電極式人工口蓋装置による日英語歯茎硬口蓋音調音の実験
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(2) . 電極式人工口蓋装置による日英語. 歯茎硬ロ蓋音調音の実験. 田. 村. 光. 規. 1 )や これらの 単音あるいは音節を単独に発音した場合に見られる物理的音響 エネルギーの分布( , 2 )について 筆者は 単位が自然な発話の流れに位置づけられて生ずる結合音声現象の音響学的な面( , 音声分析装置サウン ドスペクトログラフによっ て分析を行い, それらのデータをもとにして, 日本 語, 英語の音声に見られる種々の音響面を考察して来た. そしてこのサウン ドスペクトロ グラフの. 音響分析によって, 逆に調音点や調音法もかなり推定することができた。 しかしサウン ドス ペクト ログラフは, 本来, 音響を分析する装置であるから, これによって調音器官のあらゆる面が推定で きるわけ ではない。 例えばある特定の位置で調音器官が閉鎖を形成する無声閉鎖音の本体は, その 閉鎖持続時間内に在るが, この時間内に舌先と歯茎が接触していようと, 奥舌と軟口蓋が接触して いようと, 音響上はゼロであるから, スペクトログラムの上では当然空白となっており, いかなる. t エネ ルギーも描記されない。従って英語の 如次 における[ ]のように,閉鎖解放時に破裂のスパイ ク と気息のエネ ルギーと後続母音へのフォ ルマント o トランジショ ンが示されても, どの時点で歯茎 閉鎖が開始したかについてはスペクトログラムに記録されないので,この[ t ]の持続時間を測定する. た における[ t ことはできない. (但 し 餌加c ]のように, 先行するエネルギーが明瞭に描記される場合 は別である) 。 なお発話末の無破裂閉鎖音の場合も当然その持続時間は示されないし, 種々の音声の. 調音の際に, 舌の筋肉がどの程度の圧力 で歯茎や口蓋に押しあてられているかと云うこともわから 3 ) ス ペクトログラムでは どの鼻子音も ない.一方日本語の鼻音には種々 の面白い異音が見られるが( ,. その本体においては区別がつかないほど類似した音響エネルギーを示している。 その他ス ペクトル 分析からは把握しづらい調音上の面が種々 見られる. そこで, このような音響学的な音声現象の考 l i f i i t 察と共に, 生理学的な調 音そのものを観察することが必要 である。 本稿 では 人工口蓋 ( a r c a. l t )を使用して, 調音運動における舌と口蓋の接触の仕方を実験によって確めた. 人工口蓋は上 a e pa 顎の型に合わせて, 金属や ゴムで作成した薄い口蓋の模型であり, 従来はこれに粉末を付着させて. 上顎にはめ込み, ある特定の音を発音した後取り出して, 発音の際に舌の接触によっ て粉末がぬれ i IJones て除去された部分を観察することによって調音点を知るという方法がと,られていた. Dan e も こ の 方 法 を と っ て お り, Aれ ○“放れ8 q f Eれg偽ゐ P肋“鑑ね の中で, 実験に使用した人工口蓋を l 示 し, 主 と し て Jones 自身の発音による実験で得た数多くの人工口蓋実験図形 ( togram) を示 a pa 4 ( ) latography) と 呼 ば i して い る 。 こ の よ う な 手段 に よ る 観 測 実 験 は 静 的 バ ラ ト グラ フ ィ ( tat s cpa. 5 ) 我が国でも古くは19 れ,早くも187 0年代から試みられていたらしいが( 28年に,外山高一氏力‘国 , “ 6 }と題する論文を日本音声学会に発表しており 主として外 語の熟音の人工口蓋実験図形について ( , 45.
(3) . 田 村 光 規. 山氏自身の発音による綿密な図形が数多く 示されている. しかしながら, このような静的バラトグ ラフィ では発音の プロセスをとらえることができず, ただ発音の際に人工口蓋を取り出す直前のあ. る状態に至るま での舌と口蓋の接触部全体が一個のバラトグラムとして示されるのみである つま . りこの場合の接触面を観察しても, どの部分 が最初に接触し, 次に どのような状態に移って行くか 知ることができない. 従っ て自然な発話の流れの中で種々の音声変化を見せな がら連なる音連続体. の生きた人類言語の調音運動は把握されない. ことに, 種々の言語における閉鎖, 破擦, 摩擦等に おける微妙な相違, 日本語に見られる1モーラを成す鼻子音の異音, 英語に見られる子音の側面破 裂や軟口蓋咽腔壁音等の観察には, 瞬間的なバラトグラムの連続体を調べることが不可欠 である. ’ ( 7 )においても触れたが l 例えば英語の側音的破 裂の問題については,拙稿“音声の機能的特徴’ l t e ra ,a. ion に 不 慣 れ な 日 本 人 の 英 語 の 発 音 を 矯 正 す る に も こ の よ う な 動 的 口 蓋 図 法(dynami plos cpalato ‐ , graphy) が 役 に 立 つ であ ろ う.. 本稿 では電極を埋め込んだ人工口蓋を我々の口蓋にはめ込ん で, 調音の際の口蓋と舌の接 触の情. la 報 をリ ー ド線 で ディ ス プ レ ー・パネ ルに 送 る 装 置 E1 IDP-01に よ る 実 験 を tograph Mode ect ropa. 通してとらえた音声連続体における微妙な調音運動について述べることにする. 口蓋の形や大きさ には個人差があるの で,それぞれの個人の口蓋の形に合わせて人工口蓋を作製しなければならない .. 先ず北海道教育大学の学生を含めて計12名の被験予定者が,函館市の歯科医師によりそれぞれの歯 茎硬口蓋部の正確な石こう模型を採取してもらい, これを東京都のエレクトロバラトグラフの製作 所へ送っ た. そこ で, それぞれの石こう型に合わせて63個の金電極が埋め込まれたプラスチック製. の薄い 人工口蓋が作製された. 口蓋の電極には金を使用しなければならないの で高価 であり, あま り大勢のものを作るわけにも行かない. さて, この人工口蓋は, 上顎にはめ込ん で発音すると, 舌. が金電極に触れて微弱電流が流れるように なっ ており, リー ド線 でこ れと連動 しているディ ス プ レー・ パネ ル上の63個の発光 ダイオー ドの 点滅により, 舌と口蓋の接触部が観察される仕組みに. なっている -点灯する部分が接触部 である.F i g .1にこの装置を示 した. 下の白い部分が操作パネ ル であり, その上がディ ス プレー・パネ ルであって, このディ ス プレー・パネ ルに63個の発光ダイオー ドが口蓋の型を成して配列されているのが見える. 最上段には, 発音の際にl i i i t ‐ s on を確認でき p po. るようにミラーが取りつけてある. この左側には, 左右のリー ド線につながっ ている人工口蓋が見 えるが, 人工口蓋の下面 つまり舌が接触する面を上に向けて置いてある.Fi g .3にはこれを大写しに した写真を示したが, ここ では人工口蓋の上面 つまり口蓋に装着される面を上に向けて置いてある. ので, この人工口蓋の写真の左右がそのまま 人の口蓋の左右と一致するし, またディ ス プレー・ パ ネル上に配列されている6 3個の発光 ダイオー ドの左右もこれと一致させてある.従来の粉末を付着 させる人工口蓋 では, これを取り出して下面を上に向けて舌の接触でぬれた部分 を図示すると, 図. の上での左右は実際とは逆になっ てしまうが, 本装置ではその心配はない. ここに示した人工口蓋 は筆者の口蓋に合わせて作製したものであるが, 歯列線に歯の位置を加えて図示すると Fi g .4のよ うになる. 筆者の上顎には第三大臼歯は無い. 他の霊長類, オランウータンや ゴリラの口蓋も人間 8 ) この図は上顎の人工口蓋の上面 であるから 実際には6 のものに良く類似している( 3個の金電極 . , は こ の 裏 面 の 方 に あ る が, この図の左右は人の口蓋の左右と一致する. さて図からわかるように, この種の実験 では軟口蓋の接触部を実際に観察することができない. 歯科 で口蓋の型を採取する際. に吐き気のために大変苦 しんだ者もいたし, また, 完成した人工口蓋は硬口蓋後端部までのもので あり, 軟口蓋以後の部分は含まれていないにもかかわらず, これを口蓋に装着して発音しようとす ると吐き気が生 じ, これに慣れるま での長期間ゞ 実験不可能であっ た者もいたし, 吐き気が生 じな いまでも唾液の異常分泌に苦しむ者もいた. このようなわけで, たとえ無理に軟口蓋ま で含めた人 46.
(4) . 日英語歯茎硬ロ蓋音調音の実験. エロ蓋を作製したとしても, 実験は極めて困難であろう なお Fi g ,2に人工口蓋を装着して調音実 . 験中の学生の写真を示したが,表示装置に直結する左右のリー ド線が口から出て唇の動きを妨害し , そのまま発音すると 音声が不自然になるの で, 写真のようにリー ド線を左右に軽く引いて少し余裕 を持たせて耳にかけて実験を 行った.この装置では調音のプロセスをリアルタイム表示 できるほか , 記憶装置によ って1秒間に64こまの画面 (1こま 0.015625 秒) と して メ モ リ ー した も の を ス ロ ー. モーション表示したり, 1こまずつ停止させて細かな観察をすることが可能であるから 筆者はあ , らかじめ63個の電極の位置を記した口蓋の枠組みを用意しておいて 発光ダイオー ドの 点灯した部 ,. 分,つまり舌が接触した部分を斜線でぬりつぶしてバラトグラムを描いた.本稿では主として筆者の バラトグラムを示すが, 他の被験者のデー タも検討し 必要に応じてそれらのバラトグラムも示す , ことにする. なお, 筆者のバラトグラムには左上から右下へと走る斜線を使用し 他の被験者のバ , ラトグラムには右上から左下への斜線を使用して区別することにする 以上実験の方法について述 。 べ た.. 1 1. 歯茎硬口蓋音と云えば破 擦音[ t ] s ]の ように調 音点 が歯茎か ら硬口 蓋に また s ,dz , 摩擦音[ ,z がっている音を指すが, 本稿 ではこれらより前方に調音点を持つ歯茎音や 後方に調音点を持つ硬 , 口蓋音をも含めて検討することにする. つまり調音点が歯茎から硬口蓋に至る領域内に含まれてい. る閉鎖音, 破擦音, 摩擦音, 鼻音等を扱う. この中で特に日英語の有声摩擦音 鼻子音 英語の側 , , 面破裂音, 軟口蓋咽腔壁音等の実験は, 外国語教育における音声訓練とのかかわりが大きい 無声 . 破擦音と無声摩擦音の音素対立は日本語にも英語にも見られるが これらに対応する有声 音に関し , ては事情が異なり, 英語 では有声破擦音と有声摩擦音の対立が音素レベ ルの問題であるのに対し , 日本語のこれらの相違は異音レベル で見られるに過 ぎない 従ってこのことは日本人の英語の発音 .. に影響を与えることにな る. また鼻子音に関して は, 日英語共に/m,n ,9/があるが, 日本語の援 音/N/の異音は多様である. このうち, 両唇音, 歯茎音, 軟口蓋音の直前に生ずる1モーラの鼻子音. [n ,m,U]は, 音声持続時間を考慮しなけ れば, 調 音点の上では英語の鼻子音とほぼ同様であ る. しかし日本語の/N/には鼻母音状の異音が含まれており, このような音は英語には見られないの で , このことがまた日本人の英語の発音をゆがめることになる このほか英語における閉鎖音の側面破 . 裂や, 鼻音的破裂音つまり軟口蓋咽腔壁音等も日本語話者にとっては難しい音であるが 人工口蓋 , によるこれらの発音訓練が可能 であることが今回の実験 でわかった 以上のように本稿 では先ず歯 。 茎から硬口蓋に至る調音点に関する基本的な実験から始め 音声教育の上でも重要な日英 語の有声 , 破擦音・摩擦音の対比, 日本語の鼻母音状の擬 音と英語の鼻子音の対比 英語の側面破裂 軟口蓋 , , 咽腔壁 音等に関し調音の実験を行い, これらの実験結果をもとにして日英語の発音における調音器 官の運動を考察してみたい。. [1] 母音調音における接触部 子音の調音を見る前に先ず日本語の母音を発音した場合の舌と口蓋の接触部を調べてみると , バラト グラムは Fig i ],Fi 14[ のようになる 前舌母音の[ g i g ] ]に関しては, 舌 .12[ .13[e],Fi e . . ,[ i の最高点は[ ]の場合に高く, 口蓋に接近しており, これに比べると[ ]の最高点は低下してい る. e 従って両側歯茎から口蓋に至る接 触面積は[ i ]の場合に大きく[ ]の場合は小さ い. 後舌母音[m]の e 47.
(5) . 田 村 光 規. ]の調音においては接 e 場合は舌の最高 点が後方に移動し, 接触部は ]よりもいく 分後退するが, [ 13よりも前方に 延びている者もいる. 通常母音に関しては舌の最高点が重 触部が歯列線沿いに Fi g . 視さ れ, 舌の接触状態は無視されがち であるが, 実際にはこれらの音に関して両側歯茎も重要な役 ]の調音に際してはいずれの発光ダイ オー ドも 点灯しない.種々の被験者の バ 割を担っている.[ a ,o. 14 の よ う な 図 形 に な る. 12~Fig ラ ト グラ ム を 見 る と, いく 分個 人 差 は あ っ た が, いず れ も ほ ぼ Fig . .. なおこれらをパタン化すれば左右対称とみなして良いが, 実際には厳密に左右対称になるのはむし ろ ま れ であ る こ と が わ か っ た. こ の こ と は 以 下 の 子 音 に つ い て も 同 様 で あ る.. [2] 歯茎・歯茎硬口蓋・硬口蓋 i t ]の調音点を見るために, F 歯茎から硬口蓋に至る調音点を調べてみよう. 先ず歯茎音[ g . ,d ,n d 表示されないの t 但 し [ ]は前述のように ]の調音を示した. 15に日本語の発話断片「棚だ」[ana a a , d バ t グラムのみが得られる ] ] ③[ ]の ラト いずれも調音点は歯茎 であり, 中央部が で, ①[ ②[ n , , . 凹型で側面がもり上っ たス プーン状の舌が歯茎との間に閉鎖を形成している様子がわかるが, 良く t ]の接触面が最も大きいことがわかる. この現象は全ての被験者に見られた. 被験者 見ると語頭の[. の中には, ②③では歯列に最も近い馬蹄形の一列の発光 ダイオー ドのみ 点灯させ, ①では二列共点 i t 1 6に, [ ]と異 ]の強い閉鎖の傾向を明瞭に示している. 次に F n 灯させる者もおり, この語頭の[ g . なる 「般若」 [hapna ]の調音 プロセスを示した. [ ]の[ p]は硬口蓋音とも呼ばれており, 舌先歯茎 ね. 音[ ]と比べると, その接触面はかなり大きい. ①のように両側歯茎の後方から接触が始まり, ②③ n ④のように前方及び中央に延びて接触面の大きい閉鎖を形成し,⑤のように中央部の閉鎖が解かれ,. ⑥⑦のように接触面が後退して語末の[ ]に移る. ②③④では前歯茎部が一部空白になっているが, a この部分を全て接触させる者 も多か った. 従って少くとも日本語の[ p]は硬口蓋音よりは歯茎硬口 l to 蓋音とみ なすの が適切 であ ろう. こ の 音 を 硬口蓋音 と して いたIPA では, 後の 改訂 でpa a ‐. 9 ) Fig17 「お 茶」 [ot lveo lar と pa latalの 境 界 線 を 削 除 した 枠 内 に[司 を 位 置 づ け て い る( fa]に は a . .. t ]と[ ]では接触は生じない.[頃 は破擦音 であり, その調 ]が見られる.[ 典型的な歯茎硬口蓋音[ o a f t ]よりもかなり大きな接触面で閉鎖が形成され, 破裂 音 プロセスを見ると, 先ず①におけるように[ i 18②に示す摩擦音[月のような形式をとり, ③ して次の②の段階のように前方の閉鎖が解かれ,F g .. i 18は 「尺」[ ]の調音に移る. ④の順に接触面が縮小して後退し, 摩擦が終了して[ a rF fakm]の摩 g . 擦音であるが, ①のように後方の両側歯茎から接触が始まり, 最大接触面を持つ②に至り, ③を経 1 8の語頭音と同様の 19は 「百」[ て後続の[ ]の調音に移行する. Fi a g g Gakm]の語頭音であり, Fi . .. 発音をする人もあるよう だが, [ ]は典型的,な硬口蓋音であり, 出発点の①も[”のそれとは異なる c F i し, Fi 1 1 8②と比較すると 9②を g g . . , 声道の最狭部がより後方であることがわかる. ③を経て後. t 続の[ ]の調音に移る. なおバラトグラムを見るとわかるように[p f , C]はその調音過程におい a , ,f , Fig 20「住 む」[s世mm] i ]とは音色の異なる ]に類似した面を持っ ている. [ て共通して前舌高母音[ f .. の歯茎摩擦音を見ると,[ロよりも前方に調音点がある様子が明瞭である. 他の被験者のバラトグラ ムを見ると, 両側歯茎に沿っ た接触面がこれよりかすかに前方まで延びている場合も多かっ た. ② は中舌の[m]であり③は後舌の[m]であって, その接触面の相違が明瞭である. また, これら両母音 間に介入する両唇音の調音においても光点は消えることなく持続していた. この点に関しては Fi g .. i t t 1 7の①より Fi 21「積む」 [ ‐ ] sm mm]の①[ g g . . , ②[ , ③[旧] , ④[m]においても同様である. F k 前述のようにこの t ]の調音については 15①[]に近い. さて以上の音とは違っ て一般に軟口蓋音[ , k k i k 二 「 気球 j ]は口蓋化して舌面 2 2 [ ]における つの[ 」 装置による実験は できないわけだが, Fi : m g . l o ( )は そ れ ぞ lata l i ingenvi が 硬 口 蓋 後 端 部 に 接 触 して い る 様 子 が 見 ら れ る. こ の 場 合 の pa z ron皿ent 48.
(6) . 日英語歯茎硬口蓋音調音の実験 l[ i れf l ls l ], pa t i rontvowe i [ ]である. ①[k ]は②[ a a ]の影響を受け,③[k] は [ emi vowe j] の影 響を受けており,最後に④[m: ]に至る.次に日本語の歯茎弾音 の バラトグラムを示す.Fi 2 3は「六」 g . [ ]に至っ た後, 接触が解除され[ ]となり, [k fokm]の調音過程である. ①②を経て本体③[ r o ]を経 て④[m]となる.この弾音の後続母音を変えて種々実験して みた所,舌先の接触部にいく分変化の 見 られる場合もあっ たが, いずれも調音点はほぼFi i l l 23③のようになる. なお顛動音 ( t ]) r g ed [ r .. i においても舌先の顛動が生じるのはこの位置 であった. F 11の音響ス ペクトルにはこの顛動の過 g .. 程が良く表われている (-印 で周波数3 KHzを示した) i 24は 「色」[ ]の子音部であるが, g ro . . Fi F i 23の語頭音③と比べると舌先の接触面がわずかに小さい. つまり語頭の弾音よりも語中の方が g . 舌の筋肉の緊張度は小さいよう である. 今回の被験者全てにこの傾向が見られた. なお Fi 24の両 g . 側歯茎後部における接触面のふくらみは先行母音[ i ]の影響によるもの である. [3] 有声破擦・摩擦 日英語共に音声としては有声破擦音も有声摩擦音も存在するが, 音素の面ではこれらの関係に 相違が見られるので, 音声環境を考慮して語頭, 語中におけるこれらの音のバラトグラ ムを比較検. i 討してみることにした. F i kaz世]の[ 25①②は「数」[ 2 0①②とほぼ同 じであり, g z枇]である. F g . . ①では前歯茎部に狭め が見られる. このように日本語では, 語中でしかも狭母音が後続すると破擦 ’ dz i 音[ ]ではなく摩擦音[ ]が現われる. これに対して語頭では F t z 2 6「ずっ と」[dz樹t o ]に見られ g . るように破擦音が現われる. ①閉鎖, ②摩擦, ③中舌母音[世] ④閉鎖を経て語末の母音に至る , . ③のバラトグラムは②とほぼ同一 であるが, 接触部は両側歯茎に沿っ て, これまで見て来た中舌母. 音よりもかなり前方まで延びており,これは中舌母音の調音が開始す るのとほぼ同時に後続の[ t ]の 調音に移行してしまう プロセスを良く示している. 次に Fi 27「火事」 [kagqの有声歯茎硬口蓋音 g . を見ると, やはり語中 では[ d3 ]ではなく摩擦音[ ]にな ている ]の後[ ]の調音が始まるが, ① a 3 っ 3 .[. の状態から開始し, 両側の接触部が中央へと拡大して②に至る. つまり歯茎硬口蓋部に閉鎖は生 じ ていないことがわかる, Fi d3 i i司 の第1音節の調音過程である. F 28は「地震」[ i 17の[頃 の場 g f g . . 合と同様に①の閉鎖においては歯茎硬口蓋部 の接触部が大きい. 閉鎖が解放されて②の摩擦の状態 に移り, 母音の調音③に至る. サウン ドス ペクトロ グラフ で音響分析してみると, 単独に発音した i [3] (F i 6 ) の場合には最初 d3 ] (F g g .5) には最初から摩擦のエネルギーのみが見られ, 破擦音[ .. の破裂を示す針状線の後, [ i ]と同様のエネルギーが見られる. 発話断片 「火事」 (F ] 3 g 3 .7) の[ , 「地震」(Fi d3 ]においても同様であることがわかる. スペクトロ グラムには周波数3 KHz g .8)の[ の位置に-印を付した. 次に英語の有声摩擦音と破擦音のバラト グラムを見よう. Fi 292 ]の語頭音は摩擦音であ 00[ zu g .. り, 前歯茎部に狭めが見られる. 所が前述のように日本語 ではこの位置に[ dz ]が使用さ れるため F i 3 0のように誤 て語頭に歯茎閉鎖①を形成した後摩擦②に移行す る破験者が多か g っ . っ た. しかし i これと音声環境の異なる F 31c ]における語末の[ ](先行するそり舌音[ α 7 s[ka r z z ]の影響で Fi g r g . . dz 2 9の[ ]とはいく分異なるパタンを示す) を誤って[ z ]としたのは今回の被験者の中でた だ一人で あっ た. この被験者のみが, 日本語においてもあらゆる音声環境 で,[ dz ]ではなく[ ]を発音してい z d d た. 次に Fi d 3 2 廠ざ 可の[ ]では 歯茎閉鎖①の直後摩擦② w 7 g o s z に移行するが, 多く の被験者は . , Fi 33に示したように, この位置で誤って摩擦音[ ]のみを発音している.Fi z 34は歯茎硬口蓋破擦 g g . . d3un 音に始まる 彫れe[ ]のバラトグラムであるが, 先ず閉鎖①(切歯の歯列に沿っ た前歯茎の一部は 接触しないこともある) の直後摩擦②に移行し, 語末の[ ]③では歯茎部は完全に閉鎖されている. n この位置で誤っ て破擦音を摩擦音 で代用する被験者はいなかっ たが, 語末の[ ]において歯茎閉鎖 n 49.
(7) . 田 村 光 規. 中 ー-- ‐ 中切歯 側 ー--‐便 り 切歯 犬 ー---- 犬 歯 臼止 園 第 ---- 第一小臼歯 第 臼 山 園山 モー-- 第二小臼歯 飽. 歯茎 硬. 噛. 第 第. 園. 臼 ◆-- 第一大臼歯 臼止 園. 硬後噛 石更口蓋 端 -. . そ- 第二大臼歯. F・ 増. . 」 . ・ ’ L F . . ・ y ご r , . h r 、 . ‐ ・ ; . ・ 一 ; \ ′ . ” , 一 ア. 、 脚 繍謝. . 書 急 L. き鐘 室 妄 誕熟も ぎ 喜ぶ… ! …EとL. に U. 50. ≦ ”-. . h 覇 . 十d . . Y に こ ・ . . ・ f ・ ‐ 、 . ‐ , ) . 、 ′ . 〉 ー ・ , - ; ‐ - , - そ ・ ナ ′ r , L T. . g ハ h U. ズJ. i R U.
(8) . . 日英語歯茎硬ロ蓋音調音の実験 . . . . 町. . i i tr -ed[r〕 Fig .9. Fig .10 0oo oo 。。。。。。. 0 0i 。; g。. Fig .12. ②. 所i g .11. Fig .13. ③. Fi g .14. Fig .16 ①. oo o。 i 。。 。 ′。a 。。 。 Fig .15 ①. ②. o oo ずを go 。。. 宅 孝 尋三. ③. ⑦. ④. Fig .17 ①. ⑤. ⑥. ②. ③ 51.
(9) . 田 村 光 規. 。 三 禦 を ぎ 葉 蓬 ④. 。 ;詫。 。 Fig .18 ①. ②. ③. ③. Fig .20 ①. oo 。。;;;。. Fig .19 ①. ②. さ ま 辱 g ②. o o 。 ooo oooooo 。。。 o o oo。o。o. ③ o 。q o. ③. Fig .21 ①. ②. o oo o。 。。。。。。 。。。. ④. Fig .22 ①. ②. 0:き; 。。 。. ③. ④. Fig .23 ①. ②. o 。o o。. ③ 52. ④. Fig .24. Fig .25 ①.
(10) . 日英語歯茎硬口蓋音調音の実験. o oo ;。 。 。。 。. ②. Fig .26 ①. ②. ④. Fig .27 ①. ②. ③. Fig .28 ①. ,0◎@oQ ◎o 。り 。O 6◎ Q。。 Q. ②. ③. Fig ,29. Fig .30 ①. o ;Q 言誌 Q 宣 登 x 。 ②. Fig .31. Fig .32. ①. ②. 争 覇 ず Fig .33. Fig 。34 ①. ②. ③. Fig .35. Fig .36 ①. ②. ③ 53.
(11) . 田 村 光 規. 。 墓誌 。 Fig .37. Fig .38 ①. oe o : 。;. o。 00 0 00 0 逆 り . ④. ②. ふ0 0o。 。。。. . Fig .39 ①. ②. 導き ④. Fig .40 ①. ⑤. ③. ooo; 。;。 ; 。. ③. ②. 護 警 謡 ④. ③. ‐ ?go-o o 。. Fig .41 ①. ②. o o 。 ooo 。. Fig .42 ①. ②. Fig .43 ①. ②. oo. Fi g .44 54. Fi g .45. Fig .46 ①. o. ②.
(12) . 日英語歯茎硬ロ蓋音調音の実験. ③. oo. Fig .48 ①. ②. Fig .47 ①. o. ③. 1 能義g も 。. ②. ③. Fig .49 ①. o ◎ o ◎ o. ②. ③. Fi g .50 ①. ②. 0 。0 g。. ③. Fig .51. ③. Fi g .53. o;〆 ; 。 。. 詳 言き; ③. Fi g .55 ①. Fi g .52 ①. Fi g .54 ①. ②. ②. o 。o oo o o o o oo u 。 oQo oo o o. ②. ③ 55.
(13) . 田. 村. 光. 規. i ]であり, この位置 で ]の[ 35は り盗め“[ v san 3 を形成しない日本語の[ ね]を使用する者もいた. Fi g . dg ]を代用したのは, 前述のように日本語の全ての音声環境 で有声破擦音を使用する 誤って破擦音[ 1 1 ]の調音に ]①, 及び[d3 ]②③である. この[ k]の[ 36は め郡c[md3 1 被験者一人のみ であっ た.Fi g . え ないが この後続母音を変 両側歯茎では接触が見られ 前歯茎部に接触しており おいては舌先が , , 1 ]の接触部は両側歯茎に 沿っ てより一層後方へと拡 大する。 破擦音 るとそれぞれの母音の 影響 で[. d3 [ ]については②のように閉鎖が形成され, 中央部の閉鎖が解かれて③の 摩擦に移行するが, この ]で代用 している. 但 し Fi g 37のように 破擦音を摩擦音[ 位置つまり語中では 多くの被験者は Fi 3 . g , 破擦音と有声 発音する英語の有声 バラトグラムである このように日本人が ]に近い 3 7はかなり[ z . 摩擦音には, これらの音が現われる日本 語の音声環境の強い影響 が見られる. [4] 鼻母音・鼻子音. 日本語の1モーラの鼻子音には音声学的に 多様な音 (鼻子音及 び鼻母音) が含ま れている. 1 1 ) 英語でも後続子音の影響で変化する鼻子音には日本語の場合と共通す t s re s sの位置にもよるが( , る面が多く 見られる. しかしここでは共通しない面を扱うことにする. 先ず鼻母音に変化して いる da a網辱]のバラトグラムである. 閉鎖①の後, 3 8は日本語「ダンス」[ 日本語鼻音を検 討しよう. Fi g . 母音[ ]の調音を経て中舌 鼻母音②に至り, 歯茎摩擦音③を経て再 び中舌母音④に移行する過 程が a ]ではなく 鼻母音になっている様子が良 n 見られる. ②では前歯茎部は舌先と接触していないので[ ント く わ か る.Fi g .9 に サ ウ ン ドス ペ ク ト ロ グラ フ に よ る 音 響 ス ペ ク ト ル を 示 した が, 母 音フ ォ ル マ. l de la]のバラトグラムであ 39は「電車」[ の動きが見られ, 母音が変化している様子がわかる. Fi g . T ]③となるが, 歯茎鼻子 ]②となり, その後, 接触面積が拡大して 鼻母音[ る. 閉鎖①の後破裂して[ e 語末の[ ]の調音に移る.Fi a 擦音日 ] ④に移行し g ]とはならず,更に両側の接触部が拡大して摩 音[ . n ,. 1 eね]の 音 声 形 式 を と っ て 現 わ れる. つ ま り 40 は「千 円」の バ ラ ト グラ ム であ る が, [SEeEp]と か[se6. [ ]の狭め①の後の母音 ②よりも次の/N/の異音 である鼻母音③の方 が両側歯茎に沿っ て接触面 が s p]⑤に至る. このことは③ 延びている. そして後続の母音④は再び②と同様の パタンを示し語末の[ 意味する. 前方に位置していることを の鼻母音はその 前後の母音よりも舌面の最高 点がより高く, 10に 示 した ス ペ ク トロ グラ ム の フ オ ルマ ン ト に も 表 わ れ て い る. 次に 英 語 の こ の 母 音 の 変 化 は Fi g .. ]の舌先解放時にか n 41に示した通りであり, [ d駕ns ]②は Fi 加〃c ]①と後続の[ s ]の歯茎鼻音[ n g e[ . 43のように日本語の 干渉で①が鼻母音になる者が多か った. t 42 ]が介入するが, Fi すかに[ g g . . , Fi ]であり, 閉鎖を弱めると n Fig 44 は 二 語 か ら 成 る o解 卿7 2〆陀d[w△n h ed]における 鯛8の[ △ndr .. F i 45のようにも なる. この位置で舌先 が接触しない日本語の[可 を使用する者もいたが, 今回の被 g . ]の調音を行っていた. 験者はほとんど正常な[ n [5] 側面破裂. 両唇閉鎖音や軟口蓋閉 鎖音の場 合にも側 面か ら呼気 を流出させる こと が できるが, 英語の. 1 2 )に 限 ら れて い る Fi i c な 場 合( lrelease は, 歯 茎 閉 鎖 音 に1則音 が 後 続 す る よ う な homorgan latera . . g. t d36n ]の歯茎閉鎖①, 側面破裂②を経て③に至る過程であり, 自然な発音ではこの間 4 6は g emを[ ÷ に前歯茎部の閉鎖は解放されない. なお破裂時②よりもその 後③の方が舌先の接触面 が大きい. 所 i g がF 47に 見ら れるように ②の段階 で舌 先歯茎 破裂の 見ら れる 被験 者 が 多かった. Fi g . 48は .. i 46の場合と同様である. この場合 g ]の歯茎閉鎖①, 破裂②, 側音③の過程であり, F c αれ〆を[k駕nd÷ . 49 50のように②の段 階で前歯茎部の閉鎖を解放して しまう者が多かっ た. 但し もやはり Fi g g . . , Fi ディ ス プレー・ パネ ル上の発光 ダイオー ドの 点滅プロセスを見ながら訓練すると, 矯正が容易 であ 56.
(14) . 日英語歯茎硬口蓋音調音の実験 る こ と力ゞわ か っ た.. [6] 軟口蓋咽腔壁音 この音は唇や舌によってではなく, 軟口蓋後縁と咽腔壁との間で生ずる鼻音的破裂音であり, 英語の閉鎖音に同一調音点を持つ鼻子音が後続する場合には通常口腔閉鎖は保持したまま, この種 の 破 裂 が 生 ず る。 Fig 51 は 粥“坊ひれ[m薄 中]に お け る 語 末 の 二 音 の バ ラ ト グラ ム であ る。 こ の 二 音 の .. 調音プロセスにおいて舌面と歯茎の接触は解除されず, 閉鎖が持続している。 但し鼻音的破裂が生 じる瞬間に接触の境界線にある発光ダイオー ドが2~ 3 点滅する。 Fi 5 2は前歯茎部を破裂させた g .. 場合の バラトグラムであり, ①歯茎閉鎖, ②前歯茎部破裂, ③歯茎閉鎖通鼻音の プロセスが見られ 53 は s“〆叱れ[ る が, 被 験 者 の ほ と ん どがこ の 種 の 破 裂 を 行 っ て いる。 Fig s△dNP]に お け る 語 末 の 二 .. d 51の[ t ]より[ ]の方が閉鎖が弱い) であるが, この場合も鼻音的破裂の瞬 音のバラトグラム (Fi g . 間に 2 ~3の発光 ダイオー ドが点滅するのみで, 歯茎部の閉鎖は持続している。 しかしほとんどの. i 5 5の例に見られるように, この プロセスにおいて前歯茎部破裂②の段階を経 被験者は F g g .54 . , Fi ており, 軟口蓋咽腔音は生じていない, このように自然な英語の発音で見られる軟口蓋咽腔壁音は 日本語話者にとっ ては一般に発音しづらいが, これについても, ディ ス プレーoパネ ルの表示を視 覚的にとらえることによる音声訓練が可能である。. 1 1 1. 以上の実験結果から次のことが云える。. 〈1〉 種々の調音における歯茎・硬口蓋と舌面の接触部は左右対称を成すものとしてパタン化でき. るが, 厳密に左右対称になるのはむしろまれである. 〈2〉 閉鎖音や弾音の調音においては, 音声環境により閉鎖の強さが変化する。 〈3〉 同一調音点を持つとみなされている子音も, その性質に応じて, 厳密にはそれぞれ歯茎・硬 口蓋と舌面の接触面を異にしている。 〈4〉 歯茎硬口蓋音の調音過程の一部に, 前舌高母音の バラトグラムに類似した面が見られる。 〈5〉 前舌高母音や硬口蓋半母音に先行する軟口蓋閉鎖音の調音点は硬口蓋後瑞部にま で移動 して い る。. 英語の側面破裂においては破 裂の瞬間よりも, その後の方が前歯茎部の接触面積は大きい. く7〉 日本語では有声破擦音と有声摩擦音は音素的対立を成さず, 一般に語頭では破擦音を, 語中 〈6〉. では/N/の直後は別として摩擦音を使用しているので, 日本人による英語の有声破擦音と有声摩擦. 音の発音は, この日本語の音声環境の強い影響を受けがちである。 く8〉 日本語話者は英語の無声歯茎 (硬口蓋) 摩擦音に先行する舌先歯茎鼻子音を鼻母音で代用す. る傾向がある。 〈9〉 自然な英語に見られる側面破裂音や軟口蓋咽腔壁音は日本人にとって発音しづらいが, ディ ス プレー o パネ ル上の発光ダイオー ドの 点滅を視覚的にとらえつつ訓練すると発音の矯正が容易 で ある。 このことは前述の破擦音, 摩擦音, 鼻子音に関しても同様である。. 57.
(15) . 田 村 光 規. 〔注〕 ( 1 ) 田村光規, “CV 音節に見られる子音の音声特徴と後続母音へのフオ ルマント過渡部” , 同ヒ海道教育大学紀要 IA, 30 ) .1」 (札 幌, 1979 , No .. ( 2 ) ( 3 ) { 4 ) ( 5 ). 田村光規,“英語における結合音声現象のスペクトル分析” 9 80 ) .2」(札幌,1 ,「北海道教育大学紀要IA,30 ,No . 8 服部四郎, 「音声学」(東京:岩波書店, 19 ) - 5 7 1 2 3 1 2 4参照 p p . , .. 9 pp 18一208 i IJones See Dan i dge: He f f e 2 r & Sons e gぬル P跨o解 放s(Cambr ,Aれ ○”溺れgqf E7 , 1960) , . .. ‘ダイナミック・バラトグラフィ とその応用” 「日本音響学会誌32-5」(東京:日本音響 桐谷滋, 比企静雄,‘ ,. 学会, 1976 ) .335 参照. ,p. ( 6 ) 外山高一, “国語の熟音の人工口蓋実験図形について” 9 2 8 ) , 「音声の研究2」(東京:日本音声学会, 1 . 「 ( 7 ) 田村光規, “音声の機能的特徴” -創立5 音声の研究1 0周年記念特集 東京:日本音声学会 ) 7 」( 1 9 7 6 , , . i ley & Sons 1 9 c H.Lennebe rg ) ( 8 ) See Er OZ増化αZ E O“〃函拘れsqf Lα”g彰増ぽ(New York:John Wi . ,BZ , 67 ,p 44 .. i i l l iona I tyCo ( 9 ) See T脳 加云好“のi D伽ZPねo解 放 A砂勿の湯 く尺8り盤ば わ ヱ929〉(Un r ve s ege ernat ,London:lnt. Phone i iat ion t ) c As soc . ,1979 “A Gene ’ ’ びれれe IStudy ofPa lata l i i { l o ) See D. N.S.Bhat ra zat on f 居”伽伽 乙αれg“昭8 ”〆.2 7 sds q .J . , , ,ed H.Greenberg(Stanford Un ive i 1 9 8 4 9 ty Pres 7 ) rs s p . . , , ‘Li ” ““‐ i i i t t ( 1 1 ) See Theo Vennemann,‘ ngu s cs and phone cs 7 2 g”冠 畑 αれd MB奮励o“ g DZ覚め瓦解s . R. , , eds Bar h d T V A d t N h H l i te t- ol ) sc an , enne ー nann( ms r am: or and Publ shi ng Com L Pany .25 ,1975 ,p , ’ P跨o iveg Z 1 ) See G.F.Arnold,“Concerningthe TheoryofP1os Z ( 2 7 2郷たsば ” Lす れg”Z s c s,eds .V E.Jonesand , L L d L 1 9 3 J 7 ) a v e r( o n o n: o n ma n 3 1 g , . . , ,p (本学教授・函館分校). 58.
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