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目次 甲状腺とは 3 甲状腺ホルモンとは 4 甲状腺ホルモン量の調節 6 甲状腺がんとは 8 甲状腺がんの種類 9 甲状腺とは 甲状腺は のどぼとけのすぐ下にある重さ 10 ~ 20g 程度の小さな臓器で 甲状腺ホルモン というホルモンをつくっています ちょうど 蝶が羽を広げたような形をしていますが

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Academic year: 2021

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全文

(1)

甲 状 腺 と

甲 状 腺 が ん

本冊子の内容は、甲状腺を専門とする医師が確認しています。

甲状腺がんと診断された患者さんへ

甲状腺がんの症状や治療法について、 わかりやすく解説したサイトです。 ぜひご覧ください。 (画面はイメージです)

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本冊子の内容は、甲状腺を専門とする医師が確認しています。

甲状腺がんと診断された患者さんへ

甲状腺がんの症状や治療法について、 わかりやすく解説したサイトです。 ぜひご覧ください。 (画面はイメージです)

(2)

甲状軟骨

甲状腺

気管 鎖骨 胸骨 甲状腺は、のどぼとけのすぐ下にある重さ 10 ~ 20g 程度の小さな 臓器で、「甲状腺ホルモン」というホルモンをつくっています。ちょうど、 蝶が羽を広げたような形をしていますが、正常であれば外からはわか りません。 しかし、甲状腺の病気で腫れて大きくなると、注意深く観察したとき に、のどぼとけの下あたりが少し膨らんでいるのがわかり、触るとしこ りを感じるようになります。

甲状腺とは

甲状腺とは………

3

甲状腺ホルモンとは… ………

4

甲状腺ホルモン量の調節… ………

6

甲状腺がんとは………

8

甲状腺がんの種類………

9

甲状腺がんの検査………

12

甲状腺がんの治療………

13

アブレーション… ………

14

定期的な検査………

15

目 次

(3)

食欲が出ないのに 反対に、甲状腺ホルモンの量が少なすぎると新陳代謝が低下するた め、冷え症で皮膚が乾燥し、食欲が出ないのに体重が増えるようにな ります。また、だるくて無気力になり、いつも眠気を感じるようになり ます。 甲状腺でつくられる「甲状腺ホルモン」は、主にからだの新陳代謝を 調節する重要なホルモンです。 甲状腺ホルモンの量が多すぎると、新陳代謝が活発になりすぎて、食 欲が出てよく食べるのに体重が減り、全身に汗をかくようになります。 また、興奮して活発になりますが、疲れやすく、一日中、心臓がドキド キしているように感じたりします。

甲状腺ホルモンとは

甲状 腺ホルモンの

量が多すぎると…

甲状 腺ホルモンの

量が少なすぎると…

イライラする 汗をたくさんかく 寒気がする いつも眠気を感じる たくさん食べているのに

(4)

視床下部し しょう か 甲状腺 TRH TSH 甲状腺 ホルモン TRH TSH 抑制 抑制 甲状腺 ホルモン 脳下垂体のう か すい たい 視床下部し しょう か 脳下垂体のう か すい たい 甲状腺 甲状腺ホルモンの量は、多くても少なくてもよくありません。そのため、 血液中の甲状腺ホルモンの量が少ないと TRH や TSH がたくさん出 てきて、その結果、甲状腺ホルモンもたくさんつくられます。しかし血 液中の甲状腺ホルモンの量が増えてくると、この情報が視ししょう床下か部ぶや 脳 のう 下か垂すい体たいに伝わり、TRH や TSH の放出が抑えられ、結果的に甲状 腺ホルモンのつくられる量も抑えられます。 甲状腺ホルモンがつくられるためには、脳の視ししょう床下か部ぶというところから 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)が出てくる必要があります。 TRH は脳のう下か垂すい体たいというところに働いて、甲状腺刺激ホルモン(TSH) を放出させます。TSH が甲状腺に働くことで、甲状腺ホルモンがつく り出されます。

甲状腺ホルモン量の調節

※甲状腺ホルモンの量 が増えると、TRH や TSH の放出が抑えら れます。

(5)

甲状腺が腫れる病気はいくつかありますが、そのなかでも、ほかの 臓器に転移する性質を持つものを「甲状腺がん」といいます。 甲状腺がんでは、通常、しこり(結けっせつ節)以外の症状はほとんどありませ ん。しかし、しこりが大きくなってくると、のどの違和感や痛み、飲み 込みにくさ、近くを通る神経を圧迫することによる声のかすれ(嗄さ声せい) などの症状がみられることもあります。 甲状腺がんにはいくつかの種類があり、しこりの大きくなる速さや、 転移の起こりやすさなどが異なります。

甲状腺がんとは

甲状腺にできるがんには、大きく分けて「乳にゅうとう頭がん」「濾ろ 胞ほうがん」 「髄ずい様ようがん」「未み分ぶん化かがん」「悪性リンパ腫」の 5 種類があります。 それぞれに異なった特徴を持っているため、治療法などが異なります。

甲状腺がんの種類

甲状腺がんの中で最も多いがんで、甲状腺 がんの約 85%を占めます。ほかのがんに比 べ 40 ~ 50 代の比較的若い女性に多く、 非常にゆっくりと進行します。 リンパ節への転移がみられることが多いの ですが、手術によってリンパ節を含めた甲状 腺がんの切除を行えば、生命にかかわるこ とはまれです。 一般的に高齢者ほど予後が悪い傾向があり ます。

にゅうとう

頭がん

(6)

甲状腺がんの種類

甲状腺がんの約 5 ~ 10%が濾ろ胞ほうがんです。 乳 にゅうとう 頭がんよりもやや高齢の人に多くみられ ます。手術によってリンパ節を含めた甲状腺 がんの切除を行えば、生命にかかわること は少ないのですが、転移がある場合には予 後があまりよくありません。転移は、近くの リンパ節ではなく血液の流れにのって肺や 骨などの遠くの臓器に起きやすい性質があり ます。

ほ う

がん

甲状腺がんの約 1%にみられます。未熟な がん細胞のため増えるスピードや病気の進 行が速く、甲状腺のまわりの臓器に広がっ たり、肺や骨などの遠くの臓器に転移する など、きわめて悪性度が高く予後が不良な がんです。高齢者や男性に比較的多くみら れます。 手術に加えて、放射線を体の外から照射す る治療や、薬による治療を行います。

ぶ ん

がん

甲状腺がんの約 1 ~ 2%にみられます。甲 状腺の細胞のなかでも、カルシウムの量を 調節するカルシトニンと呼ばれるホルモンを 出す細胞ががん化したものです。遺伝が関 係して発生するものと、遺伝には関係なく発 生するものがあります。 乳 にゅうとう 頭がんや濾ろ胞ほうがんよりも進行が速く、リ ンパ節のほか、肺や肝臓にも転移しやすい 性質があります。手術によってリンパ節を含 めた甲状腺がんの切除を行います。

ず い

よ う

がん

甲状腺の細胞ががんになったものではなく、 血液・リンパのがんである悪性リンパ腫が 甲状腺にできたものです。橋本病注)に長い 間かかっている高齢者に多いといわれていま す。急に甲状腺全体が腫れるほか、声がか すれたり(嗄さ声せい)、ひどい場合には呼吸困難 を起こすことがあります。 放射線を体の外から照射する治療や、薬に よる治療を行います。

悪性リンパ腫

注)橋本病:自己免疫の異常により、甲状腺の組織が自己抗体 … によって破壊され、甲状腺の働きが低下する病気

(7)

注)放射線治療には、放射線を出す物質を内服して行う治療と、

甲状腺がんの治療

甲状腺がんの検査

甲状腺がんの診察の基本は、医師が手や指で触って診断する触しょくしん診で す。健康診断やほかの病気で診察を受けたときに、甲状腺の腫れが みつかることも少なくありません。ただし、触診だけでは判断できない ことが多いため、血液検査や超音波(エコー)検査、穿せんしきゅういんさいぼうしん刺吸引細胞診 (細い針で甲状腺細胞を吸い取り、調べる方法)を行って詳しく調べる 必要があります。がんであった場合には、より詳しく調べるために、シン チグラフィー検査や CT 検査、必要に応じて MRI 検査などを行います。 甲状腺がんの治療には、手術(外科治療)、放射線治療注)、薬物療 法(ホルモン療法、抗がん剤治療)などがあります。どの治療を行うか は、甲状腺がんの種類や進行の度合い(病期)、患者さんの状態によっ て選びますが、多くの場合、手術が基本となります。甲状腺をどの程 度取り除くかは、がんの種類やがんの大きさなどによって異なります。 診察 手 術(外科治療) 薬 物 療法 放射線治療注 ) がんかどうかを 調べる検 査 がんについて 詳しく調べる検 査

(8)

甲状腺を 取り除きます 残った甲状腺の 組織を破壊します

定期的な検査

アブレーション

甲状腺をすべて摘出する手術を受けた患者さんは、がんの再発や転 移の危険性を少なくするために、放射性ヨウ素(放射線を出すヨウ 素)を内服して、残った甲状腺の組織を破壊する“アブレーション” を行うことがあります。甲状腺が甲状腺ホルモンを作るためにヨウ素 を取り込む性質を持っていることを利用した方法で、甲状腺がんに 特有の治療法です。 治療が終わった後も、定期的に通院して体調やがんの再発・転移が ないかどうかの確認を行います。甲状腺がんの多くは生命にかかわる ことが少ないがんですが、10 ~ 20 年たってから再発したり転移する こともあるので、長期間にわたって定期的に検査を行う必要がありま す。手術をした後の 1 ~ 2 年間は 3 ヵ月ごと、2 ~ 3 年間は半年ご とに通院するのが一般的です。甲状腺をすべて摘出した患者さんは、 甲状腺ホルモン剤を服用する必要があるため、その薬の処方時期にあ わせた通院になります。 甲状 腺の摘出手 術 アブレーション

参照

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