Microsoft Dynamics CRM 4.0
目次
はじめに ... 1 ハンズオン ラボの概要... 2 演習 1. エンティティのカスタマイズ機能 ... 4 Step 1 フォームのレイアウトを変更する ... 5 Step 2 ビューを変更する ... 17 Step 3 属性を追加する ... 23 Step 4 エンティティを追加する ... 27 Step 5 エンティティの関連付けを行う ... 31 Step 6 エンティティのカスタマイズをエクスポート/インポートする ... 37 演習 2. ワークフローの機能 ... 41 Step 1 ワークフローを定義する ... 41 Step 2 ワークフローを自動で実行する ... 46 Step 3 ワークフローを手動で実行する ... 48 演習 3. ナビゲーションの機能(サイトマップ) ... 52 Step 1 ナビゲーション(サイトマップ)を変更する ... 53 演習 4. メニュー要素やボタンの追加機能 ... 57 Step 1 ユーザー定義のメニューとツールバーを有効化する ... 58 Step 2 メニュー要素やボタンを追加する ... 59 演習 5. ユーザー/チームとセキュリティ機能 ... 63 Step 1 部署を登録する ... 64 Step 2 ユーザーを登録する ... 66 Step 3 セキュリティ ロールを付与する ... 68 Step 4 チームを編成する ... 73 演習 6. パーソナライズ機能 ... 77 Step 1 スタート ページを変更する ... 77 Step 2 個人用にワークプレースの表示を変更する ... 80 Step 3 個人用のビューを作成する ... 83 Step 4 ブラウザの「お気に入り」に保存する ... 86 Step 5 表示言語を変更する ... 89 演習 7. 顧客間関係機能 ... 92 Step 1 顧客間関係を定義する ... 93 まとめ ... 951
はじめに
Microsoft Dynamics CRM 4.0 (以下、Dynamics CRM)は、完成された CRM ビジネスアプ リケーションでありながら、ユーザーの要件に応じて拡張できるフレームワークを持っています。 その拡張のフレームワークの中には、ノンプログラミングで GUI 上で設定できる「カスタマイズ」 機能と、SDK を使ってプログラミングを伴う機能とがあります。 このハンズオン ラボでは、ノンプログラミングで行う「カスタマイズ」の主な機能を中心に、ワーク フローや、セキュリティ機能など主なコンフィグ項目を加えて、演習を構成しました。 このラボを通して、開発の観点、およびコンフィグ/初期設定の観点で主にどのような機能があ るかを体験して頂けます。 ※ 拡張のフレームワークのすべての機能は網羅していません。 Microsoft Dynamics CRM 4.0
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ハンズオン
ラボの概要
このハンズオン ラボでは、主に Internet Explorer を利用します。 ハンズオン ラボの対象者 Dynamics CRM 評価メンバ Dynamics CRM 導入メンバ Dynamics CRM 管理者 ハンズオン ラボで使用するソフトウェア Microsoft Dynamics CRM 4.0 Microsoft Windows Server 2003 Microsoft Internet Explorer 7 ハンズオン ラボで使用するユーザー <ログイン情報>
このハンズオン ラボでは、以下のユーザーを利用します。
イメージ ドメイン名 アカウント名 パスワード 氏名 役割
demodom gail Password! 鈴木 福三郎 CRM システム管理者
ハンズオン ラボの流れ
このハンズオン ラボは、大きく分けて以下の 2 つの構成となっていますが、どちらから開始頂い ても構いません。
[1.カスタマイズ] では、ノンプログラミングで拡張する機能の演習を扱ってします。 [2.コンフィグ] では、コンフィグや初期設定の機能の演習を扱っています。
3 • 演習 1. エンティティのカスタマイズ機能 • 演習 2. ワークフローの機能 • 演習 3. ナビゲーションの機能 • 演習 4. メニュー要素やボタンの追加機能 1. カスタマイズ • 演習 5. ユーザー/チームとセキュリティ機能 • 演習 6. パーソナライズ機能 • 演習 7. 顧客間関係機能 2. コンフィグ
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演習 1.
エンティティのカスタマイズ機能
Dynamics CRM における拡張の中心は、エンティティのカスタマイズ機能です。GUI 上でノン プログラミングで行えるカスタマイズで、画面(フォーム)のレイアウト変更から、データモデル(ス キーマ)の拡張まで幅広く拡張を行うことができます。 また、このエンティティのカスタマイズ機能を使って実施した拡張は、Dynamics CRM の将来の バージョンでもサポートされます。これにより、Dynamics CRM システムのバージョンアップに 伴うシステムのメンテナンスの工数を大きく削減することができます。 この演習では、取引先企業エンティティを例にとり、拡張の機能を確認します。 演習のゴール Dynamics CRM のエンティティのカスタマイズの主な機能を理解する。 エンティティのカスタマイズ エンティティ = 取引先企業、取引先担当者、営業案件など、 画面(フォーム)の単位。 エンティティのカスタマイズ 新規エンティティの追加(新規のテーブル) 新規属性の追加(新規の列) フォーム レイアウトの変更 関連付けの追加 フォーム上に独自 Web ページの埋め込み イベント スクリプト(JavaScript)の追加 etc.5
Step 1 フォームのレイアウトを変更する
取引先企業エンティティの画面(フォーム)のレイアウトを変更します。
1. Internet Explorer を起動します。
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2. Dynamics CRM の取引先企業一覧が表示されます。
※ ページが表示されるまでに若干時間がかかることがあります。そのままお待ちください。
※ Dynamics CRM が表示される前にタイムアウトによるエラーが表示された場合は、[最新の情報に更新] ボタンをクリックしてください。
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3. 取引先企業レコード[ファースト バイク株式会社]をダブルクリックして開きます。 表示された画面が、取引先企業エンティティのフォームです。
その中には、取引先企業名や代表電話などのフィールドが表示されています。 すべてのフィールドは、「全般」や「詳細」などのタブの中に配置されます。
8 4. これから、上記取引先企業エンティティのフォームのレイアウトを変更します。このウィンドウ はこのまま残しておいてください。 Dynamics CRM の最初に開いたウィンドウを表示し、「設定」タブ>カスタマイズ>エンティ ティのカスタマイズに移動します。 ここに表示されているエンティティの一覧は、Dynamics CRM でカスタマイズ可能なエンテ ィティです。
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5. 一覧から、取引先企業をダブルクリックして開きます。
10 6. フォームとビューをクリックします。
フォームをダブルクリックしてフォームを開きます。
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7. 例えば、[代表電話]フィールドを選択して、タスクの中の任意の矢印アイコンをクリックするこ とで、位置を変更できます。
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8. また、フィールドをダブルクリックすることで、フィールドが位置するタブやセクションを変更で きます。OK ボタンをクリックします。
13 9. タスクの中のフィールドの追加をクリックします。
ここでは、この[取引先企業]エンティティ内に定義済みの属性のうち、フォームに配置されて いないものを選択できます。任意のフィールドを選択し、OK ボタンをクリックします。
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10. なお、セクションごと位置を変更することもできます。また、セクションをダブルクリックするこ とによって、他のタブ内に配置することもできます。
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12. 「エンティティ: 取引先企業」ウィンドウに戻ったら、メニュー:操作>公開をクリックします。 この公開の操作により、フォームに加えた変更をシステム全体に反映させます。
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13. 上記 4.で開いていた取引先企業フォームのウィンドウを表示し、F5 キーを押して再度読み 込みなおします。
再度表示された取引先企業フォームには、先ほど加えたレイアウト変更が反映されているこ とを確認します。
17 Step 2 ビューを変更する 取引先企業エンティティに対するカスタマイズの続きとして、ビューを変更します。ビューとは、特 定エンティティの複数のレコードを一覧で表示するものです。 1. 「エンティティ: 取引先企業」ウィンドウを開きます。 フォームとビューをクリックして、[アクティブな取引先企業]をダブルクリックして開きます。
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2. このビューでどの列をどの位置に表示するかを設定できます。 ここでは、列を追加します。タスクから、列の追加をクリックします。
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3. レコードの種類リストボックスにて、取引先企業が選択されています。 表示されている一覧は取引先企業エンティティの属性の一覧です。
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4. レコードの種類リストボックスにて、所有者(ユーザー)を選択します。
取引先企業レコードは、その企業を担当するユーザーという意味合いの所有者属性を持ち ます。表示されている一覧は、所有者であるユーザーエンティティの属性の一覧です。 氏名および部署 属性のチェックボックスをオンにし、OK ボタンをクリックします。
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5. ビューにそれらの属性が追加され表示されていることを確認します。 保存して閉じる をクリックします。
6. 「エンティティ: 取引先企業」ウィンドウに戻ったら、メニュー:操作>公開をクリックします。 この公開の操作により、フォームに加えた変更をシステム全体に反映させます。
22 7. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「営業」タブをクリックします。 取引先企業をクリックします。ビューにて、[アクティブな取引先企業]を選択します。 上記で追加した属性が表示されていることを確認します。 8. このように、ビューには、主となるエンティティ(この場合取引先企業)の属性だけでなく、関 連するエンティティの属性も表示することができます。 9. なお、既存のビューを変更するだけでなく、新規にビューを作成することもできます。 新規にビューを作成する場合、表示するレコードにフィルタをかけることができます。 タスク内の、フィルタ条件の編集をクリックして、任意の条件をつけることができます。
23 Step 3 属性を追加する これまでの操作は、Dynamics CRM の取引先企業エンティティに予め定義されている属性をビ ュー上に表示したり、フィールドとしてフォーム上に表示したりしました。 ここでは、Dynamics CRM の取引先企業エンティティには存在しない、独自の属性を追加する 機能を確認します。 1. 「エンティティ: 取引先企業」ウィンドウを開きます。 属性をクリックして、既存の属性の一覧を表示します。 新規ボタンをクリックします。
24 2. 一例として、以下のような定義の属性を作成します。 表示名: 「PC 保有台数」 名前: new_「PCNumber」 3. 種類リストボックスにて、この属性の種類を選択できます。一部を紹介します。 nvarchar: テキスト データを扱います int: 数値データを扱います picklist: 選択肢データを扱います
25 4. ここでは、使い方が特徴的な picklist の種類を例に紹介します。 種類リストボックスにて、picklist を選択します。 追加を押して、ラベルに選択肢として表示されるデータを追加し、OK ボタンをクリックしま す。 5. 保存して閉じる をクリックします。 これで、属性として「PC 保有台数」が追加されました。 6. この属性を、Step 1 と同様の操作で、フォーム上にフィールドとして追加します。
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7. このように追加した属性は、フォームで利用できるだけでなく、ビューや後述のワークフロー などでも利用でき、既存の属性と同様に扱うことができます。
27 Step 4 エンティティを追加する これまでの操作は、Dynamics CRM に標準で備わる取引先企業エンティティに対する操作でし た。 ここでは、標準の Dynamics CRM には存在しない、独自のエンティティを追加する機能を確認 します。一例として、「納入機器」という、お客様に販売して納めた機器の情報を扱うエンティティ を追加します。 なお、「エンティティ」と「属性」の関係は、SQL Server データベースでは、「テーブル」と「列」の 関係に相当します。それゆえ、エンティティや属性を追加する機能は Dynamics CRM データ ベースのスキーマを拡張する機能と言えます。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>カスタマイズ>エンティティのカスタ マイズに移動します。 新規ボタンをクリックします。
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2. 以下のように「納入機器」に関する情報を入力し、保存ボタンをクリックします。
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4. 次に、Step 1 と同様の操作で、納入機器フォームに「シリアル番号」フィールドを追加します。 フォームを保存して閉じ、納入機器エンティティを公開します。
30 5. Dynamics CRM の最初に開いたウィンドウを表示し、F5 キーを押して画面を再読み込み します。その画面にて、[営業]タブをクリックします。 納入機器エンティティが表示されることを確認します。 6. なお、システム管理者でない一般ユーザーが新規作成したエンティティを表示するためには、 しかるべきセキュリティロール(後述)を付与する必要がありますので、ご注意ください。
31 Step 5 エンティティの関連付けを行う これまでの操作では、納入機器エンティティは作成されましたが、Dynamics CRM の他のエン ティティと何の関連も持たない孤立したものです。エンティティの関連付けを行うことで、納入機器 エンティティを他のエンティティと関連付けて管理することができます。 ここでは、納入機器エンティティを「取引先企業」および「製品」エンティティの各々と関連付けを 行います。つまり、納入機器の情報として、どのお客様(=「取引先企業」レコード)に、どの機器 (=「製品」レコード)を納めたかという情報を管理します。 このように Dynamics CRM はデータモデルを柔軟に構築することができます。 エンティティの関連付けによるデータモデル Dynamics CRM で今回構築するデータモデル図です。 取引先企業 納入機器 製品 1 : N 1 : N
32 1. 「エンティティ: 納入機器」ウィンドウを開きます。
33 2. 「新しい多対一関連付け」ボタンをクリックします。
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3. さらに、「新しい多対一関連付け」ボタンをクリックします。
35 4. 関連付けを作成すると、それに対応した属性が作成されます。 以下のようにフォーム上に、作成された属性を追加します。フォームを保存して閉じ、エンテ ィティを公開します。 5. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、[営業]タブをクリックします。 納入機器をクリックします。 新規ボタンをクリックします。 以下の例のように情報を入力し、保存します。
36 6. 納入機器フォームの取引先企業フィールド内の取引先企業のリンクをクリックして、取引先 企業フォームを開きます。 取引先企業フォームには、納入機器のリンクがあることを確認します。 納入機器のリンクをクリックします。 この取引先企業レコードに関連する納入機器レコードが表示されていることを確認します。 7. 同様に、製品レコードからも、納入機器レコードは関連付いています。 このように、エンティティの関連付けを行うと、関連付けられた状態で情報を管理でき、なお かつ関連付けられたレコード間で容易にナビゲーションして表示することができます。
37 Step 6 エンティティのカスタマイズをエクスポート/インポートする これまで行ったようなカスタマイズの情報を、エクスポート/インポートすることができます。この 機能を使って、Dynamics CRM の開発環境からテスト環境や本番環境にカスタマイズを移行 することや、パートナー様にて作成されたカスタマイズをエンドユーザーのお客様に移行すること ができます。 これにより、Dynamics CRM の開発や、複数環境におけるメンテナンスの工数を削減すること ができます。 ここでは、「取引先企業」および「納入機器」エンティティのカスタマイズをエクスポート/インポー トの機能を確認します。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>カスタマイズ>カスタマイズのエクス ポート に移動します。 取引先企業をクリックします。
38 2. スクロールバーを下に移動して、Ctrl キーを押しながら、納入機器をクリックします。 ページ下部に「2 件を選択」と表示されていることを確認します。 選択したカスタマイズのエクスポート ボタンをクリックします。OK ボタンをクリックします。 3. 以下の画面で保存ボタンをクリックして、デスクトップに保存します。 この customizations.zip というファイルに、「取引先企業」および「納入機器」エンティティ に関するカスタマイズ情報が格納されています。
39 4. ここから先は、インポートの操作です。実際には、別 CRM 環境にて操作するものです。 Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>カスタマイズ>カスタマイズのインポ ート に移動します。 フ ァ イ ル のイ ン ポー ト の参 照…ボタンをクリックして、先ほどデスクトップに保存した customizations.zip ファイルを選択します。 アップロード ボタンをクリックします。
40 5. インポートしたいエンティティを選択した上で、「選択したカスタマイズのインポート」 ボタンを クリックします。OK ボタンをクリックします。 正常にインポートされたメッセージを確認の上、OK ボタンをクリックします。 6. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>カスタマイズ>エンティティのカスタ マイズにて、「取引先企業」および「納入機器」エンティティを選択し、公開ボタンをクリックし ます。 この操作により、インポート先の CRM 環境にも、「取引先企業」および「納入機器」エンテ ィティに対して行ったカスタマイズが反映されます。
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演習 2.
ワークフローの機能
Dynamics CRM には、ワークフローを GUI 上で設定できる機能があります。このワークフロ ー機能は、CRM レコードの特定の条件下において、CRM レコードに対する特定の処理をバッ クグラウンドで自動的に実行してくれるものです。 ここでは、サポート案件の担当者を自動的に割り当てるワークフローを例に操作を確認します。 演習のゴール Dynamics CRM のワークフローの主な機能を理解する。 Step 1 ワークフローを定義する Dynamics CRM のワークフローは GUI 上で定義できます。 ここでは、演習用にすでに定義されたワークフローを見て機能を確認します。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>ワークフロー に移動します。 すでに定義されたワークフロー[サポート案件の自動割り当て]を開きます。 対象となるエンティティや、いつこのワークフローが実行されるかのオプションなどを指定で きます。ここでは、サポート案件が対象エンティティであり、レコードの作成時にこのワークフ ローが実行されることが設定されています。 また、ページ下半分にはこのワークフローの本体(実行されるステップ)が表示されていま す。 ワークフローの例: Dynamics CRM で利用するワークフローとして、以下のような例が考えられます。 営業案件やサポート案件の担当者の自動割り当て 一定期間を経過してクローズしていないサポート案件をアラートとしてメール送信 一定金額以上の営業案件が作成/更新されたら上長にメール送信 営業案件について、営業段階ごとにやるべきタスクを定義し、完了したら次の段階に 進める 複数の電話レコードを一括で営業案件レコードに変換する42 2. なお、このページ最下部に「状態: 下書き」と表示されていることを確認します。 これはまだ作成途中であり、実行可能な状態ではないことを意味します。 もし、「状態: 公開済み」となっている場合には、「公開の取り下げ」ボタンをクリックして「下 書き」に戻してください。 3. ページ中央のステップの追加ボタンをクリックして、ワークフローで利用できる条件分岐やア クションを確認します。
43 4. 定義済みの条件分岐の 1 つ[顧客 (取引先企業):担当地域 が次の値と等しい [関東]]を開 きます。このような画面で任意の条件を指定できます。このウィンドウを閉じます。 5. 一例として、ステップを 1 つ追加してみます。 一番下の割り当て部分をクリックして選択し、ステップの追加ボタンから「レコードの更新」を クリックします。
44 6. プロパティの設定ボタンをクリックします。
このような画面にて、サポート案件のフォームが開き、任意に属性を更新することができま す。
45 7. 先ほど作成したばかりのステップは削除します。 そのステップが選択されていることを確認し、X(削除)ボタンをクリックします。OK ボタンを クリックします。 8. 公開ボタンをクリックします。OK ボタンをクリックします。閉じるボタンをクリックします。 これで、サポート案件レコードが新規に作成された際にこのワークフローが自動的に実行さ れます。
46 Step 2 ワークフローを自動で実行する 上記で定義、公開したワークフローの動作を確認します。サポート案件レコードが新規に作成さ れた際に自動的にワークフローが実行されます。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、メニュー:新しいレコード>サポート案件をクリック します。 以下のようにサポート案件のフィールドに入力します。なお、顧客[ノースウィンド トレーダ ー]の担当地域は[関西]です。 保存ボタンをクリックします。 2. 保存した時点で、若干のタイムラグの後、ワークフローは自動的に起動します。 サポート案件フォーム内のワークフローをクリックします。 [サポート案件の自動割り当て]のステータスが「成功しました」となっていることを確認しま す。
47 3. そのレコードをダブルクリックします。 このワークフローがどのように実行されたかの過程を見ることができます。 閉じるボタンをクリックします。 4. サポート案件フォームのウィンドウを再度読み込むために、F5 キーを押します。 所有者が[内川 典郎]に変わっていることを確認します。 ワークフローによって、サポート案件レコードはこの担当者に自動的に割り当てられました。
48 Step 3 ワークフローを手動で実行する 手動でワークフローを実行することもできます。複数のレコードに対して、ある特定の処理を一括 で実行する際などに役立ちます。 ここでは、演習用にすでに定義されたワークフローを見て機能を確認します。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>ワークフロー に移動します。 すでに定義されたワークフロー[電話を営業案件に変換]を開きます。 オンデマンド チェックボックスがオンであることを確認します。これは手動で実行できるワー クフローであることを意味します。 自動ワークフローのオプションのどのチェックボックスもオンになっていないことを確認します。 これは自動的には実行されないワークフローであることを意味します。 2. なお、このページ最下部に「状態: 公開済み」と表示されていることを確認します。 もし、「状態: 下書き」となっている場合には、「公開」ボタンをクリックして「公開済み」にして ください。 閉じるボタンをクリックします。
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3. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「ワークプレース」タブ>活動 に移動します。 種類にて電話を選択します。
50 4. 複数の電話レコードを Ctrl キーを押しながら選択し、「ワークフローの実行…」ボタンをクリ ックします。 「電話を営業案件に変換」を選択し、OK ボタンをクリックします。OK ボタンをクリックしま す。これで、手動でワークフローを実行しました。(起動には、若干のタイムラグがありま す。)
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5. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「営業」タブ>営業案件 に移動します。 ビューにて[自分のオープンされている営業案件]を選択します。
電話レコードの件名と同じ件名を持つ営業案件レコードが作成されていることを確認します。 これらの営業案件レコードは、ワークフローによって作成されたものです。
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演習 3.
ナビゲーションの機能(サイトマップ)
Dynamics CRM では、利用したい機能をグループ化したり、配置を変えてアクセスしやすくする ナビゲーション機能があります。 標準で提供されるナビゲーションを変更することや、例えばダッシュボードへのリンクを追加する ことなどができます。 ナビゲーション機能の実体はサイトマップというエンティティです。ナビゲーションの変更はサイト マップ エンティティのカスタマイズをエクスポートし、その XML ファイルを編集してインポートす ることで実現します。 ここでは、予め編集済みのサイトマップ エンティティのカスタマイズ XML ファイルをインポート して、ナビゲーションを変更します。 演習のゴール Dynamics CRM のナビゲーション(サイトマップ)の主な機能を理解する。 Dynamics CRM のナビゲーション(サイトマップ) Area Group SubArea Area53 Step 1 ナビゲーション(サイトマップ)を変更する 予め編集済みのサイトマップ エンティティのカスタマイズ XML ファイルをインポートしてナビゲ ーションを変更します。 1. デスクトップを表示して、[customizations_site.xml]ファイルをダブルクリックします。 サイトマップの定義はこのような XML ドキュメントです。
54 2. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>カスタマイズ>カスタマイズのインポ ート に移動します。 フ ァ イ ル の イ ン ポ ー ト の 参 照… ボ タ ン を ク リ ッ ク し て 、 先 ほ ど の デ ス ク ト ッ プ 上 の [customizations_sitemap.xml]ファイルを選択します。 アップロード ボタンをクリックします。 「選択したカスタマイズのインポート」ボタンをクリックします。OK ボタンをクリックします。 OK ボタンをクリックします。
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3. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、F5 キーを押してページを再読み込みします。 以下のようにナビゲーションが変更されました。
56 4. 「ワークプレース」タブ>[ポータル]をクリックします。
このように、Dynamics CRM のページではない Web ページを表示することもできます。
5. も し 、 サ イ ト マ ッ プ を 元 に 戻 す 場 合 に は 、 デ ス ク ト ッ プ に あ る [customizations_sitemap_origin.xml]ファイルをインポートします。
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演習 4.
メニュー要素やボタンの追加機能
Dynamics CRM の標準のメニューやツールバーを変更して、ユーザー定義のメニューを追加 したり、ツールバー上にボタンを追加することができます。 そのメニューを選択したり、ボタンを押した際にどのようなアクションを実行するかを URL や JavaScript で定義することができます。これにより、Dynamics CRM のインタフェースの中か らお客様独自の処理を実行することができます。 ユーザー定義のメニューとツールバー機能の実体は ISV.Config というエンティティです。ユー ザー定義のメニューとツールバーの追加は ISV.Config エンティティのカスタマイズをエクスポ ートし、その XML ファイルを編集してインポートすることで実現します。 ここでは、予め作成済みの ISV.Config エンティティのカスタマイズ XML ファイルをインポート して、ユーザー定義のメニューとツールバーを追加します。 演習のゴール Dynamics CRM のユーザー定義のメニューとツールバーの主な機能を理解する。 メニュー要素の追加例 ボタンの追加例58 Step 1 ユーザー定義のメニューとツールバーを有効化する 最初に、ユーザー定義のメニューとツールバーの機能が有効化していることを確認します。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>管理 に移動し、システムの設定を クリックします。 カスタマイズ タブをクリックします。 以下のように、「ユーザー定義のメニューとツール バー」に「Web アプリケーション」が含ま れていることを確認します。これは、Dynamics CRM の Web クライアント使用時にこの 機能が有効化されることを意味します。 OK ボタンをクリックして閉じます。 2. また、ユーザー定義のメニューとツールバーを表示するためには、システム管理者以外の ユーザーでは、ISV 拡張の特権が許可されているセキュリティ ロールを付与されている必 要があります。
59 Step 2 メニュー要素やボタンを追加する ここでは、予め作成済みの ISV.Config エンティティのカスタマイズ XML ファイルをインポート して、ユーザー定義のメニューとツールバーを追加します。 1. デスクトップにある[customizations_ISV.Config.xml]ファイルをダブルクリックして開きま す。ユーザー定義のメニューとツールバーの実体はこのような XML ドキュメントで指定し ます。このウィンドウを閉じます。
60 2. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>カスタマイズ>カスタマイズのインポ ート に移動します。 フ ァ イ ル の イ ン ポ ー ト の 参 照… ボ タ ン を ク リッ クし て 、 先 ほ ど み た デ ス クト ッ プ 上の [customizations_ISV.Config.xml]ファイルを選択します。 アップロード ボタンをクリックします。 ISV Config が表れるのを確認して、「選択したカスタマイズのインポート」ボタンをクリックし ます。OK ボタンをクリックします。OK ボタンをクリックします。 3. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、F5 キーを押してページを再度読み込みます。
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4. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「営業」タブ>[取引先企業] に移動します。 この取引先企業の一覧のグリッドにユーザー定義のボタンやメニューが追加されていること を確認します。
62 5. 任意の[取引先企業]レコードをダブルクリックして、開きます。 この取引先企業フォーム内に、ユーザー定義のボタンやリンクが追加されていることを確認 します。なお、本演習環境ではリンクは正常に表示されません。 6. このように様々な場所のメニューおよびツールバーにユーザー定義のものを追加すること ができます。 7. もし、元に戻す場合には、デスクトップの[customizations_ISV.Config_nothing.xml]ファ イルをインポートします。
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演習 5.
ユーザー/チームとセキュリティ機能
Dynamics CRM におけるセキュリティ管理の中心は、部署、ユーザーおよびセキュリティ ロー ルの機能です。 組織の構造に応じて、階層的に部署およびユーザーを管理することができます。また、セキュリ ティ ロールでは、どのエンティティレコードにどのようなアクセス権限を許可するかを細かく設定 することができます。 部署、ユーザーおよびセキュリティ ロールの機能により、堅牢で柔軟なアクセス コントロールを 行うことができます。 また、複数のユーザーを束ねてチームとして管理することができ、チームの単位で特定のレコー ドに対するアクセス コントロールを行うこともできます。 なお、ユーザーは Active Directory に登録されているユーザーである必要があります。 演習のゴール Dynamics CRM のセキュリティ機能の主な機能を理解する。 Dynamics CRM 標準で利用できるセキュリティ ロール 以下のセキュリティ ロールを Dynamics CRM 標準で利用できます。 システム カスタマイザ システム管理者 フィールド サービス課長 フィールド サービス担当者 マーケティング プロフェッショナル マーケティング課長 マーケティング担当副社長 営業課長 営業担当者 営業担当副社長 顧客サービス課長 顧客サービス担当者 最高経営責任者64 Step 1 部署を登録する ユーザーが所属する部署を登録します。 この演習では、すでに登録済みの部署を確認します。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>管理>部署 に移動します。 部署[関東営業課]を開きます。 上位の部署フィールドがあることを確認します。 部署は必ず1 つの上位部署を持ちます。なお、最上位の部署は、組織です。
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2. 上位の部署の変更を行う場合には、メニュー:操作>上位部署の変更 をクリックして変更し ます。
3. このように、階層構造を持って部署を管理できます。 部署のウィンドウを閉じます。
66 Step 2 ユーザーを登録する Dynamics CRM のユーザーを登録します。 この演習では、すでに作成済みのユーザーを確認します。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>管理>ユーザー に移動します。 ユーザー[鈴木 福三郎]を開きます。 ドメイン ログオン名、および部署フィールドがあることを確認します。 ドメイン ログオン名は、Active Directory 上で定義されているものです。 また、ユーザーは必ず1 つの部署に属します。
67 2. ユーザーの部署の変更を行う場合には、メニュー:操作>部署の変更 をクリックします。 3. このように、ユーザーは階層構造を持った部署に所属させて管理することができます。 ユーザーのウィンドウを閉じます。 ユーザーの部署変更に伴うセキュリティロールの再付与: ユーザーの部署を変更すると、次項で説明するセキュリティ ロールを再度付与する必要が あります。これはセキュリティ ロールが部署毎に管理可能であるためで、ユーザーの部署が 変更になると、その部署変更に合わせてセキュリティ ロールを改めて付与するという運用に なります。
68 Step 3 セキュリティ ロールを付与する セキュリティ ロールでは、どのエンティティ レコードにどのようなアクセス権限を許可するかを細 かく設定することができます。 さらに、セキュリティ ロールでは、例えば「Excel にエクスポート」できるかどうかという特権も管 理します。 特定のアクセス権限、および特権をまとめてセキュリティ ロールという単位で管理し、それをユ ーザーに付与することで、そのユーザーに対するアクセス コントロールを行います。ユーザーに は複数のセキュリティ ロールを付与することができます。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>管理>セキュリティ ロール に移動 します。 セキュリティ ロール[営業担当者]を開きます。 コアレコードタブをクリックします。 2. 丸いアイコンは、対象となるレコードの範囲を示します。このセキュリティ ロールが付与され るユーザーから見て、特定のレコードの所有者がどの部署に属しているかの位置関係によ ってアイコンの種類が異なります。
69 3. 例えば、この[営業担当者]セキュリティ ロールは「取引先企業」エンティティに対する「削除」 権限は、「ユーザー」レコードの範囲で許可されています。 つまり、このセキュリティ ロールを付与されたユーザーは自分が所有者である取引先企業 レコードに対してのみ削除する権限を許可されているということです。 4. このセキュリティ ロール[営業担当者]と[営業課長]とを比較してみます。 このように、営業課長の方が広範囲に権限を許可されていることが確認できます。
70 5. セキュリティ ロール[営業課長]ウィンドウの事業部管理タブをクリックします。 このセキュリティ ロールでは、以下のような特権が許可されていることが確認できます。 すべてのセキュリティ ロールのウィンドウを閉じます。 4. 次に、このようなセキュリティ ロールをユーザーに付与します。 Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>管理>ユーザー に移動します。 どれか1 つユーザーのレコードを選択します。 メニュー:その他の操作>ロールの管理… をクリックします。
71 5. 開いたウィンドウにて、このユーザーに付与するセキュリティ ロールを設定できます。 OK ボタンをクリックします。 6. このように、セキュリティ ロールの単位で管理する権限や特権を、ユーザーに付与すること で、ユーザーごとにアクセス コントロールをすることができます。 なお、ユーザーの部署を変更した場合には、再度セキュリティ ロールを付与する必要があ ります。
72 セキュリティロールの権限をまとめて一括設定:
セキュリティ ロールを権限を設定する画面にて、行や列をクリックすることにより、まとめて一 括で設定できます。
73 Step 4 チームを編成する 複数のユーザーを束ねて、チームを編成することができます。 チームの単位およびユーザーの単位で特定のレコードに対するアクセス コントロールを行うこと もできます。この機能は「共有」と呼ばれる機能です。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>管理>チーム に移動します。 チーム[ABC プロジェクト提案チーム]を開きます。 メンバをクリックします。 このチームは、表示されているメンバ(ユーザー)から編成されていることを確認します。
74 2. 次に、「共有」と呼ばれる機能を使って特定のレコードに対するアクセス コントロールを行い ます。 Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「営業」タブ>営業案件 に移動します。 どれか1 つあるいは 1 つ以上の営業案件のレコードを選択します。 メニュー:その他の操作>共有… をクリックします。 3. タスクから「ユーザーまたはチームの追加」をクリックします。
75 4. 検索にユーザーが表示されています。 検索からチームを選択し、虫眼鏡ボタンをクリックします。 [ABC プロジェクト提案チーム]を選択したレコードに移動して、OK ボタンをクリックします。 「共有」機能はユーザーとチームに対応しています。 5. そのチームに対して、どのようなアクセス コントロールを許可するか設定できます。 OK ボタンをクリックします。
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6. このように「共有」機能によって、ユーザーまたはチームに対して、特定のレコードに対する 特定のアクセス コントロールを許可することができます。なお、この機能はセキュリティ ロ ールの付与とは独立した別のコントロールです。
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演習 6.
パーソナライズ機能
Dynamics CRM には、個々のユーザーの使用の好みに応じて、個人用に使いやすくするため に設定できるパーソナライズ機能がいくつかあります。 演習のゴール Dynamics CRM のパーソナライズ機能の主なものを理解する。 Step 1 スタート ページを変更する Dynamics CRM にアクセスして、最初に開くページ(スタート ページ)を変更することができま す。 なお、この機能は Web クライアントの機能です。Outlook クライアントには適用されません。 (もし、Outlook クライアントが起動している場合には、Outlook を終了した後、ブラウザから Dynamics CRM にアクセスしてください。) 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「ワークプレース」タブに移動します。78 2. 「ワークプレースの個人設定…」をクリックします。 全般タブを表示します。 3. 「既定のスタート ページを設定してください。」にて、最初に開く”ウィンドウ”と”タブ”を指定で きます。任意の項目を選択し、OK ボタンをクリックします。 なお、”ウィンドウ”は本ドキュメントでは「タブ」と呼んでいます。また、”タブ”は本ドキュメント では「リンク」と呼んでいます。
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4. Dynamics CRM のページが再読み込みされ、先ほど指定した「タブ」が表示されます。 次から Dynamics CRM の URL を指定してアクセスすると、最初にその「タブ」が表示さ れます。
80 Step 2 個人用にワークプレースの表示を変更する Dynamics CRM には、ワークプレースと呼ばれるタブ(アプリケーション領域)があり、よく利用 する機能が集めて表示できますが、表示する項目を個人毎に設定できます。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「ワークプレース」タブに移動します。 「ワークプレースの個人設定…」をクリックします。 「ワークプレース」タブを表示します。
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2. ワークプレースの中に表示する領域をクリックしてオンにして、OK ボタンをクリックします。
3. Dynamics CRM のページが再読み込みされます。 「ワークプレース」タブに移動します。
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4. このように、個人用にワークプレースの表示を変更することができますので、よく利用する機 能を集めて効率よく利用頂くことができます。
83 Step 3 個人用のビューを作成する 大量レコードの中から、ユーザー個人が頻繁に利用するレコードだけ抽出して表示したいという ニーズがあります。 Dynamics CRM には簡単な操作で条件を設定し、レコードを抽出する「高度な検索」機能があ ります。 この「高度な検索」で設定した抽出条件は、ビューとして個人用に保存することができ、後から簡 単に呼び出すことができます。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「営業」タブ>取引先担当者 に移動します。 ビューにて[全卸売企業の取引先責任者]を選択します。 これは予め特定の抽出条件を設定して、個人用に保存しておいたビューです。
84 2. メニューから高度な検索をクリックします。 予めこのような抽出条件を設定して保存しておいたものです。 「詳細を表示する」ボタンをクリックして抽出条件を設定できます。 「列の編集」ボタンをクリックして、表示する列を変更できます。 また、「上書き保存」ボタンや「ファイル名を付けて保存」ボタンをクリックすることで独自に名 前を付けて個人用のビューとして保存できます。
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86 Step 4 ブラウザの「お気に入り」に保存する 先ほど作成した個人用のビューのページを、ブラウザ(Internet Explorer)の「お気に入り」に保 存することで、即座にアクセスすることができます。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、ページ上部の「高度な検索」ボタンをクリックしま す。 保存されているビューをクリックします。個人用に保存されているビューです。 2. 1 つを選択し、メニュー:その他の操作>ショートカットのコピー をクリックします。
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3. Windows のスタートメニューから Internet Explorer を起動します。 アドレス部分で右クリックし、「貼り付け」をクリックします。
88 4. このように、保存しておいたビューにアクセスします。
Alt キーを押し、メニュー:お気に入り>お気に入りに追加… をクリックします。 適切な名前を付けて、追加ボタンをクリックします。
89 Step 5 表示言語を変更する Dynamics CRM は多言語対応のアプリケーションです。37 言語(本ドキュメント執筆時点)もの 言語に対応しており、ユーザーごとに表示言語を設定できます。 例えば、日本語の Dynamics CRM 環境に、英語の表示言語を選択したいユーザーがいる場 合には、英語用の言語パックをインストールし、有効化しておきます。これにより、ユーザーは表 示言語を日本語ではなく、英語を選択することができるようになり、瞬時に変更できます。 なお、Dynamics CRM 4.0 用の言語パックは以下の Web ページからダウンロードできます。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>管理 に移動します。 言語をクリックします。 現在インストールされている言語、および有効化の状態が表示されます。 [英語]言語の状態が有効であることを確認します。 閉じるボタンをクリックします。 Dynamics CRM 4.0 用の言語パックのダウンロード: Dynamics CRM 4.0 用の言語パックは以下の Web ページからダウンロードできます。 Microsoft Dynamics CRM 4.0 言語パック https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=50761E58-604 0-4CF3-853A-F5AB535F7194&displaylang=ja
90 2. 次に、このユーザーの表示言語を英語に変更します。 Dynamics CRM の最初に開く画面にて、メニュー:ツール>オプションをクリックします。 言語タブをクリックします。 3. ユーザー インターフェイスの言語を英語に変更し、OK ボタンをクリックします。 4. ページが再読み込みされ、瞬時に英語表示に切り替わることを確認します。
91 5. 表示言語を日本語に戻します。
メニュー:Tools>Options… をクリックします。 Languages タブをクリックします。
6. User Interface Language を Japanese に変更し、OK ボタンをクリックします。 瞬時に日本語表示に切り替わります。
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演習 7.
顧客間関係機能
Dynamics CRM では、エンティティ間の関連付けによるデータモデルの他に、固有のレコード 間で特定の顧客間関係の情報を管理することができます。 例えば、ある取引先担当者 佐藤さんと、田中さんはまったく別の取引先企業に属しているとしま す。ここまでは、エンティティ間の関連付けによるデータモデル(取引先企業と取引先担当者エン ティティの親子関係)で表現できます。 一方で、佐藤さんと田中さんは兄弟関係にあり、この情報も Dynamics CRM で管理したいと いうニーズがあります。このような時、「顧客間関係ロール」という機能を使って二人の間に兄弟 関係があることを管理できます。 演習のゴール Dynamics CRM の顧客間関係ロールの主な機能を理解する。 顧客間関係ロールの例 兄弟姉妹(兄あるいは姉)/(弟あるいは妹)、以前の同僚、紹介した方/紹介された方 など。 取引先企業: A 社 取引先担当者: 秋山さん 取引先企業: B 社 取引先担当者: 小川さん 顧客間関係: 兄弟姉妹 兄 妹93 Step 1 顧客間関係を定義する ここでは、予め定義済みの兄弟関係を示す顧客間関係ロールを確認します。 1. Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「設定」タブ>事業部管理>顧客間関係ロール に 移動します。 [兄弟姉妹(兄あるいは姉)]レコードを開きます。この顧客間関係ロールが適用可能な対象 がチェックボックスで示されています。このウィンドウを閉じます。 2. 次に、このロールを使っているレコードを見てみます。 Dynamics CRM の最初に開く画面にて、「営業」タブ>取引先担当者 に移動します。 取引先担当者レコード[秋山 秀樹]を開きます。顧客間関係をクリックします。 取引先担当者[秋山 秀樹]と[小川 さよ子]の間に兄弟姉妹関係があることを確認します。
94 3. なお、兄弟姉妹関係の対象先である[小川 さよ子]レコードのフォームからも、この情報を確 認することができます。つまり、双方のレコードのフォームから、顧客間関係の情報を確認で きます。 4. 新規の顧客間関係ボタンをクリックすることで、新しい関係を定義することができます。 5. このように、1 レコードについて複数の顧客間関係を定義することができます。
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