村田直哉
Naoya Murata
GRADATION FIELD
グラデーションフィールド
グラデーションとは辞書によると「写真などの濃淡度。色調の段階。」と説明されている。一般的には色面のA地点からB地点までの 色の変化をグラデーションを呼んでおり、身近な言葉として定着している。一方、グラフィックデザイナーが印刷上で使うグラデーションは CMYK4色の細かいドット(アミ点)の面積の増減によって作り出される表現手段の一つである。印刷技術の向上により、ドット(アミ点) が人間の目で点と認識不可能なほど極小になったために可能となった手法である。今回のシリーズは、このドットをより大きくし、形態と しての個性(三角形やストライプなど)を与えた上で色の段階的変化を加えることで、グラデーションの可能性をより広げることを目的とし ている。様々な幾何図形を多数組み合わし、一つ一つの図形の色を少しづつ変化させて生じる視覚効果を研究した。 実社会でのデザインワークは予算やクライアントの意向、趣向などが大きく関わり、必ずしもデザイナーの意図する造形になるとは限 らない。逆にデザイナーの個性が出過ぎたため、クライアントの不利益が生じてもいけないという複雑なバランスの上に成立している。 このバランスをとる作業は時として障壁ともなるが、決してネガティブに捉えてはいない。むしろデザイナーの力量を発揮するチャンス なのである。対照的に今回の制作には、クライアントというハードルはない。一見すると自由な造形が展開されているが、いわゆるアー ティストの自己表現とは別の物であると考えている。あくまでグラデーションというテーマに取り組むことでデザイナーとしての表現領域を 広げるための試行錯誤と位置付けている。 この試行錯誤から生まれた造形が実社会のデザインとの間で相互に影響し、発展していくことが望ましいと考えるからである。 triangle視覚表現の新しい可能性に向けて
1:16 pyramid
sunshine
1 gray
1:16 pyramid
sunshine
1 gray
comb グラデーションフィールド
44×26 dot X stripe
2 stripe
4 stripe needle
44×26 dot X stripe 2 stripe 4 stripe needle 48×28 pyramid グラデーションフィールド
展覧会告知ポスター/B1 会場風景 村田直哉グラフィックデザイン展 GRADATION FIELD 2010年10月12日(火)∼17日(日) セントラル・アートギャラリー step cross & stripe
展覧会告知ポスター/B1 会場風景 村田直哉グラフィックデザイン展 GRADATION FIELD 2010年10月12日(火)∼17日(日) セントラル・アートギャラリー step cross & stripe
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