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新入生との仲良し大作戦パート1

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Academic year: 2021

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第5学年○組学級活動(1)指導案

1 議題「『年長児さんと仲良し大作戦ステップ1』の計画を立てよう」 内容(1) ア 学級や学校における生活上の諸問題の解決 2 議題について (1) 児童の実態 本学級の児童は、4月に設定した「(徳)助け合い、協力し合う学級」「(知)思いや考えを伝え合え る学級」「(体)目標に向かって努力を続ける学級」という学級目標を設定し、2学期は「一人一人の よさをつなげよう」という学期テーマで取り組んでいる。前活動の「学校紹介の仕方を工夫しよう」 では、一人一人の思いを出し合いながら話し合い、学校紹介を見ている他校児童に伝えることを意識 して、全員で協力しながら「5の○の協力する姿」を伝えるための工夫をすることができた。話合い 活動においては、互いの意見や納得度を可視化することで、相手がどのように考えているかが分かる ため、「どうしたら納得できますか。」と互いに働きかけ、意見をまとめようとする姿につながってい る。このことは、一人一人の思いを生かしながら合意形成を行う児童の育成につながると考える。 (2) 本議題の設定にあたっては 本議題「年長児さんとの仲良し大作戦」は、○月の新入生説明会の際に行われる、保育園の年長児 と第5学年の交流を活発にして来年度の兄弟学級として好調なスタートを切ることを目指し、設定さ れたものである。これまで、○月の交流会で初めて出会う年長児が戸惑い、緊張した様子で過ごした り、保護者と離れることができなかったりするなどの姿が毎年見られている。そこで、○月の交流会 に向けて段階的に関わりをもち、年長児が期待感をもって入学できるようにしようという児童の課題 意識によって生まれた議題である。また、本議題「年長児さんとの仲良し大作戦パート1」は、昼休 みに園児が本校を訪れる機会があり、その機会を5年生と年長児が出会う場として仲良くなれる交流 会を企画しようというものである。 本議題は、集団としての実践を通して、よりよい生活を築こうとする意欲が高まってくるこの期に、 高学年としての役割や責任を果たしていく場として適している。また、これまでの体験も踏まえ、学 級、他校児童、来年度の新入生へと対象を広げていくことは、来年度に向けて最高学年としてのリー ダーシップを発揮しようとするなどの意識や態度の育成にもつながる。さらに、本議題の対象が年長 児であることから、第5学年の児童の積極的な関わりが必要となる。このことは、学級という枠を越 えた広い集団に意識を向けるとともに、自分たちの役割や責任の自覚を深める上でも意義深い。 議題設定の段階では、まず、記録シートに「どのような姿になることを目指すか」ということを記 述させた。児童は、前実践「他校との交流」で、関係づくりをするためには、段階的な関わりが必要 であるということを実感していたため、年長児が小学校や自分たちへ慣れて、入学を楽しみにするた めには少しずつ慣れていって関係をつくっていく必要があると感じていた。一人一人の目指す姿には 段階的な違いがあったため、全体で「一人一人の目指す姿」を順序性という視点で整理をした。その 後、段階を3つに分けて関わっていくことを確認し、それぞれの段階のゴール像を設定した。 その中で、第1回目の出会いでは、「自分たちに慣れてもらいたい。」というゴール像をもち、取組 の草案づくりを行った。草案づくりの際、「年長児さんに笑顔になってほしい。(目的性)」「自分たち で協力して準備ができる。(協働性)」「自己紹介も含めて 15 分間でできる。(実現性)」という交流の ※ 本指導案は「福岡県教育センター長期派遣研修」における主題研究に基づき作成されています。 教育センターホームページの「長期研修報告書:平成 30 年度:書く研修報告書」と併せて御覧ください。

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目的や条件から話合いの観点を設定し、「どのような遊びをして交流するか。」と一人一人が考え、ア イデアシートに記入した。また、①年長児さんが楽しめる、②年長児さんでもルールが分かる、③交 流ができるなどの遊びの条件を全体で確認しながら活動のイメージを全体で共有した。 その後、司会グループが草案を整理し、5年生と年長児さんが仲良くなれる遊びについて原案づく りを行った。原案づくりの過程で、どのようにしてこの考えに至ったのかを確認しながら、次の原案 の提案の際に全体へ説明ができるようにしておく。 考えづくりの際、現1年生や6年生、関係の先生にインタビューを行い、根拠となる情報を収集さ せておく。「新入児の遊びの体験」や「新入児の様子」など、聞き取った内容を根拠に、話合いの観点 から自分の考えを述べる準備をできるように支援を行う。 本時指導にあたっては、次の項で述べる。 合意形成後、決まったことの準備や役割分担を行い、試し活動の中で意見の修正や追加をしながら 実感を伴った合意形成として固めていく。この活動の中で、話合い中に納得できなかった児童が納得 したり、多数派だった児童が考えを改めたりすることも含め、合意形成と考える。実践後、「うまくい ったこと」「うまくいかなかったこと」「学級が成長できたこと」を振り返り、記録シートに記述する ことで、次の段階の交流へ課題意識をつなげるとともに、実践意欲をさらに高めさせていきたい。 (3) 本時指導にあたっては 本時は、「年長児と段階的に仲良くなること」を目指し、「Step1:自分たちに慣れてもらう」とい う出会いの場面で行う遊びについて合意形成する話合いを行う。 まず、「出し合う段階」では、どの遊びが交流内容として適しているのか、自分の立場を可視化する とともに、話合いの観点から賛成意見と反対意見を出し合わせる。その後、改善案によって、原案の 不十分さをよさに変える話合いを行わせる。 次に、「くらべ合う段階」では、話合いの観点から見て最もよい案はどれかを絞り込ませる。3つの 話合いの観点を満たしている場合、特に重視する目的性に焦点化した説得力のある具体例や実体験を 挙げながら説明させ、改善された原案同士を比べ合わせながら意見を絞り込んでいく。 最後の「まとめる段階」では、絞り込んだ意見をできるだけ多くの納得を得られる改善を加え、ま とめていく。主となる意見を決定した後、納得度を可視化させ、納得度の低い児童の意見を聞く場を 設定する。納得度の低い児童は「納得できない最大の問題点」を考え、納得度の高い児童は「どうし たら納得してもらえるか。」と考え、互いの譲歩と妥協の一致点をすり合わせる話合いを行わせる。 このような話合い活動によって、一人一人の思いを生かした合意形成を行わせていきたい。 3 活動の流れ 学習過程 活動 教師の支援 事 前 ○学級の実態把握と方向性の確認 ・自分たちから働きかける力を伸ばして いきたい 対象:学級→他校→年長児さん ●前実践の様子の写真等の提示 ●実践後の振り返りの共有化 ●課題意識の抽出 ○課題の確認「年長児さんと仲良し大作戦」 ○目指す姿の設定 ○大作戦に向けた段階の設定 ●インタビュー結果の集約 ●個人の目指す姿の設定と学級内での共有 化 ●目指す姿を段階ごとに分類する支援 ○草案づくり ・Step1 のゴール像に到達するための取 組案を個人で考える ●ゴール像を基にした話合いの観点の確認 ●インタビューを草案に生かす助言

(3)

3 ○原案づくり ・司会グループが草案を分類、整理して 原案を作る ●草案を活動場面や活動の内容で分類する 支援 ●分類、整理の根拠の確認 ○原案の提案 ○考えづくり ・インタビュー活動 ●司会グループの提案の補足 ●インタビュー活動の補助、 ●掲示用プレート作成の補助 ○司会グループのリハーサル ●話合いの流れの確認と意見をまとめる際 の見通しをもたせる助言 本時 ○学級会(本時) ●意見の可視化や働きかけを活性化させる助言、指導、価値付け 事 後 ○実践準備 ○実践内容の修正や追加 ●準備や役割分担の補助 ●決定内容の見直しを行う場の設定 ○実践 「年長児さんと仲良し大作戦ステップ1」 ○振り返り ●実践場面の記録、実践の補助 ●価値付け、学級の輝きメーターの提示 4 本時の活動 (1) 本時のねらい ○ 話合いの流れを理解し、立場を明確にしながら意見を述べることができる。 【知識及び技能】 ○ 原案のよさや不十分さを捉え、学級にとって解決すべき課題は何かを焦点化して、学級にとっ て最もよい考えをつくり出すことができる。 【思考力、判断力、表現力等】 ○ 自分の考えを伝えようとする意欲を高めることができる。 【学びに向かう力、人間性等】 (2) 本時の授業仮説 (3) 評価規準 知識及び技能 思考力・判断力・表現力等 学びに向かう力・人間性等 導 入 話合いの流れに応じて、話合い に参加することができる。 展 開 ○出原案の傾向を捉える。 ○く目的性の観点に焦点化し、改 善した原案同士を比べ合う。 ○ま納得度の低い児童の妥協点 と納得度の高い児童の譲歩 点のすり合わせを行い、合意 形成することができる。 終 末 実践に向けた自分の行動を想 定し、次の話合いへの意欲を高 めている。 <出し合う段階> 「賛成マーカー」で立場を可視化させることで、自他の考えを理解した働きかけができる。 <くらべ合う段階> 「賛成マーカー」で立場を可視化させることで、学級全体の考えがどのようにまとまっていくか 合意形成の流れを確認しながら働きかけができる。 <まとめる段階> 「納得度メーター」で自分の立場を可視化させ、学級にとって解決すべき課題を焦点化させるこ とで、納得度の高い児童と納得度の低い児童の相互の譲歩点と妥協点をすり合わせる小集団交流 が活発になり、学級全体の納得を得ることができる。 以上の手立てをとれば、一人一人の考えを生かしながら合意形成を行う児童が育つであろう。

(4)

4 (4) 本時の活動計画 学習活動と内容 指導上の留意点 【 導 入 】 【 展 開 】 出 し 合 う く ら べ 合 う ま と め る 【 終 末 】 1 はじめの言葉(司会グループの紹介) 2 議題の確認 3 提案理由や話合いの観点の確認 4 決まっていることの確認 ☆期日:○/○(○) ☆交流時間:15 分間(遊ぶ時間は 10 分) ☆笑顔=楽しむ、喜ぶ、仲良くなる 5 話合い:年長児さんとの遊びを決める。 (1)原案のよさと不十分さを出し合う。 (2)不十分さに対する改善案を話し合う。 (3)改善した原案を比べ合う。 (4)納得度の低い児童の意見を基に、学級 として解決すべき課題を確認し、解決 方法を全体で話し合う。 6 決まったことの発表(黒板書記) 7 話合いの振り返り (1)副司会からの振り返り (2)担任からの振り返り (3)自己の振り返り 8 おわりの言葉 ○ 「年長児さんと仲良し大作戦」の段階的な 流れと今回の目指す姿を全体で再確認する。 ○ 自分の立場を可視化させ、話合いの観点か ら意見を出し合わせる。 ○ 原案ごとに課題を整理して話し合わせる。 ○ どの観点を重視するのか確認後、改善され た原案を焦点化した観点で比べ合わせる。そ の際、自分の立場を可視化させる。 ○ 自分の納得度を可視化させ、納得度の低い 児童が気にかかっている課題を引き出し、そ の児童へ働きかける活動を設定する。 ○ 決まったことを視覚的に示しながら説明 するように、黒板書記に助言する。 ○ 観点から意見を述べた姿を称賛させる。 ○ 「少数派の意見を取り入れようとする姿」、 司会グループの働きを称賛する。 ○ 本時の話合い活動への関わり方や自分の 考えの変容の有無とその理由を振り返らせ、 「記録シート」に記述させる。 Step1:自分たちに慣れてもらう。 Step2:仲良く遊べるようになる。 Step3:自分たちに親しみをもってもらう。

③宝探し

(比べ合う手順) ①提案理由から交流 の目的を確認して 比べ合うための観 点を焦点化する。 ②「目的性」を満た す具体的な場面を 比べ合う。 ③「目的性」の数に よる優位性を確認 して絞り込む。 自分たちに慣れてほしい。 →遊びの中でどんな関わ り方をしたらいいか。 →その姿が一番見える遊 びはどれか 【原案】楽しく遊びながら年長児さんに慣れてもらう ①クイズ大会:お話クイズ5問に年長児さんが答える。5年生はヒントを出し、クイズの答え合わせをする。 ②ボウリング大会:2チーム対抗で、倒したピンの数を比べる。5年生はピンを並べたり、ボールを拾ったりする。 ③宝探し:隠した宝を探す。見つけた宝は景品と交換できる。一人一個。5年生は一緒に探しながらヒントを出す。 【提案理由】はじめての出会いで自分たちに慣れてもらって、次に遊ぶときを楽しみにしていてほしいから。 「年長児さんと仲良し大作戦ステップ1」の計画を立てよ う。 【話合いの観点】 (目)年長児さんが笑顔になるか (協)協力して自分たちで準備をできるか (実)15 分間で実行することができるか ③宝探し ヒントをあげても見つけられなかったらどうするのか。→必ず見つけられるようにする。参加賞をあげる。 →③宝探し(改) 8分間で宝探しをする。5年生のアドバイスでも見つけられなかった年長児さんには、参加賞をあげる。 ①クイズ大会 (目)クイズに正解すると、うれしくて笑顔になる。 (目)難しい場合は5年生がヒントを出せば解ける。 ②ボウリング大会 (目)ルールが簡単だから楽しんでもらえる。 (目)倒せると喜んで笑顔になる。 ③宝探し (目)景品がもらえるから年長児さんは喜ぶ。 (目)ルールが簡単だから楽しんでもらえる。 (目)見つけられない場合は5年生がヒントを出せば 見つけられる。

(5)

5

記録シート

名前

(ⅰ)見通し(次の活動で、自分がどのような姿を目指すか書きましょう。)

(ⅱ)話合い(学級会に、自分がどのように参加できたか、振り返って書きましょう。)

(6)

アイデアシート

名前

〇 どのような取組をすると年長児さんと仲良くなれると思いますか

(場面) (取組内容)

はじめの出会い(○月○日)

(7)

7

「年長児さんと仲良し大作戦」

目的 来年度、6年生と1年生という兄弟学級として学校生活を過ごすにあたり、新1年生に安心し て楽しい学校生活を送ってほしいと考えている。そのための準備として、今年度○月の「新入生 説明会」で「新入児が小学校生活に向けて期待を膨らませている」という姿をゴールとした3ス テップの交流を設定する。 自 分 た ち ( 5 年 生 ) に 慣 れ て も ら う ス テ ッ プ 1 (主な活動) ○○保育園全園児が行事のため○○小学校へ来校し、校 内を巡る際、5年生と年長児さんの顔合わせを行い、お兄 さん・お姉さんとして親しみをもってもらうための出会い の場を設定する。 ○月○日(○)昼休み (目指す姿)・笑顔で出迎える ・笑わせる ・優しく声掛けをする ・怖がらせない 仲 良 く 遊 べ る よ う に な る ス テ ッ プ 2 (目指す姿)・保育園へ行く ・一緒に遊ぶ ・優しく誘う ・楽しませる ・一人一人のことを知る (主な活動) 年長児さんに楽しんでもらうため、○○保育園へ出向き 一緒に遊びながら、年長児さんと関わる場を設定する。 ○~○月の昼休み 自 分 た ち に 親 し み を も っ て も ら う ス テ ッ プ 3 (主な活動) 「入学説明会」のため保護者への説明会が行われている 間、新入児と一緒に遊んだり、校内を巡ったりする活動を 通して自分たちに親しんでもらうため、交流する場を設定 する。○月○日(○)○校時 (目指す姿)・小学校の説明をする ・たくさん話す ・全員と話す ・泣いていたら優しくする ・堂々と話す (想定される課題) ●園児が緊張している ●うまく関わることができない (想定される課題) ●園児がルールを理解できない ●反応に対応できない (想定される課題) ●園児が保護者と離れられない ●内容が理解できない

交流全体を通した

心構え(4か条)

①自分から →話しかける →関わる →積極的に ②やさしく・分かりやすく →簡単な言葉で →ゆっくり →はきはきと →話を短く ③いつも笑顔で →安心させる →楽しませる ④相手の反応を見て →一気にいかない → 少 し ず つ 年 長 児 さ ん の ペ ー ス に 合わせて →ステップを意識

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参照

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