リアルタイムLinuxにおける仮想マシンのリアルタイム性能評価
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(2) 情報処理学会第 76 回全国大会. SIGALRM(10ms周期). SIGALRM. セット. イベントハンドラ. SIGALRM セット. 応答時間(ミリ秒). 31.768 10.016. 10.048. 周期タイマ. 16.720. ワンショットタイマ 負荷無し. 負荷あり. 図 4 タイマ応答性能 ネットワーク応答性能. 15864. 15000 10000 5000 0. 表 2 性能独立性測定結果と VM 数 1 の時との性能比 VM 数 1 台 VM 数 2 台 VM 数 3 台 CPU 性能 11750881 11737089 11737089 (stone/秒) (100%) (99.88%) (99.88%) メモリ性能 21.331 21.211 21.304 (秒) (100%) (99.43%) (99.87%) ネット性能 1816.7 1707.85 1794.11 (trans/秒) (100%) (90.01%) (98.75%). 計測範囲. 図 2 周期タイマによる測定 SIGALRM. 40 30 20 10 0. 図 5 ネットワーク応答性能. t イベントハンドラ. タイマ応答性能(10ミリ秒間隔). ACK受信までの時間 (マイクロ秒). 処理を行う際の影響を測定する。測定には CPU ベンチマーク Dhrystone を用いて、stone と呼 ばれる処理の実行回数を比較した。 ④ メモリ性能独立性:複数 VM でメモリアクセ スする際の影響を測定する。測定には自製プロ グラムを用いる。本プログラムは 1GB のメモリ を 4KB 間隔で書換る際に要する時間を測定する。 ⑤ ネットワーク性能独立性:複数 VM で同時に ネットワーク I/O を行った際の影響を測定する。 測定にはネットワークベンチマークである netperf を用いる。各 VM から対向サーバに対し て、TCP_RR 方式のベンチマークを行い、単位時 間あたりの通信回数を比較する。. t. 計測範囲. ゲスト OS に RedHawkLinux を用いた際のリアル タイム性能を検証した。結果、周期タイマとネ 4.評価結果 ットワーク割込みにおいてリアルタイム性能を 担保できない結果となった。これは仮想割込み 測定結果を 図 4、図 5、表 2に示す。測定結果 を通知する I/O スレッドに競合が生じたためと より、以下の結果が確認できた。 考えられ、対応策として KVM の vhost 機能や ① タイマ応答性能:負荷がない場合、応答遅延 RedHawk の CPU Sheild 機能の適用が考えられる。 は周期タイマで 16μ秒、ワンショットタイマで また、各 VM でリソースを専有するように割り 48μ秒となった。負荷をかけた場合、周期タイ 当てて評価した結果、CPU とメモリ性能において マで約 21.8 ミリ秒、ワンショットタイマで約 VM 同士の影響が抑制されたことを確認した。ネ 6.7 ミリ秒となり、遅延が発生した。 ットワーク性能では、相関性は確認されなかっ ② ネットワーク応答性能:多く試行で 3 ミリ秒 たが、VM 数が増加すると性能が変動することを 以内の応答となったが、突発的に大きな遅延が 生じ、最大応答時間は 15.864 ミリ秒となった。 確認した。 今後、KVM の vhost 機能の適用検討を行いリア ③ CPU 性能独立性:VM1 台の場合と、複数台の ルタイム性能の改善を目指す。また、より性能 場合における性能差は約 0.12%となり、VM 同士 面で有利な LXC[5]の適用を視野に入れ、リアル の影響はほぼ無い結果となった。 タイム性と集約の両立を目指す予定である。 ④ メモリ性能独立性:VM1 台の場合と複数台の 場合における性能差は約 0.57%となり、VM 同士 参考文献 の影響はほぼ無い結果となった。 [1] Kivity, A., et al.: kvm: the Linux virtual machine monitor, OLS'07, pp.225--230 (2007). ⑤ ネットワーク性能独立性:VM1 台の場合と複 [2] RedHawkLinux: http://www.ccur.co.jp/realtime/ 数台の場合における性能差は約 9.99%となり、 redhawk.html 性能のゆらぎが確認された。 図 3 ワンショットタイマによる測定. [3] stress: http://weather.ou.edu/~apw/projects/ stress/ [4] netperf: http://www.netperf.org/netperf/ [5] LXC: http://linuxcontainers.org/. 5.まとめ 本稿では、KVM 適用環境において、ホスト OS と. 1-32. Copyright 2014 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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