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切欠きを持つS45C焼入れ焼戻し材の疲労強度に及ぼす 平均応力の影響
藤村顕世**,西優二***,湯浅秀喜****,高木大介*****,福田孝之**
The Influence of Mean Stress on Fatigue Strength of Quenched and Tempered 0.45%C Steel with A Notch
by
Kensei FUJIMURA,Yuji NISI,Hideki YUASA,Daisuke TAKAGI and Takayuki FUKUDA
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佐世保工業高等専門学校研究報告 第42号
( 0.1mm)
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切欠きを持つS45C焼入れ焼戻し材の疲労強度に及ぼす平均応力の影響
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佐世保工業高等専門学校研究報告 第42号
表4は本実験で得られたき裂発生限度 とこれ に基づく切欠き係数 および本研究室で求められた S45C焼きなまし材の =0の切欠き半径毎の と対応する切欠き係数 である。き裂発生限 度 は、焼入れ焼戻し材の切欠き半径 =0.0 5mmでは、平均応力が正(引張り)、0、負(圧 縮)と変わるに従って小さくなる傾向にあること、
それに伴って切欠係数 は逆に大きくなること、
また、焼入れ焼戻し材の は焼きなまし材のそれよ りも大きく、切欠き半径が小さくなるに従って大き くなる程度も増加していること、すなわち焼入れ焼 戻し材の方が切欠きに対して敏感であること等が分 かる。
切欠きが鋭くなると
まし材のそれよりも大きく、切欠き半径が小さくなる に従って大きくなる程度も増加する。