• 検索結果がありません。

学生参加による循環型授業評価・授業改善システムの構築

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "学生参加による循環型授業評価・授業改善システムの構築"

Copied!
59
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

私立大学経常費補助金 「

私立大学教育研究高度化推進特別補助」

教育 ・学習方法等 の改善事業

学 生参加 による循環 型授業評価 ・授 業改善 システムの構築

平 成18・19年

活 動 報 告 書(中

間)

代表

本 田

多美枝

平成20(2008)年3月

(2)

目次

1.は じ め に 1 Ⅱ.事 業 の 概 要 3 Ⅲ.平 成18年 度 の 活 動 内 容 お よ び 成 果 1,授 業 評価 シ ステ ム に閲 す る他 大 学 の 取 り組 み 成 果 につ い て の 調 査5 2.本 学 の 学 生 お よび 教 員 を対 象 と した 「授 業 評 価 に関 す る質 問 紙 調 査 」12 2−1.学 生 を対 象 と した調 査 2−2.教 員 を対 象 と した調 査 3.「 看護 系 大 学 の使 命FD活 動 の座 標 軸 」 日本看 護 系大 学 協議 会FD委 員 会研 修 へ の参加20 IV.平 成19年 度 の 活 動 内 容 お よ び 成 果 21 1.講 義版 ・演 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム作 成 の 取 り組 み21 1−1.現 行 授 業 評価 フ ォー ムの 改 善 点 と講 義 版 ・演 習 版 授 業 評価 フ ォー ムの 作 成 1−2.教 員 を対 象 と した 「講 義 版 ・演 習 版 授 業 評 価 フ ォー ムに 関す る調 査 」 1−3.学 生 を対 象 と した 「講 義 版 ・演 習 版 授 業 評 価 フ ォー ムの試 行 」 と 「質 問 紙 調 査 」 1−4.講 義 版 ・演 習 版 授 業 評価 フォ ー ム の修 正 と今 後 の課 題 2.実 習 版 授 業 評 価 フ ォ ー ム 作 成 の 取 り組 み25 2−1.実 習 版 授 業 評 価 フ ォ ー ム の 作 成 2−2.本 学 の 教 員 を 対 象 と した 「実 習 版 授 業 評 価 フ ォ ー ム に 関 す る 調 査 」 2−3.本 学 の 学 生 を 対 象 と し た 「実 習 版 授 業 評 価 フ ォ ー ム の 試 行 」 と 「質 問 紙 調 査 」 2−4.実 習 版 授 業 評 価 フ ォ ー ム の 修 正 と今 後 の 課 題 3. コン ピュー タ シ ス テ ム に よ る授 業 評 価 の仕 様 お よび試 行30 V.平 成20年 度 の 活 動 計 画 34

(3)

資料

1.「 授業 に つ いて の ア ン ケー ト」 用 紙 2.現 行 授 業 評価 の 実 施 方 法 3.「 授 業 に つ いて の ア ン ケー ト」 に関す る調 査 用紙(学 生 用) 4.「 授 業 に つ いて の ア ン ケー ト」 に関す る調 査 用 紙(教 員 用) 5.講 義 版 、 演 習 版 、実 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム に 関 す る調 査 用 紙(教 員 用} 6.講 義 版 、 演 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム に関 す る 調 査 用 紙(学 生用) 7.実 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム に関 す る調 査 用紙(学 生 用) 8.講 義 版 授 業 評価 フ ォー ム 9.演 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム 10.実 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム(案) 11.実 習版 授 業評 価 フ ォー ム(完 成 版) 12,「 授 業 に つ い て の ア ンケ ー ト」 パ ソ コ ン入 力 シス テ ム に 関す る調 査(学 生 用)

(4)

1.は じ め に 授 業 評価 は 、教 育 活 動 のQualityManagement( 質 管 理)の 一 つ の 方 略 と して 位 置 つ く もの で ある 、わが 国 にお い て 、授 業 評 価 を行 う大 学 が 急 増 した 背 景 には 、1991年 の大 学 設置 基 準 の 大 綱化 とあ わせ て 、大 学 の 自己 点検 ・評価 の実 施 が 求 め られ 、 そ の 中 で 「教 員 の 教 育活 動 に対 す る工 夫(学 生 によ る 授 業 評価 等)」 が あ げ られ た こと と 関係 して い る。 さ ら に 、1998年10 月の 大学 審 議会 答 申 「21世 紀 の 大学 像 と今 後 の 改 革 方 策 につ いて 一競 争 的環 境 の 中 で個 性 が輝 く大 学 一」の 中で 、教 員 の教 育 活 動 評 価 と授 業 改 善 につ いて さ らに踏 み 込 ん だ提 言 が 行 われ た。 これ らを受 け 、学 生 によ る 授 業 評 価 を実 施 して い る 大 学 は,1992年 には38校 で あ っ た もの が 、 200旦 年 度 に は513校 と急 増 し、4年 制 大 学 の76%が 実 施 す る に至 っ た1)。 授 業 評 価 は 、 <す るか ・しな い か 〉 の議 論 を終 え 、 今 や < ど のよ う に実 施 す る ことが よ り有効 か > と い う議 論 に シ フ トして い る と言 え る。 大 学 に お け る 授業 評 価 の あ り方 と して は 、二 つ の 方 向で 実 践 が 進 め られ て い る 。 一 つ は 、授 業 ア ンケ ー トな どに よ る授 業 評 価 で あ り、 他 方 は、 授 業 参 観 ・授 業 公 開 な ど授 業 そ の もの の分 析 ・改 善 で あ る。 本 学 にお い て は 、 開学4年 目の 平 成17(2005)年 度 後 期 よ り 「学 生 に よ る 授 業 評価 ア ンケ ー ト」 を全 学 的 ・組 織 的 に導 入 した .F D委員会が中心 とな り、他大学 への調査 を実施 し、授 業評 価 ア ンケー トの項 目や 実 施 方 法 、結 果 の公 表 を含 め た活 用 等 につ いて検 討 し 、「授 業評 価 に 関す る ア ンケー ト」 案 を取 り ま とめ た 。 当初 よ り、 常 勤 、 非 常 勤 を問 わず 、実 習 お よ び卒 業 研 究 以 外 の全 講 義 ・演 習 科 目 につ い て 実施 す る運 び とな った 。 全 学 的 な 授業 評 価 導 入 か ら2年 目を 迎 え る と、 現 行 授 業 評 価 の内 容 お よ び 方法 に つ い て課 題 が見 え始 め た。 < 評 価 内容 > につ い て は 、 講 義 ・演 習 科 目 の別 な く 同 一 の 質 問項 目で実 施 して お り、そ の 限界 が 表 面 化 して き た。 さ ら に は、 看 護 学 の授 業 にお いて 重 要 な位 置 づ けに あ る実 習 につ いて は 、全 学 的 な 実 施 に至 っ て い な か った 。 〈 評 価 方 法 〉 に関 して は 、授 業 評価 の実 施 時期 が 、全 授業 の終 了時 の み で あ る た め 、 タイ ム リー に授 業 改 善 に結 び つ か な い こ と、 さ らに は外 部 委 託 の た め集 計 に時 間 が か か り、担 当教 員 へ の フ ィー ドバ ッ ク が セ メ ス タ ー を越 え て遅 れ る こ とな ど が あ げ られ た 。「学 生 に よ る授 業評 価 」を授 業 改 善 にい か す た め に は、授 業 評価 内 容 を見 直 す と と もに 、学 生 と教 員 との 双方 向 性 の ある タイ ム リー な 評 価 シス テ ム を 構築 す る必 要性 を認 め た。 そ こで 、文 部 科 学 省 によ る私 立 大 学 経 常 費 補 助 金 「私 立 大 学 教育 研 究 高度 化 推 進 特 別 補 助 」(平 成18年 度 か ら20年 度)を 受 けて,本 事 業 に取 り組 む 運 び とな った 。 本 報 告 書 で は 、3ヵ 年 計 画 と して 立案 した 本 事 業 の 全 体 概 要 につ い て 述 べ 、 平 成18年 度 と 19年 度 の活 動 内 容 お よび 成 果 に つ い て 中 間 報 告 を行 う もの で あ る。最 後 に、 これ らの 成果 を踏 ま え 、最 終 年度 とな る 平成20年 度 の活 動 計 画 に つ いて 述 べ る 。 事 業組 織 代 表 者:本 田 多 美 枝(日 本 赤 十 字 九 州 国 際 看 護 大 学 准 教 授) メ ンバ ー:松 尾 和 枝(日 本 赤 十 字 九 州 国 際 看 護 大 学 講 師) 濱 田 維 子(日 本 赤 十 字 九 州 国 際 看 護 大 学 講 師) 阿部 オ リエ(日 本 赤 十 字 九 州 国 際 看 護 大 学 講 師) 1

(5)

文 献

1)木 野 茂:大 学 授 業 改 善 の 手 引 き 一 双 方 向 授 業 へ の 誘 い 、pp.21-22、 ナ カ ニ シ ヤ 出 版 、2005.

文 責:本 田 多 美 枝

(6)

Ⅱ.事 業 の 概 要 1.目 的 本 事 業 は 、従 来 か ら大 学 教 育 の 質 管 理 の た め に行 っ て い る 「学 生 に よ る 授 業評 価 」 を、 タイ ム リー に機 能す る 形 成評 価 と して 、 また 、 学 生 と教 員 と の 双方 向 の 評 価 と して機 能 させ る 授 業 評 価 シス テ ム の構 築 を 目指 して い る 。 そ の こと に よ り、授 業 評価 ・改 善 のサ イ ク ル を活 性化 さ せ 、 教 育 内容 ・方 法 の改 善 に 向 け た 組織 的 な F D活 動 の推 進 を図 る こ と を 目的 と した 。 2.事 業 内 容 この授 業 評 価 ・改 善 シス テ ム は,次 の 三 つ の コ ンセ プ トを もった コ ン ピュ ー タ シ ステ ム で あ る。 ① 学 生 に よ る授 業 評価 の即 時 の 把握 と、 そ の 活 用 に よ る継続 的 な 授 業 改 善 を 可 能 にす る。 ② シ ス テ ム 上 で 授 業 に関 す る学 生 と教 員 の 双方 向 の 意 見 交換 、 評価 を 可 能 にす る。 ③ 全 学 的 に取 り組 む こ とで 、 大 学 全 体 の教 育 の 質 向 上 に寄 与 す る 。 つ まり、 発 展 的 な 授 業 評 価 ・改 善 の サ イ クル を支 援 す る シス テ ム を構 築 し、 活 用 す る もので あ る 。 3.事 業 計 画 本 事 業 は 、学 生 ・教 員 ・大 学 管理 者 が 一 体 とな って 取 り組 む こ とが 重 要 で あ る た め 、 事 前 調 査 、 シス テ ム構 築 、 運用 、 評価 の過 程 にお いて 、 常 に三 者 が 参 加 しな が ら計 画 を 遂 行 す る。 ま ず 、 調 査 に よ り本 学 に適 切 な授 業 評 価 ・改 善 の シス テ ム 概 要 を描 き、 コ ン ピュ ー タ シス テ ム の 仕 様 作 成 、 運 用 のた め の学 習 会 を経 て 導 入 し、 評価 を行 う。 最終 年 度 には 、 シ ス テ ム の使 用 ・ 運 用 方 法 に つ いて 最 終 評 価 を行 い、 よ り有 用 な シ ス テ ム 構 築 を め ざす 。 具 体 的 な3ヵ 年 計 画 は 以 下 の通 りで あ る。 1)平 成18年 度 初 年 度 は、2つ の 調 査 を行 う。 ひ とつ は、 本 学 の 学 生 ・教 員 ・大 学 の管 理 者 に対 して 、 現 在 行 って い る授 業 評 価 の 活 用度 ・課 題 を問 い、 有 用 な シ ス テ ムの 概 要 を描 く。 も うひ とつ は 、 授 業 評 価 に 関す る既 存 の コ ン ピュ ー タ ソ フ トの 機 能 を調 査 す る こ とで、 本 学 の シ ス テ ム へ の適 用 可 能 性 を 探 る ことで あ る。 2)平 成19年 度 2年 目は、新 しい 授 業 評 価 ・授 業 改 善 シ ス テ ム 構 築 に向 け 、 必 要 なハ ー ド、 ソ フ トを明 確 に し、 導 入 の た め の仕 様 を作 成 す る。 さ らに 、全 学 的 に取 り組 む よ う説 明会 、学 習会 を開催 した 上 で、試 験 的 に導 入 運 用 す る 。 中 間 評 価 と して 、 授 業 日程 が 終 了 した 時 点 で 学 生 、教員、大学 管 理 者 に対 し、量 的 ・質 的 に 調査 を 行 い、 そ の 結 果 を報 告 書 に ま とめ る。 3

(7)

3) 平 成20年 度 3年 目 は 、 中 間評 価 を受 け 、 シス テ ム の 仕 様 ・運 用 方 法 を見 直 し調 整 す る。 さ らに、 授 業 改 善 に 向 け て機 能 す る よ う、継 続 的な 学 習 会 や 有効 な 活 動 方 法 の 模 索 に よ り、 シス テ ム を軌 道 に のせ る 。 以 上 か ら、 本 事 業 の 最終 評 価 を行 う。 4.期 待 さ れ る 成果 本 シ ス テ ム に よ り、 授 業 評価 と授 業 改 善 に学 生 ・教 員 ・大 学 管 理 者 が 関わ り、 有 機 的 に機 能 す る こと で 、教育 の 質 向 上や 学 習 成 果 力現 込 まれ る.さ ら に、学 生 によ る 授 業 評価 を 、形 成 的 ・ 双 方 向 的 評価 と して 授 業 改 善 に活 か し、 循 環 ・発 展 させ る取 り組 み が 、他 大 学 へ の先 駆 的 モ デ ル と な り うる と考 え た 。 文 責:本 田多 美枝 4

(8)

Ⅲ.平 成18年 度 の 活 動 内 容 お よび 成 果 平 成16年 度 は 、 「学 生 参 加 に よ る循 環型 授 業評 価 ・授 業 改 善 シ ステ ム の構 築 」 に 向 け た事 前 調 査 と して 、 <授 業 評 価 シ ス テ ム に 関す る他 大学 の取 り組 み 成 果 につ い て の 調 査 〉 とく本 学 の 学 生 お よ び教 員 を対 象 と した 「授 業評 価 に 関す る質 問紙 調 査 」 〉を実 施 した 。 1.授 業 評 価 シス テ ム に 関す る他 大学 の取 り組 み に成 果 につ い て の調 査 1)は じめ に 大 学 にお い て 、 学 生 に よ る授 業評 価 は定 着 しつ つ あ るが 、 授 業 評 価 の 結 果 を 、授 業 改善 に反 映 す る組 織 的 取 り組 み を行 っ て い る の は、 国 立 ・公 立 ・私 立 全 体 で335大 学{約47%)1)程 度 との 報 告 が あ る. 本 学 にお い て も、教 員 の 授 業 改 善 へ の 意 識 向上 と教 育 の質 改 善 を 目的 と して 、平 成17(2005) 年 度 後 期 か ら学 生 に よ る授 業 評価(以 下 、 授 業 評 価 とす る)を 、看 護 学 実 習 と卒 業 研 究 を除 く す べ て の 科 目を対 象 に実 施 して い る。 しか し、授 業 改 善 に反 映 す る た め の組 織 的 取 り組 み と して は、 以 下 の 理 由 か ら、 不 十 分 で あ っ た と考 え る。す な わ ち 、従 来 の方 法 で は 、科 目の授 業 が す べ て終 了 した 時 点 で評 価 してお り、 学 生 か らの 評価 を 当 該 科 目の授 業 改 善 に活 かす こ とは不 可 能 で あ った。 さ らに、授 業 は学 生 と 教 員が 相 互 に創 りあ げ る もの で あ るが 、授 業評 価 が 学 生 の 一 方 的 な 意 見 の 集 約 に と ど ま り、 教 員 か らク イ ム リー に フ ィー ドバ ッ クす る こ とが 困難 であっ た 。 つ ま り、 組 織 的 に は 、授 業 評価 を授 業 改 善 に反 映 す るに は 不 十 分 な 体 制 で あ った とい え る。 以 上 の こ とか ら、授 業 評価 を、 タイ ム リー な形 成 評価 と して 、 ま た 、 学 生 と教員 の双 方 向 評 価 と して機 能 させ る仕 組 み作 りが 急務 で あ る。 こ う した機 能 を持 つ た め に は 、 コ ン ピ ュー タ シ ス テ ム を活 用 した授 業評 価 シ ステ ムの構 築が必 要 と考 え る。 2)目 的 有 用 な授 業評 価 シ ス テ ム を描 くた めに 、 わ が 国 の コ ン ピ ュー タに よ る授 業 評 価 シス テ ム に関 す る研 究 を調 査 し、 そ の成 果 お よび 課題 を 明確 にす る。 3)調 査 方 法 (1)対 象 文 献 の 選 定 ① 検 索 に 使 用 し た デ ー タ ベ ー ス JSTPlus(科 学 技 術 全 分 野)+JMEDPlu8(国 内 の 医 学 関 連 分 野)を 用 い た 。 さ ら に 、 大 学 の 研 究 紀 要 を 含 むCiNiiを 用 い 、 追 加 選 定 を 行 な っ た 。 ② 検 索 期 間 お よ び キ ー ワ ー ド 2002年 ∼2007年 の5年 間 と し 、「授 業 評 価 」、 「シ ス テ ム 」 の キ ー ワ ー ドを 用 い て 検 索 した 。 ③ 論 文 の 種 類 お よ び 選 定 会 議 録 を 除 き 、JSTPIus+JMEDPIusで は56件 、CiNiiで は63件 の 文 献 を 抽 出 し た 。 重 複 す る 文 献 を 選 択 し 、 「コ ン ピ ュ ー タ シ ス テ ム に よ る授 業 評 価 」 に つ い て 論 じて い る27件 を 対 象 文 献 と して 選 定 した 。 5

(9)

4)分 析 方 法 (1)対 象 文 献 に つ いて 、 発 表 年、 研 究 者 の所 属 分 野 等 の属 性 に よ りデー タ化 し分 類 した 。 (2)対 象 文 献 の 内容 を 熟 読 し、テ ー マ の意 味 の 類 似 性 に基 づ い て分 類 した。 5)結 果 (1)対 象 文 献 数 の 年 次 推 移(図1参 照) わ が 国 の 、 コ ン ピ ュ ー タ に よ る 授 業 評 価 シ ス テ ム に 関 す る 研 究 は 、2002年 か ら2007年 の5年 間 に,27件 で あ っ た 。 文 献 数 は 、2002年 で は1件 で あ っ た が 、 年 々 増 加 し て い る. 10 件 数 98 7 6 5 4321 0 2002年2003年2004年2005年2006年2007年 年次 図1.対 象 文 献 数 の 年 次 推 移 (2)研 究 者 の 研 究 分 野(図2参 照) 27件 の対 象 文献 の研 究 者 を、 研 究 分 野 毎 に 分 類 した と こ ろ 、情 報 分 野 の研 究 者 が 最 も多 く8 件(29.6%)、 つ い で経 済 分 野 が5件(18.5%)で あっ た 。た だ し、経 済 分 野 に 関 して は 、同 一研 究 者 に よ る報 告 で あ った 。 以 下 、 さ ま ざま な 学 問分 野 の研 究 者 が 、 コ ン ピュー タ に よ る 授 業 評価 シ ステ ム に 取 り組 ん で い るが 、 看 護 を含 む 、保 健 医 療 分 野 の研 究 者 は いな か っ た 。 研究者の研究分野 口情報 ■謡済 □ 工学 口杜会文化 ■ 自然科学 ・環境科学 口教育 ■総研その他 口会計 ■総合政策 図2.研 究 者の研 究分野 (3)授 業 評価 シ ス テ ム の対 象 とな る授 業 科 目 27件 中24件 が 、 全 学 的 な 取 り組 み 事 例 と して 報 告 され て い た。 残 りの3件 は 、 情 報 科 学 や 6

(10)

語 学 とい っ た特 定 の科 目にお け る授 業 評価 につ いて 論 じて い る もので あ っ た。 (4)対 象 文献 内 容 の 概 観 各 文 献 と も、 従 来 の紙 媒 体 に よ る授 業 評 価 の課 題 と して 、 教員 が タイ ム リー に授 業 評 価 に活 か せ な い こ と、 学 生 と の 双方 向 のや り取 りが で き な い こ とを あ げ て い る 。 そ の課 題 を解 決 す べ く、 コ ン ピ ュー タ を活 用 した 授業 評 価 シ ステ ム の構 築 に取 り組 ん で い た。 全 体 を概 観 し た と ころ 、 コ ン ピュ ー タ に よ る 授 業 評価 シ ス テ ム は 、 この5年 間 の うち に、 次 の い くつ か の 段 階 を経 て 発 展 して き て い る 。す な わ ち 、① 即 時性 、 双 方 向 性 の 確 保 、② シ ス テ ム へ の ア クセ シ ビ リテ ィの 改 善.③ 自 由記 載 デ ー タ の分 析 、④ 出 欠 ・成績 ・履 修 管 理 シ ス テ ム と の 統 合 、⑤ 匿 名 性 の確 保 、 の 段 階 を ふ み 、 よ り多 機 能 にな って きて い る 。 ① 即時 性 、 双方 向 性 を確 保 (i)リ アル タ イ ム の 授 業 改 善 を 目的 と した シ ス テ ム 学 生 に よ る 授 業 評価 を、 授 業 内 に把 握 し、 す ぐ に授 業 改 善 に活 か す こと を 目的 に 作 成 され た シ ステ ム で あ る2)-4)。これ らの システ ム で は 、授 業 中 に教 員 が 問題 を 提 示 した り、学 生 か らの質 問 を受付 け る こ とで 理 解 度 を計 りな が ら 、授 業 方 法 や 内容 を調 整 しつ つ展 開す る こ とが で き る。 例 え ば 、高 橋 ら2)は、 「情 報 処 理 」 の授 業 内 に、Weblogを 使 って 学 生 か らの評 価 や 質 問 を収 集 して い る 。 また 、 パ ル ス ら3)や河 野 ら4)も同様 に 、 授 業 内 で 学 生 か ら の評 価 を 収 集 し て い る が 、 同時 に学 生 自身 も 、他 の学 生 の 評価 を知 る こ とが で き る シ ス テ ム に な っ て お り、 教 員 か らの フ ィー ドバ ッ クだ けで な く、 ピア評 価 に よ る授 業 の活 性 化 をね らっ て い る。 一 方 で 、 これ らのシステムの適用 は、コン ピュータを授業内で使用 する科 目に限定 され てい る、 (ii)授 業 科 目 を限 定 しな い システ ム 授 業 終 了後 に 、 学 生 が 授 業 評 価 を行 な う こ とで 、 教 員 は 、 次 回 の 授 業 の 改 善 に反 映 さ せ る こ とが で き る シ ス テ ム で あ る5)-6)。Webを利 用 し た シ ス テ ムが 主 流 で あ る 。 この シ ス テ ム で は 、 学 生 は いつ で も コ ン ピュ ー タ を使 用 し、 授 業 評 価 を行 な う こ とが で き 、 教 員 もい つで も 評価 を閲 覧 す る こ とが で き る 。 つ ま り、 授 業 科 目で コ ン ピュー タ を使 用 しな く て も、入 力 作 業 が 可 能 で あ る。 また 、 大 塚 ら5)のシス テ ム で は 、授 業 評 価 を 実 施 す る 時 期 を 、 自由 に 設 定 で き る よ う にな って い る。 ② シ ス テ ム へ の ア クセ シ ビ リテ ィの 改 善 前述 の 大 塚 ら5)、芝 ら6)のシ ス テム にお いて は 、 コ ン ピュー タ を使 用 しな い授 業 科 目で も、 授 業 評価 シス テ ム に ア クセ スで き る よ うにな っ て い た.し か し、 コ ン ピュ ー タ を使 用 しな い授 業 の 場 合 、 学 生 は 、授 業 評 価 の た め にわ ざ わ ざパ ソ コ ン を起 動 す る こ と にな り、 回 収 率 の低 下 が 懸 念 され る。 こ う した こ とか ら、 授 業科 目を 問わ ず 、 リア ル タ イ ム で も任 意 で も、 学 生 が ア ク セ ス しや す くす る 工夫 と して 、 携帯 電 話 のWebブ ラウザ 機 能 を利 用す る シス テ ム が 開 発 され て い る7)-13)。 鳥 巣 ら7),8)は、携 帯 電 話 を使 用 して 、授 業 毎 の 評 価 を学 生 に 回答 して も らっ た結 果 、回 収 率 が 回数 を重 ね る 事 に低 下 し,最 初 の74%か ら最 後 は23%に な った と述 べ て い る。 しか し、次 年度 7

(11)

の 調 査 で 、評 価 の 回 数 を2−3回に減 ら して 実 施 す る と、 ほ ぼ一 定 した 回 収 率(約62%)を 保 つ こと が で き て いる 。 また 、 自由記 載 の量 につ いて は 、紙 ベ ー ス と携 帯 電 話 入 力で の 文 字 数 の 差 は な か っ た と報 告 して い る。 大 塚 ら9)も、 同 様 に携 帯 電 話 のWebブ ラウ ザ 機 能 を利 用 した シス テ ム 改 善 を行 な い 、 パ ソ コ ン と携 帯 電 話 で の 入 力 操 作 性 に つ い て 比較 して い る。 結 果 と して 、 自由記 載 の 量 につ いて 有 意 差 は な く、 評価 値 を選 択 して 入 力 す る方 法 で は、 携 帯 電 話 の方 が 、入 力 時 間が 長 くな った と報 告 して い る。 大 塚 ら10)は、 さ らに 、 携 帯 電 話 で の入 力 イ ンタ フ ェー ス につ いて 検 討 して い る。 評 価 値 を入 力 す る方 法 に は 、 プ ル ダ ウ ン方 式 、 ラ ジ オ ボ タ ン方 式 、 テ キ ス トボ ッ ク ス方 式 が あ る 。 携 帯 電 話 とパ ソ コ ンで の 入 力作 業 の操 作 性 を 比較 す る と、 携 帯 電 話 で は 、 テ キ ス トボ ッ ク ス 方 式 は時 間 が か る こ とが 分 か っ た。 ラ ジオ ボ タ ン方 式 とプ ル ダ ウ ン方 式 は 、 入 力時 間 に 有 意 差 が 見 られ な か った 。しか し、ラジ オ ボ タ ン方 式 で は 、ス ク ロ ー ル を 多 く行 な う こ と にな り、 評価 値 の 選 択 が 画 面 上 部 の もの に偏 る傾 向 が 示 され た 。 つ ま り、 携 帯 電 話 で は 、 プル ダ ウ ン 方 式 で の 回 答 が 有 効 で あ る こ とが報 告 され て い る。 パ ソ コ ン とは 違 い、 携 帯 電 話 で の入 力 は、 キ ャ リ ア(携帯 電 話 会社)、 メー カ 、機 種 に よ り、 操 作 性 に 差 異 が 出 て くる 可能 性 が あ る。大 塚 ら11)は 、こ れ らの検 討 も行 な っ て い る 。そ の結 果 、 特 定 の キ ャ リア 利 用 者 の入 力時 間 が 多 く,キ ャ リ ア の信 号 の強 さ に よ る影 響 と考 え られ た 。 ま た 、 携 帯 電 話端 末 の メ ー カ 、機 種 に よ る入 力 時 間 の有 意 差 はみ られ な い と報 告 され て い る。 授 業評 価 を携 帯 電 話 に よ る入 力で 行 な う場 合.他 者 へ の 「な りす ま し」、パ ケ ッ ト通 信 料 の 負 担 、 回収 率 の低 下 な どが 課 題 と して あ げ られ て い る. ③ 自 由記 載 デ ー タ の 分 析 授 業 評 価 の う ち 、 学 生 の 生 の 声 で ある 自由記 載 の 分 析 につ い て 、 鈴 村12)は 、 テ キ ス トマ イニ ン グ と い う方 法 を示 して い る。 これ は 、 自由記 載 か ら、 あ る キ ー ワー ドを見 つ け 出 し集 計 す る もの で あ り、 マ ー ケ テ ィ ン グ リサー チ等 で行 な わ れ る 方 法 で あ る。 ④ 統 合 シス テ ム と し て の構 築 コ ン ピ ュー タ によ る授 業 評価 シス テ ム は、 そ の 即 時 性 、双 方 向性 が 強化 さ れ る につ れ 、 統 合 的 な シス テ ム と して 構 築 され つ つあ る。 つ ま り、 授 業 へ の学 生 の 出 欠 チ ェ ック お よ び 集 計 、授 業資 料 の 配布 、 提 出 物 の管 理 、履 修 登 録 、 成 績 管 理 等 で あ る 。 そ の 意 図 は さ ま ざ ま で あ るが 、安 藤 ら13)は、 授 業 評 価 や 学 生 の 取 り組 み 姿 勢 を、 学 生 が 相 互 に知 る こ とで 、学 習 意 欲 が 刺 激 され る こ とを 明 らか に した 。 また 、松 村 ら14),15)は、教 員 の事 務 的作 業 の 軽 減 に つ な が る と して.統 合 シ ス テ ム を 示 して い る。 両 者 と も、 出 欠 管 理 の た め 、 個 人 認 証 の過 程 が 必 要 とな って い るが 、 授 業 評 価 に つ い て は 匿 名 で 行 な う よ うに な って い る。 ⑤ 匿 名 性 の確 保 授 業 評 価 シス テ ム に お いて 、 回 答す る学 生 の 匿 名性 を確 保 す る こ とは 、 プ ライ バ シー の保 護 と と も に、 率 直 な 意 見 を 得 る た め に 必要 で あ る。 谷 川 ら16)は、 この点 か ら、授 業 評 価 シ ス テ ム が満 た す べ き 要 件 と して 、① 回答 者 の不 正 回答 防止 、② 集 計サ ー バ へ の デ ー タ の秘 匿 性 、 ③ プ 8

(12)

ライ バ シー 管 理 者 へ の デ ー タ の秘 匿性 、④ 回答 者 の 識 別 、 を あ げ 、 回答 の暗 号 化 に よ り匿 名 性 を確 保 す る シス テ ム を 報 告 した。 また 、 吉 川17)は、 授 業 評 価 と出欠 管 理 が 統 合 し た シ ステ ム にお いて.不 正 回 答 防 止 と回 答 の 匿 名 化 は 、相 反 す る要 求 で あ る と して い る。 しか し、 そ れ を両 立 させ る た め に、 まず 、 出欠 管 理 シス テ ム か らの メー ル を学 生が 開封 した 時点 で 出 席 登 録 が完 了 し、 そ の メ ー ル に記 載 され た URLに 接 続 して 、授 業 評 価 に回 答す る こ とで 、匿 名 性 を確 保 す る とい う仕 組 み を提 案 した.こ れ は 電 子 メー ル とWebを 組 み合 わ せ る こ とで 、高 額 な シス テ ム を別 途 導入 す る こ とな く、 対 応 で き る と の ことで あ る. 6)考 察 (1)コ ン ピュー タ に よ る授 業 評 価 シ ス テ ム の動 向 対 象 文 献 の検 討 によ り.2002年 か ら2007年 の5年 間で 、授 業 評価 の コ ン ピ ュー タ シ ス テ ム 化 は 、 年 々進 ん で きて い る。 そ の理 由 と して は、従 来 の 紙媒 体 に よ る 授 業 評価 の 課 題 を解 決 す る こ とが で き、教 員 の事 務 的 作 業 も大 幅 に軽 減 で き る 点 にあ る 。さ らに 、IT技 術 の進 歩 と とも に 、 ま す ます 多 機 能 な シス テ ム を構 築 す る こ とが で きる よ うに な っ て お り、運 用 に 関す る可 能 性 が 広 が って き て い る。 ま た 、授 業 評 価 シ ス テ ム の枠 を 超 え 、学 生 同士 の双 方 向 のや り取 りによ る ピア 評価 や 、出欠 ・ 提 出 物 管 理 や 履 修 登 録 等 との統 合 シ ステ ム と して 発 展 して き て お り、 大 き な学 習 支 援 シス テ ム と して 構 築 され て いる 例 もあ る。 しか し、大 学 全 体 か ら考 え る と 、 シ ステ ムが 導 入 され て い る の は 、 ま だ ご く一 部 で あ る。 ま た 、 シ ス テ ム 構 築 を 中心 的 に行 な って い る研 究 者 は 、 情 報 分 野 や 工学 分 野 が 多 く、 研 究 者 も 限 られ て い る こ とが わ か る。 看 護 を含 む保 健 医療 分 野 で は 、 授 業 評価 を 授 業 改 善 に活 か す た め の シ ス テ ム 化 には 取 り組 んで い る も の の18)−19)、紙 媒 体 で の 実施 に と ど ま り、コ ン ピュー タ を使 っ た シ ス テ ム 構 築 に関 す る文 献 はな か っ た。 しか し、 大 学 の 中 の 一 学 部 と して 、 実 際 に は使 用 さ され て い る可 能 性 もあ る。 (2)コ ン ピュ ー タ に よ る授 業 評価 シ ステ ム の発 展 コ ン ピ ュー タ によ る授 業 評 価 シ ステ ム は 、この5年 間 の う ち に 、① 即 時性 、双 方 向性 の確 保 、 ② シ ス テ ム へ の ア クセ シ ビ リテ ィ の改 善 、③ 自由 記 載 デ ー タ の分 析 、④ 出 欠 ・成 績 ・履 修 管 理 シ ス テ ム との 統 合 、⑤ 匿 名性 の確 保 、 の段 階 をふ み 、 発 展 して き た と考 え る。 文 献 を 概 観 す る と、 さ ま ざ まな 機 能 を備 え た ま ま 、 よ り利 用 しや す い シス テ ム と して 発 展 し て き て お り、 本 学 の シ ス テ ム を描 く 時 に 、技 術 的 に は 、 これ らす べ て の機 能 を搭 載 した シス テ ム構 築 は 不 可 能 で は な い と考 え る。 ま た 、看 護 学 実 習 科 目の 授 業 評価 を行 な う こ と を考 慮 す る と、 携 帯 電 話 によ る ア クセ ス は不 可 欠 な も の と して検 討 す る 必 要 が あ る 。 コ ン ピ ュー タ によ る授 業 評 価 シ ステ ム の現 時 点 で の 課 題 は 、 携 帯 電 話 を媒 体 とす る こと を 前 提 と して 、キ ャ リ アや 機 種 の 違 い に よ る不 平 等 を 是 正 す る こ と、パ ケ ッ ト通 信 料 の負 担 を解 決 、 匿 名 性 の 確 保 と不 正 回 答 防止 が考 え られ る。 ま た 、 技 術 的 な 面 に 限 らず 、授 業 改 善 に 向 け た 効 果 的 な シス テ ム とす る た め に、 授 業 評 価 を 行 な う時 期 や 、 デ ー タ の分 析 方 法 な ど、運 用 上 の検 討 を十 分 に 行 な う必 要 が あ る と考 え る。 9

(13)

7)結 論 コ ン ピュ ー タ によ る有 用 な 授 業 評価 シ ス テ ム を描 く た め に、文 献 検 討 を行 な っ た 。そ の結 果 、 以 下 の 点 が 明 らか とな っ た。 (1)授 業 評 価 シ ス テ ム の コ ン ピュー タ化 は 、年 々 進 ん で い る が 、看 護 を含 む 保 健 医 療 分 野 で の 取 り組 み は報 告 が な い (2)シ ス テ ム は 、Web上 に作 成 す る こ とに よ り、 全 学 的 にす べ て の科 目で 実 施 す る こ とが 可 能 で あ る (3)全 学 的 に実 施 す る た め に は、媒 体 と して 携 帯 電 話 の利 用が 必 須 で あ る (4)授 業 評 価 シ ス テ ム は 、 多 機能 な 学 習 支 援 シ ス テ ム の 一 部 と して発 展す る可 能 性 が あ る (5)今 後 の課 題 は 、 シ ス テ ム のハ ー ド面 お よ び ソ フ ト面(運用 上)の 改 善 が必 要 で あ る。 引 用 文 献 1)文 部 科 学 省 高 等 教 育 局大 学 振 興 課:大 学 にお け る教 育 内容 等 の改 革 状 況 に つ い て,文部 科 学 省 ホ ー ム ペ ー ジ http://www.mext.go.jp/b menu/houdou/19/04/07041710.htm 2)高 橋 道 郎 、 前 田 和 昭:Weblogを 用 い た 授 業 理 解 度 の 把 握 の 試 み ・ 経 営 情 報 学 部 論 集 ・ 19(12):45・53、2005. 3)ト ー マ ス ・パ ル ス 、 マ イ ケ ル ・シ ョ ウ パ ッ ク:コ ン ピ ュ ー タ ベ ー ス の フ ィ ー ドバ ッ ク ーオ ン ラ イ ン プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 評 価 シ ス テ ム の 開 発.静 岡 文 化 芸 術 大 学 紀 要 、7:1‐6、2006. 4)河 野 竜 司 、 喜 久 川 政 吉:P2Pネ ッ トワ ー ク を 利 用 し た 即 時 授 業 評 価 シ ス テ ム ‐ 広 島 工 業 大 学 紀 要 研 究 編 、40:309‐312、2006.

5)大 塚 一 徳 、 八 尋 剛 規:Visual Basic プ ロ グ ラ ミ ン グ 基 礎 教 育 に お け るweeを 利 用 し た リ ア ル タ イ ム 授 業 評 価 シ ス テ ム の 運 用.長 崎 県 立 大 学 論 集 、39(3):75・84、2oO5. 6)芝 治 也 、 赤 松 重 則 他:授 業 評 価Webア ン ケ ー トシ ス テ ム の 開 発 と 実 践 高 知 工 業 高 等 専 門 学 校 学 術 紀 要 、50:13-20、2005. 7)鳥 巣 泰 生 、 佐 々 木 英 洋:リ ア ル タ イ ム 授 業 評 価 シ ス テ ム を 活 用 し た 授 業 改 善 ‐大 手 前 大 学 社 会 文 化 学 部 論 集 、5:129-153、2005. 8)鳥 巣 泰 生 、 佐 々 木 英 洋:リ ア ル タ イ ム 授 業 評 価 シ ス テ ム を 活 用 し た 授 業 改 善(2).大 手 前 大 学 社 会 文 化 学 部 論 集 、6:287−315、2006, 9>大 塚 一 徳 、 八 尋 剛 規 、 大 元 誠:携 帯 電 話 を 利 用 したWebに よ る 授 業 評 価 の 有 効 性.コ ン ピ ュ ー タ&エ デ ュ ケ ー シ ョ ン 、15:71−75、2003. 10)大 塚 一 徳 、八 尋 剛 規:ケ ー タ イ を 利 用 し た 授 業 評 価 シ ス テ ム に お け る 評 価 値 入 力 イ ン タ フ ェ ー ス の 検 討 .日本 教 育 工 学 会 論文 誌 、30(2):125-134、2006. U)大 塚 一 徳 、八 尋 剛 規:携 帯 電 話 を 利 用 し た 授 業 評 価 シ ス テ ム に お け る キ ャ リ ア と端 末 メ ー一力 の 検 討.日 本 教 育 工 学 会 論 文 誌 、30(Supp1):33-36、2006. 12)鈴 村 賢 治:大 学 経 営 を 変 え る 「リ ア ル タ イ ム 授 業 評 価 シ ス テ ム 」 知 的 資 産 創 造 、84-87、 2005. 13)安 藤 明 伸 、 安 孫 子 啓:統 合 的 な 受 講 者 管 理 シ ス テ ム の 開 発 と 授 業 改 善 へ の 応 用.宮 城 教 育 大 学 紀 要 、41:123-130、20O7. 14)松 村 賢 児 、黒 岩 丈 介 他:携 帯 端 末 を 用 い た 講 義 運 営 管 理 シ ス テ ム の 実 装 と 評 価.教 育 シ ス テ ム

(14)

情 報 学 会 誌 、22(2):76-87、2005. 15)松 村 賢 児 、黒 岩 丈 介 他:携 帯 情 報 端 末 を 利 用 し た 教 育 到 達 度 評 価 シ ス テ ム ‐ 出 席 管 理 シ ス テ ム・授 業 評 価 シ ス テ ム ・レ ポ ー 卜提 出 管 理 シ ス テ ム ‐ 福 井 大 学 工 学 部 研 究 報 告 、52(1):97‐104、 2004-16)谷 川 浩 司 、中 西 透 、船 曳 信 生:プ ラ イ バ シ ー を 保 護 し た 授 業 評 価 ア ン ケ ー トの 実 装.情 報 通 信 学 会 研 究 報 告 、106(176):145‐151、2006. 17)吉 川 歩:出 欠 の 個 人 認 証 と 授 業 評 価 の 匿 名 性 を 両 立 す る 出 欠・評 価 収 集 シ ス テ ム.甲 南 会 計 研 究 、69‐77、2007. 1B)岩 永 秀 子 、雄 西 智 恵 美 他:東 海 大 学 健 康 科 学 部 看 護 学 科 に お け る カ リキ ュ ラ ム 評 価 シ ス テ ム の 構 築 学 生 に よ る 臨 地 実 習 授 業 評 価 の シ ス テ ム 化 と今 後 の 課 題 東 海 大 学 健 康 科 学 部 紀 要 、 8:37‐44、2002. 19)荻 野 夏 子 、石 井 美 里 他:東 海 大 学 健 康 科 学 部 看 護 学 科 に お け る 「学 生 に よ る 臨 地 実 習 授 業 評 価 シ ス テ ム 」 の 改 訂 プ ロ セ ス と 今 後 の 課 題.東 海 大 学 健 康 科 学 部 紀 要.11:21-28、2006. 文 責:松 尾 和 枝

(15)

2.本 学 の 学 生 お よ び 教 員 を 対象 と した 「授 業 評 価 に関 す る 質 問紙 調 査 」 2−1.学 生 を対 象 と した 「授 業評 価 に 関す る質 問紙 調 査 」 1)調 査 目的 現 在 行 わ れ て い る 授 業 評価 の 内容(資 料1)お よび 実 施 方 法 、 結 果 の 活 用 等(資 料2)に つ いて 、 問 題 点 や 課 題 を 洗 い出 す こ と を 目的 に調査 を実 施 した 。 2)対 象 本 学 の1年 生118名 、2年 生116名 、3年 生124名 の 合 計358名 3)調 査 時 期 2O07年2月 4)調 査 方 法 無 記 名 の 自記 式 質 問紙 調 査 と した(資 料3)。 質 問紙 の 内容 は 、〈 授 業 評価 ア ンケ ー トの 実施 に関 し て 〉 、 〈 ア ンケ ー ト用紙 の内 容 に 関 して〉 、 〈 学 生 自身 へ の効 果 に関 して 〉 、 〈 授 業評 価 結 果 の公 表 に 関 して 〉 か ら構 成 した。 質 問紙 の配 布 は 、 強 制 力 が働 か な い よ う事 務 職 員 が 行 い 回 収 は 設 置 した ボ ック ス に個 人 の 自 由意 志 で 投 函 で き る よ うに した。 5)倫 理 的 配 慮 調 査 は、 本 学 の研 究 倫 理 審 査 委 員 会 の 承 認(平 成18年1月)を 経 て 爽 施 し た。 調 査 の 目的 、 方 法 につ いて は紙 面 に 明確 に示 す と共 に、 協 力 は 自由意 志 で あ り、 匿 名 性 を 確 保 して デ ー タ を 使 用 す る こ と、 目的 外 のデ ー タ使 用 は しな い こ と を保 障 した 。 また 、 協 力 を 拒 否 して も個 人 評 価 に は影 響 しな い こ と を明 記 した 。 6)結 果 回 収 数 は169名(回 収 率47‐2%)で あ っ た 。 学 年 別 で は 、1年 生67名(回 収 率56.7%)、2年 生 50名{回 収 率43.1%)、3年 生(38‐7%)、 不 明4名 で あ っ た 。 (1)授 業 ア ン ケ ー トの 実施 に関 して 94%(159名)の 学 生 が 「授 業 評価 の意 義 を 理解 して 回答 して い る 」 と答 え た が 、 「適 切 に評 価 で き て いな い1(5名)、 「科 目に よ っ て は適 切 に 評価 で き て いな い 」(50名)と 回答 した 学 生 が 併 せ て33鴨(55名)い た 。 「(科 目 に よ っ て は)適 切 に 評 価 で き て い な い 」理 由 に つ い て は 、 図3に 示 した 。 多 い 順 に 「 結 果 が ど の よ う な 形 で 学 生 に 役 立 つ か わ か ら な い 」(25人)、 「書 く 時 間 が な い 」(19人).「 学 期 終-了 時 に 集 中 す る た め 真 剣 に 取 り 組 め な い 」(17人)、 「面 倒 」(17人)で あ っ た(複 数 回 答)。 12

(16)

アンケ−ト の結果が どのよう な形で学生 に般立つのかわか・ らない アン ケートを書く時闇がない 学期終了時 に集中するため. 夏剣に取り組めない 面倒である 質問 の意味 がわ からない 担当教員に自分の評価 結果が 知られてしまうのではと危惧して いる 0 5 10 15 図3. 「適 切 に評 価 できて いな い」理 由 20 25       30(人) N=55( 複 数 回 答) 授 業 評 価 を 適 切 に 行 う た め の 具 体 的 な 改 善 策 に つ い て 自 由 記 載 を 求 め た 結 果 、記 述 数 は36件 あ っ た 。 そ の 主 な も の は 、 「ア ン ケ ー ト時 間 の 確 保 」(11件)と と も に 、 「授 業 の 中 間 地 点 で の 実 施 」(6件)と そ の こ と に よ る 「学 生 へ の 迅 速 な 還 元 」(5件)、 ま た 、 「科 目 に よ る ア ン ケ ー ト 内 容 の 変 更 」(4件)な ど が あ げ られ た 。 (2)授 業 ア ン ケ ー ト用 紙 の 内 容 に つ い て 授 業 ア ン ケ ー ト用 紙 の 内 容 に つ い て 、 「適 切 で な い 」(21名)、 「科 目 に よ っ て は 適 切 で な い 」 (32名)と 回 答 した 学 生 は 併 せ て76%(53名)で あ っ た 。 そ の 理 由 を 自 由 記 述 で 求 め た 結 果 、 「科 目 に よ っ て は 該 当 しな い 項 目 が あ る 」、 「講 義 と実 技 をわ け た ほ うが よ い 」、 「不 要 な設 問が あ る 」、「 理 解 が 難 し い 質 問 項 目 が あ る 」 な ど が あ げ られ た 。 (3)授 業 ア ン ケ ー トに 取 り組 む こ と に よ る 学 生 自 身 へ の 効 果 ア ン ケ ー ト に 取 り 組 む こ と に よ っ て 、 学 生 自 身 の 受 講 態 度 の 改 善 に つ な が っ た と 答 え た 学 生 は38%(64名)で あ っ た 。 改 善 の 具 体 例 と し て は 、 「予 習 後 習 の 必 要 性 を 認 識 し た 」、 「受 講 態 度 の 振 り 返 り に な っ た 」 と の 回 答 で あ っ た 。 つ な が っ て い な い と 答 え た 学 生 は48%(81名)で 、 「最 後 に 行 う の で 次 に つ な が らな い 」 と の 回 答 で あ っ た 。 (4)授 業 ア ン ケ ー ト結 果 の 公 表 に つ い て 授 業 ア ン ケ ー トの 結 果 公 表 を 希 望 し て い る 学 生 は56%(95名)で あ っ た 。 そ の 理 由 を 自 由 記 述 で 求 め た と こ ろ 、 「他 の 学 生 の 評 価 を 知 りた い 」(22名)と の 回 答 が 最 も 多 く 、次 い で 「改 善 点 を 知 り た い 」(10名)、 「公 表 は 義 務 で あ り 、知 る 権 利 が あ る 」(5名)な ど が あ げ ら れ た(図 4)。 13

(17)

他の年生の評価を知りたい 授業の改善点を知りたい 公表は義務・知 る権利がある 教員の評価を知りたい モの他 0 5 10 15 図4.結 果 の 公 表 を希 望 す る理 由 20 25 N=95 30(人) 公 表 の仕 方 と して は 、 「科 目 ご との公 表 」 を希 望 す る学 生 が60名 と最 も多 く、 次 い で 「教 員 ごと」(40名)で あ っ た(複 数 回答 可)。 公 表 す る 内容 と して は 、 「結 果 に対 す る 教 員 の コメ ン ト(授 業 改 善 な ど)」(63名)を 望 む 学 生 が最 も多 く、次 いで 「各項 目の 評価 点(現 行 どお り)」 (51名)が 続 い た(複 数 回 答 可)。 (5)そ の他 そ の他 、 自由記 述 で 述 べ られ た 意 見 と して 、 「ア ンケ ー ト結 果 の反 映(改 善 や 公 表)」 を 希 望 す る も のが 多 く、一 方 で 、「結 果 が 自分 た ち に どの よ うに反 映 され るか わ か らな いた め 、答 え る 意 欲 が 低 下 す る ので は な いか 」、 「授 業 評 価 の重 要性 が 学 生 に理 解 され て い な い ので はな い か」 との 意 見 が あ っ た。 さ らに、 「授業 中 の私 語 の 多 さ か ら、学 生 が 学 生 を 評価 し 、改 善 す る必 要 が あ る 」 な ど の意 見 も聞か れ た 。 7)ま とめ ほ とん どの 学 生 は授 業 評 価 の 意 義 を 理解 して い る と回答 した が 、 結 果 の活 用 が不 明 、 書 く時 間 が な い 等 の 理 由か ら、科 目に よ っ て は適 切 に評価 で き て いな い と感 じて い る学 生 が3割 いる こ とが 明 らか とな った 。 時 間確 保 に加 え 、 評価 結果 が 迅 速 か つ具 体 的 に 当該 学 生 の 授 業 に還 元 され る よ う中 間 評価 を 望 む 声 や 、 教員 の 改 善 内容 を公 表 す る要 望 も見 られ た 。 以 上 の結 果 か ら、 授 業 評価 を 授業 改 善 に活 用 す る た め には 、講 義 、演 習 、 実 習 と い う授 業 形 態 の特 徴 を反 映 した 評 価 項 目を 設定 す る と と もに 、 当該学 生 の授 業 に 、 評価 結 果 を タイ ム リー に反 映 で き る よ うな 、 双 方 向性 、即 時 性 を加 味 した 授 業 評価 シ ス テム の構 築 が 必 要 で あ る こ と が 示 唆 さ れ た。 文 責:本 田多 美 枝

(18)

2-2.教 員 を対 象 と した 「授 業 評価 に関 す る 質 問 紙 調 査 」 1)調 査 目的 現 在 行 わ れ て い る授 業 評価 の 内容(資 料1)お よび 実 施 方 法 、 結 果 の活 用等(資 料2)に つ いて 、 問 題 点 や課 題 を洗 い 出 す こ とを 目的 に調 査 を実 施 した 。 2)対 象 本 学 の 常 勤 教 員33名 3)調 査 時 期 2007年2月 4)調 査 方 法 自記 式 質 問紙 調 査 と した(資 料4)。 質 問紙 は メー ル にて 配 布 し 、回 収 ボ ッ ク ス に個 人 の意 思 で 投 函 で き る よ う に した 。 5)倫 理 的 配 慮 調 査 は 、 本 学 の研 究 倫 理 審 査 委 員 会 の承 認(平 成18年1月)を 経 て 実 施 した 。 調 査 の 目的 、 方 法 につ いて は紙 面 に明 確 に 示す と共 に 、 協 力 は 自由 意志 で あ り、 匿 名 性 を確 保 して デ ー タ を 使 用 す る こ と、 目 的外 のデ ー タ使 用 は しな い こ と を保 障 した。 また 、 協 力 を拒 否 して も個 人 評 価 には 影 響 しな い こと を 明記 した。 6)結 果 回 収 数15名 (回 収 率47.2%)で あ っ た 。 (1)授 業 ア ンケ ー トの 実施 ・内容 に関 して 授 業 評価 の 意 義 に つ い て は 、全 員 が 「大 学 教育 の質 の 向 上 にお い て必 要 で あ る」と 回答 した 。 具 体 的 に は 、 学 習環 境・学 習 者 の ニ ー ドを把 握 す る こ とで 、教 育 方 法 、 カ リキ ュ ラ ム の見 直 し 等 の教 育 改 善 に結 び つ く とい っ た 意 見 が 主 で あ っ た。 また 、 学 生 自身 が 学 習 態 度 を振 り返 る機 会 に な る との 意 見 も あ った 。 現 行 の 授 業 評 価 の方 法 に 関 して は 、以 下 の課 題 が 挙 が った 。 ① 授 業 評価 の対 象 科 目 現 在 、 講 義 ・演 習 科 目の み で ある が 、看 護 学実 習 にお け る 授 業評 価 の必 要 性 を半 数 の教 員が 述 べ た 。 ② 実 施 時 期 「適 切 で あ る 」、「適 切 で な い」 と した も のが 約 半 数 ず つ で あ った が.そ の意 見 と して 、授業 改 善 に有 効 活 用 す る た め 中間 評 価 を望 む も の が 主 で あ った 。 な か に は 、 「中 間 評 価 が 望 ま しいが 、 作 業 が 煩 雑 にな るた め現 行 で よ い 」、 「教 員 自身 が 、 適 宜 中間 評価 をす れ ば よ い」 とす る意 見 が あ った 。 ま た 、 各科 目の 授 業 評価 が 同 時 期 に集 中 す る た め 、 回答 す る学 生 は 、慣 れ や 面倒 さか 15

(19)

ら適 切 に取 り組 めな い と した 意 見 も あ っ た。 ③ 配 布 回 収 方 法 「適 切 で あ る」 が6割 、 「適 切 で な い 」 とす る回 答 が 約3割 あ っ た 。適 切 で な い理 由 は 、学 生 の匿 名性 を保 障 し、教 員 の強 制 力 が 関 与 しな い配 慮が 必 要 とい う もの で 、 「事 務 職 員が 配 布 ・回 収 す る 」、 「鍵 つ き の 回 収箱 にす る 」、 「電子 ア ンケ ー トにす る 」 とい っ た 具 体 的 な提 案 が 挙 が っ た(図5参 照)。 図5.授 業 評 価 の 配 布・回 収 方 法 に関 す る回 答 ④ 評 価 内容 ・項 目 科 目全 般 に対 す る意 見 と 、オ ム ニバ ス授 業 に対 す る意 見 に 分 か れ た 。 さ らに 、追 加 が 胚 要 な 評 価 項 目、 評価 方 法 の 改 正案 が 出 さ れ た.詳 細 は 、 表1に 示 す 。 表1 ア ンケー ト内 容 ・評 価 項 目 に関 す る 自由 記 載 授 業 科 目 全 般 に 対 し て 授 オ 業 ム に バ つ ス い て 他 追加が必要な評価項 目 評価方法の改正案 迫加が必要な評価項 目 評価方法の改正案 堤 出物 に対 す る教 員か らの フィー ドバ ックの 有 無 授業 目標の達成度 テ キストの利 用 に関 す ること 文献 、教 材 の提 示 ・活 用 に 関 す ること 出欠時 間数 遅 刻回数 点 獣諄価でなく記述に `農 階評 価 にす る(中間 点 を作 らな い) 自由記載欄 は項 目毎 に作る 教員数の適切性 講義 内 容 の ー 貫性 ・整 合 性 一 定時 間以 上の授業にのみ実施 軟 員の 自己評価を提出 教員ごとに実施する 演 習 科 目や 授 業 スタイル により、項 目を憂 える 内容が難しい科 目の難 易度 質問は工夫 が必要 科 目間 の つ なが り、カリキ ュラム の視 点 か らの 評 価 が必 要 (2)授 業 評価 結 果 の活 用 ・公 表 に 関 して ① 評 価 結 果 の公 表 第 三 者 へ の公 表 に 関 して6割 強が 「賛 成 」 で 、理 由 と して 、「授 業 改 善 に 結 び つ く」、「情 報 開 示 は 当然 で あ る」が 挙 が っ た 。公 表す る範 囲 は 、科 目 に 関係 す る学 生 ・教 員 の み で な く、全 学 生-全 教 員 ま で とす る意 見 が最 も多 か っ た(図6参 照)。 16

(20)

科 目の 受講 学生に 全学生に 一部の教員に 全教員に 学外 に o 1 2 3 4 5 図6.評 価 結 果 を公 表 す る範 囲 6 7名 N=15 公 表 す る内 容 は 、 評価 点(現 行 どお り)が最 も 多 く 、つ いで 、 員 の コ メン ト(授業 改 善策)と い う意 見 が 挙 が っ た。 自由 記 載 内 容 、結 果 に対 す る 教 ② 教 員 へ の フ ィ ー ドバ ッ ク 方 法 「数 値 だ け で は わ か りに く い 」、 「生 の デ ー タ を そ の ま ま 知 り た い 」、 「オ ム ニ バ ス の 場 合 、 各 教 員 の 評 価 が わ か ら な い 」 と い っ た 意 見 が 挙 が っ た 。 ③ 結 果 の 活用 方 法 概 ね 、教 育 方 法 や 教 材 の 改 善 に活 用 して い る とい う意 見 で あ っ た 。具体 的 には 、表2に 示 す 。 表2具 体的な改善点 講義の組 み立てを工夫する 教材の改 善をす る 成績評価基準を授業の最初に示す 視聴覚教材を利 用する 最新の情 報は吟味して示す 専門用語は 日本語と英語で示す 資料の量を調整する 板 書 の字 の大 きさを 変 える 7)考 察 (1)授 業 評価 に よ る教 育 改 善 現 授 業 評価 は 、教 員 の 授 業 改 善 へ の 意 識 向 上 と 、教 育 改 善 を 目的 と して 実 施 して いる 。 この 点 か ら調 査 結 果 を検 討 す る 。 ① 教 員 の 授 業 改 善 へ の 意 識 向 上 今 回 の 調 査 に回答 した 教 員 全 員 が 、「授 業 評価 は 大 学 教 育 の 質 向 上 にお いて 必 要 で あ る」と回 答 して お り、意 義 を 認 めて い る とい え る 。具体 的 に は 、学 習 者 の ニー ドや 学 習 環 境 を把握 で き 、 教 育 改 善 に いか せ る点 を重 要 視 して い る。 さ らに 、個 々 の科 目内 で の改 善 だ けで な く、 大 学 全 体 の カ リキ ュ ラム構 成 を見 据 え た 意 見 や 、 授 業 評価 を促 進 す る た め の積 極 的 な 意 見 が 出 て い る こ とか ら、意 識 向 上 につ な が って い る と考 え られ る 。 しか し、調 査 へ の 回答 は 半 数 の 教 員 に と どま り.教 員 全 体 の 意見 を反 映 して い る とは 言 い が た い 。 17

(21)

② 教 育 改 善 授 業 評 価 を実 施 した 効 果 と して 、教 育 改 善 に つ なが っ た か否 か は 重 要 で あ る。 多 くの 教 員 が 、授 業 評 価 の 結 果 を も とに 、 自身 の教 育 方 法 の 改 善 や 、教 材 の工 夫 を行 な っ て い る 。 また 、授 業 に取 り組 む 学 生 の 学 習 態 度 の 改 善 も含 め て 、 教 育 改 善 に つ な が って い る との 回 答 が 見 られ た 。 一 方 で 、評価結果 による 、教育内容の改善 につ いて は回答がなか った。教員への フィー ドバ ッ クが 、 学 生一 人ず つ の 生 デ ー タで はな く、集 計数 値 で 行 な わ れ て い る こ と も、 教 員 が 授 業 内 容 の改 善 点 を見 出 しに く く し て い る要 因で は な いか と考 え る。 ま た 、 オ ム ニ バ ス 授 業 の場 合 、 どの教 員 に 対す る意 見 な の か わ か りに く く、 そ の点 も影 響 して い る 可 能 性 が あ る。 (2)授 業 ア ン ケ ー ト用 紙 に つ い て ① 評価 項 目 ・段 階 の妥 当 性 評価 項 目に つ いて は 、受 講 態 度 の 自己評 価 、 授 業 内容 、 授 業 方 法 に つ い て 、 具体 的 な意 見 が 挙 が っ た(表2)。 文 部 科 学 省 が 、 全 国 の大 学 に対 して行 な っ た 調 査 によ る と、 授 業 内 容 、 授 業 方 法 、 学 生 の取 り組 み を問 う質 問 が 上位 を 占 め る1)。 本 学 の 質 問 項 目 も、 これ に概 ね 一 致 して い る が 、 次 の点 で は 不 足 して お り検 討 が必 要 で あ る。つ ま り、「学 生 の学 習取 り組 み に 関 して 、出 席 状況 や 事 前 ・ 事 後 の 学 習 な どの 具体 的 な 質 問 」、 「教 員 の 取 り組 み 姿 勢 」、 「学 習 環 境 」 で あ る 。 ま た 、現 在 の5段 階評 価 に 対 して は 、「ど ち らで もな い」 と い う段 階 が あ り、評価 が あ い まい に な る と い う理 由で 、4段 階 を希 望 す る意 見 も多 くみ られ た 。 ② 評 価 対 象 科 目 看 護 学 実 習 にお け る授 業 評価 の 必 要 性 が 挙 が った 。看 護 基 礎 教 育 にお い て 、看 護 学実 習 が カ リキ ュ ラム に 占め る割 合 は 大 き い 。本 学 にお い て も、卒 業 まで の 取 得 単 位 の22%を 占め て い る。 看 護 学 実 習 の授 業 評価 をい か に 行 な うか は 、 今 後 の課 題 とい え る。 ま た 、 看 護 基 礎 教 育 で は 、 演 習 科 目 も多 い。 講 義 科 目 と同様 の 評 価 項 目で は 不 十 分 との 声 が あ り、 検 討 の必 要 が ある 。 〈3>授 業 評 価 の 運用 ① 実 施 時 期 現 在 は 、各 セ メス ター 終 了時 に実 施 して い る。 この 点 に関 連 す る と思 わ れ る 意見 が多 く見 ら れ た 。 授 業 評 価 を 当該 授 業 の 改 善 に活 か す た め に は、 全 部 の 授 業 が 終 了 して か らで は な く、 中 間 時 点 で の評 価 が 必 要 で あ る。 また 、学 生 は同 時 期 に多 くの科 目 の授 業 評 価 を行 な う こ とに な り、 「面 倒 」、「慣 れ が 生 じて い い加 減 に記 載 す る」 と い った 状 況 を 生 ん で い る。 さ ら に、授 業 評 価 の 結 果 が 、 どの よ うに 授 業 改 善 に活 か され て い る のか 、 学 生 にわ か りに く く、 授 業 評価 へ の 取 り組 み を消 極 化 させ て い る。 この よ う に、 評価 を 授 業 改 善 に積 極 的 に活 か す た め に は、 形 成 評 価 を意 図 した 実 施 時期 の 設 定 が 必 要 で あ る。 18

(22)

② 授 業 ア ンケ ー トの 配布 ・回 収 方 法 配 布 ・回 収 に 際 し、学 生 の 匿 名 性 を確 保 す る必 要 性 が 挙 が った 。 現 状 に お いて も、 個 人 が特 定 され る こ とは な い が 、 回 収 ボ ック ス に鍵 が な い こ とな どか ら、 完 全 と は いえ な い 。 倫 理 的 に も早 急 な 改 善 が 必 要 で あ る 。 ③ 結 果 の公 表 科 目毎 の 評価 点 や 自 由記 載 欄 と と も に、 担 当教 員 の授 業 改 善 策 の公 表 を 求 め る意 見 が 多 い 。 これ は、 情 報 開 示 お よ び 説 明 責 任 の視 点 か ら、検 討 す べ き事 項 で あ る と考 え る。 また 、 結 果 の 集 計 作 業 上 の 煩 雑 さか ら、 教 員 が 結 果 を受 け取 り、公 表 され る のは 、 次 の セ メ ス ター が 開 始 した 後 にな る 。 授 業 評価 は、 授 業 改 善 に向 け た 、学 生 ・教 員 双 方 の 意 見 交 換 の機 会 で あ る 。 現 状 で は 、 この タ イ ム ラ グ が効 果 を損 ね て い る と考 え られ 、 集 計 作 業 、公 表 の 方 法 に検 討 の 必 要 が あ る 。 (4)本 学 の授 業評 価 ・授 業 改 善 の 活 性 化 のた め に 本 調 査 によ り、 本 学 の 授 業 評 価 を授 業 改 善 に積 極 的 に活 かす 上 で の 課題 は 、 次 の点 に集 約 さ れ る. ① 看 護 学 実 習 に対 す る授 業 評価 の導 入 ② 授 業 形 態 別 に、 質 問 項 目を設 定 ③ 授 業 の形 成 評 価 、 改 善 へ の即 時 対 応 性 の た め に 、 実 施 時期 を調 整 ④ 集 計 作 業 ・分 析 ・結 果 通 知(公 表 〉の迅 速 な仕 組 み を構 築 ⑤ 授 業 評 価 に伴 う 、個 人 情 報 保 護 ・管 理 の仕 組 み を 整備 ⑥ 授 業改 善 に向 けて の、 学 生 と教員 双方 向 の意 見 交 換 を 活 発 化 させ る仕 組 み を 整備 ⑦ 全 学 的 に教 育 改 善 に取 り組 む体 制 を 整 備 文 献 1)文 部 科 学 省 高 等 教 育 局 大 学 振 興 課:大 学 にお け る教 育 内容 等 の 改 革 状 況 につ い て, 文 部 科 学 省 ホー ム ペ ー ジ http://www. mext

. go. jp/b _menu/houdou/19/04/07041710. htm

(23)

3.「 看 護 系大 学 の使 命FD活 動 の 座 標 軸 」 日本 看 護 系 大 学 協 議 会FD委 員会 研 修 へ の参 加 1)研 修 の概 要 (1)開 催 主 旨 保 健 医療 制 度 ・施 策 の 動 向 と看護 学 教 育 の懸 隔 につ い て 議 論 し、 そ の懸 隔 を埋 め る 教 育 の あ り方 を考 え る 。 (2)日 時.場 所 2006年11月25日( 土 )13:00∼16:30 聖 路 加 看 護 大 学 ア リスセ ン トジ ョン メモ リ アル ホ ー ル (3)基 調 講 演 テ ー マ:「 専 門 職 教 育 と社 会 貢 献 」 講 師:鶴 田 恵子(日 本赤 十 字 看 護 大 学 教 授 〉 (4)シ ンポ ジ ウム テー マ:「 看 護 大 学 で こそ 可 能 な教 育 を め ざす た め に」 ① 看 護 大 学 教 育 を拓 く         林 千冬(神 戸 市 看 護 大 学 教 授) ② 一丸 の教 育 実 践 が 学 生 と教 員 に もた ら した効 果 を考 え る 大 塚 眞 理 子(埼 玉県 立 大 学 教 授) ③ プ ロ を育 て る た め の看 護 教 育 者 の役 割 再 考 宇 佐 美 しお り(熊 本 大 学 教 授 〉 ④FD活 動 の 多 様 な 戦 略         中西 睦子(国 際 医療 福 祉 大 学 教授) 座 長:本 田彰 子(東 京 医科 歯 科 大 学 大 学 院教 授 〉 2)内 容 日本 の保 健 医療 福 祉 行 政 が 大 き く変 革 す る 中、看 護 大 学 は 、専 門 職 を育 成 す る 立場 と して 、 看 護 学 教 育 を ど の よ う に行 な っ て い くべ きか 、 また 、 そ の た め のFD活 動 の あ り方 につ いて の 議 論 とな っ た。 多 くの大 学(一般)が 、 教 育 の質 保 証 の仕 組 み を構 築 す る 中 、看 護 大 学 に は 、 「看 護 専 門 職 教 育 の 質 保 証 」 と して の 、明 確 な ア ウ トカ ム を求 め られ て い る 。つ ま り 、「看 護 実 践 能 力 と は何 か 」 の議 論 に始 ま り、 看 護 職 に とって 必 要 な 知 識 ・技 術 ・態 度 を 明確 な 評 価 指 針 と して 、 社 会 に示 す 必 要 に迫 られ て い る と い え る。 ま た 、社 会 に求 め られ る看 護 実 践 力 を 備 え た 学 生 を 輩 出 す るた め に 、教 育 内 容 、実 習 方 法 、 教 員 のFD活 動 を再 考 す る 必 要 が あ り、 い くつか の大 学 の 実践 例 が 報 告 され た。 例 と して 、 大 学 の運 営 会 議 の 一部(実 習 ・授 業 に関 す る 内容)を 学 生 参 画 型 にす る 、 授 業 評 価 の フ ィー ドバ ッ ク方 法 を 学 生 が決 め る、FD活 動 を 臨 床 指 導 者 に 広 げ る、 とい った 内 容 が 紹 介 され 、 いず れ も独 自性 が あ り興 味 深 い 取 り組 み で あ った 。 文 責:松 尾 和枝 20

(24)

ⅠV.平 成19年 度 の 活 動 内 容 お よ び 成 果 平 成13年 度 は、平 成18年 度 に実 施 した 調 査 結 果 を も とに 、授 業 の形 態 に応 じた 授 業 評 価 フ ォ ー ム(案 ) を作 成 し、 この フォーム を使用 して の授業評価 を一部試行 した。 同時 に、教員 を対 無 に 、 授 業 評価 フ ォー ム(案)に 対 す る 質 問紙 調 査 を実 施 し、 これ らの結 果 を併 せ て 、 フ ォ ー ム の 修 正 を行 っ た 。 修 正 した 講 義 版 ・演 習 版 ・実 習 版 そ れ ぞ れ の 授業 評 価 フ ォー ム は、 管 理運 営 会 議 、 教 授 会 の 議 を経 て 、 平 成20年 度 か ら全 授 業 科 目で 使 用 す る こ とが決 定 した 。 さ らに 、 コ ン ピュ ー タ シス テ ム を活 用 した 授 業 評価 の 仕 様 を描 き 、一 部 試行 す る と共 に、 そ の評 価 を行 っ た 。 以 下 には 、 講 義 版 ・演 習 版 授 業 評価 フ ォー ム の作 成 に 向 け た 取 り組 み 、実 習 版 授 業 評 価 フ ォ ー ム の 作 成 に向 けた 取 り組 み に つ いて 順 に述 べ 、最後 に、コ ンピュー タシ ステム による授業評 価 の 仕 様 と試行 結 果 につ いて 報 告 す る。 1.講 義 版 ・演 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム 作 成 の 取 り組 み 1−1.現 行 授 業 評 価 フ ォー ム(資 料1)の 改 善 点 と講 義 版 ・演 習版 授 業評 価 フ ォー ム の 作 成 18年 度 に実 施 した 、本 学 学 生 を 対 激 と した 質 問 紙 調 査 に よ る と、現 行 の 授 業 評 価 内容 に対 す る 主 な 問 題 点 は 、7割 以 上 の 学 生 に と って 「(科目に よ って は 〉適 切 とは思 え な い」設 問 が あ る とい う こ とで あ る 。 これ は主 に 、授 業 形 態 の 異 な る講 義 と演 習 の 評価 に 同 一 の フ ォー ム が 使用 さ れ て い た こ とや 、 一 部 の設 問が 理解 し に く い 内容 で あ っ た こ とか ら生 じた 結 果 で あ っ た 。 ま た 、 教 員 か らは 、 「授 業 目標 達 成 度 の 追 加 」、 「5段 階 評 価 の あ い ま い さ」 「オ ム ニ バ ス 形 式 授 業 に お け る 各 教 員 の 適 正 な 評 価 」 に関 す る意 見 が 挙 が っ て い た 。 これ らの 改 善 点 を 中心 に 、 複 数 の 文献 を参 考 に しな 解 ら、 講 義版 ・演 習 版 そ れ ぞ れ の新 た な 授 業 評価 フ ォー ム(案)を 作 成 し た 。 作 成 に あ た っ て は 、以 下 の 事 柄 につ いて 、 本 事 業 組 織 メ ンバ ー の コ ンセ ンサ ス を得 た 。 一 つ 目は 、 授 業 は 学 生 と教 員 と の相 互 作 用 で 成 立 す る もの で あ り、 教 員 が 責任 を持 つ べ き授 業 と学 生 の 学 習 姿 勢 双 方 を 評 価 す べ き で あ る こ と、2つ 目は 、 ひ とつ の 授 業 に関 わ るす べ て の 教 員 が 評 価 対 象 で あ り、 か つ 結 果 を 授 業改 善 につ な げ る義 務 を そ れ ぞ れ が 持 つ こ と 、3つ 目に 、 学 生 が 学 習 目標 を達 成 す る上 で 教 員 が行 うべ き 教 授 方 法 の 工 夫 や 教 材 の 活 用 、 理 解 促 進 の た め の 配 慮 に つ いて は、 よ り明確 に評 価 す べ き こ と、 で あ る 。 1−2.教 員 を対 象 と した 「講 義版 ・演 習 版 授 業 評価 フ ォー ム に関 す る調 査 」 1)調 査 目的 新 た に作 成 した 講 義 版 ・演 習 版そ れ ぞ れ の 授 業 評価 フ ォー ム(案)に 対 して 、教 員 の 立 場 か らの 意 見 を収 集 し、 フ ォー ム の 改 善 に役 立 て る 。 21

(25)

2)対 象 全 教 員38名 3)調 査 期 間 2008年1月 ∼2月 4)調 査 方 法 自記 式 質 問 紙 調 査 と した(資 料5)。 質 問紙 は メ ー ル にて配 布 し、回収 は 、 メー ル に よ る 返信 も し くは 回 収 ボ ック スへ の 投 函 と し た。 5)倫 理 的配 慮 調 査 は 、所 定 の 手続 き を経 て実 施 した.具 体 的 に は 、 管 理運 営 会 議 の 議 を経 て 、 教 授 会 で 承 認 され た の ち に実 施 した 。 教 員 に対 して は 、意 見 を十 分 に活 用 す るた め 、 調 査 目的 につ いて 明 記 した上 で 、 記 名 によ る 調 査 へ の理 解 と協 力 を 求 め た 。 た だ し、 調 査 へ の協 力 は 自 由意 志 と し た。 6)結 果 回 収 数12名(回 収 率31.6%) (1)評 価 内容 に つ い て 「学 生 の 自己 評 価 で は授 業 へ の 参 加 度 も評 価 す べ き で あ る 」、 「学 習環 境 に 対 す る評 価 の必 要 性 が あ る」、 「具 体 例 に よ り授 業 形 態 を限 定 して い る 印 象 が あ る 」 とい う意 見 が あ っ た。 (2)設 問数 に つ い て 全 員 「適 切 で あ る」 とい う意見 だ っ た。 (3)4段 階 評価 につ い て 全 員 「適 切 で あ る」 とい う意見 だ った 。 (4)設 問 の 意 味 につ いて 「一 部 学 生 に とっ て イ メー ジ しに くい文 言 が 含 まれ て いる 」 とい う意 見 が あ っ た 。 (5)自 由記 載 欄 につ いて 「授 業 の 内容 に 関す る要 望 を 記 述 で き る よ う にす べ き」 と い う意 見 が あ っ た 。 1-3.学 生 を対 象 と した 「講 義 版 ・演 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム の試 行 」 と 「質 問紙 調 査 」 1学 年 の学 生 を対 象 に 、演 習 版 授 業 評価 フ ォー ム(案)を 使 用 して 、実 際 に授 業 評 価 の施 行 を行 った 。 そ の後 、 質 問紙 に よ る調 査(資 料6)を 案 施 した 。 22

(26)

1)調 査 目的 演 習 版 授 業 評価 フ ォー ム(案)の 内 容 に関 して 、 学 生 の立 場 か らの 意 見 を収 集 し、 フ ォー ム の 改 善 に役 立 て る 。 2)対 象 1年 生109名 3)調 査 時 期 2008年1月 4)調 査 方 法 看 護 方 法 学IV‐2の 演 習 終 了 時 に 、作 成 した 演 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム(案)に よ る授 業 評価 を 実 施 し、続 け て フ ォー ム に関 す る質 問紙 調査 を行 った 。回 収 は 、回収 ボ ック ス へ の投 函 と した 。 5)倫 理 的配 慮 演 習 版 授 業 評価 フ ォー ム(案 〉 に よ る 授 業 評 価 の試 行 とそ の 後 の質 問紙 調 査 は 、 所 定 の 手続 き を経 て 実 施 した 。 具体 的 には 、管 理 運 営 会 議 の 議 を経 て 、教 授 会 で 承 認 され た の ち に実 施 し た 。 対 象 とな る 学 生 に対 して は 、 調査 の 目的 と方 法 につ いて 紙 面 と 口頭 に て 説 明 を行 い 、実 施 した 。 調 査 は無 記 名 で 行 い 、 協 力 は 自 由意 志 で あ る こ と、 また 協 力 者 の個 人 情 報 は 守 られ る こ と、 個 人 評 価 に は影 響 しな い こ とを紙 面 上 に 明記 し、 保 障 した 。 6)結 果 回 収 数105名(回 収 率96.3%) 評 価 内容 や 設 問数 に 関 して は 、概 ね 「適 当 で あ る」 とい う意見 だ っ た 。 評 価 段 階 に対 して の み 「どち らで もな い」 とい う選 択 肢 を求 め る意 見 が い くつ か あ った。 1−4.講 義 版 ・演 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム の 修 正 と今 度 の課 題 1)講 義 版 ・演 習 版 授 業 評 価 フ ォー ム の修 正 授 業 評 価 フ ォー ム(案)に 対 す る教 員 お よ び 学 生 か らの意 見 を集 約 し、検 討 した 上 で 、講 義 版 ・演 習 版 授 業 評価 フ ォー ム をそれ ぞ れ修 正 した(資 料8、 資 料9参 照)。 授 業 評 価 の 構 成 は 、4カ テ ゴ リー16項 目 と 自 由記 載 欄 で 構 成 した 。 項 目数 は 、全 授 業 の評 価 を 一 定 時 期 に実 施 す る 学 生 の 負 担 を考 慮 した。 また 、 カ テ ゴ リー は、 従 来 の 授 業 評価 内 容 と 同 様 と した 。 講 義 版 ・演 習 版 の 設 問 内 容 は 、 そ れぞ れ の特 性 を考 慮 して 作 成 した 。 カ テ ゴ リー1は 、 【受 講 態 度 の 自己 評価 】で 、 これ は 、授 業 評価 をす る に あ た り学 生 自身 が 学 習者 と して の態 度 を 自己 評価 す る もので あ る。従 来 の授 業 評価 で は 、「授業 に対 す る 取 り組 み が 十 分 で あ った 」「授 業 を 正 当 に評 価 で き る 資 格 が あ る と思 う」とい った 抽 象 的 な 表 現 で あ っ た も 23

(27)

の を 、講 義 版 ・演 習 版 と も に、 具 体 的 な 表 現 に変 え、 そ れ ぞ れ3項 目で構 成 し た 。 カ テ ゴ リー2は 、τ授 業 の 内容 】で あ る 。 これ は 、講 義 版 にお いて は 、明 確 な 授 業 の 目的 ・目 標 ・評価 方 法 の 提 示 、講 義 の 構 成 や め りは り、 教 員 意 見 の織 り込 み 、 内容 の 豊 富 さ 、新 鮮 さ を 評 価 す る5項 目か ら構 成 した 。演 習 版 にお いて は 、明 確 な 授 業 の 目的 ・目標 ・評 価 方 法 の提 示 、 実 践 と知 識 の関 連 性 、演 習 時 間 の 適 切 さ、 教 員 意 見 の織 り込 み 、内 容 の 新 鮮 さを 評 価 す る5項 目で 構 成 した。 い す れ も、従 来 の 評価 項 目に比 べ て 、 よ り具 体 的 な 内容 を 説 明 し、項 目数 を4 つ か ら5つ へ 増 や した 。 カ テ ゴ リー3は 、 【授業 の 方 法 】で あ る。 これ は、講 義 版 にお いて は 、授 業 方 法 の 工 夫 、学 生 の 理 解 産 の確 認 、学 生 の発 言 へ の 配慮 、教 員 の話 術 に加 え 、学 習 環 境 の調 整(私 語 の 注 意 な ど) を評 価 す る 設 問 を 追 加 した5項 目で 構 成 した。 演 習 版 にお い て は 、授 業 方 法 の 工 夫 、 学 生 の思 考 過 程 へ の 支援 、 適 切 な 指 導.教 員 の 話術 、学 習環 境 の 調 整 の5項 目で あ る 。項 目数 は、 従 来 の 評 価 項 目の3つ か ら5つ へ 増や した 。 カ テ ゴ リー4は 、 【全 体 評 価 】で あ る。講 義 版 ・演 習 版 と もに 、授 業 の 目標 達 成 度 、授 業 によ る学 問 へ の 関 心 の 高 ま り、 総 合 満 足 度 を評価 す る3項 目で構 成 した 。 自 由 記載 欄 には 、 上 記 の 項 目で は 評価 で き な い 具 体 的 内 容 につ いて 自 由 に 記 載 で き る よ う考 慮 した 。 内 容 は 、 自分 自身 の 取 り組 み につ いて 、 授 業 で 効 果 的 だ った 点 、授 業 内 容 や 方 法 に関 して 教 員 に改 善 して も らいた い点 の3項 目で 構 成 した 。 この う ち 、後 者2項 目 に つ い て は 、オ ム ニ バ ス 形 式 授 業 の 評 価 に対 応 で き るよ う、 教 員 氏 名 欄 を設 けた 。 評 価 段 階 につ い て は、 「そ う思 う(4点)」 、 「どち らか とい う とそ う思 う(3点)」 、 「ど ち らか と い う とそ う思 わ な い(2点)」 、 「思 わ な い(1点)」 の4件 法 と した 。 「どち らで もな い」 と い う選 択 肢 は 、 つ け や す さの 面 で 評 価 をあ い まい にす る危 険 性 が 考 え られ た た め 、 あ えて 削 除 し た 。 2)今 後 の 課題 平 成20(2008)年4月 よ り、 作 成 した フ ォー ム によ る全 授 業 の 評価 を行 う 予 定 で あ る 。 今 後 、 結 果 の統 計 的 分 析 によ り、 評 価 内 容 の 妥 当 性 ・信 頼 性 を検 証 す る と と も に 、 授 業 評価 のシ ス テ ム 化 を考 慮 した 評価 得 点 の集 計 方 法や 解 釈 等 に つ いて検 討 す る 必 要 が あ る 。 また 、 再度 、 学 生 ・教 員 か らの 意 見 を集 約 した 上 で 、更 な る フ ォー ム 内 容 の 改 善 を 試 み る 予定 で あ る. 参 考 文 献 1)舟 島 な を み,杉 森 み ど 里 編 著:看 護 学 教 育 評 価 論 、 分 光 堂 、2007、2005. 2)舟 島 な を み 監 修:看 護 実 践 ・教 育 の た め の 測 定 用 具 フ ァイ ル 、 医 学 書 院 、2007. 3)細 川 和 仁:授 業 評 価 調 査 に お け る 中 間 評 価 の 有 効 性.秋 田 大 学 教 養 基 礎 教 育 研 究 年 報 、 1−9:4−12、2007. 文 責:演 田維 子

参照

関連したドキュメント

プログラムに参加したどの生徒も週末になると大

日頃から製造室内で行っていることを一般衛生管理計画 ①~⑩と重点 管理計画

特に, “宇宙際 Teichm¨ uller 理論において遠 アーベル幾何学がどのような形で用いられるか ”, “ ある Diophantus 幾何学的帰結を得る

共通点が多い 2 。そのようなことを考えあわせ ると、リードの因果論は結局、・ヒュームの因果

このような情念の側面を取り扱わないことには それなりの理由がある。しかし、リードもまた

であり、最終的にどのような被害に繋がるか(どのようなウイルスに追加で感染させられる

ハンブルク大学の Harunaga Isaacson 教授も,ポスドク研究員としてオックスフォード

キャンパスの軸線とな るよう設計した。時計台 は永きにわたり図書館 として使 用され、学 生 の勉学の場となってい たが、9 7 年の新 大