養護教諭の職務ストレスに関する研究:ストレッサー、ストレス反応、コーピング及び自己効力感の関連
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(2) ストレッサーがストレス反応に影響を与えると. 経験年数による組み合わせを考慮することの必要. いうプロセスを基本とし、それぞれに緩衝要因 性を示したといえる。 であるストレスコーピングと自己効力感が影響. 研究3では、職務ストレッサーを軽減させる. を与えるという仮説モデルを構成した。. ことと、自己効力感を高めることによってスト. 【結果と考察】. レス反応を低減させることができるということ. 研究1では、これまで明らかにされてきた因子. が示唆された(Figre1)。. (r時間確保の困難さ」、r児童生徒・保護者との理. したがって、養護教諭のメンタルヘルス向上. 解の困難さ」)の他に、新たな5因子(「教職員・外. のためには、職務ストレッサーや自己効力感に. 部との連携の困難さ」、r情報機器使用による事務. 着目した研修の充実をはじめ、周囲の理解を含. 処理負担」、「職務の曖昧さ」、「処置対応の責任」、. めた支援の促進、複数配置基準の引き下げ等が. 「資源の不足」)が職務ストレッサーとして抽出され. 必要であると考える。. た。r処置対応の責任」が養護教諭独自の職務スト. 一.50. レッサーであることは言うまでもないが、「教職員・外. \. 部との連携の困難さ」、r職務の曖昧さ」も、養護教. \. 童宇=1㌣辛. 諭が一人ないし二人であるという立場であることや、. 他教諭とは異なる専門性をもつことなどから生じる 独自のストレッサーであるといえる。また、教育の0A. 化が図られる今日(文部科学省,2010)において、. 棚鰯伽 カ/ 心身不調価 一、3畠 ・o .η. 岬 ∴、,月 寂奏ハ 珊 ・”.60,32 4 一一r 時間確保困 反応 不満. 「情報機器使用による事務処理負担」が職務ストレ. 一1I一 .11 .3丁 処置対応責任 、〃 一3 不活性… 一刈 3 j0 ,40 2. ッサーとして抽出された。すなわち、研究1において、. 養護教諭独自のストレッサーを含み、現代の時代 を反映した養護教諭の職務ストレッサー尺度が作. ・14. @ 師不足 蝸.。。 白融失. 鰯ヂ毒キ森 \!. 成することができた。. 研究2では、養護教諭が勤務する学校種や学校. Flgure1 構造仮説モデル. 規模、及び、養護教諭の経験年数と職務ストレッサ. 【引用文献】. ー、ストレス反応、白已効力感の関係を検討した。. 廣瀬春次・有村信子1999養護教諭の精神的健康. その結果、標準規模校勤務者が一番ストレスブル. に及ぼす職場ストレッサーと職場サポート. な状況にあること、複数配置によってストレス反応が. の影響 学校保健研究41:74−82.. 低減することが明らかとなった。このことから、今日. 中西三春2004養護教諭の職業性ストレスと精. における複数配置の基準は、メンタルヘルスという. 神的健康一養護教諭の職業性ストレス尺度. 面において適切とはいえず、今後はさらなる基準の. の作成一 学校メンタルヘルス7:25−33.. 引き下げが望まれる。. 鈴木邦治・池田有紀・河口陽子1999学校経営. また、経験年数によって職務ストレッサーやストレ. と養護教諭の職務1V一養護教諭のキャリ. ス反応、自己効力感に差がみられることが明らかと. アと職務意識一 福岡教育大学紀要48=. なったことから、養護教諭を複数配置する際には、. 23−40.. 一65一.
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