インフルエンザウイルス複製機構の分子生物学的研 究
著者 榎並 正芳
著者別表示 Enami Masayoshi
雑誌名 平成5(1993)年度 科学研究費補助金 奨励研究(A) 研究概要
巻 1993
ページ 2p.
発行年 2016‑04‑21
URL http://doi.org/10.24517/00066612
Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止
http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja
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インフルエンザウイルス複製機構の分⼦⽣物学的研究
研究課題
研究課題/領域番号
05770208
研究種⽬
奨励研究(A)
配分区分
補助⾦
研究分野
ウイルス学
研究機関
⾦沢⼤学
研究代表者
榎並 正芳 ⾦沢⼤学, 医学部, 助教授 (30168794)
研究期間 (年度)
1993
研究課題ステータス
完了 (1993年度)
配分額
*注記900千円 (直接経費: 900千円) 1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード
インフルエンザウイルス / 複製 / 翻訳 / NS1蛋⽩ / M1蛋⽩
研究概要
インフルエンザウイルスA型のM1蛋⽩温度感受性変異株ts-51感染細胞内で、ウイルスゲノムRNAの挙動をin situハイブリダイゼーション法を⽤い解析した。さら に、蛍光抗体法によりM1蛋⽩の挙動を解析した。その結果、感染後期に合成されるM1蛋⽩が核内に存在するRNP複合体(リボ核蛋⽩複合体)と複合体を形成し、こ の複合体が細胞質へ移⾏し、ウイルス粒⼦へ取り込まれると考えた。
サマリー
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公開⽇: 1993-03-31 更新⽇: 2016-04-21
報告書
(1件)1993
実績報告書
研究成果
(2件)すべて その他 すべて ⽂献書誌 (2件)
URL: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-05770208/
ウイルス成熟課程で重要な機能を担い、感染後期に最も良く発現されるM1蛋⽩の発現制御について解析した。その結果、M1蛋⽩の発現はNSI蛋⽩及びM1蛋⽩によ り翻訳段階で促進されること、及び、翻訳開始部位上流のRNA配列がこの促進に関与することを明らかにした。次に、インフルエンザウイルスの他の分節からの発 現に及ぼすNS1蛋⽩の影響を調べ、その特異性について解析した。その結果、NS1蛋⽩はNA、NP蛋⽩の発現を促進するが、PB1蛋⽩の発現には、影響しない事を 明らかにした。
核から細胞質に移⾏したM1蛋⽩-RNP複合体がウイルス粒⼦に取り込まれる機構を知るため、ウイルス膜蛋⽩の⼀つNA(ノイラミニダーゼ)のインフルエンザウイル スA型亜型間で良くアミノ酸配列が保存されている細胞質ドメイン、及び膜貫通ドメインに種々の変異を導⼊しウイルス粒⼦形成とウイルスの増殖に与える影響を 調べ、その機能を解析した。その結果、インフルエンザウイルスA型では、NA蛋⽩の細胞質ドメイン6残基は共に感染性ウイルス粒⼦形成にとつて重要であること が明らかとなった。
[⽂献書誌] K、Enami: "An influenza virus temperature-sensitive mutant defective in the muclear-cytoplasmic transport of the negative-sense viral
RNA." Virology. 194. 822-827 (1993)
[⽂献書誌] K、Enami: "Influenza virus NS1 protein stimulates translation of the M1 protein." J.Virol.68 (印刷中). (1994)