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Oracle9iAS Forms Services R9.0.2
概要
本資料は、Oracle9iApplication Server Release2(9.0.2) (以下Oracle9iAS)およびOracle9iDeveloper Suite Release2(9.0.2)(以下、Oracle9iDS)に含まれる、Oracle9i Forms Release2(9.0.2)(以下、Oracle9i Forms)の新機能の概要を説明します。
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アジェンダ
y
Oracle9i Forms 概要
y
Oracle9iAS Forms Services
y
Oracle9i Forms Developer
y
移行時の注意点
本資料では、次の4つのアジェンダについて説明します。 アジェンダ •Oracle9i Forms 概要: Oracle9i Formsを使用するための、Oracle9iASおよびOracle9iDSのインストールタイプと、それらに よりインストールされるコンポーネントの概要を説明します。•Oracle9iAS Forms Services (以下、Forms Services) :
Oracle9i Formsで作成したFormsアプリケーションをインターネット環境に公開するためのコンポー ネントであるOracle9iAS Forms Servicesについて、新機能およびFormsアプリケーション実行のア ーキテクチャを説明します。
•Oracle9i Forms Developer (以下、Forms Developer) :
Formsアプリケーションの開発環境である、Oracle9i Forms Developerに関して、Forms Builderの 新機能や作成されるFormsアプリケーションの新機能について説明します。
•移行時の注意点:
Oracle Developer Forms R6iを使用し作成したFormアプリケーションをOracle9i Formsのアプリケー ションへ移行する際に、注意すべき点(Oracle9i Formsでは使用できないビルトインや、今後廃止 されるビルトインなど)について説明します。
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Oracle9i Forms 概要
y
Forms Developer
–PL/SQLを開発言語とした、データベース・アプリケーションの開
発のためのRAD環境
y
Forms Services
–Javaのインターネット・アプリケーションとして、Formsアプリケーシ
ョンを展開するためのフレームワーク
9iAS Infrastructure
Metadata
Repository
OiD
SSO
BI & Forms
9iAS Forms Services
RAD、Complete
Forms Developer
実行環境:Oracle9iAS
開発環境:Oracle9iDS
Oracle9i Forms 概要 Oracle9i Formsはエンタープライズ・レベルの画面アプリケーションを短期間で構築し、インフラネット やイントラネットだけではなくインターネットへ公開するための開発環境および実行環境を提供します。 Forms DeveloperはPL/SQLを開発言語とし、短期間でアプリケーションを構築(RAD:RapidApplication Development)するための統合された開発環境(Integrated Development Environment)で す。アプリケーションの開発にはウィザードやプロパティ・パレットを使用し、Formsアプリケーション開 発の多くの工程を行うことができ、開発者はより高度なビジネスロジックを含むアプリケーションに専念 することが可能です。Forms Servicesは、Forms Developerで作成したFormsアプリケーションを、スケ ーラブルにインターネット環境へ公開することができ、実行時には100%Javaのアプリケーションとして ユーザーにアプリケーションのインターフェースを提供するためのフレームワークです。 Oracle9i Formsのインストール Oracle9i Formsを使用し、Formsアプリケーションの開発および実行を行うためには、次のインストール タイプでOracle9iDSおよびOraacle9iASをインストールしてください。 Formsアプリケーションの開発
Oracle9iDS: Rapid Application Development Complete(完全)
Formsアプリケーションの公開
Oracle9iAS: Infrastructure(Single Sign-Onのための環境を提供)
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Oracle9iAS Forms Services
y
Oracle9iAS Forms Services 概要
y
Forms Listener Servlet
y
Single Sign-Onによる認証
y
Oracle Enterprise Manager(OEM)との連携
y
グローバリゼーション
Oracle9iAS Forms Services
このセクションでは、Formsアプリケーションをスケーラブルにインターネット環境へ展開するための実 行環境であるForms Servicesについて説明します。
•Oracle9iAS Forms Services 概要:
Forms Servicesに関連し、Formsアプリケーションを展開する際に必要となるOracle9iASのコンポー ネントの概要を説明します。
•Forms Listener Servlet:
Forms R6i Patch4より導入され、今リリースからは標準となったForms Listener Servletを使用する実 行アーキテクチャについて、アーキテクチャとその利点について説明します。
•Single Sign-Onによる認証:
Forms ServicesはOracle Internet Directoryと連携することにより、Formsアプリケーションへのシング ル・サインオンが可能になりました。シングル・サインオンを使用したFormsアプリケーション実行の 仕組みとその利点について説明します。
•Oracle Enterprise Manager(OEM)との連携:
Forms ServicesはOEMと連携することにより、リモートからの管理が可能です。OEMによる管理に ついてどのような事が可能なのか説明します。
•グローバリゼーション:
Formsアプリケーションのタイムゾーンへの対応や、Formsアプリケーションのエンドユーザーが使 用するWebブラウザの言語検出の機能について説明します。
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Oracle9iAS Forms Services 概要
Oracle HTTP Server
SSO サーバー
mod_osso
Forms Servlet
Forms Listener
Servlet
Forms ランタイム
エンジン
OC4J
mod_oc4j
Forms アプレット
※クライアント・マシンには Netscape Navigatorあるいは IE5.x以上のWebブラウザが必要JInitiator
Oracle9iAS Forms Services 概要(その1)
ここでは、Forms Servicesに関連するOracle9iASのコンポーネントについて説明します。 Jinitiator : クライアントのWebブラウザに、Formsアプリケーションを実行するための共通のプラットフォームを 提供するためのJVMです。 Microsoft社のInternet ExplorerではネイティブVM(以下、MSネイティ ブVM)を使用することも可能です。 Formsアプレット: クライアントのJinitiatorあるいはMSネイティブVM上で実行されるアプレットで、全てのFormsアプリ ケーションはこのFormsアプレットをレンダリングすることで、ユーザー・インターフェースを描画しま す。 Oracle HTTP Server : クライアントがFormsアプリケーションを実行する際に、直接やり取りを行うHTTPサーバーです。 mod_oc4j : Formsアプリケーションの実行要求および、実行中のデータをHTTPサーバーからOC4Jへ渡す HTTPサーバーのモジュールです。 OC4J :
Forms ServletおよびForms Listener Servletが稼動するサーブレット・コンテナです。
Oracle9iAS R2をインストール・タイプBI&Formsでインストールすると、OC4J_BI_FormsというOC4J インスタンスが作成され、自動構成を選択すれば必要なデフォルトの構成が設定されます。
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Oracle9iAS Forms Services 概要
Oracle HTTP Server
SSO サーバー
mod_osso
Forms Servlet
Forms Listener
Servlet
Forms ランタイム
エンジン
OC4J
mod_oc4j
Forms アプレット
※クライアント・マシンには Netscape Navigatorあるいは IE5.x以上のWebブラウザが必要JInitiator
Oracle9iAS Forms Services 概要(その2) Forms Servlet :
Formsアプリケーションの実行要求を解釈し、適切な開始HTMLファイルを動的に作成し、ユーザ ーへ返信するサーブレットです。
Forms Listener Servlet :
Formsランタイム・エンジンの起動と停止を管理し、Formsランタイム・エンジンへFormsアプリケーシ ョン実行のための情報を渡します。また、Formsアプリケーション実行中は、クライアントから送信さ れたデータを対応するFormsランタイム・エンジンへ転送します。
Forms ランタイム・エンジン:
Formsアプリケーション実行の心臓部であり、Forms Listener Servletから渡された要求にあった FMX(Formsアプリケーションの実行可能ファイル)を読み込み、データベースへの接続をします。 また、Formsアプリケーション内でコーディングされたPL/SQLのロジックはこのFormsラインタイム・ エンジンによって処理されます。
mod_osso :
Oracle HTTP Serverのモジュールの一つでシングル・サインオン機能を使用する際に、ユーザー の認証をSSOサーバーおよびOracle Internet Directoryへとリダイレクトします。
SSOサーバーおよびOralce Internet Directroy :
ユーザーのデータベースへの接続情報を格納し、実行時の認証を行います。
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Forms Listener Servlet
y
Forms Listener Servlet およびOC4Jによるフォーム・
アプリケーションのインターネットへの展開
–Forms Listener プロセスの統廃合により、管理が容易
–幅広いファイア・ウォール/プロキシをサポート
–HTTP/1.1およびHTTP/1.0をサポート
Oracle HTTP Server Forms ランタイム エンジン すべての要求は HTTP Serverを 経由するHTTP(1.0/1.1)/HTTPS
Forms Listener Servlet OC4Jインターネット
Forms Listener Servlet
Oracle9iAS Forms Services R1.0.2.xでは、Forms Server ListenerがクライアントとForms Server(Forms ランタイム・エンジン)との通信を仲介していました。Oracle9iAS Forms Services R2ではForms Listener Servletが、Forms Server Listenerの代わりとしてFormsアプリケーション実行の標準アーキテ クチャとなりました。
Forms Listener Servletアーキテクチャ
Forms Listener Servletを使用した場合、クライアント・マシンで稼動するFormsアプレットとFormsランタ イム・エンジンとの通信は全てHTTPサーバーおよびForms Listener Servletを経由して行われます。
Forms Listener Servletの利点
•Forms Listenerの管理が不必要:
Oracle9iAS Forms Services R1.0.2.xでは、Forms Server Listenerを別プロセスとして管理(起動、 停止)する必要がありました。Forms Listener Servletは、デフォルトの設定でOC4Jインスタンスの OC4J_BI_Formsと共にインスタンス化されるので個別に起動、停止する必要はありません。 •標準ポートのみ使用: 全ての通信がHTTPサーバーを経由して行われるために、公開するサーバーのポートをHTTPサ ーバー標準のものだけに限定できるので、セキュリティの向上につながります。 •SSL証明書はWebサーバーのみ必要: SSL通信を行いセキュリティを更に向上させる場合も、HTTPサーバーにのみSSL証明書が必要 で、Forms Serverで新たに証明書を取得・管理する必要はありません。
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Forms Listener Servlet
y
Forms Listener Servlet およびOC4Jによるフォーム・
アプリケーションのインターネットへの展開
–Forms Listener プロセスの統廃合により、管理が容易
–幅広いファイア・ウォール/プロキシをサポート
–HTTP/1.1およびHTTP/1.0をサポート
Oracle HTTP Server Forms ランタイム エンジン すべての要求は HTTP Serverを 経由するHTTP(1.0/1.1)/HTTPS
Forms Listener Servlet OC4Jインターネット
Forms Listener Servlet
•ハードウェアを含むロードバランスが使用可能:
Forms Servicesのロードバランスを行う場合、mod_oc4jが提供するOC4Jのロードバランスだけで はなく、ハードウェア・ロードバランサを使用した構成を使用することも可能です。
Forms Listener Servlet使用時のレスポンス・タイム
Forms Server Listenerを使用した場合と比較するとForms Listener Servlet使用時では、Formsアプレッ トとFormsランタイム・エンジンとの間の処理ステップが増えています。そのため、Forms Listener Servletを使用した場合、Forms Server Listener使用時と比較し若干レスポンスに時間がかかります。
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Single Sign-Onによる認証
Web クライアント
Forms Servlet
Oracle
HTTP Server
mod_osso
1.
2.
3.
4.
5.
http 要求 認証要求Oracle
9i
AS R2
認証情報 sso_cookieをセット sso_cookieSSO サーバー
Oracle Internet
Directory
Single Sign-Onによる認証Forms Servicesによってインターネット環境へ展開されるFormsアプリケーションは、Oracle Single Sign-OnサーバーとOracle Internet Directoryを使用したシングル・サインオン環境で実行し、 Formsアプリケ ーションを実行する際のユーザー名とパスワード情報をOIDに格納できます。
Single Sign-Onの前提条件
•$ORACLE_HOME/forms90/server/formsweb.cfgに、名前をつけた固有の構成セクション で使用するアプリケーションの情報等を記述します。
•シングル・サインオン・ユーザーにリソースへのアクセス制御情報を追加します。 http://<SSOサーバーのホスト>:<ポート番号>/oiddasでOID Delegated Authentification Serviceへシングル・サインオン・ユーザーでログインし、リソースへのアクセス制御情報を 入力します。このとき、リソース名は上の名前を付けた固有の構成と同じものにします。 Single Sign-Onの流れ 1.クライアントがFormsアプリケーションの実行を要求します(このときURLパラメータにconfig=< 名前を付けた固有の構成>を指定し、Forms URLへアクセスします)。 2.SSOサーバーによって認証されていない場合、あるいは認証の有効期限が切れている場合、 ユーザーはSSOサーバーにリダイレクトされます。クライアントはシングル・サインオンのユーザ ー名とパスワードを入力します(クライアントのリクエストが有効なSSO Cookieを持っているかで 判断します)。 3.SSOサーバーとOIDによって認証されると、認証情報がSSOサーバーから送られます。 4.mod_ossoはクライアントブラウザに対してSSO Cookieを発行し、クライアントをSSO Cookieと共
10 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
Single Sign-On による認証(データベース)
Forms ランタイム
エンジン
Forms Listener
Servlet
Forms Servlet
mod_osso
5.
Oracle Internet
Directory
6.
7.
8.
sso_ユーザー/アプリケーション名 ユーザー名/パスワード@接続文字列 sso_cookie 接続情報 Single Sign-Onによる認証(データベース)5. クライアントの要求は有効なSSO Cookieを保持しているので、Forms Servletへと送られます。 6. Forms Servletはクライアントが要求したFormsアプリケーションの構成を基に、OIDへこのシング
ル・サインオン・ユーザーが保有するリソースへのアクセス制御情報 (データベース・ユーザ ー名、パスワードおよびデータベースへの接続文字列)を 要求します。
6. シングル・サインオン・ユーザーに該当するリソースへのアクセス制御情報が存在すれば、そ れらをForms Servletへ帰します。
7. Forms Servletはそれらの情報をForms Listener Servletに渡し、Forms Listener ServletがForms ランタイム・エンジンをコールしてFormsアプリケーションを実行します。
11 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
Oracle Enterprise Manager(OEM)との連携
y
リモートから
Forms
Servicesを管理
y
リソースの使用状況や接
続中のセッションの監視
も可能
y
Forms Servicesの構成や
formsweb.cfgファイルへ
の固有の構成を追加、変
更可能
Oracle Enterprise Manager(OEM)との連携
Forms ServicesはOracle Enterprise Managerと連携することで、OEM Webサイトからの Forms Servicesの管理が可能になります。 OEM Webサイトからの管理 • Forms Servicesの起動と停止が行えます。 • 該当するForms Servicesの下で実行しているユーザー・セッションのリソースの使用状況の監視や、 セッションの終了が可能です。 • Forms Services自身の構成や、formsweb.cfgファイルへの固有の構成セクションの追加、編集、削除 が可能です。 これにより、インターネット環境からも、Formsアプリケーションの実行環境の監視や変更が 可能になります。
12 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
グローバリゼーション
y
タイムゾーンのサポート
–クライアントのタイム・ゾーンを認識し
DATETIME型
のフィールド値を自動的に変更
東京 7月10日 16:30 ロンドン 7月10日 8:30+8:00
-8:00
+8:00
-8:00
ロサンゼンルス 7月10日 0:30 グローバリゼーション Oracle9i Formsでは、Formsアプリケーションをより一層グローバルな環境へ展開できるよう、タイムゾ ーンのサポートしています。 タイムゾーンのサポートOracle9i Forms Servicesはアプリケーション・サーバーのタイムゾーンを設定することで、クライアントの (マシンで設定されている)タイムゾーンとの時差を自動計算します。この機能はFormsアプリケーショ ン内でデータ型がDATETIMEに設定された項目に対して有効です。このDATETIME型の項目を使 用し日時を表示する場合、Forms Servicesは時差を計算したクライアントのタイムゾーンでの日時を表 示します。また、クライアントが入力した日時はクライアントのタイムゾーンにおけるものと認識し、アプリ ケーション・サーバーではアプリケーション・サーバーのホストがあるタイムゾーンの日時に自動的に変 換します。 また、新しいADJUST_TZ()ビルトインを使用することで、日時をある特定のタイムゾーンのものに変換 して扱うことが可能です。 タイムゾーンに関連した環境変数(アプリケーション・サーバーのマシン上で設定) FORMS90_TZFILE:タイムゾーンに関する日時の変換ルールを格納するファイルを指定します ($ORACLE_HOME/oracore/zoneinfo/timezlrg.datを指定)。 FORMS90_DATETIME_SERVER_TZ :タイムゾーンをサポートしてFormsアプリケーションを展開 する場合、必ずアプリケーション・サーバーのタイムゾーンを指定してください(例:Asia/Tokyo)。 FORMS90_DATETIME_LOCAL_TZ:この値を設定しない場合、クライアントのタイムゾーンを検出
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Oracle9i Forms Developer
y
ワン・ボタン・ラン
y
新しいデバッガ
y
Java、XMLによるオープン性の拡張
y
キャラクタ・セマンティクス
Oracle9i Forms Developer
このセクションでは、Formsアプリケーションを開発するForms Developerの新機能について説明します。
ここでは、次の4つの項目について説明します。 •ワン・ボタン・ラン:
Forms Builderの拡張機能で、Forms Builderから直接Webブラウザウに開発中のFormsアプリケー ションを実行ことができる機能について説明します。 •新しいデバッガ: Forms Builderのデバッガが大きく代わり、デバッグ方法およびデバッグの対象が拡張されたことに ついて説明します。 •Java、XMLによるオープン性の拡張: Javaへのサポートの拡大および、Formsアプリケーション内でのJavaの使用がより簡単になりました。 また、FormsアプリケーションをXML形式で表現することが可能になりました。これらの機能とこれら を使用することによる生産性の向上について説明します。 •キャラクタ・セマンティクス: Oracle9iの機能をサポートするため、項目に追加された新しいプロパティについて説明します。
14 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
ワンボタン・ラン
y
Forms Builderから直接Webブラウザに開発中の
Formsアプリケーションを実行。
y
運用環境により近い形のテストを開発中からで
も使用可能。
Forms Builder
ワンボタン・ラン Oracle9i FormsはWeb実行のみのリリースであるため、Formsアプリケーションの開発時の生産性を上 げるためにForms Builderから直接Webブラウザへ実行するワン・ボタン・ランが実装されました。また、 Oracle9iDSにはOC4Jも搭載されているので、Forms ServletやForms Listener Servletが稼動する環境 でのテストが可能になります。 この機能により、開発者は開発中のFormsアプリケーションをアプリケーション・サーバーに配置するこ となく、Formsアプリケーションの運用環境に近い形でテストすることが可能になりました。また、前リリー スのようにApplet Viewerによる実行ではテストが可能ではなかった、PJC(プラグイン可能Javaコンポー ネント)などの検証も可能になります。 ※デフォルトでは、ワン・ボタン・ランで起動するWebブラウザはシステムのデフォルトブラウザです。ま た、デフォルトのアプリケーション・サーバーURLは 「http://<ホスト名>:8888/forms90/f90servlet」になっています。 これらを変更するには、ツールバーの[編集]→[作業環境]を選択し、[ランタイム]タブの[アプリケー ション・サーバーURL]と[Webブラウザの位置]をそれぞれ編集してください。15 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
新しいデバッガ
y
リモート・デバッグ
–リモートで実行中の
Formsアプリケーションに
デバッガを連結
–実行時にURLパラメータにDEBUG=YESと指
定して実行
y
PL/SQLコード内に直接
ブレーク・ポイントを設定
新しいデバッガ: Oracle9i Formsでは開発効率を上げる一環とし、Formsアプリケーションのデバッグについても新しい デバッガが実装されました。 この新しいデバッガでは次の2点が大きな特徴です。 •リモート・デバッグを行えます。 •PL/SQL内に直接、ブレークポイントを設定することが可能です。 リモート・デバッグ: 開発環境とはことなる環境(例えば、実際の運用環境)で実行されているFormsアプリケーションを、開 発環境から直接デバッグすることが可能です。 リモート・デバッグの手順: 1. FormsアプリケーションをURLパラメータ「DEBUG=yes」を指定して実行します。 2. 実行時に表示されるダイアログにある、ホスト名とポート番号を開発者に通知してください(こ のポート番号はデバッグ用のポートです)。 3. 開発者は、該当するモジュールのFMBファイルを開発環境で開きます。 4. Forms Builderのツールバーの[デバッグ]→[デバッガの連結]を選択します。[デバッガの連 結先]ダイアログが表示されたら、2で通知されたホスト名とポート番号を入力し[OK]をクリッ クします。 5. クライアントのWebブラウザでもダイアログの[OK]を押してFormsアプリケーションを開始しま16 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
新しいデバッガ
y
リモート・デバッグ
–リモートで実行中の
Formsアプリケーションに
デバッガを連結
–実行時にURLパラメータにDEBUG=YESと指
定して実行
y
PL/SQLコード内に直接
ブレーク・ポイントを設定
新しいデバッガ: 6. Forms Builderの[一時停止]アイコンをクリックしFormsアプリケーションを一時停止します。 7. Forms Builderのツールバーの[デバッグ]→[デッバグ・コンソール(あるいはウィンドウ)]を選 択し、Formsアプリケーションの状態を確認します。 ※ステップ・イン、ステップ・オーバーなど前リリースのデバッガで利用可能であった機能も、この新し いデバッガは搭載しています。 ※Forms Builderで[停止]をクリックすると、クライアントのセッションも終了します。17 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
Java、XMLによるオープン性の拡張
y
クライアント層および中間層での
JRE1.3対応
y
中間層での
Javaの使用(Java
Importerによる、Javaクラスのイ
ンポート)
y
FBEANビルトイン・パッケージに
よる
Java Beanサポートの拡張
Java、XMLによるオープン性の拡張(その1) : Oracle9i FormsではJavaのサポートを拡張し、Formsアプリケーションの機能拡張の柔軟性と、他のア プリケーションとの統合を果たすためのオープン性を広げました。 •クライアント層および中間層でのJRE 1.3対応:Oracle Forms R6iでは、JRE1.1をサポートしているのみでしたが、Oracle9i FormsではJRE1.3をベ ースに全てがコーディングされているので、JDK1.3ベースによる機能拡張や他のアプリケーション との連携を実現可能になりました。
•中間層でのJavaの使用(Java Importerによる、Javaクラスのインポート) :
Java ImporterはOracle Forms R6i で実装された機能で、中間層にあるJavaクラスを読み込み、 PL/SQLのラッパー・クラスを動的に作成し、Forms Builder内でPL/SQLを扱うようにしてJavaクラス を扱えるようにするものです。JRE1.3対応に伴い、Java Importer(Javaクラスのインポート)による Formsアプリケーションと外部のプログラムとの統合もJRE1.3ベースで行うことが可能です。 •FBEANビルトイン・パッケージによるJava Beanサポートの拡張:
Oracle Forms R6iではJava Beanを使用する際に、Java Beanの登録やget、setメソッドにアクセスす るためのラッパー・クラスを作成する必要がありました。 Oracle9i Formsでは新たにFBEANビルトイ ン・パッケージが追加されました。これにより、Java Beanの登録やget、setメソッドを使用してBeanの プロパティの操作も簡単に行えるようになりました。
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Java、XMLによるオープン性の拡張
y
Java Development API(JDAPI)
y
XML形式でFormsアプリケーションを表現
–
フル・ラウンドトリップをサポート
–
Forms2XML、XML2Forms、XMLValidator
<Module version="90000500"
xmlns="http://xmlns.oracle.com/Forms">
<FormModule Name=“EMP" MenuModule="DEFAULT&SMARTBAR" Title="MODULE1"> <Coordinate CharacterCellWidth="5" CharacterCellHeight="13" RealUnit=“ポイント” DefaultFontScaling="true“ CoordinateSystem="実際単位"/> <Block Name="EMP" RecordsDisplayCount="5" QueryDataSourceName="emp" ScrollbarWidth="9" ScrollbarLength="135"> </Block>
<Canvas Name="CANVAS4" ><Graphics Name="FRAME5" Bevel="凹枠" EdgePattern="solid"/>
</Canvas>
</FormModule> </Module>
Java、XMLによるオープン性の拡張(その2)
•Java Development API(JDAPI) :
Oracle Forms R6iではCのAPIが提供されていました。Oracle9i Formsでは、Java Development API (JDAPI)を提供し、開発生産性の向上を図れます。このAPIを使用することで、Formsアプリケーシ ョンの変更をForms Builderを使用せずに行うことができ、コンパイルも可能です。これにより、 Formsアプリケーションを作成、変更、コンパイルすることのできる独自のツールを開発することなど も可能です。 •XML形式でFormsアプリケーションを表現: FMTファイルは、FMBファイルをテキスト形式で解読可能にしたものでした。Oracle9i Formsでは、 FMBファイルをXML形式に変換することがかのうになりました。この変換はFMB→XMLだけでは なく、XML→FMBのフル・ラウンドトリップをサポートしています・また、XMLファイルの妥当性をチ ェックするプログラムも提供しています。 •Forms2XML.bat:FMBからXMLへの変換 •XML2Forms.bat:XMLからFMBへの変換 •XMLValidator:XMLファイルの妥当性をチェック この変換機能は次のような使用方法が考えられます。 •影響度調査 •カスタム・レポーティング •フォーム内のプログラムの構造に関する操作
19 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
キャラクタ・セマンティクス
y
Oracle
9i
より導入されたキャラクタ・セマンティック
y
変数のサイズは文字数あるいはバイト数で定義可能
例:
–
myVar VARCHAR2(10 CHAR);
–
myFixedVar CHAR(10 BYTE);
y
Forms 6i およびOracle 8i はバイト・セマンティックを使用
y
Forms 9i はバイトあるいは
文字数をサポート
–PL/SQL
–項目のデータ長セマンティクス
キャラクタ・セマンティクス キャラクタ・セマンティクスはOracle9iの新機能です。これまでのVARCHAR2データ型は可変長デー タ型ではありますが、最大データ長はバイト指定でした。データベースとデータベースにアクセスする アプリケーションのグローバル化にともない、Unicodeなど1文字当たりのデータ長が異なるキャラクタ・ セットが使用されるようになってきています。このキャラクタ・セマンティクスを使用することで、 VARCHAR2の最大データ長をバイトだけではなく、文字数による最大データ長の設定も可能になりま した。 Oracle9i Formsではこの機能をサポートするため、項目に新しいプロパティが追加されました。項目の 「データ」プロパティの「データ長セマンティクス」の値を「CHAR」に設定することで文字数によるキャラ クタ・セマンティクスを使用し、「BYTE」に設定することで従来のバイト数によるキャラクタ・セマンティク スを使用します(デフォルトは「NULL」でバイトによるキャラクタ・セマンティクスです)。20 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
移行に関する注意点
y
フォーム・モジュールに関して削除される機能
–C/Sによる実行のためのプロセスおよびビルトイン
–キャラクタ・モードのFormsアプリケーションの実行と、
それに関連するビルトイン
–RUN_PRODUCT
y
メニュー・モジュールに関して削除される機能
–キャラクタ・モードにおけるメニュー・モジュールを操作
するためのビルトインやプロパティ
y
Developer 製品群における変更
移行に関する注意点(その1)Oracle Forms R6iで作成したFormsアプリケーションを、Web環境での実行のみをサポートする Oracle9i Formsへ移行する際には、次に挙げるような点に注意してください。 •フォーム・モジュールに関して削除される機能: • C/Sによる実行のためのプロセスおよびビルトイン:C/S形式でFormsアプリケーションを実行する ためのFormsランタイムや、C/Sでの実行を想定したビルトイン(HOSTなど)は削除されました。ま た、C/Sの廃止と共にFormsランタイムを実行するOSに依存するOLEコンテナやActiveXコントロ ール項目とそれらの付随するビルトインも使用できません。 • キャラクタ・モードのFormsアプリケーションの実行と、それに関連するビルトイン:Oracle9i Forms はWeb環境での実行のみのため、キャラクタ・モードによる実行はサポートされません。 • RUN_PRODUCT:Reportsアプリケーションを起動するために使用しているRUN_PRODUCTは RUN_REPORTS_OBJECTビルトインに置き換えてください。 •メニュー・モジュールに関して削除される機能: • キャラクタ・モードにおけるメニュー・モジュールを操作するためのビルトインやプロパティ: Oracle9i FormsはWeb環境での実行のみのため、キャラクタ・モードによる実行はサポートされま せん。 •Developer 製品群における変更: • Oracle Graphics
• Oracle Procedure Builder • Oracle Schema Builder • Oracle Query Builder
21 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
移行に関する注意点
y
フォーム・モジュールに関して削除される機能
–C/Sによる実行のためのプロセスおよびビルトイン
–キャラクタ・モードのFormsアプリケーションの実行と、
それに関連するビルトイン
–RUN_PRODUCT
y
メニュー・モジュールに関して削除される機能
–キャラクタ・モードにおけるメニュー・モジュールを操作
するためのビルトインやプロパティ
y
Developer 製品群における変更
22 Copyright © Oracle Corporation, 2002. All rights reserved.
参考資料
y
Oracle9i Forms:
Oracle9iAS Forms Services Web利用ガイド リリース9.0.2
Oracle9i Forms – New features
Oracle9iAS Forms Services and Oracle9i Forms Developer Technical
Overview
Oracle9i Forms:Features Obsolescence
y
Oracle9iAS プロセス管理関連:
Oracle9iApplication Server 概要 リリース9.0.2
Oracle9iApplication Server 管理者ガイド リリース9.0.2
y
Single Sign-On関連:
Oracle Internet Directory管理者ガイド Vol1./Vol2. リリース9.0.2
Oracle9iAS Single Sign-On管理者ガイド リリース9.0.2
参考資料
•Oracle9i Forms:
Oracle9iAS Forms Services Web利用ガイド リリース9.0.2 Oracle9i Forms – New features
Oracle9iAS Forms Services and Oracle9i Forms Developer Technical Overview Oracle9i Forms:Features Obsolescence
•Oracle9iAS プロセス管理関連:
Oracle9iApplication Server 概要 リリース9.0.2 Oracle9iApplication Server 管理者ガイド リリース9.0.2 •Single Sign-On関連:
Oracle Internet Directory管理者ガイド Vol1./Vol2. リリース9.0.2 Oracle9iAS Single Sign-On管理者ガイド リリース9.0.2
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