Author(s)
津波古, 敏子
Citation
沖縄大学紀要 = OKINAWA DAIGAKU KIYO(15): 213-232
Issue Date
1998-03-01
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/5847
琉球列島の地域語の呼称をめぐる問題
津波古敏子
日本人がおたがいのコミュニケーションをはかるために使用していることば には、日本全国に通ずる共通話しことばと一定の地域だけに通ずる地域的な話 しことばとがある。このふたつのことばは日本語の変種である。日本全国に通 ずることばは「標準語」(または「共通語」)とよばれ、もうひとつの地域的な ことばは「方言」とよばれている。琉球列島においてもこの地域の人たちのあ いだで標準語と方言がつかわれている。 日本語の地域的な変種である、地域的な話しことばは、ふつう「○○方言」 とよばれて、「○○語」とよばれることはない。日本のそれぞれの地域でつか われている地域的なことばをよぶとき、私たちはふつうそのことばにその地域 のなまえをかぶせて「○○方言」というようによんで、「○○語」というよび 方をしない。たとえば青森、和歌山、宮崎の地域であれば、その地域のことば に対して「青森方言」「和歌山方言」「宮崎方言」というよび方をして、「青森 語」「和歌山語」「宮崎語」というよび方はしない。 ところが方言研究の文献資料目録に目をとおしてみると、ある同一地域のこ とばが「○○方言」とも「○○語」ともよばれているのに気づく。たとえば東 京のことばであれば「東京方言」または「東京語」、鹿児島のことばであれば 「鹿児島方言」または「鹿児島語」というように。おなじようなことが琉球列 島でつかわれている地域的なことばのぱあいにもみられる。文献の表題にもち いられた地域語の呼び方から、時代による地名の変更とともに、その名称をも ちいた人たちの、「方言」と「言語」に対する概念のちがい、その地域のこと ばに対する見方のちがいなどがよみとれるだろう。 おなじ対象であるにもかかわらず、琉球列島の地域語は日本の地域的なこと ばのなかでもっとも呼び名のおおい言語である。どの名称をつかうかでこの地 -213-域語を研究する者はしばしばジレンマにおちいる。この問題は方言研究の出発 時点からいまだ解決されないままである。そこでこの問題をとく糸口をみつけ だすために、文献目録の表題にあらわれた地域語の名称を検討しながら、琉球 列島の地域語の呼称の問題について考えてみたい。 1琉球列島の地域のよび名 表1の文献資料目録は、1997年までの琉球列島の地域語に関する著書・論文 を時系列的にならべたものである。琉球列島の地域語は、「南島語」「南島方言」 または「琉球語」「琉球方言」あるいはまた「沖縄語」「沖縄方言」などとよば れ、この地域をしめすのに「南島」「琉球」「沖縄」のみつつがもちいられてい る。表1を一瞥してわかることは、「沖縄」よりも「琉球」が圧倒的におおい ことと、「南島」がすぐないということである。「南島語」という名称がすぐな いのは、この名称がマライ・ポリネシア諸語に対してももちいられるためなの だろう。 「南島」という語は古代から九州以南の島々の名称としてもちいられ、また 文化誌・歴史書では琉球列島・南西諸島とほぼおなじ意味でもちいられている が、この名称は行政上の地名でもないし、地理学的な名称でもない。「南島」 という語は、日本国内の南の地域をさすばあいにも、またマライ・ポリネシア 地域のことばをさすばあいにも使用されていて、地理学的に不正確な名称であ る。琉球列島の地域語に関する研究資料では「南島」の採用数が全体的にすぐ ない。とくに戦後の方言研究におけるその数のすぐなさは、「南島」という語 のもつあいまいさを反映しているのだろう。 史書ではじめて「オキナワ」の記事がみえるのは『唐大和上東征伝』(779) であり、はっきりと「おきなは」の地名が登場するのは『平家物語』長門本 (1260年代)で、いまのところこれが最古の文献であるといわれている。17 世紀はじめ頃、薩摩が琉球国の知行高目録に沖縄島のことを「沖縄」と記して 以来、それ以降の文献ではその使用例がふえてきているという。 「南島」と「沖縄」が日本側の史書にはじめてあらわれた呼び名であるのに 対して、「琉球」は中国側の史書にはじめてあらわれた呼び名である。「リユウ -214-
キュウ」という語がはじめてみえるのは、7世紀はじめの唐の『階書』に記さ れた「流求国」であるが、この国が沖縄なのか台湾なのかについてはまだ定説 がない。「琉球国」が沖縄をさすということを確定できるのは14世紀である。 ふるい文献ではいつばんに「おきなわ」が沖縄本島をさすことがおおいのに対 して、「琉球」は琉球王府の支配下にあった琉球列島の地域をさすことがおお い。現在、一般的には、「琉球」は奄美諸島から沖縄諸島までの琉球列島内の 地域をさし、それに対して「沖縄」は伊平屋島から与那国島までの沖縄県をさ すかまたは沖縄本島だけのせまい地域をさすときに使用されている。 2地域語の名づけ方 南島方言、琉球語、琉球方言、沖縄語、沖縄方言、このいつつは、現在、琉 球列島の地域語をさすときに使用されている名称である。南島、琉球、沖縄の うち、あたまに「琉球」をかぶせる呼び方が大勢をしめてきているが、しかし 「琉球方言」と「琉球語」のいずれでよぶべきかの問題はいまだに解決がつい ていない。そのつど異なる地域名を論文の表題に使用している研究者がいる一 方で、他方では、同一の論文のなかで「琉球方言」と「琉球語」とを併用して いる研究者もいる。不用意に名称を使用している研究者のばあいは論外として、 どの名称をつかうかという問題は、どの地域名をとるかという問題とこの地域 語を「方言」とみるか「言語」とみるかという問題、いいかえれば日本語全体 のなかのどこにこの地域語を位置づけるかという問題とからみあっている。し たがって琉球列島の地域語の呼称の問題は、ふたつの側面から検討したほうが いいだろう。ひとつは地名の呼び方の問題であり、もうひとつは「方言」とよ ぶか「言語」とよぶかという、言語学上の問題である。 (1)地域の名称の問題(行政上の名称による名づけ) 明治から昭和前期(第二次大戦前)までの時期は、日本の地域語研究の基礎 が固められた時期である。この時期の文献のタイトルにあらわれた地域語の名 称を注意深くみると、現在琉球列島の地域語がかかえるのとおなじ問題が、お おかれすぐなかれ他の地域語にもあったことがわかる。この時期の文献のタイ -215-
トルにつかわれた地域語の名称をみると、廃藩置県によってあたらしい行政名 にかわったにもかかわらず、数はおおくないが、あたらしい地名のほかに、近 世までの国の名まえと藩の名まえがつかわれているのに気づく。地名が江戸か ら東京に、薩摩から鹿児島にかわった地域を例にしていえば、表2.3.4に しめしたように、新旧ふたつの地名が共存している(ただし江戸語と東京語と は言語学的には異なる地域語とみなされているが、ここでは地名を対象に検討 する)。また新旧ふたつの地名の共存は、つぎにしめすように、東京・鹿児島 以外の地域語のぱあいにもみられる。 但馬方言河本庚之助明治19 但馬国方言小出舟山風俗画報127明治29 但馬方言雑姐亀井素月明治32 但馬方言中島貞一郎昭和6 但馬方言について大塩滋樹昭和6 但馬方言集井上一男昭和15 兵庫県方言集成河本正義昭和7 紀州方言音韻編上山景一昭和9 紀州方言の動詞上山景一昭和10 和歌山方言雑考梅垣實昭和10 和歌山方言集杉村廣太郎昭和11 土佐国方言NY生人類学会雑誌明治19 土佐方言考今井貞吉風俗画報明治3O 土佐方言野島虎猪風俗画報明治36 士佐方言河口月華堂風俗画報明治38 土佐方言岩淵悦太郎昭和5 土佐方言の音韻佐藤仙一郎昭和9 土佐方言集宮地美彦昭和、 土佐方言の物理音声学的研究小幡重一昭和13 -216-
高知方言の発音について服部四郎昭和6 高知方言集橋詰延壽昭和7 肥後方言と普通語熊本県私立玉名郡教育会編明治40 肥後方言考第一篇田中正行昭和5 肥後方言考能田太郎昭和6 肥後方言学宗要吉昭和9 肥後方言の動詞に就いて斉藤俊三昭和9 肥後方言集倉岡幸吉昭和13 熊本県方言語法池辺用太郎昭和6 熊本方言宮本勢助昭和10 笑訳熊本県方言辞典福田秀蔵昭和13 豊後方言集市場直次郎等編昭和11 大分県方言考堀江興一・原田兵太郎昭和8 大分県方言の研究三ケ尻浩昭和9 大分方言語彙の考察三ケ尻浩昭和9 壱岐国方言菊池吉祥明治22 壱岐方言風俗画報大正3 壱岐島方言に見ゆる古語に就いて山口麻太郎昭和5 これに対して、 琉球列島のぱあいは、表1のタイトルでみるように、明治 )状況は藩のなまえ「琉球」をつけたよび方が主流で、あた から昭和前期までの状況は藩のなまえ「琉球」をつけたよび方が主流で、あた らしい行政名「沖縄」の使用はほんのわずかしかない。「沖縄」よりも「琉球」 の名称がおおくもちいられたのはなぜなのだろうか。「琉球」は琉球国、琉球 藩の時につかわれたなまえである。沖縄では廃藩置県はかなりおくれて明治12 年におこなわれた。沖縄が琉球国とよばれている問に、本土のほうは国から藩、 藩から県にかわっていったわけだが、廃藩置県によって行政上の地名がかわっ -217-
たとき、本土の地域語はそれにあわせて地名をよびかえることができたが、琉 球地域のぱあいは、かつて琉球国の属領であった奄美諸島が薩摩の進入によっ てきりはなされて以来、この地域語圏は鹿児島県(旧薩摩)と沖縄県との、ふ たつの行政区にわけられたため、あたらしい地名で圏内全体をカバーすること ができなくなった。「琉球列島」がはじめて地理上の名称としてもちいられた のは明治39年である。地理学上の名称に「琉球」が採用されたことによって、 この名称の使用は戦後もふえつづけた。政治的な差別をうけつづけてきたこの 地域の人たちがもつ「琉球」の語感には不快な感情がつきまとっていたにもか かわらず、「琉球」は地理学上の名称につかわれたことで圏内全域をしめすこ とができるという利点をもつようになったのである. (2)言語学上の名づけの問題 表1でみるように、第二次大戦後における琉球列島の地域語の研究文献では
「琉球方言」という呼称の採用がぐんとふえている。しかしそれとはりあうよ
うに「琉球語」という呼称も使用されている。昭和前期までの文献をみるかぎ り、同一の対象言語に対して方言と言語の両方でよんでいるのは、琉球列島の 地域語だけではなかったことがわかる。両者の使用の割合を別にしていえば、 表2,3,4の江戸、東京、薩摩、鹿児島でもそうだし、そのほかにもつぎの ような例がある。 庄内語及語釈三矢重松箸昭和5 付浜荻堀季雄著明和4(庄内語と江戸語との対照) 三矢博士の「庄内語」について安田静雄一昭和8 庄内方言考黒川友恭編明治24 庄内方言に於ける複語尾斉藤秀一昭和11 方言と言語の併用は、つぎにしめす、関東地方、近畿地方のようなひろい範 囲の地域(地方)語から秋田県の平鹿、沖縄県の那覇のようなせまい範囲の地 域語にもみられる。ふたつの用語は言語学的な分類をしめす上位語と下位語の 配慮なしに使用されたようである。 -218-関東語と東歌豊田八千代昭和8 関東方言の二三の音韻現象東条操昭和11 関東方言の区画東条操昭和13 越佐方言に於ける近畿語の要素橘正一昭和10 近畿方言の問題東条操昭和10 近畿方言資料目録菊沢季生昭和10 近畿方言考(用言の部)橘正一昭和10 近畿方言の総合的研究楳垣実昭和37 諏訪語分類表笹岡末吉昭和6 語頭のイと平鹿語細谷則理昭和7 語腹語尾のイと平鹿語細谷則理昭和7 平鹿方言の形容詞細谷則理昭和9 鹿児島県大島語二つ三つ醜鶏舎明治42 奄美大島語案内北村力馬編昭和2 奄美大島語概観大島中学校編昭和8 奄美大島方言と土俗第一冊新屋敷幸繁著昭和11 奄美大島方言の代名詞新屋敷幸繁著昭和11 喜界語音韻概説岩倉市郎昭和9 喜界島方言集岩倉市郎昭和16 アクセントに現れた東京語と那覇語大湾政和昭和12 那覇方言概説金城朝永昭和19 南島方言永良部語の研究安藤圭翠昭和9 -219-
琉球語就中八重山語の研究宮良当荘大正12 方言研究から見た八重山語宮良当荘昭和6 所与の言語の共通性の高さも「○○語」とよぶか「○○方言」とよぶカコの問 題にかかわっているようである。京都のことばと東京のことばは、どちらも新 旧の政治・文化の中心地の言語で、その時代の標準語の成立におおきくかかわっ ていることばであり、共通'性のたかい言語である。昭和前期までの京都地域の ことばのばあいはつぎにしめすとおりであるが、戦後はどちらかというと 「京都語」とよばれることがおおいようである。 江戸弁における京都語の要素橘正一昭和10 京都方言表大久保初男明治22 京都方言雑記高萩清玄昭和8 「風流,戯法」と京都方言橘正一昭和12 膝栗毛に見える京都方言の代名詞昭和12 いつぽう東京地域のことばに対して、東条操は、昭和2年の『国語の方言区 画」では「東京市内に行はれている言語は東京方言でこそあれ、標準語ではな い」というように「東京方言」とよんでいるが、昭和28年の「日本方言学』で は「東京都の方言はいわゆる東京語で、方言臭の少ない特別の言語である」と いうように「東京語」とよんでいる。他の東京ことばの研究者たちが「東京語」 とも「東京方言」ともよんでいたことは、さきに表3でみたとおりである。戦 後は標準語(共通語)とのかかわりで「東京語」とよばれることがおおい。 琉球列島地域のぱあいをみると、昭和前期まででいえば、かつて琉球国の共 通語であった首里方言が主に地域語としての共通話しことばの役割をになって いた。しかしこの方言は「琉球語」「琉球方言」または「沖縄語」の用語のも とで研究の対象にされた。第二次対戦後の研究においては、地域の特定を厳密 にする研究者は「首里方言」をタイトルにつかい、そうでない研究者は「琉球 語」「琉球方言」「沖縄語」「沖縄方言」のいずれかの名称をタイトルにつかっ ている。 -220-
日本の方言学界において地域語に対して「○○語」という呼び方がなされた ということは、それがひろい意味でもちいられたことをしめしているだろう。 じっきいこの用語は「○○弁」「○○ことば」「○○方言」「○○語」「○○の言 語」というようにつかわれている。これまでみてきた事実は、日本の方言学界 が、用語についての概念規定を欠いたまま、「方言」と「言語」を使用してき たということを如実にものがたっているだろう。 3琉球列島地域語の呼称の問題点 昭和のはじめから昭和19年までの昭和前期は、日本語学界における第二期の 方言研究ブームである。方言がアカデミックな対象としてみられるようになっ てきた時期といわれるだけあって、数おおくの研究論文が世にでている。琉球 列島の地域語の研究はこの時期に土台がつくられた。伊波普猷・宮良当荘・金 城朝永・仲宗根政善のほかたくさんの研究者たちの、多彩な論文はこの時期の はなやかな研究状況をうかがわせる。 これまでみてきたように、この時期における地域語の名称に関しては、本土 の地域語研究のかかえる問題がそのまま琉球列島の地域語研究の問題でもあっ た。その問題点をぎのようにまとめることができるだろう。 ひとつは地名選択の問題である。地域語の名称を、明治以前のふるい地名と 明治時代のあたらしい地名のどちらで名づけるかという問題である。本土の地 域語があたらしい地名を採用するようになったのに対し、琉球列島地域のばあ いは地域語がふたつの異なる行政区にまたがって使用されているため、あたら しい地名「沖縄」では地域全体をおおうことができないという事情があった。 ふたつめは方言名と言語名のどれでよぶかという、言語学上の名称の問題で ある。これまでみたように、昭和前期までの方言学界では、言語と方言の概念 が明確に区別されていなかったようである。「○○語」とよぶとき、その当時 は「○○方言」と同義に理解されていたようである。いつぽう「方言」は分類 上の上位語にも下位語にも使用されてきた。「方言」がこの用語上の矛盾をせ おっているという事実をみのがしてはならないだろう。「○○方言」のかわり に「○○語」をちいさな地域語にあてるぱいもおなじである。ロシア語では、 -221-
地域的な変種をあらわすとき、よりおおきな地域語をあらわすnHaJIeKT・ HaPewIIeと最小のそれをあらわすro60pとがあって、地域語の分類
に使用されている。それに対して日本では地域的な変種をすべて「○○方言」
とよんで、分類上の区別をしめす用語づくりをおこたってきた(このことは日 本語にかぎったことではないが)。 みつつめの問題は、他の本土諸地域語のばあいにはまったく問題にならない ことだが、琉球列島の地域語と日本語との歴史的な関係をどうとらえるかということである。まさにここで研究者は「琉球語」とよぶか「琉球方言」とよぶ
力図の決定をせまられるわけである。この地域語と日本語との関係を姉妹語とみる研究者は「琉球語」とよび、方言の関係にあるとみる研究者は「琉球方言」
とよばなければならない。しかしじっさいには方言説をとる人が「琉球語」の
名称をつかったり、姉妹語説にたつ人が「琉球方言」の名称をつかったりする という事実があって混乱しており、呼称についての言語学的な解決はまだつい ていない。琉球列島の地域語の呼称の問題は日本語との歴史的な関係を証明する実証的な研究に収敵するといっていいだろう。「琉球語」か「琉球方言」か
という問題については別の機会にゆずりたい。 [表1] 南島語 王堂先生の南島語の研究新村出昭和12 琉球と支那語一南島語学資料管見一魚返善雄昭和19 南島方言 南島方言資料東条操編大正12 南島方言の音韻現象東条操大正15 再ぴ南島方言に就いて東条操大正15 南島方言と九州方言との交渉宮良当荘昭和6 南島方言採集行脚宮良当荘昭和6 南島方言における敬語法官良当荘昭和6 -222-南島方言の形容詞大山英志・伊波普猷・岩崎卓爾昭和8 南島方言史孜伊波普猷昭和9 南島方言の本質問題宮良当荘昭和9 南島方言永良部語の研究第一輯安藤佳翠箸昭和9 南島方言に於ける「場所」の代名詞宮良当荘昭和9 国語学と南島方言研究東条操昭和15 東北方言と南島方言との比較研究宮良当荘昭和19 「南島方言」(『日本方言学」) 東条操昭和29 南島方言の断定陳述-その九州方言との類似について-秋山正次昭36 南島語及文学都成植義昭和39(明治36頃の原稿) 南島方言与論語彙山田実昭和42 南島方言調査語彙表一親族編(上) 日下部文夫昭和42 南島方言の記述的研究中松竹雄昭和51 南島方言の形容詞町博光1979 琉球語 琉球語文典及語彙チエンバレン箸1895(明治28) 日琉語比較音韻論ポリヴアノフ箸1914(大正14) 琉球語便覧伊波普猷箸大正5 語調を中心とせる琉球語の研究大湾政和著昭和12(首里語考) 三浦安針の琉球語吉町義雄昭和16 琉球語と壱岐方言との比較対照伊波普猷昭和6 琉球語agayunと肥後のアガル能田太郎昭和6 記紀と琉球語大久保初男国学院雑誌(二十一.6) 琉球語の母音組織と口蓋化法則伊波普猷昭和5 琉球語の造語法二つ三つ伊波普猷昭和6 -223-
琉球語と日本語新屋敷幸繁著昭和6 琉球語の見本伊波普猷昭和6 琉球語と日本各地方言との類似語金城朝永昭和6 琉球語の主格助詞について大湾政和昭和7 琉球語と国語との音韻法則服部四郎昭和7 琉球語の単語を凝視して大湾政和昭和8 琉球語と各地方語との類似語金城朝永昭和9 暴風に関する琉球語島昭和9 琉球語概観伊波・橋本昭和9 琉球語研究資料文献金城朝永昭和9 琉球語より観た日本語動詞活用の起源に対する試論チェンバレン・金城 昭和9 チェンバレン先生と琉球語伊波普猷箸昭和10 琉球語と内地方言との比較橘正一昭和10 子安貝の琉球語を中心として伊波普猷箸昭和10 琉球語の動詞終止形の語ンについて大湾政和昭和u 琉球語による古代国語の新解釈比嘉盛章昭和12 琉球語管見服部四郎昭和12 琉球語同系説金田一京助昭和13 琉球語より見たる万葉語比嘉盛章昭和13 琉球語の音韻と動詞の活用並にその終止形に就いて比嘉盛章昭和14 日本語と琉球語.朝鮮語.アルタイ語との親族関係服部四郎昭和23 日琉語族論折口信夫昭和25 琉球語概論宮良当荘昭和25 北をニシと呼ぶ語一一方位と風の琉球語金城朝永昭和25 琉球語と琉球文学島袋盛敏昭和25 国策として琉球語を如何に取扱うべきかの論宮良当荘昭和26 琉球語という名称について_付説琉球の語源金城朝永昭和28 -224-
琉球語文典宮良当荘昭和29 琉球語く方言〉『国語学辞典』金城朝永昭和3O 琉球語「世界言語学辞典』金城朝永・服部四郎昭和3O 琉球語および琉歌について服部四郎昭和3l 琉球語(琉球方言・南島方言)大久保忠利昭和32 琉球語と琉球文学川添雄一昭和32 琉球語は日本語の兄弟である「日本語の起源』大野晋昭和32 琉球語の性格―どのように比較すべきか比嘉亀盛昭和38 日本語と琉球語成田義光昭和38 万葉語と琉球語比嘉亀盛昭和45 琉球語動詞の形態論的研究山田実1979 琉球語の秘密村山七郎1981 火を表わす琉球語村山七郎1981 図説琉球語辞典中本正智1981 琉球語の研究は日本語の歴史にどう関わるか中本正智1982 琉球語形容詞の形態論的構造山田実1983 琉球語概説中本正智1983 琉球語文法のはなし内間直仁1983 琉球語初級会話野原三義1983 海外の琉球語比嘉正範1983 国語と琉球語高原繁1984 琉球語・日本語の系統をどう考えるか中本正智1985 琉球語の力変動詞“来る,,の活用―その分布と歴史中本正智琉球語の力変動詞“来る”の活用―その分布と歴史中本正智1987 日本語.琉球語の方言史を再構する為の前提ASerafiml988 琉球語の位置.方向格接尾辞の起源について板橋義三1990.1991 琉球語の美しさ仲宗根政善1995 琉球語の色彩表現仲井間憲児1997 -225-
琉球方言 琉球方言に就いて世礼国男大正12 琉球方言の比嶮法金城朝永昭和4 琉球方言の“わたくし雨',金城朝永昭和6 琉球方言余材抄比嘉淳昭和8 ベツテルハイムの琉球方言に関する著述土井忠生昭和9 琉球方言資料大湾政和著昭和12 アクセントから観た琉球方言の系統平山輝男昭和12 九州方言及び琉球方言(「方言と方言学』)東条操昭和13 琉球方言の史的地位亀井孝昭和16 - ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄
琉球方言と本土方言「新訂国語新講』平山輝男昭和32
『琉球方言』創刊号琉球大学方言研究クラブ昭和33
私の琉球方言研究一古語うたてと琉球方言うった-てい_比嘉亀盛昭
和35 琉球方言の名詞動詞化法う比嘉亀盛昭和35 琉球方言研究の副詞タツタについて比嘉亀盛昭和36「方言学講座第四巻」琉球方言概説仲宗根政善昭和36
〃 九クト|、琉球方言の語彙_琉球宮良当荘昭36 琉球方言と本土方言との関係上村幸雄昭和36 琉球方言におけるP音考馬上義雄昭和37琉球方言の比較研究一形態素グイとアジについて比嘉亀盛昭和38
琉球方言形容詞言い切りの形について琉球大方言研究クラブ昭和38
琉球方言の研究平山輝男昭和38 琉球方言の特色上村幸雄昭和38 琉球方言の特色とその研究の意義上村幸雄昭和38 琉球方言の太陽を意味する語について上村孝二昭和38 琉球方言について外間守善昭和39 国語史と琉球方言平山輝男昭和40 -226-琉球方言について平山輝男昭和4O 琉球方言の区画について平山輝男昭和4O 琉球方言の研究平山輝男昭和40 『日本言語地図1』(琉球方言の項)国立国語研究所昭和41 琉球方言親族語彙について,資料琉球大方言研究クラブ昭和41 琉球方言の豊かさ嘉味田宗栄昭和42 日本語の琉球方言について服部四郎昭和43 琉球方言動詞の活用体系内間直仁昭和43 東西南北一琉球方言の移りかわり仲宗根政善昭和44 琉球方言の収録から_八重山郡島一[文研月報]北川宏昭和44 琉球方言研究の現状と将来平山輝男昭和44 『全国方言資料10」(琉球方言編)日本放送協会昭和45 琉球方言の総合的研究平山輝男他1966 琉球方言の接続助詞にと」「もの」について高橋俊二1972 琉球方言入門上村幸雄1972 語彙統計学(言語年代学)的方法による琉球方言の研究大城健1972 琉球方言の成立をめぐって村山七郎1973 琉球方言の古形保存安良城盛雄1974 琉球方言と本土方言服部四郎1976 琉球方言研究の現代の課題一とくにその比較歴史方言学的研究について 上村幸雄1977 琉球方言動詞“終止形',の通時的変化服部四郎1977 琉球方言動詞活用体系の進展矢野征喜1977 琉球方言の音便形について名嘉真三成1978 琉球方言・動詞の終止形の成立について内聞直仁1978 琉球方言動詞“書く,,の活用中本正智1978 琉球方言について村山七郎1978 琉球方言における動詞活用形の成立について内間直仁1979 琉球方言と九州方言との比較野原三義1979 -227-
琉球方言の動詞の活用体系一与論方言の動詞形態序説菊千代他 琉球方言の成立と時代層中本正智1982 琉球方言文法の研究内間直仁1984 琉球方言基礎語彙の難易度と中学生の方言理解度東江康治他19 琉球方言のオノマトペとその音韻構造森下喜一1985 琉球方言助詞の研究野原三義1986 琉球方言の形容詞名嘉真三成1986 古代語と琉球方言の名詞・代名詞内間直仁1987 琉球方言のすがた:古語、大和言葉との対照高良盛亮1987 琉球方言の言語地理学的研究中松竹雄1987 琉球方言辞典中松竹雄1987 琉球方言論叢琉球方言研究クラブ1987 琉球方言の研究仲宗根政善1987 チェンバレンの琉球方言動詞活用表をみる松本泰丈1988 中世朝鮮・中国人と琉球方言1988 「能格」現象と日本語一琉球方言のぱあい松本泰丈199O 琉球方言音声の合成高良富夫他1985 琉球方言の連続音声の規則合成高良富夫他1988 日本共通語と琉球方言との間の音韻対応分析エキスパートシステム 高良富夫他1990 方言にあらわれた男女差一琉球方言名嘉真三成1991
琉球方言との比較による有坂法則第3則の検討佐藤清199l
琉球方言の1人称代名詞伊豆山敦子1992 琉球方言の古層名嘉真三成1992 琉球方言における母音の音響的特徴について今石元久1993 琉球方言助詞と表現の研究内聞直仁1994 琉球方言におけるテンス・アスペクトはどのように記述されたか 津波古敏子1994 琉球方言の声門破裂音の音韻性高良富夫1995 1980 1985 -228-辺土名方言が示す琉球方言研究の問題点伊豆山敦子1996 琉球方言の母音調和的傾向伊豆山敦子1996 琉球方言研究とローマ字の問題かりまたしげひさ1997 琉球方言形容詞成立の史的研究伊豆山敦子1997 沖縄語 沖縄語典仲本政世明治29 標準語対照沖縄語の研究桑江良行著昭和5 実用沖縄語便覧桑江良行著昭和6 沖縄語問題について永山政三郎昭和25 沖縄語と関東関西弁の比較川端章夫昭和34 沖縄語から日本語へ-音韻の法則と語彙-西平守盛昭和35 沖縄語の中の南方系の言葉崎山理昭和37 沖縄語辞典国立国語研究所昭和38 沖縄語の音韻真喜志興雄1968 沖縄語の文法中松竹雄1973 沖縄語の統語法大津不二也1978 沖縄語の世界中松竹雄1980 尚真王時代の沖縄語について多和田真一郎1980 尚真期沖縄語音韻考多和田真一郎1982 沖縄語における破裂音kiからciへの史的考察胤森弘1984 沖縄語の発掘真喜志興雄1986 沖縄語の特徴的な音変化について胤森弘1987 医学沖縄語辞典稲福盛輝1992 オキナワ語小辞典戸部実之1993 電子沖縄語辞典高良富夫1994 オキナワ語会話集渡由喜子他1995 オキナワ語単語集渡由喜子他1995 -229-
沖縄方言 国語研究の基調としての沖縄方言奥里将健昭和9  ̄ ̄ ̄------ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄--- ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄- 1中縄方言の言語年代学的研究服部四郎昭和30 沖縄方言と言語学服部四郎昭和30 沖縄方言の祖語は北方ウラルアルタイ語族奥里将健昭和30 沖縄方言の字音語一沖縄への漢字伝来の時代奥里将健昭和34 沖縄方言の動詞の活用仲宗根政善昭和35 国語教育と沖縄方言仲原裕昭和36 沖縄方言の歴史的考察一カラスとハーヤー崎山理昭和37 幸田文の文章に拾った沖縄方言仲井真八重子昭和41 沖縄方言の歴史的位置比嘉亀盛昭和44 鹿児島方言と沖縄方言の間一匂いを表す語を中心に比嘉亀盛昭和44 沖縄方言と方言小辞典外間守善昭和45 沖縄方言をたずねて柴田武1972 沖縄方言形容詞の史的変遷外間守善1972 沖縄方言と朝鮮語資料多和田真一郎1982 沖縄方言過去の助動詞アン・タンについて新里留美子1985 日本語音韻史から見た沖縄方言の3母音化傾向とP音柳田征司1989 沖縄方言論争再考花田俊典1993 沖縄方言論争三考花田俊典1995 [表2] 江戸語に関する-疑問吉田澄夫昭和9 江戸時代語に関する二三の考察穎原退蔵昭和10 江戸語の時代区分吉田澄夫昭和10 江戸語から東京語へ松川弘太郎昭和10 江戸語の研究資料など松川弘太郎昭和10 江戸語雑記山崎麓昭和11~12 -230-
江戸語解釈上の異見佐藤鶴吉昭和11 「近世江戸語の語法」抄荒川正一昭和11 江戸語の複語尾に就いて高橋俊良昭和11 江戸語二三山崎麓昭和13 近世江戸語の助詞奥山亭吉昭和15 江戸方言より東京語へ吉田澄夫昭和9 [表3] 東京語辞典小峰大羽編大正6 東京語に於ける母音の無声化杉山栄一昭和8 東京語実用文典編纂の必要野村八郎昭和11 束京語の畳語と副詞松川弘太郎昭和12 アクセントに現れた東京語と那覇語大湾政和昭和12 束京語の変化村松正俊昭和13 束京語を護れ保科孝一昭和15 東京語に於ける動詞の命令形中村通夫昭和16 東京語に於ける意志と推量形中村通夫昭和16 束京語の形成中村通夫昭和16 束京語のアクセント三宅武朗昭和16 東京語の話大西雅雄昭和16 束京語の問題中村通夫昭和16 束京語アクセントの再検討金田一春彦昭和16 東京語小見小島忠治昭和17 東京方言集斉藤秀一編昭和10 東京方言と標準語森正俊昭和7 標準語と東京方言東条操昭和14 束京方言吉田澄夫昭和14 -231-
[表4] 薩摩言葉重永紫雲明治36 薩摩語と南島語の比較武山宮貞昭和8 特殊な薩摩語楢木範行昭和5 薩摩方言庶解加藤雄花明治43 薩摩方言の研究シユワルツ亜細亜協会会報(43) 南方薩摩方言福里栄三昭和8 ロ■■ ̄ ̄ ̄ ̄■■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄■■l■■'■■ ̄■■l■■ ̄ ̄----■■■■'■■'■■l■■'■■'■■ ̄ ̄ ̄■■------■■'■■ ̄ ̄--'■■■■ ̄ ̄ ̄ ̄--- ̄-,■■-,■■,■■■■,■■,■■■■ 鹿児島語卜普通語大龍小学校教員会調査明治37 訂正増補鹿児島語と普通語町田佐熊編明治38 鹿児島語と普通語松村生人類学会雑誌(二十五299) 鹿児島語の短促`性と発音の誰誤山下藤次郎昭和6 鹿児島語を研究する人々(方言研究略史)山下邦雄昭和8 鹿児島語に就いて重松良定昭和14 鹿児島方言の音韻現象について原田芳起昭和5 鹿児島方言野村綱任昭和7 鹿児島方言の敬語法に就きて原田芳起昭和9 鹿児島方言について重松良定昭和12 鹿児島方言転写吉町義雄昭和16 [参考文献] 東条操国語の方言区画育英書院昭和2 方言と方言学春陽堂昭和13 日本方言学吉川弘文館昭和28 外間守善沖縄の言語史法政大学出版局1971 徳川宗賢「方言研究の歴史」(岩波講座『日本語11」)1977 -232-