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言語研究センター共同研究
学術場面における日本語の話 し言葉の分析
一大学学部生対象上級 日本語 シラバスの構築に向けて‑
大学の学術場面 におけ る日本語の話 し言葉 に関 す る関心は最近高 ま りつつあるが、 いまだ十分 に 解明 されているとはいえない。本研究では、前年 度 に引き続 き、少人数 のグループ内での相互作用 を伴 う協 同学習場面 における日本語 の話 し言葉の 特徴 と、 スピーチにおける日本語の話 し言葉 の特 徴 について、 日本語母語話者 の大学生 と学部留学 生の話 し言葉デ‑タを構築 し分析 を行 った。語嚢 と文型 の点では日本語母語話者 と留学生の間に大 きな違 いがな く、 フィラー、 リペア、 ポ‑ズな ど パラ言語面 において違 いが見 られ、 それが話 し言 葉の「分か りやすさ」を決定付ける要因の一部 となっ ていることが明 らかになった。2008年度 には、 こ の結果 を応用 し、学術場面 における日本語 の話 し
富谷 玲子 ・高木南欧子
言葉 の教育 を、留学生 と日本語母語話者 の学生を 対象 として行 った。 「分 か りやす さ」 の要 因を明 示的に提示す ることによって、学部留学生 も日本 語母語話者 の学生 もその特徴 を理解す ることがで きた。運用面では、 日本語母語話者では短期間の うちに改善が見 られたのに対 し、学部留学生の場 合 は顕著 な改善 は見 られず、 「分 か りやす さ」 の 要 因を習得す るためには何 らかの手当てが必要で あることが明 らかにな った。 その具体 的方策 は今 後の課題 とす る。
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