯科矯正用アンカースクリ ューは治療のツールとして用いているが,この度保険導 入されたことにより,顎変形症患者への使用が可能とな り,より理想的な術前矯正治療を行うことが可能となっ た.

北海道医療大学歯学雑誌 ! 平成 年

図,歯科矯正用アンカースクリュー植立時の口腔内写真

( )

第33巻2号   4C150 1C133/本文 ※31‐1から組体裁変更 OTF/046     トピックス 中垣  4C  2014.12.24 10.41.55  Page 46 

参照

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