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自己意識と自己内省 : その心配との関係

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Academic year: 2021

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(1)自己 意識 と自己内省 :そ の心配 との 関係 辻. Self― Consciousness. 平治郎. and Self― Reflection;Relationships with WoHies. TSUЛ ,HcttirO Abstract: Although we have long confounded self― consciousness(SC;passively induced self― focused at― tention)and sclire■ cction(SR;actively activated sclifocuscd attention),clinical expcrience teaches us. we should distinguish between themo So we constmcted an SCSR(Self― Consciousness and Self― Reflection) Scale that can mcasure SC)and SR differentially. This scale and some other scales were adnlinistered to eighty―. eight female university students. The SCSR. Scale was factor… analyzed and three factors were extracted: private S(〕. , public SC and SR. Thus, the facto―. rial validation of thc scalc was confirmedo We then exanlined how thesc factors and thosc of perfectionism. could affect wory,measured by Wells'AnTI(Anxious Thought lnventory),and Mcyer et al'sPSWQ(Penn State Wory Questionnaire).The main results were that private and public SC intensify wottr and also the annoyancc of wory,but that SR weakens the latter.. Key Words:自. 己意 識 (seliconsciousness),自 己 内省 (selire■ ection),心 配 (worry). い ま 1つ 森田理論 で重視 されてい るのが「思想の矛 盾」仮説 である。私 たちはネガテイヴな感情 や身体的 不調 などを感 じたとき,こ の ネガテイヴな感情 ・感覚. 序. 1.自 己意識 と自己内省. をな くしたい,あ るい は, もっとポジテ ィヴなものに. 森 田理論 (森 田,1972)の 中核 には,「 ヒポ コ ン ド リー性基調」 と「精神交互作用」 の仮説がある。 この. 変 えたい と思 うことが あ る。 しか し,こ の ようにして 自動的 ・受動的 に生 じた感情 を,理 念や思考 によって. (症 )一 ―一 ネ 申経症. とほぼ 同義 だ. コン トロール しようとしても,な かなか′ 思い通 りには. が,ヒ ステ リー と意志薄弱なもの を除 くとされてい る. 行 かない。「か くあ る」 とい う感情的な事実 を「か く あ るべ し」 とい う思想 によつて コン トロール しようと. 仮説 によると,神 経質. 一一 の患者 はヒポ コン ドリー性基調 とい う素質 を も つ。 これは「 自己内省的な傾向」 により,心 身の不快. して も,う まくいかないのであ る。 このように理念や. 感や症状 に過敏 にな り,そ れを気 に病 みやすい傾向を. 思考 によって感情 をコン トロール しようとしたときの. い う。 この ような素質をもつ人 は,何 らかの誘因に よ. 困難 さを,森 田は「思想 の矛盾」 と呼 んだ。当然 のこ. って 自己 の ネ ガテ ィヴな感情や感覚―― た とえば不. となが ら,こ のような矛盾 を引起 こす 「思想」 もまた. 安 ,恐 怖 ,苛 立ち,失 望 ,罪 悪感 ,あ るい は赤面 ,動. 「 自己内省傾向」 によって生 じるものである。. 悸等 々―― に気づ くと, どうして もそれに注意 を集中. このように,等 しく「 自己内省」 とはいって も, ど. して しまう。すると,そ の感覚や感情 はいっそ う鋭 く. ちらの文脈 で使 われるかによつて,か な りの違 いがあ. 意識 されるようになる。そ して,こ の感覚が さらに注 意 をひきつ ける・ 0・ とい う悪循環 の過程 をたどる。. る。 ヒポコン ドリー性基調 における「 自己内省」 は. ,. この過程あ るい はメカニズム を,森 田は「注意 と感覚. 集中 して考 えたい と思 う勉強や仕事 には注意 を集中で きず,不 安な どの不快感や身体的不調 に注意が引 きつ. との精神交互作用」 と呼 んでい る。. けられて しまう状態 をい う。注意 を能動的 に内面 に向.

(2) 甲南女子大学研 究紀 要第 40号. けて い るのではな く,挫 折 や失 敗 な どに関 わるネガテ. 人間科学編 (2004年 3月. ). か らであ る。. イヴな想念 (雑 念 )や それ に ともな う感情 が ,考 えた. この よ うに,森 田が 一 言 で 自己内省 と呼 んだ もの に. くもないの に自動 的 に思 い浮 かんで ,そ れ をふ りは ら. は,ま った く質 の 違 うものが 含 まれて い る。 それゆえ. お う と して も振 り払 えな くな ってい るのであ る。 この. ここで は ,「 自己内省」 とい う用 語 は意 識 的 ・能動 的. よ うな 自動 的 0受 動 的 な 自己内省 は,Buss(1980)ら. にな され る 自己へ の注意 の焦点 づ け に限定 して用 い. の 自己意識 に も共通す る特徴 で あ る。. 自動 的 ・受動 的 に生 じるそれ は「 自己意識」 と呼 んで. これ に対 して思想 の矛 盾 を生 じさせ る「 自己 内省」. ,. 区別す る こ とに した い 。. は,必 ず しも受動 的 にな され るわけで はない 。思 い通 りの結果 が 得 られ ない と して も,意 識 的 ・能動 的 にな. 2.自 己内省 と私 的 お よび公的 自己意識. され ,論 理 的 ・合理的 な解決 や コン トロール をめ ざす. ところで ,Fenigstein,Scheier,&Buss(1975)や Buss. もの と考 え られ る。 ただ ,コ ン トロールの対 象 が論理. (1980)に よる と,自 己 には,① 他 者 には観 察 で きな. や合理性 に従 わ ない感情 や 気分 で あ るため に,解 決不. い 内面 の「私 的 自己」 と,② 他者 に も観 察 で きる「公. 能 に陥 って しまうだけであ る。 この 点 で ,能 動 的 な 自. 的 自己」 とい う 2側 面が あ る。 それゆえ,自 己へ の注. 己内省 は ,た とえば哲学者 や宗教 家 の 能動 的 な内省や. 意が このいず れ に向 うか に よって ,自 己意識 は私 的 自. 瞑想 ,内 観心理学者が特定 の経験 的事 象 につい て行 う. 己意識 あ るい は公 的 自己意識 に分化す る と考 え られて. 内省や 自己観察 ,あ る い は普通 の青年が将来 の計 画. い る。私的 自己意識 が 高 まる と,自 己 の 内面 の感覚. ,. ,. 人生 の理念 ,ア イデ ンテ ィテ イな どにつ い て考 える こ と・・・ に も共通 して い る と考 え られ よ う。. 感情 ,意 思 ,信 念 ,ア イデ ンテ ィテ ィな どに注意 を向. それゆえ,内 省 には少な くとも,① 積極的 ・能動的. 者 の 目か ら見 た 自己 の化粧 ,服 装 ,マ ナ ー ,行 動 ス タ. なもの と,② 自動的で受動的なものの 2種 類が考 えら. イル等 々 を意識 し気 にす る よ うにな る とされ る。 この. れる。前者 の能動的な内省 は,自 己 自身に関わる課題 の解決 を目標 とし,現 実的 ・論理的な思考 に したが つ. よ うに 自己意識 の場 合 には ,そ の 時 々の状況 や誘 導 因 に よって公 的あ るい は私的 自己が なかば強制 的 に意識. て進 め られる。 しか し,現 実や論理的正確 さにとらわ. させ られ る。 また, どち らを意 識 させ られやす い か に. れると,杓 子定規 とな り,融 通が きかな くなる。 この. は個 人差 があ る と考 え られて い る。. よ うな意味 で,能 動 的な内省過程 は,Epstcin(1990) のいわゆる意識的 ・意図的な「合理的体系 (rationd tem)」. sys―. に したが って情報処理 されて い る と考 え られ. け意識す る よ うにな り,公 的 自己意識が高 まる と,他. この理論 は非常 にわか りやす く構成 されて い るが. ,. 疑 間が な い で は な い 。す な わ ち Buss(1980)ら の 理 論 で は ,こ の公私 の 区分 には ,単 に注意 を向 ける 自己 の 側 面 の 違 い だ け で な く,自 己 を意 識 す る 際 の 「視. る。 これ に対 して後者 の 自動 的 ・受動 的 に意識 に浮 か び. 点」 の ちが い が イ ンプ リシ ッ トに含 まれて い る。す な. として感覚 や感情 的過程 へ の. わ ち,私 的 自己 を意識す る ときには 自己 の視点 か ら自. 上が って くる内省 は ,主. 注意 の集 中 で あ る。 この よ うな感覚 や感情 的過程 は. ,. 己 に注 目 し,公 的 自己 を意識 す る ときには他者 の視点. ポ ジテ ィヴであれ ネ ガテ イヴであれ ,状 7兄 に応 じて連. か ら自己 を見 る とい うので あ る。 しか し,自 他 の 「視. 想 的 に生成 変化 して い くもので あ り,そ れゆえに,思. 点」 と自己の 「側面」 が 完全 にオ ーバ ー ラ ップす る と. い もかけない創造 的思考 につ なが る可 能性 もあ る。 し. は考 えに くい。私 的 自己 を他 者視点 か ら,公 的 自己 を. か しネ ガテ イヴ な感 覚 ,感 情 ,体 調 な どが 生 じた と. 自己視点 か ら見 る こ とも少 な くない はず で あ る。 この. き,こ れ らに注意 を奪 われて しまうと,連 想 が ブ ロ ッ. よ うな意味 で私 自身 は,注 意 を焦 点 づ け る 自己 の側面. クされて ,反 笏過程 には ま りこむ こ とになる。 こ うな. よ りも,自 己 を見 る視点 の ほ うが よ り重要 で はない か. る と,注 意がそ こに焦点 づ け られて しまうので ,そ の. と考 えて い る (辻 ,1990)。. 感 覚 や感情 は よ りい っ そ う強 く意識 され る よ う に な. それ は ともか く,こ の よ うな公私 の 区別が 自己内省. れが さらに注意 をひ きつ ける ・・ 0と い う悪循. に も当ては まるか ど うか を考 えてみ る と,能 動 的 な 自. 環―― 注意 と感覚 との精神交 互 作 用―― にお ちい る こ とになる。受動 的 な注意 の過程 を意 図的 0能 動 的 に コ. 己内省 の場合 には,ふ つ うは 自己 自身 の視 点 か ら自己. ン トロー ル す るの は 困難 な の で あ る。Epsteinに よる. な い わ けで は な い 。 また注 意 の 焦 点 とな る と,そ の. と,そ れは ,こ の よ うな過程 が前 意識 的 に生 じる経験. 折 々 に個 々人が選択 す る もので あ り,公 的 自己 か私 的. よって情報処理 され る. 自己 の どち らか一 方 に限定 して しまうわけで はない。. り,こ. 的体系 (experiential system)に. を見 る こ とになるが ,他 者 の視点 か ら見 る こ ともで き.

(3) 辻 平治郎 :自 己意識 と自己内省 :そ の心配 との関係. したが って 自己内省には,公 私の区分を考える必要は. 値 1以 上 の 因子 が 10に もな った。 しか し,固 有値 の. なさそうである。. 推移 を見 る と,第 1因 子 か ら順 に 8.807,3.568,2.453,. このように考 えると,自 己への注意 は,自 動的・受. 1.772,1.377… とな り,第 3因 子 と第 4因 子 の 間 にや. 動的に生 じる「自己意識」 と,能 動的に自己に注意を. や大 きな落 差 が 認 め られ た。 そ こで 因子 数 を 3と し. 向ける「自己内省」に区分できるだけでなく,自 己意. て ,主 因子法 ・エ カマ ックス 回転 に よる 因子分析 を行. 識 はさらに,公 的および私的自己意識 に分化すると考 えられる。それゆえ自己へ の注意 は,① 私的自己意. う と,予 想 通 り「公 的」 お よび「私 的 自己 意 識」 と 「 自己内省」 の 3因 子 が 抽 出 され た。 しか し,共 通 性. 識,② 公的自己意識,③ 自己内省,の 3つ に区分され. の低 い項 目や ,2つ の 因子 に またが って負 荷 して い る. ると予想できる。. 項 目が少 な くな く,必 ず しもきれ い な単純構造 にはな ってい なか つた。 またあ らためて検討 してみ る と,同. 3日. 語反復 的 とも受 け とれ る項 目や ,意 味 の あ い まい な項. 本研 究 の 目的. 以上のような考察 に基づいて,本 研究では,① 自己. 目 (cog.い つ も自分 を意 識 して い る)も 含 まれ て い. 意識 と自己内省を概念的に区別 して,そ の個人差を測. た。 それゆえ,こ うい った不適切 な項 目を削 除 して. 定する尺度を構成す る。そして,② この尺度が因子分. 16項 目であ らため て主 因子 法 に よ り因子 分析 を行 っ. 析 によって予想通 り3因 子 に分化 し,因 子的妥当性 を もつかどうかを検討す る。その上で,③ この 自己意識. た。 固有値 は順 に 5。 782,2.452,1.084,0.882・ ‥とな り 第 3因 子 と第 4因 子 の 間 に落差 が認 め られたので ,こ. ヽ や自己内省がノ 亡 配や悩みにどのような影響を及ぼすの. の尺度 は 3因 子構造 を もつ もの と考 えた。 ただ し,因. かを明らかにしようと考 えた。. 子 間 の相 関 が予想 され たので ,回 転 は直交 で な く斜交. ,. (プ ロマ ックス法 )に した。そ の結果 が 表. 研究. 1:自 己意識 ・ 自己 内省 尺 度 の作 成. ,. 1で あ る。. これ を見 る と,第 1因 子 は他 者 の視 点 か ら見 た 自己 を受動 的 に気 にす る とい う内容 の項 目が高 く負荷 して. 1. 目的. い るので ,「 公 的 自己意 識」 と解 釈 で きる。第 2因 子. ①私的自己意識,② 公的自己意識,③ 自己内省の個 人差 を,分 化 して測定 で きる質問紙尺度 を作成す る。. は 自己 の気分 や体調 ,そ して行 為 な どが 受動 的 に気 に な りとらわれて しまうとい う項 目が負荷 して い る。 こ こで ,体 調 や気分 は私 的 自己 に属す るが ,多 くの行為. 2.方 法. は他 者 か らも観察可能 な ので公 的 自己 と見 な され る。. は じめ に 自己意識 ,認 知療法 ,森 田療法 な どの文献. しか しこれ らは ,他 者 の視点 か らで はな く,自 己 の視. を参考 に して ,上 記 の 目的 にあ う質 問項 目を 27項 目. 点 か ら見 られて い る。 したが って ここで は,視 点 を重. 作 成 し,こ の暫定 的 に構 成 した尺 度 を 50名 の 女子 大. 視 して これ を「私 的 自己意識」 と解釈す る。第 3因 子. 学 生 に 5段 階 で 自己評定 を求 めた。 このデ ー タを探索. は 自己 の 内面や外 面 あ るい はアイデ ンテ ィテ イな どを. 的因子分析 (主 因子法 ・エ カヤ ックス 回転 )に かけた. 能動 的 に観察 し,考 え,分 析 して ,理 解 を深 め よ う と. と こ ろ,4因 子 が 抽 出 さ れ た (辻 ,2003)。 こ れ ら. す る項 目が 高 く負 荷 して い る。 したが って ,こ れ は. は,① 私的 自己内省 ,② 公的 自己意識 ,'③ 私的 自己意. 「 自己内省」 と理 解 で きよう。 この よ うに考 える と,3. 識 ,④ 公的 自己内省 と解釈 したが ,実 際 には公 的 自己. 因子 は公 的お よび私 的 自己意識 と,自 己内省 と解釈 で. 意識 と解釈 した因子 には評価懸念 が含 まれてお り,ま. き,因 子 的妥 当性 が認 め られ る。 なお ,因 子 間相 関 は. た公 的自己内省 と解 した因子 はかな りあい まいで,そ. r=0.185∼ 0.485で あ つた。. う解釈 してよいか どうか問題 があった。. 次 に,各 因子 に高 く負荷 して い る項 目が下位尺度 を. そ こで,不 適切 な項 目を削除 し,新 たな項 目をい く. 構成 して い る と見 な した とき,下 位尺度 の信頼性 が ど. つ か 加 えて,33項 目 の「 自己意 識 ・自己 内省 尺 度. の程度 になるか を見 てみ た。そ の結果 ,第 1因 子 (公. して. 的 自己意識 ,7項 目)が α=0.904,第 2因 子 (私 的 自. (Self― Consciousness. and Self― Re■ ection Scale;略. SCSR尺 度)」 を再構成 した。 これ を以 後 の研 究 で使. 己意識 ,5項 目)が α=0。 746,第 3因 子. う尺度 とともに 88名 の女子大学生 に実施 した。. 4項 目)が α=0。 799で あ つた。項 目数 が 少 な い こ と. (自. 己内省. ,. を考慮 す れば,信 頼性 は十分 あ る と考 え られ る。. 3.結 果 と考察 SCSR尺 度 のデータを主成分分析 してみると,固 有. この よ うに,理 論 的 に予想 した とお りの結果 が 得 ら れたので ,こ の尺度 の 因子 的妥 当性 や内的整合性 につ.

(4) 甲南女子大学研究紀要第 40号 表l. scsR尺 度 の因子パ ターン. 人間科学編 (2004年 3月. ). (主 因子法 ・プロマ ックス回転 ). 目. 項. 1. 25。. 0。. 911. 0.051. 21。. 0.847. 0.056. 自分が人 に ど う見 えるかが気 になる 自分が人 に どう思 われて い るかが気 にな る 9。 自分が 人の 目に ど う映 ってい るかが気 になる 27。 自分 の外 見 を常 に意識 して い る 33.自 分が か つこ う よ く見 えるか ど うかが気 になる 23。 自分 の体形 や ス タイルが気 になる 31.自 分が人 に どんな印象 を与 えたかが気 になる. 778. 0.173. 0.719. -0。 144. 716. -0。 168. 0.670 0.657. -0.075. -0.075. 0.817 0.748. 0。. 0。. 自分 の した こ とを, と りとめ もな く考 える こ とが よ くあ る 自分 の した こ とが 気 になって ,頭 か ら離 れ な い 20.な すべ きこ とが 気 になって ,頭 か ら追 い払 えな い 12.考 え よ う とは思 わ ないの に,自 分 の失敗 や バ カな行 い が頭 に浮 かぶ 5.体 調や気分 の変化 に気 を とられやす い 15。. 16。. 0。. 140. -0.029 -0.033 -0.025. 自分 自身 を注意深 く観察 す るほ うであ る 自分 の行動 を客観 的 に観 察 す る よ うに して い る 自分 の動機 や気持 をいつ も分析 して い る 自分 は何 もの なのか と考 えた り,分 析 した りして い る. 0.006 0.096. -0.025 -0.006. 費可. 4.785. 与. 0。. 105. 554 513 0。 510 0。. 0。. 0.001. -0.092 -0.097 -0.194 0。. 229. 0.124 0.070 0。. 097. -0.048 -0.052 -0.080 0.088. -0.034 0.788. -0。 255. 0。. 0。. 382. 0。. 0。. 385. 751 570 0。 505. 3.829. 2.514. 因子 間相 関 因子. 1. 1. 0.485. 0.485. 1. 0。. 185. 0.185 0。. 393. 0.393. 1. いては問題 ない と考 えられる。並存的妥当性や予沢1妥. Wellsが 非常 に重 視 して い る もので あ る。 この尺度 は. 当性 ,あ るいは再検査信頼性 については, まだ検討が. 22項 目 よ りな り,4ポ イ ン トで 回答 す る よ うになって. なされてい ないが,暫 定的な使用 には耐 えうる段階 に. い る。本研 究 で は これ を筆 者 が 翻 訳 した もの を用 い. きた と考 えてよかろう。. た。 い ま 1つ は Mcyer,Miller,Metzger,&Borkovec. 研究. 2:AnTIと PswQ日 本 版 の 作 成. (1990)の 標準化 した PSWQ(Penn State WoFy QueS― ●onnairc)で あ る。 これ は悩 みや心 配 の 総 合 的 な強 さ. 1。. を測定 す るため に作 成 した 16項 目 よ りな る 質 問紙尺. 目的 ヽ 亡 配や悩みにどのような関係 自己意識 や自己内省が′. 度 で あ る。心 配 は必 ず しも wellsの 3領 域 に尽 きるわ. をもっているのか を検討するために,2つ の心配尺度. けで はないので ,こ の総合的 に心 配 を提 える尺 度 によ. を翻訳 し,そ の 因子 構 造 を検 討 す る。 1つ は Wells. って 補 完 しよ う と考 えた。 この 尺 度 も筆 者 が 邦 訳 し. (1994)の 作成 した AnTI(Anxious Thought lnventory). た。. で あ る。 これは全般性不安障害 (GeneraHzed An対 ety ヽ Disorder)な どによ く見 られる「′ 亡 配」 を測 定す るた. 2口. 方法. 健康. AnTIお よ び PswQは ,研 究 1の SCSR尺 度 を 実. (health),③ メタ (meta)の 3下 位 尺度 で構成 されて い る。「社会的心配」 の下位尺度 は,対 人的 0社 会的. 施 した際 に,同 時 に施行 した。 したが って ,被 検者 は. め の 質 問 紙 尺 度 で ,① 社 会. (sodJ),②. 状況 にお い て生 じやす い心配や悩み を測定す る もの. 上 記 の 88名 の 女子 大学 生 で あ る。 い ず れ も 4ポ イ ン ト尺度 で 回答 を求 めた。. で,対 人不安 に関 わる心 配 の尺度 とい えよう。「健康 の心配」 の下位尺度は病気 に対す るヒポ コン ドリー的. 3.結 果 と考察. な不安や心配 を捉 えるもの。そ して「メタ心配」 の下. (1)AnTIの 因子分析. 位尺度 は,心 配その ものへ の恐 れや,心 配 に囚われた リコン トロールで きな くなった りする ことへ の心配 ,. まず ,AnTIの 因子 分析 を してみ た ところ,固 有値 は 8.471,2.599,1.338,1.269,0。 990… とな り,残 念 なが. すなわち「心配 の心配」 を測定 しようとするものであ. ら Wellsの 3因 子 で は な く,2因 子 に しか分化 しなか. る。 メタ心配は不安や心配 を持続 させる要因 として. った。表 2は. ,. ,共 通性 の特 に低 い 3項 目. (項 目 9,15,.

(5) 辻. 平治郎 :自 己意識 と自己内省 :そ の心配 との関係. 表 2 AnTIの 因子 パ ターン (主 因子法 ・エ カマ ックス回転 ) 項. 目. 、 と 物事 を,ほ かの人の ように,う ま く処理 で きないのが′ 配 である 17.自 分 の失敗や弱′ 点について悩 んで しま う. 18。. 20。. 838 810 0。 775 0。 733 0。 727 0。 716 0。 707 0。 703 0。 0。. ヽ と 配 である 恥 をか くのが′. 12.人 に嫌 われるのではないか と心 配 である 2.自 分 は落ち こぼれだ と思 う 自分 の容姿や外見に悩 んでい る 14。 私 はす ぐ当惑 して しまう ヽ 16。 に浮 かぶ Ё 考 えた くないの に,不 快 な考 えがフ 13。 がっか りすることがあると,そ れが頭 にこび りついて離 れない 6。 同 じ考 えが何度 も頭 に浮かんで きて,す っき りと振 り払 うことがで きない 、 8。 と 知 らない人 の 中で変な ことを言 った りした りするのではないか と′ 配になる 、 H.自 分 の考 えを思 い通 りにコン トロールで きないのではないか とフ と 配 である 21。 心配 しす ぎのために,人 生の重要なものをつかみそこねたような気がする 22.同 じことを くりかえ し考 えて しまう (た とえば同 じ語句 を くりかえ した り,数 えた りする 3。 自分 の将来 を考 えてみると,自 分には明 るいこ とよ り暗 いことの方が起 こ りそうな気がする 1。. ). -0.076. 0。. 0。. 161. 0。. 539. 0.501. 0.536 0.500. 227 0。 222 0.180 0。 211. 0.570 0.512 0.429. 0。. 0.018 0。 205. 650 610 0。 601. 708 663. 0.634 0.570 0.529. 0.010. 0。. 0。. 0。. 181. 0.670 0。. 0。. 0.086 0.182. 0。 0。. 472 404. 0.405. 367 293 0。 219. 207. 0。. 176 0.187. 0。. 0。. 4.ふ と身体 の不調 を感 じると,何 かひどい病気 にかかったのではないか と考 えて しまう. 0。. 自分 の健康 に不安 を感 じる 5。 重 い病気 になるのではないか と考 える 7.心 臓発作や ガンにおか されるのではないか と心配になる. 173 0.229 0。 100. 0.780 0.748. 0.569. 4.785. 3。. 829. 2.514. 10。. 寄. 101. 0。. 与. 0。 0。. 804 783. 0。. 657. 0.643 0.661. 19)を 除いて,主 因子法 ・エ カマ ックス回転 を行 った. 0.839. 結 果 で あ る。 この 表 をみ れ ば,「 社 会 的 な心 配」 と. 分 だ け で 48%の 説 明率 にな る。 また,す べ て の 項 目. 「メタ心配」 の項 目が うま く分化 せ ず,い ずれ も第 1. とな った。 この 結 果 を見 る と,第 1主 成. が この 第 1主 成分 に負荷 して い た。す なわ ち,逆 転項. 因子 に負荷 してい ることがわかる。 また,「 健康 の心. 目に若干負荷 の低 い もの (た とえば項 目 Hが. 配」 の項 目はきれい に第 2因 子 に負荷 してい ることが. 項 目 1が 0.348な ど)が 見 られ たが ,逆 転項 目で も こ. わかった。それゆえ,第 1因 子 はこの「社会」 と「メ. れ ら以 外 は 0.4∼ 0.5程 度 の負荷 を示 してお り,非 逆転. タ」 の 2つ がいっ しょになった「一般的な心配」 の因. 項 目はす べ て 0.6を 超 えて い る。 それ ゆ え,こ の 尺度. 子 ,第 2因 子 は「健康 の心配」因子 と解釈 で きる。. は 1次 元尺度 と見 なす こ とも可能 で あ ろ う。. 0。. 285,. 3因 子 ではな く,2因 子 しか抽出で きなかった原 因. しか し,あ えて主 因子法 ・ プ ロマ ックス 回転 に よつ. の一 つ は,「 社会的な心配」 と「メタ心 配」 の違 い を. て 2因 子 を抽 出 してみ る と,表 3の よ うに分 化 した。. きちん と区別 で きるように,適 切 に翻訳 で きてい なか. 第 1因 子 は単純 に「心 配 の 因子」 とも解釈 で きるが. ったか らだ と考 えられる。なお,こ の結果 は因子分析. これ に負荷 して い る項 目のほ とん どが ,何 らかの心 配. や回転 の方法 を変 えて もほとんど変 らなかった。. が 常 に存 在 す る こ とを示 して い るの で 「心 配 の 常 在」. ,. メタ心配 を測定 で きないの は残念 であるが,こ の因. 因子 と解釈 した。第 2因 子 に負荷 して い る項 目はす べ. 子分析結果 を無視するわけには行 かない。そ こで,ひ. て逆転項 目であ る。 しか し第 1因 子 との違 い をあ えて. とまず はこの結果 を尊重 して,「 一般 的心配」 と「健. 強調す るな ら,心 配や悩 み に とらわれ た り思 い煩 わ さ. 康 の心配」 の下位尺度得点 を算出 し,以 後 の分析 を進. れた りす る傾 向 をあ らわ して い る と解す る こ とがで き. める こ とに した。なお,CrOnbachの α係数 を算 出す. よ う。 したが って ,「 心 配 へ の と らわ れ」 と命 名 して. ると,「 一般的心配」が 15項 目で α=0.929,「 健康 の. お く。. 心配」が 4項 目で α=0.867で あ った。項 目数 の違 い. ところで ,両 因子 間 に は r=0.514の 相 関 が 見 られ. によって αにい くらか差があるが,ど ちらも十分 に高. た。 この相 関 を ど う読 むか は微 妙 で あ る。 それ は,1. い とい えよう。. 次元 的 と見 な されて い る尺度 で も,因 子分析 してみ る. (2)PSWQの 因子分析 PsWQは もともと 1次 元 的 な尺度 と考 え られて い る。 しか し,念 のために主成分分析 を試みたところ. る こ とが 稀 で はな い か らであ る (た とえば Rosenberg の 自尊心 尺度 な ど)。 したが って ,こ の 場 合 に もあ え. 固有 値 は 第 1主 成 分 か ら順 に,7.750,1。 802,1.185,. もで きない ではなか ろ う。. と,逆 転項 目が 1因 子 を構 成 して ,2因 子 が 抽 出 され. ,. て 2因 子 を仮定す る必 要 は な く,1次 元 的 と見 る こ と.

(6) 甲南女 子大学研 究紀 要 第 40号. 表3. PSWQの. 因 l・ パ ターン. (主. 人間科学編 (2004年 3月. ). 因 子法 0プ ロマ ックス回転 )(太 字 は 0.5以 上. ). 項. 1. 、 いつ も′ 亡 配 して い る いつ もイ 可かの心配 を して い る 私 の人生 は1当 み ばか りだ ほ とん どどんな場 面 で も悩 みの種 はつ きない ず っ と悩 み続 けて きた よ うな気がす る 心配 し始 め る と, とま らな くなる 悩 み に押 しつぶ されそ うであ る 計 画 はや り終 わ る まで心 配 であ る ヽ ひ とつの仕事 が終 る とす ぐに,他 の事柄 が′ 亡 配 になって くる 1肖 んで も仕方が な い とわか っていて も, どう して も1肖 んで しまう プ レ ッシャー をか け られ る と,す ご く心 配 になる. 3.あ ま り悩 まな い ほ うであ る 1.す べ て をや り遂 げ る時 間が十分 にな くて も,あ ま り`思 い悩 まな し. H.他 に何 もで きない ときには,そ れ以上思 い1肖 む こ とはない どんな こ とに も悩 む こ とはない 8.心 配や悩 み は 簡単 に頭 か ら追 い払 える. lo。. 回転後 の負荷量 平方和. 0。. 990 940 0。 933. -0。 166. 0。. -0.067. 0.904. -0。 144. 862. -0.025. 0。 0。. `86 0.675 0.608 0.582 580 0。 541. 0。. -0。 103. 0。. 151. 0。. 158. 0.138. 0.079 0.284 0.119 -0。 709. 0.037 0.048 0.077. -0。 576. -0.085. -0。 522. -0。 156. -0.518. 7.230. 3.759. -0.523. しか し私 自身 は ,こ の 2因 子 が単純 に正逆 の方 向 を. 、 亡 配 の 各尺 自己意識 ,自 己内省 ,完 全主義 ,お よび″. 示 して い るの な ら,少 な く と も r=o.7程 度 の 相 関 が. 度値 間 の単純 な相 関 を算 出 してみ た ところ,表 4の よ. あ って しか るべ きだ と考 える。 また ,こ の尺度 の 内的. うな結果 にな った。次 に,こ れ らの 関係 につい て ,的. 整合性 につい て見 てみ て も,16項 目全体. を しぼ って見 て い くこ とに しよう。. よ りも,第 1因 子 に負 荷 して い る 逆転項 目を除 い た もの. (α =0。. (α. =0.814). H項 目,す なわ ち. 942)の 方 が 高 く,第. 2. (a)自 己意識 と自己内省 の 関係 は じめ に,自 己内省 と自己意識 との相 関 を見 る と. ,. 因子 を構 成 して い る 5つ の逆転項 目の信頼性係数 も α. 自己 内 省 は 公 的 自己 意 識 との 間 に は わ ず か に r=. =0.712で あ つたcそ れ ゆ え,こ こで は 2因 子 解 を採. 0.274の 相 関 を示 しただけで あ るが ,私 的 自己意 識 と. 用す る こ とにす る。. の 間 には r=0.414の 中程 度 の 相 関 を示 した。 自己 内 省 と私 的 自己意識 は,能 動 的 と受動 的 の違 い が あ って. 研究. 3:自. 己意 識. ,自. 己 内 省 ,完 全 主 義 が. 心 配 に及 ぼす 影 響. も, 自己 の視点 か ら自己 を見 る とい う点 で 関係 して い るので あ ろ う。 また ,私 的 自己意識 と公 的 自己意識 と の 間 には r=0.400の 相 関 が 認 め られ た。私 的 自己意. 1ロ. 識 と公 的 自己意識 は , どち らも受動 的 に 自己 を意識す. ロ的. 「 自己意 識」 と「 自己 内省」 に加 えて ,不 安 障害 な どに強 く関係す る こ とが わか ってい る 「完全 主義 」 が 「心 配」 に どの よ うな影響 を及 ぼす の か を,相 関分 析 や重 回帰分析 に よって検討す る。. る傾 向 なので 関係 があ るのだろ う。. (b)完 全主義 と自己意識 ・ 自己内省 との 関係 表 4を 見 れば明 らか な よ うに,自 己内省 と完全 主 義 との 間 にはは つ き りした関係 が 認 め られ なか った。 し か し,自 己意識 と完 全主義 との 間 にはか な りの相 関が 認 め られた。す なわ ち,不 完全性 を回避 しようとす る. 2.方 法. SCSR尺 度 ,研 究 2で 述 べ た AnTI. 完 全 主 義 は公 的 自己意 識 と r=o.604,私 的 自己意 識. お よび PSWQに 加 えて ,辻 (1992)の 完全 主 義尺 度 を. と もほ ぼ 同程 度 の r=0.576の 相 関 を示 した。 この こ. 先 述 の 88名 の 女子 大学 生 に 同時 に施 行 した。完 全 主. とは,受 動 的 に 自己 を意識 しやす い 人 は 自己 の 欠点や. 義尺度 は,① 完全性追求 (5項 目),② 不完全性 回避. 不 完全 性 を意 識 して ,こ れ を 許 せ な くな る。 あ る い. (6項 目),③ 強迫的努力 (3項 目)の 3因 子 よ りなる尺 度 で,5ポ イ ン トで回答 を求めるようになつている。. は ,自 己 の欠点 や不完全性 を許せ ない と完全 主義 的 に. 研 究 1で 述 べ た. 考 える人は,自 己 に関わる情報 に強制 的 に直面 させ ら れ ,意 識 させ られやす くな るのだ と理 解 で きる。 しか. 3.結 果 と考察. し,こ の ような完全 主 義 は能動 的 な 自己内省 と直接 に. ヽ 亡 配 の間 (1)自 己意識 ,自 己内省 ,完 全主義 ,お よび″. は結 びつ きに くい よ うであ る。. の相 関.

(7) 辻 表4. 平 治郎 :自 己意識 と 自己内省 :そ の心 配 との 関係. 自己意識 ,自 己内省 ,完 全主義 ,心 配 の下位 尺度 間 の相 関 (太 字 は 0.35以 上 ). SC l公 的 自己意識 SC 2私 的 自己意識. SR自 己内省. Pl完 全性追 求 P2不 完全 1生 回避 P3強 迫 的努力. Al一 般 的心配 A2健 康 の心 配 Wl心 配 の常在 W2心 配へ の とらわれ. SR. SC 2. SC l 1. 400 0。 274. 0.400. 0。. 1. 0。. 274 414 1. 341 0.067 0。 136. 0。. 136. 1. 0。. 269. 0。. 341 0.604 0.310. 0。. 0。. 612. 0。. 273. 0。. 537. 0。. 339. 0。. 414. 0.067 0.576. 357 0。 642 0。 298 0。. 0.693 0.356. 187 0.390 0。. 0。 0。. P3. P2. 282 346. -0.034. 0。. 0.079 0.029 0.012 0。 164 0。 135 0。. 214. (c)心 配 の 2尺 度 間 の 関 係. 269. 0.187. 0.079. 0.029. 0.012. 1. 0.271. 0。. 271. 1. 604. 0.576 0。. 0.310 0.357. 273. 0。. 0。. 0。. 0.298 0。. 0。. 282. Wl. W2. 0.537. 0。. -0.034. 135. 0.214. 0。. 0。. 1. 0。. 0。. 0.337. 1. 0。. 241. 241 0.029. 0。. 422. 0。. 727 250 0。 650 0。 227. 表. 5. 358 474 0。 294. 0。. 191. 727 0。 358. 0。 0。. 825 279. 0。. 650 0。 294 0。 825 0。. 1. 0。. を測定 してい るのではないか とい う疑間 を生 じる。 し ヽ か し,「 一般的心配」 は「″ 亡 配へ の とらわれ」 との 間 に r=0.279の 低 い 相 関 しか示 さなか ったの に対 し て,PSWQの 「心配 の常在」 は「心配へ の とらわれ」. 0。. 227. 0.191 0。. 279. 0.029 0。. 422 1. ,. 不完全性 回避 私 的 自己意識 公 的 自己意識. た。 このように高 い相関は,両 尺度が事実上同 じもの. 0。. 自己意識 ,自 己内省 ,完 全 主義 を説 明変数 と し 一 般 的心配 を基準 変数 と した重 回帰分析 (ス テ ッ プワイズ法 ) 有意確 率. 標準偏 回帰係数 β. 825)を もつ こ とが 明 らか にな っ. 339 356. 693 0。 346. 0。. 164 0.250 0.474 0。 337. PswQと の相関を見 てみると,AnTI の「一般 的心配」 は PSWQの 「心配 の常在」 と非常 (r=o。. A2. 612 642 0。 390. 0。. 次 に,AnTIと. に高 い相 関. Al. 246 989. 0.001. 2.836. 0.006. 0。. 399. 4。. 0。. 326. 3。. 0.238. R. R2. 調整済 み R2. 0.804. 0.646. 0.632. 0.001. との 間に r=o.422の 中程度 の相 関 を示 した。尺 度項 目を見 る と,「 一般的心配」 は心配 の しやす さ. (頻 度. 的心 配 )に 有 意 な影響 を与 え る 変 数 と して 投 入 され. や強度)を 示 してい るの に対 して,「 心配 の常在」 は. た。 したが って ,除 去 され た 変 数 は「 自己内省」,お. 多 くの悩 みや心配がいつ も存在す るとい う常在性 を重. よび完全主義 の「完全性追求」 と「強迫的努力」 であ. 視 した項 目づ くりがなされてい る。 したが って,「 一. る。 また,こ の 3変 数 で一般的心配 のお よそ 64%も の分散 が説明で きた ことも見逃せない。. 般的心配」 と「心配の常在」 との間の高 い相関 は,心 配が強 くなるほど常在 しやす い とい うことを示 しては. もう少 しくわ しく見 てみると,こ の一般的心配 に対. いるが,両 概念 にははっきりした違 いがあると見 るべ. しては,「 不完全性 回避 完全 主義」が最 も強 い 影響. きであろう。. (標 準偏 回帰係数 β=0.339)を. 及 ぼ してい ることがわ. 一 方 「健康 の心 配」 は「一 般 的心 配」 と低 い相 関. かる。 この完全主義 は不完全性 を義務違反の ようにネ. 示 しただけで,PSWQと はほ とん ど関. ガテ イヴに捉 え,何 とか して これをな くそ うとする傾. 係 が認 め られなかった。健常 な被験者 においては,心. 向である。 このような完全主義が強 まると,心 配 もし. 気症的な心配や悩みはそれ以外 の心配や悩み とはあま. やす くなるとい うことであろ う。. (r=0。 337)を. り関係 のない異質なものだ とい うことであ ろ う。. また,私 的 自己意識 (β. (2)自 己意識 ,自 己内省 ,お よび完全主義 の心配へ の 影響. (β. =0.326)と 公 的 自己意識. =0.238)も 有意 な影響 を及 ぼ して い る。私 的 自己. ヽ と 意識 は′ 配や不安 を反 笏 させ ,増 強 させ るのであろ う。 また,公 的 自己意識 は Buss(1980)ら も述 べ て. 以上の よ うな相 関関係 を因果論 的 に検討す るため. い るように対人的な不安 や心配 を高めるのだ と考 えら. に,心 配を目的変数 (基 準変数)と し,自 己意識や自. れる。 しか し,自 己内省 は心 配に対 して何 の影響 も及. 己内省 に完全主義 をも説明変数 に加 えて,重 回帰分析. ぼ してい なか った。 したが って,一 般的な心配 に影響. を行 った。. する要因 としては,積 極的 ・能動的な課題解決的思考. (a)一 般的心配 (AnTI)へ の影響. であ る「 自己内省」 ではな く,む しろ受動的 に自動思. AnTIの 「一般的心配」 を基準 変数 として,ス テ ッ プワイズ法 によって重回帰分析 をすると,表 5の よう に完全主義 の 「不完全性 の 回避」,お よび「私的 自己 意識」 と「公的自己意識」 の 3変 数が基準変数. (一 般. 考 の ように生 じる「 自己意識」 のほ うが重要 だとい う ことになる。 なお,変 数減少法 で重回帰分析 を行 った場合 には. ,. 上 記 の 3変 数 に加 えて,完 全 主義 の「完全 性 追 求」.

(8) 甲南女子大学研究紀要第 40号. ,. ). 0.299. 3.388. 0.001. 0.325. 4。. 048. 0.001. -0。 137. -1.940. 374. 4.015. 0。. 3 標準偏 回帰係数 ′. 有意確率. 3 標準偏 回帰係数 ィ. 0。. 強迫 的努 力. 056. R. 0.001 0。. (β. R. R2. 0.814. 0.662. ). 表 7 自己意識 ,自 己内省 ,完 全主義 を説明変数 とし 健康 の心配 を基準変数 としたステップヮイズ法 に よる重 回帰分析. 表 6 自己意識 ,自 己内省 ,完 全主義 を説明変数,一 般 的心配 を基準変数 とした重 回帰分析 (変 数減少 法. 公的自己意識 私的自己意識 完全性追求 不完全性回避. 人間科学編 (2004年 3月. 463. R2 0。. 214. 0.463. ′. 4.760. 有 意確率 0.001. 調整済み R2 0。. 205. 調整済 み R2 0。. 表8. 645. =-0。 137)が 説 明変数 に残 った (表 6参 照 )。 標準. 自己意識 ,自 己内省 ,完 全 主義 を説 明変数 と し 心配 の常在 を基準変数 と した ス テ ップ ワイズ法 に よる重 回帰分析 ,. 的 な完全性 を追求す る人 ほ ど,心 配 を しない傾 向 があ る とい う こ とを意 味す る。 同 じ完全主義 で も,不 完 全. 有 意確率. 標準偏 回帰係数 β. 偏 回帰係 数 は小 さい が ,符 号 が マ イナ ス なので ,理 想. 0.183. 2.019. 0.047. 0.464. 5。. 359. 0.001. 2.674. 0.009. 公 的 自己意識 私的 自己意識 不完 全性 回避. 0。. 268. 性 回避 と完全性 追求 で は,心 配 に対 して逆方 向 の影響 R. を及 ぼす の で あ る。 また ,こ れ が 加 わ った こ とに よ り,公 的 自己意識 の標準偏 回帰係 数. (′. 3=0.299)が 若. 0。. 768. R2 0。. 590. 調整済 み R2 0。. 575. 干高 くな った。. を向けると,心 配が持続 しやす くなること. (b)健 康 の心配 (AnTI)へ の影響. (前 者 は β. 同 じ心 配 で も健康 の心配 になる と,こ れ に影響 を及. =0.464,後 者 は ′ 3=0。 183)。 また,不 完全性 の基準 に. ぼす 要 因 は大 き く異 なる。表 7は 基準変数 を健康 の心. こだわって,こ れを回避 しようとする不完全性回避 の. 配 に変 えて ,ス テ ップワイ ズ法 に よつて重 回帰分析 し. 傾 向 が 強 まる と,心 配 は 持 続 しや す くな る. た結 果 で あ る。説 明変 数 は 同 じ く自己意識 ,自 己 内. 0.268)と い うことを示 してい る。. (β. =. 省 ,完 全 主義 で あ るが ,投 入 され た の は 完 全 主 義 の. 、 さて,PSWQの 「′ 亡 配の常在」 は AnTIの 「一般的. 「強迫 的努 力」 だけで ,他 の 変数 はす べ て 除去 され て. 心配」 と非常 に高 い相関 (r=o.825)が あ り, どち ら. しまった。 したが って ,分 散説 明率 も一 般 的心 配 に く. の重回帰で も同 じ 3変 数が投入 される結果 となった。. らべ る とず いぶ ん低 く,21%で あ つた。. しか し,AnTIの 「一般的心配」 では不完全性 回避 の. =. 463)は ,完 全 主義 的 な基準 に適 合す る よ うにが ん. 影響が最 も強 く,私 的および公的 自己意識がそれに続 ヽ いてい るのに対 して,「 ″ 亡 配 の常在」 では私的 自己意. ばって ,そ の実現 に執着す る傾 向 であ る。 こ うい う強. 識 の影響 が突出 して強 くな り,不 完全性回避 のそれが. 卜1生 や態度が病気 を恐 れ心 配す る ヒポ コ ン ドリ 迫 的 な′. かな り低下 してい る。 このことは,心 配 の「強度」 に. ー的傾 向 に結 びつ くので あ ろ う。私 的 自己意識 が この. は不完全 である ことを許せない不完全性回避 が大 きな. 健康 に対す る不安 に結 びつ くので はない か と考 えて い. 影響 を及ぼすが ,心 配 の常在 にはそれよりも,受 動的. たが ,本 研 究 で はその予想 を確認す る こ とがで きなか. に私的な自己 を意識 して しまう私的自己意識 のほ うが 影響力 の大 きい ことを意味 してい る と考 えて よかろ. 健 康 の 心 配 に 影 響 を与 え て い る 強 迫 的努 力 0。. (β. った。 なお ,変 数減少法 で重 回帰 した場 合 に も,ま った く 同 じ結果 になった。. (c)心 配 の常在 (PSWQ)へ の影響 ヽ 亡 配 の 常 在」 を基 準 変 数 に し 同様 に,PSWQの 「′ て ,ス テ ップワイズ法 に よる重 回帰分析 を してみ た。 そ の結果 ,説 明変数 と して投 入 され たの は,表 8の よ. う。 説明率 に関 しては一般的心配 の説明率 が 64%で あ るのに対 して,心 配 の常在 の それは 59%で ,大 きな 違 いはなかった。なお,こ の重回帰 は変数減少法 で も 同 じ結果 となった。 (d)心 配へ の とらわれ. (PSWQ)に 対す る影響. うに 「公 的」 お よび「私 的 自己意識」 と,完 全主義 の. 心配へ の とらわれは,表 4に 見 られるように,自 己. 中 の 「不完全性 回避」 で あ った。他 の 3変 数 は説明変. 意識 ,自 己内省 ,完 全主義 とあまり高い相関 を示 して. 数 か ら除去 された。. い ない。 しか し,ス テ ップワイズ法 の結果 は表 9の 通. この こ とは ,受 動 的 に私 的あ るいは公 的 自己 に注意. りで,私 的自己意識. (β. =0。 358),公 的 自己意識. (β. =.

(9) 辻 平治郎 :自 己意識 と自己内省 :そ の心配 との関係 表9. 自己意識 ,自 己内省 ,完 全主義 を説 明変数 と し 心配 へ の とらわれ を基 準 変数 と した ス テ ップ ヮイ ズ法 に よる重 回帰分析 ,. 標準偏 回帰係数 β. 私的 自己意識 公的自己意識 自 己 内 省 R 0。. 表. 468. 10. 358 252 -0。 237. 有意確率. 0。. 3。. 2.339. 0。. R2. 調 整済 み R2. 0.219. 0.190. 128. -2.187. 0.002 0,022 0.032. これはすべ ての 自己意識研究 に共通 の問題 で,私 たち の研究 (Usa ct al.,1990;辻 ,1993)も その例外 では ない。Buss(1982)も プライヴェー トにではあるが. ,. 「 自己について考 える ことは 自己意識 には含 まれない」 と述べ ている。 しか し,こ うして受動的な自己意識 と能動的な自己 内省 を区分すると,た とえば自己 自身にかかわる侵入 思考 ,悩 み や心 配 (wo町 )と して現 われ る 自動 思 考 ,坂 本 (1998)の いわゆる 自己没入な どが 「自己意 識」 の範疇 に入 り,内 省や瞑想 ,自 己の問題解決過程. 自己 意 識 ,自 己 内 省 ,完 全 主 義 を 説 明 変 数 と し,心 配 へ の とらわれ を基 準 変 数 と した変 数 減 少法 に よる重 回帰分析 標準偏 回帰係数 β. 公的自己意識 私的 自己意識 自 己 内 省 完全性追求. としての心配,あ るいは森田の「思想 の矛盾」 の原因 となる思想 などは「 自己内省」 に入る ことがわかる。. 有意確 率. それゆえ,こ れ らを区別す ることによって,臨 床的 に はよ り精級 な理解 と研究が可能になると期待で きる。. 0.199 0。 378. 1.797. 0.076. 3.325. 0.001. -0。 257. -2.385. 0.173. 1.693. 0.019 0.094. そ こで,私 たちは 自己意識 と自己内省 を分化 して測 定 で きる「自己意識 ・ 自己内省 (SCSR)尺 度」 を作 成 しようと考 え,試 行錯誤 の末 にほぼ満足の行 く尺度. R 0。. 496. 調整済 み R2. R2 0。. 246. 0。. を完 成 させ る こ とが で きた。 この SCSR尺 度 を辻 (1992)の 完全主義尺度,Wclls(1998)の AnTIと Meyer. 208. ら (1990)の. PSWQと. ともに 88人 の女子大学生 に実. =-0。 237)が 投 入 さ れ. 施 して,因 子分析 した ところ,SCSR尺 度 は,① 公的. た。また変数減少法 で重 回帰 してみ た場合 には,表 10. 自己意識 ,② 私的自己意識 ,③ 自己内省 ,の 3因 子 に. の よ うに,公 的 自己意識 の標準偏 回帰係 数 と有意水準. 分化 し,そ の因子的妥当性 は確認 された。. =o.199,p<.08),完 全 主義 の完全性 追 求 (β =0.173,p<0。 10)が 有意傾 向 を示 す変数 と して. PswQに ついては,因 子分析す ると,前 者 は「一般的心配」 と「健康 の心配」 に,後 者 は「心配. 残 った。. の常在」 と「心 配 へ の とらわれ」 に分化 した。そ こ. 0。. 252),そ して 自 己 内 省. が下が るが. (β. (β. AnTIと. この結果 は,私 的お よび公 的 自己意識 ,そ して完 全. で,こ れ らの尺度の因子間相関を検討 し,心 配 を基準. 性追求 につい ては,こ れ らが高 い ほ ど心 配 や悩 み に と. 変数 として,自 己意識 ,自 己内省 ,完 全主義 を説明変. らわれやす くな る とい う こ とで あ る。 これ に対 して 自 己内省 の ほ う は,標 準 偏 回帰係 数 βが マ イナ ス な の. 数 とす る重 回帰分析 を行 った。そ の 結 果 ,AnTIの ヽ 「一般的心配」 と PSWQの 「′ 亡 配 の常在」 の間 には高. ヽ で ,能 動 的 に自己 内省 をす る人の ほ うが ″ 亡 配 に とらわ. い相関があ り, どちらにも完全主義 の不完全性回避 と. れない とい う結果 で あ る。能動 的 な 自己内省 は心配 ヘ. 公的お よび私的 自己意識が有意な影響 を与 えてい るこ. の とらわれ を低 下 させ るが ,受 動 的 な 自己意識 は逆 に. とがわかった。 しか し各変数 の影響力 は異な り,心 配. 心配 へ の とらわれ を強化 す るので あ る。. の常在 には私的自己意識が より強 く関与 してい ること. 従 来 の 自己意 識. (自. 己 へ の 注 意 の 焦 点 づ け)研 究. は,能 動 的 な 自己内省 と受動 的 な 自己意識 を区別 して. いなかったが,こ のように正反対の効果が見 られたと い うことは,こ の区別が必要かつ重要だと理解 してよ かろう。 なお,分 散説明率 は 22%で あった。. が 明 らかになった。 また,「 健康 の心配 (心 気症的 な 札ヽ 配)」 には 自己意識 も自己内省 も関与 してい なか っ た。 さらに「心配へ の とらわれ」 に対 しては,自 己意 識 と自己内省 は逆方向の影響 を及 ぼ してお り,自 己意 識 は心配へ の とらわれを強めるのに対 して,自 己内省 はこれを弱 めて,心 配へ の とらわれを少な くす ること が明 らかになった。 これは能動的 な自己内省 と受動的. 結 論. と 要 約. な自己意識 を区別す ることの必要性 を支持す るデー タ とい えよう。. 今 まで の 自己意識研 究 では,自 己意識 を もっぱ ら受 動 的 な もの と捉 え,そ の 能動 的佃1面 を見失 っていた。. ただ し,こ の結果 だけを見 ると,受 動的 な自己意識 は不健康 につ なが り,能 動的 な自己内省は健康 につ な.

(10) 甲南女子大学研 究紀 要第 40号. 人間科学編 (2004年 3月. ). が る と見 られるか も しれ ない。 しか し能 動 的 な 自己内 省 も,上 記 の よ うに思想 の矛盾 な どの 問題 を生 じる可 能性 が 考 え られ る。 したが って ,こ れ らの 問題 につい ては さらに検討 を進 めて い く必 要があ る。 最後 に本研 究 の 問題点 につい て考 える と,こ の研 究 結果 は リー ズナブ ルで は あるが ,被 検者 が女 子大学 生 に限 定 され ,そ の 数 も 88人 に過 ぎな い とい う問題 が あ る。 SCsR尺 度 も因子 的妥 当性 や内的整合性 は認 め られた ものの ,並 存 的妥 当性 や予測妥 当性 につい ては 検討 されて い ない 。再検査信頼性 も確 かめ る必 要 が あ ヽ る。 また′ 亡 配 の尺度 も,原 尺度 には信頼性 や 妥 当性 が 認 め られて い て も,翻 訳 によって変化 が生 じて い る可 能性 も十分 考 え られ る。実際 ,因 子構造 には違 い が認 め られ た。 したが って ,今 後被検者 の範 囲 と数 を増 や し,追 跡調査 を して い かねばな らない 。 ところで ,文 脈 は 少 し異 な るが ,最 近杉 浦 (2003) ヽ は′ 亡 配 を能動 的 な もの と受動 的 な もの に分 けて研 究 を 進 めて い る。彼 は問題解決 のため に能動 的 に開始 した 心配が ,い つ の 間 にか制 御 困難 になって ,受 動 的 な も の になって い く過程 を,共 分散構造分析 によって見事 に明 らか に して い る。 そ の重点 の置 き所 は本研 究 とは 異 なるが ,こ こには私 たちの研 究 と共通 の狙 い を見 る こ とがで きよう。本研 究 で は 自己意識 と 自己内省 を区 別 して測定 で きる こ とが わか ったので ,今 後 は杉浦 の. 文 Buss,A.H。. 1982. Sκ. “. Franclsco: Freerrlan.. Buss,A.H。. 私信. `ss. ακグ. Sθ. θjα ′αttj`ク 。 San. .. Duval,S.&Wicklund,R.A。 1972A′ 力 `θ. α″αrι κι∫ ∫。NY:Academic.. ッ. q′. jソ θbJi`θ ′. `s`J/_. Epstein, S. 1990 Cognitive― cxperiential self― theory. In Lo A. Per宙 n(Ed)〃 α,2グ bθ θた. j″ ριだθ4α ′ ′ 刀り. (√. `θ. s`θ. rcた. αれグ rι ―. 7. 。NY: Guilford。. Fenigstein,A.,Scheicr,M.F。. ,そ. 貶 Buss,A.H。 1975 Public and. private self― consciousness: Assessment and theoryo Jθ. rん. αι. “. j4g α4グ げ σθ れS`′. C′ α′Psyθ んθJθ gy,43,522-527. “ Meycr,To J。 ,Miller,M.L。 ,IⅥ etzger,Ro L.,`こ Borkovec,T.D。 jη jε. 1990 Development and validation of thc Penn State Worry QueStiOnnaire.B`力 αソjθ r R`sθ θrθ tt αれグ 7乃. `rcρ. y, 28, 487-. 495。. 森 田正馬. 1972. 神経 質 の本態 及療 法 。森 田正 馬全集 第 2. 巻 ,279-442. 坂 本真 ±. 1998. 大学 出版 会 杉 浦義典. 自己注 目 と抑 うつ の 社 会 心 理 学 。 東 京. .. 2003. ヽ ス トレス対 処 か ら見 た′ 亡 配 の認 知 的 メ. カニ ズム.風 間書房 。 辻 平 治郎. 1990. 自己意識 にお け る視 点 .甲 南 女 子 大 学. 人間科学年報 ,15,27-44. 辻平 治郎. 1992. 完 全 主 義 の 構 造 とそ の 測 定 尺 度 の 作. 成 .甲 南女子大学 人 間科学年報 ,17,1-14. 辻平 治郎. 1993. 自己意識 と他 者意識 .北 大路書房. 辻 平 治郎. 2003. 自己意識 と 自己 内 省 の 測 定 。 日本 心 理. 学会第 67回 大会論文集. 研 究 な どとも関係 づ けなが ら,さ らに研 究 を進 めて い. Usa,S。 ,Yamamoto,S。. きた い。 また, この理解 を治療 に も生 か して い きた い. other― consciousness,. と考 えて い る。. 献. 1980S`グ Lθ θ″scjθ. ,. ,&Ts可 i,H。. 1990 Self― consciousness,. and interpersonal anxicty in. shnsu"pa五 cnts.カ タ用αιげ νθr施 動 会雑誌 ),1,168-177.. Wells,A.1997 Cθ. grlirjッ. "叩 ッ. “ shinkei―. (森 田療法学. y q′ α θ′ 力θ 漁 κ ご ι χj`ヶ ごiSθ ハ だr A 乳 ρ. ρracric` 172α P2“ α′α4ご cθ rtc`ρ r"α ιg“ jグ land: Wilcy.. .. `.Chichester, Eng―.

(11)

表 l scsR尺 度の因子パ ターン (主 因子法 ・プロマ ックス回転 ) 項 目 1 25。 自分が人 に どう見 えるかが気 になる 21。 自分が人 に どう思 われてい るかが気 にな る 9。 自分が 人の 目に どう映 ってい るかが気 になる 27。 自分 の外 見 を常 に意識 してい る 33.自 分が か つこ うよ く見 えるか どうかが気 になる 23。 自分 の体形 やス タイルが気 になる 31.自 分が人 に どんな印象 を与 えたかが気 になる 0。 9110.8470。
表 6  自己意識 ,自 己内省 ,完 全主義 を説明変数 ,一 般 的心配 を基準変数 とした重 回帰分析 (変 数減少 法 ) 標準偏 回帰係数 ィ3 有意確率 公的自己意識 私的自己意識 完 全 性 追 求 不完全性回避 0.2990.325‑0。 1370。374 3.3884。 048‑1.9404.015 0.0010.0010。 0560.001 R R2 調整済 み R2 0.814 0.662 0。 645 (β =‑0。 137)が 説 明変数 に残 った (表 6参 照 )。 標準 偏

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