‑ 「 し か し 」 の 用 法 を 中 心 に
加 藤 重 広
*《
キ ー ワ ー ド:逆 接
,接 続 詞
,「
し か し」,談 話 標 識
,知 識 管
理》
0
.本稿
の関 心
一
般
に, 「 し か し」
や 「 でも」
や 「 だ が」
な どの接 続 詞
は,《逆 接≫
の接 続 詞
で あ る と説 明
さ れ る。
ま た,節
と節
の接 続
に関
わ る助 詞 類 も
, そ の意 味 用 法
に つ い て, や は り,《逆 接》
な どの
用 語
が用
いら れ ること が あ る。
こ の場 合
,《逆 接》
は,《順 接≫
と対
を なす 概 念
と して用
い ら れ るのが普 通
であ る が, あ えて, これ らの用 語
を用
いずに説 明
す ること も少
な く ない。
\
′
\
‑.
・
\
ー
′
ー 2 3
春
になっ
た。
し か し, ま だ寒
い。
姉
は成 績 優 秀
だ。
し か し,僕
は そ れほど優 等 生
で は ない。 圭 介はよ く欠 席 す
る。
し か し, 浩 志
は毎 回 出 席
して いる。
こ の
種
の 「 し か し」 の用 法
は,《逆 接≫
と扱
わ れ るのが普 通
で あ る が,論
理関 係 上
は は た して
同
一 だ ろ う か。
ま た,逆 接
と言
わ れ る用 法
と して記 述 す
ること が,合
理的
なのだ ろ う か。 本 稿で は, 《逆 接≫
がいか な る概 念
と して定 義
さ れて いる か, ま た, 《逆 接》
を 以て 「 し か し」
の
ご と き接 続 詞
のた ぐいを記 述
し, 分 析
する こと が妥 当
なのか, さ らに, 妥 当
でないと す れ ば,
どの よ うに
記 述
し,分 析
して行
くべき なのか, に つ い て順 次 検 討
して いく こと とす
る。
接 続
が,先 行 す
る節
や文
の内 容
と後 続
の節
や文
の内 容
を関 係
づ け る機 能
を有
して いるの であ れ ば, これは統 語 論
で扱
いう る もの で は な く,語
用論 的
な分 析
を必 要
とす
る もの であ ること ば十 分 考
え ら れ る。 統 語 論は文
の内 部 要 素
の関 連
を扱
う もの で あ る が, 語 用 論
は文
以上
の単 位
と
文
以上
の単 位
との 関 連
を扱
う もの であ り, 接 続 詞
が intr a‑
sente ntial な要 素
で は な く, inte r‑
*
katoh @ h mt.toya m a‑
u .a c.J p富LLl大 学 人 文 学 部 紀 要
s e nte ntial な, あ るいは inter
‑
te xtu al な要 素
で あ る以 上
,接 続
という現 象
は,語 用 論 的
な観 点
か ら分 析 す
ることで初
め て有 効
な分 析
と な る と考
え るべきであ る。
これ まで は,文 章 論
の観 点
や文 章 読 解
という観 点
か ら,接 続
の あ り方
を考
え る ものが中
心で, そ のな かで は,文
よ りも 大
きい単 位 ( 段 落
な ど) 同士
, あ るいは 一文
と文
より大
きい単 位
の接 続
が あ ること が指 摘
さ れている1
。
し か し, これ ら は あ く まで書
か れ た文 章
の分 析
で あ り,複 数
の言 語 使 用 者
が か か わ る会 話
で の用 法
に そ の ま ま適 用
でき るも
の で は ない。
さ らに,
一
見
す る と「 接 続
して いない」 と思
わ れ る よ う な用 法
も存 在 す
る。
4
) 【窓
の外
を見
な が ら,独 自 的
に言
う】
「 し か し,
す
ごい雨
だ な あ。
」 2こ の
種
の用 例
に つ い て は,当 然
の こと な が ら,《逆 接》
という分 析
が単 純
に妥 当
し ない場 合
が あ り得
る が, それ だ けでな く, 「 し か し」 が《接 続≫
の機 能
を有
して いる と見
るべき なのか,そうで ない のかに つ い ても
分 析
を要 す
る。
あ わ せて, こ の種
の用 法
を ど う扱
う かに つ い て,検 討
し, そ の用 法
に つ い て,語 用 論 的
に分 析 す
べき もの であ ること も主 張
す る。
1
.先 行 研 究 瞥 見
日
本 語
におい て,専
ら接 続
の機 能
を果
たす
もの は,接 続 詞
と接 続 助 詞
に分 類
さ れるもの であ る が, こ の ほかに, いくつ かの単 語
か ら な る慣 用 的
な句
が接 続 詞
に相 当
す る機 能
を持
っ ことも
あ る3。
1.1. 品
詞 分 類 上
の扱
い日
本 語
の研 究
におい て,接 続 詞
は重 要
な位 置
を し めて き た と は言
い難
い。 品 詞 論で は, 接 続 詞
が副 詞
と非 常
に近
い関 係
にあ る こと か ら, 接 続 詞
という品詞 範 暗
を置
かず
, 接 続 副 詞
と して
副 詞
の 一 種
と して扱
う とい う立 場
も多
く見
ら れ る。 接 続 詞という品詞
を設 定
する こと自 体
は,
品詞
を設 定
する こと自 体
は,す
で に大 槻 文 彦
の 『広
日本 文 典
』 な ど4 に見
いだ さ れ,橋 本 進 吉
5 も ま た接 続 詞
を 一品 詞
と し1佐 治 圭三(1 9 8 7), 多 門 確 答 (1 9 9 2), 坪 本 篤 朗 (1 9 9 8) な ど を参 照。
2本 稿では発話 状 況を説 明 する た め, 【 】を用いるo 以 下の例 文でも同 様
。
3こ の種の句は, 接 続 詞 相 当句な ど と呼ば れ る ( 益 田・ 田窪 (1 9 9 22:5 7f))。 「と は言
っ
て も」 「 そ れに反して」 な ど, 様々な ものが考え ら れ る。4 た と え ば, 『言 海』の冒 頭に付さ れ た 「 語 法 指 南 (日本 文 典 摘 録)」 で は, そ れ まで助 詞 ( 同 書では 「天 爾 遠 波」) と扱わ れ ること が多か
っ
た ものを区 別して別 途 「 接 続 詞」 という品 詞を立てた旨 注 記して あ る。 ( 大 槻 文 彦 (1 88 9:4 8 f))。5橋 本 進 吉 (1 9 3 5) では, 副 詞は用言 ・ 体 言と明 確に区 別 すべ きであ ること な ど は強 調さ れて いる もの の, 揺 続 詞と副 詞の区 別につ い て は言 及さ れて いない
‑
48‑
て
認
め,時 枝 誠 記
6も接 続 詞
を設 定 す
る立 場
を とっ
た。
これに対
して,山
田孝 雄 (
1 90 8‥5 35ff)
で は,
接 続 副 詞
と し,接 続 詞
を独 立
さ せて扱
うこと を して いない。 山田(
19 08)
は, 接 続 副 詞
を 「
た だ し」
や 「
もっ
と も」 の よ う な 「文
と文
の媒 介
を な す もの」 と, 「
ま た」
や 「 かつ」
あ
るいは 「 す
な は ち」
の ご と き 「 語
ま た は文
の媒 介
を なす
もの」
とに 二分
して いる。 接 続 詞の前
前
にあ る
先 行 要 素
と,後
にあ る後 続 要 素
の性 質
, ま た,関 係
は重 要
なことで あ るの で, あ とでま た取
り上 げ
ることにす る。
ま た,松 下 大
三郎
も同 様
に,副 詞
の 一種
と してと ら え る という立 場
であ る7
。
本 稿
は,品 詞 論
の観 点
か ら接 続 詞
な ど を論
ず る もの で は ない。
こ こ では,接 続 詞
が副 詞
と連 続 的
であ ること, そ れ ゆ えに,接 続 詞
という独 立
の品 詞
を たて るべき か ど う かに つ い ては十 分 議 論
の余 地
が ある こと, こ の 二点
を確 認
し た 上で,接 続 詞
という周 語
を用
い る ことにす
るが,これ は,
接 続 詞
とい う品 詞
の設 定
を支 持 す
る もの で はなく
,便 宜 上
の措 置
で あ る。
1.2.
意 味
・用 法
の記述
一
般
に,接 続 詞
と接 続 助 詞
の用 法
につ い ては,前 件
と後 件
の関 係
か ら分 類
が な さ れて いる。 本 稿で扱
う 「 逆 接」
も, その ‑ 用 法
と さ れて いること が少
な く ない。
こ こ では, 主 な分 類
を検 討
してお く。
ま
ず
,橋 本 進 吉 (
19 35:30f)
で は,接 続 詞
を意 味
の点
で4 つ に分 類
でき る と し,① 「 付
け加
わ る意
」(「 及
び」
「 かつ」
「 ま た」
な ど)
,② 「
一 つ を選
び取
る意」 (「 又
は」「 或
は」「
それ と も」
な ど)
,③ 当 然
の結 果
と して起
こること を表
す もの(「 随
っ て」
「そ れ だ か ら」「
さ うす
る と」 な ど)
,④ 「 当 然 予 想
し得
べき結 果
に反
し た事
や,前
に述
べたことに反 す
る事
を導
く もの」 (
「然
6時 枝 誠 記 (1 9 5 0:1 3 9 ff) では, 接 続 詞は 「 辞」 であ り, 「 詞」 と み るべ き用 法と区別できること を述べて いる
。
時 枝 (1 9 5 0) の挙 げる例は, 「いづ れ ま た お う か が ひいた し ます」 と 「 昨日 は お邪 魔し ま し た。 ま た その節は 御 馳 走 様にな り ま し た。」 (旧字 体は引 用 者が新 字 体に改め た) のご と き例で, 前 者を体 言の副 詞 的な用 法で
「 詞」 であ る と し, 後 者を接 続 詞の用 法と して 「辞」 と見な して いる。 橋 本の詞と辞ほ形 態 論 的なレベ ル で の区 別であ る か ら, その区分は お お よ そ機 械 的な区 分と な ること が多いが, 時 枝のそ れ は概 念 過 程を経る か 経ないか という基 準に よ るも めであ り, と きにあいまい であ る。 時 枝の言 語 過 程 説では, 言 語そのものが対 象 化さ れ ること は ないよ うであ る が, 言 語のそのs a ch lich な性 質に着 目して, 言 語そのものが客 体と してと ら え返せ る と考え れ ば, む し ろ, 接 続 詞を用いる時 点で対 象 化が生じて いる と も考え ら れ るの で, 接 続 詞で あ ること が詞でなく 辞ということの根 拠には な ら ないと も言え る。 こ の こと は, こ こ で の議 論には直 接 関わ ら ない の で, 以上 指 摘にと ど めてお く。 な お, 阪 倉 篤 義 (1 9 8 62:2 3 8 ff) な ども, 時 枝 (1 9 5 0) の考え を も とに してお り, 副 詞の 「 ま た」 を詞, 接 続 詞の 「 ま た」 を辞と説 明して いる。
7 松 下 大三郎 (1 9 30 b:2 1 1 f) では, 「 花を観 又 月を賞 す」 の 「 又」 は 「月を賞 す」 を 修 飾して いるの で 「 副 詞」 であ り, 副 詞が名詞を修 飾 することもあ るの で 「 英 語 及び備 語を学ぶ」 の 「及び」 も副 詞だ と して いる。 山 田孝 雄の 「 接 続 副詞」 は, 文 頭におい ても
っ
ぱ ら文と文を結びっ け る接 続 詞を念 頭に置い て いる が, 松 下 大 三郎の場 合は, 語 句と語 句を結びっ け るものを念 頭に 「 副 詞」 とすべきこと を主 張して いるの で, 接 続 詞は 置か ない で副 詞と見る という結 論は同じでも, そ れ 以前の検 討のプロセ スは異なっ
て いる と言え る。 松 下 大 三郎 (1 9 3 0 b:3 9f f) では, 「接 続 詞は, 接 続 性の副 詞」 と さ れ, 実 質 的な副 詞と は異な る「 形 式 副 詞」 に, 「 於て」 「以て」 な どの帰 著 副 詞 ( 後 置詞とも。 漢 文に由 来 する助 詞 的要 素) と と もに, 所 属さ せ ら れて いるo
富 山 大 学 人 文 学 部幕己要
るに
」 「
け れ ど も」「 但
し」
「尤 も」
な ど)
と して いる㌔
接 続 助 詞
につ い て,橋 本 (
19 35)
で は,格 助 詞
に相 当 す
る第
一種
の助 詞
に続
く 「第
二種
の助 詞」
と扱
わ れて いる。 文 法 教 授の指 針
という位 置
づけの橋 本 (
19 35)
で は, 格 助 詞
・ 接 続 助 詞
以外
を第
三種
の助 詞
と し, 三分 類 す
るにと ど ま っ
て いる が, 橋 本 (
19 69)
で は, 格 助 詞
, 連 体 助 詞
, 間 投 助 詞
, 終 助 詞
, 係 助 詞
, 副 助 詞
, 襲 続 助 詞
, 準 用 助 詞
, 並 立 助 詞
の 9 種 類
に分
け ら
れて いる
。
そ して,接 続 助 詞
は, 「出
た り入 っ た りす
る」
の 「 た り」
な どの よ うに, 対 等
の関 係
で接 続 す
る ものと, 従 属
の関 係
で続
くも
のとに区 分
で き る と さ れて いる。
永 野 賢 (
1 95 8:90ff)
は,接 続 詞
を 6種 類
に分 類
して いる。
ま ず,逆 接
9 に相 当 す
る と考
え ら れ る① 「 前
の こと が ら とそ ぐ わ ない, つ り あ わ ない,反 対
の こと」
や 「前
と あ との対 比
」 を表 す
もの, が あげ
ら れて いる。 続い て, ②
「前 件
が原 因
・ 理由
で, 後 件
が結 果
・ 結 末」
を表
し た り,
「 き
っ
か け」 や「 前 置
き」
を意 味 す
る もの,③ 「 付
け加
え る」
あ るいは 「前 件
と後 件
を並 立
さ せ る」 もの,④
「前 件
に対 す
る説 明
・補 足
」 を行
う もの,⑤
「前 件
と後 件
の間
で の選 択
を行
う」
もの,⑥
「話
題 を変
え る」 ものな ど が挙
がっ
て いる。 接 続 助 詞は, ① 逆 接
, ② 順 接
, ③ 前 置
き・
事 態
の提 示
, ④ 並 存
・ つけ加
え ・ 移 行
, の4 種 類
に分 類
さ れて いる が, 逆 接
と順 接
は, さ らに
既 定
と仮 定
に下 位 分 類
さ れて いるの で, これ ら を含
め る と 6類 型
に区 分
さ れて いることにな る。
『
日本 文 法 大 辞 典
』 の「 接 続 詞
」 の項
で は,① 累 加 ( 添 加)
,② 並 立
,③ 選 択
,④ 転 換
,⑤ 順 揺
,⑥ 逆 接
,⑦ 説 明
,⑧ 補 説
の 8種 類
の用 法
が,『言 語 学 大 辞 典 術 語 編
』 では,「 接 続」
の項
で,
① 添 加 ( 単
な る接 続
・並 列)
,② 選 択
,③ 対 立
,④ 譲 歩
,⑤ 因 由 ( 原 因
・ 理由)
・目 的
・結 莱
,⑥ 仮 定
・条 件
,⑦ 時
,⑧ 説 明
,⑨ 場 所
・比 較
の9種 類
が挙
がっ
て いる。
『国 語 学 大 辞 典
』で は,
「 接 続 詞」
の項
で,① 順 態 ( 順 接)
,② 逆 態 ( 逆 接)
,③ 時 間 的 継 起
,④ 事
のきっ
か け,⑤ 累 加 ( 添 加)
,⑥ 選 択
,⑦ 並 列
,⑧ 再 叙
,⑨ 補 説
,⑲ 転 換
の 10種 類
を掲 げ
て いるo 同じ く,
「
接 続 助 詞」
の項
で は,意 味 的 分 頬
と して, まず
,条 件
を表
す① 仮 定
と② 確 定
に分
け,条 件
暮表
さ ない③ 並 置
と④
そ の他
に分
け,①
(塾 ③
は さ らに順 接
と逆 接
とに分
け ら れて いる。
田
中章 夫(
1984)
は,大 区 分
と して は,対 等 ( 並 立)
,承 前 ( 条 件)
,転 換
の3種 類
であ る が,f 位 区 分
を含
め る と1 4種 類
あ り,管 見
の う ちで はもっ
と も細
か な分 類
と なっ
て い る. 「 対 等の
接 続
」 で は, ① 列 挙
, ② 累 加
, ③
選択
, ④ 同
一 の4 用 法
が挙
げ ら れ, 「 承 前
の用 法
」 で は,
⑤ 経 過
,⑥ 前 提
,⑦ 仮 定
,⑧
理乱 ⑨ 説 呪 ⑲ 逆 接
1 0,⑪ 例 示
,⑫ 対 比
,⑬ 限 定
の8用 法
が挙
げ ら れて いる。 「 転 換」 は, 下 位 区 分
は なく
, ⑭ 転 換
の用 法
のみで あ る。
阪 倉 (
198 62)
は,接 続 助 詞
に つ い て も, お お よそ橋 本 (
193 5)
の分 類
を引
き継
い で いる が,8 こ こ で は, 原 著と は異な る方 式で① ② ③‑ の よ う に ナン バ リングする。 これ は, 以下で諸 説を整理する際
の便 宜を考えて のもの で, 原 則と して出 郷l割こ番 号 付け して いる。 橋 本 (1 9 3 5) 以下, 永 野 (1 9 5 8), 各 種 辞 書 類! 小 池 (1 9 9 7) も同じ よ うにナン バリン グ して いる。
9永 野 (1 9 5 8) では, 「 逆 説」 の表 記を用い て いる が, 特に 「 逆 接」 と区 別して用い て い る よ うでは ない の で,
こ こ では統
一
‑陸を保っ た めに 「 逆 接」 の表 記を用いる。
10田中 (1 9 84) で は「 逆 説」 の表 記であ る が, 註9 と同じ 理由で, 「 逆 接」 と表 記 する。
‑
5 0‑
意 味 用 法
と しては,① 同 時 的
ま た は継 起 的
な関 係
,② 順 態 接 続 的
な因 果 関 係
,③ 逆 態 接 続 的
な因 果 関 係
, な ど が挙
がっ
て いる。
小 池 清 治(
19 97:2 43ff)
で は,接 続 詞
を意 味
の面
か ら① 添 加
,② 並 列
,③ 選 択
,④ 転 換
,⑤ 順 接
,⑥ 逆 接
,⑦ 説 明
,⑧ 補 説
, の8種 類
に分 類
で き る と して い る。
これ らの う ち,① ② ③
は「
語
・句
の接 続」
に用
い,④
以下
は「 文
・節
の接 続
」 に用
いる と さ れ る もの であ る。 同じく
,
小 池 (
1 99 7:31 2ff)
は, 接 続 助 詞
の意 味 用 法
に つ い て は, まず
, 順 接
と逆 接
に分
け, それ ぞ れ を
仮 定
, 確 定
, 恒 常
に下 位 分 類
して いる。
ま た, 順 接
の確 定 用 法
に つい て のみ, 偶 然
と必 然
とに
分
け ら れて いる。
こ の ほかに,
塚 原 (
19 6 8, 19 69)
,佐 治 圭
三(
19 70, 19 87, 1 9 91
)
,橋 本
四郎 (
1 9 67)
,湊 吉 正 (
196 8)
,永 山 勇(
19 68)
,佐 藤 孝 (
19 6 8)
な ど が あ り,適 宜 参 考
に し た が, こ こ で個 別
に取
り上
げ ること ば し な か
っ
た。
1.3.
用 法
の整
理 と問
題点
上
で確 認
し た各 用 法
は, お お よ そいず
れの分 類
でも同
じ よ うに扱
わ れて いる ものと,分 類
の方 式
に よっ
て細
か さに違
い の あ るも
のが あ る。
以上
,瞥 見
し た もの のう ち,橋 本(
19 35)
では,「 順 接
」 の よ う な用 語
で ま と めて は いないが,他
の分 類
と そ ろ え る た めに対 応
さ せ る と,①
ほ「 付 加」
や 「添 加」
に,②
は「 選 択
」 に,③
は「 順 接
」 に,④
は「 逆 接
」 に, そ れ ぞ れ当
た る と考
え ら れ る。
これ を, 一覧
にして整
理す
る と 以下
の ようにな る。
順 接 逆 接 付 加
選択 補
足転 換
その他
A
橋 本 (
19 35) ③ 順 接 ④ 逆 接 ① 付 加 ② 選 択
B
永 野 (
19 58) ② 原 因
と結 果
(
彰逆 接
.対 比
③ 付 加
.並 立
(
昏選 択 ④ 補 足 ⑥ 転 換
C 日
本 文 法 大 辞 典 ⑤ 順 接 ⑥ 逆 接 ① 累 加
② 並 立
③ 選 択 ⑦ 説 明⑧ 補 足
④ 転 換
D
言 語 学 大 辞 典 ⑤ 因 由
.目 的
.結 果
⑥ 仮 定
.秦 件
③ 対 立
④ 譲 歩
① 添 加 ② 選 択 ⑧ 説 明 ⑦ 時
⑨ 場 所
.比 較
E
国 語 学 大 辞 典 ① 順 接 ② 逆 接 ③ 時 間 的 継 起
④ 契 機
⑤ 添 加
⑦ 並 列
⑥
選択 ⑧ 再 叙
⑨ 補 足
⑲ 転 換
F
小 池 (
19 97)
(訓一 員接 ⑥ 逆 接 ① 添 加
② 並 列
③
選択 ⑦ 説 明
⑧ 補 説
④ 転 換
G
由 中 (
19 84) ⑥ 前 提
⑦ 仮 定
⑧
理由
⑩ 逆 接
⑫ 対
比① 列 挙
② 累加
⑤ 経 過
③ 選 択 ④ 同
一⑨ 説 明
⑪ 例 示
⑭ 転 換 ⑬ 限 定
富 山 大 学 人 文 学 部 紀 要
む ろん,
同
じ用 語
を用
い て い ても 同
じ概 念
であ る保 証
は ないが, そ れ ぞ れの先 行 研 究
で例 示
さ れて いる接 続 詞
を参 考
に分 類
して いく と, お およ そ こ の よう な分 類
が許
さ れ る と思
わ れ る。
こ こ で
扱 っ た 6 種 類
の分 類 案
で, 完 全
に共 通
して いるの は「 選 択
」 とい う用 法
で ある。
これ
には, 「 あ るい は」 の ご と き例
が挙 げ
ら れて いる が, 用 語 自 体
が 一 致
して いる だ けで な く, 内 容 的
な鮎 酷
もほとん ど見
ら れ ない。
ま た, 「 転 換」
は 「
ところで」 な ど, 話 題
の転 換
を行
う も
の を
指
して いる。 「 転 換」 は, す
べて の案
に含
ま れて いる わ けで は ないが, や は り用 語
が 一 致
して い るだ けで な く, 内 容 的
に も お およ そ重
なっ
て いる と言
え る。
上
の表
で 「補 足」
と ま と め た もの は, いく
っ かの用 法
にさ らに分
け ら れて いる。
まず
,「
つ ま り」 や 「す
な わ ち」
の類
は,指 示 内 容
が お およそ同
じ もの につ い て表 現
を変
えて述
べる場 合
の マ ー カ ー と
言
えるだ ろ う1 1。
いわ ば, 「換 言
」 の マ ー カ ー で ある。 次に, 「例
え ば」
は, 具 体 例
を用
い て説 明
を加
え る と きに用
いるの で, 広
い意 味
の 「 説 明
」 に含
ま れ る が, 例
え を持
ち出
して 「例 示」 す
る という点
で は確
かに他
の説 明
と異
な る。
「 例 示
」 の マ ー カ ー と して特
に取
り
出
すこと が可 能
だ ろ う12。 但し, 「 例
え ば」 は, 「
し か し, 例
え ば ‑」
の ように他
の接 続 詞
を先 行
さ せて用
い ること も あ り, その点
を考
え る と, 接 続 詞
と分 類 す
べき か若 干 検 討
を要
す る もの
である ことは記
してお く べ き だ ろ う。
「 な ぜ な ら」
は, 前 件
に対 す
る 理由 付
け を し た り, 根 拠
を提 示
し た り す ることで, 前 件
によ り説 得 力
を持
た せるマ ー カ ー で あ り, 「補 足」
の典 型 例
の
「 例
え ば」 は,「
し か し,例
え ば ‑」
の ように他
の接 続 詞
を先 行
さ せて用
い ること も あ り, その点
を考
え る と,接 続 詞
と分 類 す
べき か若 干 検 討
を要
す る もの である ことは記
してお く べ き だ ろ う。
「 な ぜ な ら」
は,前 件
に対 す
る 理由 付
け を し た り,根 拠
を提 示
し た り す ることで,前 件
によ り説 得 力
を持
た せるマ ー カ ー で あ り, 「補 足」
の典 型 例
のように
挙 げ
ら れて いる13。
こ の ほかに, 「但
し」
な ど は, さ らに情 報
を追 加
す る という点
でr 説 明
」 と は言
えよう が, 理由付
け を行
う わ けでは な く,前 件
に対 す
る留 保
や制 限
を述
べ る もの であ る
。
これ を独 立
し た項 目
と してたて て い る分 類 案
は ないが,必 要
だ ろ う。
「 付 加
」 という項 目
に 一括
し た もの は,前 件
に後 件
を ま さに つ け加
え る 「 その上
」 の よ う な ものが まず
あ り, これは他
と区 別
して「 累 加」
や「 添 加」
の用 語
を用
い て いる ものが見
ら れ る。
「
忠 司
が釆
た。
そ して,優 子
が来
た。
」 の「
そ して」 な どは,時 間 軸
に沿 っ て生
じ た出 来 事
の順 序
である こと を意 味
して お り, 「継 起 順 序
」 とで も呼
ぶ べき もので あ る。 時 間 的
な前 後 関 係
と解 釈
できる場 合
,前 件
か ら後 件
まで の問
に時 間
の経 過
が あるはず
であるか ら, 「時 間
の経 過」
を
本 質
と考
え るべきで は ないだ ろ う。 「 並 立」 あ るい は 「 並 列
」 と呼
ば れて いるの は, 「
かっ」
「 および」 な どであるが, これ らは 「
累 加
・添 加
」 と明 確
な区 別
が難
しい。
5
) 人 手
が足
り ない。
かっ ,予 算
も十 分
でない。
6) 人 手
が足
り ない。
その上
,予 算
も十 分
で ない。
1 ]こ の換 言のマ ー カ ー に当た るものは, C⑦, E⑧, F⑦, G ④であ るo
12これ を独 立さ せ た項 目と して いるのは G⑪のみで あ る が, D⑧は例と して 「 例え ば」 のみ を あ げて いる。
B④, C⑧, F⑧な ど は 「 補 足」 な ど と括ら れて いる が, 「 例え ば」 もこ の中に含ま れて いる。
13
独 立して取り上 げて い るの は, C⑧ 「補 足」, E⑨ 「 補 足」, F⑧ 「 補 説」, G⑨ 「 説 明」 な どであ る が, B④ にも含ま れて いる。
‑
5 2‑
こ の よう な
「
かっ」 は,「
その上
」 に置
き換
えて も,意 味 内 容
はほとん ど変
わ ら ない。
「 かつ」
の
場 合
には,前 件
と後 件
に序 列
が な く,順 不 同
に列 挙
して いる気 持
ち が あ り,一
方
,「
そ の上
」の
場 合
は, まず 人 手 不 足
が あ り, そ れに加
えて,予 算
も不 十 分
だ ということにな るの であっ
て,これ は, あ る
程 度 優 先 順 位
に近
い序 列
が存 在
して いること が想 定
さ れ る。 「 それに」 「
ま た」
な
どは 「累 加
・ 添 加」
に含
め ら れて い る こと が多
いが, すべて の分 類 案
で 一 致
して いる わ けで は
ない14。 結 局のところ, これ も, 序 列
を ど れ だ け意 識
して い る かにつ い ては濃 淡
が あ り得
る と
考
え ざ る を得
ず, 連 続 性
を重 視
して・‑
‑ 用 法
と見
る か, 用 法
の異
な り が あると見
て無
理 に でも境 界 線
を画 す
か, という, 分 類 作 業
に つ き ま と うい っもの問 題
が出 来 す
る わ けで あるo
序 列
を ど れ だ け意 識
して い る かにつ い ては濃 淡
が あ り得
る と考
え ざ る を得
ず,連 続 性
を重 視
して・‑
‑用 法
と見
る か,用 法
の異
な り が あると見
て無
理 に でも境 界 線
を画 す
か, という,分 類 作 業
に つ き ま と うい っもの問 題
が出 来 す
る わ けで あるo
1.4.
順 接
と逆 接
「 順 接」
「逆 接」
という用 語
は,「 順 馨 接 続
」 「逆 態 接 続」
の切
り株 語 形
とす
る ことも
あ るよう だ が,「 順 態
」「 逆 態」
といっ
た語
を見 出
し語
と して いる辞 書
は見
あ た ら ない。
た だ し, 一般 的
な 理解
と して は, 「前 件
に対
して後 件
が順 当
な結 果
と解
さ れ れ ば順 接
」 で, そうで な け れ ば「 逆 接
」 と考
えて よさそうであ る15。
こ の場 合
,「 逆 接
」 は, 「前 件
に対
して後 件
が順 当
でない結 果
」 という ことにな る が, これ は, 「予 期
し た結 果
にな ら ない」 ある い は「 予 想 外
の結 果
に な る」
と言 っ て も趣 旨
は変
わ ら ない。
も し も, 《順 接》
が, 順 当
で予 想 通
りで あ る こと を意 味
し, 《逆 接〉
が順 当
で な く予 想 外
であ ること を意 味
して い る の であ れ ば, 順 接
・ 逆 接
という判 断
は, む し ろ語 用 論 的
なも
の であ る。
こ の こと ば, 順 接
で も逆 接
で も成 立 す
るケ ー スが あ るこ
と か ら も支 持
さ れる。
つ ま り, 前 件
と後 件
の論
理関 係
は, そ れ らの意 味 関 係
によ る制 限
は あ る
ちの の, 前 件
と後 件
の内 在 的
な, 本 質 的
な論
理関 係
が あ ら か じ め定
ま っ
て いるの では な く, 両 者
を ど う関 係
づけ る か という話 者
の認 識
を反 映
し た もの で あ る ということであ る。
7
)
こ の商 品
は質
がよ い。
だ か ら,値 段
が高
い。
8
)
この商 品
は質
がよ い。
し か し,値 段
が高
い。
14例え ば, 「ま た」 は, C① 「累 加」, G② 「 累 加」 に挙が
っ
て いる が, E⑦ 「 並 列」 にも挙がっ
て いる。1 5「 順 接」 は, 「二偶の文ま た は文 節の接 続の仕 方で, 前 項が後 項の順 当な 理由、 原 因、 き
っ
か け、 成 立 条 件 な どになっ
て い る もの。」 ( 小 学 館 『国 語 大 辞 典』), 「 話の箭が, 理屈の上で順 序よ くつ な が ること。」 (三省 堂 『新 明 解 国語 辞 典 第五版』), 「あ る条 件に対して予 期さ れ る と お り聖墜 星空里 吐旦
こと を示 す 表 現 形 式。」 (三省堂 『大 辞 林 第二版』) といっ
た定 義が挙がっ
て いる (いずれ も下線 部は引 用 者によ る)。 「逆 接」 は,「二個の文, ま た は連 文 節の接 続の仕 方の 一 つ。
塾 壁 土 堕旦 里埋 ら
矛 盾、 対 立 する要 素が あ るものと して 結び付け る形 式。」 ( 小 学 館 『国 語 大 辞 典』), 「 前 件か ら予 測さ れ る事 柄が後 件におい て実 現さ れ ない関 係に あ ること。
」 (三省 堂 『新 明 解 国 語 辞 典 第五版』), 「あ る条 件に対し て予 期さ れ る結 果の現れ ない こと を示 す 表 現 形 式。 条 件と結 果との間に食い違い の あ ること を示 す もの。」 (三省 堂 『大 辞 林 第二版』) といっ
た 定 義になっ
て いる (いずれも 下 線 部は引 用 者によ る)。富Lh 大 学 人 文 学 部 紀 要
前 者
は,「 質
が高
い」 こと か ら, 「値 段
が高
い」
ということ が予 想
さ れ るも
の であ り, そ の意 味
では《順 接≫
の説 明
は お お よ そ妥 当 す
る。
し か し,「 値 段
が高
い」 こと が「 質
が高
い」 こと の順 当
な「 結 果」
と見
るべき かにつ い ては検 討 す
べき だ ろ う。
というのは, こ の種
のものを先 行 す
る事 態
・ でき ご とに対 す
る結 果
と して生
じ る事 態
・状 態
,広
い意 味
で の因 果 関 係
と見
るの が,必 ず
し も妥 当
と は限
ら ないか らで あ る。 (8)
は, 「 質
が よい」
という点
で は評 価
でき る が,
「 値 段
が高
い」 とい う点
は評 価
し が たい という関 係
を「
し か し」 で表
して いる わ けで あ る が,これ は
後 件
が前 件
か ら予 想
で き ない ということで は な く,順 当
で ないということでも ない。
こ の点
で は,《逆 接》
と は言
い難
い。
し か し, これ は, 「対 比」
あ るいは 「対 立」
という説 明
で あ れ ば,妥 当 す
る。
つ ま り,前 件
と後 件
が対 比
さ れ る関 係
にな る と考
え ること が可 能
だ。
いくっ かの
分 類 実
は,《逆 接》 以 外
に《対 立≫
という説 明
を してお り1 6,英 語
の談 話 標 識
を検 討
して いる S ch iffrin
(
19 8 7)
で も, but の機 能
を《対 比≫ (
c o ntr a st)
と し1 7, L 'H uillier(
19 99)
で もフラ ン ス語
の m ais の機 能
を《対 置》 (j
u xtapo sition)
だ と して いる。 商 品の 「質
が よい」
こ
と ば買
お う とす
る者
か らす
れ ば好
ま しい性 質
であ る が, 「 値 段
が高
い」
こと は好
ま し か ら ざ る
性 質
であっ
て, これ は単 純
で明 確
な対 比
と な る。
ま た, 先
に述
べたように 「 質
が高
い」
こと か
ら 「 値 段
が高
い」
こと は, 十 分
に推 測 可 能
であ り, 「 順 当
な, 予 想
さ れ る結 果」
と言
え る もの
で あ る。
つ ま り, (
8)
は 《対 比≫
で は あ る が 《逆 接》
で は ないということにな る。
こ こ で
《対 比≫
と《逆 接≫
と分
け た もの は,一
般
に 「確 定 条 件
」 な ど と言
わ れ る もの であ る。
「 確 定 条 件
」 は「 仮 定 条 件」
と対 立 す
る概 念
と さ れ る。 「 コ ッ プ を落
と し た け ど, 割
れ な か っ
た」
は特 定
の でき ご との描 写
であ り, 逆 接
の確 定 条 件
ということにな る だ ろ う。
これ を, 逆 接
の仮 定 条 件
にす
れ ば, 「
コ ッ プ を落
と しても, 割
れ ない (
だ ろ う) 」
の ようにな る。
こ の対
は, 接 続 助 詞
を使
え ば可 能
であ る が, 接 続 詞
を使 っ
て仮 定 条 件
を表 す
ことば難
しい18。
これ は,仮 定
を‑‑
一般
に従 属 節
で表
し,帰 結
を主 節
で表 す
のが標 準 的
な述
べ方
だ か ら だ ろ う。 《逆 接≫の場 合
は,
確 定 条 件
と仮 定 条 件
が単 純
に対 立
を なす
と考
える こと ができ る が,《対 比≫
の場 合
は,単 純
な対 立
を なす
と は考
えにくい。
「雨
は強
かっ
た。
し か し,風
は弱
かっ
た。
」 は《対
比≫
と分 析 可 能
だ が, 「* 雨は強
かっ
た。
それでも, 風
は弱
か っ
た。 」 あ るい は, 「 * 雨は強
か っ
た。
そ う だ と し
て も, 風
は弱
かっ
た。 」 の ようにす
ること ができ ない。
これは, 接 続 助 詞
を使
うことで「 雨
は弓 壷
* 雨は強
か っ
た。
そ う だ と し
て も, 風
は弱
かっ
た。 」 の ようにす
ること ができ ない。
これは, 接 続 助 詞
を使
うことで「 雨
は弓 壷
す
ること ができ ない。
これは,接 続 助 詞
を使
うことで「 雨
は弓 壷
1 6さ きに検 討し た永 野 (1 9 5 8) は, 「 前の事が ら と そ ぐ わ ない, つり あ わ ない, 反 対の こと, 前と あ との対 比」 と してお り ( これ を本 稿の表では「 逆 接・ 対 比」 と略 記して いる), 逆 接と対 比の両 方の要 素が入
っ
て いる。そのほ か 田中 (1 9 8 4) は, 逆 接と対 比を そ れ 一 項 目と してたて て いる。 『言 語 学 大 辞 典』 は, 対 立と譲 歩に分 けてはいる が, 逆 接という表 現は見ら れ ない
。
他は, 逆 接とのみ表 現して いる。1 7sch iffrin (1 9 9 7:1 5 2f f) では, but の基 本 機 能をc o ntr a st と し, 対 比さ れ るもの ( 例え ば, 概 念や動 作な ど)
で分けて分 析して い る
。
18「 コ