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看護基礎教育における SST の効果とプログラムの検討

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Academic year: 2021

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看護基礎教育における SST の効果とプログラムの検討

高山 蓮花1,谷本 公重1,笠井 勝代2,森 津太子3

1香川大学医学部看護学科,2学校法人大麻学園四国医療専門学校,3放送大学大学院

Assessing the Effectiveness of Social Skills Training (SST) and Training Programs for Basic Nursing Eeducation

Renka Takayama

1

, Kimie Tanimoto

1

, Katsuyo Kasai

2

, Tsutako Mori

3

1School of Nursing, Faculty of Medicine, Kagawa University,

2Shikoku Medical College,

3The School of Graduate Studies,The Open University of Japan

要 旨

 本研究の目的は,第 1 に,看護学生を対象とした社会的スキル・トレーニング(Social Skills Training; 以下 SST と表記)

を実施し,社会的スキルの 3 か月後における学習効果を検討する.第 2 に,セッション毎の感想と演習評価から,SST の 効果とトレーニングプログラムの関係について検討することである.本研究では,社会的スキルの向上を目指した効果的 な教育プログラムの開発に向けて,看護学生 1 年生 24 名(男性 5 名 : 平均年齢 20.0 歳・女性 18 名:平均年齢 20.3 歳)を 対象に,13 セッションの SST を実施した.社会的スキルは,KiSS-18 を用いてセッション前と 3 か月後の評価を行った.

その結果,社会的スキルの下位尺度である感情処理のスキル得点が上昇していた(p=.09).また,効果とプログラムの関 係では「コミュニケーションとは・非言語的コミュニケーション」と「アサーションスキル(I メッセージ・ポジティブ な言い換え)」の 2 つのプログラムで社会的スキル得点が上昇していた(F(1,18)=5.58, p<.05, F(1,20)=5.88,p<.05).感想 は,「初めての体験だった.自分の普段気づかずに過ごしている,何気ない場面を振り返ることができてとても勉強になっ た」や「怒りのコントロールがうまくなった気がする,他者とコミュニケーションをとる時に,勉強したのだからと自信 が持てるようになった」等であった.以上から,SST は看護基礎教育における社会的スキルの向上に効果的な教授モデル であり,非言語的コミュニケーションとアサーションスキルは,SST の効果的なプログラムであることが示唆された.

キーワード:社会的スキル,社会的スキル・トレーニング,看護基礎教育,看護学生,KiSS-18

Summary

    This study first aimed to assess the educational effectiveness of Social Skills Training (SST) three months after it was provided to nursing students. Secondly, this study aimed to assess the effectiveness of training programs conducted during SST from students feedback for each session and their evaluation of the seminar. The SST executed in this study was comprised of 13 sessions, attended by 24 first-year nursing students (5 males: mean age 20.0 years; and 18 females: mean age 20.3 years). The purpose of the SST was to develop an effective educational program designed to improve social skills. The students' social skills were assessed using Kikuchi's Social Skill Scale (KiSS-18) before initiation of the sessions and three months after sessions were completed.

    Results revealed that students' scores related to emotional self-control, a subscale for assessing social skills, increased (p=.09). Regarding the effectiveness of each program, students' social skills scores increased after participating in the following two

連絡先:〒 761-0793 香川県木田郡三木町池戸 1750-1 香川大学医学部看護学科 高山 蓮花

Reprint requests to:Renka Takayama,School of Nursing, Faculty of Medicine, Kagawa University, 1750-1 Ikenobe,Miki- cho,Kita-gun,Kagawa 761-0793,Japan

(2)

programs: "An introduction to communication and non-verbal communication" and "Assertive communication skills (I-message and positive rephrasing)" (F (1, 18) = 5.58, p<.05, F (1, 20) = 5.88, p<.05). The students' feedback included comments, such as "This new experience prompted me to review issues in my daily life with a new perspective" and "It has helped me control my anger more effectively. With this knowledge, I can communicate with other people more confidently". Results of this survey suggest that SST is an effective teaching model in basic nursing education for improving social skills, and that programs focusing on non-verbal communication and assertive communication skills are effective in SST.

Key words: social skills, Social Skills Training, basic nursing education, nursing students, KiSS-18

はじめに

 看護は,多様な年齢層のさまざまな価値観をもつ人 間を対象とした活動であり,対象者の不安や健康問題 を把握し,解決に向けて対象者のアドヒアランスを高 めるなど,対象者の奥深く関わっていく必要がある.

Joyce Travelbee1)が,「看護は対人関係のプロセスで ある」と述べたように,看護実践においては良好な対 人関係の形成が不可欠である.しかし,現代青年の対 人関係能力は未熟な傾向にあり2),看護学生の臨地実 習における,コミュニケーションの未熟さや,良好な 対人関係の形成困難が指摘されている3).それゆえ看 護基礎教育では,対人関係能力の効果的な教授モデル 開発に向けて模索が続けられている4,5)

 対人関係能力を語る概念に「社会的スキル」がある.

社会的スキルとは,「対人関係を円滑に運ぶための知 識とそれに裏打ちされた具体的な技術やコツ」であり,

社会的スキル・トレーニング(Social Skills Training;

以下 SST と表記)は,適切で効果的且つ体系的に社 会的スキルを教授する事を言う.SST は,社会的不適 応者を対象とした「治療法」として,アサーショント レーニングや認知療法などの治療技法を組み合わせた トレーニング・パッケージとして発展した経緯がある.

しかし,最近では社会的スキルの低下による不適応に 対する「予防法」や,教育的見地からも適応され,幼 児から老人に至るまで全ての対象に実践され6,7),そ の学習効果についての報告は多くされている.

 小,中,高校生に対する先行研究では,SST により,

社会的スキルとともに自己効力感や自尊心の向上が見 られたことが報告されている8-10).看護基礎教育にお ける研究では,社会的スキルが向上し,不快な情動は 低減する効果が報告されている5).また大学生を対象 にした研究では, 3 か月後におけるシャイネス得点の 減少と社会的スキル(非言語的表出)の上昇効果の持 続が報告されている11).ほかに振り返り項目を用いて,

プログラムと効果の関連について検討を加えた研究で は,社会的スキルの向上効果とともに,学習効果を左

右する因子として,参加者の意欲や構成,雰囲気の要 因に加えプログラムの要因があげられている12).  看護基礎教育においても,高い社会的スキルが看護 学生の主体的学習能力を高め,臨地実習前のストレ スを低減させることから,社会的スキルを高める具体 的な教育プログラムについて検討する必要性が指摘さ

れている4,13).にもかかわらず社会的スキルを高める

ための,SST の実践報告は上記の千葉5)のみであり,

長期効果について検討した研究は見当たらない.

 研究者は,看護基礎教育における社会的スキルの効 果的な教授モデルの開発に向けて,SST におけるプロ グラムと学習効果の関連について,トレーニングスキ ルの定着が見込まれる 3 か月後に検討することが望ま しいと考えた.

目的

 第 1 に,看護学生を対象にコミュニケーション能力 の向上を目指した SST を実施し,その前と 3 か月後 の社会的スキルを測定することにより,SST の学習効 果について検討する.第 2 に,セッション毎の感想と 演習に対する評価から,社会的スキルにおける SST の効果とプログラムの関係について検討する.

方法 1.対象

 地方都市にある 4 年制看護専門学校に在籍する 1 年 生 24 名

2.研究期間

 2009 年 2 月 9 日~ 12 月 2 日 3.質問紙の構成

1) 社 会 的 ス キ ル:KiSS-1814)(Kikuchi's Social Skill Scale・18 項目版)

 この尺度は,菊池(1988)によって作成された.若

(3)

者にとって必要な「基本的なスキル,高度なスキル,

感情処理のスキル,攻撃に代わるスキル,ストレス処 理のスキル,計画のスキル」の 6 種類の社会的スキル の要素を含んでおり,18 項目・5 段階評定で,得点が 高いほど社会的スキルを身につけている程度が高いこ とを示す.またこの尺度は,Y-G 性格検査の,一般的 活動性(r = .45),社会的外向性(r = .56)と正の相 関があり,抑うつ傾向(r =- .35),回帰傾向(r =

- .20),劣等感等(r =- .26)とは負の相関がある.

ノンバーバル行動に関しても,読解化(r = .44),符 号化(r = .38),感受性(r = .37),表出性(r = .36)

と正の相関があり,他の社会的スキル尺度とも関連が 高いことから,尺度としての構成概念妥当性が確認さ れている.また信頼性においても,α係数= .83 と高 いことが確認されている15,16).よって本研究では社会 的スキル測定尺度として KiSS-18 を使用する.

 KiSS-18 は,SST 開始前と全セッション終了 3 か月 後の 2 回,集団回答・記名式で即時回収した.

2)感想と演習評価

 プログラムと学習効果の関連について検討を加え るにあたり,対象者の SST の受け入れや,取り組み,

意欲などの把握が必要であると考えた.その為に,先 行研究12)にならい,各セッション終了時に,記名式で,

自由記述の感想と演習評価(参加度・楽しさ・役に立っ たか・うまくできたか,の 4 因子)を,10 段階で求めた.

感想は 3 か月後にも記名式で提出を求めた.

4.分析方法

 研究目的 1 の学習効果の検討には,SST 開始前と 3 か月後における社会的スキル尺度得点について,対応 のあるt 検定を行った.

 研究目的 2 の学習効果とトレーニングプログラムの 関係性の検討では,SST 参加者のプログラムへの取り 組み度合いによる,社会的スキルの学習効果の関連を 明らかにするために,各セッションの演習評価(4 因子)

について,平均点を中心として,高群と 低群の二群 に分けた.そして,演習評価(4 因子:高・低)×評 定時期(前・3 か月後)の 2 要因の分散分析を行った.

なお統計処理は,SPSS 14.0J(SPSS Japan Ins.)を利 用した.

 セッション毎の感想は,内容に応じて研究者間で合 意が得られた文脈について,意味ごとに分類し,類似 するものをまとめてサブカテゴリーとし,さらにカテ ゴリーへと抽象化した.

5.倫理的配慮

 施設には,研究実施の承認を得た.  

 対象者には,研究目的及び,得られたデータは個人 が特定されないように処理し,研究のみに使用するこ と,結果は,個人を特定できないようにした上で学会 発表すること等を説明した.また本 SST はカリキュ ラム外であり,評価対象外であるが,再度,成績には 全く関係しないこと,研究への参加は対象者の自由意 思とし,途中で辞退出来ること等の説明を行い,書面 にて承諾を得た.なお回答率は 100% であった.

6.SST の内容

 1 回 45 分のプログラム内容を 1 セッションとして,

13 種類のプログラムの SST を実施した.

 本研究で実施したプログラムを表 1 に示す.

 SST のトレーニング法は,社会的スキルのどの側面 を対象にするかによって異なり,確立されたものは無 い.しかし一般的には,「教示」「モデリング」「リハー サル」「フィードバック」「般化」の 5 つの基本的な技 法を含んだ標準的な方法で実施される.「教示」とは,

言葉を使って SST がなぜ必要なのかを手順とその効 果を説明することにより,スキルの重要性に気付かせ,

動機を高めることで,「モデリング」とは,トレーニ ングスキルの手本を示し,それを観察させ,模倣させ ることである.「リハーサル」とは,教示やモデリン グで示した適切な反応を,自ら繰り返し練習させるこ とであり,「フィードバック」とは,リハーサルで示 した反応に対して,適切である場合には褒め,不適切 である場合には修正を加えることを言う.また「般化」

とは,トレーニングしたスキルが,トレーニング場面 以外でも実践されるようにすることである7).  プログラムの構成は,先行文献12)を参考に,対人 関係の前提となる人間観や倫理観を培い,自己理解・

他者理解から難易度の高いスキルへと学習を進められ るように順序だてた.また看護師を目指す対象者に対 して,伝言ゲームや確認のスキル等をプログラムに加 えることにより,医療ミスにつながるコミュニケー ションエラーへの認識や学習意欲を高め,楽しみなが ら学習効果が得られるように独自に設定した.

 ガイダンスでは,資料集を配布し,SST の目的や方 法の説明を行った.そして予定されているトレーニン グスキルと,学生の「不足しているスキル」にズレが ないかを確認した.また,「なりたい人間像」を各自 が文字に著すことで具体化し,全員で共有することに より,問題意識を持たせて動機付けを行った.

 セッションは SST の実施方法にならい,資料を用 いてプログラムのポイントと効果について,「なりた い自分」に重ねて説明(教示とモデリング)を行った.

リハーサルでは常に巡回し,雰囲気を盛り上げ,発言

(4)

表 1 各セッションにおけるプログラムと内容

回 プログラム名 内容紹介

1 1)ガイダンス 2)自己認知

コミュニケーションの重要性 SST の目的を理解し,動機づけを高める .

エゴグラムや自己表現タイプ他 4 心理尺度評定を通して「自分」を客観視することから,

不足しているスキルを認知し,目標設定する . 2 他者理解

クルーザー物語り

嵐で無人島に避難したクルーザー乗船員の物語から,登場人物の人間性の善悪について個 人で順位付けを行った後に,グループで話し合い,再度順位付けをする .

全体発表を通して,人間の考え方の多様性を理解し,他者を受容する必要性について学ぶ.

3 1)自分史

2)ハインツのジレンマ

出生から今日までの自身の履歴を書き出す作業と発表を通して,多くの「お蔭さま」を再 認識し,感謝の気持ちを育む.また生命尊重と法令順守を問う事例を通して深く考える機 会を提供し,人間観や倫理観を培う.

4 1)挨拶 2)自己紹介

(I am 5 連発)

挨拶スキルトレーニングの後,「されてうれしかった挨拶」について発表する .

自分を表現するにふさわしい単語を I am ○○と入れ込む.5 つ作成する作業を通して,

自身を内省し,発表を通して自己開示する.クラスメイトの未知なる一面を知り,心の距 離が近づく.

5 コミュニケーションとは・

非言語的コミュニケーション

コミュニケーションの基本学習の後,視線,表情,しぐさ,対人距離,タッチング等を通して,

非言語コミュニケーションの存在を認識し,その重要性について理解する.講義 : おしゃ れと身だしなみや,メール→電話→対面のコミュニケーションの相違と必要に応じて使い 分ける必要性も理解する .

6 言語的コミュニケーション スピーチの基本(PREP 法)を学ぶ.上手に聴く,話す基本を理解し,スキルを身につける . 7 コミュニケーションエラー

1)伝言ゲーム

4 グループに分かれて,4 つの設問を用いて伝言ゲームをする .

ゲームを通してコミュニケーションエラーを体験することで,言葉の伝わり方の不確かさ や,人を介することのマイナス要素について再認識する.

8 コミュニケーションエラー 2)5 つの輸・確認

・褒める

白紙に○を 5 つ書くようにだけ教示した後,一斉に見せ合う.千差万別な結果から言葉か ら受けるイメージの多様性を体感する.徐々に説明文を増やし何度も見せ合う過程を通し て,5W1H の必要性と確認の重要性を再認識する .

ペアを変えながらお互いの良いところを褒めあう.各自褒められたことを記録し,発表す る.上手な「褒め方」について意見を出し合う.褒められる喜びから,「承認」の重要性 を認識し,上手な褒め方スキルを身につける .

9 アサーションスキル 1)Iメッセージ

アサーティブな考えや,Iメッセージ,ポジティブな言い換えの基本パターンについて教 示とモデリングを行う.例題を用いて個人ワークと発表を行う.あなたにも私にもちょう ど良い視点の重要性を認識し,話し方のコツやスキルを身につける.

10 アサーションスキル 2)謝罪・依頼・断る

アサーションスキルについて教示とモデリングする.例題を用いて個人ワーク後発表しあ い,それらの会話パターンを理解し,スキルを身につける .

ペアで共通点を探す.2 分間にいくつ探せるか競う.ゲーム感覚で互いに自己開示しあい 他者理解につなげる.初対面で会話する場合の話題の見つけ方も学ぶ.

11 1)感情のコントロール 2)丁寧語と尊敬語

資料を用いて,共感の仕方・感情のコントロール(怒りの抑え方)・自分から出る行動・誘う,

などについて教示とモデリングの後にペア学習する.看護師として自分から出ることの重 要性を認識し,スキルを理解する .

例題を用いて日本語の正しい使い方を学習する.資料を用いて,立ち居振る舞いや避けた いしぐさなどについて理解する .

12 NASA 月で遭難した状況下で生存に必要なアイテムの順位付けを,個人でした後,グループで再 度順位付けを行う.個人での判断とグループでの食い違いは,お互いが納得し,合意が得 られるまで徹底的に話し合う.議論の中で,自分の意見を相手にうまく伝え,納得させる スキルについて体験学習する .

13 スピーチ 「死生観学習で一番心に残ったこと」について,1 分間で発表する.「聴き方や話し方」に 留意し,心に残ったスピーチについて感想と意見を伝えあう.過不足なく話をまとめ,聴 衆に自分の思いを解りやすく伝えるスキルを身につける.

(5)

しやすい環境整備し,対象者個々に正のフィードバッ クを与えた.セッション終了時は,対象者に感想や意 見を問いかけ,トレーニングの振り返りから個々の体 験を全員で共有できるよう心がけた.また,学習した トレーニングスキルは積極的に活用すること(般化)

と,資料集による予習・復習を促した.

結果

1.対象の属性

セッション参加者は 24 名で,男性 5 名(平均年 齢 20.0 歳:SD2.2), 女 性 19 名( 平 均 年 齢 20.3 歳:

SD3.5)であった.KiSS-18 及び各セッションの感想と 演習評価の回収率は 100% であったが,KiSS-18 の分 析においては,不備のあった 1 名を除き 23 名で行った.

2.SST の 3 か月後における学習効果

 SST 開始前と,3 か月後の社会的スキルにおける,

尺度得点(下位尺度含む)の平均値とp 値を表2に示す.

 KiSS-18 得 点 の SST 開 始 前 と 3 か 月 後 に つ い て,

対応のあるt 検定を行った結果,有意差はなかった

(p=.22).次に,社会的スキルの下位尺度を用いて,

同じく対応のあるt 検定を行った.その結果,感情処 理のスキル得点が上昇していた(p=.09).

 3 か月後の感想は,「他者とコミュニケーションを とる時,勉強したのだからと自信が持てるようになっ た,周りの様子が気になって観るようになった,怒り のコントロールがうまくなった,断り方を気にするよ うになったがまだ上手くできない」などであった.

3.演習評価からみた効果とプログラムの関係

 演習評価の平均値は,「参加度:8.2,楽しさ:7.7,

役に立ったか:8.0,うまくできたか:7.2」と,相対 的に高かった.演習評価(4 因子:高・低)×評定時 期(前・3 か月後)の 2 要因の分散分析の結果,交互 作用に有意差が見られたのは,セッション 5「コミュ ニケーションとは・非言語的コミュニケーション」の,

「参加度」(F(1,18)=5.58, p<.05)と,セッション 9「ア サーションスキル」の「参加度」F(1,20)=5.88,p<.05)

の 2 つであった.図 1,2 に示すように,セッション 表 2 開始前・3か月後の KiSS-18 尺度得点・下位尺度得点

心理尺度 SST 前

平均(SD) 3か月後

平均(SD) p 値

初歩的なスキル 高度なスキル 感情処理のスキル 攻撃に代わるスキル ストレスを処理するスキル 計画のスキル

社会的スキル(KiSS-18)

8.96 9.44 8.69 8.24 9.08 9.13 53.52

(1.11)

(1.10)

(1.06)

(1.01)

(1.00)

(0.96)

(11.08)

9.09 9.56 9.26 8.87 9.17 9.04 55.00

(1.19)

(1.41)

(1.07)

(1.00)

(0.90)

(0.99)

(10.54)

0.78 0.62 0.09 0.11 0.78 0.85 0.22 対応のあるt 検定

図 1 5 セッション(参加度)における Kiss-18 尺度得点の変化

図 2 9 セッション(参加度)における Kiss-18 尺度得点の変化

(6)

5 と,9 の「参加度」高群の KiSS-18 得点は,3 か月後 に増加し,低群の KiSS-18 得点は 3 か月後に減少する 結果であった.

表 3 に示すように,感想は,『セッション評価』『自 己・他者理解』『スキルや知識の獲得』『意識・行動変容』

の 4 つにカテゴリー化された.『セッション評価』は,

「楽しさ」「難しさ」「役立ち」「気づき」のサブカテゴ リーから,『自己・他者理解』は,「省察」「自己理解」「他 者理解」「他者受容」のサブカテゴリーから,『スキル や知識の獲得』は「体験」「知識やスキル」「理解」の サブカテゴリーから,また『意識・行動変容』は「意 識変容」「行動変容」のサブカテゴリーからカテゴリー 化された.

考察

 本研究では,第 1 に,看護学生を対象にコミュニケー ション能力の向上を目指した SST を実施し,SST 実 施前と 3 か月後の社会的スキルを測定することによ り,SST の学習効果について検討した.第 2 に,セッ ション毎の感想と演習に対する評価から,社会的スキ ルにおける SST の効果とプログラムの関係について 検討した.

1.SST の 3 か月後における学習効果

 KiSS-18 得点は,SST 前が 53.52, 3 か月後は 55.00 と 微増したものの,統計学的に明らかな上昇効果はな かった.しかし,下位尺度の感情処理のスキル得点が 上昇していた.

 感情処理のスキルは 3 つの設問で構成され,相手の

「怒り」や自分の「恐怖心」を処理するスキルや,自 身の感情の表出に対するスキルについて問うたもので ある.プログラムにおいて,感情処理のスキルに関連 が大きいと考えられるのは,第 9,10 アサーションス キルと 11 感情のコントロールである.対象者は 3 か 月後の感想において,「自分を客観的に見られるよう になったと思う,怒りのコントロールがうまくなった 気がする,他人とより良い関係を築きやすくなったと 思う」と述べており,アサーションスキルの獲得によ り,自分の感情を相手にうまく伝えられるようになっ たことが,感情処理のスキルに向上効果をもたらした と考える.

 基本的に社会的スキルを高めることは,「いつも」

の気づきから始まるとされる10)が,対象者はセッショ ン毎の感想において,「初めての体験だった.自分の 普段気づかずに過ごしている,何気ない場面を振り返 ることができてとても勉強になった」と述べている.

また,SST には,トレーニングに参加すること自体が,

心理教育として社会的スキルに働きかける意義があり

10),自分自身のソーシャルスキルや対人関係のスタイ ルを見直すこと自体にも,認知的な効用がある11).対 象者は「自分のことを振り返って考えることができた,

自分のことを改めて知った」と省察し,自己理解して いた.また 3 か月後には「自分を客観的に見られるよ うになった,自分の言葉使いや行動を考えて言う(す る)ようになった」など, SST に参加することが自分 自身の対人関係のスタイルを見直すきっかけとなり,

行動変容につながる効果が示唆された.

2.感想と演習評価からみた効果とプログラムの関係  本研究では,振り返り項目の高・低群と評定時期か ら,SST の学習効果について,KiSS-18 得点をもとに 検討した.その結果,社会的スキルの向上効果が示唆 されたのは,セッション 5「コミュニケーションとは・

非言語的コミュニケーション」とセッション 9「アサー ションスキル」の 2 つのプログラムであった.

 初めに,セッション 5 の「コミュニケーションとは・

非言語的コミュニケーション」プログラムにおける学 習効果ついて考察する.

 ここでは対象者が非言語的コミュニケーションの存 在に気付き,その重要性を認識することを目的とし た.コミュニケーション全体において,「言語」が占 める割合は単に 5 ~ 7%に過ぎず,40% が話の間の取 りかた等の「準言語」であり,残り 55% が「非言語的」

とされる17).すなわちコミュニケーションの半分以上 が非言語的であり,その重要性を教示したセッション に意欲的に参加し,非言語スキルを身に付けた対象者 の社会的スキルが向上したことは,納得のいく結果と 言える.加えて非言語的コミュニケーションスキルは,

効果的で適切に他者と相互作用する力で,様々なスキ ルを統合する「社会的コンピテンス」に特に影響を及 ぼすスキルとされる18)ことからも,非言語的コミュ ニケーションプログラムに意欲的に参加し,非言語的 コミュニケーションスキルを獲得した対象者の社会的 スキルに,向上が見られた本研究結果は理にかなう.

 このセッションにおける感想では,「非言語チャネ ルが言語チャネルより意味が多くて大事だということ が分かった,非言語的態度に気をつけなければならな いと思った」と意識変容が示唆された.非言語的コミュ ニケーションスキルは,主に自己を対象とするもので あり,自身が意識して他者と接することで般化が容易 なスキルであったと考えるが,3 か月後の感想では「身 だしなみを気にするようになった,相手の目を見て話 すようになった,会話をする時に身体の動きを少し入

(7)

表 3 感想

カテ ゴリー サブカ

テゴリ コード

セッション評価 楽しさ 楽しかった

面白かった 良かった

難しさ 自分のことを他人に伝えるのは難しい 5連発は意外と難しかった

人を「褒める」のは難しかった 役立ち 役に立った

とても勉強になった

自分の目指す人間像がより具体的になった

気づき

初めての体験だった,実体験は大切だと思う

きちんと自己実現のための想像をする事が大切だと思った 誰かの助けを受けて生きているということを改めて感じた 自己効力感は確かに人間の中にあると思った

もっと考え,観察をしっかりすることで視野が広がると感 じた非言語的コミュニケーションに服装も入ることに驚いた 相手の話をちゃんと聞くことは大切だと改めて感じた 他のグループの意見を聴いて感心した

性別関係なく共通点を探すことで人とつながれると実感した 人を褒めることは良いことだと思う

褒める事は相手を良く見ていたり一緒にいるからできる アサーティブなコミュニケーションは大切だと思った 目指す人間像に近づく為にどうしたらよいかを考えられた 話しているうちにいろんなことが考えられるようになった

自己・他者理解 省察

自分のことを振り返って考えることができた 自身を客観的に考察することができた

思い出を思い返すだけで心が休まったりするんだと分かった 辛いことを忘れてよい思い出を覚えておくことができてな かった自分だけの感情を一方的に話していると気づいた

自分が知人をどう思っているかを改めて知った 謝る行為に慣れていないと気づけた

自分が自己中なのが分かった 私は人間としてまだまだ未熟だ

自分について好きな項目があまりなかった 自分はきちんとできていたか不安になった

自己理解

まず自分を知ることが大切だと感じた 自分の事は知っているようで意外と気づかない 自分のことを改めて知った

自分を見つめなおして自分のことが分かった気がする 自分はこんな人間だったと自分について少し理解できた 自分の特徴が良く分かった

今の自分はこうなんだと思った

他者理解

みんな個々に違う いろんな性格の人がいる 人によって感じ方が違う

人によってこんなに考え方が違うことが分かって驚いた 人によって思い出は様々で色々なことがあるんだと思った みんなのことも新しく知ることができた

みんなの良い所が分かった みんなの意外なところが分かった 他者受容 互いに認め合う事が大切

人の言っていることや表現していることを見て,聴いて学 ぼうと思った

他人の意見を聴くことで視野が広がると思った

自分の考えだけでなく違う考えを聞く事は大切だと思った

カテ ゴリー サブカ

テゴリ コード

スキルや知識の獲得 体験

いろんなことを思い出すことができた

辛い時に支えてくれた人も沢山いたことを思い出した 色々な意見が聞けた

相手の態度によって嫌な気まずい空気を体験した

相手に体を向けることや相づちがとても大事なことを体験 した相手の立場を考えながら主張しポジティブに言い換える練 習ができた

人を褒めることで気分が良くなった 人に褒められて元気になった

上手に相手に伝えても違ったことが伝わる事を体験した

学習した知識やスキル コミュニケーションには様々な要素があることが分かった

対人関係にコツがあることを学んだ

人とうまく付き合うには知識や技術が必要だと分かった 自分の態度でコミュニケーションは決まることが分かった 非言語が言語より多くて大事だということが分かった 身だしなみとおしゃれの違いが理解できた

お互い確認しあうことが大切だと分かった 褒める手順が分かった

依頼する方法が分かった

断るときに代替案を出すことが大切だと分かった 謝る時にどのように謝ればいいのか分かった

自分の主張を聞いてもらうには工夫が必要だと分かった 正しいと思っていた日本語が間違っていることに気づいた

理解

人の命が何より大切だと分かった

いろんな人に支えられていることが良く分かった 自分だけでなく,相手を思いやる気持ちが大切だと分かった 人を褒めることがいかに大切かが分かった

自分から声をかける必要性を理解した

コミュニケーションは大事,これからどうすればよいのか が分かった

意識・行動変容 意識変容

この授業で初対面の人ともっと多く話せたらいいなと思った 自分の意見をみんなに伝えようという気持ちが現れた 今回できなかったことを次回に生かそうと思った 自分の態度を改めるべきだと思った

非言語的態度に気をつけなければならないと思った 相手の気持ちを理解し,他人に優しい人になりたい これから相手の話を聞くときは「聴き方」に気をつけたい 勝手に自分で判断してしまうので気をつけたい

細かい説明をつい省きがちになるので注意したい

これからはみんなの良いところをたくさん見つけて褒める ようにしたい

アグレッシブな態度をとることもあるので気をつけたい アサーティブなスタイルになれるようにしたい

相手に自分の思いや気持ちが伝えられるように気をつけたい 相手に「ノー」というスキルは必要だと思う.このスキル を活用したい

断る場合は,他の案を出して相手を傷つけないようにしたい 肘を突く,腕を組む癖があるので,気をつけたい

「人の振り見て我が振りなおせ」実行したい

学んだことを活かしたい,習ったことを実行していきたい

行動変容

自分を客観的に見られるようになった

自分の言葉使いや行動を考えて言う(する)ようになった 身だしなみを気にするようになった,挨拶するようになった 初対面の人にも自分から声をかけるようにしている 相手の話を遮らず目を見て話すようになった 自分の話ばかりをしなくなった

会話をする時に身体の動きを少し入れるようになった 怒りのコントロールがうまくなった

断り方を気にするようになった

周りの様子が気になって観るようになった 相手が困っている時に手助けするようになった

コミュニケーション時,勉強したのだからと自信が持てる ようになった

他人とより良い関係を築きやすくなったと思う

(8)

れるようになった」などの行動変容が見られた.以上 から SST における「コミュニケーションとは・非言 語的コミュニケーション」のプログラムは,意欲的に 参加することにより,社会的スキルの向上効果が期待 できる効果的なプログラムであると考える.

 次に,セッション 9 の「アサーションスキル」プロ グラムにおける学習効果について考察する.

 KiSS-18 得点における SST の 3 か月後の学習効果は,

感情処理のスキル得点の上昇であった.考察 1 で述べ たように,このスキル得点の上昇には,アサーション・

スキルプログラムの影響が大きいと考えられる.ここ では,アグレッシブ(攻撃的),ノン・アサーティブ

(非主張的),アサーティブ(主張的)の 3 つの自己表 現スタイルの概要とともに,相手の権利を侵害しない で自分が本当に言いたいことを相手に分かるように伝 えるスキルや,プラスに言い換える方法について学ん だ.このスキルは,主に自己を対象とする態度や信念 といったスキルであるため,会話のスタンスとステッ プを理解することにより般化が容易なスキルであっ た.そのため意欲的にこのプログラムに参加した者は,

対人関係において「自分も相手も大切にした自己表現」

ができるようになり,その結果社会的スキルの向上に つながったと推察する.

 また,SST の原型はアサーショントレーニングと言 われており7),アサーションスキルは社会的スキルの 基本と言える.前述のように社会的スキルが平均以下 であった対象者は,アサーションスキルも低く,効果 が発現しやすかったと考える.対象者は,セッション の感想において「アグレッシブな態度をとることもあ るので気をつけたい,アサーティブなスタイルになれ るようにしたい,相手に“ノー”というスキルは必要 だと思う,このスキルを活用したい」と意識変容し,

3 か月後には「自分の話ばかりをしなくなった,怒り のコントロールがうまくなった,断り方を気にするよ うになったがまだ上手くできない」などの行動変容に つなげていた.

 「自分も相手も大切にした自己表現」は対人関係の 基本であるが,メッセージを適切に送信する人は上手 く相手のメッセージを読み取ることもできる2).また 社会的スキルが高い人は適切に対人関係を形成できる ことから,対人接触の機会も多く,そのことがさらに スキルの向上効果をもたらす結果につながる.わずか ながらも本 SST において 3 か月後の持続効果が確認 できた意義は大きい.

結論

 本研究では看護学生を対象に, 13 種類のプログラム の SST を実施し,社会的スキルの 3 か月後における 効果を検討した.また,感想と演習評価から,効果と プログラムの関係について検討した.その結果,社会 的スキルの下位尺度である感情処理のスキル得点が上 昇した.効果とプログラムの関係では,「コミュニケー ションとは・非言語的コミュニケーション」と「アサー ションスキル」の 2 つのプログラムにおいて,意欲的 に参加した者に社会的スキルの向上効果があった.

 感想は,『セッション評価』『自己・他者理解』『ス キルや知識の獲得』『意識・行動変容』の 4 つにカテ ゴリー化された.『セッション評価』は,「楽しさ」「難 しさ」「役立ち」「気づき」のサブカテゴリーから,ま た『自己・他者理解』は,「省察」「自己理解」「他者理解」

「他者受容」のサブカテゴリーから,『スキルや知識の 獲得』は「体験」「知識やスキル」「理解」のサブカテ ゴリーから,さらに『意識・行動変容』は「意識変容」

「行動変容」のサブカテゴリーからカテゴリー化され た.対象者は SST に参加することにより,自分自身 を振り返り,自己・他者理解をし,獲得した社会的ス キルの知識から意識変容を遂げていた.また,3 か月 後には行動変容を遂げていた.

 以上から,SST は看護基礎教育における社会的ス キルの養成に効果的な教授モデルであり,非言語的コ ミュニケーションとアサーションスキルは,SST の効 果的なプログラムであることが示唆された.

本研究の限界と今後の課題

 本研究では終了時の学習効果ではなく,スキルの般 化測定が可能な,SST 終了後 3 か月時点における学習 効果に着目したため,終了時と 3 か月後の効果の比較 ができなかった.また,対象が学生だったことにより , 回答にある程度のバイアスがかかった点も否めない.

今後の課題は,研究対象者や効果測定法を拡充し,妥 当性の更なる検証を進めるとともに,SST の実施時期 と効果性の検討やフォローアップセッション実施によ る有効性について検討することである.

謝辞

 本研究にご協力いただきました皆様に心から感謝い たします.

 この論文は,放送大学大学院修士論文の一部を加筆修正したも のであり,第 41 回日本看護学会学術集会において発表しました.

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文献

1) Travelbee, J.:Inter Personal Aspects of Nursing

(2nd),1971,長谷川浩,藤枝知子訳,人間対人 間の看護,4,医学書院,1974.

2) 大坊郁夫:社会的スキル・トレーニングの方法序 説-適応的な対人関係の構築-,対人社会心理学 研究,3,1-8,2003.

3) 岩崎仁美:初回臨床実習における看護学生のコ ミュニケーション技術の実態とその指導の方向性

-プロセスレコードの分析より,-九州国立看護 教育紀要,2(1),33-39,1999.

4) 阿部明美,栗原弥生,松井由美子他:問題基盤型 学習(PBL)を用いたテュートリアル教育におけ る教育効果-対人関係技能との関連に焦点を当て て-, 新潟医療福祉学会誌,9 (2),57-61,2010.

5) 千葉京子:看護学生の情動が社会的スキル訓練に およぼす影響,日本教育心理学会総会発表論文集,

44,598,2002.

6) 佐藤正二,金山元春:中学校におけるソーシャル スキル教育の実践,相川充,佐藤正二(編),実践!

ソーシャルスキル教育-中学校対人関係能力を育 てる授業の最前線-,8-21,図書文化社,2006.

7) 相川充 :セレクション社会心理学─ 20 人付き合 いの技術 社会的スキルの心理学,226-256,サ イエンス社,2000.

8) 古澤裕美:高学年児童における集団 SST の効果-

対人的自己効力感を高める SST 授業の工夫-,広 島大学大学院心理臨床教育研究センター紀要,4,

146-149,2005.

9) 渡辺弥生,山本弘一:中学生における社会的スキ ルおよび自尊心に及ぼすソーシャルスキルトレー ニングの効果-中学校および適応指導教室での実

践 -, カ ウ ン セ リ ン グ 研 究,36(3),195-205,

2003.

10) 渡辺弥生,原田恵理子:高校生における小集団で のソーシャルスキルトレーニングがソーシャルス キル及び自尊心に及ぼす影響,法政大学文学部紀 要,55,59-72,2007.

11) 後藤学,宮城早水,大坊郁夫:社会的スキル・ト レーニングの効果性に関する検討-得点変化のパ ターンに見る参加者クラスタリングの試み-,電 子情報通信学会技術研究報告,104(198),7-12,

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12) 栗林克匡,中野星:大学生における社会的スキル・

トレーニングの成果と評価,北星学園大学社会福 祉学部北星論集,44,15-26,2007.

13) 塚本尚子,舩木由香,野村明美:看護学生のソー シャルスキルが実習直前のストレス低減に及ぼす 影響,ストレス科学研究,25,30-36,2010.

14) 今 野 裕 之:KiSS-18( 菊 池,1988), 堀 洋 道( 監 修),吉田富二雄(編),心理測定尺度集Ⅱ人間と 社会のつながりをとらえる < 対人関係・価値観 >,

170-174,サイエンス社,2001.

15) 菊池章夫,長濱加那子:KiSS-18 の妥当性につい ての一資料,尚絅学院大学紀要,56,261-264,

2008.

16) 菊池章夫 : 社会的スキルを測る- KiSS-18 ハンド ブック,34,178,川島書店,2007.

17) 近藤卓:コミュニケーション,長谷川浩(編),

人間関係論(2),54,医学書院,2004.

18) Feldman,R.S., Philippot,P., & Custrini,R.J.(1991).

Social competence and nonverbal behavior. In Feldman,R.S. & Rime,B.(Eds),Fundamentals of nonverbal behavior(PP.329-350).Cambridge University Press.

表 1 各セッションにおけるプログラムと内容 回 プログラム名 内容紹介 1 1)ガイダンス 2)自己認知 コミュニケーションの重要性 SST の目的を理解し,動機づけを高める
表 3 感想 カテ ゴリー サブカテゴリ コード セッション評価 楽しさ 楽しかった面白かった良かった難しさ 自分のことを他人に伝えるのは難しい5連発は意外と難しかった人を「褒める」のは難しかった役立ち役に立ったとても勉強になった 自分の目指す人間像がより具体的になった 気づき 初めての体験だった,実体験は大切だと思う きちんと自己実現のための想像をする事が大切だと思った誰かの助けを受けて生きているということを改めて感じた自己効力感は確かに人間の中にあると思った もっと考え,観察をしっかりすることで視野が広

参照

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