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(1)

血液透析を受けている腎不全患者の現状と認識に関 する調査 : 福井県における調査報告

著者 月田 佳寿美, 宮崎 徳子

雑誌名 福井医科大学研究雑誌

巻 2

号 1‑2

ページ 29‑39

発行年 2001‑12‑21

URL http://hdl.handle.net/10098/994

(2)

原 著

福 井 医科 大 学 研 究 雑 誌 第2巻 第1号 ・第2号 合 併 号(2001)

血液透析 を受 けて いる腎不全患者の現状 と認識 に関する調査

一 福 井 県 に お け る 調 査 報 告 一

月 田 佳 寿 美,宮 崎 徳 子 看護学科 基礎看護学講座

A Descriptive Study of Chronic Renal Failure Patients and Their Recognition of Their Disease : A Report from Fukui Prefecture

Kazumi TSUKIDA, Tokuko MIYAZAKI

Department of Fundamental Nursing, School of Nursing, Fukui Medical University

Abstract

An observational study was conducted in Fukui Prefecture from October to December, 2000 to assess treatment environment and perception of their conditions among chronic renal failure patients (CRF) undergoing hemodialysis (HD).

A questionnaire was sent to chief officers of "Jin-yu-kai" (the HD Patients Association), then distributed to each patient. Seven hundred and twenty patients were asked to answer the questionnaire and send it back to the researchers.

A total of 524 (72.8%) individuals responded; all of them were considered valid and included in this study. A self- reported questionnaire included a patient's geographic data, medical history and cause of CRD, the state of HD and patient's perceptions about HD, including understanding of undergoing treatment, continuous ambulatory peritoneal dialysis (CAPD) and kidney transplant, self-care status, healh insurance, social security, economical status, and expected healh care services.

There was an even number of male and female subjects, and more than 60% of them were in their 50's or 60's.

Because of the Hokuriku climate, many of the clients felt difficulty about transportation difficult during winter time.

They also felt difficult to control water, phosphorus, and potassium intake. The clients' highest expectations were to have a better treatment environment, including more physical space between beds, and having their own TV next to the bed, a psychological support system including health counseling at hospitals, transportation system to hospitals, and for nurses to have more specific knowledge about CRF. Many of the clients wanted to have more knowledge about their conditions and diseases.

Key Words : Chronic Renal Failure (CRF), climate

Hemodialysis (HD), treatment environment, self-care status, environment

(Received 29 March 2001; accepted 25 May 2001.)

(3)

月 田 佳 寿 美,宮 崎 徳 子

緒 言

慢 性 疾 患 患 者,と りわ け 一 生 に わ た っ て 透 析 療 法 を 続 け な く て は な ら な い 慢 性 腎 不 全 患 者 は,患 者 自身 が 治 療 の 主 体 とな り,「 高 い 治療 参 加 へ の 意 識 」 と 「自 己 管 理 能 力 」 が 求 め ら れ て い る 。 ま た,そ うい っ た 患 者 を支 援 して い く家 族 の 負 担 は は か り知 れ な い もの が あ り,医 療 従 事 者 と して は,患 者 ・家 族 を含 め た治 療 環 境 を整 え る こ とが 重 要 な責 務 とな る。

しか し,施 設 に よ っ て 人 工 腎臓 の 設 備 数 や ベ ッ ド数 と い っ た物 的 環 境 か ら,ス タ ッ フ数 や 提 供 され る 治 療 お よ び 看 護 の 質 とい っ た 人 的 環 境 ま で,現 段 階 で は均 一 化 が 進 ん で い る と は言 い 難 い。 ま た,週 に3回 か ら 4回 通 院 し,そ こ で4時 間 か ら5時 間 に わ た って 治 療 を 受 け な くて は な ら な い とい う疾 患 の 特 殊 性 上,患 者 を と り ま く 自然 環 境 や 社 会 環 境 も,治 療 や 看 護 の 質 を 左 右 す る 大 きな 要 因 と な っ て い る の で は ない か と考 え

た。

血 液 透 析 患 者 の 実 態 調 査 と して は,5年 に1度,腎 友 会 会 員 を対 象 に,全 国 腎 臓 病 協 議 会 が お こ な っ て い

る もの(i)や,透 析 施 設 を対 象 に 日本 透析 医 学 会 が 毎 年 お こ な っ て い る もの(2)が あ るが,地 域 あ るい は都 道 府 県 単 位 で調 査 をお こ な っ て い る もの は少 な い。

そ こ で今 回,地 域 性 を考 慮 した う えで,援 助 が 必 要 な問 題 を で き る だ け 具 体 的 な レベ ル で 把 握 す る こ とが 必 要 と考 え,福 井 県 内 に お い て 血 液 透 析 療 法 を受 け て い る患 者 を 対 象 に,患 者 を取 り巻 く療 養 環 境 と現 状 へ の 認 識 に 関 す る調 査 を実 施 した 。 本 報 で は そ の 第 ユ報

と して,単 純 集 計 の 結 果 につ い て ま とめ た。

1.研 究 方 法 1.調 査 対 象

福 井 県 内 の 腎 友 会 会 員 で,調 査 の協 力 に承 諾 の得 られ た血 液 透 析 患 者720名

2.調 査 期 間

平 成12年10月 〜12月 3.調 査 方 法

福 井 県 腎 友 会 の 代 表 者 会 議 の 場 で,口 頭 に て 調 査 の 趣 旨説 明 後,自 記 式 質 問 紙 調 査 票 を各 病 院 ・施 設 の 代 表 者 を 通 じ郵 送 に て 配 布,回 答 後,代 表 者 に収 集,返 送 して も ら った 。

4.調 査 内 容

1)対 象 者 の属 性

2)原 因疾 患 お よび透 析 導 入 に至 っ た過 程 3)現 在 受 け て い る透 析 療 法 の現 状 と通 院 の 状 況 4)腹 膜 透析(以 下,CAPDと す る)お よび 腎 移 植 に

つ い て の認、識

5)就 業 の状 況 お よび保 険,年 金,暮 ら しの 状 況 6)合 併 症 の 有 無 とそ の 内 容

7)日 常 生 活 の 状 況

8)治 療 に対 す る理 解 と 自己 管 理 の 状 況 9)希 望 す るサ ー ビス につ い て

5.分 析 方 法

本 報 で は,全 体 の 概 要 と傾 向 を把 握 す る こ と を 目 的 と し,単 純 集 計 をお こな っ た 。

II.結

回 答 が 得 ら れ た の は,524名(回 収 率72.8%)で,す べ て が 有 効 回 答 で あ っ た 。

1.対 象 者 の 属 性

表1に 示 す よ う に,性 別 に つ い て は 男 女 と も に259名 で,同 じ 割 合 で あ っ た 。 年 齢 の 分 布 に つ い て は,50 代 ・60代 が 全 体 の60.1%と 半 数 以 上 を 占 め て お り,80歳 以 上 も20名(3.8%)み ら れ た 。

表7調 査 対 象 者 の 背 景(n=524)

性別 男性

女性 無回答

人 数(%) 259(49.4) 259(49.4) 6(t.t)

年齢 20代

30代 40代 50代 60代 70代 80歳 以 上 無 回答

人 数(%) 3(0.6) 22(4.2) 71(13.5) 155(29.6) 160(30.5) ss(≫.o) 20(3.8) 4(0.8)

'結

婚の状況 未婚

既婚 配偶者死別 配偶者離別 無回答

人 数(%) 47(9.0) 366(69.8)

60(11'.5) 23(4.4) 28(5.3)

人数(%)

居住状況 家族 と同居

独 居 夫婦のみ その他 無回答

469(89 36(6 6(1 5(1 8(1

5) 9) t) o) 5)

(4)

血 液 透 析 を受 け てい る腎 不 全 患 者 の現 状 と認 識 に 関 す る調査

結 婚 の 状 況 につ い て は,既 婚 者 が も っ と も多 く,全 体 の7割 近 く を 占 め て い た 。 居 住 状 況 で は,家 族 と同 居 が も っ と も多 く,全 体 の9割 近 く と な っ て い た が, 独 居 お よ び夫 婦 の み の 世 帯 が そ れ ぞ れ6.9%,1.1%み ら

れ て い た 。 そ の 他 と して,病 院 に入 院 あ る い は施 設 に 入 所 して い る 者 が 若 干 名 み られ た 。

2.原 因疾 患 お よび 血 液 透 析 に至 った 過 程

原 因 疾 患 に つ い て は,表2に 示 す よ う に,慢 性 腎 炎 が も っ と も多 く全 体 の47.1%,次 い で 急 性 腎 炎7」%,

ネ フ ロ ー ゼ6.9%と な っ て い た 。 な お 糖 尿 病 に起 因 す る 者 は,17.6%と な って い た。 原 因疾 患 が発 見 され た 時 の 状 況 につ い て は,自 覚 症 状 が あ り自 ら受 診 行 動 を起 こ した者 が49.2%と 半 数 近 くを 占 め て い た 。 そ の他,健 康 診 断 で指 摘 され た 者19.8%,別 の病 気 の 治療 中 に 指摘 さ れ た者26.9%が み られ た。

透 析 導 入 に至 っ た プ ロ セ ス に つ い て は,透 析 開始 ま で の 期 間 は,3年 未 満 が もっ と も多 く38.9%で,中 に は そ の 日の う ち に 導 入 に な っ た 者 や1年 以 内 に 導 入 に な っ た 者 も あ っ た 。 ま た,20年 以 上 期 間 が あ っ た 者 も, 全 体 の11.5%み られ た 。 透 析 開始 ま で の治 療 状 況 に つ い て は,治 療 を継 続 して い た 者 が も っ と も多 く,全 体 の 7割 近 くを 占 め て い た 。 一 方,自 らの 判 断 で 治 療 を 中 断 した者7.3%,治 療 が 必 要 と言 わ れ なが ら も放 置 して い た 者6.7%と 少 数 で は あ る が み られ た 。

3.現 在 受 け て い る 透 析 療 法 の 状 況 と 通 院 の 状 況 透 析 し て い る 期 間 は,3年 未 満 が も っ と も 多 く24.6%

で あ っ た(表3)。 な お20年 以 上 に わ た る 長 期 透 析 患 者 も54名(10.3%)み ら れ た 。1週 あ た りの 透 析 回 数 は, 3回 が も っ と も多 く89.7%と な っ て い た 。 ま た,CAPD と 併 用 し て い る 者 も2名(0.4%)み ら れ た 。 透 析 の 時 間 帯 と し て は,午 前 中 が も っ と も 多 く63.5%,午 21.8%,夜 間11.1%と な っ て い た 。 曜 日 に よ っ て 午 前 中 と 午 後,あ る い は 午 前 中 と夜 間 な ど 流 動 的 に 行 っ て い る ケ ー ス も12名(2.3%)み ら れ た 。1回 の 透 析 時 間 は, 3時 間 以 上4時 間 未 満 が62.8%で も っ と も 多 く,4時 以 上5時 間 未 満 が29.0%と な っ て お り,そ れ ら で 全 体 の 9割 以 上 を 占 め て い た 。 透 析 中 の 食 事 の 提 供 に つ い て は,395名(75.4%)が 無 料 で 出 る と 答 え て い た 。 最 近 の 体 調 に つ い て は,良 い ・ ま あ 良 い ・普 通 と答 え た 者 が 全 体 の76.8%を 占 め て お り,あ ま り 良 く な い ・良 く な い と答 え た 者 は,19 .5%に と ど ま っ た 。

表3対 象者 の透析 状 況(n=524)

透析 してい る3年 未 満

期 間3年 以 上5年 未 満

5年 以 上10年 未 満 10年 以 上15年 未 満 15年 以 上20年 未 満 20年 以 上 無 回答

人 数(%) 129(24..6)"

88(16.8) 128(24.4) フ6(14.5)

44(8.4) 54(10.3}

5(1.0}

表2透 析開始 前 の状 況(n=524)

透析 にいたった1位 慢性腎炎

直接疾患2位 糖尿病

3位 急性 腎炎 4位 ネフローゼ

人 数(%) 247(47.1)

92(17.6) 37(7.1) 36(6.9)

透 析 回数1回 (回/週)2回

3回 4回 2週 間 に5回 CAPDと 併 用 無 回 答

人 数(%) 2(o.a) 36(6.9) 470(89.7)

〉〉(2.t) 1(o.z) 2(0.4) 2(0.4)

透 析 開 始 までの3年 未 満

期 間3年 以 上5年 未 満

5年 以 上10年 未 満 10年 以 上15年 未満 15年 以 上20年 未満 20年 以 上 無 回答

人 数(%) 204(38.9)

65(12.4) 85(16.2) 45(8.6) 47(9.0) 60(11.5) 18(3.4)

透析時間3時 間未満

(時間/回)3時 間以 上4時 間未満 4時 間以 上5時 間未満 5時 間以上6時 間未満 6時 間以上

無回答

人 数(%) 24(4.6) 329(62.8}

152(29.0)

$(1.5) 1(0.2) 10(1.9}

透析開始 までの 治療を継続 していた 治療状況 治療 して改善 し,中 止

自らの判断で中止 治療が必要も放置 治療の必要なし 無 回答

人 数(%) 365(697)

30(5 フ) 38(73) 35(67) 2s(50) 30(57)

最近の体調 艮い

まあ良い 普通

あまり良くない 良くない 無回答

人 数(%) 81(15.5) 132(25.2}

189(36.1}

92(17.6}

10(1.9}

za(s.8>

(5)

月 田 佳 寿 美,宮 崎 徳 子

透 析 を 受 け て い る 病 院 ・施 設 に つ い て は,人 員,施 設 ・設 備,相 談 窓 口 体 制 の3要 因 に つ い て,そ れ ぞ れ 満 足 度 お よ び 改 善 を 望 む 点 な ど を 答 え て も ら っ た 。 ま ず 人 員 体 制 に つ い て は,図1に 示 す よ う に,58.8%の 者 が 満 足 と 答 え て い た 。 一 方,改 善 を 望 む と 答 え た 者 は13.7%で,ス タ ッ フ 特 に 看 護 婦 の 数 を 増 や し て 欲 し い (29名),専 従 の 医 師 や 看 護 婦 を 増 や して 欲 しい(5名), ま た 数 の 問 題 だ け で は な く,専 内 的 な 知 識 を も っ た 看 護 婦 を 望 む 声 も4名 み ら れ た 。 施 設 ・設 備 に つ い て は, 55.7%の 患 者 は 満 足 と 答 え て い た 。 改 善 を 望 む と答 え た 者 は12.2%で,ベ ッ ド を 電 動 に し て 欲 し い(5名),ベ

ッ ド の 間 隔 を も う 少 し広 く し て 欲 し い(8名)な ど の 意 見 が 目 だ っ た 。 ま た テ レ ビ に つ い て も,共 同 で 自 由 が き か な い こ と へ の 不 満 が き か れ た(4名)。 相 談 窓 口 体 制 に つ い て は,44.5%の 患 者 が 満 足 と答 え て い る 一 方 で,そ う い っ た も の が あ る か ど う か 分 か ら な い(5名), そ の よ う な シ ス テ ム は 存 在 し な い(6名)と 答 え る 者

も あ っ た 。

通 院 に か か る 費 用 に つ い て は,月 に5千 円 以 内 (26.3%),1万 円 以 内(25.4%)が 半 数 以 上 を 占 め て い た 。 通 院 の 付 き添 い に つ い て は,配 偶 者68名(13.0%), 同 居 し て い る 親 や 子 供 あ る い は 子 供 の 配 偶 者 と い っ た 同 居 の 親 族 が31名(5.9%)と な っ て い た 。 な お, 72.7%の 患 者 は,付 き添 い は 不 要 と 答 え て い た 。

表4通 院 の 状 況(n=524)

通院方法 自家 用車

タクシ ー 電 車 ・バ ス 家 族 が 車 で送 迎 病 院の 送 迎 バ ス

自転 車 ・オー トバ イ 徒 歩

無 回答

人 数(%) 23d(43.9)

35(6.7) 32(6.1) 114(21.8) 16(3.1) 18(3.4) to(2.7) 55(12.4)

通 院時 間1d分 未 満 (片道)m分 以 上30分 未満

30分 以 上1時 間 未満 1時間 以 上2時 間未 満 無 回答

人 数(%) 101(193) 234(447) 113(21fi)

8(15) o)68(13

口満 足D普 通m改 善 して ほ しい 口無回 答

人員体制

施設 ・設 備

相談窓口

s

20% 40% 60% 60%

図1透 析 を受 けている機 関につ いての満 足 度

通院費用 千円未満

(円/月1千 円以上5千 円未満 5千 円以上1万 円以 内 1万円以上2万 円以 内 2万 円以上3万 円以内 3万 円以上

交通費はかからない 無回答

人 数(%) 36(6.9) 138(26.3) 133(25.4) 52(9.9) 18(3,.4) 14(2.7) 48(9.Z) 85(16.2)

ioox

通院の付き添い 不要 配偶者

同居の親族 別居の子供 兄弟 ヘルパーなど その他 無回答

人 数(%) 381(72.7)

68(13.fl) 31(5.9) 5(1.0) z(a.4) s(a.$) z(a.4) 32(6.1)

通 院 方 法 に つ い て(表4)は,自 分 で 運 転 す る 車 が も っ と も 多 く43.9%,次 い で 家 族 が 運 転 す る 車 で 送 迎 が 21.8%と な っ て い た 。 な お 調 査 対 象 と な っ た20施 設 の う ち,送 迎 バ ス を 所 有 し て い る 施 設 が1カ 所 あ り,16名

(3.1%)が 利 用 して い た 。 片 道 の 通 院 時 間 は,30分 未 満 が も っ と も 多 く44.7%,次 い で30分 以 上1時 間 未 満 と10 分 未 満 が ほ ぼ 同 じ割 合 で,2割 前 後 と な っ て い た 。 ま た,1時 間 以 上2時 間 未 満 と答 え た 者 も,少 数 で は あ っ た が8名(1.5%)み ら れ た 。

冬 季 の 通 院 に 関 して,困 難 が あ る と答 え た者 は176名 (33.6%),な い と答 え た者 は255名(48.7%)で あ っ た 。 冬 季 の 通 院 で 困 る こ と と して,そ の 内 容 を 図2に 示 し た 。 積 雪 と凍 結53名,雪 道 や 凍 結 し た道 路 を 自分 で 運 転 す る の が 不 安26名,積 雪 で 道 路 が 渋 滞 す る と透 析 開 始 時 刻 に遅 れ る17名,バ ス や 電 車 な ど の 公 共 交 通 機 関 も 時 間 通 り に な ら な い13名 な ど と な っ て い た 。 ま た, 徒 歩 や 自転 車 な どで は通 院 しに く くな る た め,タ ク シ ー を 利 用 す る こ と に な り,交 通 費 が か さむ とい う意 見

(6)

血 液 透 析 を受 け て い る腎不 全 患 者 の 現 状 と認 識 に 関す る調 査

も5名 み ら れ た。 病 院 が も と も と高 台 に あ り,冬 季 は ます ます 通 院 が 大 変 に な る とい う意 見 も きか れ た(5 名)。

積 雪 と凍 結 ・ 雪 道 の運 転 が 怖 い ・ 透 析開 始時刻 に遅 れ る1 バス・電車が時間通りに来ない・

寒 さ と 疲 労 除 雪 が 大 変i 駐車 場が確 保で き ない・

自転車・徒歩で通院できない・

交 通 費 が か さ む ・ 病院の立地条件によるもの・

そ の 他 巳 轟曝

恥'麟'

0 io zo 30 40

図2冬 季 の 通 院 で 困 る こ と

so̲̲eo霞 微

腎 移 植 に つ い て,移 植 希 望 の 状 況 を 表6に 示 した 。 移 植 を希 望 しな い 者 が もっ と も多 く,7割 近 く を 占 め て い た 。 移 植 を希 望 し な い 理 由 に つ い て は;年 齢 的 に 無 理 が も っ と も多 く168名,他 に は 移植 に対 す る 不 安 が 大 きい130名,透 析 療 法 が うま くい って い る か らll6名, 移 植 に耐 え られ る体 調 で は ない81名 な ど と な っ て い た 。 そ の他 の 中 に は,高 齢 の た め ネ ッ トワ ー ク登 録 を拒 否

さ れ た,移 植 を 希 望 して い た が 機 会 に恵 ま れず,老 齢 に な っ て しま っ た な どの 意 見 が み られ た。 生 体 腎 移 植, 献 腎 移 植 の い ず れ か あ る い は ど ち ら も希 望 す る 者 は, 表6に 示 す よ う に120名(23.0%)で あ っ た 。 献 腎 移 植 希 望 者 で,実 際 に臓 器 移 植 ネ ッ トワ ー ク に 登 録 して い る の は69名 で あ っ た 。 今,臓 器 の 提 供 が あ っ た らす ぐ にで も手 術 を受 け る か の 問 い に 対 して,受 け る と答 え た の は75名 で あ っ た。9名 は 受 け な い,48名 は わ か ら な い と答 え て い た 。 家 族 が 腎 バ ン ク に登 録 して い る の は,67名(12.8%)で あ っ た。

4.CAPDお よ び 腎 移 植 に つ い て の 認 識

CAPDの 認 知 度 に つ い て は,表5に 示 す よ う に,6割 以 上 が 「良 く知 っ て い る 」 あ る い は 「知 っ て い る 」 と 答 え て い た 。CAPDに つ い て の 知 識 を い く ら か 持 っ て い る 上 で の 希 望 の 状 況 は,自 分 か ら あ る い は 医 師 の 勧 め で 希 望 す る と し た 者 は3.6%に と ど ま り,半 数 以 上 は 希 望 し な い(71.6%)と 答 え て い た 。CAPDを 希 望 し な い 理 由 と し て,血 液 透 析 の 方 が 安 心197名,万 一 の 時 に 不 安50名,腹 部 の 手 術 を し て い る た め6名 な ど が み ら れ た 。 ま た,実 際 にCAPDを 経 験 し た が,う ま くい か な か っ た と い う 意 見 が12名 あ っ た 。

n=524 希望 の 状 況

表6腎 移植 につ いて

生体腎移植希望 献腎移植希望

生体腎 ・献腎 のどちらも希望 移植は希望 しない 無 回答

人 数(%) 14(2.7) ,48(9.2) 58(11.1) 362(64.1) 42(B.0)

複数回答あり 移植を希望 しない理 由

透析療 法がうまくいってい る 移植 に対する不安 が大きい 移 植に耐 えられ る体調ではない

年齢的に無理 費用が心配

他人の臓器提供 を受けたくない 障害 年金が受 けられなくなる その他

人 数 116 ]30 81 i68 51 24 5 17

n=524 CAPDの 認 知 度

表5CAPDに つ い て

n=156{移 植 の 希 望 あ り) 人 数(%)

良 く知 って い る.74(14.1) 知 って い る257(49.0)

聞 い た こ とは あ る が 良 く知 ら な い133(25.4) 知 ら な い45(8.6)

無 回 答15(2.9)

ネッ トワー クへ の 登 録状 況

登録 している 登録 していない わからない 無回答

人 数(%) 69(44.2) 39(Z5.0) 5(3.2) 43(27.6)

n=t56(移 植 の 希 望 あ り)

n=419 希 望 の 状 況

人 数(%) 7(1.7) 8(1.9) ss(a.s}

300(71.6}

46(11.0}

22(5.3}

今すぐ手術 を 受けるか

自分から希望する 医師の勧めで希望する 医師の勧めで考える 希望 しない わか らない 無回答

受ける 受 けない わか らない 無 回答

人 数(%) 75(48.1)

9(5.8) 48(30.8) 2a(is.a>

n°524 家 族 の 腎 バ ンク 登 録 状 況

登録 している 登録 していな い 家族 はいない 無回答

人 数(%) 67(12.8) 397(75,8) 17(3.2) 43(8.2)

(7)

月 田 佳 寿 美,宮 峙 徳 子

5.就 業 の 状 況 お よ び 保 険,年 金,暮 ら しの 現 状 就 業 の 状 況 に つ い て は,表7に 示 し た 。147名 (28.1%)は 何 ら か の 仕 事 を も っ て お り,319名(60.9%) は 無 職 で あ っ た 。仕 事 の 内 容 は,事 務 職 ・販 売 業16 .6%,

表7就 業 の状 況 n=524

就 業 の状 況 自 営業 正 規社 員

パ ー ト・アルバ イ ト 内職 な ど

専業 主 婦 就業 な し 無 回答

人 数(%) 57(10.9)

51(9.7)

33(6.3) 49(9.4) 270(51.5) 64(12.2)

"=205(就業あり)

仕 事 の 内容 専 門 技術 職 管 理 的職 業 事 務職 ・販 売 業 サ ー ビス業 農 林 ・漁業 建 築 労 務 製 造 業 内職 その 他 無 回 答

人 数(%) 16(7.B) 21(10.2) 34(16.6)

19(9 16(7 4(2 27(13 3(1 s(z 59(28

3) a) o) z) 5) 9) a)

n=205(就 業あ り) 労 働 日 数

(日/週) 1日 2日 3日 4日 5日 5.5日 6日 7日.

無 回 答

人 数(%) 2(1.0) 13(6.3) 19(9.3) 16(7.8) 52(25.4)

10(4.9) 26(12.7)

8(3.9) 59(28.8}

n=205(就 業あ り) 労 働 時 間

(時 間/日)

3時 間未満

3時 間以上5時 間未満 5時 間以上7時 間未満 7時 間以上8時 間未満 8時 間以上

その他 無回答

人 数(%) 19(9.3}

26(12.7}

26(12.7) 40(19.5}

33(16.1}

1(0.5}

60(29.3}

n=205(就業あり)

疲労 の 程 度 非 常 に疲 れ る やや 疲 れ る 疲 労 は感 じない

無 回答

人 数(%) Z5(12.2}

86(42.0}

32ぐ15.6) 62(30.2}

n=205(就業あり) 職 場 の理 解 あ る

や や ある 普 通

どちらか とい えば ない ない

病 気 を隠 してい る 無 回答

人数(%) 78(38 18(8 25(12 8(3 1(0 3(1 72(35

a) 8) 2) 9) 5) 5) t)

製 造 業13.2%,管 理 的 職 業10.2%な ど と な っ て い た 。 就 業 の 形 態 は,自 営 業 が も っ と も多 く57名(10.9%),正 規 の 社 員 が51名(9.7%),パ ー ト ・ア ル バ イ ト ・内 職 を

あ わ せ て33名(6.3%)と な っ て い た 。1週 あ た り の 労 働 日 数 は,1日 か ら7日 ま で ば ら つ き が 認 め ら れ た が, 5日 と答 え た 者 が も っ と も多 く52名(25.4%)で あ っ た 。 な お,表 に 示 し た パ ー セ ン テ ー ジ は,専 業 主 婦 お よ び 就 業 な し と 答 え た319名 を 除 外 し た も の で あ る 。5.5日 以 上 と 答 え た 者 も 多 く,中 に は7日 と 答 え た 者 も8名

(3.9%)み ら れ た 。1日 あ た り の 労 働 時 間 は,7時 間 以 上8時 間 未 満40名(19.5%),8時 間 以 上33名(i6.1%)

と な っ て い た 。 仕 事 を し て い る こ と に よ る 疲 労 の 程 度 は,「 や や 疲 れ る 」 と 答 え た 者 が86名(42.0%)で も っ と も 多 く な っ て い た 。 職 場 の 理 解 の 有 無 に つ い て は ,

「理 解 が あ る 」 あ る い は 「や や あ る 」 と答 え た 者 を あ わ せ る と,96名(46.8%)と な っ て い た 。 一 方 で は,透 を 受 け て い る こ と を 隠 し て い る 者 も3名 み ら れ た 。 な お,職 業 に 就 い て い な い 理 由 と し て は,「 体 調 が 悪 い 」 あ る い は 「老 齢 の た め 探 し て い な い 」 が そ れ ぞ れ75名, g4名 と も っ と も多 く な っ て い た 。 ま た,働 く意 欲 が あ

り仕 事 を 探 し て い る が,「 適 し た 職 場 が な い 」 あ る い は

「受 け 入 れ て く れ る 職 場 が な い 」 と答 え た 者 も41名 み ら れ た 。 そ の 他 女 性 に お い て は,家 事 を す る の に 精 一 杯 と い う 意 見 も あ っ た 。

保 険,年 金,暮 ら し の 状 況 に つ い て は,表8に 示 し た 。 健 康 保 険 の 種 類 に つ い て は,本 人268名(51.1%), 家 族244名(46.6%)と,ほ ぼ 半 数 ず つ を 占 め て い た 。 家 計 の 中 心 者 で あ る か ど う か の 問 い に 対 し て は,中 者 で あ る205名,中 心 者 で は な い299名 と,後 者 の 方 が 多 く な っ て い た 。 公 的 年 金 の 受 給 の 有 無 に つ い て は, 受 け て い る が44豆 名(84.2%)で,受 け て い な い63名

(12.0%)に 比 べ て 圧 倒 的 に 多 く な っ て い た 。 年 金 の 種 類 に つ い て は,複 数 に わ た っ て 受 給 し て い る 者 が あ り, 延 べ 数 で 示 し た が,障 害 年 金,老 齢 年 金 が 大 部 分 で あ っ た 。 経 済 状 態 に 関 し て は,普 通 で あ る と 答 え た 者 が 全 体 の6割 近 く を 占 め て い た が,苦 し い あ る い は 非 常 に 苦 し い と答 え た 者 も83名(15.9%)み ら れ た 。 生 活 が 苦 し い 理 由 と し て は,「 病 気 の た め 働 け な い 」52名,

「働 い て も 収 入 が 少 な い 」15名,「 病 気 の た め 出 費 が 多 い 」ll名 な ど と な っ て い た 。 生 活 保 護 の 有 無 に つ い て

は,「 受 け て い る 」 と 答 え た 者 は15名(全 体 の2.9%)に

一34一

(8)

血 液 透析 を受 けて い る腎 不 全 患 者 の 現 状 と認 識 に 関す る調 査

と ど ま っ て い た 。

趣 味 の 有 無 に つ い て は,持 っ て い る 者 が 若 干 多 く な っ て い た 。 趣 味 を 持 た な い 理 由 と し て は,「 疲 労 が 強 い 」 61名,「 時 間 が な い 」38名 な ど が み ら れ た が,「 も と も

と持 っ て い な い 」 と答 え た 者 も100名 あ っ た 。

7.日 常 生 活 の 状 況

日 常 生 活 に お け る 周 囲 の 介 護 を 必 要 と し て い る 状 況 に つ い て,表10に 示 し た 。 介 護 を 必 要 と し て い る 者 は 全 体 的 に 少 な く,多 い も の で も 屋 外 の 歩 行37名,入 32名,衣 服 の 着 脱19名 な ど と な っ て い た 。

な お,介 護 保 険 の 認 定 を 受 け て い る 者 は,56名 (10.7%)で あ っ た 。

表8保 険,年 金 。暮 らし 複数回答あり

公 的年金の 障害(基 礎)年 金1級 受給状況 障害(基 礎)年 金2級

障害年金3級 老齢年金 遺族基礎年金など

人 数 161 101 zo 158 3

人 数(%) 7)14(2 2)69(13 313(597)

28(53) 28(53)

7)72(13

表10日 常生 活の状 況

複数回答あり 人数

n=524

経 済 状 態 非常 に苦 しい 苦 しい 普通 や や楽 無 回 答

入浴 室内の移動 屋外歩行 衣服の着脱 排便や排尿

食事 寝返り その他

n=524

趣 味の 有 無 趣 味あ り 趣 味 な し 無 回 答

32 12 37 19 11 15 6 s

人 数(%) 252(48.1) 205(39.1) 67(12.8)

6.合 併 症 の 有 無 と 内 容

合 併 症 に つ い て は,「 あ る 」 が450名(85.9%)で,

「な い 」27名(5.2%)に 比 べ て 圧 倒 的 に 多 く な っ て お り, 大 部 分 は 何 ら か の 合 併 症 を 抱 え て い る こ と が 分 か っ た 。 詳 し い 内 訳 に つ い て(表9)は,高 血 圧 が も っ と も 多

く260名,視 力 ・聴 力 障 害167名,骨 ・関 節 障 害130名 ど が 多 く な っ て い た 。 な お,1人3〜4と 複 数 の 合 併 症 を 抱 え て い る 者 も み ら れ た 。

8.治 療 に対 す る認 識 と自 己管 理 の状 況

治 療 に 関 す る説 明 を 医 療 者 側 か ら ど の程 度 受 け て い る の か とい う こ と につ い て,図3に 示 した 。 十 分 に受 け て い る か ら あ る 程 度 は 受 け て い る とす る者 ま で を あ わ せ る と,全 体 の9割 以 上 に の ぼ っ た 。 全 く受 け て い な い と答 え た 者 は み ら れ な か っ た 。 受 け て い る 治 療 に つ い て どの程 度 理 解 して い る の か とい う こ と に つ い て は,よ くわ か る か ら あ る 程 度 は 理 解 して い る とす る者 まで あ わ せ る と,全 体 の9割 近 くに の ぼ っ た。 一 方 で, あ ま り理 解 して い な い26名(5.0%),ま っ た く理 解 して い ない1名(0 .2%)も み られ た 。

表9合 併症 の状 況

複数回答あり 人数

1位 高血 圧260 2位 視 力 ・聴 力 障害167 3位 骨 ・関節 障 害130 4位 糖 尿病105 5位 心 疾 患86

治療に関する説明

あま り十分

でない5%無 回答4%

.11 普 蓮

2黛%.

まあ まあ 受け てい る28%

十 分 に受 け て い る

43

治療に対する理解

あ ま り理 解 し

てい な い5%無 回 答5%

普 通 23%

よくわかる 24%

まあ まあわか る 43

図3治 療 に対 す る認 識

(9)

月 田佳 寿 美,宮 崎 徳 子

自 己 管 理 の 状 況 につ い て(図4)は,い ず れ の 項 目 につ い て も無 回 答 で あ っ た136名 を除 き,集 計 を お こ な っ た。 そ れ ぞ れ の 項 目 にお い て,「 問 題 な し」 と答 え た 者 も半 数 以 上 み られ た が,も っ と も 自 己管 理 の 困 難 を 多 くの 人 が 訴 え て い た の は,「 水 分 の 制 限 」 で あ っ た 。 自 己 管 理 に 関 す る10項 目 を,守 る こ とが 困 難 な順 に1 位 か ら10位 まで 順 位 ブ け をお こ な っ て も ら っ た と ころ,

同 じよ う に 「水 分 の制 限 」 を第1位 に 挙 げ て い る者 が, も っ と も多 くな っ て い た 。 次 い で リ ン含 有 食 品 の制 限, 塩 分 の制 限,カ リウ ム の 制 限 な ど とな って い た。 な お, 図4に は上 位5位 ま で を示 した。

と に 理 解 が あ る とい う意 見 も きか れ た 。 職 場 にお い て は,通 院 の た め の 時 間調 整 や,肉 体 労 働 な どの 重 労 働 は課 さ な い とい っ た 配 慮 が さ れ て い る こ とが 明 らか と な っ た。

1位

2位

3位

適度r運 動 カリウムの 】

塩分の諭限 リンa有 食品の制 限 r;..a≪ysr,

カ ロ リ ーの 制 限 リン 含 有 食 品 の 制

.,水 分 の 制 限 塩分1

?制 限 カリウムの制限 ,。,.の 制濃

タンパク質の莉限 曜 《̀e《

リ ン 含有 食dOOの 制 限 塩 分 の制 険

カリウムの制限

4位

5位

カ リウ。の紬 カ ロ リ ー の 制 陳

リ・舗 食や 制限 塩分 の制限

タンパ ク の   寧・・制限1カリウムの制限

哩 《 《弓 《̀ タ ンパク質め制限

リン含有 食品の制限 カロリーの制限

水分の制限

020408080100120

図4自 己 管理 困難 な項 目(上位5位)度 周 囲 の 協 力 を 得 て い る と 感 じ る 項 目 に つ い て,家 と 職 場 に 分 類 し て 表11に 示 し た 。 家 庭 に お い て は,食 事 の 管 理 や 水 分 の 管 理 な ど 自 己 管 理 の 面 に お い て の サ ポ ー トが 重 要 で あ る こ と が 分 か っ た が,つ ら い と き の 心 の 支 え と い っ た 精 神 的 な サ ポ ー トの 役 割 も 担 っ て い る と い う 事 実 が 明 ら か と な っ た 。 ま た,そ の こ と と 関 連 し て,少 数 意 見 で は あ る が,仕 事 を し な い で い る こ

9.希 望 す る サ ー ビ ス に つ い て

今 後 希 望 す る 公 共 の 施 設 や サ ー ビ ス 機 関 に つ い て, 表12に ま と め た 。 食 事 や 栄 養 に 関 し て 相 談 す る 機 関 へ の 要 望 が も っ と も 高 く,215名 と な っ て い た 。 経 済 的 な 問 題 に つ い て 相 談 す る 機 関 や 就 業 に つ い て 相 談 す る 機 関 へ の 要 望 は あ ま り高 く は な く,む し ろ 精 神 的 な 悩 み に つ い て 相 談 す る 機 関 へ の 要 望 が155名 と 高 く な っ て い た 。 そ の 他 の 内 容 と し て,冬 季,通 院 の た め の コ ー デ ィ ネ ー トの 役 割 を 担 っ て く れ る よ う な 機 関 を 望 む 意 見 が あ っ た 。

表12希 望 す る サ ー ビ ス

複 数 回答 あ り 人 数

てPX215

精神 的 な悩 み に つ い て相 談 す る機 関155 レ ク リエ ー シ ョ ンに参 加 で きる機 関140 経 済 的 な 問題 に つ い て相 談 す る機 関97 就 業 につ い て相 談 す る機 関87 ボ ラ ンテ ィア を紹 介 す る機 関73 そ の他13

表11周 囲 か らの 協 力

複数回答あり 人数

一 水分の管理146 服薬83 通院138 家事138 心の支え149

その他4 ﹄  皿

lll.考 察

透 析 患 者 の属 性,原 因 疾 患,受 け て い る透 析 治 療 の 概 要 な ど につ い て は,1996年 度 の 血 液 透 析 患 者 実 態 調 査 報 告 書(1)お よ び1999年 度 の 日本 透 析 医 学 会 の統 計 調 査(2)と 比 較 ・検 討 を お こ な っ た 。 そ の 結 果,対 象 者 の 年 齢 分 布 の 特 徴 に つ い て は,ほ ぼ 同 じ よ う な傾 向 で, 50代 ・60代 が 多 くな っ て い た。 透 析 人 口全 体 の 平 均 年 齢 が60.6歳 と60歳 を超 え(2),高 齢 化 が ま す ます 進 行 し て い る の は全 国 的 な 傾 向 で あ る が,福 井 県 に お い て も そ の傾 向 は顕 著 で,70代 ・80代 の 占 め る割 合 は,全 国 調 査 を上 回 っ て い た 。 原 因 疾 患 につ い て は,全 国 で も 糖 尿 病 性 腎 症 が 慢 性 糸 球 体 腎 炎 を超 え,原 因 疾 患 の ト ップ に な っ て い る(2)と い う特 徴 を 反 映 して か,福 井 県 に お い て も17.6%と 大 き な割 合 を 占め て い た。透析 年 数, 週 あ た りの 透 析 回 数,1回 の 透 析 時 間 な ど透 析 治 療 の 概 要 に つ い て は,全 国 の 調 査 結 果 と 同 じ よ う な傾 向 で あ っ た 。 透 析 年 数 につ い て は,20年 以 上 継 続 して い る 者 が60名 お り,全 国 調査 の 結 果 を 大 き く上 回 っ て い た。

「週3回,4〜5時 間透 析 が 定 着 して きて い る(1>」 とい う こ とで あ る が,今 回 の 調 査 で は,3〜4時 間 透 析 が

(10)

血 液 透析 を受 けて い る腎 不全 患 者 の 現 状 と認 識 に 関 す る調 査

まだ ま だ 主 流 と な って い た 。 また,も っ と積 極 的 に夜 間 透 析 を導 入 して欲 しい と い う希 望 も あ り,仕 事 を持 つ 人 が 全 体 の3割 近 くい る こ と を考 え る と,そ の 就 業 状 況 に あ わ せ た柔 軟 な 治 療 計 画 と医療 体 制 が 求 め ら れ

よ う。

透 析 を受 け て い る病 院 ・施 設 に つ い て は,人 員 体 制 の 面 で は,看 護 婦 の 数 を増 や して欲 しい と い う量 的 な 問 題 だ け で な く,専 門 的 な 知 識 や技 術 の 豊 富 な 専 従 の 看 護 婦 を望 む 声 が き か れ た 。 患 者 が 求 め て い る の は, 正 確 な知 識 に経 験 が 加 味 され た よ り具 体 的 で 実 践 的 な 患 者 教 育,指 導 で あ る と推 測 され る。 看 護 職 にお い て も専 門分 野 化 が 進 む 中,高 度 な 知 識 と高 い指 導 能 力 の 求 め ら れ る透 析 看 護 の 分 野 に お い て も,専 門 的 な教 育 プ ロ グ ラム の 整 備 と,エ キ スパ ー トと して 活 躍 で き る よ う な 環 境 の 整 備 が 必 要 で あ る と考 え る 。 現 在,病 院 単 位 で 独 自 の プ ロ グ ラ ム の も とに透 析 専 門看 護 婦(士)

が 養 成 され 活 躍 して い る よ うで あ る が,宇 田 ら(3)も 述 べ て い る よ う に 腎 不 全 専 門 看 護 婦(士)の 実 現 が 望 ま

れ る 。 ま た,臨 床 工 学 技 師 につ い て も,そ の 配 置 状 況 や 数 を把 握 し,そ の 充 足 に つ と め る 必 要 が あ る 。 今 回 の 調 査 結 果 か ら,患 者 の 治 療 に対 す る 関 心 や 理 解 は い ず れ も高 く,「 自分 の健 康 に は 関心 が 強 く,自 分 の受 け て い る医 療 に 満 足 して い る が,病 気 の 理 解 度 は そ れ ほ ど高 くない 」(4)と す る先 行 研 究 とは 結 果 が異 な っ て い た 。 今 回 は 質 問 項 目 も限 られ た もの で あ っ た の で,健 康 へ の 関 心 ・医 療 へ の 満 足 度 ・病 気 の 理 解 度 に つ い て は,追 加 調 査 が 必 要 と考 え る 。 ま た,自 分 の 健 康 に は 不 安 を感 じて い る(4)と い う こ とか ら,常 に死 と向 き合 っ て い る 患 者 の 気 持 ち を 理 解 し,不 安 の 軽 減 に努 め る よ う な 関 わ りが 必 要 で あ る と考 え る 。 こ の よ うな 状 況 に あ る患 者 の 要 望 に応 え て い け る よ う,量 的 に も質 的

に も更 な る 充 実 が 望 まれ る。

施 設 ・設 備 に つ い て は,そ れ ぞ れ の 病 院 の 実 情 に あ わ せ て様 々 な意 見 が 出 さ れ て い た が,ベ ッ ドの 間 隔 が 狭 い こ と や,テ レ ビが 自 由 に 見 られ な い こ と に関 して は,共 通 して 挙 げ ら れ て い た 。 透 析 は,3時 間 か ら5 時 間 以 上 に も及 ぶ 治 療 で あ り,そ の 間患 者 は,ベ ッ ド 上 で の 安 静 を余 儀 な く さ れ る 。 体 調 に も よ る が,こ の 時 間 を ど の よ う に 過 ご す か は,患 者 の 透 析 治 療 に対 し て 取 り組 む 姿 勢 や,QOLの 向 上 に大 き く関 わ る もの

と推 測 さ れ る。 多 くの 病 院 の 透 析 施 設 は オ ー プ ン フ ロ

ア で,隣 の 患 者 と の 間 隔 が 狭 く,カ ー テ ンな どの 仕 切 りが な い 状 態 で は,患 者 の プ ラ イバ シー が 守 られ に く い状 況 に あ る 。 隣 の ベ ッ ドで,患 者 が 急 変 とい う状 況 もあ り得 る わ け で あ る 。 人 工 腎 臓 や ベ ッ ドの 数 す ら不 足 し て い る よ う な この 現 状 で は,今 す ぐの 改 善 は 困 難 で あ ろ うが,長 期 的 な展 望 に 立 ち,患 者 本 位 の 治 療 環 境 が 整 備 され る必 要 が あ る と考 え る。

透 析 を受 け て い る病 院 や 施 設 の 相 談 窓 口 体 制 につ い て は,患 者 は 食 事 や 栄 養 とい っ た 生 活 の 管 理 に つ い て の 相 談 窓 口 や,悩 み を 聞 い た り して くれ る精 神 的 な サ ポ ー トシ ス テ ム を要 望 して い る に も 関 わ らず,病 院 の 中 に そ う い っ た 窓 口 が な か っ た り,あ る の か ど う か さ え も分 か ら な い と い っ た現 状 が あ る。 今 後,さ らに 詳 し く現 状 を把 握 し,改 善 につ な げ て い くこ とが 必 要 で あ る と考 え る 。

通 院 の 状 況 につ い て は,雨 や 雪 の 日が 多 い と い う福 井 の 自然 環 境 に よ る 影 響 が 顕 著 に あ らわ れ た もの で あ る と考 え る。 ま た,公 共 の 交 通 機 関 が 発 達 して い な い た め,通 院 方 法 も 自分 で 運 転,あ る い は家 族 が 運 転 す る 自家 用 車 が も っ と も多 くな っ て い た 。 通 常 は さほ ど 不 便 は な い の で あ ろ うが,問 題 は積 雪 や路 面 の 凍 結 が み ら れ る冬 季 で あ る。 福 井 地 方 気 象 台 に よ る と,雪 の 日が 多 くな る の は1月2月 で,そ れ ぞ れ 平 均1月 あ た り,19.5日,15.8日 と な っ て い る(5)。 そ れ に加 え て,路 面 の 凍 結 が 起 こ り う る 最 低 気 温 が 氷 点 下 以 下 の 日は,

1月 が16.1日,2月 が16.7日 とな っ て い る6)。 事 故へ の 恐 怖 感 や 通 院 時 間 が 長 く な る こ と に よ る 身 体 の 疲 労, 透 析 開 始 時 刻 に 遅 れ る か も しれ な い とい う ス ト レス な

ど考 え る と,週 に3回 か ら4回 に わ た っ て通 院 しな く て は な ら ない 患 者 の 疲 労 は,計 り知 れ な い もの が あ る 。 今 回,送 迎 バ ス を提 供 して い た 施 設 が1カ 所 あ り,そ

の利 用 者 か らの 通 院 に 関 す る 問 題 は 聞 か れ な か っ た た め,他 の 施 設 にお い て も是 非 と も早 期 の 整 備 が 望 ま れ る 。 実 際,そ の 要 望 は 強 く,冬 季 通 院 が 困 難 に な る と, 病 院 の 近 くの 旅 館 に宿 泊 す る とい う患 者 が い る とい う こ と は切 実 な 問 題 で あ り,早 急 な通 院 環 境 の 整 備 が 必 要 で あ る 。

CAPDや 腎 移 植 に対 して は,消 極 的 な 意 見 が 目だ った 。 最 近 で は,「CAPDフ ァ ー ス ト」 と表 現 さ れ る よ う に, 患 者 のQOLを 配 慮 し,可 能 な 限 りCAPDを 優 先 す る と

い う こ とで あ る が,実 際 にCAPDを 行 っ て い たが うま く

(11)

月 田佳 寿 美,宮 崎 徳 子

い か ず,血 液 透 析 に変 更 し た とい う ケ ー ス が か な りの 数 に上 っ て い た。CAPDで は平 均5〜6年 で腹 膜 機 能 が 低 下 し,血 液 透析 へ 移 行 す る症 例 が 多 い(6)と も言 わ れ, CAPD管 理 の 難 しさ が 伺 え る 。 ま た腎 移 植 につ い て は, 患 者 のQOLを 考 え る 上 で は も っ と も望 ま しい 治 療 法 で あ る(4)に も関 わ らず,わ が 国 で は年 間600か ら700例 程 度 で,そ の8割 は生 体 腎 移 植 で あ る(7)と い う よ う な 現 状 で,移 植 腎 提 供 の 不 足 の 問 題 が あ る。 今 回,CAPD や 腎 移 植 を希 望 しな い 理 由 と して,血 液 透 析 の 方 が 安 心 あ る い は 透 析 が う ま くい っ て い る か ら と答 え た 割 合 が 高 くな っ て い た が,必 ず し も透 析 療 法 に満 足 して い る か らで は な く,腎 臓 を提供 され る こ とに対 す る遠 慮(7) が潜 む場 合 が あ る こ と も忘 れ て は な ら ない 。

就 労 の 状 況 につ い て は,就 労 率 は 全 体 の3割 に満 た ず 低 い 結 果 とな っ て い た 。 就 労 率 は 低 い が,就 業 して い る 人 の 仕 事 に対 す る 満足 度 は高 い(4)と い う報 告 もあ り,社 会 的 な役 割 の 有 無 が 与 え る 影 響 の 大 き さが 伺 え る。

合 併 症 につ い て は,今 回,高 血 圧 や 視 力 ・聴 力 障 害 とい っ た 疾 患 の 分 類 に基 づ い て 設 問 を お こ な い,そ の 症 状 や 程 度 を把 握 す る ま で に は 至 ら な か っ たが,「 ひ ど い 疲 れ や 消 耗 感 」 「筋 肉 の 痛 み 」 「息 切 れ 」 な どの 症 状 が,QOLを 低 下 させ て い る特 有 の 訴 え で あ る(8)と い う こ とか ら,そ うい っ た 症 状 に 目 を 向 け,患 者 の 訴 え に 耳 を傾 け る必 要性 が 示 唆 され た 。

患 者 が 自 己 管 理 が 困 難 で あ る と感 じて い る項 目 は, 水 分 の 制 限,塩 分 の 制 限,リ ン ・カ リウ ム の制 限 な ど, 日常 の 食 事 や 栄 養 面 で の 管 理 とな っ て い た 。 また,そ れ らの 管 理 に お い て は,家 族 の 担 う役 割 も大 き くな っ て お り,そ れ ら を 中 心 と し た家 族 へ の働 きか け や 情 報 の 提 供 が 必 要 で あ る と考 え る 。 そ の 点 で は,家 族 と同 居 して い る割 合 が9割 近 くに な って い た こ とは,患 者 の 生 活 管 理 の 面 に お い て は,プ ラ ス の 要 因 に な る もの と考 え る。 一 方 で,夫 婦 の み と答 え た 者 の 中 に は,老 老 介 護 の 現 状 が 伺 え る もの が あ り,社 会 全 体 を含 め た サ ポ ー トシス テ ム の 充 実 が 望 ま れ る。 独 居 者,未 婚 者, 配 偶 者 と死 別 あ る い は 離 別 して い る よ う な場 合 に お い て は,医 療 者 側 が 生 活 管 理 か ら精 神 的 な サ ポ ー トに至 る まで,そ の 果 たす 役 割 は大 き く,配 慮 が 必 要 で あ る 。 独 居 の 患 者 は,家 族 と同 居 して い る 患 者 に 比 べ て,わ ず か で は あ るが 有 意 に 死 亡 の リ ス クが 高 い こ とが 示 さ

れ た(2)と い う報 告 もあ り,自 己 管 理 にお い て家 族 の 果 たす 役 割 の 重 要 性 が 示 され た。 い ず れ に して も,患 者 に と っ て の キ ーパ ー ソ ン を早 期 に 把 握 し,そ の 人 を 含 め た 包 括 的 なサ ポ ー トシス テ ム が必 要 で あ る 。

こ れ か らの 透 析 医 療 が め ざす もの は,単 な る 延 命 だ け で は な く,苦 痛 や 障 害 を も ち な が ら もそ の 人 ら し く 生 きるQOLの 向上 で あ り,そ の 先 に結 果 的 に 長 期 生 存 が あ る ⑨ の で あ る 。 そ の こ と を常 に念 頭 に置 きな が ら,患 者 や そ の 家 族 に対 す る よ り具 体 的 な看 護 の 指 標 を見 い 出 して い きた い と考 え る。 ま た,あ ま り 目 を 向 け ら れ る こ との な い 最 小 の社 会 単 位 で あ る夫 婦 間 や 家 族 間 の 関 係,余 暇 の 過 ご し方 な ど人 生 の 幸福 度 を左 右 す る大 切 な側 面(4)に も 目を 向 け,調 査 を継 続 して い き た い と考 える 。

lV.結 語

今 回,福 井 県 内 に お い て血 液 透 析 を受 け て い る 患 者 524名 を対 象 に,現 状 に つ い て の 実 態 調 査 をお こ な っ た

と ころ,以 下 の こ とが 明 らか とな っ た。

1.対 象 者 の性 別 は 男 女 と も に 同 じ割 合 で,年 齢 は 50代 ・60代が 全 体 の60.1%を 占 め て い た。

2.原 因 疾 患,透 析 年 数,週 あ た りの 透 析 回 数,1 回 の 透 析 時 間 に つ い て は,全 国調 査 の結 果 と同 じ 傾 向 で あ っ た。

3.CAPDや 腎 移植 を希 望 す る者 は 少 な く,「 血 液 透 析 の 方 が 安 心 」 「年 齢 的 に無 理 」 な どが そ の 理 由 と な って い た。

4.患 者 が 改 善 を望 ん で い る の は,看 護 婦 の専 門 的 な 知 識 や 技 術 の 向 上,治 療 環 境(ベ ッ ド間が 狭 い, テ レ ビが 共 同 で 自 由 が きか な い な ど)の 改 善,病 院 の相 談 窓 口体 制 を 含 め た 精 神 的 な サ ポ ー ト体 制 の 充 実,送 迎 バ ス の整 備 な どで あ っ た。

5.積 雪 が 多 い と い う 自然 環 境 か ら,冬 季 の 通 院 に困 難 を感 じて い る者 が 多 か っ た 。

6.自 分 が 受 け て い る治 療 に対 して,患 者 の 関 心 は 高 か っ た。

7.患 者 が 自己 管 理 が 困難 で あ る と感 じて い る の は,

「水 分 の 管 理 」 「塩 分 の制 限」 「リ ン ・カ リ ウ ム の 管 理 」 で,そ れ ら の 管 理 にお い て は,家 族 の 担 う役 割 が 大 き くな っ てい た 。

(12)

血 液 透析 を受 け て い る腎 不 全 患 者 の現 状 と認 識 に 関す る調 査

謝 辞

今 回,調 査 に ご協 力 い た だ き ま した福 井 県 腎 友 会 の 皆 様 に,深 く感 謝 い た し ます 。

引用 文 献 (1)

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全 国 腎 臓 病 協 議 会 編:1996年 度 血 液 透 析 患 者 実 態 調 査 報 告 書,全 国 腎 臓 病 協 議 会,1997.

中 井 滋,新 里 高 広 他:わ が 国 の 慢 性 透 析 療 法 の 現 況(1999年12月31日 現 在),日 本 透 析 医 学 会 雑 誌,34(1),1‑31,2001.

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末 期 腎 不 全 患 者 に 対 す る 透 析,腎 移 植 の 選 択, 生 体 腎 移 植 の 倫 理 的 問 題 に 関 す る 検 討,日 透 析 医 学 会 雑 誌,34(2),131‑135,2001.

透 析 患 者 に お け るQOLの 評 価 一SF36に る 健 康 関 連QOL‑,日 本 透 析 医 学 会 雑 誌, 34(3),201‑205,2001.

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参照

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