舟 越 耿 一 教授 退職記念
長崎大学教育学部社会科学論叢 第 73 号(2011)
舟 越 耿 一
(略 歴)
1945 年 10 月 12 日 鹿児島県薩摩郡入来町に出生 1961 年 3 月 鹿児島市立甲東中学校卒業 1964 年 3 月 鹿児島県立鶴丸高等学校卒業 1969 年 3 月 同志社大学法学部法律学科卒業
1972 年 3 月 同志社大学大学院法学研究科修士課程修了(法学修士)
1975 年 4 月 同志社大学嘱託講師(〜 1976 年 3 月)
1976 年 4 月 長崎大学教育学部講師 1980 年 4 月 長崎大学教育学部助教授
1984 年 10 月 文部省在外研究員(西ドイツ ミュンヘン大学〜 1985 年 7 月)
1992 年 4 月 長崎大学教育学部教授
1997 年 12 月 筑波大学教育研究科非常勤講師(〜 1998 年 3 月)
1998 年 12 月 筑波大学教育研究科非常勤講師(〜 1999 年 3 月)
2001 年 12 月 筑波大学教育研究科非常勤講師(〜 2002 年 3 月)
2003 年 7 月 長崎大学教育学部平和多文化センター長 2009 年 10 月 九州大学非常勤講師(〜 2010 年3月)
(学会及び社会的活動)
1971 年 法理学研究会会員 1972 年 日本法哲学会会員 1975 年 日本法社会学会会員 1977 年 九州法学会会員
1986 年 ドイツ・文化社会学会会員 1994 年 社会思想史学会会員 1994 年 日本平和学会会員 1996 年 比較法文化学会会員
1998 年 長崎平和研究所副所長(〜 2010 年 1 月)
1999 年 長崎県地方自治研究センター理事長
2003 年 日本国公立大学高専教職員組合中央執行委員長 2005 年 日本平和教育研究協議会代表
2006 年 日本教職員組合中央執行副委員長
ふな こえ こう いち
研究業績一覧
(著 書)
1 恒藤武二編『教材法学概論』ミネルヴァ書房,1976 年 「第 3 章 日本国憲法と基本的人権の保障」を分担執筆
2 矢崎光圀・八木鉄男編『近代法思想の展開』有斐閣,1981 年 「カッシーラーのカント・ルソー問題の解釈」を寄稿
3 恒藤武二編『教材法学』ミネルヴァ書房,1983 年 「第 2 編第 4 章 基本的人権」の第 3 〜7項を分担執筆 4 大橋・田中・深田編『現代の法思想』有斐閣,1985 年
「ナチズムの法と国家―フレンケル,ノイマン,キルヒハイマー」を寄稿 5 恒藤武二編『ヨーロッパ思想史』法律文化社,1987 年
「第 10 章 両大戦間の思想―試練のワイマール・デモクラシー」を分担執筆 6 八木鉄男・深田三徳編『法をめぐる人と思想』ミネルヴァ書房,1991 年 「ラートブルフにおける相対主義」を寄稿
7 編著『デモクラシーと法』ミネルヴァ書房,1994 年
8 『天皇制と民主主義―戦後 50 年の考察』社会評論社,1994 年
9 共著『地域理解の視点』長崎大学教育学部地域教育学研究会,1995 年 『第 12 章 地域と平和』を分担執筆
10 田畑忍編『近現代世界の平和思想』ミネルヴァ書房,1996 年 「ラートブルフの平和思想」を寄稿
11 外山幹夫編『図説長崎県の歴史』河出書房新社,1996 年 「平和の鐘を鳴らして」の項目を執筆
12 『「ながさき」を継承するⅡ』長崎平和推進協会,1997 年 「憲法の平和理念―この理念をどのようにして鍛えるか」を掲載 13 長崎大学公開講座叢書『地域創造と大学』大蔵省印刷局,1999 年 「平和教育の創造と大学」を寄稿
14 編著『デモクラシーと憲法』ミネルヴァ書房,1999 年 15 編著『これが平和学習だ』アドバンテージサーバー,2001 年 16 『地域・くらし・大学教育』長崎大学生涯学習叢書2,2003 年 「有事法制と地方自治体―対馬を例として」を寄稿
17 木村朗編『米軍再編と前線基地日本』凱風社,2007 年
「佐世保から見える『戦争をする態勢づくり』――表裏一体で進む「米軍再編」と地方自 治体の『国民保護計画』」を寄稿
18 編著『ナガサキから平和学する』法律文化社,2009 年 第2章 被爆地長崎の問題性――被爆地長崎ともう一つの長崎 第3章 16 世紀までさかのぼって原爆を考える
(翻 訳)
H. ロットロイトナー編『法、法哲学とナチズム』ナチス法理論研究会訳,みすず書房,
1987 年。「17 不法国家か二重国家か」を分担翻訳
(学術論文)
1 「ラートブルフ法思想の批判的検討―『社会的法律観』を中心に」同志社法学 127 号,
1973 年
2 「ラートブルフと自由法論」同志社法学 132 号,1974 年
3 「地方公務員に対する退職勧奨について―下関商教諭退職勧奨事件を素材にして―」同 志社法学 134 号,1975 年
4 「自由法論に関する一考察―リープシュレーガーの見解の紹介と検討」長崎大学教育学 部社会科学論叢 26 号,1977 年
5 「定年制の現状と違法性」長崎大学教育学部社会科学論叢 27 号,1978 年 6 「フレンケルの『二重国家論』」法哲学年報 1977『法規範の諸問題』,1978 年 7 「学校教育における職務命令」長崎大学教育学部社会科学論叢 28 号,1979 年
8 「退職勧奨の法的性質とその限界―下関商教諭退職勧奨事件最高裁判決を契機として」
長崎大学教育学部社会科学論叢 30 号,1981 年
9 「『二重国家』論をめぐって」長崎大学教育学部社会科学論叢 31 号,1982 年
10 「戦後思想の空隙―苦痛の Erinnerungsarbeit が不可避であること」長崎大学教育学部 社会科学論叢 36 号,1987 年
11 「ナチズムにおける法体制の変動」法哲学年報 1988『法秩序の生成と変動』,1989 年 12 「『日本的民主主義』批判序説」長崎大学教育学部社会科学論叢 40 号,1990 年
13 「『天皇制コンフォーミズム』とJ.S.ミル『自由論』」 長崎大学教育学部社会科学論叢41号,
1990 年
14 「『多数者の専制』と民主主義」長崎大学教育学部社会科学論叢 42 号,1991 年
15 「『思想のルール』としての戦争責任論」長崎大学教育学部社会科学論叢 43 号,1991 年 16 「校則裁判の法理―校則制定の根拠と範囲」九州法学会会報,1992 年
17 「校則制定の根拠とその範囲」長崎大学教育学部社会科学論叢 45 号,1993 年 18 「『正義と平和』の議論」同志社法学 238 号,1994 年
19 「戦争責任と天皇制」社会思想史学会年報『社会思想史研究』20 号,1997 年
20 「朝鮮人強制連行における企業のイニシアティブ」 長崎大学教育学部社会科学論叢53号,
1997 年
21 「象徴天皇制と民主主義の両立をめぐって」九州法学会年報,1997 年
22 「戦後民主主義と象徴天皇制」法哲学年報 1998『知的資源としての戦後法哲学』,1999 年 23 「日本の反核運動の隘路」季刊アソシエ 10 号,2002 年
24 「教員としての適格性をめぐるケース・スタディ(一)」長崎大学教育学部社会科学論 叢 63 号,2003 年
25 「教員としての適格性をめぐるケース・スタディ(二)」同上 64 号,2004 年 26 「日韓・日中の懸け橋になれる教員の養成を目指して」平和教育 68 号,2005 年 27 「現今の大学における平和教育の重要性と課題」第 57 回九州地区大学一般教育研究協
議会議事録、2008 年
28 「大学教育における多文化理解教育の推進―長崎大学教育学部の場合」韓国語訳掲載、
韓国多文化教育学会『多文化教育研究』第 2 巻 1 号,2009 年 6 月,所収。
29 「平和は一国では成立しない―『平和多文化共生』を掲げた教育の試み」韓国多文化教 育学会・韓国教育人類学会共同学術大会資料集『文化の出会い,教育,そしてアイデンティ ティ』所収,2010 年 10 月 9 日
30 「 I−STEP:『平和多文化共生』を揚げた国際交流教育」長崎大学教育学部社会科学論 叢 73 号,2011 年。
(雑誌論文)
1 「行革と自治体行政」ながさき自治研 21 号,1989 年
2 「象徴天皇制をめぐる錯覚―憲法からの批判」ながさき自治研 24 号,1990 年 3 「ドイツ『統一』の明暗―失われた可能性」ながさき自治研 25 号,1990 年 4 「人権論の深化のために」ながさき部落解放研究 23 号,1991 年
5 「住民主権と情報公開」ながさき自治研 28 号,1991 年
6 「子どもの権利条約を生かすために」ながさき部落解放研究 29 号,1994 年 7 「戦争被害者の連帯を求めて」戦争責任第 3 号,1995 年
8 「戦後 50 年の課題と長崎のスタンス」月刊フォーラム 58 号,1995 年 9 「戦後 50 年の課題―その原点と現点」ながさき自治研 35 号,1995 年
10 「長崎平和宣言文を考える―なぜ消えた「謝罪」の 2 文字」西日本新聞 8 月,1997 年 11 「憲法施行 50 周年―国民の平和意識と新たな試練」教育評論,1997 年
12 「原爆ホロコースト論とおごるなかれ論」月刊フォーラム 89 号,1997 年
13 「『被爆・戦後 50 年』の思想状況」長崎平和研究所『長崎平和研究』創刊号,1997 年 14 「ヒロシマ・ナガサキをどう伝えるか―原爆容認論の克服」広島平和教育研究年報 25 号,
1998 年
15 「なぜ遠い核廃絶への道」長崎新聞 8 月,1998 年
16 「和解のための『原爆被害の相対化』」インパクション 109 号,1998 年 17 「印パの核実験と日本の反核運動」フォーラム 90s,1998 年
18 「『原爆終戦論』が隠蔽したもの」情況 12 月,1998 年
19 「ガイドライン法の成立を機に考える」長崎平和研究 7 号,1999 年 20 「平和と人権」長崎平和研究 14 号,2002 年
21 「有事法制と地方自治」ながさき自治研 40 号,2002 年
22 「『朝鮮有事』と対馬―期待される自治体の平和力」ながさき自治研 41 号,2002 年 23 「『原爆と 8・15』を考える」季刊運動経験 6 号,2002 年
24 「新聞が伝えるイラク攻撃と『朝鮮有事』」長崎平和研究 15 号,2003 年 25 「何のための、誰のための大学かを問う」教育評論 2004 年 1 月,2004 年 26 「戦後 60 年を振り返る」教育評論 2005 年 7 月,2005 年
27 「憲法第 9 条をめぐる現局面を切り取る」長崎平和研究 21 号,2006 年 28 「政治的発言の自粛要請問題」長崎の証言の会『証言』第 20 集,2006 年 29 「被爆都市長崎と兵器生産」季刊軍縮地球市民第4号,2006 年
30 「佐世保と三菱を忘れた『ナガサキの平和』の欺瞞」週刊金曜日 11,7,2008 年 31 「長崎で加害と被害を問う意味」長崎平和研究 27 号,2009 年