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Microsoft Word - _名前なし)【最終版】発言要旨

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Academic year: 2021

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平成29年度第4回移動教育委員会 懇談会発言要旨 (藤枝市立青島東小学校) 開 催 日 時:平成 29 年 10 月 11 日(水)13:10~15:10 場 所:藤枝市立青島東小学校 懇談会テーマ:「藤枝市のプログラミング教育について」 参 加 者:藤枝市教育委員、青島東小学校教職員、静岡県教育委員ほか 【発言概要】 藤枝市教育委員会事務局 ・藤枝市では、ICTを活用して地方創生を進めるため、「ICTで人の流れを 呼び込むまちづくり推進事業」を立ち上げ、「次世代人財育成」「女性の活躍 推進」「中小企業の成長支援」を3つの柱として、事業を展開している。 ・昨年6月、藤枝市はソフトバンクグループと包括連携協定を結んだ。平成 32 年度から完全実施される小学校の新学習指導要領の中で、プログラミング教 育の実施が謳われている。これを踏まえ、具体的な対応を検討し、人型ロボ ット「Pepper(ペッパー)」を活用したプログラミング教育を、今年1 月から藤枝市立藤枝中学校で先行的に実施した。 ・ソフトバンクグループは、ペッパーと周辺機器を全国の小中学校に3年間無 償で貸し出す、「Pepper社会貢献プログラムスクールチャレンジ」とい うプロジェクトを立ち上げ、これに藤枝市も応募して、採択された。今年度 から全市立小中学校 27 校にペッパーを計 161 台配置している。 ・藤枝市教育委員会では、「藤枝版Pepperプログラミング学習プラン」を 作成した。このプランの中では、4時間程度で行うことを想定した具体的な 授業計画案を記載しており、各学校ではこれを活用しながら、独自に授業を 展開している。 ・藤枝市が目指すプログラミング教育やICT教育は、「ペッパーを使って自分 自身でプログラミングする授業を通して、科学や工学技術に対する興味・関 心を抱かせると同時に、社会で必要とされる論理的思考力、想像力、問題解 決力など、未来を切り開き生き抜く力を身に付けてもらうこと」、「日々進化 するICT機器を使いこなす力を付けてもらうこと」を目的としている。 ・今年度、全ての教職員のパソコンを入れ替えた。また、プロジェクター機能 も備えた電子黒板、書画カメラ、タブレット端末、電子教科書をモデル校に 導入し、その効果を検証している。

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青島東小学校 ・本校では、総合的な学習の時間を使って、4~6年生を対象に、ペッパー使 ったプログラミング学習を、年6~8時間程度行う予定。 ・プログラミング学習で大切にしていることは、「人間とロボットの共存を考え るなど、コンピューターリテラシーを育むこと」「子どもたちが何を学ぶのか、 単元を貫く目標を設定すること」「プログラミング学習と他教科や生活面の関 わりを重視すること」の3点である。 ・課題としては、時間と場所の両面がある。今回、英語教育に加えて、プログ ラミングも導入されることとなった。ペッパーの操作方法に関する研修も行 ったが、1回の研修で全てのことを理解できるわけではない。また、本校は 空き教室がないため、ペッパー使った授業は(4階の)図工室で行っている。 1台約 30kg あるペッパーを移動させるのは大変。ペッパーの設定や接続も難 しいため、ICTに詳しい教員がいないと心配。 ・今後は、4~6年生が作成したプログラムを紹介するなど、1~3年生にも ペッパーと触れ合う時間を設定していきたい。 ・ペッパーは、上手に活用すれば子どもたちの学びを深めていくための素晴ら しいツールになると感じている。校内のさまざまな場所でペッパーを活用で きれば、楽しくて笑顔あふれる学校になると思う。 ・教員が一からプログラムを作成するのは、現実的ではない。他校とも情報交 換しながら、いろいろな教科の学習で活用できれば良いと思う。 県教育委員 ・ペッパーを導入するに当たって、学校や保護者に金銭面での負担はあるか。 藤枝市教育委員会事務局 ・金銭面での負担は一切ない。 県教育委員 ・県内で、藤枝市以外に学校の授業でペッパーを導入している自治体はあるか。 ・ペッパー使ったプログラミング教育の成果報告会は開催するか。 藤枝市教育委員会事務局 ・掛川市もソフトバンクグループの「社会貢献プログラム・スクールチャレン ジ」により、一部の小中学校にペッパーを配置したと聞いている。

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・ソフトバンクグループが主催する全国大会に出場することが、ペッパーを無 償で借りる条件となっている。11 月に、藤枝市の主催でプログラミングコン テストを開催し、全国大会に出場する学校を決定する予定。「○○に役立つペ ッパー」をテーマに、プログラムを子どもたちに考えてもらい、その内容を 発表する。 県教育委員 ・他の地域や学校でペッパー以外のロボットを導入している事例はあるか。 藤枝市教育委員会事務局 ・詳細は承知していないが、ソフトバンク以外にも小型ロボットを貸し出して いる企業があると聞いている。 県教育委員 ・現在はペッパーが秀でているかもしれないが、今後、似たような別の型のロ ボットも出てくると思う。教育に適した教材は何か、随時チェックする姿勢 が重要。 藤枝市教育委員会事務局 ・あくまでも、子どもたちが学ぶ教材としてロボットを利用するということを 第一に考えていきたい。 県教育委員 ・授業見学では、子どもたちが活発に楽しそうに活動している姿が印象に残っ た。 ・(午前中に見学した 6 年生の)プログラミングの授業では、5つのグループに 分かれて活動していたが、教員が1人だと、全てのグループの進み具合を把 握するのは難しいのではないか。地域の方や保護者が支援員として入ること ができれば、先生の負担が軽くなるのではと思った。 ・小学校では英語教育も始まり、先生方の研修時間の確保が大変だと思う。プ ログラミング教育を実施するに当たって、先生方にはどのようなサポートが 必要か教えてほしい。 ・ペッパーが動いて楽しかったで終わることなく、プログラミング教育は、あ くまで論理的思考力を身に付けるためのものであるという共通理解を、家庭 や地域の皆さんとどのように図っていくか考えていきたい。

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青島東小学校 ・ 英語教育では、5・6年生の担任がモデルとなり、全教員で一緒に学んでい く姿勢が広がっていった。プログラミング教育についても、同じような姿勢 で取り組んでいくことができればと考えている。 ・ 学校ではプログラミングに興味を持つきっかけになる授業を行っていきた い。 県教育委員 ・「藤枝版Pepperプログラミング学習プラン」を進める上での、全体的な サポート体制について教えてほしい。 藤枝市教育委員会事務局 ・藤枝市教育委員会の担当者が必ずしもペッパーについて熟知しているわけで はない。質問がある場合はソフトバンクグループが設置したコールセンター へ問い合わせることとなっている。 ・ソフトバンクグループの負担で、教員向けの研修会を実施した。 ・藤枝市では平成 29 年3月に、静岡大学、静岡産業大学、ソフトバンクグルー プなどICTに長けた団体・企業等で構成する「ICTコンソーシアム」を 立ち上げた。同機関とも連携を図っていきたいと考えている。 藤枝市教育委員 ・ペッパーを使ったプログラミングの授業に取り組む子どもたちはとても積極 的で、先生を追い抜くのではないかというほどの勢いを感じた。先日訪問し た学校でも、タブレット端末や電子黒板などICT機器を用いた授業を見る 機会があったが、若い先生を中心に積極的にICT機器を活用していると思 う。 ・一方で、全ての教員がプログラミングやICT機器の操作に長けているわけ ではない。教員に対するサポート体制が重要。 ・ ペッパーを使ったプログラミング教育は、夢が広がる良い取組であると思う。 事業の検証を行って今後に生かしてほしい。

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藤枝市教育委員 ・子どもたちがICT機器を使うことに少し不安を感じていたが、授業では、 子どもたちを育むことを基本において、情報技術が世の中に役立っているこ とを学ぶ流れであったので安心した。 藤枝市教育委員 ・プログラミング教育やICT機器を使った授業を他校でも見てきたが、その 中で、先生方がどこまで指導できるのか、授業支援ができる人はいないかな ど、さまざまな課題があると感じた。 ・プログラミング教育の目標は、論理的思考力を身に付けること。先生も子ど もたちもこの目標に向かって取り組んでほしい。 ・藤枝市は、市長を中心にICT教育に関して熱い思いを持っているので、進 んだ教育体制ができていると思う。 ・国がプログラミング教育やICT教育を進める中で、予算を含めて、国とし てのサポートはないのか疑問に感じている。 藤枝市教育委員 ・プログラミングの授業では、子どもたちが率先して授業に取り組んでいた。 先生方は大変だとは思うが、やりがいもあると思う。子どもたちのためにが んばってほしい。 ・3年間の無償貸し出しが終了した後、ペッパーと同様の教材が導入できると 良い。 青島東小学校 ・ペッパーを使った授業を行うことに、最初は不安があったが、授業の中での、 子どもたちの食いつきや目の輝きを見ると、魅力的な教材であると感じた。 ・プログラミング教育の目標を自分なりに設定している。授業では、ペッパー の使い方を教えるのではなく、プログラムを作ってみたい、楽しいと思える ような課題設定をしている。 ・6年生は委員会活動など、さまざまな学校活動に関わっており、授業の中で も「ペッパーが学校で活躍できるように」と、学校全体のことを考えて意見 を出していたのが印象的だった。皆で意見を出し合い、皆で課題を乗り越え る体験ができるように授業を進めている。

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・テレビゲーム、タブレット端末など、今の子どもたちには身近にさまざまな 機器があり、操作することにも慣れているが、これらは受動的なもの。ペッ パーは自分で主体的に動かすところに魅力がある。 ・ペッパーに不具合が生じたときの対処が課題。気温が上がると動かなくなる こともある。本校では6台保有しているが、授業では5台を使用し、1台は 予備としている。 ・プログラミングソフトの中には、英語表記や難しい数式が入っているので、 小学生には伝えるのが難しい。小学生にも理解しやすいソフトがあれば、よ り思考力が高められると思う。 ・(プログラミング学習では)現在、5~6人グループにペッパーが1台という ことがメリットとなるよう授業づくりに取り組んでいる。ルールを設定して 誰もが操作したり活動したりする場を設定し、その中で子ども同士が教え合 い、かかわり合いながらプログラムを作成していけるよう工夫している。最 終的に子ども個人にどんな力を身に付けることができたかを評価して今後の 授業に生かしていきたい。 青島東小学校 ・「ペッパーと仲良くなろう」を目標に行った4年生の授業の感想を紹介する。 「ペッパー君と仲良くなる中で、班の人とも仲良くなれた」「ペッパー君にも 心があることを感じた」「機械でも相手のことを考えて行動することが大切で あることを学んだ」これらの感想から、子どもたちが授業を通じて、ペッパ ーと関わりながら、みんなで協力してがんばっていけること、諦めず最後ま でやり遂げること、できたことの喜びを感じていることが分かった。 ・保護者からは、藤枝市のペッパーの取組はもちろん、外国語活動に関する取 組についても感謝の声が届いている。 ・授業では、人づくりを大切にしている。普段の授業もペッパーを使った授業 でも人づくりを通して、子どもたちが将来、生き抜く力を授業で付けていき たい。 ・算数の授業では論理的思考力を大切にしている。「どうして」「なんで」と考 え、自分たちで答えを導けるような授業づくりを意識している。 藤枝市教育委員 ・今日見学した(6年生の)プログラミングの授業と(4年生の)算数の授業 は、個人で考える時間、グループ学習の時間、みんなで話し合う時間、まと める時間といった授業の流れは同じ。ペッパーを使った授業も、新しいこと

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をやるのではなく新しいツールが入ったと考えて、慣れることが大事だと感 じた。他方、先生方にとっては、初年度は覚えることも多く、大変だと思う ので、サポートをしていきたい。 ・算数の授業では、自分と異なる意見に対して、子どもたちがダメだと答える のではなく、上手に温かく受け入れているクラスの雰囲気が素晴らしかった。 プログラミングの授業でも、みんなで助け合いながら楽しくやっている雰囲 気があり、単元を通して学ぶ授業づくりを進めていることが分かった。 県教育委員 ・ペッパーをどう活用していくか、ソフトバンクからの無償貸与が終わる3年 後もペッパーを使っていくのか、学校内で議論、検証していってほしい。ど の子どもにも平等にプログラミング教育が行われることを希望する。 県教育委員 ・藤枝市のプログラミング教育の取組は、どのようにプログラミング教育を広 めていくかを考える上で、大変参考になる。県教育委員会でも、ペッパーを 使わずに、いかにプログラミング教育を進めていくかを研究する必要がある。 ・ICTは、日進月歩の世界。技術的なことだけでなく、論理的な思考につな げられるようにしてもらいたい。 県教育委員 ・「プログラミング」ではなく、「ロジカルシンキング」と表現すれば、しっく りくると思った。プログラミングができる人というより、ロジックを組み立 てられる人、社会の課題を解決するためのデザインを組み立てられる人を育 てていくことが大事。そのために、小中高の各段階でやるべきことを考え、 カリキュラムを組む必要があると思う。 青島東小学校 ・新学習指導要領の総則の中に、「児童がプログラミングを体験しながら、コン ピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付ける ための学習活動」とあり、何かしらの入力をして処理を行う体験をする場が 必要になってくると思っている。これを踏まえながらプログラミング教育を 行っていきたい。

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県教育委員 ・プログラミング教育が、中学校で途切れないよう工夫をしてほしい。 ・時間や場所の課題もあるが、英語教育とプログラミング教育を組み合わせる など工夫の余地はあると思う。ロボットの潜在的な力を組み合わせて、教員 の負担軽減につなげてほしい。 ・ペッパーを使ったプログラミング教育の成果をソフトバンクグループにフィ ードバックすることで、教育現場に生かせる新たなロボット技術が生まれて くるのではないか。 県教育委員 ・算数の授業で、子どもたちがそれぞれ自分の考えをプレゼンテーションする 場面は素晴らしいと感じた。子どもたちが新しい発見を導く力が身に付く授 業であった。 県教育委員会事務局 ・校長先生からJAS(授業、あいさつ、掃除)自慢があると聞いていたが、 実際に校内を見学してそのとおりだと思った。子どもたちの良い笑顔が印象 に残った。 ・子どもたちの論理的思考力を育む取組を授業だけでなく、普段の生活や遊び の中にも取り入れられるよう、先生方の声掛けをお願いしたい。 青島東小学校 ・プログラミング教育の計画はまだまだ足りない部分がある。実際に動き出し て、子どもの姿を見て、必要なものが分かってくる。取組を進めながらより 良いものを作っていきたい。本日いただいたご意見は、校内でも共有してい きたい。 藤枝市教育委員 ・「藤枝版Pepperプログラミング学習プラン」については、1学期に研修 会を行い、2学期から本格的に授業が始まった。公開授業は比較的若い先生 が実施してくれている。生徒指導や学習指導はベテラン教員から、ICT関 係は若い教員からと、双方で指導し合う和気あいあいとした雰囲気で取組が 進められると思う。 ・本日いただいた課題を基に、ペッパーやICT機器を活用して、論理的思考 力を高める取組を進めていきたい。

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県教育委員

・教育が変わっていく中で、一番大変なのは現場の先生方。「チーム学校」とし て取り組むことが大切。

・県としても情報を収集、分析し、学校や市町教育委員会の皆さんと協力して 取組を進めていきたい。

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