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「ゆる」 概念からさぐる地域コミュニティ再構築への取り組み : 加東市の事例をもとに

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「 ゆる」 概念から さ ぐ る地域 コ ミ ュ ニ テ ィ 再構築への取 り 組み

一加東市の事例 を も と に 一

The concept of “Yuru” as a tool for restructuring local communities.

-

Based on a case study of Kate City

-宮 元 博 章*

中 間 玲 子*

有 吉 美 咲* *

石 井

;聡**

MIYAMOT0 Hiroaki

NAKAMA Reiko

ARIYOSHI Misaki

ISHII Satoshi

岡 本 恵 太**

桑 平 英 治**

戸 田 早 苗**

OKAMOTO Keita

KUWAHIRA EiJi

TODA Sanae

本研究は、 「平成の大合併」 を経験 し た加東市の 「 ゆる キ ヤラ」 に関連す る事業 を事例 と し て取 り 上げ、 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ の再構築の取 り 組み を さ ぐ る こ と を目指 し た も のであ る。 調査方法は、 市役所、 商工会議所へのイ ン タ ビ ュ ーで あ る。 そ の結果、 同市 のキ ャ ラ ク タ ー 「加東伝の助」 事業の 「 ゆるキ ヤラ」 と し ての展開は、 当初の計画にはな く 、 事業 の発展 その も の も多 く の人の参加 に よ る、 意図せ ざ る効果の連鎖で あ っ た こ と が明 ら かに な っ た。 加東市 の取 り 組みは、 「故郷 喪失」 と 「場所への帰属」 と い う 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ の抱え る矛盾の中で、 新 し い状況や活動 を創出す る 「拡張によ る学習」 と し て と ら え る こ と がで き る。 さ ら に こ う し た 「 学習」 が成立 し た要因 と し ての 「 ゆる」 概念につい て 「弱 さ を強みに変 え る こ と」 、 およ び 「周縁性 を生かす こ と」 の二点から検討 し た。 キ ーワ ー ド : ゆる, 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ , 拡張 に よ る学習, 弱 い紐帯の強 み Key words : yuru, local community, learning by expanding, strength of weak ties

1 . 問題 : いま 、 な ぜ 「 ゆる キ ヤラ」 か ? ゆる キ ヤラ ブ ー ムと 言 われる 現象 があ る。 新聞 や テ レ ビな どの マ ス メ デ ィ アは も ち ろ ん、 身 近 な地域のイ ベ ン ト 、 文具や食品のパ ッ ケ ー ジな ど生活の様々な場面 でユ ニ ー ク な外見 を持 っ た キ ャ ラ ク タ ー、 い わ ゆる 「 ゆる キ ヤ ラ」 を目にす る こ と が多 く な っ た。 その多 く は、 自治体 の PR キ ャ ラ ク タ ー と し て制作 さ れた も の だが、 近年 で は大学や企業、 NP0 法人等に も 、 ゆる キ ヤラ を取 り 入 れよ う と す る動 き が広が っ てい る。 代表的 ゆるキ ヤラ で あ る熊本県 の 「 く ま モ ン」 は、 2012年上半期 だけ で、 118億円 も の関連商品の売 り 上げ を記録 し た (朝日新聞 2012.12.28) 。 も はや、 その経済効果は、 ゆる く ない。 そ れでは、 い ま 、 なぜ 、 ゆる キ ヤラ なの だ ろ う か。 現 代 社会 に ゆる キ ヤラ が受け容 れら れ、 脚光 を浴 びる背景 には、 何 ら かの社会の変化があ るはず で あ る。 こ の問題 につい て、 本研究は、 ゆる キ ヤラ の多 く が自治体の PR キ ャ ラ ク タ ー と し て作 ら れた と い う 点 に着目 し た。 ゆる キ ヤラ 現象 と 、 地域社会の抱 え る課題の間 に密接 な関連 があ る と 考え たので あ る。 近年、 地域社会 をめ ぐ っ て、 大 き な動 き があ っ た。 平 成16年に自民 ・ 公明党政権によ っ て打 ち出 さ れた 「三位 一体の改革」 である。 同改革は、 地方の自立と責任の確 立 を目指 し た も の と さ れる。 し か し 、 地方交付税の改革 に伴い、 各自治体は財政的 な困難 を抱え る こ と にな っ た。 ま た、 こ れと並行 し て進め ら れた 「平成の大合併」 も 地 域社会に大 き な変化 を も た ら し た。 市町村合併の駆動力 と な っ たのは、 地方交付税改革への対応 と 合併特例債 と い う 優遇措置 で あ る。 さ ら に規模の拡大 に よ り 、 厳 し い 財政状況 を乗 り 切 ろ う と す る ねら い も あ っ た。 一方、 住 民の視点 か ら みる と 「新 し く 生ま れた自治体に帰属意識 を持 ち、 そ こ か ら さ ら に参加意識 を持 つ こ と は容易 では ない」 (河井2009a) 。 全国規模で進む少子 ・ 高齢化の波 も 地域社会に影響 を与 え てい る。 地域の担い手の不足 に 加え て、 人口減少 に と も な う 税収入の減少は先 に述べた 財政難に さ ら に拍車 をかけ る。 65歳以上の高齢者が人口 比率で住民の50% を超え たいわゆる 「限界集落」 の存在 も 大き な問題であ る。 こ こ ま で に述べ た地域社会の課題は、 次の三点 にま と めるこ と がで き る (河井2009a) 。 ①財政上の課題 ②平成の大合併 に伴 う 、 地域への帰属意識 ・ 参加意識 の低下 ③少子高齢化 こ れら の課題 に対応 し 、 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ を再構築 し てい く こ と が、 現代 の地域社会に求 め ら れてい る ので あ る。 * 兵庫教育大学大学院人間発達教育専攻教育 コ ミ ユニケ ー シ ヨ ン コ ー ス * * 兵庫教育大学大学院学校教育研究科(修士課程) 平成25年 4 月26 日受理

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た だ し 、 こ れか ら 求 め ら れる コ ミ ュ ニ テ ィ づ く り は、 かつ ての農村型 コ ミ ュ ニ テ ィ ( ムラ 社会) への回帰 では ない。 ム ラ 社会は、 「 ウチ」 に向 か っ て濃密 な関係 を保 ちつつ、 「 ソ ト」 の人々に対 し ては冷淡であ る。 「 ミ ウチ」 の間 であ っ て も あ る種の息苦 し さ を感 じ る社会 と いえ る。 一方、 都市型の コ ミ ュ ニ テ ィ は開放的 ではあ るが情緒的 な基盤が弱 い。 農村型 と 都市型の長所 を生か し た新 し い 「 つながり 方」 が模索 さ れてい る (広井2009) 。 本研究は、 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ におけ る新 し い つ なが り 方の模索 を 「 ゆる」 概念 を手がかり に探 る も のであ る。 こ れは、 個人の自発性や能動性、 すなわち 「がんばり」 を前提 と し ない。 弱 さ や脆弱性、 「 つ た な さ」 を も 包 み 込 んだ関係のあ り 方 で あ る。 冒頭 で述べ た ゆる キ ヤラ 現 象は、 ゆるやかなつながり を基盤と す る地域 コ ミ ュ ニ テ ィ の再構築への動 き の現 れと 見 る こ と がで き る。 「 ゆる キ ヤラ」 を制作 し 、 活用す る地域社会の取 り 組 みか ら 、 地域社会の コ ミ ュ ニ テ ィ 再構築への動 き を と ら え る こ と が本研究の課題 であ る。') 2 . ゆる キ ヤラ と は何 か ゆる キ ヤラ 現象 と 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ の再構築 と の関連 を探 る に先立 ち、 ま ず 「 ゆる キ ヤラ」 と い う 概念の明確 化 を試 みる。 「 ゆる キ ヤラ」 と い う コ ン セ プ ト を 初め て提唱 し た漫 画家 ・ イ ラ ス ト レ ー タ ーの み う ら じ ゆん氏 は 「 ゆ る キ ヤ ラ 三か条」 と し て次の三点 を提案 し た。 ①郷土愛 に満 ち 溢 れた強い メ ッ セ ー ジ性があ る こ と ②立 ち居振 る舞いが不安定かつユ ニ ー ク であ る こ と ③愛すべ き 、 ゆる さ 、 を持 ち合わせてい る こ と た だ し 、 こ の 「 三か条」 だけ で は、 ゆる キ ヤラ か ど う か、 判定 に困 る対象 が存在す る。 例え ば、 「 タ ウ ンペ ー ジ君」 の よ う な企業 の キ ャ ラ ク タ ー、 「 た れパ ン ダ」 の よ う な商業 キ ャ ラ ク タ ー、 さ ら に は、 「 ご当 地 ヒ ーロ ー」 と 呼 ば れる 、 ゆる く は な い キ ャ ラ ク タ ー な ど で あ る。 こ の点に関 し、 秋月 (2010) は次のよ う に ゆるキ ヤラ を再定義 し た。 すなわち 「地域振興等、 商業的な目的か ら 開放 さ れた と こ ろ で デザイ ン さ れた結果、 あ る一定の 『 ゆる さ 』 や不安定 かつユ ニ ー ク な動 き を備 え る に至 っ たキ ャ ラ ク タ ー。 (p 36)」 と い う 定義で あ る。 こ れは、 ゆる キ ヤラ と し て認定 さ れる対象 を 絞 り 込 む ための定義 で あ る。 し か し 、 地域振興 を目的 と す る キ ャ ラ ク タ ーが、 地元の生産物の販売促進のために使用 さ れる事例は珍 し く ない。 商業目的 を除外す る と 、 ゆるキ ヤラ と 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ 再構築 と の関連 を探 る こ と が困難に な る。 本研究 では、 ゆる キ ヤラ と い う コ ンセ プ ト に 「家族的 類似」 と い う 観点 をあてはめる こ と を提案す る。 家族的 類似 と は哲 学者 ウ イ ト ゲ ン シ ュ タ イ ンに よ っ て提唱 さ れ た考え方 であ る。 例え ば家族の集合写真 を見 る と そ れぞ れ似通 っ た と こ ろ を見 つけ る こ と はで き るが、 共通の属 性 を取 り 出すこ と はで き ない。 こ のよ う に 「一部で共通 性 を持 ちつつ も境界が不確定な要素の集ま り」 が家族的 類似 で あ る (大堀2002) 。 つま り 「 ゆる キ ヤラ」 概念に 明確 な境界線 は な く 、 商業 キ ャ ラ ク タ ーや企業 キ ャ ラ ク タ ー、 あ るい は 「 ご当 地 ヒ ーロ ー」 と い っ た関連す る対 象群 と 概念の ゆるやかなネ ッ ト ワ ー ク を構成 し てい る と 考え る。 ゆるキ ヤラ 概念 を家族的類似の視点 か ら と ら え る こ と で 、 企業 の キ ャ ラ ク タ ーや商業 キ ャ ラ ク タ ー を 除外 せず に研究 をすすめるこ と がで き る。 こ う す るこ と で、 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ の再構築 を考え る う え で も マ ネ ジ メ ン ト や プロ モ ー シ ョ ンな どの考え方 を適用 す る こ と が可能 に な る の で あ る。 さ ら に、 ゆる キ ヤラ 以外 の地域振 興 ツ ール で あ る 「 B 級 グル メ 」 「 ご当 地 0 0 」 と い っ た現象 も 視 野に入 れなが ら 、 地域社会 と の関連 を考え る こ と がで き る。

3 . 事例の概要と研究方法

本研究 では平成の大合併 によ り 、 社町 ・ 滝野町 ・ 東条 町が平成18年 に合併 し、 町づ く り を市民 と 一体にな っ て 取り 組んだ兵庫県加束市 を事例と し て、 取り 上げる。2) 先 に述べ たよ う に、 近年、 地域 を取 り 巻 く 経済状況は 厳 しい。 特に兵庫県の内陸部にあ っ て小規模な企業の多 い加東市 におけ る経済の見通 し は、 国の見通 し に反 し て 厳 しい も のであ る。 加東市商工会員企業921社を対象に し た ア ンケ ー ト 調査では、 304社の回答数の中で、 今後 も加東市で事業 を続けたい と いう 企業は75% と 高い。 し かし、 「行政支援が充実」 はわずか 2 %で あ っ た。 こ う し た実態に対応すべ く 、 加束市は町づ く り の重点課題と し て、 観光 ・ 文化の推進、 地元産業の振興 を掲げてい る。 「 地域経済は地域で考え る」 と い う 視点 であ る。 ま た、 住民 の帰属意識、 コ ミ ュ ニ テ ィ の参加意識 と い う 面におい て も加東市は課題 を抱 え てい る。 例え ば、 中 学生 を対象 と し た意識調査 では、 次のよ う な結果 と な っ て い る o ま ちづ く り につい て 「 大い に関心があ る」 は5.0% と 低 く 、 「 あ ま り 関心がない」 と 「 ま っ た く 関心 が ない」 を合 わせ る と 54.0% と な っ てい る。 (中略) ま ちづ く り への参加の意向 につい て も 「 どち ら と も いえ ない」 が 6 割 を超え てい る。 (「平成20年度加東 市総合計画」 よ り ) こ う し た、 合併後の住民の帰属意識や市 と し ての産業 振興 と い う 課題は、 日本の各地域に広 く 共通す る も のだ と いえ る。 加東市 の事例 を通 し て、 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ の 再構築に関す る知見 を得 る こ と が期待 で き る。 本研究は、 加束市の商工会議所や加束市役所企画政策 課へ のイ ン タ ビ ュ ー を も と に、 地域 コ ミ ュ ニ テ イ 一作 り

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を検証す る。 当初、 想定 し たイ ン タ ビ ュ ーの項目は次の 通り であ る。 A . ゆる キ ヤラ を活用 し た事業 (以下、 「事業」 と 記述) の目的 と 経過につい て B. 事業の展開 につい て 産業振興 / 教育 / 福祉 / その他 c . 事業 の成果 と 課題、 お よ び今後の展望 につい て な お、 イ ン タ ビ ュ ー に お い て は、 ゆる キ ヤラ を 活用 し た事業 のみに限定せず、 そ れに関連す る事業 ( ご当 地 グ ルメ 等) につい て も聞 き取 り を行 う こ と に し た。 こ れは 前節で述べた 「家族的類似」 の考え方に基づ く 。 さ ら に、 ゆる キ ヤラ を活用 し た市内 のイ ベ ン ト に つい て も 参加 し 、 観察 を行 っ た。 その上 で イ ン タ ビ ュ ーや観 察の内容 に つい て、 グルー プで討議 し 、 主に地域 コ ミ ュ ニ テ ィ 論や活動理論の観点 から 意義づけ し た。 4 . ゆる キ ヤラ と 地域 コ ミ ュ ニ テ イ 一加東市の事 例 から 一 (1) 「伝の助」 の誕生 加東市がマ ス コ ツト キ ヤラ ク タ 一 に注目 し たのは、 「平成18年 の三 町 (社町 ・ 滝野町 ・ 東条町) の合 併によ っ て誕生 し た加東市にア ピー ルす る も のが な く 、 行政 と し て も 何か新 し い こ と をや っ てい こ う 」 (加東市役所企画政策課 ・ 東谷氏) と 考え たか ら で あ る。 そ んな考え 図 1 加東伝の助 で、 マ ス コ ツ ト キ ヤラ ク タ 一 を全国か ら 募 つた結果、 下 は 7 歳から 上は73歳ま で の157点の応募があ っ た。 市役 所外部の メ ンバ ーで構成 さ れた審査委員 会に よ り 、 その 中から 「加東伝の助」 が誕生 し た (以下 「伝の助」 と 記 述) 。 作者は市外在住の、 イ ラ ス ト を描 く こ と を趣味 と し てい る、 建設業 を営 む男性 で あ る。 「伝の助」 には、 基本形 か ら 用途 に応 じ て約600種のバ ー ジ ョ ンがあ り 、 そのほ と ん ど を無償で こ の作 者が デザイ ン し てい る。 (2) 「伝の助」 の当初のつと め 「伝の助」 の当 初のつ と めは、 「 昔の伝統文化 を今 に 伝え る、 今 のいい も の を未来 に伝え る、 い ろ んな情報 を 伝え る、 夢 と 元気 を伝え る こ と」 と さ れてい た。 市内 の さ ま ざま なイ ベ ン ト に出演 し 、 産業の分野では、 加東市 特産品 の PR を し 、 観光協会が企画 し た伝の助 グ ッ ズ も 販売 さ れてい る。 ま た、 教育の分野では、 小学校の 「加 東市の学習」 に出前授業 を行 っ てい る。 福祉の分野にお い て も、 金婚式、 東日本大震災復興支援イ ベ ン ト 等 に出 演 し 、 参加 し てい た高齢者や子 ど も た ち に大変喜ばれた と いう 。 「基本的に市が共催する催 し であれば、 『伝の助』 を貸 し出 し てい る。 地区の祭り 、 運動会、 保育園でのイ ベ ン ト な どの利用 が多 いで す。 貸 し 出 し の際には、 『人 前 で着替え ない。』、 『 し やべ ら ない』 こ と を お願い し て い る」o こ れ ら は、 「伝 の助」 を使 っ た遊 びのルール と も 言 え る だ ろ う 。 東谷氏 をは じ め と す る関係者の間 では、 「伝 の助」 が、 あ たか も 人 と し て存在 し てい るかのよ う に扱 わ れ、 イ ン タ ビ ュ ー中 の我 々 も ま た、 「 伝 の助」 を 人 で あ るかのよ う に扱 い、 そ う い っ た 「伝 の助」 を使 っ た遊 びの中 に自 然 に加 わ っ てい る こ と に気づ か さ れたので あ る。 (3) 「伝の助」 に と っ ての転機 こ こ ま での活動は、 市役所職員 の当初の計画通り の活 動 と 言 つていい だ ろ う 。 だが、 「伝の助」 の誕生か ら 1年 後 に、 「 伝の助」 に と っ て大 き な転機がお と ず れるので あ る。 日本 ご当 地キ ャ ラ ク タ ー協会が主催す る 「 ゆる キ ヤ ラ ま つ り 」 ( ゆる キ ヤラ ブ ームに火 を つけ た 「 ひこ に や ん」 のお ひ ざ元彦根市 で、 平成20年から毎年開かれてい る) への参加で あ る。 こ れによ っ て、 「伝の助」 のつ と めの幅 も 、 市内 での活動 か ら 「加東市の良い と こ ろ を全 国に伝え る」 と い う よ う に全 国へ と 大 き く 広 が っ た。 「 全 国 の キ ャ ラ ク タ ー と 接 す る こ と で 、 キ ャ ラ ク タ ー や 付添人の動 き につい て大変勉強にな り ま し た」。 当 初の計画 には な か っ た と 思 われ る 「 ゆる キ ヤラ ま つ り」 への参加によ り 、 「伝の助」 は、 加東市の 「マ ス コ ツ ト キ ヤラ ク タ 一」 か ら 「 ゆる キ ヤラ」 と し て認知 さ れ る こ と と な っ たので あ る。 こ れを機に市関係者の意識 も 変 わっ てい っ た。 「行政 と し て、 『伝の助』 を作 り っ ぱな し では な く 、 今後 も何か新 し い こ と を次々 と 企画 し てい き たい」 と東谷氏。 (4) 新た な展開 を し てい く 「伝の助」 の活動 「伝の助」 の活動は行政から の企画によ る も のに と ど ま ら ない。 加東市商工会 も 、 「伝の助」 を使 っ ての地域 の活性化 を め ざ し 、 「伝 の助 カ ー ド」 を作成 し て い る。 「加東市 カ ー ド会」 に加入 し てい る52店舗での買い物に よ り 、 ポイ ン ト が カ ー ド に加算 さ れてい く と い う も ので あ る。 「固定客化、 集客力 ア ッ プ、 消費の流出防止、 加 盟店間の連携強化 を ねら っ てい ます」 (加束市商工会地 域支援課 ・ 加藤幸雄氏) 。 さ ら に、 商工会では、 「伝の助」 だけ で な く 、 地域活 性の ツ ール と し て の 「 ご当 地 グル メ 」 の開発 を め ざ し た 「 グル メ コ ン テ ス ト 」 を平成23年度よ り 実施 し てい る。 先 に述べ た よ う に、 「 ご当 地 グル メ 」 も ま た 「 ゆる キ ヤ ラ」 と 関連す る コ ンセ プ ト で あ る。 「 グルメ コ ンテ ス ト の実施前、 加東市 の特産品は、 山 の芋、 山田錦、 滝野なす、 と い う よ う にあ る程度見え て いま し た」 (加束市商工会地域支援課 ・ 後藤泰樹氏) 。 し

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か し 、 グル メ コ ン テ ス ト で 選ば れ実 際 に 商品化 さ れた 「加東 シ ヨ コ ラ」 、 「 三草茶 う ど ん」 か ら は、 そ れま で 思 い も し なか っ た茶が特産品 と し て新 たに見え て き たので あ る。 プロ 、 ア マ を問 わず誰 で も 参加 で き る と い う 、 ゆ るい参加条件 での グル メ コ ン テ ス ト に し たか ら こ そ、 加 束市 に茶があ る こ と が再発見 で き たのであ る。 「一般の 方は、 よ く 知 つてい て、 市民参加型 に し て よ か っ たです」 と後藤氏。 (5) 本事例の考察 「国が何で も かんで も や っ てい く と い う 時代は も う 終 わ っ た。 従来型の 『国家や家族中心の発想』 で も な く 、 『個人単位の発想』 で も ない、 『第三の立場』 が必要であ り 、 そ れが 『緩やかなつ ながり = ネ ッ ト ワ ーク』 志向の 社会である」 (奈須 ・ 諸富 2011, pp 39-40) 。 加東市は、 平成18年の合併が契機と なり 、 地域の活性 化 を め ざす と と も に、 新 し い地域 コ ミ ュ ニ テ ィ を形成 し ていかなけ ればな ら ない状況にあ っ た。 今回取材 し た、 行政によ る 「伝の助」 の制作 と 企画、 商工会によ る 「 グ ル メ コ ン テ ス ト 」 の企画は、 その コ ミ ュ ニ テ ィ 形成過程 で生み出 さ れた事業 であ る。 二つの事業 に共通 し て言え るこ と は、 行政主体、 商工会主体ではな く 、 市民自 ら も 参加す る こ と で育 ち、 やがては加東市が魅力 あ る地域に 育 っ てほ し い と い う 願い を も っ ての事業 であ る と い う こ と であ る。 行政、 市民、 商工会、 事業主等が ゆるやかな つ なが り の も と 、 「第三の立場」 か ら協働 し て行 う 事業 は、 当 初の計画か ら は予想 で き なか っ た新 し い活動 に結 びつい てい る こ と がわか っ た。 そ う し た発展性 に面白 み を感 じ る と と も に、 意図的 に作 り 出 し てい く こ と が、 こ れか ら の地域 コ ミ ュ ニ テ ィ の形成 を考え てい く 上 で鍵 と な つてい く だ ろ う 。 加束市 の場合 、 「 ゆる ギ ヤラ (伝の 助) 」 、 「 グルメ コ ン テ ス ト」 は、 関係者に と っ て予期せ ざる結果 を産み出す元 と な っ た起爆剤であ り 、 人 と 人 と を ゆる やかに つ なげ る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ・ メ デ ィ アの 一つに な っ てい た と も 言え る。 後藤氏は言う 。 「人 ・ モ ノ ・ 金 と よ く 言う が、 大変な のは、 人 と のつ なが り を つ く る こ と だ っ た。 最終的 には 人 であ り 、 事業 を進め る う ち に、 し だい に加東市 を元気 に し たい と い う 思いの熱い人が集ま っ て く る」 と 。 事業 を進め る際に、 最 も 必要 だ っ たのは、 金や補助 で は な く 、 加東市 を思 う 気持 ち で ゆるやかにつ なが っ たネ ッ ト ワ ー ク だ っ たの で あ る。 「現代 を生 き る人 た ち に と っ て、 つ ながり がな さ す ぎ るのは生 き に く いが、 つ なが り があ り す ぎ るの も 生 き に

く い」 (山崎 2012, p i t)。

ゆるす ぎず、 き つす ぎない、 ち よう どいい加減でのつ ながり を模索 し てい く こ と がこ れから の時代 に求め ら れ る一 つのあ り 方 では ない だ ろ う か。 5 . 総合考察 : ゆる キ ヤラ 現象 から学ぶ (1) 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ の抱 え る問題

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「故郷喪失」 と 「場所への帰属」 一 総合考察では、 加東市の事例につい て コ ミ ュ ニ テ ィ 論 お よ び活動理論 の観点 か ら 考察 を加 え る。 ま ず、 あ ら た め て コ ミ ュ ニ テ ィ と い う 理念 につい て整理 し 、 その抱 え る問題 につい て述べ る こ と に し たい。 広井 (2009) によ れば、 「人間の社会は最初か ら 個体 ない し 個人が 『社会 (集団全体) 』 に結びつ く のではな く 、 その間 に中間的 な集団 を持 つ」 し たが っ て、 コ ミ ュ ニ テ ィ の本質的 な意味 と は 「重層社会におけ る中間的 な 集団」 であ る。 つま り 、 コ ミ ュ ニ テ ィ と は個人一 社会間 の緩衝地帯 で あ り 、 イ ン タ ー フ ェ イ ス で も あ る。 英国の 社会学者 デ ラ ン テ イ は コ ミ ュ ニ テ ィ と い う 理念の 「不朽 の魅力」 を次のよ う に ま と め てい る。 近代世界は、 自由、 個人主義、 理性の時代 であ るが、 そ れだけ ではない。 そ こ では、 個人が寄 る辺 ない不 安定化す る世界の中に置かれるのであ り 、 く つ ろい だ気分になれる心地よい世界

つま り コ ミ ュ ニ テ ィ や帰属、 連帯感 と い つた も の

を強 く 求め る時代 で も あ る。 コ ミ ュ ニ テ ィ は長 ら く 社会 と 緊張関係 に あ り 、 最近では、 近代国家 に対 す る失望 によ っ て、 多 く の人々が、 政治 の基盤 と し て コ ミ ュ ニ テ ィ の復 活 に希 望 を 託 す よ う に な っ て い る ( デ ラ ン テ イ

2006, p 260)

こ こ か ら も 中間的 な集団 と し ての コ ミ ュ ニ テ ィ の重要 性 を み る こ と がで き る。 す な わち、 コ ミ ュ ニ テ ィ は人 に 安心感 を与え る と と も に、 よ り 大 き な社会 (国家) に対 す る異議申 し 立 ての拠点 で も あ る。 も し 、 コ ミ ュ ニ テ ィ がなけ れば、 個人は何の後 ろ盾 も持 た ない ま ま国家 と 向 かい合 う こ と にな っ て し ま う ので あ る。 し か し 、 平成 の大合併 に代 表 さ れる 社会の変動 は、 「 中間集団」 と し ての コ ミ ュ ニ テ ィ のあ り 方 を大 き く 揺 さ ぶ っ た。 合併 と は単 に行政の区割 り が変 わる こ と では ない。 デラ ンテ イ の言 う 「帰属や連帯感」 を揺 るがす も のであ る。 町村の合併 に伴い人々はこ れま で築い て き た 関係性の再構築 を余儀な く さ れて し ま う 。 こ う し た問題 に拍車 をかけ るのが情報化社会の進展 で あ る。 河井 (2009b) は情報化 に と も な う コ ミ ュ ニ テ ィ の拡散 を 「 ハイ ブ リ ッ ド ・ コ ミ ュ ニ テ ィ 」 と い う 概念 で と ら え てい る。 従来、 人は一定の地理的範囲の中で家族 と い う 繭、 地域と い う 繭、 国 と い う 繭に重層的 に く るま れて き た と 考え ら れる だ ろ う 。 関心連携につい て も一定の地理的範囲に と どま り 、 地域と い う 繭の中で終始す る こ と がほ と ん どで あ っ たはず だ。 し か し 、 メ デ ィ ア、 と り わけ イ ン タ ーネ ッ ト を イ

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ン フ ラ と す る メ デ ィ アは、 そ れら の安心の繭 を貫い て し ま う 。 そ し て、 個人 と し ての市民 を、 地理的範 囲 を超え て多様 な関心連携に連れ去 っ て し ま う 。 そ のよ う な状況 を コ ミ ュ ニ テ ィ が交雑、 重層化す るハ イ ブ リ ッ ド ・ コ ミ ュ ニ テ ィ と い う 状態 と し て考え る こ と ができ る。 こ れによ り 「一定の地理的範囲」 と 「関心連携」 の間で大き なずれが生 じ る。 同心円 を前提 と し てき た地域と い う 構造の崩 れであ る (河井 2009b, p 7) 。 こ こ に描かれてい るのは中間集団 と し ての コ ミ ュ ニ テ ィ 構造の崩壊であ る。 メ デ ィ アの発達 と と も に近隣のつ な が り や地縁 な ど、 「一定の地理的範囲」 を基盤 と す る コ ミ ュ ニ テ ィ は成立 し がた く な る。 人々の関心が多様化す る と と も に、 コ ミ ュ ニ テ ィ と し ての関心連携は薄 れて し ま う 。 現代 に おい て人々 を つ な ぎ と め てい るのは、 場所 へ の帰 属 で は な く 、 ソ ー シ ャ ルネ ッ ト ワ ー ク サ ー ビ ス に 代 表 さ れる メ デ ィ ア なので あ る。 こ のよ う な現状 の中で、 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ に参加 し 、 一定の役割 を果たす こ と は 重荷 と し て感 じ ら れて し ま う 。 人々は個人 と し ての関心 事 を追求す る こ と に よ り 重 き をお く か ら で あ る。 メ デ ィ アの発達 に よ り 、 デ ラ ン テ イ の言 う と こ ろ の 「自由 、 個 人主義、 理性」 が貫徹 さ れたのであ る。 こ う し た現状 を伊藤 (2013) は、 「故郷喪失」 と し て と ら え る。 こ の概念は、 哲学者 ボル ノ ー に よ っ て提唱 さ れたも のであ る。 さ ら に、 伊藤 (2013) は、 コ ミ ュ ニ テ ィ を巡 る議論が 「故郷喪失」 か 「場所への帰属」 か、 と い う 二者択一 と し て と ら え ら れがち であ るこ と に対 し、 次 のよ う な考察 を提示 し てい る。 こ う し た移動性の時代 に あ っ て、 私 た ち はい かに し て私た ち自身の 「 ホーム」 を形成 し う るかと い う 問 題 を提起す る こ と も可能 であ るが、 こ こ では少 し見 方 を変え て、 こ う し た移動性の高ま り によ る抽象的 空間の拡大 を、 新たな人間の条件 と し て捉え直 し て みたい。 つま り 場所への帰属か故郷喪失 かと い う 二 者択一的 な構図 ではな く 、 そ も そ も 「場所」 その も のが新 たな条件の も と に変容 し てい る と い う 観点 か ら 見直 し て み る こ と がで き る のでは な い か (伊藤,

2013, p.188)

こ こ でいう 「 移動性の高ま り」 と それに伴う 「抽象的 空間の拡大」 は、 先に引用 し た河井 (2009b) の 「ハイ ブ リ ッ ド ・ コ ミ ュ ニ テ ィ 」 に該当 す る。 つ ま り 、 伊藤 (2013) も ま た、 「中間集団」 と し ての コ ミ ュ ニ テ ィ の崩 壊に つい て述べ つつ、 そ れに対応す る途 を探 っ てい るの であ る。 一方 では、 こ う し た 「故郷喪失」 の現状 を是認 し、 自由や理性の拡大 と し て積極的に評価す る主張 も成 り 立つ。 他方 では、 新 たな る 「故郷 ( ホーム) 」 を回復 す る実践 を提案す る と い う 主張 も あり 得 る。 し か し、 地 域 コ ミ ュ ニ テ ィ に求 め ら れてい る こ と は、 あ れかこ れか の 「二者択一」 ではな く 、 新 しい状況 を創り 出 し てい く こ と であ る。 加東市の事例に即 し て考え てみよ う 。 合併以前の社町 ・ 滝野町 ・ 束条町への帰属 を回復す る こ と は も はや不可能 であ る。 同様に、 新たに成立 し た 「加束市」 に対 し て以 前と 同 じ よ う な帰属意識 を求めてい く こ と も困難だ ろ う 。 だか ら と い っ て、 中学生の半数以上が 「 ま ちづ く り」 に 関心 を持 て ない現状 を看過す る こ と も で き ない。 こ こ で 求 め ら れてい る こ と は、 「 場所」 そ の も のの変容 を 前提 と し つつ、 住民相互の新 たな る関係性や活動 を生み出 し てい く こ と で あ る。 (2) 「拡張 によ る学習」 と し ての地域 コ ミ ュ ニ テ ィ 再構築 前節 では、 コ ミ ュ ニ テ ィ 論の観点 か ら 「故郷喪失」 か 「場所への帰属」 か、 と い う 二者択一 を乗 り 越え、 新 た な状況 を創 り 出す こ と の必要性につい て述べた。 エ ンゲ ス ト ロ ー ムら の活動 理論 に よ れば、 現実の矛盾 の中か ら 新たな状況 を創り 出すこ と は 「拡張によ る学習」 であ る。 学習活動の本質は、 当該の活動の先行形態の中に潜 在 し てい る内的矛盾 を露呈 し てい るい く つかの行為 の中から、 客観的かつ文化一歴史的 に社会的 な新 し い活動の構造 (新 し い対象、 新 しい道具、 な どを含 む) を生産す るこ と であ る。 学習活動 と は、 い く つ かの行為群か ら ひと つの新 たな活動への拡張 を習得 す るこ と であ る。 伝統的 な学校教育は、 本質的 には 主体 を生産す る活動であり 、 伝統的 な科学は、 本質 的には道具 を生産す る活動であ るのに対 し て、 学習 活動は、 活動 を生産する活動である (エ ンゲス ト ロ ー

ム1999, p.141)。

加東市の事例におい ては、 社会の変容に伴 う 「故郷喪 失」 と 「場所への帰属」 が潜在する内的矛盾であっ た。 こ う し た矛盾が平成の大合併 と い う 事態の中で、 あ ら た めて顕在化 し た と いえ る だ ろ う 。 こ こ で求め ら れてい る こ と は、 二者択一 を乗 り 越え て、 新 た な コ ミ ュ ニ テ ィ の 形態 を模索す る こ と であ る。 こ れはエ ンゲス ト ロ ー ムの 言う 「新 しい活動の構造」 の生産に該当 し よ う 。 個人 を 包み込む 「繭」 のよ う な存在 で あ っ た中間集団 と は異な る構造 を持 つ コ ミ ュ ニ テ ィ の形成が目指 さ れてい るので あ る o 先の引用箇所 で、 エ ンゲ ス ト ロ ー ムは、 「拡張 によ る 学習」 を 「活動 を生産す る活動」 と し て と ら え てい る。 加東市におけ る ゆるギ ヤラ 「伝の助」 を活用 し た事業は 「活動 を生産す る活動」 の一事例 と し て と ら え る こ と が で き る。 つま り 、 同事業 の成果は単 にキ ャ ラ ク タ ーと い う 「 もの」 を生産 し ただけ ではない。 市民が参加す る各 種 イ ベ ン ト に、 市民自 ら キ ャ ラ ク タ ー を活用 し てい る こ と が重要 で あ る。 「伝 の助」 関連の事業は、 市民 に よ る 新 た な街づ く り 活動 を生産す る ための活動 に な っ てい る

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のであ る。 し か も 、 一連の活動 は、 当初か ら 計画 さ れた ものではない。 活動が次の活動 を呼び込むよ う な形で次々 と 創 発 さ れ て い る の で あ る 。 こ う し た活動 は 「 野 火 (wildfire) 」 と 形容 す る こ と も で き る だ ろ う 。 こ れは 「 あ ら か じ め プロ グラ ムさ れた学習 (設計的構造)」 と は 異な り 、 「非方向的 に開かれて分化 し、 繁茂増殖 し てい く 学 びの プロ セ ス」 であ る (山住2008) 。 ゆるキ ヤラ を 活用 し て多様 な住民の参加 を呼 び込み、 活動 を発展 さ せ る過程はま さ に 「 野火」 的活動 と いえ る だ ろ う 。 「活動 を生産す る活動」 は、 コ ミ ュ ニ テ ィ デザイ ンの 分野に おけ る 「 コ ン テ ン ツ か ら コ ン テ ク ス ト へ」 の動 き に該当す る。 (地域デザイ ン学会 ・ 原田2013) こ こ でい う 、 「 コ ン テ ン ツ」 と は、 い わ ゆる 「 ハ コ モ ノ (施設)」 地域の特産物、 あ る いは、 イ ベ ン ト で あ る。 コ ン テ ン ツ を生産 し た だけ では、 新 た な状況 を生み出す こ と はで き ない。 いわゆるハ コ モ ノ 行政の問題点 であ る。 そ れに対 し 、 コ ンテ ク ス ト と は人やモ ノ ・ 情報がつ ながり 組み立 て ら れる ための 「 し かけ」 「仕組み」 であ る。 「加東伝の 助」 は最初 「 マ ス コ ツ ト キ ヤラ ク タ 一」 と し てす な わち 「 コ ン テ ン ツ」 と し て出発 し た。 今 で は 「 ゆる キ ヤラ」 と し て、 認知 さ れてい る。 こ れは、 単 に名称 がかわ っ た だけ ではない。 全国的 な規模の 「 ゆる キ ヤラ ま つ り」 の 参加 や 「 ご当 地 グル メ 」 と の関連 な ど、 様 々 な活動 を創 発す る 「仕組み」 と し て機能す る よ う にな っ たこ と を意 味 し てい る。 「伝 の助」 は人 と 人 を つ な ぐ ための 「 コ ン テ ク ス ト」 と し て成長 し つつあ る。 (3) ゆる概念の明確化一弱 さの持つ 「強み」

-前節 では、 ゆる キ ヤラ を活用 し た事業 を 「拡張 に よ る 学習」 と い う 観点 から と ら え た。 同概念は、 現実の矛盾 の中から新 た な状況 を創 り 出す学 びを と ら え た も のであ る。 た だ し 、 加東市 の事例に おけ る関係者の姿は、 現実 の矛盾 や葛藤に対峙す る悲壮感 と は全 く 異 な っ た も ので あ っ た。 イ ン タ ビ ュ ーか ら明 ら かに な っ たのは、 そ れぞ れの関係者が感 じ てい る楽 し さ や事業の展開への期待、 そ し て遊 び心 で あ っ た。 では、 こ う し た楽 し さ や遊 び心 の源泉 に な っ た も のは何 だ ろ う か。 本研 究 で は そ れ を 「 ゆる」 概念 と し て と ら え る。 現実 を深刻 に と ら え す ぎ ず、 余裕や遊 び心 を持 っ て取 り 組む 「 ゆる さ」 が事業の 創発的 な展開 を生 んだ。 同時 に、 計画や規則 に過度に と ら われす ぎ ない 「 ゆる さ」 が多 様 な市民の参加 を呼 び込 ん だの で あ る。 本節 と 次節 におい て、 ゆる概念の明確化 を試みる。 ま ず本節では 「弱 さ を受容 し、 強みに変え る こ と」 と し て と ら え る。 さ ら に、 次節 では 「周縁性 を生かす こ と」 と し て ゆる さ を と ら え る。 ゆる キ ヤラ 現象は、 脆弱性や未完成 で あ る こ と を強 み と し て生かす道 を指 し示 し てい る。 ゆる キ ヤラ が社会的 に 認知 さ れ る よ う に な っ た のは、 そ の 「 つ た な さ」 や 「残念 さ」 が面白 さ と し て捉え ら れた こ と に始 ま る。 つ ま り 、 キ ャ ラ ク タ ーの持つ脆弱性が 「誘発す る力」 と な っ たのであ る。 こ う し た、 「脆弱性」 を河井 (2009b) は、 「 ウ' ァ ルネ ラ ビ リ テ イ」 と 規定 し た う え で、 次 のよ う に 述べ てい る。 そ れによ っ て 「彼女 な ら、 彼 な ら話 を聞い て く れる」 と い う 情報の受容力 が生ま れる。 あま り に強い人は 自 ら問題 を解決 し、 剛直に自 ら を主張す るであ ろ う 。 し か し 「弱 さ」 を も つ人は、 自 ら の欠如 を意識す る が ゆえ にい つた ん情報 を受 け取 り 、 そ れ を どのよ う に加工 し、 組み合 わせ、 編集す れば課題解決につな が るのか を考え ざる を え ない。 実 の と こ ろ、 ほ と ん どの 「 人」 は ウ' ァ ルネ ラ ブ ル であ る。 生涯 を病気 と 無縁に過 ごす人はい ない。 誰 かの言葉に傷つい た こ と のない人 も き わめて稀 であ ろ う 。 そ れを どのよ う に意識す るかが誘発力 と な る。 情報の流入口 を あ え て空け てお く 。 そ れが地域職 人と し て重要な能力 と な る (河井2009b, pp 27-28) 。 つま り 、 地域におけ る情報 を編集 し、 住民の参加 を促 す ためには、 脆弱 性が必要な ので あ る。 本事例 におい て は、 まず 「伝の助」 事業 を計画的 に展開 し 過 ぎなか っ た こ と 、 つま り 発展の余地 を開け たこ と が脆弱性に該当 す る。 さ ら に、 「伝 の助」 使用 の規則 を ゆる く し 、 誰 で も が参加で き るよ う に し たこ と も誘発力 と し て働い た。 だ が、 何よ り も 「伝の助」 のデザイ ンそのも のが、 アマ チ ュ アの手 に な る も ので あ る こ と が大 き い。 プロ の作品 には ない温かみや味が市民 の支持 を集 めた と 考え ら れる ので あ る。 原作者 と 著作権等で葛藤 を起こ すこ と も な く 、 行 政や市民 と 良好 な関係 を保 つて き た こ と も事業 の成功の 大 き な要因 で あ っ た。 (4) 周縁性 を生かす 「 よ そ も の ・ わか も の ・ ばか も の」 と い う 地域活性化 のキーワー ドがあ る。 (河井2009b ; 浅岡2009) こ れは、 地域活性化 のキ ーパ ー ソ ンが、 コ ミ ュ ニ テ ィ と っ て し ば し ば周縁にい る人物であるこ と を指す。 こ れは、 社会ネ ッ ト ワーク理論におけ る 「弱い紐帯の強み」 と対応す る。 グラ ノ ウ' ェ タ 一 (2006) に よ れば、 「転職」 のよ う な 社 会的 移動の推進力 と な るのは、 人 と 人 と の弱 い結 びつ き で あ る。 なぜ な ら 、 同質 な者 どう し の強い結 びつき では、 流通す る情報 も 既知のも ので あ る可能性が高いか ら だ。 新 し い 情報 を得 る ためには、 「弱 い紐帯」 に依拠す る必 要があ る。 そ し て、 こ う し て も た ら さ れた社会的移動は、 マ ク ロ 社会的 に見 れば、 異な るネ ッ ト ワ ー ク間 を橋渡 し す る 「凝集性」 を持つ と さ れる。 リ ン (2008) は、 グラ ノ ヴ ェ タ ーの理論 を も と に、 こ う し た異 な るネ ッ ト ワ ー ク を橋渡 し す る個人は、 集団の周縁にい る こ と を指摘 し

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てい る。 つま り 、 「周縁 にい る立場」 と い う 弱 さ は、 コ ミ ュ ニ テ ィ を開 く と い う 強 さ に も な り う るので あ る。 加東市 におい ては、 ご当 地 グル メ と し ての 「 三草茶 う どん」 が、 周縁性 を生か し た事例 で あ る。 当 初、 ご当 地 グル メ の企画者 た ち には 「 三草茶」 は知 ら れてい な か っ た。 こ れが、 加東市 の名産 と し て発見 さ れたのは、 こ の イ ベ ン ト に多 く の市民の参加す る こ と で、 多 様 な情報が 集ま っ たためであ る。 つま り 、 こ れは 「弱 い紐帯」 を生 か し た事例 と いえ よ う 。 さ ら に、 メ ニ ュ ーの創作 には ア マ チ ュ アの参加が大 き な役割 を果 た し てい た。 ゆる キ ヤラ は 「 よ そ も の ・ わか も の ・ ばか も の」 と い う 周縁性 を可視化 し た も の と 解釈す る こ と がで き る。 ま ず、 「 よ そ も の」 性 に つい て考 え る。 全国的 に み る と 「 ゆる キ ヤラ」 の価値は、 コ ミ ュ ニ テ ィ の外部 にい る 者 に よ っ て発見 さ れた も の で あ る ( よ そ も の) 。 地方自 治体の作 成 し た キ ャ ラ ク タ ーのつ た な さ やユ ニ ー ク さ を ネ ッ ト ユ ーザーた ち がお も し ろ が り 、 広 が っ たのが ゆる キ ヤラ 現象 のお こ り で あ っ た。 現在 で も 、 人気投票 な ど を通 し て どれだけ コ ミ ュ ニ テ ィ の外部 の人 た ち に 認知 さ れる かが、 ゆる キ ヤラ 事業 の鍵 に な っ てい る。 次 に 「 わかも の」 性で あ る。 その活動の対象は主に子 ども に向け ら れてい る ( わかも の) 。 「加東伝の助」 関連 の事業 におい て も 、 地域住民は子 ども 目線 に立 っ て、 各 種 イ ベ ン ト を盛 り 上げ る ため に キ ャ ラ ク タ ー を活用 し て い る の で あ る。 そ し て、 ゆ る キ ヤラ は、 そ れ を 使 っ て 「 遊 ぼ う 」 「 何 か を し て みよ う 」 と い う 誘引力 を持 つ。 こ れは、 「子 ど も に な る こ と」 す なわち 「 ばか も の」 性への誘発 だ と い え る。 先 に も 述べ た よ う に、 現代 の地域 コ ミ ュ ニ テ ィ に おけ る 「故郷喪失」 と い う 状況は、 人々 を周辺的 な位置に追 い や っ た と も いえ る。 コ ミ ュ ニ テ ィ の再構築は、 地域 と い う 「場所」 の変容 と 同時に、 人々が周辺化 さ れてい る 状況 を も 前提 と し なけ ればな ら ない。 コ ミ ュ ニ テ ィ 再構 築の ポイ ン ト は、 かつ ての村落共同体のよ う な強固 な紐 帯 を復活 さ せ る こ と ではな く 、 一定の ゆる やか さ を持 つ 「弱 い紐帯」 を生かす こ と にあ る と いえ る だ ろ う 。 周辺 性 を可視化 し た存在であ る ゆる キ ヤラ の活用は、 周辺性 や紐帯の弱 さ を強 みと し て生かす し かけ に な り う るので あ る。 (5) 「 ゆる概念」 と学校教育 先 に引用 し たよ う に、 エ ンゲ ス ト ロ ー ムに よ れば 「伝 統的な学校教育は、 本質的には主体を生産する活動」 で あ る。 そ こ か ら 新 し い状況が生 み出 さ れる こ と は、 き わ め て困 難で あ る。 一方、 こ れま で述べ て き た、 コ ミ ュ ニ テ ィ の変容は、 学校教育 に つい て も あ てはま る。 子 ど も と 社会 を媒介す る 「 中間集団」 と し ての学校 ・ 学級の機 能は弱 ま っ てい る。 われわれは、 コ ミ ュ ニ テ ィ と し て の 学校 を どう 再構築す るかと い う 課題 に直面 し てい る。 も ち ろ ん、 学校の再構築は過去への回帰 ではない。 学校に おいても 「故郷喪失」 と 「場所への帰属」 の二者択一で はな く 、 新 たな状況がつ く り だ さ れなけ ればな ら ない。 いいかえ れば学校 におい て も 「拡張 によ る学習」 が具現 化 さ れ る必要が あ る。 一方、 佐藤 (1996) は、 「学びの共同体」 論の中で学 校が地域社会に向け て果たすべき役割 を 「 地域に拡散す る文化 を吟味 し 、 意味づけ 関連づけ て、 コ ミ ュ ニ テ ィ を 創出すべ き立場」 と し て述べ てい る。 つま り 、 コ ミ ュ ニ テ ィ の中におけ る学校の役割 を考え る こ と も ま た重要な 課題 で あ る。 し たが っ て、 コ ミ ュ ニ テ ィ と 学校 と の関連 を考え る と き 「 コ ミ ュ ニ テ ィ と し て の学校」 「 コ ミ ュ ニ テ ィ におけ る学校」 と い う 二重の課題 を考え る必要があ る。 こ う し た、 二重の課題 につい て、 本研究 で考察 し た 「 ゆる概念」 は どのよ う に適用 さ れる だ ろ う か。 ま ず、 学校 におけ る子 ど も た ち も ま た、 脆弱性 を持 つ が ゆえ に誘発す る存在 だ と い う こ と に注意 を促 し たい。 つま り 、 子 ども のも つ 「誘発力」 を生かす こ と で学校は 地域 コ ミ ュ ニ テ ィ の再構築 に向け て一定の役割 を果たす こ と が期待 さ れる。 加束市の事例で みたよ う に、 「伝の助」 の展開は、 当 事者に と っ て 「意図せ ざる効果」 の連鎖と いう 側面があ っ た。 そ う し た効果は、 「伝の助」 が、 多 く の人の遊 び心 を誘発 し たこ と に起因す る と 考え ら れる。 学校 も ま た、 地域の人々の遊 び心 を誘発す る こ と に よ り 新 た な展開が 可能かも し れない。 こ れは、 地域の人々が 「子 ども に な っ て、 子 ど も と と も に、 学校 を使 っ て何か をす る」 こ と で あ る。 学校や子 ど も を巡 る 「物語」 を地域で創 り 、 共有 す る こ と だ と 言 つて も いい だ ろ う 。 そのためには、 市民 の 「何か をや っ てみよ う 」 と い う 意欲 を誘発す る し かけ が可視化 さ れ、 公開 さ れてい る こ と が必要で あ る。 子 ど も た ち が地域に と っ て 「誘発す る存在」 で あ る た めには、 地域の抱 え る課題 に つい て子 ども た ち自身 が積 極的 に参与す る必要があ る。 た だ し、 こ れも 加東市の事 例 で みたよ う に、 遊 び心 に満 ち た も のに な る だ ろ う 。 つ ま り 、 地域の再構築に向け て、 子 ども自身が 「 よ そ も の ・ わか も の ・ ばか も の」 と し て参画す るので あ る。 こ れに よ っ て、 子 ども た ち の学 び を 「 主体 を生産す る活動」 か ら 「活動 を生産す る活動」 に転換 し てい く こ と も 可能で あ る。 さ ら には、 コ ミ ュ ニ テ ィ と し て の学校 に新 た な状 況 を創 り 出 し てい く こ と に も つ なが る だ ろ う 。 「 ゆる概念」 を生か し つつ、 学校におけ る学 びを転換 し てい く こ と が本研究に残 さ れた課題 で あ る。 (註 1 ) 本論文は、 平成24年度 「教育 コ ミ ュ ニケ ー シ ョ ン実践論」 の授業 におけ る共同研究およ び発表 を も

(8)

と に加筆修正 し た も のであ る。 (註 2 ) 本研究のために、 ご協力い た だい た加東市商工 会議所、 加東市役所企画政策課の皆様、 な ら びに加 東伝の助様に感謝申 し上げます。

[参考文献]

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要 (60), 32-42

浅岡隆裕 2009 地域情報の制作 ・ 流通にかかわる要因 の整理 多 メ ディ ア時代の地域情報 と コ ミ ュ ニケー シ ヨ ン 林 茂樹 ・ 浅岡隆裕 [ 編著 ] ネ ッ ト ワ ー ク化 ・ 地 域情報化 と ロ ー カ ル メ デ イ ア

-

ケ ー ブ ル テ レ ビの 今後 を見 る 一 ハーベス ト 社 pp 47-73 デラ ン テ イ , J. / 山之内 靖 伊藤 茂 [ 訳] 2006 コ ミ ュ ニ テ ィ グロ ーバ ル化 と 社会理論 の変容 NTT 出版 エ ンゲス ト ロ ー ム, Y. / 山住勝広 ・ 松下佳代 ・ 白百草禎 二 ・ 保坂裕子 ・ 庄井良信 ・ 手取義宏 ・ 高橋 登 [ 訳] 1999 拡張 によ る学習 活動理論から の ア プロ ーチ 新曜社 グラ ノ ヴェ タ 一, M. / 大岡栄美 [訳] 2006 弱い紐帯 の強 さ 野沢慎司 [ 編 ・ 漢訳] リ ーデ イ ン グスネ ッ ト ワ ー ク論 家族 ・ コ ミ ュ ニ テ ィ ・ 社会関係資本 勁 草書房 pp.123-158 広井良典 2009 コ ミ ュ ニ テ ィ を問い直す つ ながり ・ 都市 ・ 日本社会の未来 . 筑摩書房 稲葉陽二 2011 ソ ー シ ヤルキ ヤピ タ ル入門 孤立から 絆 へ一 中公新書 伊藤洋典 2013 < 共同体> をめぐ る政治学 ナカ ニ シ ヤ出版 今村晴彦 ・ 園田紫乃 ・ 金子郁容 2010 コ ミ ュ ニ テ ィ の ちから一 “遠慮がち な” ソ ー シ ヤルキ ヤピ タ ルの発見一. 慶應義塾大学出版会 河井 孝仁 2009a シテ イ プロ モ ー シ ヨ ン 一地域の魅力 を創 る し ごと 一 東京法令出版株式会社 河井孝仁 2009b 構造と し ての地域 河井孝仁 ・ 遊橋裕 泰 [ 編著] モバイ ル社会研究所 [企画] 地域メ ディ アが地域 を変え る 日本経済評論社 広報会議 [ 雑誌 ] 2012 ゆる キ ヤラ だけ じ やない 地 域活性化の ツ ールはマ ンネ リ 化 し てい ないか? (最前 線 リ ポー ト 脱 ・ PR のマ ンネ リ “ゆるキ ヤラ” は要る い ら ない ) 広報会議 : PR ・ IR (45) , 69-71 リ ン, N. / 筒井淳也 ・ 石田光規 ・ 桜井政成 ・ 三輪哲 ・ 土 岐智賀子 [ 訳] 2008 ソ ー シ ヤルキ ヤピ タ ル 社会構 造 と 行為 の理論一 ミ ネ ルウ' ァ書房 奈須正裕 ・ 諸富祥彦 2011 答え なき時代 を生き抜 く 子 ど も の育成 図書文化社 大堀壽夫 2002 認知言語学 東京大学出版会 佐藤 学 1996 カ リ キ ュ ラ ムの批評 一公共性の再構 築へ 一 世織書房 妹尾克敏 2008 「三位一体改革」 の進展と 地方分権の 展開可能性 に関す る一考察 松山大学論集 20(4) ,

215-252

地域デザイ ン学会 [ 編集] 原田 保 [ 編著] 地域デザ イ ン戦略総論 コ ン テ ン ツ デ ザイ ン か ら コ ン テ ク ス ト デザイ ンヘ 美蓉書房出版 山崎 亮 2012 コ ミ ュ ニテ ィ デザイ ンの時代 中央公 論社 山住勝広 ・ エ ンゲス ト ロ ーム, Y [ 編] 2008 ノ ッ ト ワ ー キ ン グ 新曜社 吉原直樹 2011 コ ミ ュ ニ テ ィ ・ ス タ デ イ ーズ 一災害 と 復興、 無縁化、 ポス ト 成長の中で、 新 た な共生社会 を展望す る 一 作品社

参照

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