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第2章分野別計画
■現状と課題
20世紀の日本は、多くの戦争を経験しました。豊島区も昭和19年から20年にかけて空襲 を受け、区域の約7割が灰燼に帰し、罹災者16万人余に及ぶという甚大な被害を蒙りました。
豊島区は、悲劇と破壊をもたらした苦い経験を二度と繰り返さないために、平和で豊か さを実感できる社会を希求し、昭和57年7月に23区で初めて核兵器完全禁止・軍縮と全世 界の非核化に向けて努力することを内容とする「非核都市宣言」を行いました。
平成15年には非核平和の実現を祈り、長崎市から譲り受けた「被爆クスノキ2世」を中 池袋公園に、広島市から譲り受けた「被爆アオギリ2世」を南池袋公園に植樹しました。
世界では未だに戦争、テロ、地域紛争などが続いており、日々ニュース映像として家庭 に配信されています。また、映像メディアやゲームなどでも戦争が娯楽として日常社会に 侵入してきています。いま、「平和で暮らせること」の大切さについて、改めて啓発、教 育していくことが必要になっています。
21世紀は「人権の世紀」と言われています。人権とは、誰もが生まれながらに持ってい る、人間が人間らしく生きていくための権利です。
昭和21年の日本国憲法制定以来、基本的人権を保障するための法整備や教育、差別をな くすための啓発活動などが行われてきました。国や地方自治体は、これまで同和問題をは じめ、障害者、外国人、ハンセン病やHIV感染者、アイヌ民族への差別や偏見などの問題 をとりあげ、教育の場やマスコミ、企業などとも連携し、広く啓発活動を行うことで、一 般市民の人権意識の向上に努めてきました。
バブル景気とその後の平成不況、少子高齢社会化の進行など、急速に社会や環境が変化 を続ける中、人々のライフスタイルは多様化してきており、また個人を尊重し、個性や自 立性を重視する考え方も定着してきています。
こうした中、一部には、自己の権利のみを主張し、他人の人権に配慮しないという誤っ た風潮が生まれ、その結果児童虐待や高齢者への虐待、近親者による女性への暴力、犯罪 被害者とその家族への精神的被害、性同一性障害者への偏見などの問題が、新たに表面化 してきています。
差別と偏見のない社会をつくるには、一人ひとりの意識に訴えかける、地道な啓発活動 が欠かせません。行政のみならず、企業や地域団体、NPOなども主体となり、あるいは 相互に連携して、人権の意識が社会に浸透し、人々が様々な人権問題を身近なものとして 考え、それが態度や行動に表れてくるような効果的な活動をしていかなければなりません。
豊島区は、豊かで活力のある地域社会を、これまで別々に活動していた地域のさまざま な人々と協動してつくりあげていきます。そのためには、地域社会が平和と人権を尊重す る思いやりのある社会でなければならないのです。
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平和と人権の尊重
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3 .多様なコミュニティがあるまち
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■施策の方向
豊かなコミュニティの基礎となる平和や人権に関する意識を高めていきます。
❶平和と人権の尊重
豊かな地域社会の基盤をなす、平和を大切にする心を育んでいきます。
また、人と人との交流を大切にし、お互いに相手を思いやり、尊重する地域社会を築き ます。
■成果指標
指 標 名 現 状 (平成前期目標22年度)(平成後期目標27年度)
1 平和と人権を尊重する社会であると考えている区民
の割合 −
※特に表記がない限り、現状値は平成16年度末のものである。
【説明】
1 現在は、指標に対応する意識調査等による数値は把握していない。今後、意識調査を実施する祭には、当該項目を調査対 象とする。
■計画事業
◎ 既存重要AA事業 ○ 既存重要A事業 施設建設事業 新規重要事業
施策の方向
事 業 名
1 平和と人権の尊重 1 ◎ 憲法・非核平和周知関係事業 2 ○ 法律・人権身の上・行政相談事業
【参考】
○計画事業以外の事業
施策の方向
事 業 名
1 平和と人権の尊重 1 成人の日記念行事事業 2 社会を明るくする運動事業 3 保護司会事業
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平和と人権の尊重
3-2-1-1 ◎憲法・非核平和周知関係事業
【事業内容】非核平和の大切さ、憲法の精神、人権問題についての正しい認識の普及を目的に、「平和と
人権のパネル展」・周知用懸垂幕の掲出・未臨界核実験への抗議・人権啓発広報活動などを実施。
【今後の方向性】国・都との連携を深めつつ、国内外の情勢の変化に応じた効果的な啓発活動を行う。
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第2章分野別計画
前 期(平成18∼22年度)
事業量 平和と人権のパネル展、広報活動 事業費(百万円) 2
3-2-1-2 ○法律・人権身の上・行政相談事業
【事業内容】民事・刑事その他の法律問題や人権侵害、官公庁の業務への不満で悩んでいる区民等に対し、
問題解決に向けた適切な助言を行う。
【今後の方向性】区民ニーズの高まりを受けて、専門相談事業の充実を図る。
前 期(平成18∼22年度)
事業量 法律相談、人権身の上相談、行政相談 事業費(百万円) 24
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