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父親の養育スタイルと子どもの攻撃的行動に関する研究

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Academic year: 2021

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(1)Title. 父親の養育スタイルと子どもの攻撃的行動に関する研究. Author(s). 戸田, 須恵子. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 49(1): 63-77. Issue Date. 1998-08. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/500. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (教育科学編) 第4 9巻 第1号. 平成1 0年8月. lofHokka ido Un Journa i i i I 9 t I on(Ed ucadon)VO v e r s yofEducat .4 ‐ ‐ ,No. Augus t ,1998. 父親の養育スタイルと子どもの攻撃的行動に関する研究. 戸 田 須恵子 北海道教育大学釧路校教育心理学研究室. イ ン トロ ダク シ ョ ン. 子どもの社会的行動の発達に影響する要因として家族や家族メ ンバーが考えられる‐ 特に母子関係に関し ては数多くの研究がある. 母子関係研究の背景には, 結婚を契機に男性が外で働き, 女性は家庭に入り育児 や家庭の仕事をするといった男性優位の社会が存在し, その中で直接育児にあたる母親の影響を強調してき た こと が挙 げられる. さ らに, 母親 が育 児 を 担当 す る こと を 強 調 し た の は Bowl by が 提 唱 した 母 子 間 の 愛. 着 (At ) の構築であり ( tachment 1969 ) , 愛着の形成に影響する母親の養育態度や敏感性を強調 して きた. 研究者は乳児期に愛着が形成されなければ後の仲間関係や人とのコミュニケーショ ンに影響する こ と を報告 して い る. (Abramovi tch & Grusec , 1978; Asher & Hyme, 1981;LaFreniere & Charlesworth, 1983;. LaFren i ) ere&Sroufe , 1985 . 日本 社会 におい て も 同様, 母親 は家 庭 で 育児 や 家 事 に 専 念 す る こ と が 当 た. り前であり, 父親は経済発展のために会社で夜遅くまで働き家庭を犠牲にしてきた. 従って夜遅くまで働く 父 親 の存 在 は子 どもにと っ て は影の 薄 い存 在 であ り 父親 不 在 の 家庭 とい っ た観 が あ っ た. しか し 社会 の 変 ,. 化に伴って家族意識も変わり親子関係に対する考え方も変化し, 子どもに与える父親の影響も重要な要因で あ る こ と が認 識 さ れる よう に な っ て きた (柏 木, 1993 ) ‐ か っ て 家 庭 で絶 対 的な 力 を 持 っ て い た 父 親 像 も 現. 代では父子関係にあっては友達のような関係を望む父親も増加してきている‐ このような父親像の変化は父 親の養育行動の変化とも関係があるように思われる‐ 父親研究は母親研究よりその数は少ないものの以前から研究されていた. しかし, 多くの研究者が父親研 究 に注 目 し始め た の は Lamb の 研 究 以 後 であ る (1976 ) ,1981 ‐ Lamb は愛着 の 形 成 に 関 し て も, 乳 児 の 中. には母親ではなく父親と愛着を形成する乳児もいることを報告している‐ かくして社会の変遷と研究の発展 に伴って育児は母親でなければならないという神話伝説が崩壊していった. 乳幼児に対する父母の行動は量 的 にも質 的 に も異 なる こと は従 来 の 研 究 か ら 明 ら か に な っ て い る (Be l l i t sky & Vol ng, 1987 ed from , Ci Parke & Burie l l ing は ,1998) ‐ Belsky & Vol ,. 外で働く父親と違って育児に専念する母親の育児に 関わる. 時間は量的に多く, 質的な違いとしては, 母親は授乳とかおむつ の交換といった基本的な育児行動や伝統的 な遊びが多い事, 父親は身体を動かすような父子遊びが多かった事を報告している. 又父母が一緒にいる場 合 の乳 児と の コミ ュ ニ ケー シ ョ ン場 面 で は, 父 親 が発 す る こと ばは 母親 より 少 な い よ う で あ る (GO1 i f nkof. &Ame ) 9 s ,197 ‐ 日本の場合でも, 幼児 (4~6才) と両親の接触時間を調査した研究では, 父親の平日の 接触時間は41%の父親が2時間以内と答え, 休日では1 9%の父親が5時間未満と答えている‐ 母親の8割が 休日でも11時間以上接触していると答えており, 母親は休日でも長時間子どもと接 していることが 分かる (綿引, 新谷, 三好, 詫摩, 199 ) 6 ‐ 又質的な側面としては, 父親の方が育児に対して母親よりもより柔軟性 を示し, これは父親の育児量とも関係が認められている (加藤, 中野, 土谷, 小野寺, 数井 19 ) , 96 . このよ 63.

(3) . 戸. 田. 須恵子. lは父母 と幼 児 l& Russe う な父 母 間の 行動 の 違 い は どのよう に子 ども に影響 して い るの で あ ろう か. Russe. (6~7才) の行動を家庭で観察したところ, 母親は父親より多く子どもと関わりを持 っ たが, 内容として 99 6 ) 1 は育児行動であり, 父親は子 どもとは遊びで関わっており母親より応答的であった事を報告している ( . これらの結果は乳児期の両親の行動の違いがそのまま幼児期にも見られることを示唆している‐ さらに, 彼 らは親の肯定的な関わりは息子の間違った行動の少なさと関係があり, 親の愛情や暖かさは娘の間違った行 動の増加と関係があり, 親の子どもに対する養育態度の影響が男児と女児で異なる事を報告している. 又親 の否定的な, あるいは命令的な態度は子どもの間違った行動の増加と関係している事を明らかにしている‐ 多くの研究は, 子どもの社会的行動に影響する要因を明らかにするため母親の行動や養育スタイルとの関 l f iak ) ts 係 を 研究 して きた (Har t , Dewo , Wozn , &Bur ,1992 ‐ 研究 者 の 中 に は, そ の 影 響 の 過 程 は 複 雑. であり, 親の性格や社会的ネッ トワーク, 子どもの気質などもその母子関係に影響する重要な要因として い ing & Ste inberg, 1993; Hart ろ いろ な モ デ ル を 提 供 し て い る (Belskey, 1984; Darl , 0lsen, Robinson,. あ & Mandleco l ) i e , 1997;Park&Bur , 1998 . しか し, そ の 中心 となる の はや はり 親 の 養 育 態 度 ・ 行 動 で る. 母親 の 養育 スタイ ル は, 一般 的 にサイ モ ン ズの 提 唱 した受容 -拒 否, 支 配 - 服従 の2つ の 次 元 に基 づ く l laz& Hef l in ), こ の流れ もの であ っ た‐ この2 次 元 を基 本 に し てい ろ いろ な名 称 で 研究さ れ (Puta , 1990. から Baumr ind ( 1966 )は3つ の 養 育 スタイ ルを発 達さ せ た. 基 本 的 に は 統 制 と 応 答 性 を 軸 に し た も ,1971 i i i ian i ので, 権 威 主義 的 (Author tat tar veness: 統制 - 高, sm: 統制 -高, 応 答 性 - 低) , 権 威 的 (Author i 応 答性 -高) ss veness: 統制 -低, 応答 性-高) と い っ た養 育ス タイ ル であ る. Baumrind , 許容 的 (Permi 1995) は l は養育 ス タイ ルを学業 との 関係 で研 究 して いる が, 後 に Robi t( nson eco sen , & Har , Mand , 0l こ の養育 ス タイ ル は幼 児の 親 にお いて も使用 でき る こと を検証 した. そ の後幼 児の仲 間 関係 にお ける 社 会 的 コ ン ピテ ンス や 社会 的ス キ ルと この養 育ス タイ ルと の 関 連性 が 見い ださ れ現 在 に至 っ て いる (Dodge ; ,1990 Wah l er , 1990) .. 子どもの発達に影響を与える父親研究の多くは, 父親の性役割や, 父親不在の家庭と子どもの非行などの 側面から研究されてきた‐ 性役割に関する研究では, 男児は父親を同一視することによって男性性や父性を l i i ty) i 身 につ けていく と考 え てい る (Lewi n s& We nraub ,1979) . しか し, そ れ は 父 親 が 男 性 性 (Mascu ‐ と養護 性 (Nur ) を持ち, 父子 関係 が良 い 関係 の 時 にの み男 児 は父親 の 行動 を模 倣 し, 男 性 性 を 発 turance l l 達 さ せ る こと が で きる こ とを示 して いる (Bi er ,1981) . 従 っ て, 離 婚や 他 の 理 由による 父 親 不 在 の 家 庭 で. 育った男児は男性性を身につけることが困難であることを報告している. 女児にとっても, 父親不在で育っ た 場 合, 後 に男 性 との コミ ュ ニケー ショ ンが 困難 で ある こと (He l i the ngton ,1972) や, 非行 に 走 っ た 子 ど ) ld i もの 多く は, 父親 不 在 の 家庭 で あ っ た と いう 報 告 もある (Bacon ,1963 . こ の よう に多く の ,Ch , Barry. 研究は父親不在に関して否定的な結果を示している. さらに, 父親不在は学業や道徳規範の学習といった側 Se 面にも影響するという報告も見られる ( eLamb,1981)‐ この よう に父 親 の存 在 は子 どもの発 達 に と っ て 重要な要因であることが明白である‐ 3 近年になって日本でも父親の育児に関する研究がされるようになってきた (柏木,199 ;牧野・中野・柏;六 1 ) 99 6 . しかし, 父親の養育態度・行動と子 どもの社会的行動 の発達に関する 研究 は非常 に少な い‐ 1991) は, 幼 児 が見 知 らぬ仲 間 と遊 ぶ 時, 両 親 は 重 要 な 仲 介 役 を し, そ の や り 方 は i&Parke ( Bhavnagr. 父親も母親も同じ方略を使い父母間に行動の差は認められなかったことを報告している. 又親の養育態度と 社会的行動に関する研究は多くなされており, それらの結果は, 専制的方略で子どもを養育する親の子ども ) はこのような 子 ども i t t t は攻 撃 的 行動 や 支 配 的傾 向が 強い事 を示 して い る. Pe , Dodge&Brown (1988. は乳児期に親がそのような養育態度を示し, それを体験してきた結果であることを述べている. 社会的行動 の中でも攻撃的行動は近年問題になっているいじめとも関連する行動でありとりわけ多く研究されている. 64.

(4) . 父親の養育スタイ ルと子どもの攻撃的行動に関する研究. l i 攻 撃 的行動 と 言 え ば男 児 と 考 え られる の が 一般 的 であ り, 研 究 もそ れ を 示 し て い る が (Maccoby &Jack ) i n ck& Grotpeter , 1980 ,1995)‐ しか , 女 児 の方 が攻撃 的行動 が 強い こと を報 告 して いる 研 究 もあ る (Cr し, この 性 差 の違 い は攻撃 行動 の 形 態 に違 い があ る よう であ る (McNel i l ly- Choque, Hart , Robinson, N. ) 攻撃行動であり, 言語的い 即ち相手を殴ったりする身体的暴力は明白的 (over t じめ, ある い は間接 的 に相 手 を傷 つ ける 行動 は関連 的 (Re lat i onaD 攻撃行動と呼ばれ, 間接的いじめとも. lson,& 0l e sen ,1996)‐. 言 わ れ て いる (0lweus ) ,1993 ‐ 前 者 は男 児 に 多く, 後 者 は女 児 に多 い と報 告さ れて い る が, こ の よ う な 攻. 撃的行動の性差と親の養育態度と関連があるのか明確ではない‐ 戸田は先の研究で母親の養育スタイルと幼児の攻撃的行動との関係を報告している ( 1998 ) . 母親の養育 ス タイ ル は権 威主 義 的な 養 育ス タイ ルが主 要 な も の であ っ た. しか し, 母親 の 権 威 主 義 的な 養 育ス タイ ル は. 幼児の攻撃的行動とは負の相関を示していた. 即ち, 絶対的権力を持つ 母親の言 (例えば, 人をたたいちゃ ダメ よ) に従 っ て幼 児 は行 動 して い る かの よ う に推 測さ れる. 一 方, 権威 的な 養 育ス タイ ル, 特 にこと ばで. 説得する養育スタイルを持つ母親の子どもと幼稚園でのいじめられ易さと関連が見いだされた. 父親の養育 ス タイ ル はこの よ う な 母親 の 養育 ス タイ ルと 異 なる の で あろ う か. 父 親 の 養 育ス タイ ルと子 どもの 社会 的 行. 動との関係につ いて研究している研究は少ない. そこで本研究は, 父親の養育スタイルと幼児の社会的行動, 特に攻撃的行動との関係を明らかにすることを目的とする. 又研究の中にはその影響に関して性差があると いう 報 告 が み られる の で性差 につ い て も検 討する.. 方. 法. 被験者:釧路市内の幼稚園を通して4才以上の子どもを持つ両親に研究への参加を求め, 承諾した親にアン ケー トを配 布 した‐ 先 の研 究 で収 集 した デー タ ( 1998) は, 母親 の み で あ っ たた め, 新 た に データ 収 集 を 行 っ た‐ 本 研 究 で分 析 に使用 した デー タ は212ケ ース で あり (男 児100名, 女児112名) , すべて両親がそろ っ. ている家庭である‐ 母親の平均年齢は34 2一53才) 3才 (範囲 2 2 6年 (範囲 9 -18) で あ . , 教育年数 は1 . り, 父親の平均年齢は36 5才 (範囲26一55才) 7年 (9-2 2 )である‐ 教育年数でその割合 . , 教育年数は13 ‐ を 見 る と, 母 親 で は中卒 が 約 7%, 高 卒 が61%, 短 大 卒 が20% を 占 め て おり, 大 卒 以 上 は7% であ っ た.. 又父親の教育年数の割合は, 中卒又は高校中退は8%, 高卒又は専門学校, 短大卒合わせて63%, 大卒以 上は28%で母親より教育年数は高い. 又殆どの母親は専業主婦であった‐ 幼児の平均年齢は平均63 8ヶ月 ‐ (範 囲39一81ヶ月) であ っ た. 又 き ょ う だい は平均 2 人 で, ひとり っ 子 は46人 ( 24%) , 二 人き ょ う だい は 95人 で 全 体の49% を 占め, 三 人 き ょ う だい は43人 ( 22%) , 4人 き ょ う だい は8 人 (4 %) で あ っ た‐. 手続き:質問紙は幼稚園を通して直接, 又は子どもから母親へ手渡された. 最初母親へアンケートを配布し た. 項 目数 が 多 い た め ア ンケ ー トは2 回 に渡 っ て 配 布 した‐ 一 週 間 後 に第 1回 目を 収 集 し, そ の後 で 2 回 目を 配布 し, そ の 1 週 間 後 に2 回 目の ア ンケー トを回 収 した‐ 母 親 への ア ンケ ー トが終 わ っ た後 に父 親 へ. アンケートを配布し2週間後に回収した‐ 母親の第1回目を収集した後, 先生に各幼児に対する社会的行 .向社会的行動 情緒性 不安傾向) を評定してもら た 今回の分析に使用したデー 動 (消極性, 攻撃性, っ ‐ , , タは, 父親の養育態度に関する質問紙と先生から評定してもらった子どもの攻撃的行動に関する質問紙で あ る.. 質問紙:質問紙は2種類ある‐ 一つは母親又は父親への質問紙で, もう一つは先生による子どもの社会的行 動 につ いて の ア ンケー トで ある. 両親 へ の 質 問紙 は62項 目か らな り, 5 段 階評 定 で回 答 するよ う にな っ て いる (1 -全く そう で はな い, 2 ー たま にそう で ある, 3 - 半分く らい そう である, 4 - しば し ばそう で. ある, 5ーいつ もそうである) . 幼児の攻撃的行動は58項目からなり, 3段階評定である (0-全く見ら 65.

(5) . 戸. 田. 須恵子. れな い, 1 - 時々 見 られる, 2 ーよく 見 られる) . こ れ らの 質 問 紙 はアメ リカ で使 用 さ れ て い る 質 問 紙 で l (Robi t nson eco sen & Har , 日 本語 に翻 訳 し て 使 用 し た. 翻 訳 さ れ た 日 本 語 の 質 問 , Mand , 0l , 1995) 紙 は専 門 の翻 訳家 によ っ て バ ッ ク トラ ンス レー シ ョ ンがなさ れて いる‐. 結. 果 2項目につ いてバリマックス回転主成分分析を行った‐ 因子分析の結果7因子が 父親の養育態度に関する6. 抽出された (Tab l 1 ) 3%でそれほど高くはない. 第1因子は19項目からなり u権 威 的″ と名 e ‐ . . 寄与率は38 付けた (A1 ) 87 pha=. . 子どもに対して理性的で父親として自信のある態度に関する項目である. 第2因子 は1 2項目からなり. 9 ) 7 情 緒 的サ ポ ー ト″ と名付けた (A 1 pha=. . 親としての暖かさ子ども中心の養育態度. といった特徴を持っている項目群である. 第3因子は7項目からなり. 体罰的″ と名 付 けた (A1pha=‐79) ‐. 子 ども に罰 を与 える の に こと ば で説 得す る の で はなく 体罰 を使用 してい る と い っ た 特徴を持つ 項目群である.. 6 5 ) 第4因子は9項目からなり, 権威主義白γ と名付けた (A1 pha=‐ ‐ 親の権力をフルに利用 した養育態 56 ) 度が見られる項目群である‐ 第5因子は7項目からなり”許容的”と名付けた (A1 pha=‐ . 子どもへの態 度に一貫性がなく, 感情的になったりして甘やかす傾向が見られる項目群である. 第6因子は6項目からな 51 ) 無責任″ と名付けた (A1 pha=. . 子どもに対 して親としての責任が見られないという特徴 が見られ る. さらに, 各因子はバリマックス回転主成分分析によって下位因子を抽出した‐ 第1因子 「権威的」 から り. は5 つ の 下位 因子 が抽 出さ れた. 第 1 因子 は7項 目か らなり, 子 どもと のコ ミ ュ ニケ ー ショ ン は理性 的 に言 葉で 話 し合う と い っ た 特 徴 を 持 っ た項 目 が 集ま っ て い る の で. 理性的/誘導的″ と名付けた. 第2因子は4. 項目からなり, 子どもに対しての父親の関わり方に関する項目が集ま っているので u関わ り″ と名付けた. 第3の下位因子は3項目からなり, ことばで子どもに説得するといった特徴が見られるので 説得白ゲ と名 付けた. 第4の下位因子は2項目からなり子どもを気遣う父親の態度が表現されているので 配慮″ と名付 けた. 第5の下位因子は2項目からなり, 父親の自信を表現 している項目群で 自信″ と名付けた. 第2因 子 「情緒的サポート」 からは2つ の下位因子が抽出された‐ 第1の下位因子は8項目からなり子どもに対し て親の暖かい態度といった特徴が見られ 暖か さ″ と名付けた. 第2の下位因子は4項目からなり子ども優 先的態度が見られる項目群で u子ども優先″ と名付けた. 第3因子 「体罰的」 は一つの因子からなっていた‐ 第4因子 「権威主義的」 からは3つ の下位因子が抽出された. 第1の下位因子は4項目からなり親の指示的, 命令的態度が見られる項目群で u命令 的″ と名付けた. 第2の下位因子は2項目からなり親の権力を振り回 すといった特徴が見られる項目群で u独 裁 的″ と名付けた‐ 第3の下位因子は親の事を先ず実行したり考え た後で子どもの事を考えるといった特徴の見られる項目群で 親優先″ と名付けた. 第5因子 「許容的」 か らは2つの下位因子が抽出された‐ 第1の下位因子は4項目からなり親の感情の不安定さが見られるので 感情的″ と名付けた. 第2の下位因子は3項目からなり子 どもを甘やかしている態度が見られる項目群で u過 保護″ と名付けた 第6因子 「無責任」 からは2つ の因子が抽出された 第1の下位因子は4項目から ‐ .. なり子どもが間違った行動をしてもそれを無視したり, どのようにしつ けをしたらよいか判断できない親と い っ た特 徴 が見 られる の で u間違った行動の無視″ と名付けた. 第2の下位因子は2項目からなり何か問題 が起 こ っ た 時解決 は間違 っ てい て も子 ども にま かせ る とい っ た 親 の 無 責任さ が見 られるの で 放任″ と名付 けた‐ Table2 には各因子毎の得点項目を示した ‐. 得点としては第2因子の情緒的サポートが一番高い得点を示. 8点と全体の中で一番高い得点 を示 している ( 3 7点) . ‐ . 2因子とも高得点を示しており, 中でも暖かさは3 している. 次いで比較的高得点を示 しているのは第1因子 「権威的」 の因子群である. 子どもの間違った行 66.

(6) . 父親の養育スタイ ルと子どもの攻撃的行動に関する研究. Tab l l e . 父親の養育態度因子分析結果. 第1因子. 権威的. A1 87 pha = . Subfactorl. 理性的/誘 導的. 得点( SD) 項 目 No. 3 3(1 8 . ‐1) 4 ‐親と意見が合わない時でも, 子どもが自由に自分の意見を述べるよう励ましている 3.7(1 ) 4 2 ‐1 ‐子どもが間違った行動をした時, 子どもと話し合い, 理由を聞いたりする 2 7(1 2) 2 5 . ‐ ‐子どもになぜ規則を守らなければいけないかを説明する 3‐ 0(1 3 ) 2 9 ‐ .子どもが自分のやった行動が他の人にどう影響するかを理解してほしいので, 子どもに自分の行動. の経過について話すよう勧めている 3 4(1 0) 5 1 . . ‐子どもに自分の意見を言うように促し, 子どもの意見を尊重している. 3 1 ) 1 5( 3 .子どもに悩んでいる問題があれば, 親に話すよう促している . . 2 8 ( 1 2 ) 5 3 ‐子どもの良い行動, 悪い行動を親がどんなふうに思っているかを子どもに説明している . ‐. Subfactor2. 関わり. 2(. 2 9) 3 3 ‐ ‐学校で子どもが持っている問題や心配事に気づいている 4 3 0 ( 1 1 ) 0 . ‐ ‐子 ども に何 を した ら い い か を 言 っ て い る. 2 3( 1 0 ) 2 3 . ‐子どもと言い合いをする . 1 2 3(1 ) 52.子 ども の た め に きち ん と した 規則 を 作 っ て い る ‐ ‐ 3 1 ( 1 0 ‐ .) 12 .子 ども が 腹 を 立 て て い る 時, 慰 め たり, 理 解 して い る 事 を 示 す. Subfactor3. 説得的. 3 0(1 1) 6 2 ‐ ‐ ‐規則に対してはその理由を強調する 3 0 ( 1 2 ) 6 0 . ‐ ‐子どもが間違った行動をしたら, 他の人に受け入れられるような行動をするように教えている 3 1(1 ) 5 8 ‐ .1 .子どもに、 行動の結果がどうなるかを説明している. Subfactor4. 配. 慮. 2‐ 7(1 1) 3 1 . .子どもに何かをするように要求する前に, まず子どもの欲求を考慮する 2‐ 2 4 ) 7 7(1 . ‐二 人 の 子 ども が 喧 嘩 を して い る 時, ま ず しつ けを して、 そ の 後 で 問 題 につ い て 聞く. Subfactor5. 自. 信. 2‐ 8(1 0) 2 4 . .親としての能力には, 自信があると思う 3 1 ( 1 3 ) 3 8 . . ‐子どもが間違った行動をした後で, しつけをしている. 第2因子. 情緒的サポート. A1 79 pha = ‐ Subfactorl. 暖かさ. 3 7( 1 1 ) . ‐. 7 .子どもと一緒になって冗談を言ったり, 遊んだりする 3 2 8(1 ) 3 9 ‐ ‐ .親として間違った事をした時, 子どもにあやまる. 4‐ 3(1 1 ) 5 ‐ ‐子 ども が 良 い 子 で あ っ た 時 は ほ め る 3 6 ( 1 3 ) 3 5 ‐ . .子どもを抱いたり, キスしたり, やさしい言葉 (よかったねなど) をかけて愛情を示している 4‐ 2(1 1 ) 2 7 . .何かをやろうと試みたり, 完成させようとする事は, 良いことだと子どもに言う 3. 7(1 2) 46 ‐ ‐子 ど も と 時々 一 緒 に 団 らん す る 時 を 持 っ て い る. 4( 1 3 0 ) 9 . . ‐子どもが傷つ いたり, イライラしている時, 同情を示す 3 8 ( 1 ) 2 2 3 i i nt nuedto nextpage) . ‐ .子どもが家族の規則について意見を言う事を認めている C. 67.

(7) . 戸. 田 須恵子. inued) Tab l l e . 父親の養育態度因子分析結果 (Cont. Subfactor2. 子ども優先. 得点( SD) 項目No . 1( 1 3 ) 3 ‐ . 4 2( 1 0 ) . . ( 1 2 3 6 . .) 3 1(‐ 9 ) .. 第 3 因子. 20 .子どもに罰を与えると言うが, 実際にはしない 1 4 ‐子どもとは気楽につき合っている 5 5 ‐家族の計画を立てる時, 子どもの好みを考える 21 .子どもの感情や要求に応えている. A1 79 pha = ‐. 体罰 的 Subfactorl. 1 8 ) 8(. . 2 2( 1 1 ) ‐ . 2 1 1 ) 3 ( ‐ ‐ 2 0( 1 0 ) . . 2 1 2 ) 6( ‐ ‐ 2 4 ( 1 0 ) . ‐ 9 1 9(‐ ) .. 第 4 因子. 37 .子どもをしつける方法として体罰を利用 している 6 .子どもが親に従わない時は, おしりをぶっ 4 3 .子どもが間違った行動をした時, 子どもをぴしゃりとたたく 1 9 ‐子どもが親に従わない時には, 子どもをつかむ 1 3 .子どもが間違った行動をした時には, 大声でどなりちらす 1 7 .子どもを良くするために、 叱ったり, 非難がましいことを言う 2 .子どもに理由を説明するより罰を与える方法で しつ けている. 65 A1pha = ‐. 権威主義 的 Subfactorl. 8(. 8 ) 1 ‐ 2 6( 1 0 ) ‐ . 8 1 8 ( . ‐) 8( 1 0 ) 1 ‐ .. 体罰的. 命令的. 2 3 .子どもに自分の怒りをぶつける 59 .子どもにやる事を命ずる 50 ‐子どもの行動が親の期待にそぐわない時, 叱ったり, 非難したりする 4 3 .実際に罰する以上に罰を与えると言って脅している. Subfac tor2. 独裁的. 2 1 ) 56 0( 0 ‐ ‐ .子どもが何故いうことを聞かなければならないかと尋ねたら, 親だからとか, そうしてほしいから と答える 1 9( 1 0 ) 49 .親に従ったら, 褒美を与えるといったやり方をとっている . .. Subfactor3. 親優先的. 1 2(. 6 ) 28 . .殆ど説明することなく, 子どもをどこかに一人置いて仕置きをする 2 2 3 ( 1 0 ) 6 ‐子どもの感情より, 自分の感情の方をまず最初に考える . . 6 2 ( 9 ) 1 0 . .子どもが行動を起こす前に, 親が子どもに期待していることを話す ‐. 第 5 因子. 56 AI Pha = .. 許容的 Subfactorl. 感情的. 1 9 ) 61 8(‐ ‐子どもが親に従わない時, 子どもを押しのける ‐ 1 ( 1 0 ) 1 0 8 .殆ど説明しないで, ささいな事でも罰として、 子どもとして許されるような事でも許さない . . 1 6 ( 1 0 ) 3 0 ‐間違った行動に対する親のしつけは, 子どもが親を嫌いになる原因になるのではないかと心配する . . 1(. 5) 15 1 ‐子 どもが 他 の 人 に迷 惑 を か けて い て もか ま わ な い ‐. 6 8. ) inuedto nextpage (Cont.

(8) . 父親の養育スタイ ルと子どもの攻撃的行動に関する研究. Tabl i ) t el nued ‐ 父親の養育態度因子分析結果 (Con. Subfactor2. 過保護. 得点( SD) 項 目 No‐ 2‐ 8(1 1) 11 .子 ど も を 甘 や か しす ぎて い る ‐ 3 3(L3) 4 ‐子 ど も を しつ ける の は難 しい と 思 っ て い る ‐. 2 ) 1 2(. 9 8 ‐子どもがする事には我慢している .. 第6因子. 無責任. A1 51 pha = . Subfac torl. 間違った行動の 無視. 1 4(. 6 ) 36 ‐子どもの間違った行動を無視する ‐ 1 7 ( 8 ) 7 5 ‐ ‐ ‐子どもの間違った行動をどう解決したらいいのかわからない 1 5) 4 5 .1(‐ .子どもが他の人を邪魔してもかまわない 1 4 7 ) 4 ( 5 ‐ほとんど正当な理由もなく, 罰する時には脅しを使う . ‐. Subfactor2. 放. 任. 2 1( ) 41 1 1 ‐ ‐子どもが何かで騒ぎを起こした時には, 子どもにまかせる . 2 0 8 ( ) 4 4 ‐ ‐ .子どもとは意見が一致しない. Tab l e2 . 父親の養育スタイルにおける因子得点 因 子. 項. 目. 第1因子 (権威的). 得点( SD) 3 0(‐ 6 ) ‐. 第1因子 (理性的/誘導的). 3 3(. 8) ‐. 第2因子 (関わり) 第3因子 (説得的). 2 6(‐ ) 7 . 3 0 ( 9 ) . ‐. 第4因子 (配慮). 2 9 ) .7(.. 第5因子 (自信). 3 0(‐ 8 ) . 3 6 7 ( ‐ .) 3 8(. 7 ) .. 第2因子 (情緒的サポート) 第1因子 (暖かさ) 第2因子 (子ども優先). 第3因子 (体罰的) 第4因子 (権威主義的) 第1因子 (命令的) 第2因子 (独裁的) 第3因子 (親優先的) 第5因子 (許容的) 第1因子 (感情的) 第2因子 (過保護) 第6因子 (無責任). F-te st(p). 3 5(. 7) ‐ 2 2 ( 7 ) ‐ ‐. ***. 2 0(. 5) ‐. 2 0(. ) 6 ‐ 1 9(. 8) .. 1 8(‐ ) 6 . 2 5) ‐1(‐. 1 6(‐ 6 ) ‐ 2 8(. 8) ‐ 1 6 ( 4 ‐ .). 第1因子 (間違った行動の無視). 1 4(. 4) ‐. 第2因子 (放任). 2 1(‐の . * * *p 〈 001 .. 6 9.

(9) . 戸. 田. 須恵子. 動に対する無責任な態度の得点は1 4点と一番低い得点を示しており, 本研究の被験者の父親は子どもの間 ‐ 違った行動を無視するといった態度はとっていないことがわかる. 全体的に見ると肯定的養育態度の因子得 点は高く, 否定的養育態度の因子得点は低くなっている‐ この結果から多くの父親は子どもに対 して比較的 肯定的態度を示していることが推測される. 8項目は二種類の攻撃行動, 率先的攻撃行動 (自分が攻撃行動のイニシアチ ブをとる攻撃行 次に攻撃行動5 動-29項目) と反動的攻撃行動 (他の仲間からいじめられたり意地悪されたらやり返す攻撃行動-29項目) ) 項 i t に分 けて バ リ マ ッ ク ス 回転 主 成分 分 析 を 行 っ た (資料 1- 1, 1 ー 2) ve ‐ 率 先 的 攻 撃 行 動 (Proac. 目からは5つの因子が抽出された‐ 第1因子は13項目からなりことばや身体的ないじめの行動が見られる項 95 ) 目群で 言語的/身体的いじめ″ と名付けた (A1 pha=‐ ‐ 第2因子は7項目からなり物をなげたりといっ ) 93 た破壊行動や暴力行動の見られる項目群なので 暴力的/破壊白γ と名付けた (A1 pha=‐ . 第3因子は 3項目か らなり仲間をいじめたり, 意地悪して喜こぶといった特徴が見られる項目群なので u非正当的行動 ″ と名付けた (A1 8 ) 7 pha=. ‐ 第4因子は3項目からなり, ことばで表現するより問題となるような振る舞 い方 をする と い っ た特 徴 が見 られる の で. ) 非言語的″ と名付けた (A1 80 pha=‐ ‐ 第5因子は3項目からな. りことばで表現するより, 顔で感情を表現するといった特徴が見られる項目群で 非言語的/感情表現″ と 0項目からなり仲間 2 7 ) 名付けた (A1 pha=‐ . 反動的攻撃行動からは5つの因子が抽出された. 第1因子は1 から攻撃されたり, いじわるされたら暴力で反撃するといった行動特徴が見られるので u反動的暴力″ と名 93 ) 付 けた (A1 pha=. . 第2 因子 は7項 目 か らな り い じめ たり い じめ られる と い っ た行動 特徴 が 見 ら れ る の. で. nい じ め″ と名 付 けた (A1 h = 8 p a .5) . 第 3 因子 は4 項 目 か らなり い じめ られたり す る と 臆 病 に な っ た り. 泣い た り とい っ た行動 特 徴 が見 られる の で. 犠牲的/感情表現″ と名 付 けた (A1pha=‐83)‐ 第 4 因 子 は 6. 項目からなりい じめられたり意地悪された時, それに対していやだとはっきり言うといった行動特徴が見ら 1 7 6 ) れる の で 自己主張″ と名付けた (A pha=‐ ‐ 第5因子は2項目からなり自己中心的行動が見られるの で 自己中心的″ と名 付 けた (A1pha=.52). 得点は各因子を構成している項目の合計得点である‐ 例えば率先 26点) 的攻撃行動の第1因子 u言語的/身体的いじめ″ は13項目からなっており ( , 20点はその因子の最大 4点は殆どの子ども達は0得点と評 得点を示している. 各項目の評定は0~2点なので, この表から平均1 . Table3は各因子の得点が示してある.. 定され仲間をいじめる行動が殆ど見られないことがわかる. しかし, 最高得点を見ると子どもの中には26点. Tab l e3 . 攻撃的行動における因子得点 平. SD) 得点 ( 最高得点. 均. 率先的攻撃行動 第1因子 (言語的/身体的いじめ). 第2因子 (暴力的/破壊的) 第3因子 (非正当的) 第4因子 (非言語的) 第5因子 (非言語的/感情表現) 反動的攻撃行動 第1因子 (反動的暴力) 第2因子 (いじめ). 第3因子 (犠牲的/感情表現). L4( 3 3 ) ‐ 1 2(2. 6 ) ‐. 1(. ) 6 ‐ ( 1 0 ) 5 ‐ . 1 5 ) . ‐7(1. 3( 4 4 ) 3 . . 9 ( 1 7 . ‐). 第4因子 (自己主張的). 1) 1 9(2 . ‐ 1 ( 2 8) 4 . .. 第5因子 (自己中心的). 9 ) 7(. .. 1 20/26( 3 ) ) 1 4(7 3/1 3/ 6(3 ) 5/ 6(3 ) 6 6/ (3 ). 95 . 93 .. 20/20( 1 0 ) 7/1 4(7 ) ) 8/ 8(4 1 1/1 2(6 ) 4/1 4(7 ). 93 . 85 .. 78 . 80 ‐ 72 ‐. 83 . ‐76 52 ‐. ( )は因子に含まれる項目数 70.

(10) . 父親の養育スタイルと子どもの攻撃的行動に関する研究. 中20点をとった子どもがいることを示し, この子どもは幼稚園で頻繁に仲間をいじめたり意地悪する行動を して いる こ と が推 察さ れる. 又第2 因 子 暴力的/破壊的″ の得点を見ると平均得点は1 2点であるが, 最 . 高得点は14点中13点をとっている幼児もいる. 即ち, 最高得点をとった幼児は幼稚園でかなり頻繁に仲間を 叩 い たり, 意 地 悪 したり, 物 を投 げた り とい っ た行 動 が 見 られる こ と を示 して い る. このよう にして見ると,. 平均得点としてはどの因子の得点も低いことが明らかであるが, 最高得点を見ると, 幼児の中にはかなり頻 繁に仲間をいじめたり意地悪する子どもやいじめられる子 どもがいることを示している‐ 反動的攻撃行動の 因子得点を見ると率先的攻撃行動よりもやや高い得点をとっている‐ 第1因子の u反動的暴力″ の得点は 3 3点 であ る‐ 最 高 得 点 を見 る と20点 中20点 で, 幼 児の 中 に は, 10項 目す べ て に そ の よ う な 行 動 が 見 ら れ る . (2 点) と 評 価さ れて いる 子 ども がい る こ と がわ かる. つ ま り, 仲 間か ら意 地悪さ れた り, い じ め ら れ る と. いつ も身体で反撃行動にでる子どもである‐ 第3因子の平均得点は1 9点と低いが最高得点は8点中8点を ‐ と っ てい る 幼 児 が おり, この幼 児 はい じめ られ る と どう して いい か 分 か らな い の で 泣く と い っ た 行動 が 頻繁. に見られる事を示している‐ 第4因子の平均得点は最も高く41点である. 子どもがいじめられたり意地悪 されるとイヤだと言える子どもが結構いるとも考えられる. これらの表から幼児は率先して攻撃行動を起こ す より は, や られ た らや り 返 す と い っ た 行動 をする こ との 方 が多 い こ とが推 測さ れる‐ Tabl e4 - 1 は親 の 養育 ス タイ ルと幼児 の 率先 的攻 撃 行動 と各 因子 間 の相 関 を示 した もの であ る. 表 を 見. てわかるように養育スタイルと幼児の攻撃的行動とは殆ど相関が認められなかった‐ 率先的攻撃行動に関し ては 説得的″ 因子と 言語的/身体的いじめ″ や u暴力的/破壊的″ 因子と正の相関が認められた ( r= ,. 16 05 18 05 ) ;r=‐ . ,p 〈 . ,p 〈 ‐ . こと ばで も っ て しつ けたり 説 得 す る と い っ た 養 育 態度 を示 す 父親 の子 ど も は,. 説得的″ 因子はさらに攻撃的行動の 非 言語的/感情表現″ 因 子 と も正 の相 関が認 め られた (r=.15,p <.05)‐ 又 自信″ 因子 はこの 非言語的/ 感情表現″ 因子 と 正 の相 関 が認 め られた (r= 17 〈05) 親 が 自信 を も っ て こと ば で しつ け る 父 親 の 子 ど 幼稚園で仲間をいじめたり暴力的行動をとり易いと言える‐ この ‐ ,p ‐ ‐. もは自分の感情をすぐ顔に表す子どものようである. 親の. 体罰白γ 因子と子どもの 暴力的/破壊的″ 因. 子とも正の相関が認められ ( 1 5 0 5 ) r=‐ ,p 〈 . , 子どもを罰する時体罰を使用する父親の子どもは幼稚園で暴 力 的 /破 壊 行動 が 見 られる と 言 える. 親 の そ のよ う な 体罰 行動 を 同一 視 して いる の か も しれな い. 又, 親 の 放任″ 因 子 と 子 どもの 言語的/身体的いじめ″ 因 子 と負 の相 関が 見 られ た (r=-‐16 05 )‐ 次 に 養 ,p 〈 ‐. 育スタイルと反動的攻撃行動との関係をみると (Tab l e4 -2), 親 の u説 得 的″ 因 子 は u反 動 的 暴 力″ 因 子 と正 の相 関が 見 られ (r=‐ 16 05) ,p < . ,. 犠牲的/感情表現″ や u自 己主 張″ 因子とも正の相関が見られ. u ″ た (r=‐ 20 01;r=. 15 05 ) 1% レ ベ ル で 有 意 な 相 関 が 認 め ,p 〈 ‐ ,p 〈 ‐ ‐ ‐ 特 に 犠 牲 的/ 感 情 表 現 因 子 と は0 られて い る. こと ば で しつ ける と い っ た 養 育態 度 を示 す 父親 の 子 ども はい じめ られ易 い と 言 える‐ 親 の u自 信″ 因子は幼児の. 自己中心的″ 因 子 と正 の相 関 が認 め られた (r=‐22 01 ) ,p 〈 . . さ らに,. 独裁的″ 因子. 自己主張″ 因子 と負 の相 関 が認 め られる (r= -. 23 01 ) ,p < . . 即 ち, 親 の 権力 で も っ て し つ け を す る 父 親の子どもは自己主張ができないと言える. と. 父親の養育スタイルは男女によって違いがあるのだろうか. 性を独立変数とする1元配置分散分析を行っ たところ第3因子 「体罰的」 に有意差が認められた [F ( )=il 1 84 001 ] ,180 ‐ ,p 〈 ‐ ‐ 得点を見ると男児の方 が得点が高かった. 即ち, 父親は娘より息子に対して体罰を多くしていることがわかった‐ さらに下位因子 に対し性差を分散分析で検定したところすべて有意差は認められなかった‐ 又, 攻撃的行動に対しても性差 による影響を分散分析で検定したところすべての因子に有意差は認められなかった.. 71.

(11) . 戸. 田. 須恵子. Tab l e4-1 ‐ 養育スタイルと率先的攻撃行動との相関 率 先 的 攻 撃 行 動 の 因 子 項 目 言語的/身体的いじめ 暴力的/破壊的 第1因子 権威的 第1因子 理性的☆誘導的 第2因子 関わり 第3因子 説得的 第4因子 配慮 第5因子 自信. 05 . 05 . 16* . 0 .7 13 .. -. 03 01 . 18* . 001 . 12 ‐. 第2因子 情緒的サポート 第1因子 暖かさ 第2因子 子ども優先. 02 ‐ 01 ‐. -‐ 02 -‐ 05. 第3因子 体罰的. 04 ‐. 非正当的. 非言語的. 非言語的/感情表現. .01 04 . 11 . 07 ‐ 09 ‐. 12 ‐ 07 ‐ 10 ‐ 08 . .13. 09 . 08 ‐ 15* ‐ 0 .9 17* ‐. 01 ‐ -‐ 04. 08 ‐ 01 .. 02 ‐ 001 ‐. 11 .. 06 .. 08 ‐. 15* .. 第4因子 権威主義的. 第1因子 命令的 第2因子 独裁的 第3因子 親優先. 08 . 01 ‐ ‐08. 13 ‐ 10 ‐ -‐ 01. 05 ‐ 01 . 06 ‐. 03 ‐ 01 -‐ 07 ‐. 13 . -. 05 03 .. 第5因子 許容的 第1因子 感情的 第2因子 過保護. 一. 003 -. 05. 02 . -‐ 09. 07 . -. 08. 07 . 002 ー ‐.. 02 . 02 .. 第6因子 無責任 第1因子 間違った行動の無視 第2因子 放任. 02 -. 一‐ 16*. -. 01 -.14. 09 . -‐ 14. -. 04 - -. 13. 09 ‐ 04 ‐. * p 〈. 05. 01 * * * p 〈‐ 00I * * p 〈.. l Tab e4-2 ‐ 養育スタイ ルと反動的攻撃行動との相関. 反動的暴力 第1因子 権威的 第1因子 理性的☆誘導的 第2因子 関わり 第3因子 説得的 第4因子 配慮 第5因子 自信. 反動的攻撃行動の因子項目 い じ め 犠牲的/感情表現 自己主張的 12 . 0 ‐1 15* ‐ - -. 03 07 .. 自己中心的 09 . 05 . 09 ‐ 01 . 2 .2* *. 06 . -. 01 11 . -. 01 11 ‐. 09 ‐ - -‐ 06 20* * ‐ 17* ‐ 02 .. 05 . -. 04. 03 . -. 04. 03 ‐ -‐ 03. 08 . 01 .. 03 -. -. 12. 07 ‐. 09 .. 02 .. -. 12. 06 ‐. 第1因子 命令的 第2因子 独裁的 第3因子 親優先. 13 . 02 -. 02 -‐. 08 ‐ -. 01 09 .. 10 . -‐ 01 -‐ 04. ー ‐. 15* -‐ 23* * -. 05. 15* . 0 0 ‐ 3 04 .. 第5因子 許容的 第1因子 感情的 第2因子 過保護. 02 . -. 07. 02 . -‐ 11. 02 ‐ --10. - -. 06 -. 09. 07 . -‐ 02. 第6因子 無責任 第1因子 間違った行動の無視 第2因子 放任. -. 09 一. 16*. -‐ 03 一.15*. -. 01 -‐ 09. -‐ 04 -‐ 05. -. 12 -. 08. 第2因子 情緒的サポート 第1因子 暖かさ 第2因子 子ども優先. 第3因子 体罰的. 06 . 05 ‐ 16* ‐ 06 ‐ 11 ‐. 第4因子 権威主義的. * p 〈. 05. 72. 001 * * p 〈. 01 * * * p 〈‐.

(12) . 父親の養育スタイ ルと子どもの攻撃的行動に関する研究. 考 察. 本研究は父親の養育態度 (スタイル) と攻撃行動との関連を見た‐ 母親の養育スタイルでは第1因子とし て権威主義的養育スタイルが抽出された (戸田,19 98 ) が, 父親の養育スタイルは第1因子, 第2因子とも 権威的養育スタイルが抽出された. この結果から, 幼児を持つ家庭では母親が厳しい態度で子育てやしつけ を し, 父 親 がそ れ を補う よ う に 暖かく 子 どもをサ ポ ー ト し てい る とい っ た 家庭 像 を描く こ と が できる 又 ‐ ,. 外国では権威的な母親の子どもは仲間関係とよりよい関係を形成することができ, 自己主張のでき る子ども に発 達 する と報 告 してい る が (Puta l laz& He f l in ,1990) , そ れ が 日本 に も 当 て は ま る の か どう か 明 確 で は. ない‐ ただ, 権威的とは反対の権威主義的 (独裁的) な父親の子どもは自己主張ができないという結果が示 された‐ 母親と父親の違いはあるが, ほぼ一致した結果と言えよう. 本研究での結果は, 第1因子として母 親は権威主義的, 父親は権威的養育スタイルが抽出された. この違いが幼児の発達とともにどのように影響 さ れて いく の かさ らに検討 する 必 要 があ ろう‐. 父親の養育スタイ ルと幼児の攻撃的行動との関係では, いくつ かの変数間に関係が認められたが殆どは5 %レベルの有意差でそれほど強くはなかった‐ しかし, 父親の言語によるしつけ方略は多くの攻撃的行動変 数と相関を示し, そのような養育スタイルを示す父親の子どもは, 仲間からいじめられた時臆病 になってど う して よ いか わ か らな い で泣 い てい る と い っ た 子 ども像 が見 られる 又 この 父親 の養 育ス タイ ル は そ の ‐ , ,. 反対のいじめたり幼稚園で仲間をたたいたりといった子ども像も描かれる‐ 先の研究 (戸田,19 98 ) でも母 親 の この 種 の 因 子 (Verba IEncouragement ) と幼 児 のい じめ られ易さ と 正 の 相 関 が 認 め ら れ て お り 家 , 庭 での しつ け方 と して 幼 児 にと っ て こと ばだ けで は不 十 分 であ る こと を証 明 して いる の で はな い だ ろう か .. この関係につ いてはさらに検討する必要がある‐ 養育スタイ ルの命令的因子, 独裁的因子は自己主張因子と 負 の相 関 が 認 め られ てい る が (p < 05 とp 〈 01 ) . ‐ , 親としての権力をふ り回す父親の子どもは自己主 張が. できない子どもであることが明らかとなったとも言える‐ 又子どもに罰を与える時, 体罰を使用する父親の 子どもは, 幼稚園で暴力的な行動をする子どもであり, 父親との同一視から父親と同じ行動をしているので はないかと推測される‐ この体罰は分散分析の結果, 娘より 息子 の方 に多く している と いう こと であ り や , はり日本の伝統的な考え方に基づいた女の子には優しく, 男の子には厳しく育てるといった考え方が無意識 のう ち に行動 に現 れて いる の で はな いろ う か. 今 日小 中学 生 の い じめ が社 会 的問題 とな っ て いる が そ のよ ,. うな行動は幼少時より累積された経験や両親の養育態度と関連があるのではないかと思い 今回は特に攻撃 , 的行動に焦点を当てた‐ そしていくつ かの養育態度と幼児の攻撃行動との関係が明らかとなった 父親の養 ‐ 育スタイ ルと相関が認められた攻撃的行動はその後どのように変化あるいは発達していくかさらに研究が必 要であろう‐ 又, 仲間をいじめずにはおれない子どもの心理を解明するために 仲間関係と攻撃的行動との , 関 係 を 見 る 必要 が ある と思わ れる が, 日本 で はソ シオメ トリ ッ ク 指名 法 が 不 可能 で ある ため 早 急 に他 の測 ,. 定法を開発する必要があるのではないだろうか.. 引用文献 Abramo▽i tch,R. 197 8 ).Peerimitationin anatura1set ing.Chi ld Deve1opment t , & Grusec,J. ( . , 49, 60一65 BaconM.K. h i l 1 L C d &B H A ( 1 9 6 3 ) l A l ar ry, . . , ,. . , . crosscutura study ofcorrelates ofcrime.Journal of Abnormal and. Soc ia IPsychology,66 00 1-3 ‐ ,29 B f Baumr ind,D‐ ( 1966 ) f f t iveparentalcontrolonchi t tat e cso au hori ldbehav ior ld Deve lopment 37 888一907 . ‐Chi . , , Baumr ind,D. ( ).Currentpat 19 71 ternsofparentalauthori ty‐DevelopmentaIPsychology Monograph 4 1 -103 . ,, T h ( ) d i J 1 9 8 4 f Be l k t t i A e t e e r 1 コ ・ n a n so l ld Development 55 83-96 s y,. paren ng‐ process mode . ‐Chi ‐ , ,. 73.

(13) . 戸. 田. 須恵子. ld fec lat ionships t ldrens peerre l i s of age ofchi Bhavnagri tatorsofchi ).Parentsas directfaci :Ef 1991 rke ,N. , &Pa ,R‐( ionships ialand PersonaIRelat andsexofparent .JournalofSoc , 8,423-440‐ ld Development ( ),The Rol L b Bd l M l l f h d d t 19 ).The at eran sexro e eve opmen‐ n . am e ofthe Fatheri Bi l l n Chi 81 er . ,H.( ( 319一358).New York:John Wi l ey & Sons. ic Books 1.At tachment ( 1969 ).At tachmentand Loss Bowl by,J. . .New York:Bas .Vol .. 97 6 (黒田実郎他 (訳) ,1 ,「母子関係の理論1. 愛着行動」 岩崎学術出版社). ld Deve ial冊psychological adjustment ‐ 1 ).Re lat ion,gender ionalaggress Crick,N.R.& Grotpet er ・Chi ,and soc ,J・K.( 995 lopl l ー ent , 66 , 710一722. 487‐496. in, 113, le t l i t 1 ings inberg, 1993).Parent ing,N‐& Ste tyl caIBul Dar l ve mode :Anintegrat eascont es .Psychologi .( i ferentques f ton. 1990 ) Natureversusnurtureinchildhoodconductdisorders:ltistimetoask a di Dodge K A (. ,‐.. .. Developn [ lentaIPsychology,26 , 698一701. ld ldren.Chi inkof f GO1 1979 ).A comparison offathers’and mothers’speech withtheir young chi ,G.J.( ,R.M‐ , & A mes Deve lop江 ー ent , 50, 28一32. ions wi th inary s tyl 1992). Maternal and paternal di f es :Relat Har scipl t ,M.D. ,Wozniak,P. , & Burts ,D.C.( ,C. ,Dewol 1 27一137 lopment ld Deve iome ics ipl inarys tyl tr tatusand maternaldisc es soc . .Chi ,6, 1 i tence ialandcom muni lopmentofsoc L (1997 ).Thedeve cat vecompe Hart sen,S.F. , & Mandleco,B. . ,C- ,0l ,Robinson,C.C. i Y b k 2 i t C f i l il i ial l ldhood:Review and alnodelofpersonal inchi 【 l ,fan ,andextra aln a processes. olnlnun ca on ear oo , 0 ‐305一373. i lopment in adolescent daughters. ty deve f Hethel ington,E.M. ( 197 2 ).The ef ts of fathers absence on personal ec Deve lopぱ ー enta1Psycho10gy, 7 . , 313一326. 199 柏木 ( 3 ) . 父親の発達心理学:父性の現在とその周辺. 川島書店 ). 父親の養育行動の柔軟性・硬さと育児参加.牧野・中野・柏木 (編), 子 どもの発達と父親 加藤・中野・土谷・小野寺・数井 ( 1996 の役割 (pp. ) 1 35一146 ‐ ミ ネルヴァ書房 f l ionin a preschool group:A nine‐ mo ionand af i iat ).Dominance leswor LaFreni t th,W.R.(1983 ent ere ,at ,P.J. , & Char iobiology, 4,55一67 tudinals tudy.Ethology andSoc nthlongi . ionsbe tween measures ).Prof i lesofpeercompe t LaFreni enceinthepreschoo1 nterrelat e ere ,in- ,P.J. , & Srouf ,A.L.(1985 2 1 4 5-6 9 h 1 D 1P 1op江ー iontoat ia1ecology,andre lat tory, eve tachlnenthi f 1uenceofsoc enta syc o 0gy, , s , lopmentaIPsychology,12, ion.Deve t fec ) Bf tsofs tressandcohor ton mother- andfather-infantinterac Lamb M ( 1976. ,.. .. 435-443. ley & Sons ).The Roleofthe Fatherin Chi ld Development.New York:John Wi 1981 Lamb,M.( l S R - l i l l d t M ( 1 9 7 9 ) o i f i M W i b Lew s , 5, 135-150. . r g nso ear ysex ro e eve opmen. ex o e , . & e nrau , . ), ives.ln N.E1 ly:Ethnicandecologicalperspec t Parke ).Socializationinthefami senberg(Ed. 199 8 el ,R. , & Buri ,R.( 463-552). ley & Sons HandbookofCh i ld Psychology(Volume 3).New York:John Wi .(pp. l ial problem ‐ sol terns,and chi ly fami ‐ ).Bar ly experiences i Pe ving pat t t t ,soc ,G.S. ,Dodge ,K.A. , & Brown,M.(1988 2 0 C 5 9 1 0 7一1 h i l d D l ialcompe t dren’ssoc t 〕 Den, , ence eve op・ . . ldhood. ),Peer re ion in chi l t s R H f l i A H の 互 M & jec 子 相 作 用 Putal laz ( 1 9 9 0 ) 母 n e n . . .Asher & J.D.Coie(Eds. . . . , , , .. 4 ) i Cambridge Univers ty Pr es s pp188一21 . . 山崎晃・中津潤 (監訳) , 子どもと仲間の心理学. 北大路書房.( i ing prac ian,and permi i i tar - tat t ss ve parent Robinson,C.C. Mandleco,B. ve,authori sen,S. , & Har ,C. (1995).Author ,0l ts lop虹 ices:Deve t l l easure L entofanewl .Psychologica1Repor , 77 , 819一830. ’ ’ mi ion. l i ing andboys and gir Russel ).Posi t l 1996 sbehaviorduring a homeobservat s veparent sse ,A. , & Ru ,G‐( 2一307. ionaIJournalofBehavioraIDeve lopment lnternat , 19 , 29 ld Development f f Maccoby,E.日. ( 198 0 ).Sex di joinderandrepri l in,C.N. se erencesinaggression:A re ck .Chi , 51, 96 , &Ja 4-980. ) ionalaggress iononthe lat l tandre i l ly-Choque t McNe son,L. , & 0lsen(1996 .over ,Ne ,M.K‐ ,Har ,C. ,Robinson,C. ion, 11, 47一67 ldhood Educat f f erentinformants corespondenceamong di . playgroud: .JournalofResearchin Chi. 1996 ) 牧野・中野・柏木 ( . 子どもの発達と父親の役割‐ ミ ネルヴァ書房 ),Chi ldren on playgrounds: ion.工n C.Har i imi t(Bd. t ies on the playground:The rol l 0lweus ).Bul zat 1993 e of v c ,D. ( i ty ofNew York Press. ions(pp. 85一128).New York:State Univers ivend Appl i Research Perspec t cat. 4‐2 8 ) 戸田 ( 199 . 母親の養育スタイルと子どもの攻撃的行動に関する研究. 北海道教育大学紀要(1-C), 9 6. (編), 子 どもの発達と父 牧野・中野・柏木 どもとの接触時間・育児参加 詫摩 ( 1 6 ) 父親 母親の属性と子 綿引・新谷・三好. 99 . . , ) 86一97 親の役割 (pp. ‐ ミネルヴァ書房. 74.

(14) . 父親の養育スタイ ルと子どもの攻撃的行動に関する研究. Wah1 l ion?1 )eve 1o駆工 士 lo1ogy, 26 90 ) 19 t er einterac lenta1Psyc ,R.G‐ ( .Whoisdrivingtl , 702-704.. 0 027 17 1 ) 付記:本研究は平成8~9年度科学研究費補助金 (基盤研究C, 課題番号08 6101 5 , 研究者番号7 の補助によって行われた. この研究に参加してくださったご両親と9つ の幼稚園の諸先生に心より感謝いた しま す‐ (本 学 教 授. 釧 路 校). 75.

(15) . 戸. 資料1ー1. 田 須恵子. 幼児の率先的攻撃行動の因子分析結果. ) ive (29i tems iveProac ial/Aggr t Ant i ess soc Factor l -言語的/身体的いじめ. 0 1 . ある子どもと遊ばないようにと他の子どもに言う 1 3 ‐ 意地悪して他の子どもをい じめる 8‐ 意地悪して他の子どもをいじめる ばないようにと他の子ども達に言う 4 0 ‐ ある仲間の友達にならないように, あるいは遊 陰でその仲間につ いていやな事をささやく 4 3 . 他の子ども達にある仲間を嫌いになるように しむける (例えば、 など) 55 . 私のいう通りの事をしなければ友達にならないと仲間に言う 4. 他の子ども達の前で仲間をからかってはずかしめようとする 47 ‐ 一緒に遊びたい子ども達をのけ者にする 一緒に遊べないと他の子ども達に言う 51 . グループが望んでいる事をしなければ, そのグループと と言って脅す 1 5 . ある子どもが自分の言うとおりにしなかったら, 遊びのグループからはずす 37 ‐ ただ意地悪するために他の子ども達をからかう 41 . 仲間の持ち物を見てからかう (例えば, 服, 絵等) 48 . 意地悪してわざとその子の前で他の子 どもの名前を呼ぶ Factor2ー暴力的/破壊的. ) 持ち去ったり, 壊したりして脅す 1 8 . 仲間が遊んでいる物を共有 しなければ, おもちゃを (三輪車とか家など 等 4 1 . 腹を立てた時、 他の子どもの物をこわす (作品、 組み立てた積み木 ) を投げ ける か つ 他の子どもに物 た場合 6 1 , ‐ 自分の思いどうりにならな っ 1 9 ‐ ほしい物を得るために相手につきま とったり, 脅したりする 22 . 目的のために他の者を叩いたり, 蹴ったりする 6‐ 自分がほしいものを得るために他の子を叩いたり, 蹴ったり, 押したりする ブ ) を他の子ども達にさせない 2 0 ‐ 敵対的手段を使って, 自分がやっている事 (例えば、 ランコ Factor 3 ー非正当的. 58 . 他の 子 ども を い じめて 喜ん で い る. パ と言う ば 2 5 ‐ ある子どもに, もし彼 (彼女) が望んでいる事をしなけれ , 誕生日 ーティ に招待しない 6 5 . 意地悪して他の子ども達を脅す Factor4ー非言語的. 3 4 . 他の子ども達を見て下品な笑い方をする ) 38 . 怒っている時には, 他の子ども達の言うことを聞かない (耳をふさいだりして 4 4 . もしも言われた事をしなかった場合, 彼らと一緒に遊ばないと仲間に言う Factor5ー非言語的/感情表現. 5 3 ‐ ある仲間に腹を立てた時, いやな顔をしたり, しかめっ面をする とがらせる 46 . 他の子どもに腹を立てた時, ふくれっ面をしたり□を 2 1 . 他の子どもに腹を立てた時, その場から離れるか, 背中を向ける. 76.

(16) . 父親の養育スタイ ルと子どもの攻撃的行動に関する研究. 資料1ー2. 幼児の反動的攻撃行動の因子分析結果. 29i ) ive Reac ive( Ant i i t tems al/A9gr ess soc Factor l -反動的暴力. 24 . 不当な扱いを受けているとわかった時, 他の子どもを押しやったり叩いたりする 32 ‐ 他の子どもがおもちゃ をとった時, それを取り戻すために押したり叩いたりする 25 ‐ 仲間が傷つけるつもりはなかっ たのに, 傷つけられたら殴る 2 6 ‐ 偶然にした事に対してさえも仲間を押したり, 叩いたりする 4 5 ‐ 意地悪しようとしている仲間から突っつ かれたらやり返す 1 7 . もし仲間が物 (例えばおもちゃ) をひったくって持って行こう とした時, 腹を立てて反撃する 39 . 仲 間の 一 人 が 脅 そ う と して い る の に 気 が つ い た 時, 力 で も っ て しっ ぺ 返 しを す る. 28 ‐ 意地悪しようとしている仲間からの攻撃に直面した時, 怒ってそれに反発する 29 . 自分をいじめようとしている仲間を侮辱したり脅したりする 31 . 他の子どもから不当な扱いを受けていると分かった時, 相手を怒鳴りちらす Factor 2 - い じめ. 5 0 ‐ 他の子ども達がこの子どもに仲良くしようと近づいて来た時でも, 攻撃的な行動をとる 27 ‐ 他の子どもが親しくなろうと近づいてきた時, いじめられると誤解して防衛的となる 36 ‐ 「誰 か 他 の子 ども を 困 らせ よ う」 と か そ う い っ た 意 味 の 事 を 言 っ て, い じめ る こ と につ い て 話 す. 30 ‐ 他の子ども達に乱暴に扱われる 35 ‐ い じわ る な 子 どもか らか らか わ れ る. 05 ‐ 意地悪な子どもからいじめられる 42 . 自分をいじめようとしている子ども達を避ける Factor3‐犠牲的/感情表現. 57 ‐ 意 地 悪さ れ た ら, 臆 病 に な っ た り, そ こ か ら 逃 げる. 49 . 意地悪な子どもに脅かされると泣く 11 ‐ 仲間から喧嘩を仕掛けられた時臆病になる 2 3 ‐ 仲間からいじめられると泣く Factor4-自己主張的. \ 、 ″ 03 . 人 を脅 そう と して い る 子 ども に そ れ は いや だ とかそういった意味を持つような事をいう. 21 ‐ ほかの子どもが, この子どもの物を取っ た時, しっかりした声で 「それは私のだ」 とか 「戻して」 と怒らな いで主張する。 45 . 意地悪しようとしている子どもに 「すぐ止めろ」 とか, そういった意味の事につ いて言う 0 9 ‐ 他の子どもが何かを掴みとろうとした時 (例えばおもちゃ) , 攻撃的行動に出るより, それにつ いて主張す る. 33 ‐ いじめには断固として立ち向かうが, 攻撃的ではない 07 ‐ 仲間が怒らせた時でも反発しないで引き下がる Factor5ー自己中心的. 01 . 彼 (彼女) にいじわるしようとしている子どもを無視する 0 2 . 自分がしたい事 (例えばぶらんこ) を, 他の子ども達がそれをしようとしている時, その子ども達にむかっ て どな る. 77.

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参照

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