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租税負擔と所得分配

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(1)

商業と經済

松野賢吾

一 問題の提起1租税の所得分配に及ぼす作用を解明するの可乾性

四︑所得分配の是認と租税配分

五︑給付能力詮と利益説

私は本誌前祝に於て︑国家経費を所得形成的なる経費と所得形成的ならざる経費とに垣分し︑租税負桧の測定

に嘗りては︑租税収入の内︑新得形成的ならざる経費に使用せらる㌧部分幾何なりやが重要性を有する事を述べ

た︒斯る租税負桧の測定の問題と蹄聯して屡々取扱はる1所の問題は︑租税負痔が如何に各祀禽階級や各経済部

(2)

門並に各種大さの所得獲得者の上に配分せらるLやの問題︑換一マ一目すれば租税配分の金問題是である?

租税配分の問題と関聯して生十る所の純然たる統計上の問題は此庭に取扱はざる事とする︒査︑所得税と財産

税とは︑比較的容易に各大所得者の上に配分せられ得るものであるが︑泊費税の配分は︑精細なる泊費統計を有

する事を前提とする︒例へば商品の販買におする租税に関しては︑・著しく大路の計算を使用せざるを得たい︒故

一圏内に於ける所得分配に及ぼす租税の作用に闘し何等かの明言をすに此底には斯る計数的なる取扱を拾てL

る事は︑畢完如何なる程度に於て可能なりやの問題を提起しようと忠ふ︒此の問題は明かに轄嫁問題と密接に闘

聯する問題である︒

に分配せられ︑共内A階級は官吏階級に一屈し︑主(所得をば常に租税手段より獲得して一

OO

今此虎に図民経済内に於ける全治安が一OOOの債値単位に等しとする︒此の債値単位が三つの社合階級の上

BC

は民間個別経済に属し各々四

OO

OO

とを泊費するものと俄定する︒設明を簡単にせんが震に︑貯蓄と資本

形成とは行はれやJ︑租税はA

BCとより徴収せられ︑主(租税種類は総て直接税であり官

吏階級は賢質所特の分配に封しては直接的には影響せざる財のみを生産するものとする︒然る時は︑AB

Cの間に於ける資質的なる所得分配は︑右の数字に由りて表現せられる︒印ちA

B

Cとに封する課税は一

O

OOにして︑雨階級の名目所得を各五宛減少するとと

t?

なる︒従って課税無を場合の名

Oと五五Oなるべき筈である︒租税特嫁の全く行はるaA事無きものと仮定すれば名目所得が租税

租税負強と所得分配

(3)

O

州側丈減少するのみにして︑其以外に課税が名目所得の大さに影響を及ぼす事無き筈である︒則ちBCとの泊費

を各五O丈減少せしむるに止まる︒反之︑租税縛嫁の行はるL時は︑租税は生産と債格との作用に由りて所得将

位を惹起せしむるであらう︒若し例へばBが其支梯ひたる租況の牛をCに特嫁し得るものとすれば︑Bの所得は

Cの所得は四七五とたり︑此の場合︑租税は事寅に於てB

Cの泊費を七五丈減少せしめ

FA

J I

 以上の如き椴定と推理とは︑著しく非現賓的たるものである︒公経済無くんば作用を受く可き所得も存

し件ざるべく︑公経済のみ一胞が如何に所得分配に作用するやの問題は無意義である︒さればとて︑此の事よりし

て︑課税が如何に所得分配に影響を及ぼすやの問題も亦無意義であると云ふを得ない︒租税が所得分配に影響を

及ぼさNLる事を断定するに必要なる前提は租税の徴収せられたる場合の欣態と租税の徴収せられざる場合の欣態

とを比較するの可能性を有する事是である︒公経済は徹去するを得ざるものなるが故に︑租税の徴収せられやノし

て︑他種の収入を以て公経済の存続する場合︑如何たる大さの所得を各社合階級が獲得するやを考へて見ゃう︒

斯る思考過程は必やしも非現資的たるものではない︒乍然︑租税以外の収入を以て維持せられたる公経済と云ふ

が如き比較客胞を構成する事は果して可能なりや︒

BCとは他の事情同一なる限り︑九OO以上を消費するを符ないの例へばA

治費が公債により支鴨川せらるLものと仰限定せよ︒徹去せられたる租税に相官ずる金額が治究せらるL場合に於て A

OOを消費する場合︑

(4)

は︑公債は信用膨脹の性質を興へ.るととLなる︒国民経済に於ては物侵水準の上昇を見︑先づ確定所得を有する

人々に封して課税の如き作用を及ぼす事となる︒故に斯の如き方法に依りて維持せられたる公経済の収入は既に

所得分配に影響を及ぼす事明白であり比較客障として役立たざる事とたる︒若し徴収せられざる租税に相皆する

金高が貯蓄せられて︑図家に貸興せられ︑公的話動は

A

K於ける何等の治費無くして行はるものと仮定すればL

如何︒此の場合︑形式的には宛かも公経済は私経済に封して何等の負捲をかけぎりしものL如くである︒何とな

れば︑所得の減少も生ぜ守︑物債水準の上昇も見ざるが故である︒そして此の場合に於ても︑納税者に蹄する所

の所符は九OOである︒何となれば︑納税者に於ける貯蓄は図債への熔寡に依りて行はるLからである︒斯る事

情に代へてAが何等かの泊費を行ひ︑此の泊費が一定の課税制度に由りて可能となるものとすれば︑B

Cξ

治究は如何なる大さとたるべきやを考へて見る︒此の場合︑租税轄嫁はBCとに於ける名目的租税配分と泊費

減少との聞の差額として現はるLであらう︒乍然︑此の思考過程に於ては︑BCとの治費の一部をAの泊費を

以て容易に代ふるを得たいとの難賠が存する︒

以上の如く︑租税以外の収入を以て賄はるL公経済を想定するも︑租税の所得分配に及ぼす作用を解明する事

は不可能である

o

租税の所得分配に及ぼす作用は宛かも法律的秩序の所得分配に及ぼす作用と同視し得る︒租税

制度も法律制度も︑共に所興のものとして承認せらるL制度的たるものに属する︒所得分配の行はるL

岡者は結封的に必要なるものと云ふを件たい︒吾人は図家の法律的秩序を他の制度に代へて︑如何に此れが所符'

租税負強と所得分配

八.

(5)

i¥ 

と財産の分配に影響を及ぼすやを考察するを得る︒乍然︑斯る思考組織は非現資的にして︑如何に一図の法律秩

序の金問胞が一図の所得分配に影響を及ぼすやの問題に封しては解答を奥ふるを得たい︒同様に公経済が狭義の租

税に非ざる所の手段により始はる

aA

事を想定し得るも︑斯く思考せられたる欣態との比較は︑租税配分に閲する

説明を興る事極めて少きものである︒

租税が或る階級に釣し特に苛酷なる負捨を課するものと稀せらるL場合︑主(苛酷たる負捨とは如何なる事を意

味するや︒業は則ち仰︑税率並に税率の名目的所得分配に及ぼし得る作用を考慮したるものなるか(是正静岡でな

或は問︑公経済や課税とは無関係に存在する所謂﹁自然の秩序合同舟

05 25

) ﹂を俄想して立論するか(走

不可能である﹀︒或は又刷︑正常的と考へらるL租税制度と多少たり共意識的に比較するかハ是主観的評債を包含

い ﹀

する)の三者を出でないであらう︒此の三者を順次考察して見ゃう︒

先づ税率に関し苛酷なる負捲を云々する場合を考察せんに︑現今課税は大所得者の負捲とたる事最も大である

.と展三栴せられる︒此れは各所得者に封ずる税率の比較をなすに営り︑又︑治費税配分の研究等に営り︑最大の負

捲が大所得者の負捲に蹄する事を論詮し得る限りに於て︑五営である︒而して大所得者が共謀せられたる租税を

小所得者に治縛する事に一部分成功する事は確震に立諮し得ない︒而して叉︑租税の用ひられざるが如き椴想︑欣

(6)

態に於ては︑ハ従って法律的秩序が自ら.隼重せられ︑図民の教育が私設機関に依りて行はるLが如き欣態に於て

は)︑大所得者の賢質所得が現在に比して大に増大すべき事も亦一億考へ得る所である︒此れは︑乍然︑

(

)

を興へられ得る︒何と・なれば︑課税停止の結果生十べき需要醇位の作用を齢的す可きが故である︒他方︑租税制

度に代ふるに︑俄令非現賢的たりとしても然かも金三巧へ得ぎるに非ざる他の制度︑換言すれば︑公経費が公債

に由りて支耕せらるaAが如き組織を以てする時は︑特に大所得者の負擦を結果すべき事は容易に考へ得る事であ

る︒何となれば︑図家破産を避けんが待には大所得者は償還の全く不確賓なるにも拘はらや︒公債の大部分に応

募ずるの己むを得ざるに至るであらうからである︒

経済理論の共他の領域に於ても亦︑経済現象を個々に分離して観察する乙とに依りて︑誤りたる結論に導︿が如き思考 過程を後見する︒租税負強︒分配に闘する論争の内︑関税の負強に閲

Lても亦︑注意すべき議論を見る事屡々である︑

例へば闘税の負携の内︑国家の所得を形成せずして︑図内生産者に所得の噌加を奥ふる部分の存在する事が指示せられ る︒勿論期る思考過程は︑図家が一経済部門に奥ふべき補助金の財源として租税を徴牧するや︑或は園家が其経済部門

を関税に依りて保罷するやは︑賃質的なる差呉を生ぜしめざる限りに於て︑E嘗であるo

乍然︑多数の経済部門が関税

に依りて保護せらるλ時は︑之を賃現ずる事不可能であるo何となれば︑保護関税の作用は相互的に無投に隠するからで

ある︒加之︑保護関税の存せざる場合︑輸入が工り有利に打立てらるべきものと確買に断言するを得ない︒何となれば

保護関税の停止に由りて惹起せらる主総入の噌加は儒替相場を引下戸︑可念事が考へちるふからである

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租税負強と所得分配

(7)

所謂﹁自然の秩序﹂より立論して︑租税負擦の苛酷を云々するは正統撃波の理論陀基礎を置くものである︒正統

思ナ汲は所得分配を現質的なる図民経済に於て研究せし守て︑一部分図家無きものと考へられたる俄想的図民経済

に於て研究する︒斯くして如何に図家は其任務の局に図民所得の一部を剥奪し︑所得分配を轄位するやを研究し

(

)

た︒従って図家経済は先づ第一に私経済の負捨と考へられ︑私経済活動の結果を削減するものとなした︒此の故

に若し公正なる租税配分の問題を解決せんと欲する場合︑今日に於ても尚一般に︑課税とは無関係に存在する所

の所得分配より間後する︒問題は則ち課税が所得を減少する甘すに由りて︑如何に課税が所得分配を鑓更すべきか

である︒乍然︑的特嫁問題の全部を解決するととは不可能なるが故に︑租税主位に封する租税負捨の名目的配分と

捨税者に封する賢質的配分との聞に如何なる号一的差異の存するやの問題は解答するを件ない︒

リカルドは最近二十年間に於ける英国政府の莫大なる支出にも拘はらず︑人民の仰に於ける生産の噌如︑従って人民の 年収入は共租税納付の後に於ても︑何著し︿大なるを越ぷる也︑更に引続いて臼︿﹁而かも狛ほ︑苦し課税なかりせば げの資本の増加が更に盗に多かった管であることは確買である︒有も租税にして蓄積の力を減殺する傾きのないものは 一もない︒一切の租税は資本か収入かその何れかの上に落ちねばならぬ︒若しも租税が資本を露食すれば︑租税はそれ

討.

に隠じて常に共図の生産的産業の大小が共大小に由て左右せられねばならぬ共の基金をば減少せしめざるを符ぬ︒又若 しも租税が収入の上に落ちるならば︑それは必ず菩穏を減退せしめるか︑然らずんば︑納税者をして僚儀なく共の従来 の必需品及び君津品の不生産的消費を相官削減するととに依って︑租税金額を節約せしめなければならぬ︒或種の租税 は︑他種の租税よりも逢に甚しき程度に於て此等の結果を生ずるであらう

o

併し乍ら課税の大なる害惑は︑課税目的物

の撰様よりも寧ろ全般としての其結果の総額に見出さるべきものである﹂(巴・見・

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E・小泉信三氏語︑前ソカアドす偶蹄及租税原論︑二OiO

に按る)と︒

一定の現存租税の蒋嫁の問題に関してさへも︑著しく不明確たる解答の奥へちる

L

K過ぎたい︒例へば或る租

税が︑投資比及ぼす作用に由りて︑B階級の所得をば︑税率より生守る以上に減少するやう轄嫁せらるLものと俄

定せよ︒従って斯の租税の徴収せられぎる場合と比較したければならない︒此の場合︑吾人は公経費が此の租税

金額丈減少する事より出後するか︑然らざれば此の租税の代りに他の租税の徴収せらるL事より出設するととL

なる︒前者の場合に於ては︑図家活動の如何たる部分が租税収入の減少に由りて左右せらる︿か︑市してほ一疋が所

得形成に如何なる意義を興ふるやの問題を生守る︒後者の場合に於ては︑投資に封して全く﹁中立的﹂なる租税一が

徴収せらるL場合と比一以せざる可からざるべく︑而じて中立的租税の徴収せらるL場合を解明したければならた

い︒此の解明に官りでは︑﹁他の事情同一なる限り︑云々﹂と云ふが如き構想を用ひざる可からざる可く︑決して

浦日比なる結論を生ぜしめ役ないであらう︒加之︑若し租枕が或る期間存続する時は︑提起せられたる前提に作用

を及ぼすととLなる︒故に﹁若し斯る租枕・の存在せざる時は︑一式々﹂と云ふが如を方式に於ける思考過程は︑僅か

に限定的なる債値を有するのみにして︑精々若干の傾向を示すに止まる︒

右の如さ﹁若し此の租枕存在せざりしたらば︑云々﹂と云ふが如さ方式は︑則ち﹁現在課税の作用をば︑租税特

嫁に取りて豆要なる総ての要士一訟に封し︐て全く中立的たるべき課税と比較し得るL事を意味し︑新る方式を以て個

租税負強と所符分配

(9)

々の租税に封して獲得する解答は︑課税金践の魚に一般化し得るものではない︒若し戎る租拡が借用資本・不動産

等に特に苛酷なる負捨を課し︑従って種々なる作用を奥ふる場合に於て︑(吾人が租税の全く徴収せられざる欣態

より立論せざる限り)︑斯る作用を有せざる租税制度と比較するととLなる︒乍然︑此の比較は租税制度に於ける

総ての作用の上に撰張せられ得るものではない︒買主にも買主にも債格愛更の誘因を奥へざるが如き租税︑而し

て各種の投資方法の撰揮︑又は資本を固定化して保有すべきか流動化して保有すべきかの撰揮に影響を奥へざる

租税を考へ得るとしても︑消費や貯蓄に封して中立的なる態度を採る租税を考ふるを得ない︒総ての租税は納税

者の泊費と貯蓄とに影響を及ぼし︑従って納税者の賢質所得に取りて霊大なる意義を有するのみならや︑他の人々

(

)

の資質所得に取りても亦︑重大なる意義を有するものである︒

きればとて租税制度改平の無用を主援するものではない︒現行税制に代る可き租税制度の作用如何︑如何なる課税方法 に依りて︑期待せられたるが如き最良の所得分間箆更に到達し得るや等の問題は常に重要である︒斯る問題の研究に官 り︑国民経済が従来一の均衡放態に在りて︑祇制改草は比の均衡を破捜し︑思き作用を図民経済に奥ふるものとして拒 否ずべきではない︒税制改草は国民組湾に封して軌道を鐙化せしめ︑以て匙化を資らすものである

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以上述ぷる所は︑各所得者に封寸rる課税に於ける﹁平等﹂又は﹁公正﹂の到達せらるLゃう税率と課税所得を決定

(10)

せんとする試みの無意義なるを意味するや?︑﹁平等なる﹂又は﹁公正なるL課税が各種大さの所得に到達するやう︑

税率を決定せんとする試みは︑疑ひも無く困難の存するとしても︑所得課税に濁する若干の前提の下に在りでは

同一大さの所得を有する人は︑同一大さの租税を支掠ふ可古事を要請する所の︑公正原則の賓現せられ得るもの

一の比喰に由りて此の事情を明白にしゃう︒例へば企業者が決算をたずに営りでは︑主(費用の差引かる可きと

とは勿論である︒若し彼が何等の費用をも有せやとすれば︑其所得の幾何なりしゃを算定せんとするは︑彼に取

りて賢際的意義たきものとなるであらう︒同様に納税者は主二年間の所得をば純所得と見るべまではない︒園家

又は公共国躍は所得の獲得に必然的なる要素にして︑図家又は公共国間四の費用は︑主︿他の所得獲得の翁の費用と

等しく算定せられねばならぬ︒問題は此費用則ち所得形成に共通たる費用が︑如何に分配せらる可きか︐K

一園内の総ての商人が園皆企業より商品を買入れ︑其園営企業は総ての卸商の魚に専買

檎を有し︑各卸商が如何なる商品を買入れ如何なる債格を支梯ふ可きかを決定するものと俣定する︒勿論期る事 更に比除を用ひんに︑

情の下に在りては︑各商人に封して図営企業の採る可き債格政策は︑種々のものとなり得る︒共企業が商品の債

格決定に於て︑細川ての商人を﹁平等に﹂取扱ふ事の要請せらるLとすれば︑同一保件にて︑同一商品を︑同一分長

tA所の商人は︑同一大さの割引を受く可きととL

J此の場合所得の平等を目標とたし︑従っ

ha

h大なる買上を有する底舗を有する商人は︑よわ小たる割引を受く可しと一式ふが如き要請は︑平等的取扱の

租税負強と所得分配

(11)

一八八

内に存せざるか?︑此の問題に於ては︑畢克より大なる一買上の存在が︑販賢容易なる商品たる事に基くや︑或は

然らやしてより良き努働の給付せられたるに基くやの問題︑換言すれば︑所得の増加が間労働給付に基くや否やの

問題が決定的重要性を有する︒叉︑債格の如何が買上の結果に影響を及ぼす事をも考へねばならぬ︒反之︑各商

人の総牧入を共賓際上の所得と見︑如何なる程度を是より控除する事が︑主(負捲力に最も良く相臆する所の公正

を賓現するものたりやを計算する事は︑確かに現音性無き椛忽と考へらるtA

各商人は千等に取扱はるべしとの要請が︑種々に解明何せられ得ると等じく︑公正叉は平等課税の要請陀封して

は多くの濁断的なる解躍が典へられ得る︒平等概念の中には︑課税に取りて霊大なる総ての要素に関して一致を

示す所の約枕者は︑均等に取扱はる可き事の存するのみ︒総収入は︑図家が債格政策に由りて公正なる部分を猿

得すべさ賢際上の所得であると云ふを得ぎると等しく︑租税配分に於ける是に類似する過程も亦同様に無意義で

ある︒二人の商人の内︑最も販賢容易なる商品を版賀する任に蛍りたるが魚に︑最大の買上を有する商人が︑﹁千

等たる﹂債格政策に依り︑他の商人と同一率の割引を受く司を事を要求し符ざると等しく︑二人の所得者の内︑

より大なる所得を獲得丈るの可能性を有する所得者は︑租税に因り大なる所得部分を失特に図家施設に由りて︑

ふ可き場合︑﹁不平等に﹂取扱はれたるが如く考ふるの理由無き筈である︒

債格政策並に租税政策に於ける公正概念は︑右に述べたるが如き構想を棄つる事に由りて段傷せらるLもので

はない︒此の二つの政策に於て重要なる事は︑総所得と費用ハ課税)との比率に非やして︑泊所得が五口人の質問せ

(12)

んとする目棋に最も良く合致するやう決定せらるL事是である︒割引の決定に営りて︑管昔前吠態の全部が考慮せ

られねばならないと等しく︑課税吃営りでは︑租税規則のみを注視するを以て足れりとせ示︑主(他の公経済に依

存する要素││所得分配に重要なる要素

lJ

に考慮を椀はねばならたい︒二つの図家聞の課税を比較するに官り

一固に於てより強き累進制度の行はるtA場合︑他図に於ては大なる程度の債格統制に由りて︑不平等なる財

より低き同党進制度より生やる依賠が償はるべき事に注目したければならない︒租税泉進の

c 

産分配の阻止せられ︑

みを比較せ守して︑雨図に於ける制度的なる領域が如何なる程度ι於て存在するやを調査しなければならぬ︒図

家経費に於て︑直接に所得形成的に作用する程度如何が︑此場合掛酌せらるべき事は既に本誌前銃所載拙論に於

て述べたるが如くである︒

以上述べたるが如岩見解は︑課税公正に閲する古き財政接的論争に取りでは興味あるものである︒租税公正の

問題は︑周知の如く︑年を怒ると共に︑財政草者の力を傾注したるものである︒此の領域に於て何等かの一致黙

に到達するととの不可能なるを示す所の長き経験と︑合って財政壊の出後期としたる制度上の前提に於ける大な

る変化との箆に︑開学者はより慎重となり来った︒或は租税公正の問題は著しく復雑にして︑一定の結論に到達す

るん引の不可能を力説する事を以て減足し初めた︒乍然︑問題は政治的たるものにして︑科事的たるものに届せや

杭税負捻と所得分配

(13)

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政治的見解の財政理論に及ぼしたる影響に就き︑歴史的設展を述べたるものに

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g・がある︒其結論として終済理論は政治的題目を克か

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Vトマンも嘗て如何に各課税規範が各種の政

治的見解に一致したるやを説いた

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最近に於てはゲインテルがある︒彼の所論の大要は宍の如くである︒臼︿﹁人が皐に如何に等しき最低生活を掛川す限

り︑共生活は皐に﹃死せざる﹄のみにして︑殺に取りでは何等の債伍を有せざるものである︒積極的生活情値は必

()

需的なる生計を越ゆる財に依りて始めた起生する︒二倍の最低生活の保持に由りた始めて生活債値ーが創造せられ る︒富の噌加に依りて次第に重要ならぎる︑而して生活に債値なき財を購入し得るものなるが故に︑生活債値の均

等なる上昇の魚には︑不断に遮噌ナる財の分量を必要とすみ︒比故に生活債値が︐234と上昇する魚には︑常

に従来の財の分量を二倍にする事を必要とする︒財の分量がypp

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w なるに従ひ︑是に獲得せらるふ生活

pyppppとなるo

如何なる場合に於ても︑比の系列が少く共規則性を以て設艮するものなる事は明白

である︒比の生活慣値に比例して租税の大きさを生ずる︒民間・の旨

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ω戸∞・自3と︒乍

然︑比の論議に於ては明かに調断が合まれてゐる︒何故に最低生活は生活情値を有せざるや︒(他の同学者は最低生

活に極めて大なる生活債値を賦奥ずる)︒又︑何故に租税が生活情値に比例する場合︑租税公正と一式ひ得るや︒

( 4 0 H

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(14)

現今に於ては政治的論争として︑大たる役割を占むるも

のではない︒所得税が問先進税たるべきか比例税なるべきかの問題が︑倫未だ論議の題目たりしとは︑租税関町設は

政治論の霊大なる題目であった︒賓際に於て︑租税制度の整理方法に関しては多くの希望が存し︑主(結果租税制 各租税閥単設は政治的評債を基礎とするものとは云へ︑

皮をば︑問先進税と比例税たるこ佃の課税原則の下に総括するを符ざるものである︒租税制度の全躍を唯一の配分

規範に従って構成するととは考へ得ざる所であり︑叉無数の租税の配分を決定する事の困難なるが免に︑斯る課

税原則は若干の租税︑特に所得税に於てのみ用ひられる︒而して或る現賓の租税案におして︑一の課税原則より

派生する所の断案は︑多︽区々たるものがある︒租税問題に於て社合的反釘の現はるL時は︑大所得者側の利盆

を代表する者は︑通常︑極度の累進が資本形成を妨害し︑其結果租税は事資に於て小所得者に封して負携を課す

べきととを論詮する︒小所得者の利益を代表する者は︑屡々︑租税が最も給付能力大なる者より徴収せらるぺき

を指示し︑而かも彼等は此の概念の内容を詳細に説明する事を試みない︒是と共に彼等は累進枕の経済生活に及

ぼす有害なる作用に闘し︑大なり小なりの程度に於て抗簡をなすものである︒従って論争の封照をなす所のもの

は︑先づ経済上の結果と見なければならない︒此庭に財政皐が種々なる主張を研究する領域が見出される︒

田山ふに所得分配の金問題におして考慮を梯ふ事無くして課税規範を樹立する事は出来たい︒一因に於ける所得

分配を正しからざるものと観る人は︑所得分配に侵入せざる租税を以て公正たりとなすを得たい︒過去に現はれ

たる租税原則問中設の二三に於て之を見るも︑最少犠牲設は理想的なる所得分配が図民経済内に於ける最大の需要

租税負強と所符分配

L

(15)

充足を資らす所の所得分配たる事より出設するものであり︑従って現在の財産分配を箆更する事となる︒ワグネ

ルの主張するが如き社合政策的なる課税規範は︑勿論︑所得分配が一の方向陀訂正せらる可きである事より立論

ずる︒リッチュルやヱングリスの主張する﹁経済的なる﹂課税規範は︑主要なる図家目的││図家目的に依りて同

家が個人の需要充足を如何に評侵するやが決定せられるーーより出設する事に由りて︑社合的債値低き個人の需

要充足が最少犠牲訟の主張と等しく剥奪せらるべきを主張するものにして︑同より所得配分に作用を及ぼすとと

a ‑L

なる︒然るに所得分配に侵入せざる租税原則の提唱を震す者は︑財産分配に鑓更を加ふる事は課税の任務に非

(

)

ぎる事を主張するか︑然らざれば︑正き所得分配を前提としてのみ租税配分規範の営散るものなる事を主張する

L

此れは租税の国庫的目的︑非国斥的目的なる区分の基礎に様はる思考過程を想起せしめる︒図照的目的は悶家に所得を 日︿へ︑非国庫的目的は生産・消費等をば図家が希はしきものと考ふるやう左右する事上り出設する︒図際的租税は︑共 が必要なる貨幣手段を創造するに過ぎぎる限り︑生産や所得分配等に如何なる作用を及ぼす中を考慮せずして賦課する ものである︒ゲルロ

Y

ブは租税が財政需要充足の目的の魚

ιのみ生ずる事を強調し︑共他の副目的の追求は﹁殆んど常 に不可避的に最高課税原則︑則ち一般に直接的に財政目的の究現を危険ならしむ﹂

(J51

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22

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となしてゐる︒

アもンは国庫的租税則ち理想的租税は各約税者が所得に由りて行ふ所の需要充足が︑均等の割合を以て剥奪せらるミ ものとなした(﹀

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三九頁乃至五四一一良)︒グヱリンデレは比のア毛ンの思考過程を解して︑国家を以て﹁夜脅閥家﹂たるに廿んずべしとす

(16)

る古典的自由主義翻念に復時・するものとなしてゐるo

乍然︑アモシの設は所得消費の結果生ずる所の幸福朕態を︑各納 税者に付均等の割合を以て徴牧する事を指穏するものドして︑従って所得分配に麓更を加ふるものである(井藤博士著

前掲書五四一頁参照

) 0

租税配分と所得分配とを無関係となす主張は姑く之を措く︒反之︑現在の所得分配を是認するとの前提の下に

於てのみ︑提唱せらるに所の租税配分の正しき事を主張するは︑より強固なる基礎を有するが如くであるo乍然

J K 立ち入って考ふるに︑租枕配分の分析に付き基礎と認め得べき︑此の前提の内容如何を考へねばな・

らぬ︒則ち此場合の所得分配とは何ぞやの問題を考へねばならぬ︒現存の欣態が是認せられると稿するのみを以

ては充分となすを得ない︒何となれば︑課税が所得分配との関聯に置かる可きものであるとすれば︑所得分配は

確定せられ得るを要する︒則ち先づ所得とは何ぞやの問題を決定しなければならぬ︒例へば︑如何なる範固に於

て︑震現せらるL債値の増加は所得概念に包含せらる可きか?︑個人が園家の給付より得る利用に封し如何なる

掛的を加ふべきか?︑斯る諸賠に闘し︑種々なる意見が現はるえであらう︒何となれば︑社舎階級を具にするに

従ひ︑自己に有利なる所得概念を採る事が︑最も有利なるべきが故である︒アプリオリ

I

K正しき所得概念は存

(

)

在せぎるが故ι勿論此問題を解決する事は不可能である︒

比の問題は︑所得課税の基礎として如何なる所得概念を最も遇首とするやの問題と同一義ではない︑所得は給付能力を

表現すべきものであると一五ふことより出設する時は︑如何なる所得概念が最も週官なりやを純客観的に決定する事は︑

前越の如く可能である心勿論︑此の意義に於ける所得概怠も︑租税配分に取りて重要であり︑所得税以外の租税の決定 租税負強と所得分配

(17)

に嘗りて︑之を間酌し得るo

勿論︑謂ふ所の所得分配とは︑租枕を無視しての所得分配を指稽するものと解したければならたい︒何となれ

ば︑若し然らやとすれば︑既に租税一配分を是認するととLなるからである︒乍然︑課税以前に︑所得分配より立

諭するととは︑比較客障の依如よりして︑不可能である︒換一一一目すれば︑課税たき場合︑所得分配如何を云々する

を得ない︒然らば︑名目的所得と呼ばるL所のものに関聯せしめて租税を配分せんとする試みは如何︒

名目的所得に従って租枕を配分せんとする試みは大なる困難に合する︒此場合も亦︑手数料や公債の所得分配

に及ぼす作用に封し︑如何なる考慮を錦ふ可きかの問題を生やる︒図家の用ふる手段の一のみ仕注目するととは

︑所得分配を考慮するを以て満足するを得守して︑ 問題を簡易化する所以ではあるが︑斯る方法は勿論採るを得たいd加之︑徹底的なる考察に於ては︑名目的なる

現存租税制度の終局的に及ぼす作用︑換言すれば︑各種租税の

轄嫁を考庶し︑なければたらない︒乍然︑完全なる中立的租税は之を考ふるを得ざるが故に︑此問題に封して解答

を興ふるととの不可能なるは既述の如くであるつ

所得分配は租税配分の結果生守る所である︒依りに︑如何なる所得の概念と租税の定義を採るべきか︑如何な

る考慮が租税蹄着に梯はるべきかを定め︑名目的なる所得分配が決定せられたるものとする︒此の名目的所得分

配をばEを以て表示する︒此の所得分配を是認するものとして︑如何なる租税配分が行はるべきかピ第一の問題

である︒此の問題に封する解答は︑吾人の探求する全問題への解答を包含する︒此の場合︑課税後に於ける所得

(18)

分配は

(H lm

)何であると一路考へる事が出来る︒

(S

は﹁公正なる﹂課税がEを減少せしむべきパーセントを表

)

Sが賓際上徴収せらるべき税率を表示するものと云ふを得たい︒何とたれば︑租税負捲の新一分配を

計霊するととに依りて︑各目的所得に於ける轄位も亦生やるからである︒賢際上起生したる新しき所得分配をY

Xは次の方程式より獲得し得る︒を以て表示する時は︑轄嫁事象に由り加工せらるべを率︑

(

)

lM CH

問 ︑

HH

u n一 )

従って依りに課税は所得分配Eに考肢を椀ふべしとする要請が︑課税は各納税者の所得を同一割合丈減少すべき

事を意味するものとすれば︑課税は所得分配

E

比例すべしと云ふ事にはならない︒K

︑ ︑

以上の如き思考過程は︑時間をも考慮するとき︑更により復雑となる︒此の場合︑或る所得分配を是認すると

目的所得分配を何ご開

U i ‑ ‑

‑ E

を以て表示するものとすれば︑ 云ふ事は︑将来の所得時期の系列の下に在る名目的所得分配を是認する事を意味する︒各所得時期の下に在る名

公正なる所得分配は︑租税控除の後に於て︑(︼│

∞ ) ( 何

+

F : : :

T

V

とならねばならない︒此の結果は︑既越の如く︑Sを知る事のみに依りて起生するもので

従って租税賦課の行はるL時期に在りて︑何回

wp ::

:巳の純計を知り.︑そして課税の結果が公

13

( 何 回

+ p i ‑

‑ ‑ 開︒となるやう︑租税を制定するを要する︒或は又︑

Lの時期に到る迄L A の期間中課税が行はれて︑

に所得扶態が如何に在るやに闘し計算の行はるLを要する︒勿論斯る計算は不可能である︒従って

LK

封する希

はしき租税配分を算定する事を以て満足したければならない︒乍然︑

LK

封する課税の結果は︑何回

wp :

:

租税負拾と所得分配

(19)

於ける轄位を生ぜしめぎるを得ない(此の欣態を開凶

JF

J:

:

)

に是認せられたる所得分配より出裂し得ざる事となる︒何となれば︑課枕後第二期間に於て公

13

に至るべきが故である︒斯くの如くして第三期間以後に於でも亦同様新しき碍位を生やる︒

以上の如き矛居は暫く姑き︑現在の所得分配を是認するとして︑此の所得欣態が精細に決定せられたるものと

保定せよ︒然る場合と雄︑租税負捲が如何に配分せらるべきかは︑依然として問題たり得る︒租税負捲配分に付

種々の解決が考へ得らるL事は︑則ち種々の意義が所得分配なる概念に興へられ得る事に基く︒所得分配をば数

宜的なる所得の分配なりと解する時は︑累進税反封又は比例枕の主張も容れられ得る宝?となる︒所得分配をば所

得の鷲らす所の需要充足の配分たりと解する時は︑如何なる租税配分が︑細川ての所得者に封して︑同一大さのパ

1セント丈需要充足減少を結果するやを決定すべしとの困難なる課題を生やる︒所得の一部が蓄積せらるL事を

叫酌せんとすれば)問題は更に復雑化するであらう︒

現在の所得分配を是認し得るとの観念は︑二つの前提に基礎を置くものL如くである︒則ち一は図家又は公共

国間に依存せやして︑所得分配︑則ちつ自然の秩序﹂が存在し︑閤家又は公共園胞は此の所得分配を等霊す可き

ζとを問後黙とするものである︒ごは是認せらるLものは元来所得分配士一ものに非やLて︑賓に人の獲得する所

の︑各種需要の債値に封ずる尺度︑則ち購買力是であるとなし︑例へば自由競争が最大の需要充足を麗らすとと

を立詮せんと欲するに営りて用ひらるLと同一の尺皮より出設する︒此の前提に依りて︑最大の需要充足を粛ら

(20)

( ) す所の租税分配を構成せんとするものである︒是リング

l

ルの思考過程の基礎である

G

l

yは宮者が貧者よりも重税を負強することは司富者の窯汲が︑国家給付に封し︑より大なる債植を認むるが故

であるとなし︑﹁此の場合に︑富者が賞者上りも︑上り多く支排はねばならないととは!l彼等は︑国家活動の積極的形

成に︑より大なる影響を及ぼすからして

1 1

自由競争の支配下の私経済的事貨を規律するものと同一なる法則からくる

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・井藤博士著︑前掲書四ニOG

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花戸龍蔵氏論文﹁租税新利益説と其の批評L

﹁自然の秩序﹂より立論する場合に於ては興へられたる枇合的・経済的欣態を公正たるものと認め︑従って課税

の範聞に於ては︑﹁経済主慌が目前に見出すと同一なる相釘的欣態を存続せしむるが如き租税のみが公正である﹂

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︿OF052}dp

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原則︺との思想を生やる︒此設に依れば歴史的愛化の中に出現し治滅する総て

の一位合欣態や経済欣態︑興へらるL

所得や財産の配分を公正なるものと主張したければならない事となる︒

第二のリング

l

ルの思想も是認せらる

L所得分配を前提とするものではあるが︑此の所論を以て政治的評債を

菟がるL

ものと云ふを得たい︒何となれば︑此の課税規範は︑之を賢施するに先ち︑所得分配に希はしを竣更を 加ふる所の社舎政策を行ふ事を前提するからである︒乍然︑是は如何なる所得分配が最も希はしきものなりゃに

関する意見の差異が簡単にして︑其結果︑或は不静岡︑なる債格引上が抑堅せられ或は濁占利得の淡牧せらる事に高

人等しく異議なく︑従って位入居政策的なる分配問題の如きは租税配分に取りでは関係たきものと見︑他の平面の

租税負強と所得分配

(21)

上に存する議論たりとして捨象する事を前提とする︒換言すれば︑・租税配分は所得分配より解放医分し得る事を

前提とする︒乍然︑走不可能である︒従って如何なる租税配分が最高の需要充足を資らすやの問題を解決せんが

局に︑是認せらるL所得分配より立論するを得たい︒租税配分は︑需要充足の最大なるものと見るの義務なき所の

新しき欣態を創浩ずるものである︒需要充足の最大なるものと見るを得るや否やは︑問民経済に於ける需要充足

に封ずる一定の尺度より立論したければたらない︒斯る尺度は︑所得分配に希はしき竣廷を及す所の枇合政策的

見地のみを考ふる事に依りて客観化せられ得るものではない︒正しき所得分配を仮定して主張せられたる租税配

資質的なる所件分配を鷲らすべく︑国りて生じたる経済的結果が︑正義の見地・最大岡氏所得の見

地・人口政策の見地等︑細川ての評債規範よりして最も希はしきものなりやは︑依然として問題である︒

現存の所得分配を是認して立論する租税原則早設に給付能力説と利盆設がある︒此の二つの原則は租税制度に

於ける根本思想として採り入れらるLを常とし︑従って賢際的重要性大である︒則ち給付能力原則は主として一

図所得枕の基礎となり︑利盆原則は主として地方税に於て大なる役割を占める︒此庭に岡原則が租税負捲の配分

に闘し何等かの明言をたす事は如何なる程度に於て可能なりやを考察しようと思ふ︒

通常︑租税平等の要請は︑租税が納税者の給付能力に従ひて分配の行はる可きととを意味する︒日記又閏底的見

参照

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