母親の満足度から見る父親の家庭参加の方向性について
学校教育専攻 幼児教育コース
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平 俊 徳1 研 究 の 目 的 と 方 法
本 研 究 の
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的は、父親の家庭参加とほ親が望 む家庭参加1とのギャップがどのようなところ にあるのかを明らかにし、父親の家庭参加のJ j
1[1 J性について一応策を打ち出すことであるD そ こで、父親の家庭参加における行動を家事・育 児・精神的支援の3つに分類し、積極'ド
t
・器用 性の2つの指標を用いて、母親の満足度がどのように変化するのかを 6つの仮説検証をもと に探っていく口
2 論文の構成
メド論
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は、 3つの阜ーから成り立っている。第 l章 問題の所在と研究の~~的 第2阜 父 親 の 家 庭 参 加 の
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向性 第3章 本 研 究 の ま と め引 用 ・ 参 考 文 献 ア ン ケ ー ト 用 紙 3 .文の概要
第 1京は、父親の役割と家族への影響から始 まり、父親が家庭参加を始めた背;去と性役割同 一性との関係へと続くC 賃金の減少やチーム労 働によって、家庭参加をなかなか行えない父親。
家庭によって権力を保ち、父親の下手な家庭参 加はいらないと感じている母親。この状況の!fl
で父親はどのように家庭参加をしていけばよ いのか。また、父親・母親が望む家庭参加のギ ャップはそれぞれどこにあるのか。父親の家庭 参加の問題点を取りあげながら、筆者が本研究
指導教官 i!(崎 隆 瓦 !
にや;るまでの過程.を述べる。
第2章は、母親の満足度得点をもとに、父親 の家庭参加の方向性を探っていくO 徳 島 県 の 保 育所・幼稚園に協力を依頼し、 O歳から 6歳ま での子どもをもっ母親140名を対象にアンケー
ト調査を行った。アンケートは、家事(買い物
・後片付け・風呂帰除・在日昆掃除・料理)、育 児 ( 入 浴 ・ あ や し )j・身体遊び・寝かしつけ・
叱ること・当‑めること)、精神的支援(ほの悩 み・[‑の悩み・荷物持ち・いたわり・早い帰宅
・失敗)の3つの而から、父親の家庭参加の姿 勢(積版件;・器用性)を調査するもの口アンケ ート凶収後は、 6つ の 仮 説 を も と に は 親 の 満 足 度得点を集計・分析し、母親がどのような父親 の家庭参加を求めているのかを明らかにした。
〔積極性・総用性の定義〕
O積極性:物事を積極的に行う傾向。
0器用性:短い時間で子際よく物事を処埋する イ
頃ruJo [6つの仮説の内容〕
仮説①:父親の家庭参加の積極性とは親の満足 度との関係、(父親が家庭参加を積極的 に行えば、母親の満足度は高くなる口) 仮説②;父親の家庭参加の器用性と母親の満足
度との関係(父親が家庭参加をこなす のが得意ならば、母親の満足度は高く なる。)
仮説③:父親の家庭参加と仕事をもっ母親との
関係(は:親が仕事をしていれば、父親 の家庭参加は積極的・得志Aである。) 仮説④:父親の家庭参加と家族形態との関係、
(核家族ならば、父親の家庭参加は積 極的・得怠である口)
仮説⑤:父親の家庭参加と家事・育児分担との 関係(家事・育児分相をしていなけれ ば、父親の家庭参加はほ親の満足度を
I向くするc 分担していれば、父親の家 庭参加は積極的・得J志である。) 仮説⑥:父親の家庭参加と子どもの人数との関
係(子どもの人数が多ければ、父親の 家庭参加は積極的・得意であるo )
〔結果と仮説検証〕
仮説①、仮説②はほ親に支持され、仮説③は ほ親に文持されなかった口
仮説④は積極性において風 g 掃除・~主かしつ
けが母親に支持され、器用性では、寝かしつけ のみ母親に支持された。
仮説⑤は、分担していないことについては風 呂掃除のみは親に支持され、積極性では巻める ことのみ支持された。器用性では、後片付け・
風日掃除・部屋掃除・料理の4つにおいて母親 に支持された。
仮説⑥は、積極性において買い物のみ母親に 支持され、器用性についてはほ親に支持されな かった。
〔結論と考察〕
【積極性と様用性とのバランスを考える]
父親が家庭参加をするには、積極的にそして 上手にすることが必須条件であるO しかし、父 親に仕事だけでなく、家庭にまで積極性・器用 性を求めるのは無理があるD そこで、父親には 母親が父親自身に何を求めているのかを、普段 の家庭生活のなかで探り、家事や育児によって
積極性と器用性のバランスを父親自身がうま くとるようにすることが重要だと考える。
{パートで働く母親も立派に働いている}
ノ《ートで働く母親を持つ父親は、パートで働 くほ親も家計の担い手だということを自覚す ることが重要だと思われる口
【家族形態は父親の家庭参加にほとんど影響 しない】
寝かしつけにおいては核家族の父親の)Jが、 同居者のいる家族の父親よりもがんばってい るが、全体的に家族形態は父親の家庭参加にほ とんど影響しない。
【家事分担は器用性を I~~ め、育児分担は母親の 精神を安定させる】
家事分担は父親の器用性を高め、育児分担lは 母親の育児不安や育児ストレスを軽減できる。
【子どもの人数は、家事では 1人が、育児では 2人が父親の家庭参加を促す]
家宅:は子どもが 1人だと、父親が積極的に家 事に介入せざるを得ないことから、育児は子ど もが2人だと、自然とおkし、が育児に参加する かたちができていることから、父親の家庭参加 が促されるようだc
4 今後の課題
今後の課題として、次の4点を挙げたい口
① 積極性と器用性との交亙作用の検証
② 積極性・器用性以外の母親の満足感を尚め る要凶の探索
③ 筆者自身が家庭参加の脳を広げられるに 努力すること
④ 筆者が教師として、未来を担う子どもたち に少しでも男女が助け合うことの意味を イ云えられるように努力すること