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「つくばフォーラム2017」開催報告

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Academic year: 2021

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2₀₁₇年の「つくばフォーラム」は, ₁₀月₁₉~2₀日の 2 日間にわたり,「か けがえのないパートナーと創る アク セスネットワーク ~IoT/₅G時代の 先進技術と安全な設備構築 ・ 運用 ~」をテーマに開催されました.こ こでは,本フォーラムの講演や展示 などの開催概要について紹介します. 開催にあたって 今回の「つくばフォーラム201₇」 は,ネットワークをご利用いただく 皆様はもとより,ネットワークをつ くり,守る皆様,さらにはその皆様 を支える方々と一緒に,社会を持続 的な発展へと導くアクセスネット ワークを創り上げたいという思いを 込め,「かけがえのないパートナー と創る アクセスネットワーク ~ IoT/5G時代の先進技術と安全な設 備構築 ・ 運用~」をテーマとして開 催されました.NTTアクセスサー ビスシステム研究所(AS研)に加え, 共催団体,NTTグループなどから 113団体(表)が参加し,最新の研 究開発や技術動向の紹介,展示が行 われました. 開催にあたって 表 つくばフォーラム₂₀₁7出展社一覧 ■NTTグループ NTT東日本㈱ ㈱NTT東日本-南関東 ㈱NTT東日本-関信越 NTTインフラネット㈱ アイレック技建㈱ NTTレンタル・エンジニアリング㈱ NTTブロードバンドプラットフォーム㈱ NTT空間情報㈱ NTT西日本㈱ ㈱NTTフィールドテクノ NTTコミュニケーションズ㈱ NTTワールドエンジニアリングマリン㈱ ㈱NTTドコモ ㈱ドコモCS ㈱NTTファシリティーズ NTTエレクトロニクス㈱ NTTアドバンステクノロジ㈱ NTT-ATテクノコミュニケーションズ㈱ 日本カーソリューションズ㈱ ■一般社団法人 情報通信エン ジニアリング協会(ITEA) ㈱エクシオテック ㈱協和エクシオ 日本コムシス㈱ ㈱ミライト ㈱TOSYS NDS㈱ シーキューブ㈱ 北陸電話工事㈱ 日本電通㈱ ㈱ミライト・テクノロジーズ ㈱ソルコム 四国通建㈱ 西部電気工業㈱ ㈱SYSKEN 大和電設工業㈱ ㈱TTK ㈱つうけん ■通信電線線材協会 ㈱アイチコーポレーション ㈱浅羽製作所 ㈱OCC 岡野電線㈱ ㈱カンドー 協栄線材㈱ JFE建材㈱ ㈱ジャパンリーコム ㈱正電社 昭和電線ケーブルシステム㈱ ㈱スズキ技研 ㈱須田製作所 住電オプコム㈱ 住友電気工業㈱ スリーエムジャパン㈱ ㈱成和技研 泉州電業㈱ 大電㈱ 大東電材㈱ ㈱タダノ 通信興業㈱ 東神電気㈱ ㈱トーツー創研 SEIオプティフロンティア㈱ 西日本電線㈱ 日本コンクリート工業㈱ 日本製線㈱ 日本通信電材㈱ ㈱フジクラ ㈱フジクラ・ダイヤケ-ブル 古河電気工業㈱ マサル工業㈱ ダイニチ㈱ ■一般社団法人 情報通信ネッ トワーク産業協会(CIAJ) アンリツ㈱ FXC㈱ NEC NECネッツエスアイ㈱ NECマグナスコミュニケーションズ㈱ 大井電気㈱ セイコーソリューションズ㈱ ㈱ナカヨ ㈱日立製作所 Viaviソリューションズ㈱ 富士通㈱ ヘラマンタイトン㈱ 丸文㈱ 三菱電機㈱ 横河計測㈱&横河ソリューションサー ビス㈱ ㈱朝倉製作所 イワブチ㈱ ㈱大谷工業 ㈱サンコーシヤ ㈱サンリッツエレクトロニクス 三和電気工業㈱ ㈱大栄製作所 ㈱タカコム 高千穂産業㈱ 東名通信工業㈱ ㈱長村製作所 ㈱日辰電機製作所 ㈱白山製作所 ㈱八光電機製作所 ㈱福岡通信工材製作所 ㈱三代川製作所 ㈱渡辺製作所 全国通信用機器材工業協同組合 ■その他 ㈱NTEC ㈱サンレック 原田産業㈱ ㈱三喜 前田道路㈱ の む ら 村 智 ともゆき 之 /家 い え だ 田 浩 こ う じ 司 /山 や ま だ 田  渉 わたる /岡 おかもと 本 圭 け い じ 司 /猪 い が り 狩 亜 NTTアクセスサービスシステム研究所†1/ NTT-ATテクノコミュニケーションズ†2 † 1 † 1 † 1 † 1 † 2

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VENT REPORTS 講 演 概 要 基調講演,特別講演は初日につく ば国際会議場において開催されまし た.国際会議場大ホールをメイン会 場とし, さらにAS研会場への中継 および映像配信ポータルサイトを用 いたLive配信やVOD配信を行うこ とで,多数のお客さまに聴講してい ただきました. ■基調講演 黒田𠮷広NTT西日本 代表取締 役副社長が,「NTT西日本グループ における取り組み」と題して講演を 行いました(写真 ₁ ). はじめに,NTT西日本の概要と して,NTT西日本グループ各社の 役割とともにグループフォーメー ションを紹介しました.また,事業 内容の紹介と競合各社との状況,収 支状況の紹介がありました.その中 で,201₆年度は営業利益が過去最高 益となる951億円を達成し,201₇年 度は1000億円をめざし,「ビジネス 市場における収益力強化」「光サー ビスの利益拡大」「グループ各社の 成長ビジネス拡大」の 3 つの戦略に 基づいて事業を行っていることを述 べました.ビジネス市場における収 益力強化では,201₇年度の目標売上 は₆000億円強,利益で350億円以上 と,利益の過半を稼ぐ大黒柱として 年々成長が期待されていることを述 べました.光サービスの利益拡大で は光サービスが201₇年 ₈ 月に900万 加入を達成したことや光コラボ契約 者が201₇年度中に全体の約 5 割とな ることが明かされました.グループ 各社の成長ビジネス拡大では,さま ざまなアウトソースを請負うこと, 不動産の活用,クラウドやネット ワーク ・ データセンタなどの新しい ビジネス,コンテンツやゲームなど の展開,早期に売上高1500億円を実 現することをめざして取り組みを強 化中であることを説明しました.さ らにグローバルビジネスの活動状況 や今後控えるさまざまなスポーツイ ベントへの準備状況についても紹介 しました. 次に,設備系の取り組みについて 説明され,設備への投資は年々削減 されておりレガシー系から成長分野 へ シ フ ト さ せ て い る こ と, ト ラ フィックは毎年1.5倍程度増え続け ており,内訳として動画トラフィッ クが約 ₆ 割を占有していること,こ れに対応するためにネットワークを シンプル化 ・ 大規模化を進めるとと もに,トラフィックの分散を図って いることが紹介されました.さら に,201₆年の伊勢志摩サミットでの 経験や2020年に向けた対策として NTT西日本グループではグループ 内外の組織と連携してセキュリティ インシデントに対応していることを 紹介しました.併せて,マイグレー ションを進めながらオペレーション を効率化していくことが大きな経営 課題となっており,これを解決しコ スト削減につながったことを,マイ グレーションを進めた際の苦労話を 交えながら紹介しました.スマート オペレーション化についても言及が あり,スキル ・ ノウハウをリモート へ集約することで,リモート技術者 が主体となってオンサイト業務を支 援する取り組みを進めていることを 説明しました.安心 ・ 安全 ・ 信頼に 向けた取り組みとしては,熊本地震 の教訓を活かしながら南海トラフ地 震への備えを進めていることを紹介 しました. 新しいビジネスモデルの創出とし ては,グループ会社が進めている ゲーム事業や電力見える化,クラウ ドサービスの事業紹介,アライアン スビジネスとしてNTTの 1 社だけ ではなかなかできない話をいろいろ なパートナー企業と連携しながらビ ジネスチャンスを広げているところ であり,実際に進められているアラ イアンス例について紹介しました. このような取り組みを通じて社会課 題の解決に貢献する企業としてお客 さまに提案をしているところである と述べました.最後に新規ビジネス の取り組みにおいて,さまざまな パートナー企業との連携によりIoT (Internet of Things)やエッジコン ピューティングなどのさまざまなト ライアルを進めていることを紹介 し,NTT西日本グループの今後の 方向性が示された貴重な講演内容で した. 講 演 概 要 写真 ₁  基調講演

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めるグローバル事業収益を現在の 2₇%から2020年度に40%に伸ばすこ とを目標にしていることを紹介しま した.グローバル化を進めるうえで の強みとして,ネットワークからソ リューションまでそろえているこ と,特にクラウド ・ コロケーショ ン ・ ネットワークについてグローバ ルレベルで自社保有しており一体的 サービスを提供できることを挙げら れました. データセンタ事業に関して,海底 ケーブルネットワークとデータセン タは一元的に設計 ・ 提供し,信頼性 や性能を徹底的に追求するために力 を入れていること,その実例として 陸揚げ局とデータセンタを一体化し た香港ファイナンシャルデータセン タの例を交えて説明しました.さら あることを示しました.これらを支 えるNTTコミュニケーションズの データセンタ面積としては2013年の 段階では日本国内の面積が主であっ たが,現在では海外の面積が全体の 約 ₇ 割と大きくなっていること,年 間のキャパシティ伸び率は世界 1 位 となっていることを示し,力を入れ てグローバルに拡大しているところ として,国内外にある主要なデータ センタの状況を紹介しました.そし て,世界に存在するデータセンタ間 を10 Gbit/sの閉域ネットワークで 接続し,自社のみならず他社のクラ ウド設備を接続しつつ,サービスを 提供する予定であることを明らかに しました. クラウドサービス事業に関して は,国内のサービスとしてはプライ ベ ー ト ク ラ ウ ド が 主 要 で あ り, NTTコミュニケーションズのねら いとしては企業向けのプライベート クラウド,あるいはプライベートと パブリックの両方の良いところを採 用したハイブリッド型を提供するこ とであると説明しました.さらに, 現状は拠点ごとにクラウドやネット ワークなどをさまざまな会社から調 達されていたものを,トータルなソ リューションとすることでシームレ へ の 技 術 提 供 やERP(Enterprise Resources Planning)パッケージに 関するVirtustream社とのサービスが 開始されたことが紹介された内容は, 例えなどをふんだんに交えた分かり やすい説明が印象的な講演でした. ワークショップ 初日の午後と 2 日目には,AS研 会場においてワークショップが開催 されました.IDATE DigiWorldのア ナリスト,NTT未来ねっと研究所お よびAS研のプロジェクトマネージャ 4 名が講演を行いました(写真 ₃ ). ■ワークショップ ₁ IDATE DigiWorld 社 OTT 市場 リードアナリスト 中嶋惣一氏が 「世界のOTT市場の現状,及びデジ タルエコノミー2025に向けたシナリ オ」と題して講演しました. はじめに,OTTサービスの世界 の市場規模を紹介しました.年間成 長率は11.4%,通信の市場規模に対 す るOTTの 市 場 規 模 は,2010年 は 10分の 1 であったが,2020年には 2 分 の 1 と な っ て い る こ と. ま た OTT事業者の収入分析では,課金 モデルにおいてはクラウドが大きな 部分を占めており,広告収入モデル ワークショップ 写真 ₂  特別講演

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VENT REPORTS においては検索エンジンによるもの が主であるが,広告自動化による収 入 が 成 長 し て い る こ と. さ ら に, OTT市場は各市場において寡占化 が進んだ結果,競争が少なくなって きている状況であることが示され, GoogleやFacebookと い っ た 代 表 的 なプレイヤーの戦略の違いなどを説 明しました. 次に,「個人データの利用」の高 低と「技術 ・ データへのオープンさ」 の高低の 4 象限からなる10年後の経 済現象シナリオとして,以下の 4 つ が紹介され,それらシナリオに基づ いた通信の将来市場規模はそれぞれ 異なるという予測を示しました. ① 現状のAmazonのようなサー ビスイメージとなる「個人デー タの利用」が高く,「技術 ・ デー タへのオープンさ」が低いClub Scenario ② 現状のbitcoinのようなサービ スイメージとなる「個人データ の利用」が高く,「技術 ・ デー タへのオープンさ」が高いTech Scenario ③ 「個人データの利用」が低く, 「技術 ・ データへのオープンさ」

が高いLow Cost Scenario ④ 現状のAppleのようなサービ スイメージである「個人データ の利用」が低く,「技術 ・ デー タ へ の オ ー プ ン さ 」 が 低 い Shield Scenario ■ワークショップ 2 NTT未来ねっと研究所 吉野修一 プロジェクトマネージャが「多様な 分野で価値創出を目指すIoTへの取 り組み」と題して講演を行いまし た.はじめに,IoTの実現の要件と 機能アーキテクチャについて紹介し ました.情報通信は,モノ中心のネッ トワーキング,IoTにより,「自立 的 ・ リアルタイム」に「社会を駆動 する」第 3 世代に入り,ヘルスケア, インダストリー,農業や自動車 ・ 交 通などといったさまざまな分野での IoTの活用が期待されていること, また,その実現には,リアルタイム 性やセキュリティなどの技術的要件 のほかに,データ利用の社会的合意 形成や中期の利用 ・ 事業育成などの 非技術的要件が必要であると説明さ れました. 次にIoTを実現する 3 つの技術につ いて活用事例を用いて紹介しました.

1 番目の「Sense, Connect & Drive」 では,hitoe®を 活 用 し た 生 体 情 報, 車両情報,環境情報を分析 ・ 可視化 することで安全性の向上に寄与する 事例や,ミリ波高速無線を用い,移 動体等からの高精詳細データを瞬時 にデータ転送する技術実現に向けた 検討内容について. 2 番目の「Data & Software logistics」では,エッジ コンピューティングの高速レスポン ス等のメリットを活用した製造業へ の商用導入事例や自動運転支援利用 イメージ,また,IoTデータ交流技 術として,収集したさまざまなデー タの共通利用に向けたインタフェー スの共通化が可能なoneM2Mに準拠 した基盤構築の推進について. 3 番 目 の「Analytics & prediction」 で は, 深層学習を用いた映像解析技術とそ れを高速処理する技術の確立による 人物トラッキング技術の実現や,多 種多様なデバイスが接続されたシス テムやネットワークへの攻撃をネッ トワークやデバイスの挙動を監視す ることにより自動検知するアノマリ 検知技術の研究開発について説明さ れました. ■ワークショップ 3 NTTアクセスサービスシステム 研 究 所 無 線 ア ク セ ス プ ロ ジ ェ ク ト ・ 無線エントランスプロジェクト 中村宏之プロジェクトマネージャが 「多様なアクセスを実現するワイヤ レス技術」と題して講演を行いまし た.はじめに,社会背景が有線から モバイルへ進展しモバイル中心の生 活スタイルへ変化していることを述 べ,IoT/5G時代に向けたアクセス ネットワークに求められる要件を満 写真 3  ワークショップ(左から中嶋氏,吉野プロジェクトマネージャ,中村プロジェク トマネージャ,野引プロジェクトマネージャ)

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ステムにおいてどのような取り組み を行っているか説明しました.次 に,5G/5G+時代のワイヤレスアク セスのあるべき姿として"セルラ ・ アンライセンス帯の融合"の提案に ついて述べ,鍵となる 5 つの技術(① アンライセンス帯 ・ セルラ連携技 術,②大容量無線エントランス技 術,③アンライセンス帯無線アクセ ス通信方式技術,④周波数横断的電 波伝搬モデル化技術,⑤無線環境情 報プラットフォーム化技術)につい てトライアル実施や取り組み事例を あげて紹介しました. ■ワークショップ ₄ NTTアクセスサービスシステム 研究所 アクセスメディアプロジェ ク ト 野 引 敦 プ ロ ジ ェ ク ト マ ネ ー ジャが「光伝送媒体技術における研 境において,設備系社員の減少が今 後の課題であると示し,これからの 光伝送媒体技術の方向性は,膨大な 光通信設備を半分以下の人員で維持 運用するために,既存の設備運用プ ロセス改善(運用のイノベーショ ン)とともに設備の機能配備検討を 加味した運用性を考慮した革新(設 備のリノベーション)を推進してい くと説明しました.運用のイノベー ションにおいては,①設備点検業務 の自動化,②遠隔による監視 ・ 保 全,③計画的な予防保全,④現場作 業の効率化 ・ スキルフリー化(ワン マン保守運用),また設備のリノベー ションにおいては,⑤超大容量光伝 送媒体技術,⑥ネットワーク機能の 再配置を研究開発方針として示し, 最近の研究開発のトピックとして具 際,普段行かない展示を見るきっか けとなり多岐にわたる情報を得られ たなどのコメントをいただきました. 展 示 概 要 AS研からの出展に加え,共催団 体およびNTTグループ各社の最新 の技術に関する展示が行われました (写真 ₄ , ₅ ).またフォーラム初の 試みとして,共催団体 ・ NTTグルー プ ・ 研究所の三位一体で,人身 ・ 設 備事故ゼロに向けた安全技術の共同 展示を企画展示Ⅱとして行いました (写真 ₆ ). ■NTTアクセスサービスシステム研 究所 技術ごとに展示を 5 つのコーナー に分け,AS研の研究開発成果を幅 展 示 概 要 写真 ₆  企画展示Ⅱ(安全) 写真 ₅  屋外展示会場 写真 ₄  メイン会場

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VENT REPORTS 広く展示しました(図).お薦め展 示にはおすすめマークを掲載し,来 場者へ分かりやすく展示しました (写真 7 ). (1) 企画展示Ⅰ 「IoT/5G時代の先進技術」と題し, IoT/5G時代に向けて豊かな生活を支 える有線と無線によるフレキシブル なアクセス基盤技術に関する最先端 の取り組みについて展示しました. IoT/5Gの本格展開を支えるネット ワーク技術,超多素子アンテナによ るP-MP(Point to MultiPoint) 型 無線エントランス技術,5Gモバイ ルの実現に寄与する光ネットワーク 技術,エラスティック光アグリゲー ションネットワーク,分散スマート アンテナ型協調無線LAN技術,地 下インフラ監視に適した920 MHz帯 無線伝送技術について,お薦め展示 として紹介しました. (2) 企画展示Ⅱ 「安全な設備構築 ・ 運用」と題し, 共催団体ならびにNTTグループ各 社,NTT研究所の三位一体による 安全性向上に向けた設備構築 ・ 運用 の最新技術,進化の方向性について 展示しました.安全な設備構築 ・ 運 用の概要,新たな概念と新技術でオ ンサイト業務改革,橋梁設備のセン シング技術,設備状態の可視化に向 けたセンシング技術の高度化,マン ホール鉄蓋点検周期適正化技術,マ ンホール未入孔点検技術,高耐久化 管路の導入促進,点検のイノベー ション,コンクリートポール鉄筋の 品質管理のための新たな耐水素脆化 特性試験技術について,お薦め展示 として紹介しました. (3) コーナーⅠ 「設備のリノベーション」と題し, 既存設備を最大限に活用し経済的に カスタマイズすることで,新しい価 値を実現する技術を展示しました. 特に,安心・安全を提供する災害対 策用無線システム技術,超大容量通 信を実現する空間分割多重光ファイ バ技術,FASA:多様なニーズへ柔 軟に対応する次世代アクセスアーキ テクチャ,DSPを用いた光アクセ ス長延化技術について,お薦め展示 として紹介しました. (4) コーナーⅡ 「運用のイノベーション」と題し て,所内 ・ 所外設備の保守 ・ 運用作 業を抜本的に高度化していく革新技 術について展示しました.特に,シ ステムを改造せずに操作画面を高度 化するUI(User Interface)拡張技術, 保守運用自動化実現に向けたネット ワーク構成情報管理技術,マンホー ル用新型鉄蓋(テーパー型ダイア鉄 蓋)について,お薦め展示として紹 介しました. (5) コーナーⅢ アクセスネットワーク技術の全体 像をNTTビル内からお客さま宅ま 図 NTT展示概要 モデルネットワーク コーナーⅢ アクセスネットワーク技術の全体像をNTTビル内からお客さま宅まで,一連の流れで分かりやすく 紹介します. IoT/5G時代の先進技術 企画展示Ⅰ IoT/5G時代に向けて豊かな生活を支える有線と無線によるフレキシブルなアクセス基盤技術に関す る最先端の取り組みを紹介します. 運用のイノベーション コーナーⅡ 所内・所外設備の保守・運用作業を抜本的に高度化していく革新技術を紹介します. 設備のリノベーション コーナーⅠ 既存設備を最大限に活用し経済的にカスタマイズすることで,新しい価値を実現する技術を紹介し ます. 安全な設備構築・運用 企画展示Ⅱ 共催団体ならびにNTTグループ各社,NTT研究所の三位一体による安全性向上に向けた設備構築・ 運用の最新技術,進化の方向性について紹介します. 写真 7  NTT展示コーナー

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で,一連の流れで実物を交え分かり やすく紹介する,モデルネットワー クを展示しました. ■一般社団法人 情報通信エンジニ アリング協会(ITEA) これまで培った技術 ・ ノウハウの 継承,光アクセス設備の構築 ・ 維 持 ・ 開通工事を主体に,品質の向上 や効率化および大規模災害時の迅速 な設備復旧などと安心 ・ 安全 ・ 信頼 される情報通信インフラ設備の実現 に向けた取り組みを紹介しました. ■通信電線線材協会 光およびメタルケーブルや接続機 器,関連部材を含めた所外系設備全 体をはじめとして,局内,データセ ンタなどにかかわる最新の技術,製 品と安全性,作業性を重視した,わ くわくする会員各社の最新の取り組 み状況を紹介しました. ■一般社団法人 情報通信ネットワー ク産業協会(CIAJ) 全国通信用機器材工業協同組合 (全通協)とともに,より安心 ・ 安 全で豊かな社会の実現をめざして, ライフラインである通信ネットワー クを支えるさまざまな関連製品 ・ ソ リューションを紹介しました. ■出展社イベント AS研メイン会場と屋外会場にて 出展社によるデモンストレーション や技術セミナを実施し,多くの方に ご覧いただきました(写真 ₈ ). 開催結果の総括 あいにくの雨模様にもかかわら ず,約9₇00名の方にご参加いただき, また海外からも多くのお客さまをお 迎えして無事にフォーラムを開催す ることができました.AS研の最新 の研究開発および今後の動向をはじ め,出展各社のさまざまな展示に高 い関心が寄せられました.開催後の 来場者アンケートからは,9₇%のお 客さまが来場目的を達成したという 結果が得られました.共催団体をは じめとした参加企業の皆様方ととも に,IoT/5G時代を見据えた先進技 術と,ネットワーク運用の課題解決 に向けて進化するR&D成果の展示 を通じてアクセスネットワークの変 革を共有できる場として充実したイ ベントとなりました. 謝 辞 本フォーラムの開催にあたり,共 催としてご協力いただきました一般 開催結果の総括 (左から) 山田  渉/ 野村 智之/ 家田 浩司/ 猪狩 亜紀子/ 岡本 圭司  これからのアクセスネットワークは「高 速化」というネットワークの根源的な需要 にこたえながら「機能配置の柔軟化」や「ス マートな設備 ・ 保守 ・ 運用」が必要である と考えています.このようなIoT/5G時代を 先取り,発展を促すためのアクセスネット ワークを変革していくためには,社会およ び関連する産業界の方々との連携が欠かせ ません.今後も本フォーラムが良き交流の 場となり,アクセスネットワークの発展に 貢献できるよう,事務局一同,努力してい きます. ◆問い合わせ先  NTTアクセスサービスシステム研究所   企画担当   TEL ₀₂₉-₈₆₈-₆₀₄₀   FAX ₀₂₉-₈₆₈-₆₀37   E-mail tforum₂₀₁7 lab.ntt.co.jp 写真 ₈  出展社イベント

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