西松建設技報 vOL.24
砂磯土地盤での大断面泥土圧 シール ドにおける 切羽添加財の計画 と施工結果
TheCo nc e pt ua lPl a nni ng ,a ndAc hi e ve dRe s ul t s , f o rCo nd i t i o ni ngo f Sa ndyGr a ve l La ye r sf o rFa c eSt a bi l i t yi nLa r geDi a me t e rEPBShi e l d
坪井 広美* 田中 隆利*
Hi r o miTs uboi Ta ka t o s hiTa na ka
相川 徳 尚* 野本雅
昭串串No r i hi s aMu r a ka wa Ma s aa l t iNo mot o
要 約泥土庄 シール ドにおいて,切羽安定 と掘進進捗 を確保す るためには,掘削土 をチ ャンバ内で塑性 流動化 させ ること,坑 内ポ ンプ圧送 における圧送性 を確保す ることが重要 とな り,掘削 した地 山の 性状 を添加材 に よ り連続 的 に コン トロールす る必要が あ る.今 回の工事 は, シー ル ド外径
¢ 9 . 9 8 m
の大断面泥土庄 シール ドである とともに,砂硬士が卓越す る土質であって,従来 に例のない厳 しい 条件である。そ こで,工事計画段 階で全断面砂磯層 と互層 区間を想定 した添加材実験 を行い, 切羽 添加材 を複合使用す る計画で施工 に臨んだ.その結果, シール ドチ ャンバ内が高圧力下であること,混練効果の相違 な どか ら,材料の複合使 用比率や,添加材注入率 を修正す る必要があった. さらに,従来ポ ンプ圧送 は不可能であるとされ ていた全 断面砂裸層 区間において,掘削土砂 のポ ンプ圧送性 を確保す るための最適 なポ ンプ圧送補 助材 を見 出す ことで,地上 までの連続 的なポ ンプ圧送 と安定 した掘進 を実現す ることがで きた.
目次
§1. は じめに
§
2.
工事概要§3.切羽添加材 の検討 と計画
§
4.施工結果§
5.大断面 に起 因す る新 しい課題§
6.
おわ りに§ 1, は じめに
みな とみ らい
2 1
線 は,横浜市が推進す る新都市 開発事 莱 (みな とみ らい2 1
計画) における円滑 な旅客輸送や関 内・
山下町地区の利便性 向上 を目的 とす る ものであ り, 横浜駅か らみな とみ らい地 区を経 由 して元 町に至 る営業 キ ロ4 . 1 m
の地 下鉄 て あ る.本 工事 は,地下鉄 複 線 断面 を泥土庄 シール ド工法で施工す る ものである.本稿 では, 掘削士の塑性流動化 を実現す る切羽添加材 の計画 と施工 結果,お よび,全断面砂磯層での掘削土のポ ンプ圧送 を 可能 とす るポ ンプ圧送補助材 について報告す る.さらに, 施工 をとお して明 らか になった大断面泥土圧 シール ドに*横 浜 (支)
MM
線 山下町 (也) 串*技術研究所土木技術研究課特有の課題 について報告す る.
$2.
工事概要2‑ 1
工事内容工事 内容 を表 ‑1に示す.
表‑1 工事内容
工事名 MM,山下町シール ドT 発注者 日本鉄道建設公団 束京支社 施工場所 横浜市 中区本町〜山下町
工期 平成10年3月17日〜平成13年2月14日 掘進時期 平成12年3月〜平成12‑年8月
シール ド 外径09.98m,機長8.815m(泥土庄式) 施工延 長 448m
平面線形 R355mX 1カ所,R1200mX1カ所 縦断勾配 +2‰ ‑I‑9%o
土'Fq 神祇砂襟土 と粘性土 土被 り lr誇大16.8m,戟小13.3m
セ グメ ン ト RCセ グメ ン ト 外径や9.8m,桁高400mm,幅1200mrn 裟込注入 シール ドか らの同時注入方式
砂壌土地盤での大断面泥土圧シールドにおける切羽添加材の計画と施工結果 西松建設技報 voL.24
MM、山下町シールドT(複線) ぺ..盛、'か
⊂≡) .i: ヽ、ー 20100
TP±0、 華 ・派等 ̀L‑棚 m' 威 、L○JM=L≡5○<)04,0302010 +瀧お等妻、
‑10 Asl Ag
‑20
̲.≦ Asl Asl
‑30 Acュ
粁
程 ≡∈ 占∈地
上 粂作 道 路線 形 l R‑1200m(左) 「.一・.一・.一・.一・.一・.‑.一・一」 R‑355m(右)
荷
重 条
件 上 戟 荷 重 路面 10KN/m2
図‑1 地質想定縦断図
E≡:ヨB 埋土層
⊂コAg砂襟層
⊂コAsl砂質土層
⊂コAcユ粘性+.局
2‑ 2
地質概要地質想定縦断図 を図‑1に示す.掘削対象土質は,沖積 砂磯層
( Ag)
と粘性 土層( Ac )
の互層 であ るが,一部 区間で,全断面砂磯層,全 断面粘性土層が出現す る. ま た,到 達付 近 で は, シー ル ド上 部 に均 等係 数Uc‑lo程 度の崩壊性 の高い細砂層 (As)が出現す る.砂磯層 は, バ イ ンダー となる粘土 ・シル ト分 が4.4%と極 め て少 な く,10‑2 0mm
程度 の中磯 が卓越す る層 であ る.一方, 沖積粘性土層 は,N値 ‑2‑3程 度で,含水 が多 く粘性 が 強い層である.2‑ 3 シール ド
シー ル ド構 造 図 を図‑2に,仕様 を表‑2にそ れぞ れ 示す.
秦‑2
シール ド仕様シール ド本体 シール ド外径 ¢9980mm シール ド機長 8815mm
推 進装置 総推 力シール ドジ ャッキ 3500kNX184000kN 900stX24本 単位面積 当た り推力 1073kN/m2
カ ッタ装 置 支持方式回転数 0.中間支持方式49rpm
装備 トル ク 最大19300kN一m (α‑19.4)
開 口率 65%
排土装置 スクリュウコンベア形式 軸付 ス ク リュウ¢1000mm
西松建設技胡 voL.24 砂壌土地盤での大断面泥土圧シールドにおける切羽添加材の計画と施工結果
2‑ 4
覆工構造本工事で使用す るセ グメ ン トは,外径
¢9 8 00 mm
,幅1 2 0 0mm
,桁 高4 00 mm
のRC
セ グメ ン トであ り,二次覆 工はな く一次覆工のみで供用するものである. また,継 手金物は, 高剛性なダクタイル製インサー トタイプであ るが,ボル ト挿入側の継手金物がセグメン ト背面 まで貫 通 している構造であるため,背面
防水工に留意 した設計となっている.
隻3.
切羽添加材の検討 と計画3‑ 1
切羽添加材の分類泥土圧 シール ド工法における切羽添加材の働 きは,掘 削地山に微細粒子分を補 うことで粒度構成を良好に し, 土砂 を不透水性 と塑性流動性 を有する泥土に変換するこ とである. また,掘削士 をポ ンプ圧送する場合は,泥土 の分離抵抗性 も重要 となる.添加材の機能は次の とお り である.
①不透水性
砂 ・砂僚 などは間隙が大 きいため透水係数が大 きく止 水性がない.このような土質の場合にはチ ャンバ内‑切 羽添加材 を注入 し混練することで,砂 ・砂磯の間隙の 自 由水 を排除 し,間隙を埋めることにより透水係数の非常 に小 さな土砂 とする.
②塑性流動性
砂・砂襟 などの内部摩擦角の大 きい土砂は,流動性が 悪い.切羽添加材 を注入することにより,粘性 を有 した 微細粒子が砂 ・砂硬粒子同士の直接接触状態を軽減 し, 塑性流動性 を有する掘削土砂 に変換 される.
粘性土地盤では,掘削により原地盤に比べ強度が低下 し,比較的良好な塑性流動性 を示す ことが多い.しか し, 砂分含有率の高い地盤では,含水比が低いため流動性が 悪 くなった り,チャンバ内に泥土が付着 しやす くなる傾 向にある.この場合には,切羽添加材の注入により流動 化 を促進する必要がある.
③分離抵抗性 (土砂圧送性)
掘削土のポンプ圧送の可否は,一般的に粘土 シル ト分 あるいは切羽添加材などの代替成分が
30%
以上含 まれて いるものとされている.これ らの機能を発揮する添加材の種類は多岐に渡 り,
図‑3
に示す とお り分類 される.a)粘土鉱物系
ベ ン トナイ トなどの粘土鉱物が多量に含 まれる切羽添 加材 を注入することにより土砂 に内部摩擦角の小 さい微 粒細粒分を補足 し,土圧で変形や破壊 を誘発 させて流動 化 を図る.
b)不溶性ポリマー (吸水性樹脂)
自重の数百倍の水分を吸水 し止水性 を向上 させ,土粒 子間を目詰めすることによりベアリング効果 を高めて流 動化 を図る.
図‑3 切羽添加材の分類 と使用 目的
C)セルロース系,多糖類系
土砂中の自由水 を追い出 して置換 し,増粘性 により土 粒子間を粘結 させて内部摩擦角を低減 し流動化 を図る.
d)アクリル系
土砂中の 自由水 を追い出 して置換 し,増粘性 により土 粒子間を粘結 させて内部摩擦角を低減 し流動化 を図る.
セルロース系 と比べ経時変化が少ない.
e)アクリル系エマルジョン
土砂 中の水分 と土粒子 との間にフロックを形成 し,粘 結 させて内部摩擦角を低減 し流動化 を図る.
f)界面活性剤系
土砂中の自由水 を追い出 して置換 し,気泡のベヤ リン グ効果により流動化 を図る.
3
‑2
施工条件を考慮 した要求機能 と使用材料の選定 本工事 における掘削対象土質は,砂磯 (Ag)層が卓 越 し,全断面砂磯層区間も存在する.この層は前述 した とお り,バ インダー分が5
0/o以下であることか ら,この 最 も厳 しい条件 を考慮 して切羽添加材 を選定する必要が ある.切羽添加材の 目的は,掘削地山に不足する細粒分 を付 加することにより粒度組成の改善であるが,今回の
1 0‑
20 mm
の中横が卓越す る層では,粘土鉱物 によ り粒度組 成 を改善することは困難 となる.このため,不足する細 粒分などの補充を行い粒度を良好 にする従来の算定方法 (泥土加圧 シール ド工法協会積算資料)にとらわれず に 材料 を選定する.そこで,高分子系添加材のなかでも, 粘性 を増す ことで内部摩擦角を低減 し,流動性の増加 を 図る水溶性ポ リマーを使用 した.さらに,チ ャンバ内だ けででな く,ポ ンプ圧送により地上の土砂ホ ッパ まで添砂壌土地盤での大断面泥土圧シールドにおける切羽添加材の計画と施工結果
加効果 を持続 させ るため に,経時変化 の小 さいアク リル エマルジ ョン系の材料 を選定 した.
しか し,
¢ 9 . 9 8 m
の掘削 断面全 てが砂 棟 層 で あ る今 回 の条件 においては,大量の砂磯土 を速やか に流動化 させ るだけの高
粘性 の添加材 をプラ ン トで作 液す ることは困 難であ り,作液が可能であって も切羽 までの圧送 は不可 能である.そ こで,高分子系添加材 を使用す るが,添加 効率の よい材料,添加方法 を検討す る必要があった.ア クリル系高分子 ポ リマーについては,で きるだけ高純度 の材料 を選定す ることで,添加効果時 間を長 くと り,ポ ンプ圧送時の配管内での土砂 の沈降 を抑制 した.今回は, 一般の純度が約3 0 0
/oであるのに対 して4 5
0/Oと高純度 なアク リル系 エマ ル ジ ョンで あ る 「ア ル カマ
‑1 2 0 L
」 を選 定 した. さらに, このアク リル系エマル ジ ョンにベ ン ト ナ イ ト泥水 をシ ョッ トさせ ることで,急激 に粘性が上昇 す る特有の性 質 に着 目し,別系統で これ らの2液 を切羽 に圧送 し,チ ャンバ 内で増粘反応 させ る方式 を採用 した.アク リル系エマルジ ョンには,付着防止の効果があるた め,粘性土層 に対 して も有効であると考 えた.選定 した 切羽添加材 は次の2種である.
(∋粘土鉱物 (ベ ン トナ イ ト
TB‑ S)
アメリカワイオ ミング州 に産 出す る高純度,高品質の
Na
型ベ ン トナ イ ト.Ca
型ベ ン トナ イ トに比べ て高膨潤
なNa
型 の中で も最 も優 れ た性 能 (高粘性) を持 ち,土 粒子 間の保持力が強 く,かつ流動化 を図 る.② アクリル系エマルジ ョン (アルカマ
‑1 2 0
L)土砂 中の水分 と土粒子 との間にフロックを形成 し
,粘
結 させ て内部摩擦 角 を低減 し流動化 を図る.
3‑3
切羽添加材実験 (1)実験 目的 と評価指標選定 した複合使用 を前提 とした2種 の材料 につ いて, 掘削対象地盤 に応 じた添加比率 と注入率 を求め ることを 目的 として 切羽添加材実験 を行 った.その評価指標 と確 認方法 を表‑3に示す.
表‑3 評価指標 と確認方法
評 価指 標 榔;言放方法
流動 性 ス ラ ンプ値
内 部摩擦 角 混練
抵抗牲
分維抵抗性 ブ リー ジ ングの有 細
(2)実験 ケース
実験 ケースを表‑4に示す.
想定 した地盤 は,全
断
面砂機層 であ る1 3 0
リングを含 め,代表的な4
断面 を設定 した.そ して,切羽添加材 は, ベ ン トナイ ト溶液 とアクリル系エマ ルジ ョン溶液の添加 比率,
切羽添加材 の試料土 に肘す る注入率 を変化 させ る こととした.以下ベ ン トナ イ ト溶液 をA
液,ア ク リル系西松建設技朝 voL.24
エマルジ ョン溶液 をB波 と呼称す る.
表‑4 実験 ケース
対象
掘 進 リ ング 切羽 断面 内地 F削 削克 (% ) 切羽添加材実験 ケー ス 砂横 間(Ag) 珊 砂(AslIR)粘(性Ac土1)7円添A:B加
比率
添加率 (% )130リング
(全作細砂韓掛 100.0 9:1 10‑30%
8:2 7:3
200リ ング 28.8 23.7 47.5全獅渦郁子の試験結果よ率をhEiを速は加比決定 250リ ング 50.0 ‑ 50.0
320リ ング 55.1 ∠14.9 (3)実験方法
実験 フローを図‑4に示す.
実験 に使用す る土砂 は
,
原位置試料が入手不可能 なた め,棟, 3号碇砂 ,粉体粘土 (トチ ク レー) を混ぜ合わ せ ることによ り,想定 される掘削対象地盤 と同 じ粒度分 布の試料土 を作成 した. また,地 山の状態が悪 い場合 を 想定 して,試料土 は飽和状態 と した.図‑5
に各断面 で の想定粒径加積 曲線 と試料土の通過百分率のプロ ッ トを 示す.芸式料土作成 (10リッ トル)
(3時間静置)
図
‑4
実験 フロー(4)実験結果
実験結果 の一覧 を表
‑5
に示す.先 に実施 した全 断面 砂襟層 である1 3 0
リングを対象 と した実験結 果 で は,① 添加比率9:
1,注入率3 0 %
② 添加比率8: 2
,注入率2 5
%
③添加比率7:3 ,
注入率3 0 %
が選定 されたが, アク リル系エマ ルジ ョンB
液の添加比率 の低 い③ の配合 につ いては,添加後2
時間放置でブ リージ ングが発生 したことか ら,(彰,(彰の配合 を選定 した.
そ して,ブ リー ジング抑制 と注入率 を抑制す るE川勺で 添加比率 を
7:3
に固定 し,以後の互層 を対象 とした実験 を行 った.そ して,それぞれの断面 での注 入率 は,2 0 0
リ ン グで15%,2 5 0
リ ン グで1 5 %,3 2 0
リ ン グで1 0 %
が 最適である結果 を得た.西松建設技報 voL.24 砂壌土地盤での大断面泥土圧シールドにおける切羽添加材の計画と施工結果
図‑5
試料土の粒径加積曲線i4.
施工結果4‑1
切羽添加材計画方針実験結果 を踏 まえた実施工 に向けての添加方針 を表‑
6に示す.ベ ン トナイ ト溶液 (A液) とアク リル系エマ ルジ ョン (B液)の添加比率 を7:3とし,掘削断面 内の 砂磯層 出現比率 に応 じて注入率 を変化 させ る こ とと し た.
表
‑6
切羽添加材注入方針掘削斯面 内の
砂襟(Ag)屑比率 ・i:i三人率 切羽添加材A:B添加比率
40%以上
(90R〜160R) 20% 7:3 200/0‑40%
(160R〜300R) 15%
秦‑5
実験結果対象リング掘進 添加比率 注入率(%) スランプ(cm値 ) かき混ぜ時の抵抗 ブ リジ ング‑ 鉄への
付
第度 総合評 価130R ‑
0
22.8 ‑ 有 り 弱 ‑9:1 2205 2241..09 大中 す軸 し旅し 弱弱 △×
≦き、;/〜!:…瀬 、′、…′……惹き彩 5 …3‡3写 経;萱、.…き ・栄 華 淳較≡:;!、≡/:/;ミミ、:ぎ弱三三、…、麦を///ま、…芙蓉;三㌔、≡〜/≡≡ 8:2 ≡.:/:/毒き、.…2準/0:〜≡.き.:≡:/叢l220養護.5:毒/〜2/:/:;…薄さ中:;……≡、登≡≡.…、:;華 、推し暖.三、き〜/、3ミ….、、二貧弱弱、…;…、、、…、、、、芸/≡:/;‡潜:△:蓑〜/≡
30 25.7 申 発をし 弱 ○
7:3 ・2/…三㌔::…毒…228㌔5≡′/!責壬喜、V/≡/i2234;.70、;:㌔菱/芸、雄、申;:;、…、きミ三.〜,…≡挙撫し傍.
、
、喜、
……
…: /
㌔/ S
t弱弱
//〜≡、菜喜、/:V:〜://(/、昏、○.窒〜:1//S、…妻/さ 30 26.0 大 無 し 弱 △200R 7:3
0
27.0 /j、 無 し 強 △10 26.0 ′j、 練し 中 ○
;:…≒::書……塞 、:;:〜/……:秦:竃22.㌔O、…き薫/〜:雛諺 ・ジi三栄 掻、5/:///; /、三//:、㌧瀦 ≡;、∫.≡ 20 23.5 ′j、 如 し 弱 ○
250R 1
0
0 2214..25 小小 瀬T妹し.=し 強中 △○53::麦;::ミ喜、疫 …≒さ嘉漁 り… 蒙≦塞 源…::蓬…・き.≦溺 さ÷:/:蓑‥三三ミ 20 22.0 小 如し 鍋 ○
320R
l 亘 0
…さ:㌔;:‑安く挙2261ミ.58、、き≡:〜;……薫/;萎小対策を:慕 練し 強 △W15 21.5 小 搬 し 弱 ○
4‑2
施工結果実施工時は, シール ド機内の圧送管 に取 り付 けたサ ン プリングバルブによ り掘削土 を採取 し
,
目視や手触 りの 他,スランプ試験 を実施す ることで,塑性流動化 を評価 し,その都度,注入率,添加比率 を調整 したl,I.90リン グか ら到達 (368リング) までの注 入率 とB液添加比率 の結果 を図‑6
に示す.(1)注入率 と添加比率
注入率,アクリル系エマル ジ ョン (B波)添加比率 と もほぼ計画 どお りで推移 している.断面内の砂棟層出現 率が
1 0 0%
となる1 4 0‑1 5 0
リングで は,3 0 %
以上 の注 入 率が必要であった ものの,アクリル系エマルジ ョンとベン トナイ ト溶液の併用は有効であった.
アクリル系エマルジ ョンの添加比率が大 きく変動 して いるが,材料その ものの粘結効果の時間依存性 とチ ャン バ内の混練度が一株でないため,その使用方法 (添加比 翠,注入位置) に苦慮 したためである. さらに,チ ャン バ内が加圧状態であることか ら,中心付近や カッタスポ ーク背面 な どの混練皮の低 い部位 では,このB液によ り 泥土の脱水が促進 され土砂 国籍が発生 した.
(2)ポ ンプ圧送性
掘削土 をポ ンプ圧送す る場合,土砂の分離抵抗性が重 安であることか ら,切羽添加材実験結果 よ り
B
液の添加 比率 を3 0 %
として分離抵抗性の向上 を図る計画 とした.しか し,本工事の中棟が卓越す る砂襟層区間において は,切羽添加材のみでは高圧力下の配管内では分離抵抗 性が著 しく低下 し,閉塞 によ りポ ンプ圧送は不可能 とな った.そ こで,ゲルス トレングスの大 きい材料で襟 を包 み込むことで,分離抵抗性 を向上 させ ることを試みた.
砂壌土地盤での大断面泥土圧シールドにおける切羽添加材の計画と施工結果
釦 二 一 加 比
恐ハ∩ k
̲A r ヽ
y u 計 白
切羽添 加 注入率 n
I ‑ 臼由%〜
120 160 200 240 リングNo
280 320 360
図‑6
切羽添加材注入率 とB
液添加比率 の施工結果 ベ ン トナ イ ト溶液( A
液) にケ イ酸 を シ ョッ トさせ たゲル状 のl回臼】充填材 をP2ポ ンプ,P3ポ ンプの ホ ッパ に直 接注入 した結果,分離抵抗性 が飛躍 的 に向上 し,閉塞す
るこ とな くポ ンプ圧 送 を可能 にす るこ とがで きた.
香5.
大断面 に起 因す る新 しい課題今 回の砂磯 地盤での大断面泥土圧 シール ドの施工 を と お して,大
断
面 であ るため に最適化 され るべ き機械 設備 が明 らか になった. ここで は,掘 削土 の塑性流動化 に関 す る2項 につ いて記述す る.5‑1
添加材注入 システム大断
面
泥土庄 シール ドにお ける切 羽安 定や掘進進捗 の 確保 は,掘削土 の性状 をいか に リアル タイムにかつ 連続 的 に コ ン トロー ルす るか につ きる.そのため,チ ャ ンバ 内におけ る切 羽添加材 の注入混練 は,最 も重要であ り, 掘削対 象土質 に応 じて,添加材 の種 別,濃度,量 お よび 注入位 置 を逐次変更す る必要が あ る.特 に,注入位 置 は, 混練効果や止水性 な ど,添加材 の効果発現 に最 も影響 する.
切 羽添加材注入位置 は,一般 的 に カ ッタスポー クか ら の注 入 となるが,大断面泥土庄 シー ル ドの場 合 は, 内周 側 と外周側 で は,土 の動 きや混練 度合 いが異 な り,各 々 異 なった注 入量 を設定す る場合が あ る. さ らに,複数の 添加材 を併用す る場合 は,注入位置 の組 み合 わせ で,そ の効果発現が著 しく異 なる.今 回はその都 度,配管 ジ ョ イン トを付 け替 えるこ とで対応 した. しか し, シール ド 機 内 には,多数の配管が複雑 に存在 し,注 入孔 の変 更 ・ 選択 が速やか にで きなか った. また
,
添加材吐
出孔 が土砂 で閉塞気味 とな り,所 定量 を注 入で きない場合 も しば しばあ った.今後 は, 切羽添加材 の種類 ,濃 度,量 ,そ の注入
位
置が任意 に設定で き,確 実 に所定量 を注入で き るシステム を確 立す る必要が あ る.5‑2
チ ャンバ 内土砂 混練 および排土機構泥 土圧 シー ル ドにお け るチ ャ ンバ 内土 砂 混 練 装 置 に
叫執哲哉*0)B薄
t
t倒(㌔)西松建設技報 voL.24
は, カ ッタヘ ッ ド側 に取 り付 ける
撹
押棒 ,バ ル クヘ ッ ド 側 の固定棒 の他 , カ ッタヘ ッ ド支持脚 な どが あ る. こゴ1 らは全 て カ ッタ回転 に伴 い混練 す る ものであ るが,大 断 面 であ るため,外周側 と中心付 近でその周速が著 しく異 なる.その結果,外 周側 は混練 に十分 な周速 を得 る こと がで きるが,中心付 近 で は得 るこ とが で きず,混練効果 は低下する.また,排 士装置であ るス ク リュウコ ンベ アがチ ャ ンバ 内最下部であ るため
,
流動性 の高 い外周部 の土砂 を排士 し易 くな り,結果 と して中心付近 の土砂 は混練 され難 く, かつ,排 士 ロへ のスムーズな動 きを抑
制 されて しま う.そ して今 臥 一部 区間で中心付近 の土砂 が 固結状態 とな る トラブルが発生 した.対 策 として,排 土 口であるス ク リュウコ ンベ ア取付 け位置 を中心 に近づ け るこ とが ある が,ベ ア リング部 との干渉が あ る と共 に
,
掘削土質 に大き く依存 す るため判 断が難 しい.
今後 は,チ ャ ンバ 内土砂 の動 きをシ ミュ レー シ ョン等 の手法 を用 いて解析 し,土質 に応 じた最適 な混練装置 , カ ッタ回転 速度や ス ク リュウコ ンベ ア取付 け位置 を検討 す る必要があ る.
§
6.
おわりに今 回の工事 は,
都
市部 の亜交通下 において,砂棟 層 を 大 断面泥土庄 シー ル ドで掘削す る従 来 に例 のない工事 で あ っ た.そ して,実 際 に¢9 . 9 8 m
の シー ル ド全 体 が 砂 棟 層 に入 った区間で は,当初の予想 を遥か に越 える国難 な 施工 であ った. しか し,本稿 で述べ た事
前 の検討 な どに よ り,無事到達す るこ とが で きた とともに,多 くの ノウ ハ ウを得 る ことがで きた.今後の同種 の工事 において は, 前述 した課題 を克服 し, さ らに高品質 な施工 を 目指す所 存 であ る.最後 に,今 回の施工 にあた り御指導頂 いた関 係 各位 に深 く感謝致 します.参考文献
1)木村 光 夫他 :全 断面磯 層 区 間 を¢10m大 断面 泥 土庄 シ ール ドで突破 , トンネル と地下