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加振方向角を変えた矩形型貯槽のスロッシング現象に関する基礎的実験

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Academic year: 2021

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土木学会第65田年次学術講演会(平成22年9

月)

1 -646

加振方向角を変えた矩形型射精のスロッシング現象に関する基礎的実験

愛知工業大学正会員

C

鈴木森晶 愛知工業大学正会員 奥杵哲夫 1.はじめに 2007年に新潟県中越沖を震源とする M6.8の地震により,柏崎刈羽原子力発電所 6号機原子炉建屋 4階の矩形型使用済み燃 料プール(幅 17.9mX奥行き 14.0m)にスロツ、ンング現象が発生し内容液が溢流した.これまで,液面の揺動を抑えるために矩 形水槽に針国を設置する研究などが行われている 1) しかし,府摂醐甘習は円形割甘曹と違し地震による加振方向角や財槽の寸 法比により,液面揺動に変化が生じると推測される.本研究では,長田診断面水槽に対して地震により加振方向角が変化した場合 について,空間税関背曹の液面揺動がどのように変化するかを調査した.また実験結果から最大波高に対する加振方向角と寸法比 の影響を検討する. 表

-

1

水槽の肉寸法と実験ケース 実験ケース 水槽 L 直交方向 南1さ (寸法比) 番号 (m) (m) (m) 1:3 A 0.283 0.884 0.450 1 : 2 B 0.287 O.586 O.360 1 : 1. 3 C 0.437 O.588 0.450 1 : 1 D 0.438 0.438 0.450 1.3 : 1 C O.588 0.437 0.450 2:1 B O.586 司 2。 87 O.360 3 : 1 A 0.884 0.283 0.450 1・1.3 ※ 14.0 17.9 11. 8

2

.

実験概要

2

.

1

矩形型貯槽 実験にはガラス製水槽を矩形型財守曹として 4種類 (A,B, C, D) 用いる.水槽の内寸法を表-1に示す.また,内容液は液面の 挙動を観察しやすくするため,入鮪リを混入して着色した水 を使用する.これらの水槽を加振方向の寸法 Lを基準として, 加振直交方向との比率を用いて, 1:3~3:1 まで3 計 7 種類の 実験ケースとした.なお,柏崎刈羽原子力発電所の燃料プー ルは1:1.3の寸法である (表-1中の※印)

lN

力日振方向

2

.

2

実験方法 加振実験の模式図を図-1に示す. 1方 向油圧サーボ型試験機を用いて,振動数 を種々に変化させスイ一フ そして,固有振動数を特定し,同時にス ロッシングの最大波高L1Hを観測した. また,各ケースにおいて,加振方向に対 して水槽を 50ずつ回転させ,加振方向 角。を 00 ~90o まで変化させた状態に ついても,同様に加振振動数を徐々に変 化させ,固有振動数と最大波高L1Hを観 L (損幅土O.5mm)

-・

H

矩形財槽 油圧サーボ型試験機 (L:貯槽の幅, H: ~~オ習のj夜深, L1H::最大波高 B 加振方向角) 図ー

1

貯槽の加振方法 測したなお,液深は,

O

.

lO

m

O

.1

5

m

2

種類とした.これは,加振時に財糟の底が見えず,また,溢流しない程度の液深である.加振振幅は実験中に内樹夜が 溢流しない程度の::!::0.5聞で行い,波高は水槽の外面にメジャーを貼って観察する.さらに,矩形型貯槽のスロッシング、n 次モードの固有振動数f(Hz)は液深H(m),重力加速度g(m/s2),~~キ曹の幅 L(m) として式 (1) より理論値を求めることができ るの,め.本研究ではこの加振方向角。が変化した場合にどのような固有振動数にどのような変化が生じるかも観察する.

f=

1

(

2

1

1

1

)

π'g

t

a

n

h

(

(211-1)・ π~ì Zπ1¥ L .¥ L )

J 唱a 且 / 目 、

3

.

実験結果

3

.

1

固有振動数一最大波高の関係 加振方向角。を変化させた時の固有振動数は,

B

=

0

。の時の固有振動数の理論値周辺にあると推測し,理論値の前後の振 動数値でスイープ言胡食を行い, 。と fの関係を求めた.また,振動数の計測は,定常状態になった後,振動台に取り付けた 変位計により得られた波形より, 10回振動する時間を 5回計測し,その平均から固有振動数を算出したスイープ試験によ り得られた,日=0.15m時の各

R

廿曹の入力振動数一最大波高関係の例を図 -2および 3に示す. キーワード スロッシング,矩形型貯槽,加振方向 連絡先:干 470・0392愛知県豊田市八草町八千草 1247 TEL: 0565・48帽8121,FAX: 0565-48・0030 1291

1

2

1

(2)

1 -646 土木学会第65回年次学術講演会(平成22年9月) 理論値を基にスイーフ予塙食を行った結果,B =00 における各液深のス ロッシング l次モードの固有振動数は理論値とほぼ一致した.固有振動 数は加振方向角を変えた場合でも

B

=0。の時と 0~0.02Hz 程度しか変 化 し な か っ た ま たj 振 方 向 角 川 増 加 す る に つ れ て , 闘 は 徐 々 に

… "

~-

..~日

小さくなったが, 750 まで回転させても,明確な固有振動数が観測され た.しかし,図 -3に示す 3:1財糟の場合には, 3:1財糟の 1次モード の振動数の理論個司辺(f=l.60Hz)に 1:3肘守曹の 2次モードの振動数 (f=l.56Hz)が重なることにより波高が一部高くなる結果となった. 3.2 加振方向角一最大波高/Lの関係 図 4fこ液深 O.10mの時の各町糟の最大波高LlHの変化の様子を示す. 縦軸は最大波高LlHを

R

甘曹の幅Lで無次元化しである.横軸は各加振方 向角。とした. この図より, 1: 1 ~廿曹以外では. 0。の場合が最も波高が高く,加振 方向角。が大きくなるにつれて波高が小さくなる傾向が読み取れる.こ れは,加振方向角。を変えた場合,幅方向のJ夜面揺動と加振の方向は同 じ方向ではないため,加振時の入力エネノレギーが余弦成分のみとなる. そのため,。が大きくなるにつれて波高が小さくなると考えられる.た だし,

l

:

Is:廿曹は縦横の比が同じであるため,他の矩形型

E

材普と挙動が 異なり,加振方向角B=450 のとき液面が大きく対角線方向に液面が振 動し,最も波高が高くなった. 上記のことを有官志するため,図

-4

B

=00 の時のLlH

/

L

l

になる ように正規化したグラフを図-5に示す.また,図中に参考として余弦 曲線を示す,この図より,最大波高の変化は余弦曲線と比較的よく一致 した傾向を示していることがわかる また,加振方向角。が00~300 の間では,一部を除きLlH

/

L

の減少量は30%以下であまり変化しない. 1 : 1鮒曹に関しては液深

O

.

10mの場合,加振方向角。 =450付近で最も 波高が高くなり,条件によっては波高が Oニ00 に対して 2倍以上に高く なった. 4 まとめ 本研究では矩形型日廿曹の加振方向角を変えて加振した場合の,固有振 動数や液面揺動の変化および最大波高に対する加振方向角と日廿曹の寸 法比の影響を検討した.結果を以下に示す. 1)加振方向角 Oを 00~900 まで変化させた場合, 750までは,明確な 0 1.15 1.161.17 1.18 1.19 1.20 1.21 1.22 1.23 入 先 援 助 教(Hz) 図-2 1.3:1貯槽入力振動数ー最大波高関係 140 100 ' 180 高田 」 云 2 0 1.54 lA7 lsO 日 1日 入 力 振 動 数(Hz) 図-3 3:1貯槽入力振動数一最大波高関係 15' 30' 45' 60固 75固 90' 加脹方向角川) 国-4加振方向角一最大波高/Lの関係 2.50 2.QO 1.50 可 1 .00 0.50 15" 30恒 45" 60' 75周 90' 加脹方向南(e) 図-5正規化した加振方向角一最大波高/L 固有振動数が確認された.2)加振方向角。が 300 までの変化なら,スロッシングによる最大波高は最大でも 30%し州議少し なかった.3) 1 : 1 ~廿曹のように長辺と短辺の長さが同じ場合など,貯槽の縦横比寸法により液面揺動の最大波高は大きく影 響されるとd思われる. 謝辞: 本研究は愛知工業大学地域防災研究センターの支援を受けて行ったもので、あるF また,実験に際しては,愛知工業大学土木工学専攻(研究当 時勢の江尻博昭君と徳田幸大君の協力を得た.ここに詩主意を表する. 参考文献 1)池田達哉,平野慶和,井田剛史,白藤尚次.矩形断面容器におけるスロッシング対策に関する一提案,土木学会第 64四年次学;術講演 会, 1-269, pp537-538,平成 21年 9月 2)酒井理哉,東貞成,佐藤清隆,田中伸和・溢流を伴う矩形水槽の非線形スロツシング評価,構造工学論文集, Vol.53A, 2007. 3. 3) 山崎友之,中山司:同調液体ダンパ-~こよる構造物の制振に関する数値解析,中央大学理工学研究所論文集,第 10 号 2004 年. 1292

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参照

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