グラフの作成(
2007)
はじめに 棒グラフや円グラフといったグラフを作成することは、Word などからも可能ではあるが、や はり数値データを扱うことを主目的としているExcel から作成するのが最も使いやすいだろう。 ここでは、Excel 2007 のデータを用いたグラフの作成方法について説明する。なお、作成した グラフなどは、第8 章で説明するように Word に貼り付けることも可能である。 ここでは、下のグラフの作成を通じて、グラフの作成や修正の方法を説明していくことにす る。説明と操作は特に分けていないので、本文を読みながら作業を進めていってもらいたい。 グラフ作成の準備 グラフを作成するにはデータを準備しておかなければならないが、そのデータであるデータ 系列(例えば折れ線グラフにしたときに一本の線で示される一連のデータ、上のグラフでは第1 次産業就業者の1950 年から 1995 年のデータなど。単に系列とも言う)は、列方向に並んでい ても、行方向に並んでいても構わない。また、各系列は隣り合っている必要はない(隣り合って いる方が操作は簡単であるが)。 ここでは、第6 章の総合練習で作成した practice フォルダにある excel1 を使ってグラフを作 成するので、始めにこれを読み込む。保存する場合にはkadai6 という名前にする。 系列名(データ系列に対する名前、上図の第1次産業等)や横軸のラベル(1950、1955 等) については後から入力することも可能であるが、各データと一緒に対応するセルに入力しておけ ば(要は、今利用しようとしている表のような形にしておけば)それをそのまま用いることがで きるので便利である。これを利用する際には、グラフとしたいデータの入っているセルを範囲指 定する際に、各データ系列に対応する系列名や軸のラベルとして使用したいものが入っているセ ルを一緒に範囲指定しておけばよい(ただし、この後の例のようにシステムがそれらをうまく識 別してくれない場合もある)。 今回の練習では、データ系列としてはB2~B11、C2~C11、D2~D11 を用いるが、D2~D11定する。更に、A 列の 1950 等は年を表しているが、これを横軸のラベルとして利用するのでこ こも範囲指定する。結局この段階で範囲指定するのは A1~C11 である。ここで、A1 は全く利 用しないのであるが、このような形で範囲指定を行う際には、これを含めて範囲指定しておく。 グラフ作成 2003 までは、グラフウィザード というものを使ってグラフ各部について様々な設定してい くというのが基本であったが(詳しくは教科書参照)、2007 ではグラフの種類を指定すると直ち にグラフがシート上に現れ、各部の設定については、それから個々に指定していくことになる。 グラフの種類の指定については、挿入のリボン(下図)の中央に、縦棒、折れ線など様々な グラフが並んでいる。 ここで、例えば 折れ線 の部分をクリックすると、右のメニューが現れ、 どのような折れ線グラフを作成するかが選べる。折れ線以外のグラフにど のようなものがあるかは、挿入のリボン下段の グラフ と書かれた部分右 側の という部分(または、右のメニュー最下行にある 全てのグラフの 種類(A)…)をクリックすれば、グラフの一覧(ダイアログボックスの名称 は グラフの挿入)が表示されるので、確かめておくとよいだろう。 実際にグラフを作成するときには、前節の最後で説明したように、作成 したいグラフのデータとする部分を予め範囲指定しておく。今はA1~C11 を範囲指定しておく。 この状態で、挿入のリボンから 折れ線 をクリックし、右上のメニューを表示させる。今回は左 上の折れ線グラフ を使うので、その部分をクリックする。これで下に示すグラフが表示さ れる。ただし、説明が分かりやすいようにプロットエリアや凡例(これらが何を意味するかは 縦(値)軸 プロット エリア 横(項目)軸 凡例 グ ラ フ エリア
グラフの作成(2007) この後で説明する)は枠線で囲まれるようにしてあるが、当初はこのような枠線は表示されない。 まず、グラフ各部の名称を説明しておく。横軸と縦軸に囲まれた実際に(折れ線)グラフが描 かれている部分をプロットエリアという(マウスポインタをその位置に移動すると、名称が表 示されるので、確認してみると良い)。プロットエリアの右側には各データ系列が何を意味する かを示す凡例が表示されている。プロットエリアや凡例を含む次ページの図全体をグラフエリ アという(図形的に言うと、グラフエリアという四角い紙の上にプロットエリアや凡例などが配 置されているということになる)。グラフの縦軸は、従来、数値軸と呼んでいたが(グラフの種 類によっては横軸が数値軸となる場合もある)、2007 からは 縦(値)軸 (これも種類により縦 (項目)軸となる場合がある)という名称が使われるようになった。ただし、以下では縦(値) 軸ではなく、単に縦軸と呼ぶことにする。また、縦軸という概念は単に軸だけでなく、その横に 振られた数値等(上図で、25000、20000 などと書かれている部分)を含んだ部分を指す。横軸 についても同様で、2007 では 横(項目)軸 となり、以下では横軸と呼ぶ。 グラフが作成されると、リボンには デザイン、レイアウト、書式 というものが追加される。 ただしこれらの項目はグラフに関する作業中にだけ表示され、それ以外の時は表示されない。表 示されたグラフ以外のシート上の任意の部分をクリックすると、リボンから上記の項目が消え、 またグラフエリアの周囲にあった薄い枠線も消えている。グラフエリアの任意の位置をクリック すれば、リボンの項目やグラフエリアを囲う枠線も再度表示される。 今後の作業で必要となる可能性があるので、グラフ全体を移動する方法を説明しておく。簡 単に言えば、グラフエリアをドラッグすればよいということであるが、ここで若干の注意が必要 である。グラフエリアといっても、プロットエリアや凡例といった部分をドラッグしてしまうと、 それらの移動が行われ、グラフ全体の移動とはならない(間違って移動してしまった場合は、元 に戻る機能を使って戻しておくと良い)。従って、それらに該当しないグラフエリアをドラッグ する必要がある。そのため、グラフエリア上にマウスポインタを移動すると名称が現れるので、 グラフエリアと表示されたところでドラッグを行えばよい。更に注意を付け加えると、マウスポ インタの移動によりグラフ各部の名称が表示されるのは、そのグラフに関する作業中の時だけで ある。作業中で無い状態でグラフを移動したい場合には、始めにグラフエリアの任意の位置(こ れはプロットエリア等でも構わない)をクリックし、それからマウスポインタを移動して、グラ フエリアと表示されたところでドラッグを行い、グラフの移動を行う。今の場合は、この後の作 業でD 列をドラッグすることがあるので、その部分が表示されるようにグラフを移動しておく。 データソースの選択 描かれたグラフを見ると、問題が一つある。横軸に利用したかった 1950、1955、… という 部分が横軸のラベルとしては利用されず、就業者数というデータ系列になってしまったことであ る。一般的には先ほどの操作で良いのであるが、今回横軸のラベルとして利用しようとした1950、 1955、… が数値であったために(これが文字列であれば問題なかった)、システムの方がデー タ系列と判断してしまったのである。まずはこの修正を行う。
選択 という部分をクリックすると、右に示す データソースの選択 というダイアログボッ クスが表示される。左側の 凡例項目(系列) (S) という部分にある就業者数は、横軸ラベ ルとしたかったものである。そこで、最初に 凡例項目のボックスにある 就業者数 という 部分をクリックした上で、削除(R) のボタン を指定する。これで就業者数の項目が消える (こうした作業の結果は、実際に描かれているグラフに反映 されるので、確認してみるとよい)。次に、横(項目)軸ラ ベル(C) の方にある 編集(T) のボタンをクリックすると、右 に示す 軸ラベル というものが表示される。軸ラベルの範囲(A) というボックスに カーソルがあることを確認の上、軸ラベルとしたい部分(今は A2~A11、この場 合はA1 を含めない)をドラッグする。最後に OK のボタンをクリックすれば、右 図のように横(項目)軸ラベルのボックスに1950、1955、…というものが並ぶ。 次に、第3 次産業の就業者数をグラフに追加する作業も行 っておこう。この場合は、データソースの選択のダイアログ ボックスにある凡例項目(系列)(S) にある 追加(A) をクリ ックする。これにより右で示す 系列の編集 というダイアロ グボックスが表示される。まず、上段の 系列名(N) のボックスに系列名、今は第 3 次産業とい うものを入力するのだが、これは文字として入力しても構わないが、そうした内容のセルが存在 するならば、それを参照するようにしてもよい。具体的には、カーソルがこのボックスにあるこ とを確認した上で、今はD1 のセル(セルの内容は第 3 次産業)をクリックする。 次は系列値である。系列値(V)のボックスをクリックし、始めにそこに入っていた ={1} とい うものを削除する。ボックスが空になったところで、 利用するデータ系列であるD2~D11 をドラッグす ればよい。最後に OK のボタンをクリックし、デ ータソースの選択のダイアログボックスが表示さ れたら、こちらもOK をクリックする。この結果、 グラフは右のようになる(ここで一度、上書き保存 をしておくとよい)。
グラフの作成(2007) グラフタイトルの挿入 今度はこのグラフにタイトルとして「就業者数」というものを付けよう。これには 2 つの方 法がある。一つは、デザインのリボンにある グラフのレイアウト という機能を利用するもので ある。ここにはあらかじめ準備されている(今は折れ線グラフの)レイアウトが、とりあえず3 つ表示されており、スクロールボタンもあるので、それを使えばさらに多くのレイアウトがある ことが分かる( というボタンをクリックすれば、全てのデザインが表示される)。この中か ら適当なものをクリックすれば、グラフの形状がそのレイアウトに変わる。どのようなレイアウ トとなるか、いろいろ試した上で、今回は別の方法を利用するので、元に戻る機能を利用して、 前ページ右下の形に戻しておく(元に戻すがうまくいかない場合は、先ほど上書き保存をしてあ るならば、現在のファイルを保存せずに一度終了し、再度kadai6 のファイルを読み込めばよい)。 グラフにタイトルを挿入するもう一つの方法は、レイアウトのリボン(下図)を利用する。 ここにある グラフタイトル という部分をクリックすると、右のメ ニューが表示される。それぞれでどのようになるかは、とりあえず 試してみるのがよいだろう。最後は、3 番目の項目である グラフ の上 を選択する。この結果、グラフ上段に「グラフタイトル」と いうタイトルが付けられる。この部分をクリックするとカーソルが 現れるので、グラフタイトルという文字列を削除し、就業者数と打ち込めばよい。 なお、文字のフォントや大きさを変更したい場合は、ホームのリボンを利用すればよい。この とき、対象(今はタイトル)が処理対象となっていれば(このときは枠線で囲まれている)、特 に範囲指定などは行わなくても、文字列全体に変更が適用される。 軸ラベルの追加 まず始めにお断りしておくが、軸ラベルという言い方が、2007 に限らず、以前から 2 つの意 味で使われている。一つは前ページで見た横軸の1950、1955 といった部分、つまり軸の目盛り に付けられているものを指す。一方、1 ページに示したグラフで、[千人][年]となっている、 その軸の単位や意味を示すために付けるものも軸ラベルと呼んでいる。ここでは、後者の意味の 軸ラベルを追加する。 レイアウトのリボンにある 軸ラベル という部分をクリックすると、右に示 すメニューが現れる。今は、横軸に[年]というものを先に付けることにする ので、主横軸ラベル(H) の方にマウスポインタを移動すると、右のメ ニューがさらに表示される。横軸のラベルを付けるには、軸ラベルを 軸の下に配置 しか選択肢がないので、これを指定する。その結果、プ ロットエリアはやや小さくなり、横軸の下に「軸ラベル」という文字
次は縦軸の方である。横軸と同様、レイアウトのリボンで 軸ラベ ル をクリックし、開いたメニューで、今度は 主縦軸ラベル(V) の方 にマウスポインタを移動すると、今度は右のメニューが表示される。 それぞれで、軸ラベルがどのようになるかを確かめた上で、最後には 軸ラベルを水平に配置 を選択する。横軸の時と同様に、現れた「軸ラ ベル」という文字列を[千人]に改めておく。この段階で、グラフは 右のようになっていると思う。 配置、大きさの変更 プロットエリアや凡例、あるいは今挿入したタイトルや軸ラ ベルの位置を変更するには、その位置にマウスポインタを移動 し(例えば、横軸のラベルの[年]、その位置にマウスポインタを移動すると、以前に見たよう に、それが何であるかを説明する用語、今の場合は 横(項目)軸ラベル というものが表示され、 更にそれが移動可能な場合は、マウスポインタ形状が、矢印の先に小さな矢印が四方に伸びたも のとなる)、ドラッグすればよい。今は、[年]をグラフエリアの右下隅に、[千人]をグラフエ リアの左上隅に移動する。細かい配置の調整は後ほど行うので、今はその辺りに移動しておけば よい。凡例も同様にグラフエリアの右上隅に移動させる。ただしこの時は注意が必要で、凡例の、 例えば 第 次産業という部分にマウスポインタを移動させると、現れる文字は 系列“第 次 産業”系列項目 となり、ドラッグしても凡例の移動はできない。凡例を移動させるには、凡例 の周辺部分、 ページの図で凡例を囲んでいる枠線の辺りにマウスポインタを移動させれば 凡 例 と表示されるので、この位置からドラッグを開始すればよい。 今度はプロットエリアをより大きくしよう。始めにプロット エリア内をクリックする。この時も、折れ線部分や真横に伸び ている 縦(値)軸 目盛線 の部分をクリックすると、その部分 だけが選択されてしまうので、目盛線の間の白い部分をクリッ クする。これにより、右図のようにプロットエリア(軸の目盛 りを除く)が枠線で囲まれ、その枠線の四隅には○、四方には □の印がある。この印の部分にマウスポインタを移動すると、 マウスポインタの形状が両向きの矢印となるので、その状態で ドラッグを行えば、プロットエリアの大きさを変えられる。例 えば右図のようにしてみる(右図と同じでなくても構わない)。 の書式設定 今度は軸の 化させてみる。まずはレイアウトのリボンにある 軸 の部分をクリックし、 現れたメニューで 主縦軸(V) の部分にマウスポインタを移動させると 上に示すメ 1 1 2 軸 形態を変 、次ページ右
グラフの作成(2007) ニューが表示される。いくつかの項目を指定してみて、縦軸がどのよう に変化するかを確かめてみるとよい。最後に、規定の軸を表示 を指定す ると、縦軸は最初の状態に戻る。 再度、右のメニューを表示させ、今度は一番下にある その他の主縦軸 ト マウスと移動し、 らうが、 がどの (・が付く)、右側のボ オプション(M)… を指定すると、このページ中段右側に示す 軸の書式設 定 というダイアログボックスが表示される。このダイアログボックスを 表示させるには別の方法もある。一度、このダイアログボックスを閉じ てから、レイアウトのリボン左側にある 現在の選択範囲 という部分の 上段を見ると、縦(値)軸 と表示されている(5 ページで示したレイアウ のリボンでは、グラフエリアと表示されている。この部分は以下の方法で変 更できる)。ここの右側にある▼の部分をクリックすると、右のメニューが表 示され、グラフを構成する様々な部分の一覧が表示される。ここで適当なも のを指定すれば、それが処理の対象となる(試してみるとよい)。今は、縦(値) 軸を指定する。縦(値)軸が表示された状態で一つ下にある 選択対象の書式 設定 をクリックすれば、これで軸の書式設定のダイアログボックスが表示さ れる。更に、(ダイアログボックスを一度閉じてから)グラフ上の縦軸の部分( 縦(値)軸 と表示される部分)で右クリックを行い、表示されたメニューから 軸の書式設定(F)… を指定してもよい。 この後、様々な軸の設定を試しても ここではその変更を最終的には反映させたくな いので、安全のために一度上書き保存を行って おき(この操作はダイアログボックスを一度閉 じなければでいない)、設定の変更を試した際に は、元に戻るの機能を使って、現時点の状態に 戻してもらいたい(元に戻る機能がうまく使え なかった場合は、先ほど上書き保存したファイ ルを再度読み込むようにすればよい)。 このダイアログボックスの設定で、縦軸 ように変化するかは、(今は、軸のオプションが 選択されている状態であるが、表示形式など軸の もらうことにして、若干の説明が必要な部分だけコメントを加える。 最小値や最大値などを変更するには、固定 の部分をクリックした上で オプション以外のものも含めて)実際に試して ックスに適当な数値を入力すればよい。ただし、こうした操作の場合は、その時点では変更がグ ラフに反映されず、別の項目を指定するか、ダイアログボックスを閉じた時点で、変更が反映さ れる。補助目盛間隔というのは、目盛と目盛の間(例えば、40,000 と 45,000 の間)に更に細か い目盛をふるもので、現在の状態では、中段の補助目盛の種類(I) のボックスが なし となって いるので、始めにこのボックスを 内向き などに変更してから、試してみればよい。
の方法で右に示すダ ておく。現 は横線が描 ロットエリアの設定 設定を行うには、軸の書式設定のダイアログボックスを表示させたとき と 横軸についても、縦軸と同様 イアログボックスを表示し、設定を変更する。これ についても縦軸と同様、様々な設定を試した上で、 元の状態に戻しておいてもらいたい。 こちらも一つだけ、設定の変更を行っ 在のグラフを見ると、折れ線の始点と終点は目盛の 間にある。棒グラフなどの場合はこれでよいし、折 れ線グラフの場合も、これでまずいということでは ないが、折れ線の始点や終点などは目盛上に描くこ とがよく行われている。このようにするには、右の ダイアログボックス(軸のオプションが指定されて いる状態)で、下段にある 軸位置 の部分を、目盛 ら 目盛(K) に変更しておく(その部分をクリック)。ここまで の操作の結果、グラフは右のようになっている。 右のグラフで、50,000、40,000 という部分の右に の間(W) か かれている。その部分にマウスポインタを移動すると、縦(値) 軸 目盛線 と表示される。この状態でクリックすると、線の両端 印が付く(目盛線が選択された状態)。ここで、例えばDelete キーを 押せば、この線は消える。これを再び表示させるために、レイアウト のリボンにある 目盛線 の部分をクリックすると、主横軸目盛線(H) と 主縦軸目盛線(V) が選択できるが、ここで、主縦軸目盛線(V) にマ ウスポインタを移動すると、右のメニューが表示される。表示が細か いので分かりにくいが、これは縦方向の目盛線の設定である。つまり、 マウスポインタを移動させたときには 縦(値)軸 目盛線 と表示されたが、レイアウトのリボ ン、目盛線から選択するときには、主横軸目盛線(H) の方を選択しなければならないということ である。このように若干用語が混乱しているが、とりあえず、縦および横の目盛線、補助目盛線 を指定し、グラフがどのようになるかを試した上で、最終的には両方の目盛線ともに なし とし ておこう。 に丸 先ほど横方向の目盛線に プ プロットエリアの書式 同様、レイアウトのリボン左側、現在の選択範囲の部分でプロットエリアを選択した上で、選 択対象の書式設定をクリックするか、プロットエリア部分を右クリックし、プロットエリアの書 式設定(F)… を選択すればよい(次ページ右上図。ただしこれは、塗りつぶし(単色)を選択し た状態)。2003 までのバージョンでは、プロットエリアの標準の色はグレーであった。画面に表
グラフの作成(2007) 示したときはよいが、それを印刷したときな どは、グレーでは少し見にくい場合があり、 そうしたときはプロットエリアの色を変え る必要があった。2007 からは標準の色が白 となったので、そのままで構わないと思うが、 色を変えたいときには、プロットエリアの書 式設定のダイアログボックスで、塗りつぶし を選択し、そこで塗りつぶし(単色)(S) を選 択した上で、色の設定を行う(実際の操作は やってみれば分かると思う)。注意すべき点 は、塗りつぶしで自動(U)が選択された状態 では、色の設定を行うボタンが表示されず、 塗りつぶし(単色)を指定して初めて、色の 設定を行うボタンが表示される点である。その他の設定については、適当に試してみればよいだ ろう。最後には元に状態に戻しておいてもらいたい。なお、塗りつぶしなし(N) というのは、プ ロットエリアを透明にすることで、今の状態では分かりにくいと思うが、プロットエリアと同様 の方法でグラフエリアの色を白以外に設定した上で、プロットエリアの方の塗りつぶしを変更し てみると、どのようになるかが分かるだろう。 折 線の形状等の変更 るグラフのスタイルという部分で、折れ線の色や太さを選択することが で れ デザインのリボンにあ きる。これら、システムの方で準備したものを用いてもよいが、ここではもっと詳細に折れ線 の形状等を変更する方法を説明する。第1 次産業というデータ系列(系列“第 1 次産業”)に対 する データ系列の書式設定 のダイアログボックスを開く(右下図。ただしこれは 線のスタイ ル を選択した状態)。このダイアログボ ックスの開き方は、基本的に今までと同 様である。このダイアログボックスの 線 の色 及び 線のスタイル という部分で 折れ線の色や太さ、形状(実線、点線等) が指定できる。線のスタイル下段にある スムージング(M) とは、折れ曲がった線 ではなく、なめらかな曲線に直すもので ある(今のグラフでは少し分かりにくい)。 マーカーというのは、折れ線上のデータ が対応する点(今は1950 年、1955 年な どの部分)に ■ などの印を付けること である。マーカーを付けるかどうかは、
ここで 第 2 軸(上/右側)(S) を指定すると、プロットエリア右側にも座標軸が 現れ、今の場合は第 1 次産業というデータ系列に対する処理なので、この折 れ線だけが右側の座標軸を用いた表示となる。 ここでは、マーカーや第2 軸を用いることはせず、単に線の色を黒、線の太さ(幅)を 3.5pt (pt は文字の大きさなどを指定するときに用いるポイントという単位である)としておこう。 更に、第2 次産業、第 3 次産業のデータ系列についても、線の色を黒、線の太さ(幅)を 3.5pt とし、更に線の形状(線のスタイルにおける 実線/点線(D) で設定)を第 2 次産業は一点鎖線、 第3 次産業は破線とする(1 ページのグラフ参照)。なお、私がこの作業を行ったときには、凡 例の表示が少しおかしくなってしまった。これは従来の凡例の領域にはうまく収まらなかったこ とが原因で、凡例の部分をクリックし、凡例の大きさを左側に少し拡大することによって直った。 最後に、プロットエリアの大きさや軸ラベルの位置を 6 ページで行った要領で修正すること により、1 ページで示したようなグラフにしてもらいたい。 その他の注意 2003 までのグラフ作成機能では、グラフウィザードというものを用いてグラフを作成してい たと述べたが、その最後ではグラフの作成場所を指定するようになっていた。2007 でこれを行 うには、デザインのリボン右側にある グラフ の移動 という部分をクリックすると右のダ イアログボックスが現れ、ここで指定できる。 なお、新しいシート(S) の方を指定すると、グ ラフ専用のシートが作られ、そこに配置され る。なお、この作業を行った場合には、元に戻す機能を利用することができず、上のダイアログ ボックスで オブジェクト(O) を指定することにより、元の状態に戻すことができた。 今回作成した就業者数のグラフでは、凡例の部分が第1 次産業、第 2 次産業、第 3 次産業の 順に並んでいるので、これで構わないが、場合によってはこの順序を変更したい場合もある。こ うしたときには、4 ページで示した データソースの選択 というダイアログボックスを表示させ (デザインのリボンで データの選択 を指定)、左側の凡例項目(系列)のボックスで適当な系 列を指定した上で、このボックス右上にある上下の矢印のボタンをクリックすることにより、順 序が変更される。 グラフについては、ここで触れられなかった細かい機能がたくさんあり、また、折れ線グラ フだけでも、今回扱ったものとは異なるものも存在する。この辺は各自で試してもらいたい。 更に折れ線グラフ以外のグラフもあり、これについては教科書136~138 ページを参照しても らいたい。なお、既に作成したグラフを違うグラフに変更する(例えば折れ線グラフを縦棒グラ フに変更する)には、デザインのリボン左端にある グラフの種類の変更 を指定して行う。