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ⅲ) 取 組 の 実 現 を 支 える 地 域 資 源 等 の 概 要 たたら 山 陰 地 方 はかつてたたら 製 鉄 で 栄 えた 地 域 であり たたら 吹 きから 得 られた 精 神 ノウハウ ( 鉄 の 純 度 を 高 める 技 術 )は 島 根 県 東 部 の 特 殊 鋼 産 業 の 発

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Academic year: 2021

シェア "ⅲ) 取 組 の 実 現 を 支 える 地 域 資 源 等 の 概 要 たたら 山 陰 地 方 はかつてたたら 製 鉄 で 栄 えた 地 域 であり たたら 吹 きから 得 られた 精 神 ノウハウ ( 鉄 の 純 度 を 高 める 技 術 )は 島 根 県 東 部 の 特 殊 鋼 産 業 の 発"

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(1)

1 別添3 地域活性化総合特区の指定申請書(概要版) 地域活性化総合特別区域指定について 1.指定を申請する地域活性化総合特別区域の名称 2.総合特別区域について (1)区域 (2)目標及び政策課題等 たたら技術を伝承する特殊鋼関連産業振興総合特区 ① 指定申請に係る区域の範囲 ⅰ)総合特区として見込む区域の範囲 島根県安来市の区域及び松江市の区域 ⅱ)個別の規制の特例措置等の適用を想定している区域 電力安定確保対策に係る特例規制:安来市のうち安来鉄工センターの区域 ⅲ)区域設定の根拠 特殊鋼関連産業は、明治時代に安来市内にたたら製品の製造拠点が設立されて以後、同市を 中心に松江市にまたがる地域に産業集積 松江市には関連企業を技術面・人材面で支える大学、高専、公設試験研究機関等が集中 ② 指定申請に係る区域における産業の国際競争力の強化に関する目標及びその達成のために取り 組むべき政策課題 ⅰ)総合特区により実現を図る目標 ア)定性的な目標 たたらの伝統を受け継ぎ、職人の技と先進的技術が有機的に連携し、技術革新力が高い素形 材生産拠点となることを目指す。 また、航空機・エネルギー産業分野を重点的なターゲットと位置づけ、参入の壁を乗り越え、 国内・海外の市場における存在感を確立することで、担い手が誇りをもって活き活きと働く ことができる、人材吸引力の強い地域を創る。 イ)評価指標及び数値目標 (1) 主要企業による製品売上げの増加額 200億円 〔1,247億円(H23.3)→1,447億円(H28)〕 (2) 主要企業による雇用者の増加数 300人 〔3,803人 (H23.3)→4,103人 (H28)〕 (3) (1)のうち航空機・エネルギー関連分 100億円 〔 98億円(H23.3)→ 198億円(H28)〕 (4) (2)のうち航空機・エネルギー関連分 100人 〔 214人 (H23.3)→ 314人 (H28)〕 ウ)数値目標の設定の考え方 航空機・エネルギー産業への進出により100億円の売上高増、100人の雇用増 特殊鋼の技術高度化、集積促進により100億円の売上高増、200人の雇用増 ⅱ)包括的・戦略的な政策課題と解決策 ア)政策課題と対象とする政策分野 我が国の素形材産業が極めて厳しい経営環境下にある中、古来たたら製鉄の技術や精神を伝 承し、世界のものづくり産業を支えてきた当地域の特殊鋼関連産業は、新興国の技術力・コ スト力の向上などにより厳しい国際競争を強いられている。 地域活性化のためには、当地域の工業製品出荷額の約5割を占める鉄鋼業を中心とする特殊 鋼関連産業が、国際競争力を兼ね備えた高度な部材供給拠点へと進化することが必要である。 ◇対象とする政策分野:n)企業集積 イ)解決策 当地域の特殊鋼関連産業がグローバル市場での優位性を獲得するため、高品質な特殊鋼の生 産技術や高精密な難削材加工技術、航空機用超耐熱合金の評価技術などの技術的な強みを生 かせる航空機・エネルギー産業への進出を促進する。 また、これらの取組で得られた成果を地域で共有化することにより、次世代ものづくり産業 への横展開を積極的に進めるとともに、レアメタルリサイクルシステムの確立、産学官連携 による共同研究や人材育成、企業共同での電力安定確保対策などの取組を推進し、地域が一 体となって特殊鋼産業の戦略的な集積と強化を図る。

(2)

2 (3)事業 ⅲ)取組の実現を支える地域資源等の概要 「たたら」 山陰地方はかつてたたら製鉄で栄えた地域であり、たたら吹きから得られた精神・ノウハウ (鉄の純度を高める技術)は、島根県東部の特殊鋼産業の発展の礎を築いた。 時代に応じた最先端の製鉄技術の探求と森林再生など自然との調和を大切にした生産活動 は、いまのものづくり産業にも学ぶべきことが多く、今でも奥出雲において本格的な操業が 続けられ、その技と精神が後進に伝承されている。 ③目標を達成するために実施し又はその実施を促進しようとする事業の内容 ⅰ)行おうとする事業の内容 ア)事業内容 <<航空機・エネルギー産業への進出促進事業>> 航空機、エネルギー産業分野に進出するため、産学官連携の取組により、素材生産技術、金 属加工技術及び材料評価技術の高度化を図る。 また、加工工程で大量に発生するレアメタルを含む切削屑のリサイクルシステムを構築し、 素材生産にかかるコスト低減を図るとともに、資源確保政策への貢献を図る。 <<特殊鋼産業の技術の高度化、集積及び投資促進事業>> 航空機、エネルギー分野への進出で得られた最高水準の技術を横展開し、パワーエレクトロ ニクス、次世代自動車、リニア鉄道などの次世代ものづくり分野との取引拡大を見据えた技 術の高度化、産業集積及び設備投資を促進する。 <<特殊鋼関連企業の生産活動を支える基盤強化事業>> 産学官が連携して、高度な産業人材を育成・確保することに取り組む。 また、特殊鋼産業は大量にエネルギーを消費することから、工場操業の省エネ化、低炭素化 を図るとともに、電力を低コストで安定的に確保するため、共同受電に取り組む。 イ)事業実施主体 特殊鋼関連企業、金融機関、島根大学、松江高専、産業支援機関、地方公共団体 ウ)当該事業の先駆性 航空機向けの大型部材は国産化されていなかった分野であり、先進的技術の粋を集め、国内最 先端の事業に取り組む。また、レアメタルのリサイクルは資源確保政策上重要な取組である。 共同受電の導入は、工業団地の高機能化のモデルとして取り組むものである。 エ)関係者の合意の状況 すでに企業や関係機関での合意は形成されており、連携をとりながら具体的な事業プランを 策定している段階である。 オ)その他当該事業の熟度を示す事項 航空機、エネルギー産業への参入に向けて、技術高度化に向けた試作・技術改良が積み重ね られ、また参入に必要な国際認証等の取得への準備が進められている。 ⅱ)地域の責任ある関与の概要 ア)地域において講ずる措置 a)地域独自の税制・財政・金融上の支援措置 県ものづくり産業戦略的強化事業(H23 年より措置/H23 年度予算額:20 百万円) 県しまね産業活性化ファンド(H22 年に造成/規模:500 百万円) 県資源循環型技術開発事業費補助金(H17 年より措置/H23 年度予算額:40 百万円) 県国際規格認証取得促進助成金(H16 年より措置/H23 年度予算額:12 百万円) 県立地助成金制度(S36 年より措置、H4 から現行制度/H23 年度予算額:1,626 百万円) 県生産拠点化支援補助制度(H23 年拡充/H23 年度予算額:上記事業の内数) 市安来市企業立地条例に基づく奨励金(H16 年より措置/H23 年度予算額:5 百万円) 市松江市企業立地支援補助金(H16 年より措置/H23 年度予算額:156 百万円) 市松江市企業立地奨励条例助成金(S39 年より措置/H23 年度予算額:62 百万円) 県・市特定地域の振興を促進するための地方税の課税減免制度(S48 年より措置)

(3)

3 3.新たな規制の特例措置等の提案について b)地方公共団体の権限の範囲内での規制の緩和や地域の独自ルールの設定 定住促進のための県所有宿舎の入居規制緩和特区(UIターン者の住宅確保問題解消) c)地方公共団体等における体制の強化 新産業創出プロジェクトによる支援体制整備(高熱伝導素材開発など) 県産業技術センターによる共同研究体制整備(特殊鋼の加工技術の開発など) 島根ものづくり技術支援センターの設置(最新工作機械の操作研修・機器開放) 安来市学習訓練センターの設置(認定職業訓練等の実施) d)その他の地域の責任ある関与として講ずる措置 第三セクター方式による公共関与型産業廃棄物最終処分場の設置(適正な産廃処理) イ)目標に対する評価の実施体制 評価ワーキンググループを設置し、進行管理のための会議を年2回実施。 年度末には地域協議会に対して評価の報告を行い、改善策等について協議 ⅲ)事業全体の概ねのスケジュール ア)事業全体のスケジュール H23年度 事業スタート、セミナー、技術研究会、市場調査の実施(~H25年度) H24年度 人材育成・確保事業をスタート H25年度 航空機部品関連事業が本格稼働(予定) H28年度 取組の総括 イ)地域協議会の活動状況と参画メンバー構成 ◆活動状況 H23 年 8 月 島根特殊鋼関連産業振興総合特区推進協議会を設立 ※総合特区法に基づく地域協議会の位置づけ(島根県報において告示済) 8 月~9 月 3回の地域協議会を開催 ◆参画メンバー 出雲造機㈱、㈱キグチテクニクス、㈱ナカサ、秦精工㈱、日立金属㈱安来工場、 日立ツール㈱、㈱日立メタルプレシジョン、馬潟工業㈲、㈱守谷刃物研究所、㈱安来製作所、 ㈱山陰合同銀行、㈱日本政策投資銀行、島根大学、松江工業高等専門学校、松江商工会議所、 安来商工会議所、安来市商工会、しまね産業振興財団、松江市、安来市、島根県 ⅰ)規制の特例措置 複数の事業者が共同受電を行う場合の規制緩和(電気事業法) 商工団体が地方公共団体及び産業支援機関と連携して無料職業紹介事業を行う場合の規制緩和 (職業安定法) 公益財団法人が無料職業紹介事業を行う場合の規制緩和(職業安定法) ⅱ)税制上の支援措置 国産困難な航空機部品の原料と鋼材(ビレット)等の輸入に対する関税の減免 ⅲ)財政上の支援措置 産学官連携等による新機能特殊鋼の材料開発事業 〔地域イノベーション戦略支援プログラム〕(文部科学省) 材料評価分析技術高度化事業〔博士課程教育リーディングプログラム〕(文部科学省) 産学官連携人材育成プログラム 〔博士課程教育リーディングプログラム・地域イノベーション戦略支援プログラム〕(文部科学省) 高度産業人材確保・育成事業〔認定訓練助成事業費補助金〕(厚生労働省) ⅳ)金融上の支援措置 信用保証制度における特例措置(責任共有制度対象外及び別枠保証の適用)、政府系金融機関に よる低利融資による中小企業支援策の拡充 総合特区支援利子補給金 ⅴ)その他の特例措置 国の補助金等により導入した研究設備・備品の使用の緩和

(4)

松江

安来

たたら技術を

伝承する主な企業

出雲造機㈱

㈱キグチテクニクス

㈱ナカサ

秦精工㈱

日立金属㈱安来工場

㈱日立メタルプレシジョン

㈱ファデコ

㈱守谷刃物研究所

㈱安来製作所

たたら技術を

伝承する主な企業

日立ツール㈱

馬潟工業㈲

たたら技術を

高度化する組織

島根大学

松江工業高等専門学校

島根県産業技術センター

しまね産業振興財団

[島根ものづくり技術支援センター]

たたら技術を伝承する特殊鋼関連産業振興総合特区

地域資源

たたら

たた

の伝承

山陰地方はかつてたたら製鉄で

栄えた地域

たたら吹きから得られたノウハウ

(鉄の純度を高める技術)は、

島根県東部の特殊鋼産業の発展

の礎に

今でも奥出雲において本格的な

操業が続けられ、その技と精神

を後進に伝承

ものづくりの原点・ひとづくりの重要性

過酷な操業を一貫してこなす精神力と炎の

反応により複雑な炉内状況を判断して制御

する高度な技術が必要

村下(むらげ)と呼ばれる技師長が後継者

に技術を伝承

森林再生による持続可能な操業システム

大量の木炭を必要とし、環境負荷が高い

鉄生産と森林の再生を両立させることで持

続を可能に

境港

たたら製鉄 の伝播

松江市の区域

安来市の区域

(5)

たたら技術を伝承する特殊鋼関連産業振興総合特区の取組み

成長産業分野への取組み促進

<特殊鋼関連産業クラスターの強化>

売上増加目標(H28)

全体:200億円増

【うち航空・エネ100億円】

雇用増加目標(H28)

全体:300人増

【うち航空・エネ100人】

【その他】

航空機・エネルギー産業への取組みを

地域全体で推進

航空機産業は、全世界で年額30兆円の市場規模と推定さ

れて、年率4~5%の成長が期待される成長産業

航空機用大型部材の国産化に向けた取組みの成果(高度

加工技術、希少金属等資源循環システム等)を地域共有

難削材加工、材料評価、表面処理等の技術のさらなる高

度化と、新材料開発などの取組みを地域全体で促進

成長産業分野への進出・強化を支える取組み

人材育成・確保

電力安定確保

低炭素型生産

副生成物リサイクル

企業誘致

○共同受電設備設置に係る規制の緩和(電気事業法)

○人材斡旋時に係る規制の緩和(職業安定法)

規制緩和

○航空機部品用鋼材の輸入に係る関税免税制

度の適用(関税暫定措置法)

税制措置

【次世代自動車】

【パワーエレクトロニクス】

【リニア鉄道】

先端技術の横展開

【航空機・エネルギー分野】

○素材:溶解技術の高度化と新素材開発

○加工:難削材加工技術の高度化

○材料評価:評価分析技術の高度化

○資源循環:希少資源循環システムの確立

大型部材生産の希少資源循環システムの確立

素材生産

鍛造

金属加工

熱処理

検査

分析・評価

レアメタルの リサイクルループ

安来・松江地区

削り屑

先端技術の横展開

参照

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