-小特1-
第3・4学年(複式学級) 学級活動指導案
平成26年 6月11日(水)第5校時 指導者 教諭(学級担任)、養護教諭 1 題材 「バランスよく食べよう」 (第3学年及び第4学年 (2)日常の生活や学習への適応及び健康安全 キ 食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成) 2 児童の実態と題材設定の理由 本学級の児童は、運動が好きで活動的である。休み時間には外で元気に遊び、思いきり体を 動かしている。第3校時に差し掛かる時間帯には空腹を訴え、毎日の給食をとても楽しみにし ている。飯缶と食缶はいつも空っぽになり、「もっと食べたい」と言っている。しかし、偏食 があり、野菜はごく少量しか食べないか、全く食べずに好きなものだけをたくさん食べようと する児童もいる。 また、学校では嫌いなものも残さずに食べるが、家庭では食べない児童もいる。事前に行っ たアンケート調査によると、嫌いなものが全くない児童は若干名で、その他ほとんどの児童に は嫌いな食べ物があることがわかった。かなりの人数の児童が野菜を好んでいる一方で、野菜 はほとんど食べない児童もいる。さらには、野菜だけではなく、ほとんどの食べ物を嫌いであ ると答える児童もいた。全体としては「好き嫌い」にあまり偏りはないものの、野菜について は嫌いではないが、好んで食べようとはしていないことが判った。 A群 ごはん、パン、めんなど 【好き】 【嫌い】 B群 肉、魚、たまごなど 【好き】 【嫌い】-小特2- C群 野菜、海そう、くだものなど 【好き】 【嫌い】 そこで本題材では、「好き嫌い」をせずバランスよく食べる意識をもたせることをねらいと した。養護教諭とともに食品の3つのグループを理解させ、自分でバランスのよいメニューを 作る活動を行う。 指導に当たっては、自分の食べ方を振り返り、ほとんどの児童に嫌いな食べ物があることを 確認する。そして、チェックシートから、好き嫌いなく食べることがよいことに気付かせる。 また、アンケート調査の結果を提示し、自分たちの食生活には偏りがあることを視覚的に認識 させる。 3つのグループ(A~C群)の好き嫌いの割合 養護教諭からは、3つのグループの食べ 物が不足すると、体にはどのような影響が あるのかを説明し、健康のためには好きで ない食品でも食べることが大切だという ことに気付かせていきたい。また、毎日食 べている学校給食は、栄養士が栄養バラン スを計算して作っていることに気付かせ、 給食を残さず食べていこうとする意欲を もたせたい。 バランスよく食べることの大切さに気付 いたところで、3・4年生の児童で協力してバランスのよい給食を考えるという活動を通して、 自分の食生活を見直すきっかけを与えたい。さらに、学校給食センターにリクエスト給食のメ ニューを送り、採用を目指すことによってバランスのよい食事を作る意欲を高めたい。終末で は、自分の今後の食事の在り方について、一人一人の問題としてとらえさせ、嫌いな物でも食 べていこうとする決意をもたせていきたい。 3 研究主題とのかかわり 研究主題「夢を拡げ 心豊かに たくましく生きる 北河原っ子の育成」 ~小規模校(複式学級を含む)のよさを生かした教育課程の編成・実施~ (1)3年生と4年生でペア学習を行うことにより、異学年同士の学び合い教え合いを促す。「ペ ア学習」を行う中で、上級生のリーダーシップを育てる。 (2)少人数であることを生かし、場所を広く設定しバイキング形式で給食のメニューを個々の 児童が選べるようにすることで、意欲を高める。そして自分の力で挑戦し、考え、活動で きる〝自主自学〟の態度を育成する。
-小特3- 4 指導のねらい 食べ物は働きによって3つのグループに分けられること、それらをバランスよく摂取するこ とが健康に大切であることを理解し、自身の日常生活での実践に生かすことができるようにす る。 5 評価規準 集団活動や生活への 関心・意欲・態度 集団の一員としての 思考・判断・実践 集団活動や生活についての 知識・理解 食べ物について関心をも ち、嫌いな食べ物でも食べよ うと努力している。 自分の食生活について振り 返り、今後の健康のために何 を食べるべきかを考え、実践 している。 食べ物が3つの食品群に分 けられること、成長と健康維 持のためには、好き嫌いなく 食べることが大切なことを理 解している。 6 事前の活動・関連項目 (1)「食べ物 好き嫌いアンケート」を実施する。 (2)給食時に残量調査を行う。(1週間) 7 本時のねらい A~C群の3つのグループの色々な食べ物をバランスよく食べようとする態度を育てる。 8 展開 段階 学習活動 指導上の留意点 教材・資料 導 入 5分 1 食べ方チェックシートを 実施する。 ・「好き嫌い」をしないで食べている かどうかを確認する。 ・よい食べ方とはどのような食べ方か を考えさせる。 →好き嫌いせずに食べる。 ・食べ方チェ ックシート 展 開 30 分 2 本時の課題を知る。 3 料理は、主な材料によって 3つのグループに分けられ ることを知る。 4 栄養のバランスについて 考える。 ・料理は、主材料で3つのグループに 分けられることを知らせる。 A…主に体を動かすエネルギーと なる。米やパン、麺を使った料 理。 B…主に体を作る。肉や魚、たまご、 牛乳などを使った料理。 C…主に体の調子をととのえる。野 菜を使った料理。 ・養護教諭から、それぞれのグループ で、不足すると体にどのようなこと が起こるかを説明する。 ・食べ物の3つの はたらき(文部 科学省ホーム ページより) ・絵カード すき・きらいなく食べよう
-小特4- 5 「好き・嫌い」のアンケー ト調査結果から、自分たちの 好きな料理や嫌いな料理が どの色に入るか考える。 6 給食のメニューをA(黄)、 B(赤)、C(緑)の3グル ープに分ける。 7 3年生と4年生がペアに なって、〝紙上バイキング〟 の方式で「リクエスト給食」 の献立表作りに挑戦する。 8 できた給食献立表を発表 し、感じたことを話し合う。 ・アンケート調査の結果から、嫌いな 料理の傾向を押さえ、それらの食品 の働きに気付かせる。 ・好きなものだけを食べていると、自 分の体にどのような影響があるか を考えさせ、残さず食べようとする 意欲をもたせる。 ・給食のメニューは、バランスよく作 られていることを確認する。 ◎料理は、主材料で3つのグループに 分けられることを理解している。 【知識・理解】(行動観察・ワーク シート) ・「リクエスト給食」も、バランスが とれていることを確認し、バランス よく構成して採用を目指す。 ・自分で完食できる給食を作らせる。 ・協力して考えるように呼びかける。 ・児童が自由に組み合わせられるよう に、食べ物の写真を多めに用意して おく。 ・黄・赤・緑の三色のバランスがとれ るように、色分けしたシートを配布 する。 ・選んだ理由も記入させる。 ・食物アレルギーの児童は食べられる ものの中から、完食できる料理を選 択させる。 ・4年生の児童は、3年生の児童にア ドバイスしながら活動する。 ◎食べ物に関心をもって積極的に活 動している。【関心・意欲・態度】 (行動観察・発言) ・グループ同士で発表し、お互いの給 食がバランスよくできているかを 確認する。 ・「よりよい献立にするにはどうした らよいか」を話し合うようにする。 ・児童が選んだ料理が、3つのグルー プに正しく分類されているかを確 認する。 ・アンケート 調査の結果 ・拡大献立表 ・ワークシー ト ・食べ物の写 真 ・おぼんシー ト バランスのよい「リクエスト給食」を作ろう
-小特5- ま と め 10 分 9 これからの食事について 考えをまとめる。 ・自分のこれまでの食事の仕方を振り 返って、これからの食事のバランス を考えるようにする。 ・自分が頑張ることをカードに記入す ることにより、自分の食生活を見直 させ、自分の体を自己管理していく 能力を高めさせる。 ◎これからの健康のために、3つのグ ループの食べ物を、どのようなバラ ンスで食べるかを考えている。【思 考・判断・実践】(行動観察・カー ド) ・がんばりカ ード 9 事後指導 ○給食を食べる際、バランスを確認して残さず食べるよう指導する。 ○学校での指導の内容や様子を手紙などで家庭に連絡し、給食以外の食事についても日頃から バランスに気を配るよう啓発する。 10 板書計画 11 参考・活用資料 食生活学習教材(小学校中学年指導者用)食生活を考えよう-体も心も元気な毎日のために- 平成21年3月 文部科学省 食生活学習教材(小学校中学年用)食生活を考えよう -体も心も元気な毎日のために- 平成21年3月 文部科学省 A 黄 絵カード 不足すると… B 赤 絵カード 不足すると… C 緑 絵カード 不足すると… すききらいなく食べよう! 献立表 A 黄 B 赤 C 緑 バランスのよいリクエスト給食を作ろう! アンケート調査 結果