授業改善プラン 〔中学校・英語〕
視点1 全体の「平均正答率分布」から改善プランを検討する。
(1) 結果を見る
A B B A
A B
山梨県平均 目標値
山梨県平均
山梨県平均
目標値
中・英語-2
※Aの欄の数値は,正答率を表す。
※Bの欄の数値は,正答率別人数割合を表す。
※棒グラフの値は,山梨県の正答率別人数割合を表す。
※目標値:作問者が設定した目標基準値
※応用:複数の知識・技能を組み合わせて課題を解決する力を問う問題
英語(教科総合)
○山梨県の平均正答率は,やや右よりの双峰型の形状となっており,全国の分布の様子とよく似てい る。
○生徒が様々な層に幅広く分布している。
英語(基礎)
○山梨県の基礎における平均正答率は,丘陵型の形状となっており,全国の分布状況とよく似ている。
○生徒が様々な層に幅広く分布している。
英語(応用)
○平均正答率が50%以下の生徒が70%以上存在している。
○山梨県の平均正答率分布にはばらつきがみられ,個に応じた指導の改善・充実が課題である。
○基礎的・基本的な事項の定着をさらに図る必要があることが課題である。
○応用問題に対応できる力を付けることが課題である。
基礎的・基本的な知識を定着させるための指導の工夫・改善を図る。
○中学校入門期における,「文字と音声」に関する指導を系統的,継続的に行う。正確な綴りや発音に ついて丁寧に指導する。その際,小学校外国語活動で慣れ親しんだ活動や表現,教材を活用するこ とも効果的である。
○語彙や文法といった基礎的・基本的な内容の学習を,言語活動へとつなげ,実際の使用場面で活用 させながら定着を図る。
(2) 分析する
(3) 課題をあげる
(4) 改善プランを考える
プラン1
〔学プロ〕④効果的な学習活動の実施
〔学プロ〕④効果的な学習活動の実施
○ペアやグループでの活動を積極的に取り入れる。学び合う学習環境を整備する。
・ペア活動について
*実際の言語活動に近い場面の中で,目標とする文を短時間で繰り返し練習することができる。
*英語が苦手な生徒も相手をモデルにしながら活動に取り組むことができる。
例
・生徒には以下の語を提示し,好きな果物を選択させる。
① apples ② strawberries ③ cherries ④ peaches
⑤ grapes ⑥ lemons ⑦ bananas ⑧ oranges
※これらの単語は小学校外国語活動でも扱ったもので,生徒たちになじみがあるもので ある。絵カードとともに提示すると効果的である。
・十分に会話表現と選択肢について全体で口頭練習したあと,次のような活動に取り組ませ る。
A: Do you like apples?
B: No, I don’t. Do you like bananas?
A: No, I don’t. Do you like lemons?
B: Yes, I do.
A: Do you like apples?
B: Yes, I do. / No, I don’t.
下線部を入れ替えて,相手に質問したり答えたりしよう。
当たるまで繰り返す。この場合はA の勝ち。時間を決め,相手を変えな がらこれを繰り返す。
中・英語-4
・グループ活動について
*自分とは違った多くの考えに触れることができる。
〔学プロ〕⑥学習形態の工夫
□Listeningの例
□Speakingの例
□Readingの例
□Writingの例
〔課題例〕誰と誰がいつ一緒にテニスをするでしょうか。
4人グループを組織。それぞれに異なった内容の英文を聞き取らせ,そ の情報をグループで整理して課題に取り組む活動。
スクリプトの内容は,異なる4人の来週の予定とする。生徒はメモを取 りながら英文を聞き,情報をグループに持ち帰って課題に取り組む。
〔課題例〕このクラスで最も人気のある○○は?
グループごとに異なったトピックを用意。他のグループにインタビューし,
調査結果をまとめる活動。
グループ内で誰がどのグループにインタビューするか分担を決める。(36 人のクラスなら6人×6グループ。6人にインタビューし,自分も6人から インタビューされる。)インタビュー後,結果をグループに持ち帰り,英語で 報告する。グループの代表は調査結果を発表する。
〔課題例〕食べ物クイズをつくろう。
制限時間内にグループでクイズを作成する。まず答えを決め,次にヒント を5つ書く。その際,定着させたい表現(例えば不定詞)を必ず入れること。
書いたヒントを当てられにくい順に並べる。グループごとに出題し,第1ヒ ントで当てたら5点,第2ヒントで4点…としてグループ対抗で当ててい く。問題作成ポイントを設け,制限時間内に作成できなかったら0点とする と,協力して問題作成に取り組む。
ある文章をばらばらにした紙をグループに与え,もとの文章を復元する。何 を手掛かりにその構成になるのかをグループで考え,答えとともに発表する。
〔学プロ〕②繰り返し学習の重視
個々の課題とその克服のための手立てを明確に提示する。
○授業において難易度の違うワークシートを準備し,生徒の状況に合わせて使い分ける。
○家庭学習への取り組み方を丁寧に指導する。何に,どのように取り組むか,具体的に示す。
○家庭学習と授業との関連をもたせ,生徒が家庭で取り組んだことや,抱いた疑問が授業で生かされ るよう配慮する。「やってきてよかった」と感じさせることができ,次への動機付けにつなげるよ うにする。
例 授業で行う“BINGO”で扱う単語について,前時に意味,発音の指導をした上で家庭学習で練 習させる。
評価について改善を図る。
○ポートフォリオを活用する。学習者自身があとから「どんなことに気付いたか」や「どんな工夫や 改善をしたか」などについて,さかのぼっていつでも振り返ることができるように工夫する。また,
生徒の記述を授業改善に生かす。
○単元の評価計画の中で設定されている評価の場面や評価の回数は,無理なく妥当なものであるかを 見直し,改善を図る。
○生徒にどんな力を付けさせたいか,という各単元のねらいを明確にし,各観点に沿って適切な評価 が行えるよう,指導と評価の一体化を図る。
(参考:「評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料」 国立教育政策研究所)
プラン2
〔学プロ〕③課題設定の工夫
〔学プロ〕⑧学習習慣の確立
プラン3
〔学プロ〕⑦評価方法の工夫(学習記録,振り返り活動の導入)
語彙を増やすための指導の例
「学習した語句を使ってオリジナルの文を書いてみよう」
自分のこと,友だちのこと,家族のことなどを書く。段階を追って箇条書きから 内容のまとまりのある一連の文章へと変えていく。
「自分で単語帳をつくろう」
単語帳へは単語,日本語の意味,例文を書く,など具体的に指導する。
「教科書の本文を発音しながらノートに書こう」
発音できなかった単語は書き出し,学校で教師に聞いて確認する。
「テレビやラジオの英語番組を見たり聞いたりしよう」
気になったり分からない語句は調べる。調べても分からなければ学校で教師に確 認する。
いずれの取組も授業とは別のノートに取り組ませ,定期的に提出させて確認する。
あまり間をおかないこと。また,疑問が生じたときにはいつでも質問したりノートを 出したりすることができるようにしておく。
〔学プロ〕⑩補習学習,学習相談の工夫
中・英語-6
視点2 問題別の領域別の傾向から改善プランを検討する。
○領域別平均正答率
領域 設問数 全国 山梨県 全国と山梨県の差 聞くこと 10 73.9 75.1 +1.2 読むこと 10 71.2 71.9 +0.7 書くこと 14 48.4 46.8 -1.6
○いずれの領域でも,平均正答率において山梨県と全国の差は2pt未満である。
○「聞くこと」「読むこと」においては山梨県の平均正答率が70%を上回っている。
○「書くこと」については,調査した3つの領域の中で最も平均正答率が低く,50%を下回ってい る。また,無解答率が他の領域と比べ,高い。
※山梨県の無解答率 「聞くこと」0.1%,「読むこと」0.8%,「書くこと」2.3%
○「書くこと」
・英語の文構造の理解に課題がある。
・動詞や形容詞を正しい形に変化させて用いることに課題がある。
・基本的な単語を正しい綴りで書き表すことに課題がある。
・資料等から必要な情報を読み取り,自分の考えを記述するなど,知識や技能を活用させることに 課題がある。
○「聞くこと」
・質問や依頼などを聞いて,正しく受け答えすることに課題がある。
○「読むこと」
・英文を読んでその概要を正しく捉えることに課題がある。
・英語で書かれた文章の中で,代名詞が表す内容を具体的に読み取ることに課題がある。
(1) 結果を見る
(2) 分析する
(3) 課題をあげる
文構造を定着させるために丁寧に書く活動を充実させる。
○次のような活動に取り組ませる。また,生徒が書いたものは,教師が丁寧にチェックする。
○生徒が書いたものはできるだけ早くフィードバックする。また,以下のようなプラスアルファのコ メントがあるとより効果的である。
*「単数・複数の違いに気をつけましょう。」「いつも同じ文型にしないで,違う主語を立てて みましょう。」「書き終わったら見直しをしましょう。」といった書くことに必要なストラテ ジーに関するコメント
*「面白い発見だね。」「I enjoyed reading your writing!」などといった励ましのコメント。
また,生徒には書き直しをさせる。教師の訂正やコメントを手掛かりにもう一度書くことで,正し い綴りや文構造,文章構成等への理解が促され,学習効果が上がる。
(4) 改善プランを考える
〔学プロ〕⑦評価方法の工夫(学習記録,振り返り活動の導入)
例1 “Repeat & Write”
①黒板に描かれた文を,教師の後についてクラス全体でリピートする。
②文の一部を消し,またリピートする。消した語の後には下線を引く。リピートのたびに 消していき,最後は下線だけになる。
③下線だけを見てノートに文を復元する。
例2 次のようなワークシートで,Gridを参考に文を書き,文構造を意識させる。
I want something to eat.
Do you want something to drink?
There are many things to visit.
( ) ( ) ( ) ( ) ( )
〔学プロ〕④効果的な学習活動の実施 プラン1
〔学プロ〕⑤学習スキル習得を意識した指導の実施
中・英語-8
文法などの言語材料の習得を言語活動を通して行う。
○音声や綴り,文の構造などの言語材料について,理解したり練習したりする言語活動を丁寧に行う とともに,それを実際に使用して互いの考えや気持ちを伝え合う言語活動へとつなげる。「2種類 の言語活動」をバランスよく設定した授業となるよう改善を図る。
こんな流れで授業作りを考えてみましょう。
①単元として,どんな言語活動に取り組ませたいか(どんな力を付けさ せたいか)考える =単元の目標の設定
例えば「英語で手紙を書ける」
「自分の好きなものを紹介できる」
②言語活動に取り組むまでに,どんな練習が必要か考える。
③言語活動に取り組むのに,どんな言語材料が必要か考える。
→言語材料について学習する必然性が生まれる
④「言語材料について理解したり練習したりする活動」と「互いの気持 ちや考えを伝え合う活動」の 2 種類の言語活動のバランスを意識しな がら単元の構成を考える。 =各時間の目標の設定
注意:単元の目標を言語材料の定着として設定しないこと。教科の目標で ある「コミュニケーション能力の基礎を養う」を意識すること。
プラン2
「2つの言語活動」について
学習指導要領では,第2章 第2節 2(2)言語活動の取扱いの中で,「実際の言語を使用 して互いの考えや気持ちを伝え合うなどの活動を行うとともに,(3)に示す言語材料につい て理解する活動を行うようにすること」とし,言語活動では実際に使用して互いの考えや気持 ちを伝え合うなどの活動が重要であるが,それを支える言語材料について理解したり練習した りする活動(例えば目標とする基本表現の理解・定着を目的に,相手を変えながら何回も練習 するペアワーク)が必要であり,その両者のバランスに配慮しつつ指導することの必要性を述 べている。
〔学プロ〕④効果的な学習活動の実施
口頭での質問や依頼に対して,適切に応じる活動を充実させる。
○始業時などに教師があるトピックについて英語で生徒に話し,問いかける(small talk)。大きな負 担を感じることなく英語で聞いて答える機会を設ける。
読解力育成のための取組を充実させる。
○英文の内容を読み取る活動では,手掛かりとなる語句や表現をヒントとして与えたり,事前に内容 把握につながる質問をするなど,正確な読み取りのためのポイントを提示する。
例 以下のような内容をワークシートで提示する。
○読解力を高めるための活動のあとに,求める力が生徒に付いていることを教師,生徒がともに確認 できるよう,同質,同レベルの別の英文を読解する活動を行う。
〔学プロ〕③効果的な学習活動の実施
例)T: I heard that your second period was P.E. Did you enjoy it?
S: Yes!
T: What did you play?
S: We played basketball.
T: Oh, really? I like basketball very much. When I was a student, I belonged to a basketball club. Can I play with you next time?
S: Yes, of course. / Can you play it now? / and so on.
T: Who is the best basketball player in this class?
S: Takeshi is.
T: Great! Takeshi, you’ll be a best English speaker in this class. OK, now let’s start the English lesson.
トピック例 ・教科 ・学校行事 ・給食のメニュー ・天気 ・世間のニュース 等
プラン4
〔学プロ〕③課題設定の工夫
〔学プロ〕④効果的な学習活動の実施
〔学プロ〕⑦評価方法の工夫(学習記録,振り返り活動の導入)
①登場人物は? ②住んでいる場所は?
③これから行く場所は? ④何のためにそこへ行く?
⑤何時までに行く?
※必要に応じて手掛かりとなるキーワードを提示する。
プラン3
〔学プロ〕③課題設定の工夫
中・英語-10
○教科書の本文にとどまることなく,生徒が多くの英文に触れる機会を設ける。その際,学校生活に 関する事柄といった,生徒にとって身近な題材を取り上げ,読解への興味,関心を抱かせるよう工 夫する。
生徒に読ませる題材については,「生徒が書いたものを活用する」,「生徒が使っていない教科書を 活用する」などが考えられるが,文部科学省が開設に関わった,英語教育ポータルサイト「えいご ネット」(平成24年8月 山梨県教育課程研究協議会で紹介済)内に中学校で学習する英単語の 目安1200語程度のレベルで作成された「EASY READING for Students やさしく読める英語ニュ ース」が掲載されている。月に4~5つのペースで新しいものが追加されており,内容も政治や環 境問題から漫画まで多岐にわたっている。読み上げている音声の再生も可能で,内容理解だけでな く,音読やリスニングの題材としても活用が可能である。
2012.10.15 掲載
2012.9.18 掲載
〔学プロ〕③課題設定の工夫
視点3 評価の観点別の傾向から改善プランを検討する。
平均正答率
評価の観点 設問数 全国 山梨県 全国と山梨県の差 外国語表現の能力 7 45.0 42.4 -2.6 外国語理解の能力 20 72.5 73.5 +1.0 言語や文化についての知識・理解 12 52.1 51.1 -1.0
○「書くこと」の力をみている【外国語表現の能力】の平均正答率が最も低い。また,実際に英文を 記述する問題で無解答率が高い。
○【外国語理解の能力】については,県平均正答率が73.5%と,調査された3観点中最も高い。
しかし設問ごとには平均正答率に開きが見られる。
○【言語や文化についての知識・理解】では,実際に英単語を記述する問題で,無解答率が高い。
※山梨県の無解答率 【外国語表現の能力】5.3%,【外国語理解の能力】0%,
【言語や文化についての知識・理解】2.3%
○【外国語表現の能力】について
・正しい語順で英文を書くことに課題がある。
・資料等から必要な情報を読み取り,自分の考えを記述するなど,知識や技能を活用させることに 課題がある。
○【外国語理解の能力】について
・聞き取ったことを正しく理解し,適切に応じることに課題がある。
・英文を読んでその概要を正しく捉えることに課題がある。
・英語で書かれた文章の中で,代名詞が表す内容を具体的に読み取ることに課題がある。
・動詞や形容詞を正しい形に変化させ,用いることに課題がある。
・学習した語彙や文法について,実際の言語の使用場面で活用することに課題がある。
○【言語や文化に対しての知識・理解】について
・基本的な単語を正しい綴りで書き表すことに課題がある。
・英語の文構造の理解に課題がある。
正しい綴りや文構造で丁寧に書く活動の充実を図る。
○目的や段階に応じて次のような書く活動に取り組ませる。
(1) 結果を見る
(2) 分析する
(3) 課題をあげる
(4) 改善プランを考える プラン1
中・英語-12
○家庭学習での書く活動により,語彙の定着を図る。
・語彙の定着のための書く活動は,生徒によって書く速さもまちまちで,授業の中ではやりきれ ないことがある。ある程度は家庭学習で取り組ませる必要がある。
・教科書や黒板からノートへ丁寧に書き写す。
特に初期段階では単語としての認識ができず,アルファベットごとに書き写す生徒が多 い。次のような声かけをしながら丁寧に書かせる。
「発音しながら書こう。」「書き終わったらもう一度発音しよう。」 綴りと音声を切り離さず,一緒に練習させる。
「一つの単語を見るのは1回だけにしよう。」「単語は2つ以上まとめて写すようにし よう。」
単語として捉える意識をもたせる。
・言葉に出したことをノートに書く。
ペアワークなどで生徒自身が言った文を書かせる。文字として表すことで,正確な綴り や文構造についての意識が高まり,間違いに気付くこともできる。
・モデルをまねて書く。
モデルを提示し,それを参考に書かせることで,生徒は正しい文構造に自然に触れるこ とができる。また繰り返すことで定着を図ることができる。
例 「ビンゴゲーム」の実施
ビンゴゲームを行うにあたり,生徒とは次のような約束をする。
・ビンゴシートへの単語の記入は家でやってくる。
・単語はシートへの記入以外に家庭学習ノートへ○回以上練習すること。
・単語を書くときは必ず声に出すこと。
・発音の分からない単語は必ず学校で先生に確認すること。
また,前時には,ビンゴで用いる単語について,十分に口頭練習を行う。
ゲーム時には,教師が2回ずつ単語を読んでいく。生徒は指定された数のラインが 揃ったら「BINGO!」というが,教師は中断せずに適当なところまで進める。
導入時に行うことが多いため,生徒みんなにある程度の成就感を味わわせる。
次のような方法で,文構造を意識させることができる。
・センテンスビンゴ
教師が単語を読み上げるときに,その単語を含んだ文として読み上げる。
通常 “friend”,“book”,…
センテンスビンゴ “Tom is my friend.”“That is my book.”
・文型ビンゴ
ビンゴシートに記入すると,英文ができあがるように単語を配置する。
B I N G O
I played soccer in the park yesterday
Ken studied English at the library Last Sunday
○自分の考えや気持ちを伝えるまとまりのある文章を書く活動では,「伝える相手がきちんと存在す る」,「英語で書く必要がある」など,その活動に取り組む必然性のある適切な場面を設定する。
例)「今度来る新しいALTに,私たちの学校を紹介する資料を作ってわたそう。」
「私たちの町に住む外国人の皆さんのために,町のガイドブックをつくろう」
英文を読んで,内容を読み取るとともに考える力を付けるために,読み取り後の発問 の工夫をする。
○教師があらかじめ答えを知っている質問を行う。
例 “What is the boy’s name?” “Where did he go?” “What did he do?”
○教師があらかじめ答えを知らない質問を行う。(考えさせる発問)
・教科書本文のトピックに関して生徒に問う。
例 動物がトピックならば“What animal do you like?”
・「あなたならどうする?」「あなたはどう考える?」と問う。
・教科書本文に載っている表現を使って生徒に問う。
・教科書本文の登場人物や内容を評価させる質問をする。
例 “Do you like(登場人物)?” “Why?” “Why not?”
“What do you think about(題材)?”等
意思や気持ちを伝え合う言語活動を充実させる。
○「聞く」「話す」「読む」「書く」の 4 技能を統合的に活用する活動を授業に取り入れる。
〔学プロ〕④効果的な学習活動の実施
プラン2
〔学プロ〕④効果的な学習活動の実施
プラン3
こんな活動を取り入れましょう。
・口頭での質問や依頼に適切に応じる。
・聞いて分からなかったら英語で聞き返し,確認する。
・聞いたり読んだりしたことに対して自分の意見を述べたり書 いたりする。
・つなぎ言葉などを使って会話を継続,発展させる。
・伝言や手紙に適切に応じる。
〔学プロ〕④効果的な学習活動の実施
〔学プロ〕③課題設定の工夫
〔学プロ〕⑩学習習慣の確立
中・英語-14
○インフォメーションギャップを取り入れた言語活動を設定する。
○言語活動を行う際は,学校生活に関することなど,生徒が興味・関心をもちやすい課題を設定する。
小学校外国語活動の素地を生かした指導を行う。
○外国語表現への音声面での慣れ,親しみを中心とした外国語活動の素地を生かすために,外国語活 動で取り組んだ活動や使用した教材を積極的に活用する。
例 ・小学校外国語活動で使用した教材(巻末絵カードなど)と同じ教材で指導する。
※絵カードは“Hi,friends!”のデジタル教材よりプリントアウト可
・小学校外国語活動で慣れ親しんだ活動(ゲームやチャンツ)を用いて言語材料の導入を図る。
・“Hi,friends!”を活用する
※“Hi,friends!1”,“Hi,friends!2”およびデジタル教材は平成24年3月に各中学校 に1部ずつ配付済み。
〔学プロ〕④効果的な学習活動の実施
インフォメーションギャップを取り入れることで,生徒は表 現するために,より深く思考し,判断することになります。「配 られたワークシートが隣の友だちと違う。」そのことでも生徒 の期待感は増します。
また,資料を活用する力の育成も図ることができます。
例 ・道案内で地図を活用して説明する。
・時刻表を用いて乗るべき電車やバスを説明する。
・料理のオリジナルレシピを紹介する。
プラン4
例えば夏休み明けに各学年で「私の夏休み」と題して英作 文をさせることとします。テーマが同じであっても学年によ って扱う言語材料や目標は異なります。
前の学年で書いたものを見せることで,生徒は「今年はこ んな表現が使える」「これだけ書ける英文が増えた」と自己 の成長を確認することができます。また,先輩が書いたもの をモデルとして提示することで,これから自分たちが行う活 動を自然な形でイメージさせることができるとともに,それ 以上のものを目指そうというモチベーションを抱かせるこ とができます。
スキットやスピーチ,音読の発表などをビデオに撮影し,
保管しておくと,同様の指導が可能です。
〔学プロ〕③課題設定の工夫
※“Hi,friends!”と中学校の教科書に関連については,平成 24 年度教育課程研究協議会で配 布した「小中対照表」を参照。
例えば…
・語彙の定着を図るために「キーワードゲーム」に取り組む。小学校では単語単独 の聞き取りで行うことが多いが,センテンスの中からキーワードを聞き取ると,
適度に負荷を与えることができ,文構造への意識をもたせることも可能になる。
・基本文の定着にチャンツを活用する。デジタル教材のチャンツにはカラオケでの 再生が可能であり,フレーズを中学校バージョンにかえて取り組ませるとよい。
・アルファベットの学習で“Hi,friends!1”Lesson6(P22,23)の紙面を用いて,
絵の中にちりばめられたアルファベットと絵との関係に触れ,綴りと音声の関連 について学習する。
・“Hi,friends!2”の巻末で取り組んだ「あなたは外国語を使ってどんなことをし てみたいですか」に,不定詞の学習(I want to ~)で取り組む。
〔学プロ〕④効果的な学習活動の実施