1
7
8
..-,;~ _.~品、必旬、“ーへ
会長に就任して
、 --..I~~・~,...,,'"、 ,."",....__.~,_,v. 、,、-'、一, Þ-r~~""'.,.-""""""
林 宏 治*
今般,日本オベレーションズ・リサーチ学会の会長に選任 3 れましたので,一言御挨拶申し上
げます.私は OR のエキスパートではないが, OR の重要性は充分承知しているものの一人であ
るという理由で,会長 lと選ばれたのではないかと信じています.
私は,終戦直後,昭和21年から統計的品質管理,あるいは実験計画法などの近代的手法を手始
めとして,新らしい経営管理手法を取り入れる ζ とに努力して来ました.特 lと,昭和29年から 30
年にかけて,わが国 KOR が紹介されるや,私はその重要性を感じ,早速会社内の若い者達 K 呼
びかけ,その勉強を始めてもらいました .iò穫でとれらの人々が中核となり,逐次実際問題の解
明に OR を応用する段階に達する乙とができました.
たまたま,昭和32年,日科技連で機械工業の OR 委員会が創設され,それに私も参画する機会
を得て,ますます OR の普及の重要な ζ とを痛感しました.
その後会社内での私の仕事はいろいろに変わりましたが,一日として OR が念頭を去った ζ と
はなく,当学会の会員として,深い関心を持ち続けて来ました.今回 OR 学会の会長 l と推されま
したが,以上のような関係から非 f ながらあえてお引受けした次第であります.
今日の位の中は, OR の始まった当時と異なり,コンビューターの誇しい発達,情報処理の広
範な普及があり, OR の活躍分野であるシステム・テクノロジー,あるいはシステム・エンジニ
アリングなどの巨大な分野を取扱う問題が起きて米ました.近代の経営管押ーを進めるに是非とも
必要とする複雑多岐の要悶を一つのシステムに纏める能力は, OR の考えを入れないでは生れて
来ないものであります.さらに OR を基とした各種プログラムを商品として発売する段階となり,
ζ れらをソフト・ウェア工場で生産すると L づ時代になりました.情報産業の必要であるととろ,
必ず OR が必要となってきたわけであります.
しかしながら, OR というものは,とかく学究の対象になり勝ちで,一般の人には入り難いと
いう感覚は,いまだに拭い去られておりません.立派な道具も広く使われなければ,価値が半減
します.乙の意味において,広く実務にたずさわる人々に入り易くする手掛りを与えることも大
切と考えます.すなわち理論の研究も大切でありますが,広範聞にわたる OR の普及も当学会の
大きい任務のーっとして取り上げてゆきたいと考えております.会員の皆様の御支援と御協力を
お願いする次第です.
*日本電気株式会社取締役社長
© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.