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月の満ち欠けから月の軌道を求める

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Academic year: 2021

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1

月の満ち欠けから

月の軌道を求める

12R1-004 林 愛也

(2)

2

目次

1 要旨...3 2 理論...4 2.1 地球を経た太陽と月との角度...4 2.2 地球と月との距離...11 3 観測と測定方法...14 3.1 観測装置...14 3.2 観測方法...14 3.3 測定方法と画像処理...14 3.3.1 測定方法...14 3.3.2 画像処理...15 4 結果...16 4.1 観測結果...16 4.2 測定結果...19 4.3 計算結果...21 4.3.1 地球を経た太陽と月との角度...21 4.3.2 地球と月との距離...26 5 考察...32 6 謝辞...33 7 参考文献...33

(3)

3

1 要旨

地球の唯一の衛星である月。月は太陽の光を反射によって輝いて見え、月と地球が公転す ることで、新月・上弦の月・満月・下弦の月といったように、満ち欠けをする。 月の半径と満ち欠けによって影になる部分までの長さから、地球を経た太陽と月との角度 を計算し、求めた角度と観測した時間から月の周期を求め、求めた周期から地球と月との 距離を計算することで、月の軌道を求める。

(4)

4

2 理論

2.1 地球を経た太陽と月との角度

月の満ち欠けは、太陽の光を月が反射することで光り、月と地球の公転することで影がで きることから生じる。 月の半径を𝑅、満ち欠けによって影になる部分までの長さを𝐷とすると、図1のようになる。 図1から、月を経た地球と太陽の角度を𝜃とおくと、地球と月の影の角度は𝜃 −𝜋 2 となる。 これらから𝐷を求める式は、 𝐷 = 𝑅 sin (𝜃 −𝜋 2) となる。 この式から𝜃を求めると、 𝜃 = sin−1(𝐷 𝑅) + 𝜋 2 図 1

(5)

5 となる。 太陽と地球と月との位置関係を図2のように表すと、 図2から、地球を経た太陽と月の角度は、𝜋 − 𝜃となる。 また、次に観測する月は、月と地球の公転から図3のようになったとする。 図 2 図 3

(6)

6 最初の太陽の方向を基準線として、基準線から太陽が移動して回った角度を𝜑とおくと、図 3より移動した月が基準線から回った角度𝜓は、 𝜓 = 𝜋 − 𝜃′ + 𝜑 となる。 しかし、これは新月から上弦の月までのときの𝜃と𝜓の式であり、月の満ち欠けによって、𝜃と 𝜓の式は変化する。 ① 新月から上弦の月 (𝜋 2< 𝜃 < 𝜋) のとき sin (𝜃 −𝜋 2) = 𝐷 𝑅 𝜃 = sin−1( 𝐷 𝑅) + 𝜋 2 𝜓 = 𝜋 − 𝜃 + 𝜑 ② 上弦の月のとき 図 4

(7)

7 𝜃 =𝜋2 𝜓 =𝜋2+ 𝜑 ③ 上弦の月から満月 (0 < θ <π2) のとき 図 6 図 5

(8)

8 sin (𝜋2− 𝜃) =𝐷𝑅 𝜃 = − sin−1(𝐷 𝑅) + 𝜋 2 𝜓 = 𝜋 − 𝜃 + 𝜑 ④ 満月のとき 𝜃 = 0 , 2𝜋 𝜓 = 𝜋 + 𝜑 ⑤ 満月から下弦の月 (32𝜋 < 𝜃 < 2𝜋) のとき 図 7 図 8

(9)

9 sin (𝜃 −32𝜋) =𝐷𝑅 𝜃 = sin−1(𝐷 𝑅) + 3 2𝜋 𝜓 = 3𝜋 − 𝜃 + 𝜑 ⑥ 下弦の月のとき 𝜃 =32𝜋 𝜓 =32𝜋 + 𝜑 ⑦ 下弦の月から新月 (𝜋 < 𝜃 <32𝜋) のとき 図 9

(10)

10 sin (3 2𝜋 − 𝜃) = 𝐷 𝑅 𝜃 = − sin−1( 𝐷 𝑅) + 3 2𝜋 𝜓 = 3𝜋 − 𝜃 + 𝜑 ⑧ 新月のとき 𝜃 = 𝜋 𝜓 = 2𝜋 + 𝜑 以上のように場合分けする。 図 10 図 11

(11)

11

2.2 地球と月との距離

月の質量は地球の質量よりも小さいので、月の軌道の重心は地球と一致することから、月 の軌道を円であると近似する。 月の軌道が円であるため、月の遠心力と重力は等しくなる。 地球と月との距離を𝐿、月の周期を𝑃、地球の質量を𝑀、月の質量を𝑚、月の角速度を 𝛺

2𝜋 𝑃、重力定数を𝐺、遠心力を𝑚𝐿𝛺 2、重力を𝑚𝐺𝑀 𝐿2とすると、図12 のようになる。 遠心力と重力は等しいので、 𝑚𝐿𝛺2= 𝑚𝐺𝑀 𝐿2 となり、これを変形させると、𝐿の式は、 𝐿 = {𝐺𝑀𝑃(2𝜋)2} 1 3 となる。 ここで、 𝑃を求めるために、観測時間を𝑡とすると、𝛥𝑡の式を、 𝛥𝑡 = 𝑡 − 𝑡0 (基準とした観測時間𝑡0を𝑡から引いた時間を𝛥𝑡とする) となる。 𝛥𝑡と𝜓との関係をグラフにし、𝜓が0~2𝜋間のときの𝛥𝑡の値が 𝑃となる。 (この周期は、地球が動いていないときに月が地球の周りを一周する周期である) 図 12

(12)

12 ただし、月は日によって見かけの大きさが変化する。 月の大きさは変化しないので、地球と月との距離が変化していることになり、月の軌道は 楕円になる。(図13) 楕円の程度を決める離心率をe、楕円の平均半径をaとおくと、 最遠距離 a(1 + 𝑒) 最近距離 a(1 − 𝑒) となる。 使用したカメラ・望遠鏡の焦点距離𝑑・画面サイズ・画素数から、1pixel が見込む角度𝜗は、 図14 より、 𝜗 = tan−1(1(pixel) 𝑑 ) となる。 月の半径の見込み角度を𝛼とおくと、 𝛼 = 𝑅(pixel) × 𝜗 となる。 𝑅を𝑎 , 𝑒 , 𝛼を用いて表すと、図 15 より、 図 13 図 14

(13)

13 𝑅 = 𝑎(1 + 𝑒) 𝑡𝑎𝑛 𝛼𝑚𝑖𝑛 𝑅 = 𝑎(1 − 𝑒) 𝑡𝑎𝑛 𝛼𝑚𝑎𝑥 となり、𝑅に代入すると、 𝑎(1 + 𝑒) 𝑡𝑎𝑛 𝛼𝑚𝑖𝑛= 𝑎(1 − 𝑒) 𝑡𝑎𝑛 𝛼𝑚𝑎𝑥 これを変形させて𝑒の式は、 𝑒 =𝑡𝑎𝑛 𝛼𝑚𝑖𝑛− 𝑡𝑎𝑛 𝛼𝑚𝑎𝑥 𝑡𝑎𝑛 𝛼𝑚𝑖𝑛+ 𝑡𝑎𝑛 𝛼𝑚𝑎𝑥 となる。 図 15

(14)

14

3 観測

3.1 観測装置

望遠鏡:リッチークレチアン式40cm 反射望遠鏡の 15cm ガイド望遠鏡(明星大学の天文台) カメラ:Canon EOS 5D MarkⅡ

パソコン ソフト:ESO Utility・Master 2013

3.2 観測方法

 カメラを望遠鏡に取り付け、カメラと電源・パソコンを配線でつなげる。  カメラ・パソコンの電源を入れ、パソコンのソフト「ESO Utility」「Master 2013」を 立ち上げる。  「Master 2013」で、望遠鏡を目標天体である月の座標に移動させる。  「ESO Utility」のライブビューを見ながら月の焦点を合わせる。  撮影する。

3.3 測定方法と画像処理

パソコンの天体画像処理ソフト「ステライメージ7」を用いて、撮影した画像を測定・画 像処理する。 3.3.1 測定方法  「ステライメージ7」の「編集バー」から「楕円選択」ツールを選び、撮影した月の 輪郭に合うように、円を描く。

(15)

15  描いた円の中心を分かりやすくするために、「ステライメージ7」の「編集バー」から 「ライン」ツールを選び、描いた円をクリックすると現れる円の中心に合うように、 縦・横にラインを引く。  ステライメージ7」の「編集バー」から「計測」ツールを選び、円の端から中心を通 って反対側の端までドラッグし、現れる「計測ダイアログ」の「計測結果」から月の 直径(2R)を測定する。  同じように、「計測」ツールより、円の中心から月の影のところまでドラッグし、「計 測ダイアログ」の「計測結果」から月の中心から影までの長さ(D)を測定する。 3.3.2 画像処理  撮影した画像が一部月の輪郭や影が分かりにくかったため、「階調」メニューから「明 るさ/コントラスト」を選び、画像の明るさ・コントラストを調整する。 画像処理 2 画像処理 1

(16)

16

4 結果

4.1 観測結果

撮影日 2015 年 10 月 19 日 ISO 感度 800 撮影枚数 102 枚 シャッタースピード 1/250・1/200・1/160・1/100・1/80・1/60・1/30・1/25・1/20・ 1/2.5 秒 画像 1 2015/10/19 18:44:59 シャッタースピード:1/20

(17)

17 撮影日 2015 年 10 月 21 日 ISO 感度 800 撮影枚数 118 枚 シャッタースピード 1/40・1/30・1/25・1/20・1/10 秒 撮影日 2015 年 10 月 26 日 ISO 感度 800 撮影枚数 140 枚 シャッタースピード 1/125・1/100・1/80・1/30・1/10 秒 画像 2 2015/10/21 18:25:40 シャッタースピード:1/40 画像 3 2015/10/26 18:25:01 シャッタースピード:1/125

(18)

18 撮影日 2015 年 11 月 27 日 ISO 感度 800 撮影枚数 190 枚 シャッタースピード 1/200・1/160・1/125・1/100・1/80・1/50・1/40・1/30 秒 撮影日 2015 年 12 月 4 日 ISO 感度 800 撮影枚数 160 枚 画像 4 2015/11/27 20:28:46 シャッタースピード:1/100 画像 5 2015/12/4 7:28:33 シャッタースピード:1/200 画像処理前 画像処理後 明るさ:-100 コントラスト:+100

(19)

19 シャッタースピード 1/400・1/250・1/200・1/160・1/100・1/80・1/50 秒 撮影日 2015 年 12 月 16 日 ISO 感度 800 撮影枚数 56 枚 シャッタースピード 1/125・1/100・1/80 秒

4.2 測定結果

測定回数は10 回ずつ行った。 2015 年 10 月 19 日 2𝑅(pixel) 𝐷(pixel) 2898.281 2897.220 433.497 448.446 2907.537 2913.745 448.446 432.666 2892.108 2900.541 433.184 439.090 2906.491 2895.522 440.454 433.497 2899.059 2890.543 437.484 433.848 画像 6 2015/12/16 18:16:00 シャッタースピード:1/100

(20)

20 2015 年 10 月 21 日 2𝑅(pixel) 𝐷(pixel) 2990.266 3010.164 181.417 185.300 2979.764 2999.076 198.595 208.806 2998.538 2999.272 198.917 201.316 2998.274 2998.889 198.595 191.708 2997.127 2998.422 187.275 205.056 2015 年 10 月 26 日 2𝑅(pixel) 𝐷(pixel) 3170.059 3142.963 1500.108 1507.481 3193.694 3148.966 1501.451 1514.676 3200.905 3140.789 1508.019 1512.762 3198.620 3180.041 1509.450 1500.000 3185.861 3179.608 1503.883 1507.195 2015 年 11 月 27 日 2𝑅(pixel) 𝐷(pixel) 3025.401 3039.882 1411.276 1401.292 3042.952 3030.034 1416.051 1410.817 3035.354 3034.622 1417.271 1404.820 3045.066 3051.912 1408.621 1402.165 3040.339 3045.669 1420.518 1404.628 2015 年 12 月 4 日 2𝑅(pixel) 𝐷(pixel) 2795.198 2813.414 150.000 140.071 2797.541 2805.780 133.222 145.245

(21)

21 2794.808 2808.527 140.584 141.605 2774.455 2779.231 140.584 153.675 2776.404 2775.571 138.521 144.997 2015 年 12 月 16 日 2𝑅(pixel) 𝐷(pixel) 2989.235 2978.206 708.838 736.706 2978.400 2983.093 732.025 718.899 2972.042 2981.117 739.365 711.576 2971.606 2972.711 706.473 713.773 2977.895 2981.227 717.847 724.710

4.3 計算結果

測定した値をExcel を用いて計算する。 4.3.1 地球を経た太陽と月との距離  𝑅・𝐷の計算 2015 年 10 月 19 日 平均値 2𝑅 = 2900.105(pixel) 𝑅 = 1450.052(pixel) 𝐷 = 438.061(pixel) 最大値 2𝑅 = 2913.745(pixel) 最小値 2𝑅 = 2890.543(pixel) 𝑅 = 1456.873(pixel) 𝑅 = 1445.272(pixel) 𝐷 = 448.446(pixel) 𝐷 = 432.666(pixel) 2015 年 10 月 21 日 平均値 2𝑅 = 2996.979(pixel) 𝑅 = 1498.490(pixel)

(22)

22 𝐷 = 195.699(pixel) 最大値 2𝑅 = 3010.164(pixel) 最小値 2𝑅 = 2979.765(pixel) 𝑅 = 1505.082(pixel) 𝑅 = 1489.882(pixel) 𝐷 = 208.806(pixel) 𝐷 = 181.417(pixel) 2015 年 10 月 26 日 平均値 2𝑅 = 3174.151(pixel) 𝑅 = 1587.075(pixel) 𝐷 = 1506.503(pixel) 最大値 2𝑅 = 3200.905(pixel) 最小値 2𝑅 = 3140.789(pixel) 𝑅 = 1600.453(pixel) 𝑅 = 1570.395(pixel) 𝐷 = 1514.676(pixel) 𝐷 = 1500.000(pixel) 2015 年 11 月 27 日 平均値 2𝑅 = 3039.117(pixel) 𝑅 = 1519.559(pixel) 𝐷 = 1409.746(pixel) 最大値 2𝑅 = 3051.912(pixel) 最小値 2𝑅 = 3025.401(pixel) 𝑅 = 1525.956(pixel) 𝑅 = 1512.701(pixel) 𝐷 = 1420.518(pixel) 𝐷 = 1401.292(pixel) 2015 年 12 月 4 日 平均値 2𝑅 = 2792.093(pixel) 𝑅 = 1396.046(pixel) 𝐷 = 142.850(pixel) 最大値 2𝑅 = 2813.414(pixel) 最小値 2𝑅 = 2774.455(pixel) 𝑅 = 1406.707(pixel) 𝑅 = 1387.228(pixel) 𝐷 = 153.675(pixel) 𝐷 = 133.222(pixel) 2015 年 12 月 16 日 平均値 2𝑅 = 2978.553(pixel) 𝑅 = 1489.277(pixel)

(23)

23 𝐷 = 720.121(pixel) 最大値 2𝑅 = 2989.235(pixel) 最小値 2𝑅 = 2971.606(pixel) 𝑅 = 1494.618(pixel) 𝑅 = 1485.803(pixel) 𝐷 = 739.365(pixel) 𝐷 = 706.473(pixel)  𝜃の計算 2015 年 10 月 19 日

𝜃 = sin

−1

(

𝐷 𝑅

) +

𝜋 2 より 平均値から 𝜃 = 1.8769(rad) 最大値から 𝜃 = 1.88369(rad) 最小値から 𝜃 = 1.87483(rad) 2015 年 10 月 21 日

𝜃 = − sin

−1

(

𝐷 𝑅

) +

𝜋 2 より 平均値 𝜃 = 1.43983(rad) 最大値から 𝜃 = 1.43161(rad) 最小値から 𝜃 = 1.44873(rad) 2015 年 10 月 26 日

𝜃 = − sin

−1

(

𝐷 𝑅

) +

𝜋 2 より 平均値から 𝜃 = 0.32001(rad) 最大値から 𝜃 = 0.32888(rad) 最小値から 𝜃 = 0.30055(rad) 2015 年 11 月 27 日

𝜃 = sin

−1

(

𝐷 𝑅

) +

3 2

𝜋

より

(24)

24 平均値から 𝜃 = 5.90068(rad) 最大値から 𝜃 = 5.90927(rad) 最小値から 𝜃 = 5.89700(rad) 2015 年 12 月 4 日

𝜃 = − sin

−1

(

𝐷 𝑅

) +

3 2

𝜋

より 平均値から 𝜃 = 4.60988(rad) 最大値から 𝜃 = 4.60293(rad) 最小値から 𝜃 = 4.61621(rad) 2015 年 12 月 16 日

𝜃 = sin

−1

(

𝐷 𝑅

) +

𝜋 2 より 平均値から 𝜃 = 2.07549(rad) 最大値から 𝜃 = 2.08827(rad) 最小値から 𝜃 = 2.06631(rad)  𝜓の計算 𝜑を黄経として、天文年鑑 2015 年版より 2015 年 10 月 19 日 𝜑 = 3.57916(rad) 2015 年 10 月 21 日 𝜑 = 3.61384(rad) 2015 年 10 月 26 日 𝜑 = 3.70069(rad) 2015 年 11 月 27 日 𝜑 = 4.26187(rad) 2015 年 12 月 4 日 𝜑 = 4.38563(rad) 2015 年 12 月 16 日 𝜑 = 4.59845(rad) 2015 年 10 月 19 日

𝜓 = 𝜋 − 𝜃 + 𝜑

より 平均値から 𝜓 = 1.26390(rad)

(25)

25 最大値から 𝜓 = 1.25790(rad) 最小値から 𝜓 = 1.26677(rad) 2015 年 10 月 21 日

𝜓 = 𝜋 − 𝜃 + 𝜑

より 平均値から 𝜓 = 1.73585(rad) 最大値から 𝜓 = 1.74406(rad) 最小値から 𝜓 = 1.72695(rad) 2015 年 10 月 26 日

𝜓 = 𝜋 − 𝜃 + 𝜑

より 平均値から 𝜓 = 2.94251(rad) 最大値から 𝜓 = 2.93364(rad) 最小値から 𝜓 = 2.96197(rad) 2015 年 11 月 27 日

𝜓 = 3𝜋 − 𝜃 + 𝜑

より 平均値から 𝜓 = 4.20620(rad) 最大値から 𝜓 = 4.19761(rad) 最小値から 𝜓 = 4.20988(rad) 2015 年 12 月 4 日

𝜓 = 3𝜋 − 𝜃 + 𝜑

より 平均値から 𝜓 = 5.62076(rad) 最大値から 𝜓 = 5.62772(rad) 最小値から 𝜓 = 5.61444(rad) 2015 年 12 月 16 日

𝜓 = 𝜋 − 𝜃 + 𝜑

より 平均値から 𝜓 = 2.08479(rad) 最大値から 𝜓 = 2.07201(rad) 最小値から 𝜓 = 2.09397(rad)

(26)

26 4.3.2 地球と月との距離  𝛥𝑡・𝜓の計算 基準とした観測時間𝑡0を2015 年 11 月 27 日とする。 (2015 年 10 月 19 日・21 日・26 日は𝑡0より一周前の周期であり、𝜓に−2π、2015 年 12 月 16 日は𝑡0より一周後の周期であり、𝜓に+2π変動させる。) 𝛥𝑡 = 𝑡 − 𝑡0より 2015 年 10 月 19 日 18:44:59 𝑡 = 1709099(s) 𝛥𝑡 = -3375827(s) 平均値から 𝜓 = -5.01928(rad) 最大値から 𝜓 = -5.02529(rad) 最小値から 𝜓 = -5.01642(rad) 2015 年 10 月 21 日 18:25:40 𝑡 = 1880740(s) 𝛥𝑡 = -3204186(s) 平均値から 𝜓 = -4.54734(rad) 最大値から 𝜓 = -4.53913(rad) 最小値から 𝜓 = -4.55624(rad) 2015 年 10 月 26 日 18:25:01 𝑡 = 2312701(s) 𝛥𝑡 = -2772225(s) 平均値から 𝜓 = -3.34068(rad) 最大値から 𝜓 = -3.34955(rad) 最小値から 𝜓 = -3.32122(rad) 2015 年 11 月 27 日 20:28:46 𝑡 = 5084926(s) 𝛥𝑡 = 0(s) 平均値から 𝜓 = 4.20620(rad)

(27)

27 最大値から 𝜓 = 4.19761(rad) 最小値から 𝜓 = 4.20988(rad) 2015 年 12 月 4 日 7:28:33 𝑡 = 5642913(s) 𝛥𝑡 = 557987(s) 平均値から 𝜓 = 5.62076(rad) 最大値から 𝜓 = 5.62772 (rad) 最小値から 𝜓 = 5.61444(rad) 2015 年 12 月 16 日 18:16:00 𝑡 = 6718560(s) 𝛥𝑡 = 1633634(s) 平均値から 𝜓 = 8.36798(rad) 最大値から 𝜓 = 8.35520(rad) 最小値から 𝜓 = 8.37716(rad)  𝛥𝑡と𝜓との関係をグラフにし、𝑃を計算 𝛥𝑡・𝜓の値から一次関数を求めると、 平均値から 𝑦 = 2.65394 × 10−6𝑥 + 4.20620

𝑥 =

𝑦−4.20620 2.65394×10−6 最大値から 𝑦 = 2.65782 × 10−6𝑥 + 4.19761

𝑥 =

𝑦−4.19761 2.65782×10−6 最小値から 𝑦 = 2.65073 × 10−6𝑥 + 4.20988

𝑥 =

𝑦−4.20988 2.65073×10−6

(28)

28 -6.00000 -4.00000 -2.00000 0.00000 2.00000 4.00000 6.00000 8.00000 10.00000 -4000000 -2000000 0 2000000

ψ

(ラ

ジアン

Δt

(s)

Δt-ψ

のグラフ(平均値)

データ 線形 (y=2π) 線形 (データから 計算した一次関 数) -6.00000 -4.00000 -2.00000 0.00000 2.00000 4.00000 6.00000 8.00000 10.00000 -4000000

ψ

-2000000 0 2000000

(ラ

ジアン

Δt

(s)

Δt-ψ

のグラフ(最大値)

データ 線形 (y=2π) 線形 (データから 計算した一次関 数)

(29)

29 グラフより 平均値から 𝑃 = 2367497(s)≅ 27.402(日) 最大値から 𝑃 = 2364037(s)≅ 27.362(日) 最小値から 𝑃 = 2370360(s)≅ 27.435(日)  𝐿の計算 天文年鑑2015 年版より 𝐺 = 6.67428 × 10−11(m3kg・s2) M = 5.9736 × 1024(kg) 平均値から 𝐿 = 3.83961 × 108(m)= 383960.5(km) 最大値から 𝐿 = 3.83586 × 108(m)= 383586.3(km) 最小値から 𝐿 = 3.84270 × 108(m)= 384270.0(km) -6.00000 -4.00000 -2.00000 0.00000 2.00000 4.00000 6.00000 8.00000 10.00000 -4000000 -2000000 0 2000000

ψ

(ラ

ジアン

Δt

(s)

Δt-ψ

のグラフ(最小値)

データ 線形 (y=2π) 線形 (データから 計算した一次関 数)

(30)

30  𝛼の計算 カメラ・望遠鏡より 焦点距離𝑑:1085(mm) 画面サイズ:36(mm) × 24(mm) 画素数から:5616(pixel) × 3744(pixel) 𝜗 = 6.41 × 10−3(rad) 2015 年 10 月 19 日 平均値 𝛼 = 8.57 × 10−3(rad) 最大値 𝛼 = 8.61 × 10−3(rad) 最小値 𝛼 = 8.54 × 10−3(rad) 2015 年 10 月 21 日 平均値 𝛼 = 8.85 × 10−3(rad) 最大値 𝛼 = 8.89 × 10−3(rad) 最小値 𝛼 = 8.80 × 10−3(rad) 2015 年 10 月 26 日 平均値 𝛼 = 9.38 × 10−3(rad) 最大値 𝛼 = 9.46 × 10−3(rad) 最小値 𝛼 = 9.28 × 10−3(rad) 2015 年 11 月 27 日 平均値 𝛼 = 8.98 × 10−3(rad) 最大値 𝛼 = 9.02 × 10−3(rad) 最小値 𝛼 = 8.94 × 10−3(rad) 2015 年 12 月 4 日 平均値 𝛼 = 8.25 × 10−3(rad) 最大値 𝛼 = 8.31 × 10−3(rad) 最小値 𝛼 = 8.20 × 10−3(rad) 2015 年 12 月 16 日

(31)

31 平均値 𝛼 = 8.80 × 10−3(rad) 最大値 𝛼 = 8.83 × 10−3(rad) 最小値 𝛼 = 8.78 × 10−3(rad)  𝑒の計算 平均値 𝛼𝑚𝑎𝑥 = 9.38 × 10−3(rad) 𝛼𝑚𝑖𝑛= 8.25 × 10−3(rad) 最大値 𝛼𝑚𝑎𝑥 = 9.46 × 10−3(rad) 𝛼𝑚𝑖𝑛= 8.31 × 10−3(rad) 最小値 𝛼𝑚𝑎𝑥 = 9.28 × 10−3(rad) 𝛼𝑚𝑖𝑛= 8.20 × 10−3(rad) 平均値 𝑒 = 0.0640 最大値 𝑒 = 0.0644 最小値 𝑒 = 0.0619

(32)

32

5 考察

計算から得られた値と、天文年鑑2015 年版の値を参考値として比較する。 天文年鑑2015 年版 (参考値) 計算結果から得られた値 平均値 最大値 最小値 𝑃 27.322(日) 27.402(日) 27.362(日) 27.435(日) 𝐿 3.84400× 108(m) 3.83961× 108(m) 3.83586× 108(m) 3.84270× 108(m) 𝑒 0.0549 0.0640 0.0644 0.0619 𝑅・𝐷が平均値のときと参考値を比較すると、𝑃・𝐿・𝑒のいずれも誤差は小さく、𝑅・𝐷が最 大値・最小値のときと参考値を比較しても、𝑃・𝐿・𝑒のいずれのときも誤差は小さい。 このことから、計算結果から得られた値は平均値・最大値・最小値のいずれも、参考値に 近しい値を得ることができたと言える。 また、𝑅・𝐷が平均値のときと、𝑅・𝐷が最大値・最小値のときを比較しても、あまり大きな 誤差は認められないので、測定はほぼ正確に行われたと思われる。 しかし、𝑒の値は観測した中での最遠距離・最近距離なので、観測している月の周期の中で、 地球と月との最遠距離・最近距離のときに観測していれば、より正確な値を求めることが できたと思われる。 𝑃・𝐿・𝑒の値をより真値に近づけるには、月の 1 周期の間に新月・上弦の月・満月・下弦の 月の観測を行うことや、2・3 周期分の観測を行うと、より正確なデータが得られたのでは ないかと考えられる。 また、スーパームーンのときに、観測を行えば、𝑒の値はより真値に近づけたのではないか と考えられる。

(33)

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6 謝辞

本論文の作成にあたり、様々なアドバイスやサポートをしてくださった、井上先生、小野 寺先生、日比野先生には大変お世話になりました。 一年間ありがとうございました。

7 参考文献

 http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0320a/contents/chishiki/answer04/main.html  http://www.astroarts.co.jp/products/stlimg7/pdf/manual.pdf  天体の位置と運動 シリーズ現代の天文学 第 13 巻 日本評論社  天文年鑑 2015 年版 誠文堂新光社

参照

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