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β-カロチンによる脂質フリーラジカル捕捉反応

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Academic year: 2021

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Title β−カロチンによる脂質フリーラジカル捕捉反応( はしがき) Author(s) 山内, 亮 Report No. 平成4年度-平成5年度年度科学研究費補助金 (一般研究(C) 課題番号04660137) 研究成果報告書 Issue Date 1993 Type 研究報告書 Version URL http://hdl.handle.net/20.500.12099/106 ※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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は しがき カロテノイドは動植物界に広く存在し、その機能の一つに酸 素障害の防御がある。カロテノイドによる酸素障害防御作用は カロテノイドが一重項酸素分子を消去することによると考えら れていたが、最近、カロテノイドが脂質フリーラジカルを直接 捕捉することによっても行われていることが示されてきている。 そこで本研究ではβ-カロテンと脂質フリーラジカルの反応生成 物の化学構造を明らかにすることによってカロテノイドによる フリーラジカル捕捉反応機構を解明することを目的ととした。 まず、β-カロテンとフリーラジカル反応生成物の分離とその 化学構造の解析を行った。β一カロテンとアゾ化合物の2,2--ア ゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)由来のペルオキシラジカ ルをベンゼン中で反応させ、反応生成物を分離してその構造を 解析した。また、反応溶液中のβ-カロテン反応生成物の量的変 動より、β一カロテンとペルオキシラジカルの反応機構を推定し た。次いで、脂質モデルとしてリノール酸メチルを用い、リノ ール酸メチル中でのβ-カロテンと脂質ペルオキシラジカルの反 応生成物を分離しその構造を調べ、脂質中におけるβ-カロテン のペルオキシラジカル捕捉作用を検討した。 本研究の結果から、β-カロテンによる脂質フリーラジカル掃 捉機構が部分的ではあるが明かになった。従って、本研究の成 果が少しでも生体におけるカロテノイドの抗酸化作用機構の解 明に役立てば幸いである。 終わりに、本研究を遂行するにあたり様々な実験上の協力を してくれた岐阜大学大学院生三宅伸幸、井上弘仁両君に感謝し ます。 平成6年3月 山 内 亮

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