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小学校「総合的な学習の時間」の英語活動における教師の意識の変化について

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Academic year: 2021

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小学校「総合的な学習の時間

J

の英語活動における

教師の意識の変化について

教科・領域教育専攻 言語系(英語)コース 小 林 秀 樹 1.序章 総合的な学習の時間創設の趣旨や国際理 解教育の理念に沿って小学校英語活動を推 進していくことが必要とされ,文部科学省 は,平成

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年度を中心に全閣の小学 校で国際理解教育・英語活動に関する研究 開発学校を指定し,英語活動に関して先行 研究がなされた。 研究開発学校の研究紀要から教師の意識 の変化について分類すると学習者について のとらえ方,指導目的,他教科との関連な ど9つのカテゴリーに分かれることが分か った。 2.研究内容 研究開発学校では以上のような教師の意 識の変化が見られたが,一般の公立小学校 とは環境が違う。そこで,本研究では一般 の公立小学校で総合的な学習の時間の中で 国際理解教育や英語活動のねらいに沿った 授業を展開することで教師はどのような意 識の変化が現れるのかを検証するのが目的 である。 研究対象は 2000年度より英誇活動を 週 1回全クラスで導入した G小学校の 4つ のクラスと

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人の

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で ある。 研究方法は佐野 (2000)や横溝 (20 指 導 教 官 太 岡 垣 正 義

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0), リチヤード・ロックハート (200 0)を参考にしながらアクション・リサー チ的な方法で授業を反省的に見ながらすす 目ることにした。 3.結果と分析 3-1 英語劇「スイミーjの実践 2年生の児童の実態,

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の英語活動 に対する思いなどから,

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小学校校内学習 発表会で英語劇をすることになり,その準 備の授業を5回観察した。最後に

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直接体験 (英語劇の校内発表)を設定することで児 童のモチベーションを高めるねらいを持っ ていたが,最初はうまく機能しなかった。 初めての取り組みであり,

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も児童も とまどいがあった。ゲーム,紙芝居,小道 具,動作の工夫などで、児童は興味を持って 活動し始め,最終的にはほぼ全員が全ての セリフを覚えるほどになった。

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が中心になって授業を組んだ。し かしI-fRTとの連携も十分にあり,お互い が児童に関する情報や英語教育に関する意 識の交換をしながら進めていた。

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の授業中の発言回数を見ると最初 はごくわずかである時期からその回数が増 えている。これは

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自身が持つ英語の スキルに対する不安が大きく影響している と考えられる。授業の後の検討会で話し合

(2)

-280-ううちに自信をつけ,発言が多くなってい ったと考えられる口発言の中身についても 検討した結果,

J

TE

のサポート的なもの から

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が中心になって指示的な内容の ものへと変化していることが分かつた。 3-2 国際理解教育の趣旨を基本にした 授業 後藤・富田

(2001)

を基準にして英語 劇の取り組みを分析した結果,今後コミュ ニケーションの意識を高めさせるような活 動や異文化理解につながるような知識の習 得,あるいは教育方法として批判的思考に 重点をおいた活動の展開を計画していくべ きだという結論に達した。 そ こ で 低 位 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 意 欲Jが問題になっていた6年生において外 国人をゲストにした国際交流パーティーを 計画することにした。調理実習で外国人と お好み焼きを作りながら自分のことや相手 のことについて話し合う中で、意欲を持って 英語を話そうとする態度の育成に寄与する ことができた。 児童の異文化理解が促進されるような取 り組みになったかどうかについては明らか にできなかった。 3-3 外国人をG Tとして行った授業

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年生でI-

iRT

が中心になって英語活動 をするという研修目標を持って取り組ん だ。また,外国人をG Tとして何回か交流 することで児童の異文化理解を促進するこ ともねらった。 その結果,スキット学習に頼らず,児童 の自由意志による発話のチャンスを多くす ることで児童のコミュニケーションに対す る積極性が増すことや,外国人との交流を 重ねることで児童の異文化理解が進むとい う仮説はほぼ達成された。

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は授業中の役割を大きくしていく ことでの意識の変化は,授業を広範聞から 見るようになったことと,

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が中心に なって授業をすることへの不安で、あった。 3-4 考察 以上の分析から,指導目的,指導内容等 で研究開発学校の教師の意識の変化との類 似点が見られた。 稲垣・久富 (1994)の中から佐藤の「教 師像の規範型とその文化jを参考に3人の 教師の意識の変化を図示した。 4. 結論 3-4で 3人の教師の意識の変化を図示 した結果,全員数ヶ月のうちに英語活動に 対する意識や態度に変化が見られ,専門的 な方向に進んでいることが分かつた。その 理由として考えられるのは今まで経験した ことのない英語教育に関心を持ち,意欲が 高かったこと,授業を反省的に見ることで 改善点が見つかり,よりよい実践を目指し たこと, I--I

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のコラボレーショ ンによってお互いの情報交換ができたこと などが挙げられる。 また, 3者に共通して「指導的Jよりも「児 童の意志尊重Jの方向に意識が向いていっ たようである。 英語活動に取り組むことで活弱J重視,特 に直接体験を中心にした活動づくり,コミ ュニケーション態度の育成につながる授業 の創造,できるだけ外国人との機会を多く することで異文化理解の基礎を培うこと等 に重点をおいた指導を推進していくように なっているo -281

参照

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