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論文内容要旨

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Academic year: 2021

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論文内容要旨

論文題名

Simple stratification of hepatocellular carcinoma surveillance after direct-acting antiviral therapy for chronic hepatitis C

(C型慢性肝炎に対するdirect-acting antiviral治療後の発癌サーベイランスの層別化の 検討)

掲載雑誌名 THE SHOWA UNIVERSITY JOURNAL OF MEDICAL SCIENCES VOL.32 NO.2 JUNE 2020

専攻名 内科系内科学(消化器内科学分野) 王天鵬

【目的】

C 型肝炎に対するインターフェロンフリー治療(DAA)後の発癌リスクを踏まえた経過観察 の層別化は明確ではない.肝硬変は発癌リスクが高くこまめにサーベイランスが必要であ るが、慢性肝炎においては炎症や線維化の進行度は様々であり発癌リスクは一様ではない。

当院でC型肝炎に対しインターフェロンフリー治療が行われウイルス排除(SVR)が得られ た症例を対象に慢性肝炎の発癌リスクを検討し適切なサーベイランスを構築することを目 的とした.

【方法】

当院で2014年10月1日から2018年7月31日にDAA治療を行ったC型肝炎141例を対象 とし、治療前と治療終了からSVR 継続が 12 週持続した時点(SVR12)における血液生化学 的結果を用いて発癌に関わる因子の後方視的に検討を行った。SVR12までに発癌した症例は 除外した。治療前の血小板数10 万以下を肝硬変とし 10万より多い症例を慢性肝炎として 肝病態を規定した。画像検査は3から6ヶ月ごとに造影CTもしくは造影MRI検査で評価を 行った。

【結果】

128例がSVRを得られ慢性肝炎は102例(発癌例7例)であった。治療終了時から発癌評価 までの観察期間は平均 748 日であった。Fibrosis-4(FIB-4)index、AFP、PT%が単変量解析 で発癌と相関したがFIB-4indexのみが多変量解析で有意差を認めた(p=0.04)。特にFIB-4 index3 以上 が発癌に 関わる 因子であ り(p=0.005)、3 未満 と 3 以上の累積 発癌率 は 2.6%/1000daysと24.2%/1000daysであり明確に層別化が行なえた(p=0.004)。

【結論】

症例数、観察期間の積み重ねが必要であるが、C型慢性肝炎においてFIB4indexが3以上で あれば発癌高リスクとしてSVR後も定期的にサーベイランスが必要と考えられた。

参照

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