読解と発表叱およぽす方言の影響
∼鹿児島方言に対する教育心理学的研究 第1報∼
The Effects of Kagoshima Dialect to the Reading and Speaking
澗 上 孝 篠 原 優
F uchigami Takashi Shinohara Yutaka-賢 馬 鹿 嘗 守 や j l ・ ・ ー ト . ・ -. -. . 苧 -. -i I ・ ・ -・ ト ト 衰 残
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(-) 展 望
あまねく知られているように,鹿児島県では,独特の方言がもちいられている。多少の程度に差
メ 、lがあっても,全国各地にそれぞれの方言があり,したが云て共通語や標準語の概念規定にも,複雑
な問題があげられる。ところで,鹿児島方言は他県の人たちがはじめて耳にした場合,断片的な単
語がすこしわかるだけというように,全国各地の方言のうち,とくにいちじるしい特異性があり,
わからない方言の代表とさえいわれている。
このような方言があるために,多くの鹿児島人には,方言コンプレックス(DialectComplex)に
ょる人格形成の歪曲がみられやすい,排他的,保尋的,徒党的,事大的な県民性がつくられやすい,
音声言語の障樽による職場への不適応や,人間関係での障害がおこりゃすい,児童生徒では,読解
や発表をめぐる学業不振の要因になりやすいなどと,伝統的,常識的におられてきた。
鹿児島方言のもつ県民への問題点をより具体的にあげれば次のとおりである。
(1)幼稚園,小学校,中学校での教育実践で,共通語指導が,大きな比重をしめやすいO
(2)校区や地域をあげての共通語使用運動が,しばしば報道されている。
㈱ 各学校や全痕的な学力調査の報告で,共通語指導の必要がつ.よくとかれている。
(4)共通語での会話では,自分の考えを表現できにくいと,普遍的に語られているよ
(8)婦人会長に瀬されたが,共通語使用の困難から自殺した事例があるように,人格的特性の要
因として,音声言語の能力が,異常な比重をしめやすい。
(6)他県人をまじえての集会では,発言に劣等感や不安感をもち;積極性にかけやすい去・=
(7)他県での本県人相互の対談が,しばしば韓国語や中国語によるそれと誤解されやすい。
㈲ 他県へ就職した新卒業生たちが,電話をかけたり,客と交渉することで,いちじるしい帽難
があると語られる。
(9)他県へ転住した本県人たちは,音声言語の障害から,社交性や明朗性にかけやすい。 -㈱ 方言的人格としての排他性,徒党性,激情性,形式性,保守性,事大性などがみとめられや
すいなど。 ∼ところで,テレビ,ラジオなどの急速な普及にともなって,全国各地の方言は,しだい匹解消の
一途をたどると語られる。しかし,本県の方言は,次のような理由のため,全国の諸地域に比較し
て,より長期にわたって残存し,本県人の二国語的な音声言語の生活は,かなり永くつづくものと
思われる。
(1)関西方言と共通語に似た関係が'鹿児島方言と共通語のそれにもうかがえる。すなわち,多く
の知的階層者や都市居住者は,l方言のもつ問題をみとめつつ,方言に愛着をもち,一種のほこり
さえいだいている。
(2)小学校の言語指導によって,共通語をもちいようと努力し,かなり普遍的に共通語を使用して
いても,中学枚に入学するとくずれてしまうと,多くの教師によって語られる。中学校の男子生
徒では,とくに方言への復帰がめだっている。
㈱ 歴史的,地理的な諸要因のため,本県は封建性にのこされた最後のとりでであるとさえ語られ
ている。そのことはまた,保守的な言語生活にもつながっている。
以上のように,鹿児島方言は本県の教育的,文化的,社会的な諸分野で,その発展と充実をはか
Iるための多くの問題を提供しているが,教育心理学的に分析すれば,鹿児島万言をめぐる研究課
題として,次の諸点があげられる。
(1)本県における方言使用の実態
都市,農村,.僻地, ,離島などという地域類型による方言使用の差異をあきらかにするとともに,
性,年令,職業,社会的地位(Social Status) ,修学年令'他県での居住嘩験などによ・る差異を
l解明する。さらに,方言だけを使用するもの,共通語だけを使用するもの,両者いずれでも使用
するものなどの頻度にも留意する。
(2)人間形成におよぼす方言の影響
家庭教育,学校教育,社会教育を背景として,本県人の知的,情緒的,社会的な発達におよぼ
す方言の影響をあきらかにする。小学校,中学校などでの教育実践では,知能皮や家庭環境など
の要因で統制した場合,方言群と非方言群に,教科の種類や学力の分節によって,どんな差異が
あるかをたしかめる。読解と発表におよぼす方言の影響をあきらかにすることも,その一つであ
る。さらに「共通語指導の実践に,全校的な努力を継続したところ,生活指導にも,大きな効果
がみとめられた」としばしばとかれろが,人格形成におよぼす方言の影響についても検討する。
(3)言語的発達におよぼす方言の影響
言語的発達は音声言語と文字言語の二側面にわけられる。音声言請では,幼児,児童,青年,
成人などを対象に,語乗数,語法の正しさ,発言の長さ,発言の積極さ,言語の流暢さ,発語の
抵抗,要点の理解などの諸分野で,方言群と非方言群に,どんな差異があるかをたしかめる。幼
児期における言語環境が,音声言語の発達におよばす影響については,とくに留意して検討する。
文字言語をめぐる研究は,学校教育におよぼす方言の影響と併行的に■とりあげる.
(4)本県人および他県人の方言に対する態度
方言に対する態度には,.<好意的なものと非好意朋なもの,共通語または方言への一辺倒に考え
測 上 孝・篠 原 優 〔研究紀要第16巻〕 3
るものと,両者の共存を考えるもの,一定の条件のもとで好意的に考えるものや,改良をとくも
のなどと,多くのものにわけられる。さらに,ひとしく本県人といっても,他県での居住経験を
もつものと,そうでないものがある。他県人もまた,本県へ転入しているもの,居住経験はもっ
ていても,現在は他県に住んでいるもの,観光,放送,文書,口頭などで,鹿児島方言について
知識や経験を多くもっているものと,そうでないものなどにわけられる.このような区別を考え
ながら,地域,悼,職業,社会的地位,修学年数などの観点から分析する。
(5)県外に転住した本県人の共通語への適応
県外に就職あるいは進学した中学校,高等学枚などの卒業生や,一般転住者を対象として,職
場,学校,居住地域などでの音声言語をめぐる困難の有無や程度ならびに,それに対する適応の
経過をあきらかにし,人格構造,性,能力,職種,居住地域などの立場からの分析も実施する。
(6)本県へ転住した他県人の方言に対する適応
本県へ転住する場合,他県人の予想する最大の困難点の一つとして,しばしば方言があげられ
る。方言ばかりの会話では,異国人を余儀なくされやすいからである。居住年数の経過にともな
う方言への適応では,幼少時に転住するほど,よく適応する,理解能力は表現能力に先行する,
青年前期をすぎての転住者では,方言による表現はいちじるしく困難である,男性より女性の適
応がすぐれている,外国語への適性がたかければ,方言への適応もすぐれているなどと語られて
いる。転入当時の年令,本県での居住期間,言語環境などを背景とし,きく,ほなすの能力を中
心に,悼,人格構造,職種,社会的地位;修学年数,言語経験などの観点から分析する。
なお,多くの人たちが認知しているように,ひとしく鹿児島方言といっても,地域によって若干
の差異があり,さらに,方言と共通語の区別にも,多くの問題がある。語乗,語法,アクセント
(Accent) ,イントネーション(Intonation)はもちろんのこと,共通語と方言の混用,場による使
用言語の変化,能力と表現の差異などを考える時,方言群や共通語群の設定や方言皮の個別的診断
にも,複・雑な要因があげられる。ここでは巨視的,操作的な立場をとり,ある個人のもちいている
音声言語が,方言か共通語かあるいはl%の程度はどうかの判別は,方言テストの結果,教師や父母
などによる評定,面接時の観察などにもとづいて決定することにした。
(ニ) 問 題
本報告は鹿児島方言に対する教育心理学的な解明についての第1報であるが,その内容として,
次の諸点に関する研究結果をとりあげている。
(1)本県の小学枚,中学校の児童生徒を対象として,方言使用の実態をあきらかにする。性別,学
年別,地域別に実態を分析的に検討する。 ∫
(2)読解におよぼす方言の影響をあきらかにする。方言をよくもちいており,しかも,それと共通
語との落差がいちじるしいために,読解をめぐる学業不振になりやすいという伝統的,普遍的な
見解に,実証的な解明をこころみたいg
㈱ 音声言語での発表におよぼす方言の影響をあきらかにする。多くの場を内容とする児童生徒の
言語生活で,よく方言をもちいるかどうかによって,種々の機会での口頭発表や談話に差異があ
るとする見解に,実証的な検討をくわえたい。
以上の三つの問題にはかなりの異質性がうかがえる。とくに方言使用の実態は,別の報告書を用
意すべきであるともいえる。過去の学会では,二回にわけて発表したのであるが,ここでは,倭
宜上,第1報として,三者をあわせてとりあげることにした。
(三) 方 法
(1)実施期間 昭和38年6月から,昭和39年7月にかけて,調査やテストをおこなった。
(2)実施対象 都市と農村の,小学校3校,中学校3校に依頼し,小3,小6,中2の3学年にま
たがるTable l の児童生徒に実施した。依頼した学校は次のとおりである。
Table l 調査.実施の対象
計(4)鹿児島市立草牟田小学校
CD)姶良町立三船小学枚
(,う 山川町立大成小学校
(⇒ 鹿児島市立清水中学枚
㈹ 姶良町立山田中学校
(^J 山川町立大成中学校
(3)実施手続 具体的な研究手続
のあらましは次のとおりである。(4)実施対象の全児童生徒に,付録(1)の「方言しらべ」をおこなった。
(U)方言得点算定基準を設定して,個別に方言得点を算出したO その算定基準は,それぞれの項
目に作られた選択肢で, 「はいJを4, Tいいえ」を0, rどちらでも」および「不明」を2
として作成した。
(,う 「方言しらべ」の15項目のうち,直接的に児童生徒の音声言語をたしかめている10項目を対
象として,各児童生徒の方言得点を考えた。えらんだ項目は1, 2,3,4, 5, 6,9, ll,
12, 13である。
(=)各児童生徒の方言得点を集計して,地域差,性差,学年差をたしかめた。
ョ 次の公式によって,方言得点を方言指数(Dialect Quotient, DO)に換算した。
方言指数(DQ)-濯岩男謀賢×100
H 知能テストの結果と家庭環境を等質要因として統制し,方言群と共通語群を設定した。
桐 対象とする児童生徒に,相互評定による付録(2)の「発表しらべ」を実施して,発表得点と非
発表得点を個別的に集計した。得点の算出は,発表,非発表とも,それぞれ二段階に設定した
選択肢を2と1匹計算し,それぞれにあげられた姓名の個人別の頻度との積をもとめることに
測 上 孝・篠 原 優 〔研究紀要 第16巻〕 5
した。(4)おなじ児童生徒に,学年別に構成した付録(3)の教師作成読解テストを実施し,個人別の読解
点を算出した。このテストは鹿大教育学部代用付属田上小学校および伊敷中学校の担当教師に
よって作成されたものを,共同研究者によって検討したものである。第一学期末における読解
成績を評価することをねらいとして作成されている。
(リ)個人別の読解得点を方言群と共通語群にわけて,群別の比較をこころみた。
(a)読解得点と共通語得点の相関(Correlation)をあきらかにするために,付録(4)の教師作成読解
テストを,時間無制限と時間制限で,草牟田小学校6年生の2学級に実施した。時間制限は各
問8分,合計40分と,各問3分,合計15分の・2段階とした。なお,このテストは前記田上小学
枚の担当教師たちによって作成された国語科第1学期末評価用のテストを蒐集し,共同研究者
によって,適当な読解問題だけをえらんでいる。
()り 全国学力調査,発表についての教師評定,児童の課題作文などを,草牟田小学校6年の2学
級からあつめ,共通語得点と,それらの評価結果との相関をあきらかにした。
(四) 結 果
(1)方言使用の実態
調査の対象とした都市,農村の小3,小6,中2の児童生徒における方言使用の実態を,地域
別,学年別,性別に分析すると, TablelからTable8およびFigurelのとおりである。これら
の結果から,次のことがうかがえる。
(4)学年がすすむにつれて,より多く方言を使用する。都市の小・3男と小6男,農村の小6女と
中2女をのぞいて,いずれの場合にも,下学年と上学年をくらべると,有意の差せもって,上
学年の方言得点がたかくなっている。都市の小3男と小6男には有意差がみられないが,これ
は質問紙法の信頼度,発達の早発化などの立場からの検討が必要である。農村の小6女と中2
女にも有意差がみとめられなかったが,その理由について,さらに検討をくわえたい。ところ
で,児童生徒たちの方言使用度が学年の推移とともにたかくなるということについては,発達
とともに,音声言語の能力がより豊富になるとの解釈も可能である。しかし,学校教育での共
通語指導や,家庭教育として心ある父母たちによるそれを考える時,本県での言語指導をめぐ
る多くの問題が提供されている。
(-)農村の児童生徒たちは都市にくらぺて,より多く方言を使用する。
小3の男女をのぞいで,すべて農村の児童生徒たちは,都市のそれにくらべて,有意の差を
もって,より多く方言を使用する。小3の男女では,逆の傾向になっているが,低学年児童に
対する質問紙法の限界や,発達促進現象などの観点から,さらに検討をくわえたい。
(/う 女児にくらべて男児ほより多く方言を使用する。
すべての学年で,しかも都市と農村の両者で,この傾向がうかがえる。とくに,農村の小6,
都市と農村の中2では,いずれも有意の差をもって,男子の方言得点がたかくなっている。こ
のことについては,音声言語の発達における女児の優位,教育環境における指導の性差,言語
環境に対する適応の性差など,多くの見地からの分析が必要である。
Table 2 方言使用度の学年差(1)
小 3 m N M S D 都 市 小 6 m N I M 6.1 備 考 二 :I ;13 ニ5.: 三.き 二二; =-≡.二 4.壬 ?く二二lTable 3 方言使用度の学年差(2)
Table 4 方言使用度の学年差(3)
Table 5 方言使用度の学年差(4)
方.言 使 用 度 の 地 域 差
村測 上 孝・篠 威 儀 〔研究紀要 第16巻〕 7‥
Table 7 方言使用度における性差 域 也 年 点 Table 8 方言使用度の学枚別性差 性 点 年Figure l 地域別,学年別,性別方言指数の比較
奄
■
方妻蒜数
■
2⊂ 50 ー
40 50 60 7D ffl_
■亡, + 十一一■、 ■都市 小 ■ 5 ■ 輿 4 白 ● ■ ■● 蝣 一 女 A2 ● -農 一 一 キ 寸小 5 顔 5 8 I ● ● ■ ● ■ I 一 一 I ● ■■● & 蝣- 5 6 ■都 市 小 6 ■男 5 8 女 5 5 農 棉 ノト 6 男 5 8 +一 一● -I 女 4 ld ■都 市 ■中 2 男 5 2 ● ● 女 4 5 ■ 農 村 中 2 罪 7 0 ● ● ■ 女 4 8 ▼・【 ▼ー(3)読解と発表における方言群と共通語群の差異
各児童生徒の方言得点と完全方言得点の差をもとめ,その絶対値をもって,共通語得点とした。
たとえば,ある児童の方言得点が21であれば, 40-21-19 となり,この児童の共通語得点は19と
なる。算出した共通語得点を集計して,その上位と下位のそれぞれぞれ31%を共通語群ならびに
方言群と七光。この両群について,付録(3)および㈲の読解テストの得点と,付録(2)の「発表しら
べ」の実施結果をまとめると, Table9からTable17のとおりである。なお, Table9 とTable
lo枚,付録(8)の読解テストにおける読解問題だけの得点を,地域削,学枚別,学年別,性別にま
とめたものであり Table 15, Table 16, Table 17 は,知能度による統制をくわえて比較したも
甲である。知能度による統制は,知能偏差値で43から57の巾とした。これらの結果から,次のこ
とがうかがえる。
(j)読解得点では,両群に有意差がみられない。ただ,傾向としてほ,、共通語群がすぐれている。
)ところで,県教委の学力調査報告書や,多くの教師や父母たちの伝統的な教育的見識では,国
語の読解問題や,算数の文章問題を中心とした学力に,鹿児島方言がいちじるしい打撃をあた
えているとされてきた。しかし,われわれ′の共同研究の結果によれば,これらの見解は,部分
的な真理であるということになる。つまり,方言と読解には,たかい本質的な相関はないとい
ってよい。
回 共通語群は方言群より発表得点がすぐれている。とくに,小6と中2において顕著である。
ただし,標準偏差も共通語群がいちじるしくたかくなっている。このことは,よく発表するか
どうかということには,共通語がよく使えるという音声言語における能力差のはかに,多くの
人格的要因がはたらくからであると思われる。ともあれ,共通語得点のたかいものは,発表得
点もたかいということは,社会的,教育的に語られてきた伝統的な常識とも符節を合わせた結
果である。他県人をまじえた集会で,本県人の発言が消極的である,共通語をもちいての電話
Iのかけ方や客との交渉で困惑する。児童生徒の学習時の発表で,頭をかいたり, 「エート」を
チック症的に連発する傾向があるなどということは,日常生活でもちいている音声言語と,特
定の場でもとめられるそれとに,いちじるしい落差があることによると思われる。
(A)共通語群は方言群より,非発表得点がひくい。とくに小6と中2の児童生徒において顕著で
ある。これは回の結果と相即的であり,裏返し的な現象といってよい.なお,方言群における
非発表得点のたかさは,言語的能力そのものでの問題とともに,言語的な劣等感や不安感など
という情緒的な要因も,このことに大きな比重をしめているものと思われる。
測 上 孝・篠 原 藤 〔研究紀要 第16巻〕 9
Table 9 読解テストの綜合得点 Table lO 読解テストの部分得点
m f 備 考 N 1 24 10 2 都 市小 3 M 68 .1 7 1 .6 S D 2 0 .6 1 8 .8 華 (A ) N 7 3 7 0 M 45 .1 5 3 .5 P く0 .01 S D 2 3 .3 2 0 .4
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Table ll 群 性 年 学 お け る 知 能 度 の 比 較 得 共 請 群 方 言 群 N M S D 備 考 都 市 小農村 A小
農村 B小
都 市 小農村 A小
農村 B小
都 市 中農村 A中
農村 B 中
Pく0.05 Pく0.05Table 12 両 群 に お け る 読 解 得 点 の 比 較 学 枚 学 0 4 ● ● 1 3 2 1 Pく:0.05 N W N 00 O) H ifl ● ● ● ● ● ● ● H f f i O 0 0 0 0 O 5 I O < N < M < M r -i < M r -i r -i i -H O O ' ^ r H C D L O ' ^ L O O CO H LO ^ H ffl ^ cO H f f i f f i T J i ( D C O I > I > N ● ● ● ● ● ● ● ● O O ^ CO OO O O O fr-1 1 N O ^ 0 0 0 0 m ^ o o o ● ● ● ● ● ● ● ● ^ t> ^ O) N OO ^ (O lfl < M i -1 r H ( N l < N │ T H C ^ i -H ! -H Tjt ^ ^ H Oo n tD M' co O C O H I O C O H W ^ N CO CO CO CD CD tD N N W
中
小
中
小
中
小
中
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中
< P Q < p Q < m 市 市 市村村 村村 村村
都
農
農
都
農
農
都
農
農
Table 13 両群におけ る 発表得点の比較
方 口 群 M S D 考 備 共 通 語 群 M S D T-i OQ <」> t> O O O CD CO ● ● ● ● ● ● ● ● ● OO CD OO OO W ^ N cO OO LO in tD CO ^ M CO W N 00 05 00 W H ^ m W l/5 ● ● ● ● ● ● ● ● ● in O) rJ* 00 N H N H N < M < M ^ i -I t -H C < 1 i -I t H t H i -H r H O t - r H C D O O ^ L O 0 C O H L n ^ H ( O ^ W W Q OO ^ cO (D O) h l> ● ● ● ● ● ● ● ● ■ N ffi N OO CO Q CO OO IN CO H N 00 N <M O ^ ^ L O O Q O O O ^ M ゥ M H l f l O O H I O ^ NTable 14 両群におけ る非発表得点の比較
群 考 学 枚 学測 上 孝・篠 原 .優 〔研究紀要 第16巻〕 11
Table 15 知能統制に よ る読解得点の比較
共 通 請 方 言 群 年 学 備 考Table 16 知能統制によ る発表得点の比較
共 通 語 群 N M S D I 小 3 小 6 中 2 方 言 群 M S D 備 考 16.3 17.054 58 P<0.01 Pくこ0.01Table 17 知能統制に よ る非発表得点の比較
共 通 語 群 年 N M SD 方 言 群 N M S D 備 考(3)共通語得点と諸得点の相関 】L
草牟田小学校6年生の2学級児童を対象として,共通語得点と諸得点の相関係をもとめると,
Table18のとおりである。この表から次のことがうかがえる。
(4)読解得点と共通語得点の相関は,ひくい本質的相関にとどまっていて,おおむね0.3前後であ
る。常識的,教育的には 0.5程度の本質的相関があるかのどとく語られてきたが,このような
見解は,かならすLも正し・(ないといえる。
(p)共通語得点と発表得点もひくい相関にとどまっている。これは(2)の結果と若干ちがっている
が, 2学級74名という小標本の誤差にもとずくものと思われる。
(,う 共通語得点と非発表得点にも,おなじ様相がうかがえる。
(=)読解テストの実施時間に,各問題8分あるいは3分の制限をくわえても,相関係数には,さ
して変動はみられない。ただ,きびしい制限をくわえると,団体知能テストの結果と,その際
の読解得点との相関は,いちじるしくたかくなっている。より以上のきびしい制限をくわえた
場合には,どうなるかについて,さらに検討をくわえたい。 ′
Table 18 共 通 語 得 点 と 諸 得 点 の 相 関 学 級 事 項 備 考 6の3 〝 〝 // 〝 〝 // // // // // /′ 〝 // // 〝 〝 〝 // // // 6の5 // // 〝 〝 共通語得点と国語得点 共通語得点と読解得点 共通語得点と書取得点 共通語得点と聴取得点 共通語得点と発表得点 共通語得点と非発表得点 共通語得点と教師評定発表得点 共通語得点と知能度 共通語得点と作文得点・ 共通語得点と算数得点 共通語得点と時間制限(各問8分)読解得点 共通語得点と時間制限(各問3分)読解得点 知能皮と時間制限(各問3分)読解得点 共通語得点と発表得点 6の3-40名 6の5-34名 学力調査 // // // // // // 発表しらべ 〝 // 学級担任 小高田中B 夏休みをむかえて 学力調査 読解テスト ′/ /′ /′ // 発表しらベ
(五) 要 約
常識的な見解や推察には,しばしば独断や誤解が混在すると語られる。児童生徒の方言使用の実
態をあきらかにし,読解と発表におよぼす方言の影響をあきらかにするために,前述のような諸方
法ですすめた研究結果からも,このことの正しさが立証されている。つまり,本県での教育的な常
識として語られているほどに,読解に対する方言の影響はたかくないといえる。しかし,発表にお
よぼす影響では,常識的な見解がより妥当性をもっている。
本県の都市と農村にわたる小3,小6,中2の児童生徒1515名を対象に,方言しらべ,発表しら
べ,読解テストなどを実施し,さらに諸資料をあつめた上,統制群法をもちいつつ,方言使用の実
態や方言群と共通語群の差異をあきらかにしたが,その結果を要約すると,次のとおりである。
(1)本県の児童生徒は普遍的に方言をもちいている。児童生徒の自己評定で,.完全に共通語だけの
言語生活をおくっているとするものは約2%である。
(2)児童生徒の所属学年がすすむにつれて,より多く方言がもちいられている。
㈱ 農村の児童生徒は,都市のそれにくらべて,より多く方言を使用する。
㈲ 男児は女児にくらべて,より多く方言をもちいている。
測 上 孝・篠 原 優 〔研究紀要 第16巻〕 13
(5)読解に対する方言の影響は,さしてたかくない。共通語群と方言群における読解得点は,傾向
としての差にとどまっている。
(6)読解得点と共通語得点の相関は,おおむね0.3で,ひくい本質的関係がしめされている。
(7)発表,,非発表については,方言得点の多少による影響が,明確にうかがわれる.
ところで,鹿児島方言の教育心理学的アプローチの一環として,方言使用の琴態と読解や発表と
方言の関係をあきらかにするこの研究主題には,残されている多くの分野がある。より詳細な実
態調査,テレビ視聴の質や量の統制による比較 PGRにおける発語の抵抗からみた両群の差異,
方言や発表をめぐる質問紙法の検討,特定の教示をあたえた場における言語活動の分析,言語
的発達における両群の差異などがその一例である。鹿児島方言をめぐる広汎な研究分野への展望
をもちながら,それらの問題についても,ささやかな研究のあゆみをつづけたいと話しあってい
る。
参 考 文 献
( 1)測上孝・篠原優・仁王義彦:.鹿児島方言に対する教育心理学的研究(第1報)昭和38年度九州心理学紀要
(2)測上孝・篠原優・仁王義彦:鹿児島方言に対する教育心理学的研究(第2報)昭和39年度九州心理学会紀要
付 記(この研究は鹿児島市立玉龍高等学枚教諭仁王義彦氏の協力をえて実施した。 )付 録 1 万 ロ ーし ら ぺ
男・女
年 組 いえ Lごと 家の職業 名 前 しんりがく けんきゆう せいせき しようじき これは心理学の 研究のためのものです。みなさんの成績には関係がありません。できるだけ正直に 自分にあてはまる答に○をつけてください。 あなたは学枚でべんきょうの時間には方言(かごしまのことば) をつかっていますかO ・ あなたは学枚で休みの時間には方言をつかっていますかO 甲、 いいえ ときどき きょうつうご 共通語(きれいなことば)と まぜて はい いいえ ときどき 共通語とまぜて 'd i あなたは先生とお話をする時,方言をつかいますかO あなたは知らない人とお話をする時方言で話しますかO はい いいえ ときどき 共通語とまぜて はい いいえ ときどき 共通語とまぜて あなたは学枚の外で友だちとお話をする時方言をつかいますか。 共通語とまぜてはい いいえ ときどき あなたの家では方言をつかっていますか。 あ・なたのお父さんは家族の人たちとお話をする時方言をつかいま すかO はい いいえ ときどき 共通語とまぜて はい いいえ、7ときどき 共通語とまぜて あなたのお母さんは家族の人たちとお話をする時方言をつかいま すか。 あなたは家でお父さん,お母さん,兄さん,姉さん,と話す時は 方言をつかいますか。 (四人そろっていなくてもかきなさい) はい いいえ ときどき 共通語とまぜて はい いいえ ときどき 共通語とまぜて あなたは家で弟,妹と話す時方言をつかいますか。 (弟も妹もいない人はかかないでかまいません) はい いいえ ときどき 共通語とまぜて あなたは共通語で話すのと,方言で話すのとはどちらが話しやす いですか。 方言が話しやすいo共通語が話 しやすい。どちらでもよい。 あなたはなるべく共通語をつかおうとつとめていますか。 は い いいえ なにも考えない ぷらくきんじよ あなたは学枚の外(部落や近所など)で共通語をつかって笑わ れたことがありますか。 はい いいえ ときどき あなたは学枚でべんきょうの時間以外で共通語をつかって笑われ たことがありますかD あなたは家で,お父さんお母さんになるべく共通語をつかうよう にすすめられていますかD はい いいえ ときどき いつもすすめられているO ときどきすすめられている。 すすめられていない。測 上 孝・篠 原 優 〔研究紀要 第16巻〕 15 はつぴよう 付 録 2 発 表 し ら べ _ ー J . " 1 1 ・ 十 一 しようじき ひと にん これはテストではありません。できるだけ正直に思ったとおり書いてください。あてはまる人はなん人かい せい てもかまいません。男子が女子を女子が男子を書いてもかまいまんせ。おなじ姓がありますので姓と名前をか いて下さい(山下太郎のようにかくのです。 ) くみ はっぴよう あなたの組でべんきょうの時間に,よく発表するのはだれですか。よく発表すると思う人の名前を書 いてくださいO たいへんよく発表する よく発表する あなたの組でべんきょうの時間にあまり発表しないのはだれですかO あまり発表しないと思う人の名前 を書いてください。 ほとんど発表しない ときに発表する あなたの組の学級児童会やホームルームなどであまり発表しないのはだれですか。その人の名前を書い てくださいo ほとんど発表しない ときに発表する :ォa あなたの組で,べんきょうの時間に,話し方のじょうずなのはだれですかD お話のうまいと思う人の名 前を書いてください。 たいへんじょうず じ ょ う ず あなたの組でべんきょう時間に話し方のへたなのはだれですかO 話し方がへただと思う人の名前を書い てください。 た い へ ん へ た へ た あなたの組で休み時間などでの話し方のじょうずな人はだれですか。その人の名前を書いてください。 たいへんじょ うず じ ょ う ず あなたの組で休み時間などでのお話のへたなのはだれですかO その人の名前を書いてください。 た い へ ん へ た へ た :ォa あなたの組でべんきょの時間に先生-の質問をあまりしないのはだれですか。その人の名前を書いてく ださい。 ほとんど質問しない 山..L L_.一 二二 二丁∴_. U/二 叫 一,二∴。._,, -_ ときに質問する 二二二二 _ - , 、 一二
組
7 1 r ^ m f 巻 6 1 第
孝・篠 原 優 〔研究紀要
測 上 川 光がついたりきえたりしているように みえるのは なぜですか0 ( ) 用 文の中に'①④⑨と三つのそのがあります.それはなにをさしてい ま す か 。)
④
(
)
⑨
(
囲 つぎの文をよんで'あとにかいてある もんだいに 答えなさい. わた-したちの町や村には'どこにでものうぎょうきょうどう組 合があります。その組合では'ひりょうやのうぐをやす-しいれて うります。よぼうちゅうしゃをしたり'レントゲンをとったりし て'町や村の人びとのけんこうにきをつけるのは'はけんじょのし ごとです。組合ではのうかの人びとのお金をあずかったり'そのお 金をかしたりします。学校をたてたり'道をなおしたり'橋をかけ たりするのはt や-ばやしや-しょのしごとです。なお組合では あたらしいきかいのつかいかたや'土地にあったしごとのしかたを おしえたりもします。 日 のうぎょうきょうどう組合の しごとをかいているのは どこです か 。 そ の 文 を ぜ ん ぶ ( ア ( イ ( ウ( ) の 中 に か き な さ い 。 脚 はけんじょの し'ruとを かいているのは どこですか。その文を ) の 中 に か き な さ い 。 粥 つぎのお話の中で - をひいてあるところを 知らない人にいうつ もりで'ていねいなことばになおしなさい。 ∽ 町へは どの道を 行-んだい。( 用 水が のみたいんだ。( 囲 い ど は 川 引 q 矧 。 ( 囲 お う い . こ な を も っ て き た ぞ ( 桐 ぼ -は 対 抑 丹 よ 1 . ( v^ ^-' S-^ v_^ ¥_y 栂 つぎのことばをつかって'みじかい文をつくりなさい。 旧 た ぶ ん ( ^ほ ぐ ん ぐ ん( 川 いつのまにか( 囲 よ ち よ ち ( ㈲ は げし-( 組伺 意味のとおる文になるように'読む順に( れ な さ い 。 ア ( ) イ( ) ウ ( ) エ( ) オ ( ) たったひとり なんということもなく 庭にいるのが 上 っ て き た の で す 。 たいくつになったので )に番号をかき入 山へ登った時の 兄といっしょに 思い出が きました。 よみがえって ⇔ 次の( )をつけた漢字に読みがなをつけなさい。 ( ) ‖ 熱心な 討 議 用 池 の ㈲ きれいに ( 周 ( 囲 ( ) ∽ 無 言 のまま ( ) 囲 納 得 のい-までしらべる。 刷 倒 次の文の( ) へnUの中にあることばの記号を入れて正しい 文にしなさい。 ところでここで注意しなければならないことはt m( )と いうものは'その人の 脚( )につながっているものだとい うことです.刷( )どなったり'用( )態度で話し たりすることは ㈲( )勇気の表われとは言えません。 ㈲( )ふさわしいことばづかいや態度t m( )ふさ わしい語調というものがあります.どんなに 佃( )話して も'正しいことは 佃( )であり確かなことは確かなことで す。そうしたことばには'おだやかな中にも ㈹( )がこも っ て い る は ず で す 。 ア'人格 イ-無作法な り'相手に エ'ひかえめに オ'らん泉に カ'正しいこと キ'ことば ク'そして ケ'けっして コ'強いカ サ'その場に シ'是は是 非は非 ㈲ 次の文章を読んで'あとの問いに答えなさい。答えはもっともよい と思ったものを1つだけえらんで ( )に○をつけなさい. 日本人は人に会うとおじぎをします.」①利和も ひとつの身ぶり です。相手に敬意を表わすしるLです。相手によっては'特にていね いなおじぎをして'こちらの気持ちを表わしたりします。」④西洋人 はおじぎの代りにあ-手をします。同じあ-手でも'親しみをこめる 場合は'強-にぎりしめて'こちらの気持ちを表わします。」⑨おし の人は手'特に指をうま-使って話をしますO」④引拙などは単なる あいずというより'むしろことばになっているのです。 糾 あれというのは何をさしま す か 。 ア ( ) 日 本 人 イ( )入 り( )おじぎ エ( )身ぶり ^eB ぁ-手は何のためにするの で す か 。 ア ( イ( ウ( エ(
)
畑
机
み
を
。
め
る
) こちらの気持を つたえるため )おじぎのかわり- i
- o
o 納
鎚 掩
い
川 これというのは何をさしま す か 。 ア( )蛸なるあいずの。イ
(
)
鑓
報
篭
っ
て
い
り( )おしの人のことエ
(
)
詑
捕
っ
て
話
を
す
用 この文章を二つにわけると すればどこがよいですか。問 題文の中につけられた①④③ ④の番号を見て答えなさい。 ア ( )①のところ イ( )④のところ り( )⑨のところ エ( )④のところ19
測 上 孝・篠 原 優 〔研究紀要 第16巻〕
組 侶 屋が光りぬ.(イ'星が光った が光りだした) ロ'星が光らない ハ'星 刷 雲ありけらし。(イ'雲はなかった ハ'雲があったようだ) ロ'雲はありました 囲 いと高Lt (イ'たいへん高かった ロ'たいへん高い ハ'たいへん高いので) 佃 鳴りいでし。(イ'鳴っている ロ'鳴りだした ハ'鳴り お わ っ た ) 何 次の四つの 「ぬ」のうち'二つだけ他とちがった意味をもつものを みつけ'それのある番号に○をつけなさい。 1 春の日の雨しきふればガラス戸の曇りて見えぬやまぶきの花。 2 朝開-黄のたんばばの露けさよ口寄する馬のしかられて行きぬ。 3 春の月弟ふたり笛ふいて上行-岡を母とながめぬ。 4 ほととぎすはやも来なきてしのびねもらす夏は来ぬ。 5 もの言わぬは口ふ-るるわざとげに古人もときぬ。 闇 次の文を読んであとの問に答えなさい。 どんな本でも読まなければならないということはない。本は多す ぎるのである。どれも読まなければならないとあっては'人生は短 すぎるLtわれわれの精神のかてにも限りがある。大食は胃腸をそ 午t矧'したがって健康をそこねると同じように'あまり読みすぎて は頭のためによ-ないJ速-読むのもいいし,丁 もいちがいに悪いとは言わないが'しかし精読できるものは ロ 一すべきであるLt 読んで感動しすぎる時は先を 読めな-なることも自然であろう。自分の生命のかてになるものを 読むべきである。ただ読むのではない。自分の生命のかてとして読 むべきである。∽ 右の文のnUの中に'次の語群から'最も適当なものを選んで記 号を書き入れなさい。 a速読 b精読 C多読 d乱読 ∽ 右の文で言おうとしている.ことをまとめると次のどれにあたるか を考え'もっともよいと思うものを1つえらんで'その記号に○を し な さ い 。 ア'われわれは精神のかてに限りがあ藩.本もあまり読みすぎるべ き で な い ' イ'人生は短すぎるので'大いに精続すべきである。 ウ'精読できるものは精読Lt さらに自分の生命のかてとして読む べ き で あ る 。 工 , 逮 -読 む の も い い L T 一 も い ち が い に わ る い と はいえないが健康も考えたい。 刷 「大食は胃腸をそこね」とありますが'それは次のような本のよ み方の中で'どれをたとえていますか。もっともよくあてはまるも のの記号に○をつけなさい。
a
乱
読
b
速
読
C
精
読
d 多 読 ㈲ 次の文章を読んで'あとの問いに答えなさい。 本を読む利益は自分を貿-することだ。本気になって生きられる ことだ。まちがいない生き方をすることだ。 ①句細から'つまり貿-することと同1かも知れないが'いろい ろ珍しいことを知らして-れることだ。自然のこと'人生のこと' 物質のこと'精神のこと'人類が今日まで発達してきたこと'人知の 今日まで発達してきたことなどと'刃矧鼠引引'また人間の心を 何かの意味で動かすこと'④句細が残らず本に書かれているのだ。 人間のあらゆる知識'あらゆる経験'③句細がみな本の中に書ける だけ書いてあるのだ。④倒れ を読むと⑤到和らのことが'その人の 力に応じてわかるのだ。読書の利益の偉大さはそれで想像できると 思う。健康な読書法は'どこに何が書いてあるということにはこだ わらず'自分の生命に役に立つものを遠慮な-摂取することであ るO生きることが目的である。③剰山川でこそほんとうの読書法であ る。 ‖ 右の文章を内容の上から二つわけるとすればどこでわけたらよい でしょうか。ここでわけると思うところへ」をして'一段落の終り の五字をつぎの ( )の中へかきなさい。 ( ) ∽ それぞれの段落でのべていることを'十字以内でかきなさい。 ま え の 部 分 ( ) あ と の 部 分 ( ) 佃 「人間に関する」ということばはどの語につづきますか。つづ-ところへ矢じるLをして'次の ( ) の中にかきなさい。 ( ) 用 右の文章の中で「それ」ということばは六つありますが'そのう ち一つだけつかいかたのちがっているのはどれですか。その番号を 次 の ( ) の 中 へ か き な さ い 。 閑 次のIのことばの意味を下の文やことばから1つえらんでその記 号 を ( ) の 中 へ か き な さ い 。 nH 1 ( 村劃封に立ちて 、-一一一一一\ 向こう岸 ロ'みさき ハ'波うちぎわ ニ'波の打ちよせる 岩かど〔研究紀要 第16巻〕 、 21 倭
孝・篠 虎
測 上 ー nu V 山 川 叩 割りの花見て めLはみてゐる ( ) 一 日 " l H 一 凹九 n u J 川 U お花畑は つゆしとどなり ) 別r n H u r U -りやにありて ながきたそがれ ( 、イ'めLを食べている ロ'めLをたいている ハ'めしのした-をしている ニ'めLをながめている イ つがゆいっぱいおりている。 ロ'つゆがしとしととたれている。 ハ'つゆがかわいている。 ニ'つゆがふっている。 イ ヽ 夜中 ロ'さびしさ ハ ' 夕 暮 れ 時 ニ ' 晩 り一 同 W n n 川 川川 川 川じ みちの-に病む母上にいささかの きうりを送るさはりあらすな ( s 一′し -ニ ハ ロ イ ヽ ヽ ヽ ヽ ふれないでほしい。 -さらないでとどいてほしい。 病気がすすんではこまる。 病気がわる-ならないでほしい 栂 次の文のかなを漢字になおしなさい。 こ う ど う侶(
) で き る ( せ い か つ はん い)
侶
(
さ く L や たん ちょう )な い けん とお 捕 ( ) い (刷(
すい へい せん)
㈲
(
)しげる ) の ( なつ -さ こ せん じょう 付録4 読 解 テ ス ー 六年 組 氏名 1'次の文はー-マス・エジソンのことばです.あとに書いた四つのう ちで、どれが彼の精神をもっともよ-あらわしていますか。( ) の中に○をつけなさい。 わた-Lは'1つの発明を完成すればt もうその発明には用がな ヽ 0 ォ J > 多-の人は'発明から-る収入を努力に対するむ-いのように考 えるかも知れぬが'わた-し自身は'少な-ともそうは思わぬ。 わた-しの最大の喜びは'努力して仕事をすることである。 4 3 2 1 /′ 、\ ( ′一、、 ′ 、、 KS ¥ S ¥S ¥ S 発明によって収入を得たいと思う。 発明が完成したから'これで仕事は1段落つげた。 研究することに喜びを感じて'あ-まで仕事を続ける。 発明の完成するのはうれしいが'仕事はなみたいではない 二'次の文を読んで'あとの問に答えなさい。 朝早-川岸に出た。清い川の流れは岩にぶつかり'あわを立てて 流れている。ある岩の上に自分は立った。自分は顔をあらい'うが い を つ か っ た 。 問「川の水」はどんなようすでしょうか。よいと思うもの1つをえら び'その符号に○をしなさい。 1 に ご っ て 流 れ が 速 い 。 2 にごっているが'流れは速-ない。 3 す ん で い て ' 流 れ が 速 い 。 4 すんでいるが'流れは速-ない。三 ㌧ 次 の 文 の ( )にぴったりする言葉を後にあげたものの中から' えらび'その符号を( 1 冬 空 は 低 -( 2 草の葉が夜つゆに( ) の 中 に 書 き い れ な さ い 。 ) と -も っ て い る L 3 )とぬれている。 3 空 に は ( 4 桜 の 花 が ( 5 菜 の 花 畑 に ( ① ひらひら ㊥ ぶらぶら )と白いちぎれ雲が浮んでいる。 )と咲きはこっている。 )とちょうがまっている。 ㊥ びっしょり ① ぼんやり ㊤ ㊦ しんしん ① ふわふわ ㊦ どんより らんまん 四㌧ 次の文を読んで'後の問いに答えなさい。 童 話 ' 物 語 ' 偉 人 伝 な ど ' 本 に も い ろ い ろ あ り ま す が 、 そ の 中 で 世 界 的 な ' ま た 日 本 を 代 表 す る ほ ど の も の を ' み な さ ん の 時 代 に 読 ん で お く こ と は ' 1 生 の 大 き な 収 穫 と い え る で し ょ う . ① そ ー 幻 で こ う い う 書 物 を 読 む 時 に わ す れ て な ら な い こ と は ' わ か ら な い と こ ろ を わ か ろ う と す る 努 力 も 大 切 で す が ' 自 分 で わ か っ た と 思 っ て い る と こ ろ が ' 案 外 ' 実 際 に は い い か げ ん で あ っ た り ' 気 持 の 上 だ け で の み こ ん で い る 程 度 で あ っ た り す る こ と が 多 い こ と で す . ④ 利 和 で は す ぐ れ た 書 物 を ほ ん と う に 読 み 味 わ っ た と は い え ま せ ん 。 ⑨ 村 別 封 ' わ か っ た と 思 っ て い る こ と の 中 に 、 読 み ち が い を L t 読 み わ す れ て い る こ と ば は な い か と ' 自 分 濫 せ き か え し て み る こ と が 必 要 な 読 書 の 態 度 で は な い で し ょ う か 。 イ'この文は二つにわけられますが'文の中の①④③のいずれからで しょうか。正しい番号を下の ( ) に書き入れなさい。 ( ) ロ'作者は読書の態度として'どれがいちばんよいといっています か 。 よ い も の の ( ) に ○ を 書 き 入 れ な さ い 。 l( )わからないところをわかろうとして努力する。 2 ( )読みちがいをLt読みわすれていることばはないか。自 分に聞きかえす。 3( )いいかげんに気持の上だけでのみこんですらすらと読 む。 五'次のことばの内容を最もよ-しめしているものをそれぞれ1つずつ えらび'その番号を○でかこみなさい。 抑 とりとめのない 閏 おもむろに歩-/ ( \ r i L一一- →\ 4 3 2 1 4 3 2 1 鳥をとめてやらない。 とっておくことができない。 つかみどころがない。 なんにもならない。 はげしく歩- いそいで歩- しっかり歩- ゆっ-り歩-困 おろか 1 かれの家では'ねこはおろか犬も飼っている。 -1 ・ 一 2 こんな大雪では十キロはおろか'五キロもあるけ な い 。 3 かれは数学はおろか、まだ学枚にもはいっていな ヽ 1 0 -= V
国
晶
_
3
y
s
′ー-\\ 1 あの人の英語のうまいのは、もっともらしくな ヽ 一 0 Be 2 もっともらし-話すのは、ためになる。 3 あまり読めない-せに、もっともらし-英字新 聞を読んでいる。2■3
測 上 孝・篠 原 優 〔研究紀要 第16巻〕
六'次の文を読んで、後の問いに答えなさい。 ぼ-たちが何かものを考えるとき'じぶんのことを中心にして考 えないで'いつもその一ぽんのもとになるもの'たとえば人類のた めとか'民族のためとか'自分たちのためとかいう考え方'そうい う考え方のできる人を知性をもった人とよぶのです。汽車の中で' こんでいるときに'年とった人がはいってくる。こしかけるところ がないかと'1生けんめいにさがしている.そのとき'だれかが席 をゆずってあげるOそうすると'その年をとった人はあわてて'お おいそぎでこしかける3 このとき'お礼をいうのを忘れる人がよ-ある。そういう人たちは'何も礼儀を知らない人ではない。じつは 喜んでいるのであるが'「こしかけるところがないか」ということ だけで頭がいっぱいになっていたので'ついお礼をいうことをわす れてしまうのです。つまり自分のことだけしか考えていないので す。これは性質が悪いのでもなければ行儀が悪いのでもないので す 。 た だ 「 知 性 」 が な い の で す 。 自分いがいの人のことが考えられない人なのです9 問イ この文を内容の上から二つにわけたいと思います。第二段のはじ めのことばをかんたんに書きなさい。 間口 次の五つの文の中から'この文がいおうとしていることを、もっ ともよく表わしているものをえらび'その番号を○でかこみなさ ヽ 0 、 ′ V l 年とった人には席をあけ'いたわってあげなければならない。 2 席をゆずられても'お礼のいえないような人は'礼儀知らずであ る。 3 お礼をわすれたのは喜んだためで'性質がわるいのではない。 4 ほんとうに知性をもった人というのは'こんだ汽車の中で'席を ゆずるような人である。 5 知性をもった人とは'自分のことよりも、人類のためとか'民族 のためとか'いつも大きな考え方のできる人である。 問ハ この文に題をつけるとしたら'次のどれがよいでしょうか。その 番号を○でかこみなさい。 1 汽車の中でのできごと。 2 お礼をいいわすれた人 3 敬老の精神 4 知性をもった人 5 席をゆずる気持 七'次の文を読んで'後の問いの答の中で'もっともよいと思うものを 1つずつえらびその番号を下のnUの中に書き入れなさい. 「もういいかあ。もういいかあ。」遠-でこういう声がする. か-れんばのおにが言ってるらしいが'「もういいかあ」は少し 間がぬけていると思った。わたしは'二階で'手紙を書いている。 まもなく'下の往来を'ひとりはぞうり'ひとりは-つでかける 足音が'してきたOふたりはt かけながら何かせわし-話し合って い た 。 回 そ れ が や む と ' 今 度 は ' 景 気 の い い 調 子 で ' 「もう'いいよう。」わたしの妹の'よし子の声である。 わたしは手紙を書き続けていた。しばら-して'ふうをしながら 気がつ-と'下では子どもらが何かしきりに言い合いをしていた。 わたしは'つ-えごLに手を延べt Lようじを五すんばかりあけ て み た 。 前のうちの少し-ぽんだ門の所に'よし子と'オデッ-というよ し子よりも1つか二つ下のフランス人の小むすめとが'ならんで立 っている。 困それと向かい合ってジョールというむすめのにいさ んが'短い半ズボンの下から'白いすらりとしたすねを出して立っ ていた。「もう'いいかあ。」はこの子だった。 抑 「もう'いいかあ。」はだれがいったのでしょうか。 ① よし子 ④ ジョール ⑨ オデッ- ④ 他の人 回 そ れ が や む と ・ ・ ・ -の 句 細 は 何 を さ し ま す か .