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スイスへようこそ2004/スイスへようこそ2004

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スイスへようこそ

Welcome to Switzerland.

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JUNGFRAU RAILWAYS

Harderstrasse 14

CH-3800 Interlaken

Phone +4133 828 72 33

Fax +4133 828 72 60

info@jungfrau.ch

www.jungfraubahn.ch

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ドイツ オーストリア イタリア フランス アンデルマット インターラーケン チューリヒ ブリーク ルガーノ モントルー ローザンヌ ジュネーヴ ヌーシャテル ベルン バーゼル スイスはヨーロッパの中心部に位置し、九州程 度の小さい国土ながら、複数の公用語と多様な 文化を持っている国です。ドイツ、フランス、 イタリア、オーストリア、リヒテンシュタイン の5カ国と国境を接しており、ヨーロッパ大陸 の十字路となっています。古くから交通の要で あり、国際航空路線、道路、鉄道などで、ヨー ロッパの主要都市へは、わずか数時間で簡単に 行き来することができます。 スイスへのアクセス スイスにはメインゲートであるチューリヒとジ ュネーヴのほかに、バーゼル、ベルン、ルガー ノに国際空港があり、約100カ国から航空機が 乗り入れています。日本からは、チューリヒへ の直行便やヨーロッパを中心とした各国経由便 でスムーズにアクセスできます。とくに、日本 からの直行便も多いミラノ・マルペンサ空港は スイス国境近くに位置しており、シャトルバス でルガーノへ約1時間と便利。スイス南部から 旅を始める人にはおすすめです。また、ヨーロ ッパの中心に位置するスイスはヨーロッパ間の 鉄道網とも直結しており、ドイツ、イタリア、 オーストリア、スペイン、フランス、ハンガリ ー、スカンジナビア諸国、ベネルクス3国など の主要都市から列車が乗り入れています。フラ ンスの TGV、ドイツの ICE、イタリアの CISAL-PINOなど各国を代表する国際特急列車を利用 することもできます。国際列車の多くは食堂車 や寝台車を完備していることが多いので、快適 な鉄道の旅が楽しめるでしょう。 スイスの概要 国語が4つあるスイスでは国の名前をドイツ語 で Schweiz(シュヴァイツ)、フランス語で Su-isse(スイス)、イタリア語で Svizzera(シュヴ ィツェーラ)、ロマンシュ語で Svizra(シュヴィ ズラ)と呼びますが、どこか一つの言語を採用 することはできないので、正式名称はラテン語 で Confoederatio Helvetica(コンフェデラチオ ・ヘルヴェティカ*)としています。このラテン 語表記の略称である CH は自動車のナンバープ レートや通貨の単位、切手など国名の標識とし てよく見かけるもの。日本語ではスイス連邦と 表記します。準州を含めた26州に分かれており、 首都はベルン。連邦民主制の永世中立国として 知られています。九州と同じくらいの国土に、約 736万人の人々が暮らしています。 *ヘルヴェティアの連合という意味で、古代ローマ時 代にスイスに住んでいたケルト部族のヘルヴェティ ア族に由来しています。 様々な言語の国 スイスではドイツ語、フランス語、イタリア語、 ロマンシュ語という4つの国語が認められてい ます。2カ国語や3カ国語を使う州もあります が、全てのスイス人が4カ国語を話せるわけで はなく、地域によって言語圏が分かれています。 ドイツ語といっても標準ドイツ語と異なる語彙 をもつスイスドイツ語が使われており、地方に よって方言の種類も多いためかなり複雑です。 母語のほかに英語ともう一つの国語を理解でき るというパターンが主流で、観光地では英語が かなり通じます。各地の標識や案内文などは3 ∼5カ国語などで併記されていますが、同じ内 容が異なる言語で書いてあるだけです。 【言語区分図】 ■ドイツ語(63.7%)、■フランス語(20.4%)、 ■イタリア語(6.5%)、■ロマンシュ語(0.5%)、 その他の言語(9.0%) 編集・発行:スイス政府観光局 表 紙 写 真:マッターホルン(ツェルマット) 発 行 部 数:150,000部 発 行 日:2004年8月 ※情報は変更する可能性があります。修正、追加情報 は弊局ウェブサイトにて随時更新していく予定です ので、あわせてご参照ください。

スイスへようこそ

www.myswiss.jp/profile/

TGV ICE CISALPINO ●資料パンフレット配布サービス スイス政府観光局ではパンフレットなどを無 料配付しております(送料のみご負担頂きます)。 ご提供できる資料はその都度、変更しますの で、インターネットの資料請求フォームをご 利用ください。なお、お申し込みいただいた 資料は、郵便局の着払い便にて送ります。目 安として約1週間∼2週間後の発送となりま すので、余裕をもってお申し込みください。 資料請求について:www.myswiss.jp/brochure/ ●ニュース配信サービス スイス政府観光局では、現地から届いたニュ ースやイベント情報、ちょっと気になるトピ ックス、在日スイス人のインタビューなどを 定期的にご紹介するウェブマガジン「スイス ニュース」を隔月で発行、メールにて配信し ています。今後、割引クーポンや抽選などの サービスも予定しておりますので、ぜひご利 用ください。 メールマガジン登録:www.myswiss.jp/mailform/ ●インターネット情報サービス 全国の皆様にいつでもご利用いただける便利 な情報サービスとして、スイス政府観光局で は、日本語公式ホームページ www.myswiss.jp を開設しております。主要都市案内、旅の基 本情報、交通、グルメ、イベント、宿泊情報 などの実用的な情報のほか、アルプス、花、 古城、有名人ゆかりの地、世界遺産など旅の プランニングの参考になる多彩なテーマ情報 やパッケージツアーの案内まで、スイス旅行 に必要な情報を幅広く提供しています。 ■ ス イ ス 政 府 観 光 局 の 情 報 サ ー ビ ス の ご 案 内 ■

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旅慣れた人は「スイスは世界の中で最も公共の 交通システムが発達している国の一つ。」と言 います。国のすみずみまで結ぶトップクラスの 交通システムのおかげで、旅行者は迅速で効率 良い旅を実現することができます。このスイス が誇る交通ネットワークを大いに利用してすば らしい旅をお楽しみください。 鉄道、バス、湖船を利用した旅は、スイスの景 色の美しさと多彩な魅力を存分に味わえるおす すめの旅のスタイルです。そして『スイストラ ベルシステム』と呼ぶスイス公共交通機関のネ ットワークでは、スイス全土で延べ約20000km のエリアをカバーする「スイスパス」「スイス カード」などおトクで便利な交通パスを旅行者 のために用意しています。またスイスならでは のバゲージシステムをうまく利用すれば、身軽 に旅が楽しむこともできます。 鉄道:150年の歴史をもつスイスの鉄道は、約 3000km を 結 ぶ 国 鉄(!独SBB!仏CFF!伊FFS)を 中心に私鉄各社が相互乗り入れしながら、スイ ス全土5000km 以上の路線網を誇っています。 車両のほとんどは冷暖房完備の快適な車両。EC (ユーロシティ)IC(インターシティ)IR(イン ターレギオ)などの主要都市間を結ぶ長距離列 車に、簡単な軽食や地方色豊かな郷土料理が味 わえる食堂車や子供のためのプレイルーム車両 などが連結され、列車の旅をさらに楽しませて くれます。チューリヒ空港とジュネーヴ空港の 地下には鉄道駅があり、スイス到着からすぐ鉄 道で各都市へと結びます。また、スイスの鉄道 網は早朝と深夜をのぞき、同じ目的地へ毎時同 じ時間に発車するようにダイヤが調整されてい てとても便利。時間に正確で、清潔なスイスの 鉄道は、皆様に快適な旅を約束します。 バス:狭い道、曲がりくねった道や峠道などを 含め、鉄道が通っていないその先の道を一手に 引き受けているのがバス路線です。車がなくて も、秘境の谷や山奥、小さな村々まで足をのば せるのが嬉しいところ。各地域にあるバス会社 は約100社ほどありますが、バス路線の大部分 は黄色の車体とホルンのマークが目印のポスト バスがカバーしています。昔からアルプスの峠 で活躍してきた郵便馬車の歴史を受け継ぐ伝統 の交通機関です。 車:スイスには世界にネットワークをもつ主要 なレンタカー会社が、各所にありますので、旅 行者でも気軽にドライブを楽しむことができま す。また、ドライバーにとっても、分かりやす い標識が整備されており、安全なスイスでの運 転は問題ないでしょう。車は右側通行です。高 速道路網も国中に広がっているので、簡単にあ ちこちに足をのばすことができます。 湖船:ヨーロッパの水源といわれるスイスには、 数多くの湖や河川があり、船も重要な交通手段 のひとつ。大きな湖には湖船会社があり、クラ シックな蒸気船や最新型のボートで周遊クルー ズが楽しめます。鉄道とはひと味違った風景を のんびりと満喫できるでしょう。 バゲージシステム:スイスには快適な鉄道の旅 をサポートする便利なシステムがあります。ス イス入国の際には、日本の空港からスイスの主 な取り扱い駅に荷物を直送できる「フライレー ルバゲージ Fly Rail Baggage」。空港で荷物が でてくるのを待つ必要がなく、荷物の乗降なし の身軽な旅が楽しめます。逆にスイス出国の際 には、駅で荷物と一緒に搭乗券の手続きもでき る「チェックインサービス Check in at station 」。前日※に駅でチェックインしておけば、空 港までの移動が楽なうえ、フライトの時間ぎり ぎりまで有効に使えます。早い時間に飛行機の 座席を予約しておけるのも嬉しいメリットです。 詳しくはウェブサイトまたは旅行代理店で確認 してください。 *飛行機の到着が遅い便の場合、荷物の引き取りは翌 日になることがあります。 ※フライト時間が遅い便で、預ける駅が近い場合は当 日でも可能な場合があります。 「スイスパス」は、スイス国内のほとんどの鉄 道、湖船、ポストバス、主要37都市の市内交 通が、有効期間中(4日間、8日間、15日間、22 日間、1ヶ月)何度でも利用できるパスです。 ※2人以上の利用で15%割引のセーバーパス、26歳未 満の方に25%割引のユースパスもあります。 「スイスフレキシーパス」は、1ヶ月間の有効 期間内で選んだ3、4、5、6、8日間、自分の 好きな日に利用できるパスです。利用範囲な どはスイスパスと同じ。 ※2人以上の利用で15%割引のセーバーパスがあります。 「スイスカード」は、国境駅または空港からス イス国内の目的地までの往復チケット(各1日 間有効)に加え、1ヶ月間の有効期間内で購入 する主な乗車券が50%割引になるパスです。 「ファミリーカード」は、両親のどちらかが、 「スイスパス」「スイスフレキシーパス」「スイ スカード」のいずれかを持っていた場合、同 伴旅行する16歳未満の子供の乗車料金(有効範 囲はスイスパスと同じ)が無料になるカードで す。日本で前述のパスを購入すれば無料で取 得できます。(詳しくはP18) ※上記の割引パスは、スイスを旅行する外国人向けの特別 パスです。スイスでは限られた駅でしか販売しておりませ んので、日本でご購入しておくことをおすすめします。

スイスの交通

www.myswiss.jp/transport/

楽しい旅の割引パス−スイストラベルシステム ▲2階建てインターシティー ▲ポストバス(郵便バス) ▲湖船

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スイスは一年中、季節を問わず楽しむ事ができ ます。ここで紹介する4つの代表的なパノラマ ルートは、この国を旅する全ての人に感動の旅 を体験させてくれるでしょう。 グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)Glacier Expressは、サンモリッツとツェルマットとい うスイスを代表する2大アルペンリゾートを結 ぶ伝統の横断ルート。7つの谷を越え、291の 橋を渡り、91のトンネルを抜けて走る約7時間 半の旅です。サンモリッツのほか、クールまた はダヴォスからも発着しています。万年雪をか ぶった名峰、鬱蒼としげる森林、緑あざやかな 牧草地、山間の急流や渓谷など、絶景の連続で す。快適なパノラマカー*を予約すれば大きな 窓から存分に風景を堪能できるでしょう。一日 がかりの列車の旅なら、素敵な雰囲気の食堂車 *での昼食も大きな楽しみのひとつです。 *パノラマカー、食堂車ともに予約が必要です。

ゴールデンパス・ラインGolden Pass Lineはルツ ェルン湖からレマン湖に抜ける夢のスイス横断 ルートです。古都ルツェルンからエレガントな 湖畔の街、モントルーまで結んでいます。キラ めく湖、雄大なアルプス、のどかな牧草地、美 しいブドウ畑と刻々と変化する風景を楽しみま しょう。またユングフラウ地方など、途中下車 して楽しめる有名観光スポットの数々も大きな 魅力。さらに、国際空港がある2つのゲートシ ティ、チューリヒやジュネーヴまで旅を続ける ことができ旅行者には便利です。 ベ ル ニ ナ・エ ク ス プ レ ス (ベ ル ニ ナ 特 急) Bernina Expressは、クールまたは、サンモリッ ツからイタリア領のティラーノまでアルプスを 縦断する絶景ルートです。高低差のある行程を 山の稜線に沿って走るので車窓からの風景をの んびり楽しめます。クールからサンモリッツま で、いくつものトンネルと橋を抜けて走る部分 は、グレッシャー・エクスプレスと共通ルート。 サンモリッツを出発すると、やがて雄大なモル テラッチ氷河やベルニナアルプスが間近に迫っ てきます。さらに列車は進みベルニナ峠最高地 点(標高2253m)を通過すると、今度はゆるやか に下りながら、ポスキアーヴォ、ティラーノへ。 イタリアらしい風景に変わっていきます。夏期 にはバスでティラーノからコモ湖を通り、ルガ ーノまで足をのばすことも可能。 ハイジ・エクスプレスHeidi Expressは、『アルプ スの少女ハイジ』の舞台となったマイエンフェ ルトに近いランドクアルトから、ダヴォスを通 ってティラーノへと結びます(夏期のみ)。サン モリッツからはベルニナ・エクスプレスと同じ ルートです。 パーム・エクスプレスPalm Expressは、サンモ リッツからマローヤ峠を越えてイタリア語圏の ルガーノまで、ポストバスで行くパノラマルー トです。山岳リゾートで有名なサンモリッツを 出発し、素朴なブレガリアの谷を抜け、イタリ ア領に一旦入りコモ湖畔を通り、陽光あふれる ルガーノ湖の岸辺で旅を終えます。途中、車窓 に繰り広げられる見事な景観が魅力です。

ウィリアムテル・エクスプレスWilliam Tell Express

は、中世の街並が美しいドイツ語圏のルツェル ンから、地中海の香り漂うイタリア語圏のティ チーノ地方へと湖船と鉄道で結ぶパッケージで す。スイス建国の英雄ウィリアムテルゆかりの ルツェルン湖(四つの森の国の湖)のクルーズ からスタート。外輪蒸気船で遊覧を楽しみなが ら、船上レストランで食事を味わっていただき ます。フリューレンからは列車に乗り換え、有 名なゴッタルドトンネルを抜けてルガーノへ向 かいます。途中ベリンツォーナで乗換えてロカ ルノに行くこともできます。

感動の絶景ルート

www.myswiss.jp/scenic/

パノラマコースのルート案内 グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)Glacier Express:鉄道 ベルニナ・エクスプレス(ベルニナ特急)Bernina Express:鉄道 ハイジ・エクスプレス Heidi Express:鉄道

ゴールデンパス・ライン Golden Pass Line:鉄道 ウィリアムテル・エクスプレス William Tell Express:鉄道+湖船 パーム・エクスプレス Palm Express:ポストバス

▲グレッシャー・エクスプレス/ベルニナ・エクスプレス

▲ゴールデンパス・ライン

▲パーム・エクスプレス ▲ウィリアムテル・エクスプレス

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古くから多くの人や物が行き交う交差点だった スイスは「ミニチュアヨーロッパ」といわれる ほど、複雑な文化や歴史がつまっています。ま ったく雰囲気の異なる個性的な街や村をめぐる 旅行者は、スイスの中だけで、まるで何カ国も 訪ねたかのような感動を得ることができるでし ょう。国がコンパクトなうえ、交通機関が非常 に発達しているので、各地へ移動も簡単です。 国際性と文化 スイス最大規模を誇るチューリヒZurichは、文 化、グルメ、イベントなど多彩な魅力あふれる 街です。商業や金融の中心地としても世界的に 知られています。オシャレなレストランやバー も多い流行の発信地で、高級ブランドから個性 的な店まで建ち並ぶショッピング天国。新しく 拡張された国際空港があり、電車やバスなど交 通の便が良いので、旅の起点としても最適です。 スイスの西端でフランスとの国境にあるジュネ ーヴGenève。人口18万の小都市でありながら、 国際連合のヨーロッパ本部など世界の重要機関 の本部が集結している国際都市として有名です。 赤十字がうまれた平和の街でもあります。ジェ ッドー(大噴水)が印象的なレマン湖畔、歴史と 文化を感じる旧市街のほか、少し郊外に足をの ばせば美しいブドウ畑が広がる田園風景も楽し めます。 世界文化遺産 ベルンBernはスイス連邦の首都です。湾曲す るアーレ川に囲まれた地形をいかして、1191年 ツェーリンゲン公によって造られた美しい旧市 街が、世界遺産に登録されています。ミュンス ター(大聖堂)や時計塔、カラフルな像がついた 泉、ヨーロッパ最長ともいわれる石造りのアー ケードなど、まるでタイムスリップしたかのよ うな趣き。活気あふれる市場や個性的な博物館 ・美術館など、見どころは尽きません。 ミュスタイアMüstairは、イタリアとの国境近 く、谷の奥に残された秘境の村です。8世紀に フランク王朝のカール大帝の命によって建てら れた修道院(聖ヨハネ・ベネディクト会修道院) から、近年になって9世紀初頭の壮大なフレス コ画が発見され、世界遺産に選ばれたことで一 躍有名になりました。ロマネスク期のスタッコ (漆喰)装飾も美しい内部には、聖書の物語とキ リストの生涯が描かれており、併設の博物館に も貴重な資料が展示されています。国立公園の あるツェルネッツから、豊かな自然が残された フォルン峠を通り、ポストバスで結びます。

魅力的なスイスの街

www.myswiss.jp/area/

▼ジュネーヴ ▲チューリヒ ▲バーゼル ▼ベルン ▼ミュスタイア/聖ヨハネ・ベネディクト会修道院 ライン河が流れる北の玄関口バーゼルBaselは、ドイツ、フランスとの国境に位置し、メッセや会議 も数多く開催される国際都市です。スイス最古の大学がつくられた中世の時代から学芸や文化の中心 地として名高く、ヨーロッパ屈指のコレクションを誇る美術館をはじめ、風刺画・漫画博物館、紙の 博物館など個性的なミュージアムが充実。美しい旧市街が印象的ですが、最近はヘルツォーク&ムー ロンやマリオ・ボッタなどが手がけた近代建築も注目されています。

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ザンクトガレンSt. Gallenは、東スイスの中心 で、学問、文化、繊維の街として有名。街のシ ンボルでもあるザンクトガレン修道院は、中世 ヨーロッパの学芸の中心地として隆盛を極めま した。現在、バロック建築の壮麗なカテドラル (大聖堂)と付属図書館は世界文化遺産に認定さ れています。約10万という蔵書を誇る図書館は、 ロココ様式の傑作といわれる広間と貴重な写本 や古書など見ごたえ十分。また、レースや布地 のコレクションで評判の繊維・織物博物館も足 を運んでみたいスポットです。 ベリンツォーナBellinzonaは、イタリア(ローマ) からの玄関口として栄えてきた歴史都市。岩の 上にそびえるカステルグランデ、モンテベッロ、 サッソー・コルバーロという3つの古城と城壁 ならびに旧市街は、中世アルプスの城塞モデル として、世界文化遺産に登録されました。石畳 の広場やアーチ型の回廊、古い建物などが残る 旧市街では、中世の習慣にならって数年前から 毎土曜日に市場が開かれています。ロカルノや アスコーナ、チェントバーリの谷やマッジアの谷 やヴェルザスカの谷への小旅行も楽しめます。 魅力的なスイスの町並 正面にフレンチアルプスを望むレマン湖北岸に あるローザンヌLausanneは、ローマ時代から の長い歴史と高い芸術性を誇る文化都市。美術 館めぐりや、大聖堂がそびえる旧市街の散策を 楽しみましょう。国際オリンピック委員会とミ ュージアムがあるオリンピックシティーとして も有名です。そのほか湖畔沿いには、ジャズフ ェスティバルやシヨン城でもおなじみのモント ルーMontreuxやチャップリンが晩年暮らした 場所としても知られるヴヴェイVeveyなどエレ ガントな街が続いています。一帯に広がるブド ウ畑の美しさは感動的。 ルツェルンLuzernは、昔も今もスイスを代表 する観光名所のひとつ。美しい湖と奥に連なる 山々、中世の建物がつむぎだす絵画のような風 景が人々を魅了しています。屋根付木造橋、見 事な壁画が描かれた建物や噴水など、旧市街を 歩けばかつての面影を各所で感じることができ るでしょう。もちろん周辺のピラトゥス山、リギ 山、ティトリス山などへの小旅行もお忘れなく。 温暖な気候、陽気な人々が迎える ル ガ ー ノ Luganoは、スイスのイタリア語圏であるティ チーノ州最大の都市。美味しいグルメ、史跡や 近代建築めぐり、そしてショッピングがおすす め。郊外のメンドリージオにある大型アウトレ ットショップ「FOXTOWN」はイタリア人も買 い物にくるほど。ルガーノへはミラノ・マルペ ンサ空港から直行シャトルバスで1時間とアク セスも便利。イタリアにまたがるルガーノ湖に は、モルコーテやガンドリアなど、かわいい街 が点在しています。 ヌーシャテルNeuchâtelは湖とブドウ畑に囲ま れた美しい街です。中世の面影を残す大学都市 で、古城やコレジアル教会などや歴史や豊かな 文化も魅力のひとつです。国際時計博物館のあ るラ・ショードフォンやル・ロックルなども近 く、ウォッチヴァレー(時計の谷)と呼ばれる時 計産業が盛んなジュラ山脈一帯の中心地です。 ▲べリンツォーナ ▲ルツェルン ▼ルガーノ ▲ローザンヌ ▲ザンクトガレン ▼ヌーシャテル ▲アッペンツェル ▲ザンクトガレン修道院・付属図書館

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スイスはアルプス山脈とジュラ山脈で国土の7 割を占めるという山の国です。3000∼4000m級 の雄大な山々や氷河の感動的な風景が、誰でも 簡単に楽しめるのは山岳交通の発達したスイス ならではの特権。個性的な登山鉄道やケーブル が名峰の頂きへと結んでいます。神々しいまで のご来光、夕暮れとともに薔薇色にそまりゆく 山の色、どこまでも澄み切った新鮮な空気など。 アルプスの大自然を存分に体験してみましょう。 シャンパン・リゾート 美しい森と湖、アルプスの名峰に囲まれたサン モリッツSt.Moritzは、晴天に恵まれた高地気候 で“シャンパンのように”爽やかなリゾートと いわれています。二度の冬季オリンピックが開 催されたウィンタースポーツのメッカで、世界 の VIP が集う高級リゾートとしても有名。グレ ッシャー・エクスプレス(氷河特急)やベルニナ ・エクスプレス(ベルニナ特急)など人気パノラ マルートの発着点でもあり、多彩なエクスカー ションが楽しめます。 神秘的な氷河の世界 スイスでは数千万年前にさかのぼる氷河の世界 を体感することができます。世界遺産に選ばれ たスイス最大のアレッチ氷河Aletschgletscher、 マッターホルンやモンテローザとともに望むゴ ルナー氷河Gornergletscher、ローヌ河の源流に あたるローヌ氷河Rhonegletscher、ベルニナ山 群のモルテラッチ氷河Morteratschgletscherなど 有名な氷河の数々。氷河がいくつも連なってで きた氷原に、有名建築家マリオ・ボッタがレス トランとケーブルを手がけるなど再開発された Glacier3000も注目のスポットです。ユングフ ラウヨッホ、ティトリス、クライン・マッター ホルンなどには、氷の内部を歩いたり、氷を触 ったりできる氷河洞窟があります。 マウンテン・パラダイス 数々の名峰を有しアルプスの心臓部ともいわれ る!仏ヴァレー/!独ヴァリス地方は、魅力的な山 岳リゾートの宝庫です。なかでも美しい姿で最 も有名なマッターホルンMatterhorn(48m) 抱くツェルマットZermattは、ガソリン車乗り 入れ禁止の村。同じく環境に配慮したサースフ ェーSaas-Feeは、スイス国内だけにある山の 中では最高峰のドームDom(4545m)をはじめ、 4000m 級の白い連山と氷河に取り囲まれ“アル プスの真珠”と呼ばれています。ミッテルアラ リン展望台にある世界最高地点の回転レストラ ンと、ギネスに認定された世界最大のアイスパ ビリオン(氷の洞窟)もお見逃しなく。 伝統の山の頂きへ 山岳観光の先駆けとして、19世紀に王侯貴族や 文人、芸術家をはじめ多くの観光客が訪れた中 央スイスの山々。かつて“山の女王”といわれ たリギRigi(1798m)には1871年に開通したヨー ロッパ最古の登山鉄道や空中ケーブルなどでア クセスできます。竜の伝説などで知られるピラ トゥスPilatus(2120m)には世界最急勾配のラッ クレール式登山鉄道か空中ケーブルでどうぞ。 氷河と万年雪が広がるティトリスTitlis(3238m) へ結ぶのは、世界で最初につくられた回転式空 中ケーブル「ロッテール」。それぞれ個性的な 交通機関で向かう山頂には、素晴らしいパノラ マが広がっています。 ▲サンモリッツ ▲ティトリス・ロッテール(回転空中ケーブル) ▼リギ鉄道 ▼アレッチ氷河 ▲ピラトゥス鉄道

アルプスの名峰

www.myswiss.jp/alps/

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中世の時代から現代まで、多くの人が保養や 療養のためにスイスを訪れています。豊富な ミネラルを含んだ温泉、美しい風景、清らか なアルプスの水、澄んだ空気など、スイスの 大自然の中で誰もが癒されてきたのです。日 常の喧噪から離れ、静かで健やかな空間で、 のんびりと心地良いリラクゼーション&リフ レッシュの時を過ごしてみましょう。 スイス全国で湧出している鉱泉は約250種類。 ローマ時代から重宝され、中世には治療(湯治 場)と社交場として発展しました。最近のスパ は、打たせ湯やジェット水流、ジャグジーや サウナ、エステやマッサージなど設備も充実。 水温は欧米人の好みの35∼38度で水着着用が 基本なので温水プールの感覚です。山の眺望 が楽しめるスパはとくにおすすめ。 ユングフラウ地方 ユングフラウ地方は山好きの方ならはずせない 場所のひとつ。有名なアイガーEiger(3970m)、 メンヒMonch(4099m)、ユングフラウJungfrau (4158m)のほか、美しい山々が連なっています。 ヨーロッパ最高地点の鉄道駅ユングフラウヨッ ホJungfraujoch(34m)にある「ト ッ プ・オ ブ・ ヨーロッパ」は、氷河の下につくられたアイス パレスやスフィンクステラス展望台、レストラ ンなどを併設する複合施設。雪原の上でのアク ティビティや雄大な眺めを満喫できます。谷を はさんで反対側にあたるシルトホルン Schilt-horn(2970m)は映画『女王陛下の007』の舞台と なった絶景スポット。展望台や360°回転レスト ランからは、200を越える峰々を見渡すパノラ マビューが楽しめます。一帯は四季を通じて人 気のハイキングコースがそろっています。 世界自然遺産 ベルン州とヴァレー州にまたがる「ユングフラ ウ∼アレッチ∼ビエッチホルン地域 Jungfrau-Aletsch-Bietschhorn」はアルプスを代表する名峰 群や雄大なアレッチ氷河を抱く、総面積約540 km2の広大なエリア。21年12月、ユネスコの 世界自然遺産に認定されました。雪と氷と岩の 織りなす氷河の世界、亜高山帯/高山帯の樹木 が生育するアレッチの森、乾燥地帯に適応した 動植物や伝統の灌漑水路があるビエッチホルン 地方など。温暖な地中海性の影響をうけた草原 から万年雪に覆われた氷河まで、ほんの数キロ しか離れていない小さな地域で、ここまでの大 きなコントラストが見られる場所はほかにない といわれています。 イタリアとの国境にあたるルガーノ湖の南にあ る、鬱蒼とした森に覆われた小高い丘のような サン・ジョルジオ山Monte San Giorgio。そこから 発見されたトライアシック(三畳紀)の貴重な化 石群で注目を集め、2003年世界遺産に選ばれま した。最大6m の大きさを誇る化石、恐竜の 祖先といわれるティキノスクス、地球史上最も 長い首を持っていたというタニストロフェウス など、約150年の間に発掘された1万点を超す 脊椎動物や魚類、海生爬虫類は、その数と希少 さで世界に類を見ないもの。 ハイキング天国スイス 迫力の山々、のどかな牧草地、清らかな水をた たえる小川や湖など、豊かな大自然の魅力を体 感するにはハイキングがおすすめ。小さな国土 ながら起伏のあるスイスには、地球の一周より も長い5万キロ以上のコースが歩きやすく整備 されています。まさに国中がハイキングコース ともいわれるほど。各所に分かりやすい標識が 設置され、山岳交通も発達しているので、多様 なコースを自分たちのペースにあわせて自由自 在に選ぶことができます。途中に点在するベン チや素朴なレストランで気軽に休憩できるのも 便利なところ。初心者から上級者までどんな方 でもハイキングの醍醐味が味わえます。1年を 通してハイキングを楽しむスイス人にならって、 四季折々に異なる魅力のハイキングにトライし てみましょう。 ▲ハイキング ▲ユングフラウ鉄道 スイスでリラクゼーション ▲シルトホルン ▲サン・ジョルジオ山 ▲アレッチ氷河

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!

スイス全図

Switzerland Map

SWISS DATA !総面積 約41300km2 !南北の最大直線距離:220km !東西の最大直線距離:348km !隣接国との国境の距離(飛領地は除く): イタリア/734.2km、フランス/571.8km、 ドイツ/345.7km、オーストリア/165.1km、 リヒテンシュタイン/41.1km !最高地点:デュフール峰(モンテローザ)4634m !最低地点:マッジョーレ湖 193m !緯度:北緯 45度49分∼47度48分 !経度:東経 5度57分∼10度30分 ブリュッセル 約560km フランクフルト 約330km ストラスブール 約140km リヨン 約150km トリノ 約250km マルセイユ 約430km ディジョン 約180km パリ 約500km 詳しくは下記ウェブサイトを参考にしてください。 ◎地域/都市情報:www.myswiss.jp/area/ ◎地 名 の 読 み 方:www.myswiss.jp/name/ ◎マ ッ プ デ ー タ:www.myswiss.jp/map/ 0 10 20 30 40km

フランス

ドイツ

イタリア

フランス

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*

Railway (鉄道路線)

Railway car ferry (カートレイン)

Motorway / motorroads (高速道路)

Main through routes (幹線道路)

Main connecting roads (補助幹線道路)

Secondary roads (道路)

Pass, open throughout the year (通年オープンの峠) SWISS DATA !4大湖:レマン湖580km2(59.5%) ボーデン湖535km2(32.3%) ヌーシャテル湖215km2(10%) マッジョーレ湖210km2(19.3%) ()内は面積の中でスイス領の部分 !4大河川:ライン河375km*、アーレ河295km、 ローヌ河264km*、ロイス河159km *スイス領内の長さ !4大峰:デュフール峰(モンテローザ)4634m、 ドム峰(ミシャベル)4545m、ヴァイスホルン4505m、 マッターホルン4478m !4大氷河:アレッチ氷河117.6km2 ゴルナー氷河63.7km2、フィーシュ氷河39.0km アーレ氷河35.5km2 ベルリン 約790km シュトゥットガルト 約170km ミュンヘン 約270km ミュンヘン 約230km インスブルック 約200km ザルツブルク 約370km ミラノ 約50km ローマ 約630km

オーストリア

リヒテンシュタイン

イタリア

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A touch of

Switzerland

O

FFICE DU

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AUD Lake Geneva Region Avenue d'Ouchy 60 Case postale 164 CH-1000 Lausanne 6 Tel. +41 (0)21 613 26 26 Fax +41 (0)21 613 26 10 info@lake-geneva-region.ch www.lake-geneva-region.ch レマン湖地方 レマン湖地方 レマン湖地方観光局 レマン湖地方 いつも花と緑があふれる地域 湖畔の街: ローザンヌ、ヴヴェイ、 モントルー、ヴィルヌーヴ、 イヴェルドン・レ・バン、 グランソン、モルジュ、ロール、 ニヨン、アヴァンシュ アルプス地方: エーグル、 シャトーデー、ルージュモン、 レ・ディアブルレ、レザン、 レ・モッス、ヴィラール、 グリヨン ジュラ地方: サン・セルグ、 ヴァレ・ドゥ・ジュー、 サントクロワ/レ・ラッス、 ヴァロルブ 田園地方: アヴァンシュ、 ペイエルンと近郊の街

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スイス連邦が成立してもなお、カントンやゲマ インデ(コミューン)単位の独自性を貫くスイス。 4つの国語をはじめ複雑な方言を固持している ように“多様性”が重要なキーワードです。そ の土地や暮らしに根ざした風習や、各国の才能 が集結して発展してきた文化。新しい生活に変 化しながらも、長い時と共に育まれた伝統や豊 かな文化遺産が今も大事に守られています。 郷土料理とワイン その土地の味との出会いは旅の醍醐味です。食 文化や味覚の違いはありますが、旅行中に一度 くらいは地元の味を試してみたいもの。ドイツ 語圏ではソーセージ、ポテト料理のレシュティ、 イタリア語圏ではリゾットやピザ、パスタなど、 言語圏で特徴も大別できます。さらに食材や暮 らしなど土地柄も細かく異なるので、地域ごと に多彩な郷土料理が楽しめるでしょう。とくに チーズフォンデュやラクレットなどのチーズ料 理は有名。産地によってチーズの味も異なりま す。湖畔では淡水魚のムニエルやフリット、山 岳地帯では保存食として作られてきたサラミや ドライビーフなども代表的なものです。 スイス料理に欠かせないのはスイスワイン。品 質を守るための生産量規制があるうえ、スイス 国内の消費量が多いため、海外にはほとんど輸 出されていません。そこでしか味わえない可能 性が高い地ワインは旅の良い思い出になるでし ょう。白、赤、ロゼともに幅広い品種のワイン を産出していますが、食事のお供に最適な軽い 味わいが特徴。主な産地はヴァレー州、ヴォー 州(レマン湖地方)、ジュネーヴ州、ティチーノ 州、ヌーシャテル州、ライン河流域の東部地方 など。美しいブドウ畑の風景を楽しみながらの ワイナリーめぐりがおすすめです。 ミュージアムいろいろ 小国ながら数多くのミュージアム(美術館/博物 館)があるスイスは、ミュージアム密度が非常に 高いことで知られています。世界唯一のオリン ピックミュージアム(ローザンヌ)やヨーロッパ最 大級の交通博物館(ルツェルン)、古今東西の貴 重な書物を集めたボドメール・ミュージアム(ジ ュネーヴ)や国際時計博物館(ラ・ショードフォン) など、個性的なミュージアムが揃っています。 アートの分野では、バイエラー・コレクション(バ ーゼル郊外)、チューリヒ美術館、ベルン美術館、 ヴィンタートゥール美術館、ピエール・ジアナダ 財団(マルティニ)など、珠玉のコレクションを誇 る美術館が有名です。スイス民俗や伝統の暮ら しに興味ある方は、バレンベルク野外博物館(ブ リエンツ郊外)がおすすめ。80ヘクタールの広大 な敷地に、スイス各地から移築・復元された約 90軒の古い民家を訪ねることができます。 祭りとイベント 伝統を大事にするスイス人気質と多彩な文化は、 各地の祭りの中に受け継がれています。バーゼ ルやルツェルンのファスナハト(カーニバル)や ジルベスタークロイゼなど宗教的な祭りのほか、 チューリヒの春祭り「ゼクセロイテン」、ヴァ レー州の闘牛、夏のアルペンフェスティバル、 秋のチーズ祭りや収穫祭など、自然とともに暮 らす人々が季節の節目ごとに行ってきた、四季 折々の祭りが多いのも特徴のひとつです。 スイスではイベントも数多く開催されています。 ルツェルン国際音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、チ ューリヒ芸術祭など、世界で高い評価を受けて いるクラシックの音楽祭のほか、モントルー、 ベルン、ルガーノなどで行われるジャズフェス ティバルも有名。ヨーロッパ随一の規模をほこ るチューリヒのテクノパレードや、ヨーデル、 ブラスバンド、オルガンなど、あらゆるジャン ルの音楽祭が楽しめます。また、グランデ広場 の巨大スクリーンで野外上映されるロカルノ国 際映画祭は世界の映画ファン注目のイベント。 さらにテニスやゴルフ、スキー、スノーボード、 ヨットなど各種スポーツの大会も盛んです。

文化と伝統

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▼バレンベルグ野外博物館 ▲スイスの伝統料理 ▼ロカルノ国際映画祭 ▲モントルージャズフェスティバル ▲オリンピックミュージアム

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季節のめりはりのあるスイスは、訪れるたびに 違った表情を見せてくれます。野の花が咲き誇 り散策が楽しい春、スイスアルプスに可憐な高 山植物が咲き出す夏、黄金色に染まった秋景色、 新雪をまとった冬の山々など、四季折々のスイ スの魅力を最大限に満喫してください。 春(4月∼6月) 林檎や桜、桃など果樹園の可愛い花々や野の花 が咲き始めると、街や湖畔の散策が楽しい春の 到来です。やがてアルプスの里にも春が訪れ、 山の牧草地にタンポポやキンポウゲなどが一面 に咲き誇り、続いて標高の高いところにクロッ カス、リンドウ、アネモネなど早咲きの高山植 物も顔を出してきます。フレッシュな新緑の木 々や草、雪解けの清冽な水があふれる小川や滝、 残雪がキラめく白い山、色とりどりの花々。春 はあざやかな色彩と生命の息吹に満ちています。 夏(6月∼9月) 陽光がまぶしく降り注ぎ、アルプスが活気づく シーズン。草が十分成長してきた頃、牧童たち は牛を連れて山をのぼり、アルプ(山の牧草地) での放牧がスタート。牛や羊、ヤギたちと観光 客で山はにぎわっていきます。山の峠越えや山 頂付近の湖などをめぐるハイキングや氷河横断 トレッキングなどは夏ならではのお楽しみ。マ ウンテンバイクやパラグライダー、ラフティン グ、キャニオニング、ウィンドサーフィン、ゴ ルフなど、さまざまなアクティビティにチャレ ンジしてみましょう。 秋(9月∼11月) 爽やかな空気の中、山も街も色づく季節です。 樹木の種類が多いスイスでは各地で美しい黄葉、 紅葉が見られるでしょう。とくに初雪をかぶっ た名峰と色とりどりの木々、湖畔沿いの丘陵や 山の斜面に連なるブドウ畑は代表的な秋風景。 光をうけてオレンジや黄金色に輝くさまはドラ マチックです。また秋には、ブドウの収穫作業 や収穫を祝う村祭りなどに出会うチャンスもあ ります。ワインや栗、ジビエ(猟鳥獣の肉)やキ ノコなど旬の味覚も楽しみのひとつです。 冬(12月∼3月) 澄みきった青空に太陽が輝き、雪がきらめく白 銀の世界。とくに1年で最も美しく雪化粧した 山々は絶景です。スノーパラダイスとして有名 なスイスでは、スキーをはじめスノーボード、 ウィンターハイキング、ソリ、クロスカントリ ー、スノーシューなど、さまざまなウィンター アクティビティが盛ん。スキーヤーは優雅に滑 降し、ハイカーは雄大な山並みや静かな森の散 策を満喫しています。思いっきり遊んだ後は、 最新設備のスパでリラックスしたり、暖炉の前 で語り合ったりと、冬の楽しみはつきることが ありません。

スイスの四季

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▼イランツ近郊、ライン河に合流する小川 ▲グリンデルワルトの春 ▲夏のアレッチの森ハイキング ▲マッターホルン秋の装い ▼レマン湖の上に広がるブドウ畑

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パスポートとビザ Passport and VIsa スイス滞在期間中、有効なパスポートが必要です。 (3カ月ほど残存しているものが好ましい。)日本 人の場合、スイス滞在が3カ月以内の場合ビザは いりません。留学、就業などの目的で3カ月以上 の長期滞在をする場合は、下記のスイス大使館、 領事館へお問い合わせください。ビザ申請時には、 6カ月以上の残存期間のあるパスポートが必要と なります。 ●スイス大使館: 〒106―8589 東京都港区南麻布5―9―12 Tel:(03)3473―0121 Fax:(03)3473―6090 ●スイス総領事館: 〒530―0003 大阪市北区堂島1―2―5 堂北ダイビル Tel:(06)6344―7671 Fax:(06)6344―7678 ※万が一、スイス旅行中にパスポートを紛失した場合 は、下記にある在スイスの日本大使館または日本総 領事館にお問い合わせ下さい。 ●在スイス日本国大使館(ベルン) Japanische Botschaft:

Engestrasse53, Postfach51, CH-3000 Bern26 Tel : 031-300-2222 Fax : 031-300-2255 ●在ジュネーブ日本国総領事館

Consulat Général du Japon à Genève: 80-82, rue de Lausanne CH-1202Genève Tel : 022-716-9900 Fax : 022-716-9901

スイス税関 Swiss Customs Entry Regulation 携行品:洗面用具、洋服、本、カメラ、コンピュ ータなどの使用済みの私物で日本にその まま持ち帰るもの 食料品:1日に消費するとみなされる量 タバコ:紙巻タバコ200本、葉巻50本、刻みタバ コ250gまでのいずれか1種類は無税 酒 類:アルコール分15%以上は1リットル、15 %未満は2リットル ※17歳未満の方はタバコ、アルコールは 持ち込めません その他:上記以外の品物は合計金額が CHF300まで ※植物、果物、精肉、動物、自動車、武器などの 持込に関しては、別途細かな基準があります。 通貨・両替 Currency and Exchange スイスの通貨単位はスイスフラン(略称 CHF)で す。その下の単位として硬貨に、!独ラッペン(Rp) !仏サンチーム(Ct)があります(CHF1=10Ct/Rp)。 ●1スイスフラン=約80∼90円 ヨーロッパの近隣諸国はユーロ通貨に切り替わり ましたが、EU に加盟していないスイスではユー ロは義務づけられていません。しかしホテルや大 きなショップでは、ユーロも使用できます。ただ しお釣りはスイスフランになります。 スイスでは銀行や駅、ホテル、空港など各所で、 円またはドル、ユーロなどから両替することがで きます。とくに駅の両替所は朝から夜まで休日で も営業しているので便利。主なクレジットカード (VISA、マスターカード、アメリカン・エキスプ レスなど)が使えます。現金を多く持ち歩くより、 トラベラーズチェックまたはカードが安全です。 ATMが駅や街の各所に設置されているので、カ ードで必要な分だけキャッシングする方がおトク。 祝祭日 Public Holidays 時差 Time Zone スイスは日本より8時間遅れです。ただし3月最 終日曜日から10月最終日曜日までの期間はサマータ イムとなるため日本との時差は7時間となります。 スイスへ電話 Telephone to Switzerland 日本からスイスにかける場合は国際電話発信番号 ※+010にスイスの国番号(41)をつけ、市外局番 の0をとった番号を続けてかけます。 ※001/0041/0061など会社によって異なります。 ※マイライン登録の電話の場合、必要ありません。 気候 Climate ヨーロッパの中心部に位置することから、北から の寒帯性気候、南から地中海性気候、西から大西 洋の海洋性気候、東から大陸性気候の影響を受け ているほか、平原地帯から山岳地帯への激しい標 高差が、さらに各地で局地的・地域的な微気候を うみだしています。スイスの気候を一般的に語る ことは不可能といわれるほど複雑です。例えば、 30kmほどしか離れていない2つの村で年間降雨 量が7倍ほど違い、山頂と麓の村では10∼30度ほ ど温度差があるなど、地理的条件(位置、標高、日 照、風の影響)によって大きな相違がみられます。 また四季のメリハリがあるので訪れる季節によっ ても異なります。同じ場所でも夏の暑い日には30 度まで達することもあれば、冬にはマイナス10度 ほどになることもあります。 服装のアドバイス Clothes 地域によっても異なりますが、季節の移り変わり 方は日本とほぼ同じなので、基本の服装は日本の 山岳地方へ旅行するイメージで選びましょう。た だし、昼間が暑くても朝晩が冷え込むため1日の 温度差も激しいこと、またその日の天気によって 気温も大きく変化します。どの時期にどの場所を 旅行するにしても変化に即座に対処できるように、 長そでのカーディガン、セーター、ウインドブレ ーカー、軽いフリースなど、着脱が簡単でまめに 温度調整ができる準備をしておいた方がよいでし ょう。万年雪の残る山頂に出かける時などは、マ フラーや手袋などがあると、急な防寒対策に効果 的です。スイスはどこでもカジュアルな格好で OKですが、山でハイキングする時と都市を歩く 時では、ファッションは自ずと異なります。日本 と同じで、どこの国でもTPOが肝要。高級ホテ ルの夕食時はエレガントにするなど、周囲とのバ ランスを考えた服装も楽しい旅のエチケットです。 電圧・電源プラグ Electricity スイスの電圧は220V、交流(AC)、50Hzです。電 気製品を日本から持っていく場合は、変圧器内蔵 の海外対応タイプを用意してください。またコン セント穴の形も違うので対応するプラグが必要。 スイスでは、ほとんど2穴なので B、C タイプで 対応できます。壁に差し込み口が埋め込まれてい る場合もあるので平型のほうが良いでしょう。 モバイルアクセス Computers スイス旅行中に自分のノートパソコンを携帯して、 インターネットやメールをチェックするためには、 まずアクセスポイントを確保する必要があります。 契約しているプロバイダーに確認して、国際ロー ミングサービスや設定についてチェックしておい てください。次にスイス国内でつなぐ回線ですが、 大きなホテルではデジタル回線のジャックがある 場合もありますが、小さなホテルや地方を旅する 場合は、通常の電話回線に接続することになりま す。日本と同じモジュラージャック(RJ11)の差 し込み口(電話機やファックス機の横にある場合 もあり)の場合はそのまま日本で使っているケー ブルで問題ありませんが、スイスでは違う形のモ ジュラージャックの時もあるので、その場合は変 換プラグが必要です。また、電話回線を流れる電 流の状態によってモデムが破損する危険もあるの で、極性やラインのチェックや最適化の機能がつ いたモデムセーバーを準備したほうが安全でしょ う。最近ではホットスポットがかなり普及してき たので、無線LANアクセスの環境にあるパソコ ンの場合はもう少し単純です。いずれにしても、 主要都市には必ず1軒はあるインターネットカフ ェやホテルのビジネスセンターなどを利用するほ うが簡単かもしれません。

健康・保険 Health and Insurance

日本から直接スイスに入国する旅行者は問題あり ませんが、スイス入国前に感染地域指定国を旅行 している場合は予防接種が必要となります。スイ スの医療機関は世界でもトップレベルなので、旅 行中の治療、入院は安心ですが、医療費は本人の 全額負担となります。旅行保険に入っておくこと をおすすめします。また風邪薬や胃薬、下痢止め、 酔い止めなどは、飲み慣れた薬を日本から持参し たほうが良いでしょう

スイス旅の基本情報

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※情報は変更になる可能性があります。最新情報やより詳細な内容に関しては、ホームページにてご確認ください。 〈スイス全体〉 (2004年) (2005年) New Year 1月1日 1月1日 Good Friday* 4月9日* 3月25日* Easter Sunday* 4月11日* 3月27日* Easter Monday* 4月12日* 3月28日* Ascension Day* 5月20日* 5月5日* Whit Sunday* 5月30日* 5月15日* Whit Monday* 5月31日* 5月16日* National Day 8月1日 8月1日 Christmas 12月25日 12月25日 Boxing Day 12月26日 12月26日 *印はイースター関連の祝日なので毎年、日が変るもの。 ※そのほか、1月2日、5月1日もほとんどの地域が休 日になります ※カトリック教徒の多い地域はCorpus Christi(毎年変動) など宗教上の休日があります ★日本の市町村にあたる(独)ゲマインデ/(仏)コミ ューン単位で祝日は異なります。各地域で確認す るか、ウェブサイトでご確認ください。

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スイスへのアクセス Access to Switzerland ■空路でのアクセス: 日本からスイスへは成田空港からチューリヒ空港 への直行便のほか、ヨーロッパを中心とした各国 経由便で結んでいます。 ■鉄道でアクセス: スイスは、ヨーロッパ各国と高速鉄道網で直結し ています。鉄道を利用して旅行するなら、ヨーロ ッパ各国で使える鉄道パスもおすすめ。ユーレイ ル加盟17カ国で使える「ユーレイルパス」、17カ 国中の隣接する3∼5カ国を選んで使える「ユー レイルセレクトパス」、決まった日だけ利用でき るフレキシータイプもあります。現地では購入で ないので、あらかじめ日本の旅行会社で購入して おきましょう。国際鉄道の中には、全席指定にな っているものが多いので、座席の予約もあわせて 手配しておいたほうが安心です。

スイストラベルシステム Swiss Travel System 鉄道、バス、湖船を使ってスイスを旅するなら、 スイストラベルシステムの各種パスがおすすめ。 基本的にスイスを旅行する外国人のために作られ たパスなので、うまく活用すればするほどおトク で便利。さまざまな種類があるので自分の旅のプ ランとあわせて検討しましょう。約20000kmに及ぶ 交通ネットワークを利用できるほか、山岳交通(登 山鉄道やケーブル)、や博物館の入館料、レンタ サイクル、レンタルスキー、ホテル宿泊料金、市 内ガイドツアーなどの割引特典もついてきます。 ●スイスパスSwiss Pass スイス国内の主な列車・湖船・ポストバスのネッ トワークを、通用期間内であれば何回でもご利用 いただける定期券のようなパス。通用期間は4日、 8日、15日、22日、1ヶ月の5種類。主要都市で は路面電車やバスなどの市内交通も乗り放題。各 種割引特典もついています。

●スイスフレキシーパスSwiss Flexi Pass

1カ月間の有効期間内で自分の使用したい日を選 んで使えるフレキシブルなパス。通用日数は3日、 4日、5日、6日、8日分の5種類。利用する日 はスイスパスと同じように使えます。

●スイストランスファーチケットSwiss Transfer Ticket

スイス国境駅/空港駅とスイス国内の任意の目的 地まで、通用路線内を1往復できます(往復路と もにそれぞれ1日限り有効)。復路は往路に使用 した日から1ケ月以内に使用すること。 ●スイスカードSwiss Card スイス国境駅/空港駅とスイス国内の任意の目的 地まで、通用路線内を1往復できます(往復路と もにそれぞれ1日限り有効)。さらに、往路に使 用した日から復路に使用する日までの間(最長で 1ケ月)はカードを提示すれば通用範囲路線の切 符を半額で購入できます。

●スイスファミリーカードSwiss Family Card

スイストラベルシステムのパスを所持している親 と同伴で旅行する子供(6∼15歳)の料金が無料と なるおトクなパスです。パスを購入する時に申請 すれば無料でもらえます。 ※ファミリーカードの発行には、パスポートなど子供 の氏名・生年月日を証明できるものが必要です。 ※親以外の大人が同伴する場合は、6∼15歳の子供用 パス(大人の半額)を購入してください。 スイスでドライブ Travel by Car 小さい国の中に変化に富んだ風景が展開するスイ スは、ドライブにも適した国。世界にネットワー クをもつ主要なレンタカー会社も各所にあり最新 の車が借りられます。また、道路も良く整備され ており、交通標識も分かりやすいので、運転もさ ほど問題はありません。 宿 泊 Accommodation スイスの主なホテルが加盟しているスイスホテル 協会(SHA)では、一定の基準のもと、1∼5ツ星 に格付けしています。シンプルで小さなホテルか ら豪華なホテルまで、予算や旅のスタイルにあわ せて、好みのホテルを選んでいただけます。その ほか、ホリデーフラット(貸部屋/貸別荘)やキャ ンプ場、ユースホステルなどホテル以外の宿泊施 設もそろっています。 スイスの郵便 Postage

Die Postまたは La Poste と書かれた郵便局が各 地にあります。土曜の午後と日曜は休みですが、 切手はキオスクなどでも購入可能。ポストは黄色。 また郵便局では小包用のボール箱を売っているの で、荷物を船便で日本に送ることもできます。

スイスで食事 Food and Wine

近隣国の影響をうけ、山岳地方や田園、湖水地方 など、地理的な環境も異なるため、『スイス料理』 と一言でくくることはできないほど変化に富んで います。ぜひその土地ならではの味をお試しくだ さい。また、スイスワインは海外にあまり輸出さ れず、日本で口にすることが難しいもの。スイス 旅行は希少な地ワインを味わう絶好のチャンスで す。(P13参照) スイスでショッピング Shopping スイスでは、チョコレートやアーミーナイフ、繊 細な刺繍製品や木彫り細工、オルゴールなどが、 お土産として人気。スイスを代表する精巧な時計 やエレガントな宝飾品などは、信頼のおける高品 質の製品がそろっています。中世の面影を残す街 で小さな店をみてまわったり、話題のアウトレッ トショップで安くブランドものを購入したり、好 みにあわせたショッピングを楽しんでください。 7.6%の VAT(付加価値税)が商品価 格に含まれています。外国人旅行者 は、 一店舗で400CHF 以上の買い物 をした場合、免税申請ができます。詳しくは幣局 ホームページまたは現地にてご確認下さい。 営業時間 Business Hours ★地域や会社、店によって詳細は異なります。下 記はあくまで目安にしてください。 会 社:月曜日から金曜日、8:00∼12:00、 14:00∼17:00、土日と祝日は休み 銀 行:月曜日から金曜日、8:30∼16:30 土日と祝日は休み 郵便局:月曜日から金曜日、7:30/8:00∼18:00、 (11時頃から3∼4時間ほど昼休み) 土曜日は8:30/9:00∼11:00/12:00、 日・祭日は休み 商 店:月曜日から金曜日、9:00∼18:30* 土曜日は9:00∼16:00 日・祝日は休み 月曜の午前中も休む場合が多い *週に1度、営業時間を延長する日がありますが、都 市によって曜日が異なります スイスで電話 Telephone in Switzerland ■スイスの電話事情 スイスの公衆電話はコイン式のものとカード式の ものがあります。現在はカード式が圧倒的に主流。 テレフォンカード(タックスカード Tax-card!R のほか、主なクレジットカードも特別手数料なし で使えます。タックスカードは CHF5、10、20 の3種類があり、郵便局、キオスク、ガソリンス タンド、スイスコムショップで購入できます。ス イス最大を誇る通信会社のスイスコムは約8,500 台の公衆電話を駅や空港や郵便局など各所に設置 し て お り、併 設 の 電 子 電 話 帳「テレ ガ イド (Teleguide!R」は住所や名前から電話番号が検索 できるほか、簡単な E-mail も送れて便利。 ■携帯電話事情 スイスでは固定電話より移動電話の契約者が多い ほど、現在、携帯電話は普及しています。移動電 話会社としてスイスコム、オレンジ、サンライズ の3社がありますが、通話エリアとしてはスイス の居住地域の98%をカバーしているスイスコムの ネットワークが最大。スイスでは GSM 携帯が使 えます。日本で海外用携帯をレンタルしていくこ とも可能ですが、スイスの空港などでレンタルす ることもできます。周囲の人の保護のため、公共 交通機関の一部、病院、レストラン内などでの使 用は禁止/制限されています。 ■日本に電話をかけるには スイスから日本にかける場合は国際電話発信番号 (00)の後に日本の国番号(81)、市外局番の0を とった番号を続けてかけます。 【料金表】 (単位:USドル) 有効期間 1ヶ月の内 (2004年) (2005年) 1 等 2 等 1 等 2 等 3 日 250.― 166.― 258.― 172.― 4 日 294.― 196.― 308.― 206.― 5 日 338.― 226.― 358.― 240.― 6 日 386.― 256.― 408.― 274.― 8 日 450.― 300.― 480.― 322.― ※2人以上なら約15%割引価格で購入できる“セーバ ーパスSaver Pass”がおトクです 【料金表】 (単位:USドル) 有効期間 (2004年) (2005年) 1 等 2 等 1 等 2 等 4日間 260.― 170.― 270.― 180.― 8日間 360.― 240.― 380.― 255.― 15日間 440.― 290.― 465.― 310.― 22日間 500.― 335.― 540.― 360.― 1ヶ月間 560.― 375.― 600.― 400.― ※2人以上なら約15%割引価格で購入できる“セーバ ーパスSaver Pass”がおトクです ※26歳未満の方なら約25%割引価格で購入できる“ス イスユースパスSwiss Youth Pass”がおトクです

【料金表】 (単位:USドル) (2004年) (2005年) 1 等 2 等 1 等 2 等 128.― 85.― 134.― 88.― 【料金表】 (単位:USドル) (2004年) (2005年) 1 等 2 等 1 等 2 等 166.― 124.― 175.― 130.―

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参照

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