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10.2 論文に必要なのは?

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10.2 論文に必要なのは? -161-

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.2 論文に必要なのは?

作成した文章が論文である、と言うためには、大きく 2 つの条件を満たしている必要が あります。2 つの条件とは書かれている文章の形式、論文全体の構成がそれぞれ論文ら しくできている、ということです。それぞれについてみていきましょう。 ●文章の形式 論文として書かれた文章が、他の文章と違う点は何か?それは次の点にあります。

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問いとそれに対する解答になっている

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解答は根拠から理論的に導かれている

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根拠が何によるものか正しく示されている まず、論文は基本的に 1 つの問い・テーマを立てて、それに対して自ら答 えていくという形式をとります。レポートでは先生から具体的な問いが与 えられることもあります。卒業論文では自ら頭を悩ませて考えることにな ります。 そして問いに対する解答を書くのですが、その解答が導かれる理由が 論理的に、他の人に納得できる形で示されなければなりません。感情 に訴えて納得を迫るものであったり、他人には理解できないひとりよ がりな理由付けをしている場合には、それは論文とはいえないのです。 さらに論理的に導かれた解答には、正しく典拠(情報元)の示された根拠が 必要です。他者の論文に書かれた理論などを根拠とする際には、その論文 名、著者名、雑誌名、掲載巻号・ページなどをはっきりと書いておきます。 これは、論文を読んだ人が根拠となっている理論までさかのぼって確認できるようにす るためです。また、他者の書いた論文には著作権があり、引用するときには出典をはっ きりさせておかないと、著作権侵害ということになります。このことについては、後の 参考・引用文献の書き方の項目で詳しく触れます。自分で行った実験や社会調査の結果 などを根拠とする際にも、その方法をはっきりと示し、他者が追試できるようにしてお く必要があります。

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第10章 論文を書こう -162- ア ブ ス ト ラ ク ト 論文の内容を要約したものです。論文の目的、結論、実験の方法、 結果などを書きます。論文全体を読まなくても、論文に書かれてい ることを短時間で把握できるようにすることを目的としています。

目次

短いレポートなどでは不要なこともありますが、大部な論文には目次をつ けます。

タイ

論文のタイトルです。著者名や著者の所属機関も書きます。また、タイトルの 後に「まえがき」として論文作成の個人的動機、事情などを書く事もあります。

本文

論文のメインとなる部分です。多くの場合、序論・本論・結 論という構成にします。序論で問題提起を行い、本論では結 論へと導くための論証を行います。結論で、得られた解答や 残された課題を示します。

文献表

付録な

本文中に組み込めなかったグラフや表、長い引用などを付録として つけます。短い論文であれば、引用の出典をまとめて後注としてこ こに載せることもあります。論文を書く際に使用した文献はすべて 文献表として掲載しておきます。索引を作成することもあります。 また必要であれば「あとがき」や「謝辞」などもつけます。 ●論文の構成 論文全体は一定の構成になっている必要があります。分野によって異なりますが、基本 的には次のような構成にします。

参照

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