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電磁界における移動境界問題の数値解析法

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Academic year: 2021

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(1)

電磁界における移動境界問題の数値解析法

黒田

道子

a)

Numerical Technique for the Analysis of Electromagnetic Field with Moving

Boundaries

Michiko KURODA

†a)

あらまし 移動体通信や可変機能をもつデバイスの開発など,近年電磁界数値解析の分野において,移動する 物体や移動する波源などの任意運動,任意形状に対する数値解析の必要性が強く求められている.ここでは,複 数の格子を用いる重合格子法をローレンツ変換も考慮してFDTD 法に導入し,電磁界移動境界問題の数値解析 法を提案している.この手法の精度を検証し,物体が移動する場合,波源が移動する場合についての数値計算結 果を理論値と比較し,良好な精度が得られたので報告する. キーワード 移動境界,重合格子法,ローレンツ変換,FDTD 法,移動体通信

1.

ま え が き

近年,移動体通信や可変機能をもつデバイスの開発 が活発に行われているが,これらの設計,解析のため には電磁界における移動境界問題の数値解析法が強く 求められている.電磁界解析分野における移動境界問 題は,これまでは理論解析法[1]∼[3]やFDTD法に 移動位置だけを導入する方法[4]が提案されているが, 単純な運動や一定方向への運動に限られていた.この ため,任意形状,任意運動に対しては限界があった. ここでは,FDTD法を用いた移動する物体や境界を もつ場合,また波源が移動する場合の数値解析法につ いて述べる. 移動境界問題を電磁界数値解析に導入するには困難 な問題がある.それは電磁波の速度が光速であるとい う点である.このため,低速運動問題を取り扱う場合 は,時間離散間隔を光速に合わせているため必要な移 動距離に到達するまでに計算時間がかかること,高速 運動問題を考える場合はローレンツ変換を考慮しなけ ればならないことである.筆者らは,これらの問題点を 解決し,FDTD法を用いて移動境界問題を直接数値解 析できる方法についてこれまで提案してきた[5]∼[9]. 東京工科大学,八王子市

Tokyo University of Technology, 1404–1 Katakura, Hachioji-shi, 192–0982 Japan a) E-mail: [email protected] ここでは,重合格子法[10]を高速運動の場合にも適 用できるようローレンツ変換をFDTD法に導入した 数値解析法について論述する.ここで用いる重合格子 法は主格子上に副格子を重ね,副格子を移動させ,補 間法を用いて各格子上の物理量のやり取りを行うこと で移動する境界の数値解析を可能とする方法である. 本論文では,この手法について述べた後,電磁界数 値解析において高速移動体の場合に問題となるローレ ンツ変換を高速の場合に適用できるように新たに考案 した重合格子法,ローレンツ変換とFDTD法を組み 合わせた数値計算アルゴリズムについて説明する.こ の手法を用いた数値解析法の精度を検証し,数値結果 と理論値との比較を行う.また,主な例として,物体 が移動する場合と波源が移動する場合についての数値 例を示す.

2.

重合格子法とローレンツ変換

重合格子法とは,複数の格子上でお互いに物理量を やり取りしながら解析を行う手法である[10].ローレ ンツ変換を考慮した電磁界における移動境界問題では, 静止系と運動系がある.これに重合格子法を適用す るには,主格子(Main mesh)を静止系に副格子(Sub mesh)を運動系として,運動系である副格子を移動さ せ格子間での物理量のやり取りを行うことにより移動 境界問題を電磁界において直接数値解析できるように なる.

(2)

図 1 相対運動する二つの慣性系 Fig. 1 Two inertial frames in relative motion.

2. 1 電磁界のローレンツ変換 ローレンツ変換とは二つの慣性系間の座標(時間座 標と空間座標)を結びつけるマクスウェルの方程式を 満足する座標変換方式である[1].図1で示すように運 動系K が静止系Kに対して速度ベクトルvで任意 方向へ移動しているとき,空間因子と時間因子は,以 下のベクトルの表示式で表すことができる. dr= γ(dr − vdt) + (γ − 1)v × v × dr v2 (1) dt= γ  dt −v • dr c2  (2) ただし,cは光速である. γ =  1 1 − v2/c2 = 1  1 − β2 ここで,drdtK系,drdtK系における 空間因子と時間因子である.二つの慣性系が上記の関 係にあるとき,その電磁界変換式は式(3)∼(6)で与え られる. E= E + γ(E+ v × B) (3) H= H + γ(H− v × D) (4) B= B + γ  B− v × E c2  (5) D= D + γ  D+v × H c2  (6) ここで,EHDBは運動方向に対して平行 な成分であり,EHDBは運動方向に対 して垂直な成分である. 2. 2 重合格子法 重合格子法とは,複数の格子間での物理量をお互い にやり取りしながら解析を行う手法である.移動境界 問題に対しては,静止系を主格子(Main mesh),運動 図 2 線形補間モデル Fig. 2 Interpolation model.

系を副格子(Sub mesh)とし,副格子を移動させ,格 子間で物理量のやりとりを行うことにより移動境界問 題を解決できる.副格子は複数導入することも可能で ある. 各格子間での物理量のやりとりは補間法を用いて行 う.補間法には様々な手法があるが,ここではFDTD 法と重合格子法を組み合わせて使用し,空間離散間隔 や時間離散間隔が微小であるため,線形補間を用いる. 図2は,重合格子法の2次元モデルを示す.破線が主 格子,実線が副格子である.主格子上の物理量φP は, 副格子上の4点の物理量φ1,φ2,φ3,φ4 より線形補 間を用いて, φP =1x22x1)y2+(φ3x24x1)y1 (x1+x2)(y1+y2) (7) で求められる. 2. 3 FDTD法へのローレンツ変換の導入 つぎに,FDTD法へローレン変換を導入する手法 について述べる.FDTD法は空間格子,時間格子とも に格子間隔は一定である.ところが,ローレンツ変換 を用いることで,式(1),(2)のように空間離散間隔も 時間離散間隔も変化してしまう.このため,空間離散 間隔,時間離散間隔を一定に保ちながらローレンツ変 換を導入することが求められる.この問題を解決する 計算手法を考案したので以下に示す. ロ ー レ ン ツ 変 換 を 導 入 し ,重 合 格 子 法 を 用 い た FDTD法の計算アルゴリズムを図3に示す.(a),(d) を静止系Kの主格子,(b),(c)を運動系Kの副格 子としている.図3においてローレンツ変換を用い て線形補間を行うとき,式(1),(2)により時間離散 間隔が変化してしまうので,FDTD法のアルゴリズ ムを保つために,時間離散間隔の整合を取ることが 重要になってくる.運動系K では,空間のみでなく

(3)

図 3 時間と空間のアルゴリズム

Fig. 3 Time and space algorithm for FDTD and Lorentz transformation by overset grid gen-eration method. 時間の進み方が変化するので,静止系Kでの時間離 散間隔をΔtとしたとき K 系での時間離散間隔は Δt=1 − β2Δtとなる.ここでは,x方向へ速度 vで移動する場合について,図3のアルゴリズムで説 明する. 図3 (a)での電界Eをローレンツ変換により(b)の K系に変換し,(b)から(c)へFDTD法で計算を行っ た後,(c)から(d)へローレンツ逆変換を行う.K系 での電界と磁界の空間離散間隔をΔx/2Δy/2とす る.時間,空間アルゴリズムに従って電界Eをローレ ンツ変換すると(d)でΔt進んだEの値を得ることが できる.同様の変換をHに対しても行うが,ローレ ンツ変換を用いているため,(d)でΔt進んだHの値 を得ることができない.(d)でΔt進んだHの値を得 るため,K系上に座標変換する磁界Hはあらかじめ 空間位置Xと時間T となるよう空間も時間も補間を 行った後,(a)から(b)へローレンツ変換を行う.この 補間を行うことにより,(d)において電界E,磁界H ともにΔt進んだ物理量を得ることができ,FDTD法 にローレンツ変換を導入することができるようになる.

3.

重合格子法を用いた

FDTD

法の精度

提案した手法の精度について検証することは,この 手法の有用性を示す上で重要である.ここでは,主格 子と副格子の空間離散間隔の比と計算精度について検 証する. 精度を検証するためのモデルを図4に示す.正方 図 4 2次元モデル Fig. 4 2D numerical model.

形の主格子の上に正方形の副格子を重ね,両方の中 心はそろえている.主格子長はLm× Lm,副格子長 はLs× LsIm(m, n)Is(i, j)は各々主格子の格子 数,副格子の格子数を表す.ここで,主格子の空間離 散間隔と副格子の空間離散間隔の比を以下の式R (sub rate)で表す. R =  Ls Is  Lm Im  (8) 精度を検証するため,主格子数は400 × 400で固定 し,副格子数を36 × 3642 × 4250 × 5062 × 6284 × 84125 × 125 と変化させて,主格子と副格子 の空間離散間隔比Rに対して精度を検証していく. 主格子の空間離散間隔は,Δxm = Δym= λ/60λ は波長)で一定である.ここでは,副格子長 Ls は 変化せず,副格子数が変化するため,副格子の空間 離散間隔 ΔxsΔys は変化する.Lm = 0.02(m)Ls= 2.5 × 10−3(m)Δt = 5.0 × 10−14(sec)として 計算を行う.副格子数を36×36から250×250まで変 化させるため,それに対応して副格子の空間離散間隔 が変化する.FDTD法ではCourant Conditionを満 足する必要があるため,副格子数が最大の250 × 250, つまり副格子の空間離散間隔が最小の値を取るときに, この条件を満足するようにΔtを選んでいる. 主格子上のm = 25から100GHzの平面波を入力 し,主格子上に副格子を重ねた場合と主格子のみの場 合について,以下の式を用いて誤差を検証する. Relative error =Ey− E0 E0   (9) ここで,Eyは主格子の上に副格子を重ねた場合の電 界,E0 は主格子のみの場合の電界を示す. 副格子の空間離散間隔と主格子の空間離散間隔比R

(4)

(a)

(b)

(c)

図 5 (a)R = 0.6 の場合の電界分布.(b) R = 1 の場合 の電界.(c)R = 1.25 の場合の電界分布.

Fig. 5 (a) Electric field,R = 0.6. (b) Electric field, R = 1.0. (c) Electric field, R = 1.25.

図 6 副格子と主格子空間離散間隔比R と誤差の関係

Fig. 6 Absolute error of the amplitude ofEy forR.

(subrate)と計算精度についての結果を,図5に示す. 図5 (a)は R = 0.6 の場合,(b)はR = 1 の場合, (c)はR = 1.25の場合の電界分布である.これらの 図より,(a),(b)の場合には電界の乱れは見られない が,R = 1.25になると誤差が出てきているのがわか る.また,図6にRと誤差の関係を示す.この結果よ り,Rが1を超えると急激に誤差が大きくなることが わかる.これは,線形補間において,副格子の空間離 散間隔が大きくなることにより誤差が生じたものと思 われる.R ≤ 1の場合は,副格子の空間離散間隔が小 さい値を取るため,誤差が少なく良好な精度で計算が できることが分かった. 以上の結果より,副格子の空間離散間隔は小さい方 が精度がよく,副格子と主格子の空間離散間隔の比R は1以下がよい精度が得られることが分かった.

4.

重合格子法を用いた移動する物体

ここでは,移動する物体に対する電磁波について, 数値計算を行う.移動する誘電体に対する2次元モデ ルを図7に示す.方形誘電体が入射波に対して,遠ざ かる場合と近づく場合について,数値計算を行う.主 格子の上に重ねた副格子を移動する誘電体物体に設定 する.主格子の格子数(m, n)400 × 400,副格子 数(i, j)250 × 250とし,主格子の空間離散間隔 をΔxm= Δym = λ/60,副格子の空間離散間隔を Δxs = Δys = λ/300 とした.ここで,λ は波長で ある.時間離散間隔は,Δt = λ × 10 −4 2c とし,主格 子上のm = 25から誘電体に向けて100 GHzの平面 図 7 入射波に対して移動する誘電体

Fig. 7 Numerical model of the dielectric body moving for the incident wave.

(5)

(a) (b) (c) 図 8 (a)物体が静止している場合の電界分布v = 0.(b) 入 射波に対して近づく場合の電界分布 (v = 0.1c).(c) 入 射波に対して遠ざかる場合の電界分布 (v = 0.1c).

Fig. 8 (a) EM field scattering from static dielectric body withv = 0. (b) EM field scattering from dielectric

body approaching to the incident wave (φ = π) with v = 0.1c. (c) EM field scattering from di-electric body moving away from the incident wave, (φ = 2π) with v = 0.1c. 波を入射した.副格子は,移動する誘電体物体とし, εr= 3.5の比誘電率の場合の電界分布を示す.入射波 へ向かって進む場合(φ = π)と遠ざかる場合(φ = 2π) について,移動速度を v = 0.1c(m/s)として電界分 布を求めた結果を図8に示す.(a)は静止している場 合,(b)は入射波に対して近づいていく場合,(c)は入 射波から遠ざかる場合についての電界分布を示す.こ れらの結果より,反射波,透過波に違いがみられ,運 動の影響が出ていることがよくわかる. この結果を理論値と比較してみる.誘電体からの反 射波や透過波の振幅比は理論式(10),(11)で表され 表 1 入射波に対する透過波の振幅比 Table 1 Ratio of the amplitude for transmitted wave

to the incident wave.

表 2 入射波に対する反射波の振幅比 Table 2 Ratio of the amplitude for reflected wave to

the incident wave.

る.[1] Ampt Ampi = 2(1 + v/c√εr) (1 +√εr)(1 + v/c) (10) Ampr Ampi = 1 − v/c 1 + v/c· 1 −√εr 1 +√εr (11) ここで,Ampt は透過波の振幅,Ampi は入射波の振 幅,Ampr は反射波の振幅を表す. 表1,2に理論値と数値解析結果の振幅比の比較を 示す.この結果より,本手法による数値結果と式(10), (11)の結果は,よく一致していることがわかり,物体 が移動する場合の電磁波の数値解析結果の精度を確認 することができた.表1,2の結果において,近づく 場合は,主格子と副格子の位置的距離が近くなるため, 線形補間の精度が上がり,遠ざかる場合は,主格子と 副格子の位置的距離が遠くなるため,近づく場合に比 べて誤差が大きくなったと考えられる.

5.

重合格子法を用いた移動する波源

これまでは,移動する物体への電磁波の解析法につ て述べてきたが,ここでは波源が移動する場合につい ての数値計算を行う[11].図9にモデル図を示す.副

(6)

図 9 計算精度検証モデル

Fig. 9 Numerical model to verify the accuracy.

図 10 R (sub rate) の違いによる相対誤差と標準偏差 Fig. 10 Sub rateR versus relative error and standard

deviation. 格子上に波源を置き,副格子を移動させることで,波 源の移動ができるようにしている.波源が移動する場 合の精度を検証するため,この図を用いて,主格子と 副格子の空間離散間隔の比を表す式(8)を用いてR を変化させ,以下の式(12)を用いて,相対誤差及び 標準偏差を求める.相対誤差は式(13)に示す.主格 子をΔxm= Δym= λ/40,副格子間隔をλ/40から λ/340まで変化させ,Δt = λ 500c,入射波750MHz, 移動速度v = 0.01cで計算を行った. f =1 + v/c 1 − v/cf0 (12) Relative error

=theoretical results−numerical results theoretical results   (13) 図10にその結果を示す.横軸に主格子と副格子の 比R (sub rate),縦軸に相対誤差と標準偏差を示す. 式(12)に示す理論値と計算値の相対誤差と標準偏差 を用いて比較する.波源が移動しているため,副格子 の空間離散間隔Δxを小さくすると,格子数が増し, 図 11 十字路形モデル

Fig. 11 Numerical model having a shape of cross section.

(a)

(b)

図 12 (a)静止波源の場合の電界分布.(b) 移動波源の場 合の電界分布.

Fig. 12 (a) Electric Field with stationary input wave. (b) Electric Field with moving input wave.

線形補間の回数が増え,その結果,相対誤差が大きく なると考えられる.標準偏差と誤差を検討した結果, 標準偏差が一番小さく,相対誤差は丸めの範囲でほぼ 同等のR = 1の場合を最適とした. 次に,波源が移動する場合について,図11の交差 点における車両の移動を想定したモデル図に基づき数 値解析を行った.十字形に交差した自由空間の周りを 比誘電率εr= 7.0,導電率σ = 0.0389[S /m]の誘電

(7)

体で囲み,点AからBまで波源を移動させる.点C, Pは観測点とする.静止波源は,点Bにおいて静止 状態で電磁波を放射するものとしている.解析条件と して,全長50λ,自由空間幅10λ,主格子の空間離散 間隔と副格子の空間離散間隔の比をR = 1 とするた め,空間離散間隔Δx = Δy = λ/40,時間離散間隔 Δt = λ/80とし,入射波750MHz,波源の移動速度は v = 0.01cとした.主格子の格子数は,2000 × 2000, 副格子の格子数は,50 × 50とした.点Bで静止の場 合の電界分布と点Aから点Bへ移動する場合の電界 分布を図12に示す.これは,移動波源が点Aから出 発し点Bに到着した時間で表示している.これらの図 を比較すると,十字路中央の上下に,波源の移動の影 響が出ているのがよくわかる.

6.

む す び

移動体通信の高速化や可変機能をもつ光・マイクロ 波デバイスの発展に伴い,電磁界数値解析の分野にお いて移動境界問題の数値解析法が強く求められてきて いる.本論文では,重合格子法とFDTD法を組み合わ せた電磁界数値解析法について論述した.特に,ロー レンツ変換を電磁界数値解析に導入する手法について 詳しい説明をした. 電磁界数値解析分野への数値解析法の導入において, 困難な点は電磁界が光速であることである.FDTD法 においては,Courant条件を満足するため,時間離散 間隔Δtは小さな値を取り,また計算機容量が限られ ているため,ドップラー効果を明確に現すためには, ここで提案した数値例においても,入射周波数を高く とらなければならなかったこと,物体や波源の移動速 度を高速に設定しなければならなかったことなどまだ まだ,解決しなければならない問題点がある. しかし,これまで厳密解法が主であった電磁界数値 解析分野に移動境界数値解析法を提案することができ たことは,任意形状,任意運動,更には3次元問題を 解析することが可能になり,大きな進歩であると考え る.今後は,並列処理や高速大容量の計算機などを用 いた計算処理法によりこの手法はより一般的になり利 用範囲も拡大していくことを期待する. 文 献

[1] V. Bladel, Relativity and Engineering, Springerverlag, Berlin, 1984.

[2] T. Shiozawa, “Electromagnetic scattering by a mov-ing small particle,” J. Appl. Phys., vol.39, no.7,

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[3] K. Tanaka, “Scattering of electromagnetic waves by a rotating perfectly conducting cylinder with arbi-trary cross section: Point-matching method,” IEEE Trans. Antennas. Propag., vol.28, no.6, pp.796–803, Nov. 1980.

[4] F. Harfoush, A. Taflove, and G.A. Kriegamann, “A numerical technique for analyzing electromagnetic wave scattering from moving surfaces in one and two dimensions,” IEEE Trans. Antennas. Propag., vol.37, no.1, pp.55–63, Jan. 1989.

[5] M. Kuroda and S. Kuroda, “The body fitted grid generation with moving boundary and its application for optical phase modulation,” IEICE Trans Electron, vol.E76-C, no.3, pp.480–485, March 1993.

[6] H. Iwamatsu and M. Kuroda, “Over set grid gen-eration method coupled with FDTD method while considering the Doppler effect,” IEEJ Trans. FM, vol.129, no.10, pp.699–703, Oct. 2009.

[7] S. Sahrani and M. Kuroda, “A novel approach for the analysis of electromagnetic field with rotating body,” Aces Journal, vol.26, no.8, pp.651–659, Aug. 2011. [8] S. Sahrani and M. Kuroda, “FDTD analysis with

overset grid generation method for rotating body and evaluation of its accuracy,” IEICE Trans. Electron, vol.E96-C, no.1, pp.35–41, Jan. 2013.

[9] S. Sahrani and M. Kuroda, “Numerical technique for the analysis of electromagnetic field by moving dielec-tric body,” IEEJ Trans. FM, vol.133, no.5, pp.255– 259, May 2013.

[10] J.F. Tjompson, Z.U.A. Warsi, and C.W. Mastin, Nu-merical Grid Generation, North-Holland, New York 1985.

[11] T. Akata, S. Sahrani, and M. Kuroda, “Numerical analysis of the EM field from a moving source and the application for a moving vehicle,” EuMC2014, Oct. 2014. (平成 28 年 9 月 27 日受付,11 月 29 日再受付, 29年 4 月 12 日公開) 黒田 道子 (正員:フェロー) 1973年静岡大学工学部電気工学科卒, 1975年早稲田大学大学院理工学研究科修 士課程了,1978 年早稲田大学大学院理工 学研究科博士課程了.工学博士.1986 年∼ 1987年オハイオ州立大学客員研究員.1990 年東京工科大学工学部情報工学科助教授, 1998年同大学教授,2004 年同大コンピュータサイエンス学部 教授,2011 年∼2013 年コンピュータサイエンス学部長,2014 年東京工科大学名誉教授.電磁界移動境界問題の数値解析に取 り組む.電子情報通信学会フェロー.IEEE Senior Member.

図 1 相対運動する二つの慣性系 Fig. 1 Two inertial frames in relative motion.
図 3 時間と空間のアルゴリズム
図 5 (a) R = 0.6 の場合の電界分布.(b) R = 1 の場合 の電界.(c) R = 1.25 の場合の電界分布.
表 2 入射波に対する反射波の振幅比 Table 2 Ratio of the amplitude for reflected wave to
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