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音楽の取り組み

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Academic year: 2021

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音楽の取り組み

「自ら目を向け、手を伸ばし、探り

また考える音楽活動」

宮 崎 満智子

ケース1:Aくん

「ぱれっとの一番星」

「自分の身の回りのことができる」

「家から通える通所施設で

日中作業等の活動をして過ごす」

「キャリア教育の視点」

「とりくむ」…自分から手を伸ばして楽器を鳴らす

※ 楽器の音に耳を傾け、楽器に気付く。動かしたい手の 方向に楽器を動かすことで、自分で楽器を鳴らす。

(偶発的→意識的)

「主体性」「遂行力」

「授業のねらい」

・楽器の音に興味を持ち、自ら手を伸ばして曲 の中で楽器を鳴らす。

関連する教科:自立活動

「できる」「わかる」

経験から次のステップに 目を向ける力の育成へ

「授業の工夫」

・斜め35度に手をスライドさせる動きから、

ブラジルの楽器「クイーカ」に着目。

・♪おおきくみっつの歌に合わせて、

曲の中で楽器を鳴らす。

○関わり方と配慮

音を聞く→興味を引く→STの手本

→手を添えて演奏→自分から手を伸ばす

→スポンジを引っ張る

※一連の流れを、繰り返し丁寧に行う

「児童の様子より」

鳴き声のような音に興味を持ち、

目を向け手を伸ばす様子が見られた。

教師が手を添えて、握る場所を教え、

一緒に演奏するうちに自分から手を 伸ばすことが増え、スポンジを引っ 張りタイミングよく演奏することが できた。

(2)

ケース2:Bくん

「ぱれっとの一番星」

「自分の好きなことを安心できる人としたい」

「自分の好きなところへ好きなときに行きたい」

「キャリア教育の視点」

「かかわる」

自分で考えたことを、

自信を持って伝える ことができる。

「伝える」 「はたらく」

学習や経験を生かして、

自分なりの答えを選ぶ ことができる。

「選択」

「授業のねらい」

・身近な動物の鳴き声に興味を持ち、動物と鳴 き声を一致させると共に、想像力豊かに情景を 伝えることができる。

関連する教科:国語、日常生活の指導

学習に裏付けされた 自分の意見を持ち、

思いを伝えられる人へ

「授業の工夫」

・“鳴き声クイズ”で動物のイラストと 名前、鳴き声を一致させる。

・鳴き声を聞いて動物のイメージが浮かぶことを確認して から、♪踊る子猫、♪動物の謝肉祭の鑑賞をとおして、

動物がどんな風に動いているのか想像し、伝える。

○関わり方と配慮

大人のイメージを押しつけることなく、

子どもたちの自由な発想を大切にし、

発語やボディランゲージでの表現を言語化する ことで、イメージを共有する。

「児童の様子より」

実生活の中で動物と関わる経験は少ないBくんだが、

写真やイラストと鳴き声をつなげていくことで、

「できる」「わかる」と自信を持ち、曲を聴いて、

ネコのかわいさやゾウの雄大さを、自信を持って 表現することができていた。

今後に向けて・・・

「Aくん」

他の楽器への興味:鈴に手を伸ばした

→自分なりの鳴らす工夫:手首を返して鳴らす

→できる動きの中から、楽器を鳴らす

→周囲の物事への興味・関心の高まり

「Bくん」

伝わることでコミュニケーションを楽しむ

→音楽の歌詞をとおした語彙力の獲得(国語と関連)

→楽器を使った表現の広がり

→自分と他者との違いへの気付きと自己肯定感

「とりくむ」(自己実現)から

「かかわる」

(自他の理解能力)の育成へ

「かかわる」(伝える)から より深く「かかわる」

(自他の理解能力)の育成へ

参照

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