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IRUCAA@TDC : 東京歯科大学水道橋病院における最近5年間の顎矯正手術患者の臨床統計的検討

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

東京歯科大学水道橋病院における最近5年間の顎矯正手術

患者の臨床統計的検討

Author(s)

吉田, 幸平; 髙野, 正行; 笠原, 清弘; 横山, 葉子; 秋

元, 善次; 高久, 勇一朗; 濱田, 裕嗣

Journal

歯科学報, 112(4): 545-545

URL

http://hdl.handle.net/10130/2899

Right

(2)

目的:歯髄は外傷,感染等を起こした場合,血流低

下が生じるため,しばしば低酸素状態に曝される。 我々は今までに,in vitro において低酸素条件下で 歯髄細胞の活性が高まることを報告している(Am-emiya et al. 2003)。しかし,低酸素下の歯髄を in vivo で検索したものはほとんど行われていない。本研究 の目的は,歯牙への血流を減少させる実験モデルを 作製し,in vivo における低酸素下での歯髄細胞の影 響を評価することである。 方法:実験動物には250∼300g の SD 系雄性ラット を用いた。麻酔下にて下顎右側第2臼歯遠心根付近 の下顎管にミニスクリューインプラントを挿入する ことで下顎管を切断し,下顎第1臼歯への血流を減 少させた。なお,反対側の第1臼歯の歯髄を対照群 とした。切断直後における墨汁注入透明標本の作 製,H-E 染色および Hypoxy probe-1(低酸素マー カー),ABCG2(未分化細胞マーカー),DSP,OCN (石灰化マーカー)を一次抗体とした免疫組織化学 染色を行った。 成績:墨汁注入透明標本では,対照群で歯髄血管へ の墨汁が認められたが,実験群では僅かに観察され るのみであった。また Hypoxy probe-1 染色では, 1日例は対照群,実験群とも陽性細胞は認められな かったが,7日例では実験群にて陽性細胞が認めら れた。H-E 染色では,7日例は対照群と比べて歯髄 中心部の細胞の減少が観察され,線維性の結合組織 が増加し,14日例は7日例より多くの線維芽細胞と 膠原線維が観察された。免疫組織化学染色では,実 験群において7日例で歯髄全体に ABCG2,DSP お よび OCN 陽性細胞が多く観察されたが,14日例で は ABCG2,DSP 陽性細胞は減少し,OCN は強陽 性を維持していた。 考察:墨汁注入透明標本の結果から歯髄内の血流が 減少し,さらに Hypoxy probe-1 染色より低酸素状 態になっていることが示唆された。ABCG2 染色の 結果から歯髄が低酸素状態になることで未分化細胞 が増殖し,DSP,OCN 染色の結果から低酸素状態 は歯髄全体において石灰化を亢進させることが示唆 された。 目的:顎矯正手術による外科的矯正治療が社会的に 広く認知されるようになり,口腔内の健康に対する 関心の向上や審美性に対する要求が高まっている。 そのため近年外科的矯正治療を希望する患者が増加 しており,東京歯科大学水道橋病院でも同様の傾向 がみられる。そこで,過去5年間に行った顎矯正手 術症例について調査し検討した。 方法:東京歯科大学水道橋病院において2007年4月 から2012年3月までの5年間に顎矯正手術を行った 646例 を 対 象 に 診 断 名,性 別,手 術 時 年 齢,手 術 法,手術時間,出血量,既往症について診療録と手 術記録などの患者資料をもとに調査した。 成績:顎矯正手術を行った646症例中,下顎前突症 が514例,顔面非対称症が156例,上顎後退症が96 例,下顎後退症が85例,開咬症が58例,上顎前突症 が32例であった(重複有り)。性別は男性が231例, 女性が415例であり男女比は1:1.8であった。手術 時年齢は最少15歳,最高55歳で平均26.3歳であっ た。手術法は上顎単独症例が5例,上下顎同時手術 症例が214例,下顎単独症例が427例であった。手術 時 間 は 最 短60.0分,最 長464.0分 で 平 均155.3分 で あった。出血量は最小12ml,最大2231ml で平均201 ml であった。部位別の平均出血時間と平均手術時 間は上顎単独症例では130.0分,311ml,上下顎同 時手術症例では230.0分,308ml,下顎単独症例で は118.0分,144ml であった。 考察:手術件数は増加傾向にあり,男性より女性に 多いという傾向がみられ,また40,50歳代の増加を 認めた。手術時間は経年的にやや短縮傾向がみられ るものの,著明な変化はみられなかった。出血量は 経年的に減少傾向が認められたが,その原因として 麻酔法や麻酔薬の改善,CT や三次元模型による術 前シュミレーションの効果などが考えられる。また 手術法や手術術式に関して,クリニカルパスを用い て標準化したことにより安定性が認められたことが ひとつの要因として考えられる。 顎矯正手術を行なっていく中で今後さらに検討を 進め,より一層手技,手順の向上に取り組んでいく ことが重要だと考えられる。

№17:in vivo における低酸素下でのラット歯髄細胞の影響

伊藤幸太1),松岡海地3),松坂賢一2)3),井上 孝2)3)(東歯大・保存)1)(東歯大・臨検病理)2) (東歯大・口科研)3)

№18:東京歯科大学水道橋病院における最近5年間の顎矯正手術患者の臨床統計的検討

吉田幸平,髙野正行,笠原清弘,横山葉子,秋元善次,高久勇一朗,濱田裕嗣 (東歯大・口健・口外) 歯科学報 Vol.112,No.4(2012) 545 ― 89 ―

参照

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