第2章 母子保健室業務・統計
母子保健室 母子保健室は、保健福祉相談室、地域医療連携室、病歴管理室から構成されており、こども医療センターでの包括的高 度医療をより広く実践していく際に、時代の要請に適応できるよう院内外のネットワーク機能も含めた幅広い役割を担っ ている。 保健福祉相談室は、保健師とソーシャルワーカーで構成されており、母子保健を推進し、個々の患者やその家族の病気 に対する不安や経済的問題など、様々な悩み事を聞き取って、必要な情報を提供するととともに提示された問題を解決で きるように支援している。相談室が関与している専門外来は、慢性呼吸器疾患を対象とした「在宅医療外来」、「こころの 外来」、「禁煙外来」である。低出生体重児(未熟児)や慢性疾患(糖尿病、小児がん、ダウン症等)の患者と家族に対し てはグループ診療を行っている。 相談室の主要事業の一つは、退院後も引き続きケアが必要な未熟児および一般患児への継続看護であり、看護局と協力 しつつ、外来・入院の母子に対して医療的、社会的、経済的、精神的サポートを行い、母子が少しでも質の高い適切な医 療を受けつつ、かつ地域で満足できる社会生活を営めるように援助することである。そのためには、地域の医療機関、保 健福祉事務所・保健所、児童相談所、訪問看護ステーション、学校などと密接に連携をとり、密度の濃い情報交換をする 必要がある。例えば、在宅で酸素・人工呼吸器医療などを受ける患者も年々増加し、社会の構造変化や要求に応じた対応 が要請されている。医療機関や訪問看護ステーションとの連携には、相談室のみならず地域医療連携室の役割も大きい。 児童虐待対策も大きな柱の一つであり、件数も年々増加傾向にあり、虐待症例検討会でのケースを児童相談所・保健所 等関係機関を交えて検討した。こども医療センターは、母子保健行政機関との連絡協議会を年一回開催しているが、さら に地域との連携を深め、またこども医療センターを広く活用してもらうため、平成 10 年から地域に出向いて保健所との 連絡会を開催している。平成 20 年度は、県域保健福祉事務所、川崎市の 2 ヶ所で開催した。これらの事業計画は、母子 保健業務調整会議で検討した。地域の保健師や訪問看護ステーション等を対象に行う小児保健研修も広い意味で継続看護 事業の一環であり、かつ県内で地域の母子保健活動を日々担っている方々へ技術の向上を提供する場でもある。平成 17 年度から始まった県医療課の委託による「小児救急電話相談事業」も年々相談者数が増加している。 神奈川県小児保健協会の事務局としての業務も担当し、母子保健指導者研修会として「乳幼児と家族のこころ守り育む」 を取り上げた。HIV 相談事業は、県健康増進課からの専門相談員の派遣によった。NPO 通訳派遣事業の窓口としての業務 のほか、患者・家族滞在施設建設準備委員会へ参加した。 病歴管理室は、病歴管理士の管理下で入院患者の診療録を開設以来 39 年間保存管理しており、入院患者の病歴情報の 管理に関する中心的役割を担っている。個人情報の管理にも細心の注意を払っている。診療録管理部会の事務局として、 入院診療録の他、外来診療録の内容に関しても検討を行っている。病院機能評価受審に向けて、新規議案、改訂議案につ き検討した。厚生労働省からのフィブリノーゲンおよび血液凝固因子非投与者の調査依頼に対して間違いのないよう細心 の注意をもって対応した。 (母子保健室長 赤城 邦彦)第1節 保健福祉相談室
保健福祉相談室では保健師4名、ソーシャルワーカー3名が業務にあたっている。 1 相談活動 相談活動の中心は個別相談であり、相談の対象、内訳は、表1、表2に示した。 病棟ごとに担当を配置していることは従来どおりであるが、今年度より診療報酬の関係で、こころの診療病棟および精 神科外来を専任とした。保健福祉相談窓口に担当職員を常置し、相談窓口において短時間で対応できない内容と判断した 場合は、窓口担当補佐が別室で相談に応じている。 院内職員や関係機関との情報交換やケースカンファレンスの機会が多くなっており、関係機関職員来院状況は表3のと おりである。 2 専門外来 専門外来として在宅医療外来・こころの外来・禁煙外来を担当している。 「在宅医療外来」は2001年4月から開催し、診察時に患者家族支援をおこなった(開設数52 回 初診9 人、再診181 人)。 2002年6月から開設している「こころの外来」では、受診者の予約、事前問診をおこない、受診時に同席し、医 師、臨床心理士とともに処遇を共有した(開設数25回 初診41人)。 2003年8月から開設している「禁煙外来」では、 受診者の予約、診察時カウンセリングに関わった(開設数 17回、初診6人、再診13人 保険適用者 20 人)。 3 小児慢性疾患在宅療養グループ診療 1983年から集団的効果を意図して病気理解や治療・生活上の工夫などのプログラムを盛り込み、「疾患別グループ診療」 として実施しており、実施状況は表4に示した。 4 継続看護事業 1974年から保健福祉相談室を窓口として開始され、当センターと保健所、訪問看護ステーション等との継続看護に必要 な情報交換を円滑に行うシステムである。地域別依頼数と保健所等からの訪問指導結果の報告数は表5に示した。表6は、 対象者のうち、新生児未熟児病棟を退院した患児の出生体重別・疾患別に分類したものである。表7はそれ以外の対象児 (以下、「一般患児」という)を疾病別・年齢別に示したものである。なお、母性病棟からの妊産褥婦の継続看護対象者 は12件と増加している。 本事業のフォローアップシステムとして、1986年から低出生体重児、1987年から一般患児について、新生児科医師、母 子保健室兼務医師、外来看護師、PT、OT、保健福祉相談室員で、定例的にカンファレンスを実施している。本年度のカン ファレンス実施件数は、低出生体重児435件、一般患児231件で共に増加傾向にある。 5 訪問看護ステーションとの連携事業 1996年から訪問看護ステーションとの連絡相談窓口として、患者が療養上必要な時は、住居周辺の訪問看護ステーショ ンを検索依頼し、指示書・報告書の経由事務を担っている。今年度当センター患児の利用状況は、横浜市55カ所、川崎市 7カ所、横須賀市5カ所、藤沢市4カ所、相模原市1カ所、県域22カ所、県外2ヵ所 計96カ所の訪間看護ステーション を利用した。利用者の地域は、横浜市120人、川崎市7人、横須賀市8人、藤沢市4人、相模原市1人、県域33人、県外2 人 計175人が利用した(うち、新規利用者は67人、死亡・転居・家族の意向により終了した者は45人)。 訪問看護ステーションの指示書発送件数 417件 報告書受理件数 1942件の事務処理を行った。6 児童虐待対策事業 1997年から児童虐待対策事業を開始し、一昨年度までの総計127症例を分析、「医療機関としてできること∼児童虐待対 策事業11年の実践からみえてくるもの∼」を日本子ども虐待防止学会広島大会にて発表した。慢性疾患を有するせいか、 当院に受診していながら虐待が疑われることとなった症例が28症例あり、あらためて地域機関との連携や外来のあり方を 模索した。 今年度は、緊急検討を含め18回症例検討部会を開催、6症例を児童相談所に通告し、既に児童相談所が児童虐待として 把握している25症例の処遇を検討した。当院からの通報が減少していることは、横浜市児童相談所管内では他医療機関か らの通報も減少しているとのことで、見落としがあったという事ではないと思われる。 また、2005年度より症例検討を定例化したグレーゾーンは、14症例をグレーゾーン、14症例を母性グレーゾーンとした。 すべてのカルテにカラーカードを挿入して、院内の周知を図っている。実施状況は表8に示した。 7 周産期医療に関すること 母性病棟及び新生児病棟においては、周産期のチームとして、医師はもちろん看護職員及び保健福祉相談室職員が一丸 となって連携し対応している。 定期的に開催されるカンファレンスでは、家族の気持ちに寄り添い、在宅に向けて制度案内や地域情報を提供しながら、 児の退院に向けての調整をチームスタッフと協力しながら行っている。 今年度も社会的ハイリスク(とびこみ出産等)の数が前年とほぼ同件数あったため、保健福祉相談室の対応が必要であ った。 8 保健師等の研修 行政の母子保健担当保健師および訪問看護ステーション看護師を対象に、小児保健研修を開催した。 今年度は、低出生体重児関連の内容を1日に統合し、保健師と訪問看護ステーション看護師の交流の時間を設けるなど 工夫した。内容・出席者の状況は、表9に示した。 9 地域との連携 (1) 県域保健福祉事務所・市町村・政令5市母子保健行政担当機関とこども医療センターとの連絡協議会 当センターと地域の母子保健関係機関として重要な役割を担っている保健所・行政機関関係者との相互理解を深め、 連携を強化するために1973年より年1回連絡協議会を開催している。 1998年からは県域市町村母子保健担当課長の代表者の出席をあおぎ、今年度は21年3月6日に実施、①母子保健室業 務と地域との連携について情報交換し、②継続看護事業にかかる連絡会について各機関の取組みを伺った。発達障害児 への対応など当センターへの意見を今後の活動の参考としたい。 参加者 県域保健福祉事務所所長および保健福祉課長代表、都市衛協・町村衛協代表、 横浜市・川崎市・横須賀市・相模原市の母子保健主管課長・担当者 こども医療センター所長・院長・副院長、総務局長、肢体不自由児施設長・重症心身障害児施設長・看護局 長・副看護局長・看護科長・母子保健室長および室員 (2) 保健所等とこども医療センターとの連絡会 当センター職員(母子保健室長・室員、母子保健室兼務医師、外来看護科長、病棟看護科長)が地域に出向き、地域 の現状および活動、当センターの取組みなど情報交換・意見交換を行ない、連携強化に努めている。 今年度は、①21年2月6日に川崎市、②2月26日に県・藤沢市・相模原市・県域市町村の母子保健担当者等と次の内 容で実施した(横浜市と横須賀市は隔年実施とした)。内容は、①こども医療センター母子保健室業務について(母子 保健室業務概要、児童虐待対策事業、継続看護事業、地域医療連携室事業、周産期医療、小児救急電話相談事業) ②
情報交換「病院と地域との連携」 ③最近の小児医療事情「遺伝カウンセリングとは」遺伝科 黒澤健司医長 であっ た。 10 神奈川県小児保健協会 厚生労働大臣の許認可を得て存立する日本小児保健協会の支部組織として位置づけられ、当センター内の保健福祉相談 室に事務局が置かれている。 当協会の活動内容としては、神奈川県下の小児保健の普及及び指導等の向上に努めるとともに、小児保健に関する学術 の進歩を図るために各種活動を行っている。今年度は表10のとおり、講演会や研修会等を実施した。 11 委託事業等 (1) 小児救急電話相談事業(かながわ小児救急ダイヤル 通称♯8000) 2004 年度厚生労働省の施策方針「救急医療体制の充実」として、小児救急電話相談事業(♯8000)が事業化され、 神奈川県では 2005 年 7 月 1 日より開始した。相談結果は表11に示した。 ア 電話相談 実施時間は通年 18:00∼22:00、看護資格のある専任相談員2名で電話相談に応じている。 専任相談員が対応に苦慮した時は、当院当直医師に助言を求める体制をとっている。 イ 小児救急電話相談事業運営協議会 小児救急電話相談事業の円滑な運営を巡り、運営協議会を 20 年9月5日、21 年3月 23 日と2回実施した。また、 今年度より協議会と審議結果が公開となった。 (2) HIV保健福祉相談事業 1988 年に神奈川県血友病保健センターが指導相談室(現保健福祉相談室)に設置され、以後血友病の患児(者)、家 族への相談支援活動を続けていたが、1997 年から神奈川県 HIV 保健センターと改称、改組され、それに伴い 1997 年7 月からは、厚木市立病院と県立足柄上病院へ相談員の派遣が始まった。2005 年より、専任相談員は保健師から心理職 に交替し、2006 年 1 月より神奈川県 HIV 保健センター事務局を県健康増進課へ移管し、同時に専任相談員の拠点も移 動した。当院には必要時専任相談員が派遣されている。 (3) その他 2004 年度より、横浜市「特別支援事業加算制度」に関する照会窓口となり9件照会があり、8件該当と回答した。 診療科は、神経内科3件、循環器科2件、遺伝科1件、外科1件、リハビリテーション科1件、言語聴覚室1件であっ た。 また外国籍患者の受診に伴い、医療通訳派遣システム事業を実施。稀少言語通訳依頼について調整を行ない、161 件に対応した。その内訳は英語 33 件、中国語 10 件、タガログ語8件、ポルトガル語 10 件、スペイン語 54 件、タイ語 12 件、ベトナム語 22 件、カンボジア語9件、ロシア語3件であった。 最後に、今年度は財団法人日本機能評価機構の病院機能評価があり、かねてより整備し利用していた「窓口対応マニ ュアル」と「こどものための病院および施設ガイド」が高く評価されたことを付記しておく。今後も更新してゆきたい。
表1 相談者・相談機関別相談方法(延数) 合 計 院内 職員 保健所 市町村 児 童 相談所 訪問看護 ステーシ ョン 学校・ 療 育 幼稚園 福祉 関係 機関 医療 機関 本人 家族 近隣・ 友人・ 会社等 その他 合 計 16,907 2,761 1,100 877 506 291 605 263 778 9,047 34 645 電 話 4,982 1,221 679 546 378 165 370 216 82 1,094 17 214 面 接 11,132 1,526 75 297 74 118 217 29 686 7,681 17 412 文 書 793 14 346 34 54 8 18 18 10 272 0 19 表2 相談者・相談機関別相談内容(再掲) 合 計 院内 職員 保健所 市町村 児 童 相談所 訪問看護 ステーシ ョン 学校・ 療 育 幼稚園 福祉 関係 機関 医療 機関 本人 家族 近隣・ 友人・ 会社等 その他 合 計 18,620 3,200 1,194 1,220 700 358 645 285 869 9,465 37 647 家族の問題 981 215 121 172 54 36 28 25 62 265 0 3 虐 待 779 169 35 226 36 36 34 7 37 194 5 0 グレー対応 281 45 42 59 6 10 31 7 9 67 0 5 育児相談 274 10 30 1 4 1 3 1 18 206 0 0 病気・病状 5,233 1,170 449 286 349 115 79 56 195 2,510 4 20 受診相談 1,782 214 112 135 39 30 33 80 30 1,088 9 12 経済的問題 1,599 144 19 20 10 5 50 12 61 1,266 7 5 社会資源 1,747 199 66 65 22 9 72 12 52 916 3 331 医療機器・ 介護用品の 相談 1,030 136 2 4 4 7 126 19 2 714 0 16 施設・学校 ・幼稚園等 の相談 520 92 14 23 1 51 24 0 10 305 0 0 退院援助 1,136 195 173 107 125 17 7 28 58 426 0 0 周産期に関 する相談 474 23 25 3 1 1 8 2 221 186 1 3 権利擁護 120 55 0 0 0 0 0 0 1 64 0 0 療養中の心 理的問題 106 19 1 3 1 0 3 0 19 60 0 0 HIV 28 9 0 0 0 4 6 0 0 8 0 1 その他 2,530 505 105 116 48 36 141 36 94 1,190 8 251
表3 関係機関職員来院状況(患者実数)
計 母性 NICU ICU HCU1 HCU2 4東 4南 4西 クリ
ーン 5南 5西 こころ 肢体 重心 相談室 外来 退院に向て の調整 75 4 9 2 4 3 3 3 6 6 35 学校、地域 との調整 17 1 1 1 1 11 2 当院への 受診同行 26 1 1 3 1 13 7 虐待検討 症例相談 74 2 3 17 2 9 5 24 1 11 ケース連絡 12 2 2 1 1 1 3 2 通 訳 5 156 6 9 3 1 2 6 2 20 3 3 106 病状把握 41 1 1 11 2 5 2 2 1 1 8 7 カンファレ ンス 30 1 3 4 2 14 6 そ の 他 5 5 計 5 436 14 19 6 19 2 30 18 38 10 0 14 13 108 0 8 3 139 通訳欄:上段はヨーク、下段はミック 児童相談所:CW183、看護師12、保健師22、係長24、所長1、心理士19、医師5、生活支援員1 保健所:保健師15、CW5、係長1、助産師1 福祉事務所:CW15、理学療法士1 訪問看護ST:看護師46、所長1、PT1 社会福祉協議会:職員7 施設:支援員24、保育士10、CW3、心理士2、看護師3、施設長9、ヘルパー2、医師1 教育委員会: 指導主事1 学校:教諭46、看護師4、校長6、副校長2、教頭2、養教6 医療機関: 医師6、看護師1、CW1 小児科学会:会長(医師)1 警察署:刑事11 行政法律事務所:行政書士1 通訳: 156 ヨーク:通訳5
表4 小児慢性疾患グループ診療実施状況 対象疾患 実施日 参加者数 (本人) 内 容 関係スタッフ 血液腫瘍疾患 7/19(土) AM 93 人(24 人) 34 家族 病気と治療について 晩期障害について 成長障害とその治療 血液・再生医療科医師、 児童思春期精神科医師、 看護師、臨床心理室員、 養護学校教諭、保健福祉相談室員 側わん症 7/30(水) PM 15 人(7 人) 7 家族 特発性側わんについて、質疑応答、 大人子ども別グループワーク、 先輩からの話 整形外科医師、養護学校教諭、 看護師、保健福祉相談室員 血友病 8/23(土) AM 27 人(8 人) 8 家族 血友病の最近の話題について 血友病の歯科治療と予防について 親子と看護師のふれあいトーク、 家族療法の実際 血液・再生医療科医師、歯科医師 看護師、保健福祉相談室員 小児糖尿病 9/20(土) AM 28 人(9 人) 10 家族 診察と処方、 講演「インスリン製剤のいろいろ」 実技「いろいろ量ってみよう」 内分泌代謝科医師、看護師、 栄養士、保健福祉相談室員 未熟児(1歳半∼ 2歳半児) 10/21(水) PM 69 人(23 人) 24 家族 「次回の妊娠に向けて」 専門別グループワーク 小児科医師、産科医師、 理学療法士、作業療法士 臨床心理室員、言語聴覚士、 栄養士、看護師(新生児科・産科・ 外来)、保健福祉相談室員 6/18(水) AM 80 人(28 人) 50 家族 ダウン症(乳児) 11/19(水) AM 82 人(31 人) 33 家族 ダウン症について、乳児期の発達 について、乳幼児の遊び・かかわ りについて グループ交流 ダウン症(就園前) 9/17(水) AM 78 人(30 人) 45 家族 ダウン症について、発達について、 グループ交流、 遺伝科医師、理学療法士、 作業療法士、言語聴覚士、 栄養士、臨床心理室員、 保健福祉相談室員 口蓋裂 2/21(土) AM 89 人(24 人) 31 家族 口蓋裂の治療、歯科矯正、虫歯予 防、滲出性中耳炎、遺伝の話 グループ交流 形成外科、歯科、耳鼻咽喉科医師 遺伝科医師、看護師、言語聴覚士 保健福祉相談室員 表5 継続看護事業(地域別) 計 横浜市 川崎市 横須賀市 相模原市 藤沢市 県保健福祉 事務所 県 内 市町村 県外 依頼数 125 66 4 9 0 5 19 13 9 未 熟 児 報告数 61 21 3 6 0 4 19 5 3 依頼数 88 45 9 3 3 4 19 3 2 一般患児 報告数 48 23 5 2 2 2 12 2 0 依頼数 12 7 1 0 0 0 2 1 1 妊産褥婦 報告数 1 1 0 0 0 0 0 0 0 依頼数 225 118 14 12 3 9 40 17 12 計 報告数 110 45 8 8 2 6 31 7 3
表6 継続看護事業 未熟児新生児病棟退院児の体重別内訳 依頼数 訪問 報告数 500g 未満 1000g 未満 1500g 未満 2000g 未満 2500 未満 2500g 以上 合併症なし 44 19 0 3 6 5 14 16 未熟児網膜症 3 0 0 2 1 0 0 0 低出生 体重児 慢性肺疾患 11 7 1 8 2 0 0 0 循環器系の疾患 10 3 0 1 1 2 2 4 周産期の問題 15 8 0 1 4 0 1 9 先天異常 41 24 0 0 2 4 10 25 その他 1 0 0 0 0 0 0 1 計 125 61 1 15 16 11 27 55 表7 継続看護事業 新生児未熟児病棟以外の児の疾病分類・年齢別 依頼数 報告数 ∼6カ 月 未満 ∼1歳未満 ∼2歳未満 ∼3歳未満 ∼4歳未満 ∼5 歳未満 ∼6歳未満 6歳以上 Ⅰ感染症および寄生虫症 1 1 1 Ⅱ新生物 1 1 1 Ⅲ血液の疾患 2 1 2 Ⅳ内分泌・栄養および代謝疾患 7 5 1 2 3 1 Ⅴ精神および行動の障害 0 0 Ⅵ神経系の疾患 4 3 1 2 1 Ⅶ眼及び付属器の疾患 0 0 Ⅷ耳及び乳様突起の疾患 1 0 1 Ⅸ循環器系の疾患 7 2 3 2 1 1 Ⅹ呼吸器系の疾患 2 2 1 1 XI 消化器系の疾患 9 5 4 4 1 XⅡ皮膚及び皮下組織の疾患 0 0 XⅢ筋骨格および結合組織の疾患 0 0 ⅩⅣ腎尿路生殖器系の疾患 1 0 1 ⅩV 妊娠・分娩及び産褥 0 0 XVI 周産期に発生した病態 0 0 XVII 先天奇形・変形及び染色体異常 50 25 8 16 18 2 2 3 1 ⅩⅧ症状・兆候および異常臨床所見 2 1 1 1 XⅨ損傷・中毒および その他の外因の影響 1 1 1 88 47 17 26 26 6 6 4 1 2
表8 児童虐待対策事業 1 検討部会開催状況 症例検討部会 15回 延43件 実件数:虐待28件、グレー6件、事故1件 保留4件(後に2件はCA)、症例検討4件 緊急症例検討 3回 延 3件 実件数:虐待 3件 計 18回 延46件 実件数:虐待31件、グレー6件、事故1件、 保留4件(後に2件はCA)、症例検討4件 2 症例概要 当院からの通報 既に児童相談所が虐待症例として把握 身体的(SBS疑含) 2件 身体的 8件 ネグレクト 0件 ネグレクト 11件 暴力 4件 性的 2件 計 6件 心理的 4件 計 25件 3 グレーゾーン症例 (1)グレーゾーン症例 検 討 結 果 検討回数 検討症例数 グレーケース 虐待症例 相談室対応 13回 16件 14 件 1件 1件 (2)母性グレーゾーン症例 検討回数 検討症例数 検 討 結 果 2回 14件 グレーケース 14件 4 院外虐待症例への間接的対策 (計 4 件) 機 関 概 要 川崎市中央児童相談所 CA 通報あり、受診状況知りたい→受診歴なし 小田原児童相談所 虐待相談医療サポート事業委託、セカンドオピニオン 県中央児童相談所 虐待相談医療サポート事業委託、セカンドオピニオン 相模原児童相談所 虐待相談医療サポート事業委託、セカンドオピニオン 5 地域の虐待ネットワーク等への出席 期 日 内 容 出席者 実施場所 20年5月8日 ケースカンファレンス 医師、ワーカー 横浜市西部児相 5月29日 南区児童虐待防止連絡会議 ソーシャルワーカー 南区福祉保健 C 6月18日 ネットワークミーティング ソーシャルワーカー 大和市保健福祉 C 11月7日 要保護児童ネットワーク会議 ソーシャルワーカー 小田原養護学校 11月14日 要保護児童対策地域協議会 医師、ワーカー 鴨居中学校 11月21日 ケースカンファレンス 医師、ワーカー こども医療 C 12月19日 ケースカンファレンス 医師、ワーカー 横浜市西部児相 12月22日 ネットワークミーティング ソーシャルワーカー 平塚保健福祉事務所 21年2月13日 ケースカンファレンス ソーシャルワーカー 下瀬谷中学校 3月5日 ケースカンファレンス ソーシャルワーカー 中部地域療育 C 3月12日 南区児童虐待防止連絡会議 ソーシャルワーカー 横浜市中央児相
6 広報普及活動 期 日 内 容 出席者 21年3月6日 医療機関としてできること ∼児童虐待対策事業 11 年の実績から見えてくるもの 17名 表9 保健師等研修実施状況 開催 月日 時 間 内 容 講 師 参加者 9:30∼10:40 地域における低出生体重児の母乳育児支援 新生児科医長 大山 牧子 (国際認定ラクテーションコンサルタント) 10:50∼12:00 NICU 看護の実際 地域への期待 NICU病棟看護師 豊島万希子 (新生児集中ケア認定看護師) 13:00∼14:20 極低出生体重児とリハビリテーション 発達支援科理学療法士 鈴木奈恵子 10/27 (月) 14:30∼16:00 低出生体重児の出生と動向 発育と発達のチエックポイント 副院長(新生児科部長) 猪谷 泰史 34 9:30∼10:40 乳幼児の発達と異常の見分け方 重症心身障害児施設医務科課長 井合 瑞江 10:50∼12:00 小児の成長・成熟の仕組みを考える 内分泌代謝科医長 室谷 浩二 13:00∼14:20 こどもの心疾患と地域支援のポイント 病院長(循環器科部長)康井 制洋 11/4 (火) 14:30∼16:00 人工呼吸器の特徴と観察のポイント ICU 病棟看護師 小田 恵 (集中ケア認定看護師) 47 9:30∼10:40 アレルギー疾患と治療薬 アレルギー科部長 栗原 和幸 10:50∼12:00 妊娠中のリスク回避とその予防 産婦人科部長 石川 浩史 13:00∼14:30 気管切開のこどもを地域で支えるために 新生児科医長 星野 陸夫 11/7 (金) 14:40∼16:00 フリートーキング 28 9:30∼10:40 胃ろう・人工肛門・医療ケアに伴う 皮膚のトラブルの対応 看護教育科 市六 輝美 (皮膚・排泄ケア認定看護師) 10:50∼12:00 子どもの発達を促す遊び 発達支援科作業療法士 山崎 郁代 13:00∼14:30 胎児期水頭症・周産期脳障害児の支援のコツ 総合診療科部長 松井 潔 11/10 (月) 14:40∼16:00 遺伝の話 遺伝科科長 黒澤 健司 39
表 10 神奈川県小児保健協会 事業名 開催日 会場 主 題 座 長・講 師 参加数 母子保健 指導者研修会 20.12.9 横浜情報 文化センター テーマ:乳幼児と家族のこころを育む <座長> 愛育こどもクリニック <講演> 「大切にしたいこどもの心」 「赤ちゃんのこころの健康を 守るには」 小児科医師 門井 伸暁 聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院 小児科医師 笹本 優佳 山王教育研究所 臨床心理士 橋本 洋子 168 人 育児講演会 20.8.2 パシフィコ 横浜 「赤ちゃんと家族にやさしい社会づく り∼フィンランドからの提案∼」 世界乳幼児精神保健学会 会長 トゥーラ・タミネン 700 人 理事会 20.5.27 神奈川県 総合医療会館 (1)平成 19 年度事業報告、収支決算 および会計監査報告 (2)平成 20 年度事業計画、予算計画 (3)その他 平成 20 年度 理事・監事 22 人 神 奈 川 県 小 児 保 健 協 会 だ よ り 21.3 月 第 8 号 2009 年 3 月発行 1500 部 表 11 小児救急電話相談業務状況 1.月別時間帯別相談件数 (単位:件) 対 応 時 間 時間帯 月別 18 時 ∼ 19 時 19 時 ∼ 20 時 20 時 ∼ 21 時 21 時 ∼ 22 時 計 計のうち 医師への 転送件数 計のうち 医療機関等 案内件数 最長 (分) 最短 (分) 平均 (分) 19 年 4 月∼3 月 2,470 2,587 2,628 2,171 9,856 96 1940 33 1 4.0 20 年 4 月∼3 月 3,134 3,270 3,288 2,736 12,428 104 2,686 36 0 5.0 2.相談内容 (単位:件) その他 月別 病気 事故 医療機関の照会 育児 その他 計 19 年 4 月∼3 月 6,904 2,511 70 211 160 9,856 20 年 4 月∼3 月 8,868 3,230 49 56 225 12,428 3.助言及び指示内容別相談件数 (単位:件) その他 月別 119番 するよう に勧めた 医療機関 にいくよ うに勧め た 昼にかかり つけ医へ行 くよう勧め た 心配ないが何か あれば医療機関 へ行くように勧 めた 助言・指導 で終わった 話を聞い ただけで 済んだ その他 計 19 年 4 月∼3 月 11 2,147 2,184 3,035 2,163 7 309 9,856 20 年 4 月∼3 月 12 2,686 2,333 4,498 2,557 27 315 12,428
第2節 地域医療連携室
こども医療センターは、地域医療連携を図るために平成16年8月に地域医療連携室を設置して、平成16年11月に「地 域医療支援病院」の承認を得ているが、平成18年1月の新棟移転に伴い、より一層の地域医療連携の拡大と充実を図 るため、平成18年4月より地域医療連携室として室長(兼務医師)、および新たに専任の看護師2名と事務職3名(非常 勤2名を含む)をおいて組織編成を図った。また、その業務内容がこれまで母子保健室の保健福祉相談室が行ってきた 地域連携のネットワークと密接にかかわっており、前者が主に保健所と児童相談所の連携を、地域医療連携室が主に地 域医療機関と訪問看護ステーションとの連携を図って、相互に協働できるよう地域医療連携室を母子保健室に位置づけ た。 地域医療連携室の主な業務は、1地域医療支援事業、2医療連携の推進、3広報活動、4病床調整、5在宅医療・在宅支援 である。地域医療支援事業運営委員会は年2回開催され、病診・病病連携をさらに深めるために紹介された患者の返信 と逆紹介の推進をこども医療センターの基本的課題としている。平成21年3月には返信と逆紹介推進のための地域医療連 携システムの導入を行った。また、病病連携を推進するために平成20年度は県内地域中核病院を5箇所訪問し、相互の 連携を深めた。登録医療機関は昨年より33機関増加した。広報活動では、「地域医療連携室だより」を年3回発行し、 配布箇所を増やしてこども医療センターの紹介および県内医療従事者への研修会を広報した。地域の医療ニーズを把握 する目的で平成19年度に行った医療連携実態調査の解析も行った。入院が必要な多くの患者さんがこども医療センター を有効に利用していただけるよう病床調整を行うとともに、在宅医療を必要とする方がスムーズに移行できるような在 宅支援を行った。 (地域医療連携室長 赤城 邦彦) 1 地域医療支援事業 (1)地域医療支援事業運営委員会の開催 地域医療支援事業の実施にあたり、運営の円滑化および諸問題を協議するために設置されており、外部委員 17名で構成、年2回開催されている。 平成20年度 第1回 地域医療支援事業運営委員会 平成20年10月 9日(木) 19:00∼20:15 第2回 地域医療支援事業運営委員会 平成21年 2月27日(金) 19:00∼20:00 (2)事業内容 ア 地域医療支援病院紹介率 96.1% 初診患者数 7,367人 対前年比 98.1% 紹介患者数 6,727人 〃 98.2% イ 紹介元医療機関数(平成20年度) 1 , 6 1 6施設 病 院 375 診療所 1,136 保健所 40 児童相談所 7 その他 58 (療育センター、学校、海外の医療機関など)<病院・診療所内訳> 地 域 病 院 診 療 所 南 区 1 58 港南区 4 69 中 区 2 35 磯子区 1 34 金沢区 4 41 栄 区 1 20 南部 医療圏 小 計 13 257 その他の区 39 406 横 浜 市 横浜市計 52 663 川崎市 13 47 その他県域 72 339 神奈川県計 137 1,049 東京都 44 35 その他の道府県 194 52 合 計 375 1,136 ウ 登録医療機関の数 144施設 (内訳:病院 11、診療所 104、助産院 29) * 平成20年3月31日 111施設 (平成21年3月現在) 地 域 医療機関数 南 区 15 港南区 14 中 区 13 磯子区 9 金沢区 10 栄 区 4 南部 医療圏 小 計 65 その他の区 30 横 浜 市 横浜市計 95 川崎市 15 その他県域 33 東京都 1 合 計 144 エ 共同利用の実施 図書の利用 84件 診療・手術への参加 0件 病理解剖の受託 1件 診断機器の利用 0件
オ 救急医療の提供 平成20年度 平成19年度 救急外来の受診患者数 4,784 人(1,055人) 4,901 人(1,052人) 救急用又は患者輸送用自動車により搬入した 救急患者数 534 人( 258人) 545 人( 260人) 自家用車等で来院した救急患者数 4,250 人( 797人) 4,356 人( 792人) 産科救急患者数(未受診の救急隊からの搬送を含む) 142 人( 142人) 98 人( 98人) NICU直入患者数 76 人( 76人) 83 人( 83人) 総 計 5,002 人(1,273人) 5,082 人(1,233人) ※( )の人数は、それぞれの患者のうち入院を要した人数 カ 地域の医療従事者に対する研修実績 (別表) 2 病病、病診連携の推進 (1)地域の拠点病院への訪問 目 的:ア 双方向の医療連携を円滑に行っていくために、小児医療の実情(医療体制、看護体制)について 相互に意見交換する イ 当センターの在宅医療に役立てるために、他医療機関の退院調整および在宅支援について伺う 医 療 機 関 名 所 在 地 訪 問 日 訪問職員(人数) けいゆう病院 西区 平成20年7月17日 病院長、医師1、看護師1 国際親善病院 泉区 平成20年7月18日 連携室室長、医師1、看護師1 大和市立病院 大和市 平成20年9月25日 連携室室長、医師1、看護師1 日本医科大学武蔵小杉病院 川崎区 平成20年10月24日 病院長、医師1、看護師1 横浜南共済病院 金沢区 平成21年2月23日 連携室室長、医師1、看護師1 訪問先の病院長、小児科医師や小児病棟の師長と親近感がもてFace to Faceの効果を実感した。逆紹介するとき に役立つように、毎回「病院訪問紀行」として紀行文を院内に配布した。 (2)地域医療連携システムの導入 紹介元医療機関との連携を強化するために地域医療連携システムを導入した。システムの開発に向けてプロジ ェクトチームを結成、職員の意見を集約し運用について検討をすすめた。 平成19年度から受診報告状況の把握に努め、平成20年度の報告状況は1日平均30件、86%であった。 (3)訪問診療 地域医療支援病院としての役割を果たす一環として、また当院への転院依頼を受けるにあたり、早期に診断お よび治療方針が立てられるように、地域の医療機関の要請で訪問診療を行った。訪問診療件数は5件 3 広報活動 地域医療連携室だよりの発行 (約2,200部配布) 6月、11月、3月に発行。6月は「心疾患」11月は 「悪性腫瘍」を特集した。
配布先:県医師会、県病院協会、県看護協会、横浜市医師会、横浜市病院協会、登録医療機関 日本小児総合医療施設協議会会員、県立病院等、OB医療機関、南部医療圏・戸塚区内診療所 訪問看護ステーション(南区、港南区、保土ヶ谷区、戸塚区) 4 病床調整 こども医療センターで入院・治療を必要としている患者が、必要としている時期に円滑に入院できるように、また 病床を有効活用できるように兼務医師と専任看護師で病床調整を行った。予定入院はベッドコントロール会議(関係 部署の医師、病棟看護科長が参加)で調整、その後の救急・緊急入院は外科系、内科系、また発達段階を越えて病床 調整を行った。その結果、病床の有効活用につながり、3月の平均病床利用率は87.7 %であった。 呼吸障害など慢性疾患患者の転院依頼については、ケースによって事前情報をもとに関係部署でカンファレンスを 開き、受け入れにあたり当センターでの役割を明確にするよう努めた。これらのことにより病床調整や入院後の早期 診断、診療計画立案が円滑に進んだ。 5 在宅医療、在宅支援 (1)在宅で医療機器を継続使用している患者数(平成21年3月現在) 平成20年度 平成19年度 医療機器 使用患者数 開始 中止 使用患者数 在宅人工呼吸療法(気管切開 TPPV) 19 5 4 18 在宅人工呼吸療法(鼻マスク NPPV) 13 3 4 14 在宅持続陽圧呼吸療法 8 6 0 2 在宅酸素療法 179 61 43 161 在宅成分栄養経管栄養法 6 4 14 16 在宅自己腹膜灌流 1 0 0 1 在宅中心静脈栄養法 5 3 4 6 在宅肺高血圧症(フローラン持続注入) 1 0 0 1 在宅自己注射(インシュリン間歇注入) 2 1 0 1 計 234 83 69 220 (2)医療的ケアを在宅で実施している患者数(平成21年3月現在) 経管栄養(胃ろう外来)−胃ろう造設 126人 気管切開(気管切開外来) 約80人 腸ろう造設 11人 自己導尿(泌尿器科) 約120人 (3)在宅医療審査会 患者が安全に安心して地域や家庭で医療を受けられ るように、在宅医療、在宅支援を円滑に進めるために 審査会において必要な事項を検討した。審査会は月1 回で12回開催、患者数は18人、のべ48人について検討 した。うち11人が在宅に移行できた。 検討した医療的ケアは在宅人工呼吸療法が主で、平 成20年度に開始した患者は、TPPVが5人、 <審査会で検討または報告件数> 患者数(のべ人数) 18人(48人) 検討患者数 11人 報告患者数 7人 退院患者数 11人 他医療機関からの転院 1人
NPPVが3人だった。平成21年3月現在、当センターで在宅人工呼吸療法を行っている患者はTPPV19人、 NPPV13人で総数32人となった。また在宅持続陽圧呼吸療法は6人について報告があった。 (4)長期入院検討部会 長期入院患者の状況を確認し、原因を整理したうえで今後の治療、ケアの方針等を明確にし、在宅での医療 の可能性について評価、検討することを目的に開催した。 ア 実施回数:4回(5月、9月、12月、3月)開催。 イ 検討患者数(6ヶ月以上の入院期間の患者) ウ 検討患者の診療科 内訳 救急診療科 総合診療科 新生児科 神経内科 血液再生医療科 外 科 心臓血管外科 5月 2 3 3 3 2 1 0 9月 1 1 1 2 0 0 2 12月 0 3 2 2 1 2 0 3月 0 4 3 3 0 1 0 合計 3 11 9 10 3 4 2 エ 検討内容をまとめると以下のとおりであった。 ● 本人の状態・医療的ケア(人工呼吸療法、中心静脈栄養法、悪性疾患、創部感染) ● 家族の状況・住環境 家庭の特徴として「経済状況の不安定」「住環境の不安定」「きょうだいの育児」「母の妊娠等のイベン ト」「患者の状況の受け入れ困難」などがあげられた ● 在宅移行の可能性 在宅移行にあたっては複雑な課題が多く、施設入所を検討する方向性で調整する場合も多い (5)医療評価入院 在宅支援の一環として、在宅医療を行っている患者(在宅医療機器、医療的ケアを在宅で実施)を対象に医療評 価入院を家族のニーズに合わせて行った。 受け入れ患者数 入院期間 入 院 病 棟 21人 のべ38人 3日∼10日 7病棟 (HCU1、HCU2 4東、4南、4西、5南、5西) 該当者数 検討者数 5月 19 14 9月 33 7 12月 31 10 3月 32 11 合計 115 42
平成 20 年度 地域の医療従事者に対する研修実績
内 容 対象者 日 程 テ ー マ 参加者 総数(人) 院内 院外 第6回 小児科 夏季セミナ ー 若手小児科 医師 小児科志望 研修医 地域医療機 関医師 8月2日(土) 8月3日(日) 小児科医にお願いしたい唇顎口蓋裂の治療準備:形成外科 小林眞司 こんなに治る小児ガン:血液再生医療科 浜之上 聡 最近当科で経験した不明熱:感染免疫科 鹿間芳明 こどもの成長に目を向けよう:内分泌代謝科 室谷浩二 けいれん学入門:神経内科 小坂 仁 食物アレルギーは除去食だけではないのです:アレルギー科 高増哲也 小児救急における呼吸器疾患:救急診療科 梅原 実 小児科医のための小児外科入門:外科 望月響子 小児救急頭部CT入門:放射線科 相田典子 NICUにおける循環管理:新生児科 豊島勝昭 小児急性左心不全の診断・病態・治療:循環器科 宮田大揮 Dysmorphology入門:遺伝科 古谷憲孝 児童精神科医はなにをしているか?:児童思春期精神科 新井 卓 小児救急の終末期医療を一緒に考えよう:総合診療科 大村在幸 91 16 75 第63回 看護集談会 看護師等 6月21日(土) 13:30∼16:00 研究の質の向上−研究を実践の質の向上にいかしていこう− 76 43 33 第64回 看護集談会 看護師等 11月15日(土) 13:30∼16:00 研究の質の向上−研究を実践の質の向上にいかしていこう− 66 59 7 胎児勉強会 28回 医師・技師・ 助産師・看護 師等 5月11日(日) 10:00∼16:00 <午前> ①「わかりやすい胎児脳エコー入門」 神奈川県立こども医療センター 総合診療科 松井 潔医師 ②「ファロー四徴症について」 神奈川県立こども医療センター 循環器科 宮田大揮医師 <午後> 胎児心エコー講座「ファロー四徴症」 ①「ファロー四徴症の胎児診断について」 奈良県立医科大学 第一解剖学教室博士研究員 (産科、婦人科 専門)長沼孝至医師 ②「症例動画提示」 大和愛育病院 検査科 小澤利江氏 山口病院 検査室 大山利香氏 ③「STICを用いた症例提示」 神奈川県立こども医療センター 新生児科 川滝元良医師 74 29回 医師・技師・ 助産師・看護 師等 8月10日(日) 10:00∼16:00 AM①「わかりやすい胎児脳エコー入門 ②」 神奈川県立こども医療センター 総合診療部 松井 潔医師 ②「心室中隔欠損症について」 神奈川県立こども医療センター 循環器科 宮田大揮医師 PM 胎児心エコー講座「心室中隔欠損症」 ①「心室中隔欠損症の胎児診断」 神奈川県立こども医療センター 新生児科 川滝元良医師 ②「症例動画提示」 東條ウィメンズクリニック 検査科 林 恵利子氏 おおわきレディースクリニック 検査科 田中美恵子氏 *「心室中隔欠損症とアーチファクト」 湘南鎌倉総合病院 中央超音波検査科 小谷よしみ氏 ③「STICを用いた症例提示」 神奈川県立こども医療センター 新生児科 川滝元良医師 58 3内 容 対象者 日 程 テ ー マ 参加者総 数(人) 院内 院外 30回 医師・技師・ 助産師・看護 師等 10月12日(日) 10:00∼16:00 1.頻脈性不整脈の胎児診断と治療 久留米大学 小児科 前野泰樹先生 2.新生児頻脈性不整脈について 横浜市大 小児科 岩本眞理先生 3.ランチョンセミナー 久留米大学 小児科 前野泰樹先生 後援:メディソンジャパン 4.徐脈性不整脈の胎児診断と治療 筑波大学 小児科 堀米仁志先生 5.新生児徐脈性不整脈について 横浜市大 小児科 岩本眞理先生 71 31回 医師・技師・ 助産師・看護 師等 12月21日(日) 10:00∼16:00 AM「口唇裂・口蓋裂について」 ①「口唇裂・口蓋裂の治療について」 神奈川県立こども医療センター形成外科 小林眞司医師 ②「口唇裂・口蓋裂の胎児診断」 コシ産婦人科医院 超音波検査室 辻村久美子氏 PM 胎児心エコー講座「心内膜床欠損症」 ①「心内膜床欠損床について」 神奈川県立こども医療センター循環器科 宮田大揮医師 ②「心内膜床欠損症の胎児診断」 神奈川県立こども医療センター 新生児科 川滝元良医師 ③「症例動画提示」 山口病院 検査室 大山利香氏 山王クリニック 超音波検査室 吉越和江氏 59 32回 医師・技師・ 助産師・看護 師等 2月1日(日) 10:00∼16:00 AM ①「わかりやすい胎児脳エコー入門③ −二分脊椎について−」 神奈川県立こども医療センター 総合診療科 松井 潔医師 ②「二分脊椎の外科治療」 神奈川県立こども医療センター 脳神経外科 伊藤 進医師 PM「第15回胎児心臓病研究会 予演会」 ①「特別講演:STICを使ったCHDのスクリーニング 遠隔診断とトレーニ ングへの活用」 神奈川県立こども医療センター 新生児科 川滝元良医師 ②発表予定演題より 「総肺静脈還流異常症IIaのSTICによる後方視的検討」 山王クリニック 超音波検査室 吉越和江氏 「3VTview単独異常症例の検討 −産科一次医療施設における胎児心臓スクリーニングの経験から−」 コシ産婦人科医院 超音波検査室 辻村久美子氏 48 4 310 心臓血管外科学習会 6回 医師・看護師 等 4月25日(金) 18:00∼20:00 Ⅰ.症 例 検 討 座長:東邦大学医療センター大森病院 心臓血管科講師 小澤 司先生 1)昭和大学横浜市北部病院 2)横浜市立大学附属病院の人工心肺回路 横浜市立大学付属病院 MEセンター 大高 勝義先生 3)当センターの人工心肺システム 神奈川県立こども医療センター 臨床工学部 佐藤拓茂氏 4)家族の声−患者家族滞在施設 「よこはまファミリーハウス」を運営して 佐伯トシコ氏 Ⅱ.特 別 講 演 座長:横浜市立大学医学部外科治療学 益田宗孝教授 『重症先天性心疾患に対する外科治療戦略』 昭和大学横浜市北部病院循環器センター教授 石野幸三先生 55 26 29
内 容 対象者 日 程 テ ー マ 参加者総 数(人) 院内 院外 7回 医師・看護師 等 11月14日(金) Ⅰ.症例検討 (3題予定) 座長 聖マリアンナ医科大学 心臓血管外科 近田正英先生 Ⅱ.特別講演 座長 昭和大学横浜市北部病院 循環器センター 石野幸三先生 『単心室循環:Qp/QsとSvO2』 講師 とちぎ子ども医療センター 小児心臓血管外科 河田正明教授 53 45 8 8回 医師・看護師 等 1月30日(金) Ⅰ.特別講演Ⅰ 座長:昭和大学横浜市北部病院 循環器センター教授 石野幸三先生 『小児CCUにおける蘇生ガイドラインの役割』 神奈川県立こども医療センター循環器科 宮田大揮医師 特別講演Ⅱ 座長: 神奈川県立こども医療センター 集中治療科 永渕弘之医師 『小児の心肺蘇生の流れ ガイドライン2005の強調点とPALS』 埼玉県立小児医療センター 総合診療科 関島俊雄先生 55 46 9 163 NST勉強会 17回 医師・看護師 等 4月18日(金) こども医療センターのNST紹介 アレルギー科 高増哲也医師 40 18回 医師・看護師 等 6月16日(金) 成長の「しくみ」を知ろう 内分泌代謝科 室谷浩二医師 48 19回 医師・看護師 等 8月15日(金) 小児の摂食機能の発達とその障害 昭和大学歯学部口腔衛生学 高橋摩理 先生 51 50 1 20回 医師・看護師 等 10月17日(金) 嚥下機能の基礎と臨床 西山耳鼻咽喉科医院 西山耕一郎先生 40 21回 医師・看護師 等 12月22日(金) 胃ろうと半固形化、GER(仮) 外科 北河徳彦医師 34 22回 医師・看護師 等 2月6日(金) JSPEN参加報告 栄養科 46 42 4 259 循環器連携カンファレンス 10回 医師・看護師 等 5月23日(金) 19:00∼21:00 Ⅰ.症例検討 『至適手術介入時期とは∼Too lateの症例を中心に∼』 循環器科 上田秀明医師 Ⅱ.講 演 『先天性心疾患の至適手術時期について』 心臓血管外科 麻生俊英医師 59 27 32 11回 医師・看護師 等 7月25日(金) 19:00∼21:00 Ⅰ.症例検討 『紹介いただいた症例の報告』 Ⅱ.講 演 『心室中隔欠損症(VSD)の診断から紹介、搬送のタイミン グまで∼たかがVSDされどVSD∼』 Ⅲ.『乳児期に急速な経過で進行する劇症型僧帽弁閉鎖不全症について』 循環器科 宮田大揮医師 37 25 12 12回 医師・看護師 等 9月19日(金) 19:00∼21:00 内容 Ⅰ.症例検討 『 紹介いただいた症例の報告』 Ⅱ.講演 『冠動脈病変を伴う川崎病患者の長期管理 ∼小児循環器科で のフォローの限界∼』 循環器科 柳 貞光医師 Ⅲ.『他施設から症例提示及びディスカッション』 34 17 17 13回 医師・看護師 等 11月28日(金) 19:00∼21:00 Ⅱ.講演 『術後外来フォロー中の症例から学ぶ∼見落としてはいけないポイン トとは∼』 循環器科 上田秀明医師 Ⅲ.『他施設から症例提示及びディスカッション』 31 10 21
内 容 対象者 日 程 テ ー マ 参加者総 数(人) 院内 院外 14回 医師・看護師 等 2月20日(金) 19:00∼21:00 Ⅰ.症例検討19:00∼20:00 『紹介いただいた症例の報告』 循環器科 宮田大揮医師 Ⅱ.講演 20:00∼21:00 『先天性心疾患の運動負荷試験と運動処方』 国立循環器病センター 大内秀雄先生 33 24 9 194 103 91 母乳育児学習会 4回 医 師 ・ 助 産 師・看護師等 5月30日(金) 18:30∼20:00 一人目の母乳育児がうまくいかなかった母親へのカウンセリング 講師:本郷寛子先生(カウンセラー, IBCLC) 101 5回 医 師 ・ 助 産 師・看護師等 11月23日(金) 18:30∼20:00 唇顎口蓋裂(口唇口蓋裂)を持つ赤ちゃんへの母乳育児支援 −出生前から,根治術後までの支援のポイント− 講師:新生児科 大山牧子医師 72 25 47 173 心臓手術展示会(ハートキッズセミナー) 7回 患者・家族・ 地域住民 4月19日(土) ハートキッズセミナーへ名称変更 265 8回 患者・家族・ 地域住民 11月8日(土) 234 499