子どもの手の巧緻性に関する基礎研究(2) : 調査報告と検証
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(2) 2 7年 2 月 f 'e b r u a r y,2 0 1 5. 北海遊投下手太子r 紀要(教育科学編)第6 5巻 首~ 2~. J o u r n a lo fHokkaidoU n i v e r s iり ァ o fE d u c a t i o n( E d u c a t i o n ) Vo . l6 5,No,2. 、│え成. 子どもの手の巧綴性に関する基礎研究 ( 2 ) 調合?報官と検証. 阿部宏行. 北海遊教育大学岩見沢校)ミ術教育研究'卒. TheD e v e l o p m e n to fM a n u a lS k i l l si nC h i l d r e n( 2 ) ABEH i r o y u k i DcparimcnLo [i ¥n E d u c a l i o n,lwamizawaCampus,l l o k k a i d oL n i v c r s i i y0' 1EducaL ion. 概要 本研究は,科研費による「子どもの子の巧縦性に関する基礎研究と授業の改古二の一考察」 ( 2 0 1 2, J ;~2015 , 3 研 究 課 題2 J ;6 532 J ;1)に基づいて実施しているものである。本稿において は,主に 2イド日の本調査の内容及び結果を間作するとともに,結果から得られた折力のデータ と , 60年前のデータとを比較しながら,子どもの干の巧縦性について論じる。. 1 ) 予備調査報 ( i tと検証」に記 に関する基礎研究 (. はじめに 本稿では,昨年度に引き続いて「子どもの子の. 載しているが,子どもの子の巧椴性に折の力の変 化が関係しているのではないかという仮説のも. 巧縦性に関する基礎研究」の第 2同となるわ第 1. 杢された と,昭和 30年に品l. ' 1 ヌI 画下ー作における材. 同では予備調査を実施し,検杢の妥当性及び汎用. 料の抵抗に関する調査」のデータを比較対象とし,. 性を考慮し検査庁法を精査した。その上で,本調. 60年の時を粍て,どのような変化が見られるのか. 査を実施し,そこで作られたデータを基に,子ど. を品l 杢するとともに,作られた情報をもとに検証. もの干の巧椴性と指 ) J (ゆびりよく)の関連を検. し,変化をどのように捉え,指導等の改苦に f lす. 証することとした。. るかについて十食討していくことをねらいにしてい る 。. 研究の背景と動機 ( 1) 研究の発端 研究の発端は,北海道教育大,、?研究紀要第 6 4巻 1頁から 189頁) ,子どもの子の巧椴性 第 1せ(18. ( 2 ) 第一次調査研究のあらまし. 4年度の予備調杢(岩見沢市。:第て小学校 干成 2 3年, : t対象)では,. p )司杏の一般性を高めるため測. 定 H i1~ に弾力計(昭和 30イドの調査も|司じ)を周い. 79.
(3) 阿部宏行. た指力調査を行うとともに,はさみによる切断調 査に絞って実施した。 切断調査では,普段,学習場面で使う形状のは さみを新規に購入し,はさみの新旧による差異が ないようにした。切る紙は, 2種類の図形で,薄 日・厚口の 2種の計 4枚をそれぞれの児童に配付 して調査した。紙質はコピー紙(普通紙)と厚口 また,握力計の重量が,指力の測定に影響を及. の画用紙を用意した。切断時間は厚さに応じて,. 2分間と 3分間に区分して実施した。 指力調査では握力計を用いて,握力と指力の 2. ぼさないように,握力計の底部を机上に付ける形 で指力を測定することにした。. 種類を左右 1回ずつ測定した。指力に関する一般 的な測定方法がないため,はさみを使うことを前 提に,母指・人差し指・中指の 3指を用いて「つ まむ」ときの動作を基本として測定した。. また,「はさみ」を握るという動作から指を曲. 2 本調査について. げずに握力計をつまむという不自然な動作になっ. ( 1) 本調査に当って. たため記録にばらつきが見られた。そのため,親. 2年次の調査研究は,平成 2 4年の予備調査を踏. 指は第一関節から上部を固定しながら,人差し指,. まえて,調査方法の改善を図って実施した。. 中指を曲げるという動作に改善した。. 予備調査は,平成 24年 1 1月28日に岩見沢市立第 6名 女 子 1 6名 合 計 二小学校の第 3学年(男子 1 32名)を対象に,指力の測定とはさみによる切断. 検査を実施した。. 2)はさみによる切断検査の改善 ①. 検査用紙 予備調査から,本調査のはさみによる切断検査. では,普通紙 2種類と厚口のボール紙 2種類に切. 1)指力の測定の改善. 断する線を印刷し,用紙を 4枚として計 4回行っ. ここでは予備調査を踏まえて本調査への改善点. た 。 また,予備調査において,切断する線が 5m m. を挙げる。 指力の測定は,親指,人差し指,中指の第一関. 1 1.屈で難易度が低く容易に切断したことから,同じ. 節から先の指先の 3本を閉じるときの力を測定し. 形ではあるが,切断幅を 3m mすることとした。. た。その際,はさみを使う時と同様に親指は曲げ. さらに,予備調査では厚口の画用紙を使用したが,. ずに測定することとした。このとき使用した握力. 抵抗が少なく普通紙との差異が少ないため本調査. 計(エパニュー製デジタル握力計 EKJ077) の測. では,厚口の表紙用紙(ジェット表紙 NO 7). .Okg~ l O O k gであり, 定範囲が 5. を使用した。. 3年生の児童の. 3分の 2ほどは,指力が 5kg未満のため測定す. ること治宝できなかった。 このことから 5kg未満の児童に対する対応と して,従来型の握力計を使用することとした。. 図形については,直線を組み合わせたものと, 渦巻き状の曲線を印刷して実施した。 実施の際には,配付等の混雑を避けるため,ビ ニル袋に,はさみ,検査紙(4種類),記録用紙 を入れて個々に用意した。. 8 0.
(4) 子どもの手の巧綴性に関する基礎研究 ( 2 ). る切断検査を実施した。 1回目は普通紙の直線の. づ0 10. 組み合せ, 2回目は,普通紙の渦巻き, 3回目は 厚口の表紙用紙の直線, 4回目は厚口の表紙用紙 の渦巻きである。. 。. ②検査時間 検査時間は,. 1学級当り授業単位時間 45 分を使. い,指力の測定と,はさみによる切断検査を実施 した。はさみによる切断の検査時間は,予備調査. 1回 目 普 通 紙 直 線. 2回 目 普 通 紙 曲 線. と同じ普通紙は 2分間,厚口は 3分間とした。 ③. 。. 検査場所 第 3学年及び第 5学年の 4学級は,図工室を使. 用し,第 1学年の 2学級については,座席の向き などは,通常の学習と同様の配置にして,それぞ れの教室で実施した。 3回 目 厚 口 直 線. 4回 目 厚 口 曲 線. ( 2 ) 調査報告 1)本調査のあらまし. ②. ①調査日 平成 25年 1 1月20日及び 1 2月1 3日 ②. 調査場所 北海道教育大学附属札幌小学校. ③ 調査対象 第 1学 年 男 子 32名 女 子 34名 計66名. 指力の測定 次に左右の指力を測定した。測定に際しては,. デジタルの握力計を用いて個別に計測した。計測 後,記録用紙に測定値を記入した。ここでデジタ ル表示できる範囲が 5kg以上であることを踏ま えて,. 5kg未満の児童については,従来型の握. 力計によって再度測定した。. 5名 女 子 38 名 計7 3名 第 3学 年 男 子 3 6名 女 子40名 計 7 6名 第 5学 年 男 子 3. デジタル表示の握. ④ 調査内容. 力計による指力の. -はさみによる切断調査は,紙質の異なる 2種. 測 定 (1年生). 類及び直線と曲線の 2つの異なる図形を切断 する -指力調査は左手・右手の 1回ずつ行いその記 録を記入する. 3)本調査の様子 ①. 1年生(平成25 年1 2月1 3日). 2)手続き ①. はさみによる切断調査 どの学年においても,指示は筆者が行い,補助. 学生が 2名参加した。予め準備した「はさみ,記 録用紙,切断する用紙 4枚」を机上におき,はじ めに記録用紙に記名を行い,その後,はさみによ. 8 1.
(5) 阿部宏行. 3年生(平成2 5 年1 1月2 0日). ②. 5年生. 5年生男子切り口の荒い事例 3. ③. 5年生(平成 2 5 年1 1月2 0日) ( 2 ) 抽出した児童の傾向. 切り口が滑らかではなく,がたがたしたものは,. 2番・ 4番の渦巻きの図形に多かった。これは, 曲線で切るべきところを細かな直線で切り進めた ため滑らかさを失ったと考えられる。詳しく見る はさみの と,「はさみの先だけで切断している J r. 3 本調査から. 奥から刃先までの長いストロークで切断してい. ( 1) はさみによる切断調査. 紙を持つ手を動かすのではなく,はさみの るJ r. 1年生 6 6名分, 3年生 7 3名分, 5年生 7 6名分の. 操作だけで切断しようとして肩が上がり切りづら. 切断調査において,切断する黒線から大きくはみ. くしている」などが理由として挙げられる。その. 1, 3, 5年とも,男. 他に,切り口にゆがみのある検査紙があった。こ. 出したものを抽出すると,. 子児童が多い。一人 4枚切断しているので,. 1枚. れは紙に対してはさみが垂直に入らず,紙と水平. 3名 でも抽出された割合は,男女の別なく 1年生 3. に近い状態になり,滑らかに切り出すことができ. 0名で約 27%, 5年生 1 6名で約 で約 44%, 3年生 2. ず,ゆがみが生じたと考えられる。. 21%であった。数値上では,はみ出して切断する 児童は発達に応じて減っている。. また,右回りの渦巻きの図形は時計と反対回り に切断することになるため,右利きの児童にとっ て容易なことでも,左利きの児童にとっては,手. [拍出例 1. の甲を背面にして回すような動作になるため困難. 1年生. 1年生男子. を極めたことが考えられる 。. 切り口の荒い事例 1 (左:表・右:裏). 3年生. 左利き用のはさみを用いて,時計の反対回りに 渦巻きの用紙を左手で切断する 1年児童. ( 3 ) 切断調査の傾向. はさみによる切断調査では,上学年になるほど はみ出すことが少なくなるのは,心身の発達とと もに細かな動きにも対応する巧敏性が向上する理 3年生男子切り口の荒い事例 2 (左:表・右:裏). 82. 由による。切断する紙の厚さに関する違いによる.
(6) 子どもの手の巧綴性に関する基礎研究 ( 2 ). 調査結果から,薄い普通紙の切断は容易でも,厚. 薄い紙の時には,はさみを閉じ切らず途中で止. 口の表紙用紙の切断で著しくはみ出ている児童の. めることができたが,厚口の紙では,はさみを途. 多くは,指力の数値の低い児童が多いことがわ. 中で止めることができずに切ったため切断線の幅. かった。詳細については,「巧敏性と指力との関. を越えたのである。 通常はさみで切る際には,刃先は完全に閉じず. 係」の項で後述する。. に,次の切る動作に入る。完全に閉じてしまうと,. 4 指力調査[参考資料に表を掲載] 1年生 ( k g ). ①. がたがたの切り跡になる。 また,指力の数値の低い児童は,厚い紙を切る. 全 体 平 均 右4 . 3 4 左3 . 9 7 男 子 平 均 右4 . 5 3 左4 . 2. ( 表 1). 女 子 平 均 右4 . 1 6 左3 . 7 6. ( 表 2). 際には,はさみの根元に紙を移動することだけで は足りずにコントロールできないまま力任せには さみを閉じることになるため,切り口に荒さが目 立つことになる。. 3年生 ( k g ). ②. また,そこから切り始めることになるので結果,. 全 体 平 均 右5 . 3 7 左5 . 3 5 男 子 平 均 右5 . 4 7 左5 . 5 4. ( 表 3). 女 子 平 均 右5 . 2 8 左5 . 1 6. ( 表 4). はさみの使い方との関係を切り方の荒い事例を もとに考察調査すると,次の 4つの特徴が考えら れる。. 5年生 ( k g ). ③. ( 2 ) 抽出児童のはさみの使い方の特徴. ①. 全 体 平 均 右6 . 2 6 左5 . 8 7 男 子 平 均 右6 . 2 9 左5 . 8 1. ( 表 5). 女 子 平 均 右 6. 2 3 左5 . 9 2. ( 表 6). 本調査から指力は,全体平均で年間約 500gず つ増加していることがわかる。. 5. 経年調査による指力の変化」では下 なお ' 総の右手平均の数値を 60年前の平均値と比較す る。. 5 指力と巧撤性の関係. 紙を持つ手を動かすのではなく,はさみだけ を動かして切るので,はさみを持つ側の肩が上 がり余計に切りづらい. ②. はさみの先だけで細かに切ろうとする. ③. はさみの奥から先まで,長いストロークでー 気に切るので曲線に対応できない. ④. 紙に対してはさみが垂直になっておらずはさ みの聞に紙が入り込み,切りづらくなっている. く特徴④の事例>. ]年生男子 1年 生 男 子. ( 1) 指力との関係. はさみが,紙と水. 3 .( 1 ) . 2) で,「厚口の表紙用紙の切断で著. 平状態になり,切 りづらい状況. しくはみ出ている児童と指力との関係をみると, 指力の数値の低い児童が多いこと」を述べた。普 通紙の薄い紙では問題なく切断できていた児童. 「はさみを持つ手を動かし上下させながら,紙. も,厚口の紙を切る際,切り口が荒くがたがたに. を持つ手で紙を動かし,目標を見定め,再び切る. なっている。このことは,はさみを入れた時,材. 動作に入る」という右手と左手とが連動して紙は. 料から受ける抵抗が大きいため,はさみをコント. 切断される。はさみを持つ手と紙を持つ手の呼応、. ロールし切れず,力任せに切ったためと考えられ. 関係によってスムーズな切断が可能になる。これ. る 。. には集中力や視糠・動体視力,腕・手・指の筋の. 8 3.
(7) 阿部宏行. 動きが統合的に連動し切断に至るのである。 切断幅をはみ出さないように,実際の紙を切る. 6 経年調査による指力の変化. 動作は,はさみを切る方向に,左手で紙を向け,. ( 1 ) 6 0年前との比較. その上で判断・決定して,右手のはさみを上下さ. 昭和 3 0年に調査(表7)した 1年生と 3年生及. せるのである。紙のコントロールは左手が行って. び 5年生の記録と今回の調査を比較検討すると,. いるのである。はさみを持つ右手は,紙の厚さや. 6 0年 前 の 1年 生 の 平 均 が 男 子 で 3.3kg,女子で. 抵抗感から,はさみの刃先及び中間部,根元のど. 2.8kgである。今回が男子(右手)平均 4.5kg,. の部分を使用するかを判断し,刃を閉じ切らない. 女子(右手)で 4.1kgである。因みに女子の右利. ように,右手で加減しコントロールしている。小. きで,不得手な左手でも 3.7kgで,押し並べて 4. 万で鉛筆を削る際も同様に,鉛筆を持つ左手がコ. kgより高い数値となった。. ントロールし,右手は小万を押し出す加減をコン トロールしているのである。. 3年生においては, 6 0年前の平均が男子 4. 7kg で,女子は 4.4kgである。今回は男子(右手). 5.4kg,女子(右手) 5 .2kgである。 5年生の 6 0 年前は男子で 6.2kg ,女子で 5.0kgである。今回 1年 生 男 子. 紙を持ち変えないため 肘が上がり,脇が広が り切りづらい状況. は男子(右手) 6.2kg,女子(右手) 6.2kgで ,. 5年生では男女差はほとんどない。 成長に伴う伸びをみると, 6 0年前の 1年生から. 3年生の伸びは,男子で1.4kg,女子で 1. 6kgで ある。今回は男子で 0.9kg,女子で 1 .lkgである。. ( 3 ) 調査時の心理的な背景. 6 0年 前 の 3年 生 か ら 5年 生 の 伸 び は , 男 子 で. この調査では,一人一人が別個にはさみを用い. 1.5kg,女子で 0.6kgである。今回は男子で 0.8kg,. 寺聞を気にし過ぎて,切る速 て切断していない。 n 度を上げ丁寧さに欠けたり,周聞の児童との関係 の中で心理的な影響を受けたりしたことが考えら れる。 用具を使いこなす技能の向上は,技能練習だけ. 女子で 1 .0kgである。. 6 0 年前の特徴として, 3年生から 5年生にかけ ての男子の伸び 1 .5kgを示し顕著である。 今回の伸びをみると,. 1kg辺りを平均として. 増加している。一概に推測することはできないが,. で身に付くものではない。目的の達成のために,. 6 0 年前の 3年生から 5年生の男子の遊びが屋外で. 自ら使おうとする意欲や意志の働きを見逃すわけ. 身体を用いた野球など,握力や指力を使うことが. にはいかない。. 多くなったことが要因として考えられる。. 特に,児童は遊びの中で,はさみを使い,っく. 6 0 年前と比較して調査したが,結論として, 6 0. りたいものをつくりだそうとする。その際の多く. 年前より指力が低下しているという結果は得られ. は,自分の感覚や意志で,自分で考えた娘を切る. なかった。逆に 1年生では 1kgほど数値は高く. ことになる。決められた線を切るのは,課題とし. なっている。. て与えられた時である。創造性は,自分の感覚や 意志で行動する時に,その多くが育成させるので ある。それは子どもの「遊び」の中に多いのであ る 。. 指力に特化して数値の変化で子どもの手の巧綴 性を論ずることは難しいことがわかった。 子どもを取り巻く生活や環境の変化とともに検 証する必要がある。. はさみと子どもの「遊び」との関係を考察しな ければならない。. ( 2 ) はさみの技術革新. 6 0 年前との比較にあたって,測定する器具の安. 8 4.
(8) 子どもの手の巧綴性に関する基礎研究 ( 2 ). 定性や求める数値の信頼性を考慮しなければなら. し改良を図ってきた。ユニバーサル・デザインの. ない。. ように,指力や握力が弱くなれば,それに応じた 道具も開発されることになる。. 今回の測定ではデジタル握力計を使用したが,. 指力と手の巧鍛性を限定的にとらえ,関係を経. 握力を測定する機器で,指力を測定することが妥. 年変化でみとることは難しいことがわかったが,. 当であるか疑問は残る。 測定法の精選を行っている時に,日常の道具で. 時代の変化とともに変わる子どもの生活様式や遊. 3本の指で、つまむ必要のあるのは,大きめの「目. びなどを多角的に検証しながら,学校教育などで. 玉クリップ」であった。この聞き具合を測定につ. の指導の改善を図る必要がある。. なげることも考えられたが,汎用性を考慮すると 市販のデジタルの握力計がやはり妥当で、あると考. 参考文献及び引用文献. える。 か止め. また,はさみは要ネジで 2枚の刃が固定され,. 1)阿部宏行 『 子どもの手の巧綴性に関する基礎研究(1). 4巻 予備調査報告と検証』北海道教育大学研究紀要第 6. 刃と刃の聞に,「ひねり」と少しの隙間「スキ」. 第 1号. を開けることでスムーズに動くとともに切断でき. 2 0 1 3 p181-189. 2)北海道教育実践研究会編 r 手の巧綴性を高める. る構造になっている。近年のはさみの技術革新も. 育実践研究叢書 1 1 9J. 北海教育評論社. 教. 1 9 8 8. 見逃すことはできない。小さな力で無理なく切断 できるように,刃の形状にカーブをつけ,幼い子. 関係学術論文. どもでも使えるものも市販されている。. ・福井一真「工作・工芸教育における小万の取扱いに関. 丈化・丈明の発達において,人間と道具との関. する考察 J 1~皿. 係は常に密接な関係を保ち,発展を遂げてきた。. 大学美術教育学会誌. N044~46. 2012~2014. 不便さを解消するために知恵を集め,道具を開発. 参考資料 以下,表 1~6 の M: 男. ※ 1両手利き. F:女. ※ 2利き手不明. R:右利き. L:左利き. ※ 3左手負傷を示す. 表 1 指 力 小 学 1年生男子 ( 3 2名) 1 0. ( 望 探. )hh. 。o r o n 斗 2. 。. 髄指 力 左 闘指 力 右. 8 5.
(9) 阿部宏行. 表 2 指 力 小 学 1年生女子 ( 3 4名) 10. 8 t ヨ. 6. 〉ζ. h血 仲. 門. 4 2. 。. 表 3 指 力 小 学 3年生男子 ( 3 5名) 10. 64. (UM) 宍課. 8. 2. 。. 表 4 指 力 小 学 3年生女子 ( 3 8名) qi. nuoorO. (り出. 瓜斗吋乙. 央銀. nu. 闘指 力 左 翻指 力 右. 表 5 指 力 小 学 5年生男子 ( 3 6名) 10. 宍恕. 64 ・. (UX). B. 2. 。. 醤指 力 左 圏指 力 右. 8 6.
(10) 子どもの手の巧綴性に関する基礎研究 ( 2 ). 表 6 指 力 小 学 5年生女子 ( 4 0名) 10 8 FO4. UX) 央銀. 2. 。. ※. 2Rと3 1 Rの指力左は,左手負傷のため未計測 表 7 幼児から中学生までの握力(19 5 5年). 種. 4才 幼児. 5才. 1年 2年. 3年 小学校. 4年. 5年. 6年 中 1年. 中学校. 中 2年. 中 3年. kg. 握力. 別. 平均. 最高. 指力 最低. 平均. 男. d 戸 . 勺 0. 7 . 5. 3 . 7. 女. 5 . 8. 7 . 5. 4 . 5. 男. 8 . 8. 1 2. 6. 女. 6 . 4. 7. 5. 男│. 8 . 8. 女. 7 . 4. 1 1. 男. 1 0 . 3. 女. kg. 最高. 最低. 3 . 3. 5 . 5. 2. 5 . 5. 2 . 8. 4 . 5. l .5. 1 3 . 5. 8. 4 . 1. 7. 2. 9 . 1. 1 3 . 5. 6 . 5. 3 . 6. υ 戸. 2 . 5. 男. 1 5 . 7. 2 1. 1 0. 4 . 7. 6 . 5. 3. 女. 1 2 . 7. 1 8. 9. 4 . 4. 6 . 5. 2 . 5. 男. 1 6 . 7. 2 6. 1 2. 5 . 5. 7 . 5. 4. 女. 1 4 . 6. 2 0. 1 2. 4 . 8. 7. 2 . 5. 男. 2 0 . 3. 2 9 . 5. 1 5. 6 . 2. 9 . 5. 4 . 5. 女. 1 6 . 4. 2 1. 1 0 . 5. 5. 7 . 5. 3. 男. 1 9 . 7. 2 7 . 5. 1 1. 6 . 4. 9 . 5. d 戸. 女│. 1 8 . 4. 2 4 . 5. 5 . 9. 8. 4. 男│. 2 3 . 4. 3 8. 6 . 8. 9 . 5. 5 . 5. 女│. 2 3 . 4. 3 3. 6 . 4. 8. 男. 2 8 . 6. 4 7. 1 9. 7 . 4. 1 0. 5 . 5. 女. 2 4 . 7. 3 2. 1 7 . 5. 7. 8. 6 . 5. 男. 3 7. 6 0. 1 9 . 5. 8 . 3. 1 2. 5 . 5. 女. 5 . 5. 3 4 . 5. 1 8. 7. 9. 5 . 5. d 戸. (注)1.昭和 3 0年測定,札幌市桑園幼稚園及び学芸大学付属小中学校児童・生徒の測定結果 2 . 指力は,母指,人差指,中指の握力. (岩見沢校准教授). 8 7.
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図
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