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学生向けウェブアンケートシステムとその活用

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2010-CE-103 No.15 2010/3/7. 学生向けウェブアンケートシステムとその活用 佐野 洋 東京外国語大学 大学院総合国際学研究科 〒183-8534 東京都府中市朝日町 3-11-1 E-mail: [email protected]. 概要 本稿は、本学の総合情報コラボレーションセンターが大学内他部局と共同で開発した学生向け ウェブアンケートシステム及び、その活用の実践事例について報告する。このアンケートシステ ムは、全学的な業務支援の中で利用することを目指している。授業評価のためのアンケートを実 施する目的だけでなく、インフルエンザの罹患調査という危機管理上の業務でも活用した。本稿 では、アンケートシステム開発の経緯に加えて、情報センター事業の取り組みの観点から、大学 内他部局との事業を行う上での関係の確立についても考察する。. A Web Questionnaire System and its Application at TUFS SANO, Hiroshi Global Studies, Tokyo University of Foreign Studies 3-11-1 Asahi-cho, Fuchu-shi, Tokyo, 183-8534 Japan E-mail: [email protected]. Abstract This paper reports a questionnaire system for students that is developed jointly by the information collaboration center and the other offices at TUFS, or Tokyo university of Foreign studies. Some cases are also introduced here. The system aims at helping TUFS’s daily operations on campus. So far, we have used the system for taking a questionnaire for classroom assessment, and conducting a survey for a number of flu-stricken patients among TUFS’s students. This paper introduces the development process of the questionnaire system, as well as to show how the information collaboration center has collaborated with the other departments in TUFS, and how this project has worked.. 開を迎えようとしている。 目標に対して、当然ながら達成度評価 を行うことが求められ、本学においても 自己点検・評価委員会を中心に、評価作 業が実施されている。評価では、数値化 のためのデータ形式の変換などを含めて 項目の具体化が求められ、そうして学内. 1. はじめに 本 年 度( 平 成 21 年 度 )は 、国 立 大 学 法 人 の第一期の中期目標期間の最終年度であ る。各大学法人では、第二期の第二期中 期目標期間に向けた中期計画立案を進め ている。そうして、来年度からの事業展. 1. ⓒ 2010 Information Processing Society of Japan.

(2) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2010-CE-103 No.15 2010/3/7. アンケート票の選択肢やチェックボッ クス項目など回答内容を自動読み取りす る試みを経て、アンケート項目がほぼ固 定化すると、マークシート読み取りのア ンケート票を使ってアンケートを実施す るようになった。データ転記作業もアル バイトによって入力作業を行った経験の 後、外部委託作業による回答のデータ化 を行っている。 授業単位でアンケート票を配布し、回 答を得たアンケート票は、授業単位でと りまとめて回収する。回答者(学生)も、 個別の記述に関係のない学年や専攻、性 別など繰り返し情報記載の手間が発生し ていた。. 各部局、各活動層から、様々なかたちの データが収集され、分析されている。作 業 量 も 膨 大 で 、( 他 大 学 法 人 で も 同 じ で あると推測されるが)評価作業の効率化 に向けた取り組みでの工夫は不可欠にな っている。なお、国立大学法人評価委員 会も自己点検・評価の作業の効率化を図 る こ と の 重 要 性 を 指 摘 し て い る [1]。 本学、総合情報コラボレーションセン ターでは、評価作業の一つであるアンケ ートの実施の効率を向上させることを目 的に、ウェブアンケートシステムを、自 己 点 検・評 価 委 員 会 及 び FD 委 員 会 と 共 同 で開発した。なお、これまでにも総合情 報コラボレーションセンターは、依頼を 受けて e ラーニングシステムのアンケー ト機能を利用したアンケート協力を行っ ていたが、学内関係者の共同作業として の開発は始めてである。. 以下 2 章では、ウェブアンケートシス テ ム に つ い て 説 明 し 、3 章 で は 、ウ ェ ブ ア ンケートシステムをインフルエンザの罹 患調査という危機管理面でも活用した事 例 に つ い て 報 告 す る 。4 章 で は 、ア ン ケ ー トシステム開発の経緯に鑑み、情報セン ターの事業取り組みの観点から、大学内 他部局との事業を行う上での関係の確立 についても考察する。. 1.1. 開 発 目 的 従来、紙媒体を利用してアンケートを 実施してきたが、業務に係る労務費用が 大きく、効率化と省力化を実現すること を目的として、ウェブアンケートシステ ムを開発した。このシステムでは、ネッ トワークを通じて、ウェブ形式のアンケ ートを実現する。業務に係る労務費用だ けでなく以下のように便益をまとめるこ とができる。 (1) ア ン ケ ー ト に 係 る 作 業 の 効 率 化 (作成、配布や回収等を電子化すること による作業負担の軽減) (2) ア ン ケ ー ト 回 答 者 の 負 担 の 軽 減 (ウェブブラウザを通じた電子回答によ る係る手間の軽減) (3) ア ン ケ ー ト 対 象 範 囲 の 拡 大( デ ー タ作成の電子化による柔軟な対応). 2. ウェブアンケートシステム 2.1. 開 発 経 緯 の あ ら ま し 平 成 21 年 4 月 に 三 者 が 話 し 合 い の 場 を 持ち計画実施の確認を行った。開発側に よ る ア ン ケ ー ト 機 能 の ヒ ア リ ン グ 1を 通 じ ウェブアンケートシステムの用件定義を 行った。続く何回かの担当者打ち合わせ の後に、機能要件やデータ要件及び適用 するシステム・アーキテクチャを決めた ( 同 時 に 見 積 も り が 行 わ れ た )。 開 発 費 は 三者で分担した。なお、負担額は異なる。 8 月 に は 、ア ン ケ ー ト シ ス テ ム の レ ビ ュ ーを実施し、必要データの種類やデータ 項目やデザイン性についても確認を行っ た。一ヶ月後にはテストフェーズに入り、 模擬アンケートデータを作成し、送信テ ス ト 段 階 ま で 進 み 、 10 月 ( 後 期 ) か ら の. 1.2. 従 来 の ア ン ケ ー ト 調 査 当初はアンケートの実施業務に不慣れ なこと、悉皆調査的な実施を目指したこ となどから紙媒体による方法で実施を始 めた。アンケート票の回収後には、回答 結果を人手でデータ転記して、分析を行 っていた。. 1. 評価に関わる教員 2 名と総合情報コラボレー シ ョ ン セ ン タ ー か ら 筆 者 、そ し て 事 務 担 当 の 者 1 名と開発担当者。. 2. ⓒ 2010 Information Processing Society of Japan.

(3) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2010-CE-103 No.15 2010/3/7. 授業評価の実施予定に対応する開発スケ ジュールで進捗した。. 2.2. 基 本 要 件 ウェブアンケートシステムの基本要件 を挙げる。 (1) 本 学 の 評 価 担 当 の ア ン ケ ー ト 業 務に適合し、必要に応じて変更や修正が 可能なアプリケーションである。 (2) ウ ェ ブ ア ン ケ ー ト シ ス テ ム は 、認 証による本人確認ができる。また利用者 (アカウント)をシステム内に登録でき る。 (3) ウ ェ ブ ア ン ケ ー ト シ ス テ ム の 利 用記録は、利用者毎にログインからログ アウトまでのアクセス状況及び活動が記 録される。 (4) ア ン ケ ー ト の 実 施 状 況 を 確 認 す ることができる。 ウェブアンケートシステムは、ウェブ ブラウザを通じて利用でき、アンケート データファイル(別途作成)や送信対象 者データのインポートもウェブブラウザ を通じて行うことができる。回答内容は、 学籍番号をキーとして記録され、エクセ ル で の 集 計 が 容 易 な よ う に CSV 形 式 で デ ータが得ることができる。. 図 1 機能構成図. アンケート回答者データは、学生の授 業履修状況をもとに作成する。全学生一 斉のアンケートから、学生個々が履修す る授業単位でのアンケートまで実施可能 とするため、外部データとしてインポー トする形式としている。例えば、教務デ ータを参照するシステムを考えることも できるが、そうすると教務履修枠組みに よる条件指定しかできなくなるなど、ア ンケート実施における回答者のグルーピ ングの制約が大きくなる。. 2.3. 機 能 構 成 図 図 1に は ウ ェ ブ ア ン ケ ー ト シ ス テ ム の 機能構成図を示す。 ウェブアンケートシステムには、アン ケート作成機能はない。開発期間の短縮、 アンケート書式の自由度の確保を目的と して意図的に外したもので、簡単な操作 でアンケート書式が作成できるツールを 利 用 し て 、ア ン ケ ー ト デ ー タ を 作 成 す る 2 。 作成したアンケートデータをインポート して、ウェブアンケートとして利用する。. 2.4. ウ ェ ブ ア ン ケ ー ト 本システムの利用者は、送信対象者デ ータに従って、アンケート回答者に対し、 (複数の)ウェブアンケートを送信でき る。アンケートの回答状況も確認するこ とが可能である。また、受信者(アンケ ート回答者)は、自らのウェブアンケー トの回答状況(回答済みのアンケートと 未 回 答 の ア ン ケ ー ト )の 確 認 が で き る( 図 2)。. 2. HTML を 全 く 知 ら な く て も 、 必 要 項 目 を 選 択・入 力 す る だ け で 作 成 で き る の で 他 部 署 へ の ウェブアンケートシステムの利用拡大が容易 で あ る 。例 え ば 、教 員 向 け の ア ン ケ ー ト や 職 員 対象のアンケートにも利用できる。. 3. ⓒ 2010 Information Processing Society of Japan.

(4) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2010-CE-103 No.15 2010/3/7. の回答によってインフルエンザの状況の 調査を実施することができた。第二波の 時期に引き続いて、全国的に予測された 年末年始の第三波の時期を経て、現在 ( 2010 年 2 月 ) も 、 こ の 仕 組 み は 継 続 し て利用されている。. 3.3. 危 機 管 理 用 ア ン ケ ー ト シ ス テ ム 危機管理委員会と保健管理センターを 中心に本学構成員への情報提供、状況の 把握など対応を行った。この取り組みの 中では、授業等の評価アンケートシステ ムを緊急に利用し、アンケート部分をイ ンフルエンザの状況の把握に変更し、返 答から状況の把握に努めた。 利用経験から幾つかの問題点も指摘さ れた。そこで、ウェブアンケートシステ ムを改編することで、危機管理のための アンケート(や状況把握)システムを開 発し、今後の危機管理に対応する仕組み の一つとして整備することとした。 危機管理のためのアンケート(や状況 把握)システムの特徴を挙げる。インタ ーネットを通じて、対象者全員にアンケ ートを送り、その結果を回収して把握す る実施形態は、授業等の評価アンケート システムと同じであるが、情報収集の考 え方が違う。インフルエンザ感染の状況 や、あるいは何らかの災害があったとき の被災状況など、時間経過に沿って状況 が変化し、その変化が発生する毎に、学 生(あるいは組織構成員)からの回答を 得る(情報を収集する)のが、基本機能 である。累加的に情報を得ることが目的 で、時間軸に沿った状況変化が捉えられ ることが機能面の特徴となる。 それに対して、授業など評価のための アンケートシステムでは、アンケート回 収は基本的に 1 回であることが前提で設 計され、一定の回答期間を設け、その期 間内に回答があったものを回収するとい う考え方を基にしている。 こうしたことから危機管理のためのア ンケート(や状況把握)システムを、授 業評価アンケートシステムを改編するこ とで開発し、リスク管理、ひいては、事 業 継 続 マ ネ ジ メ ン ト ( BCM : Business. 図 2 状況確認機能. 本システムは、総合情報コラボレーシ ョンセンターが管理するアンケートシス テム専用のサーバ上で機能しており、シ ス テ ム は Cake PHP[2]を 使 っ た フ レ ー ム ワークで開発されている。. 3. アンケート実施 3.1. 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 対 応 連 休 の 前 後 ( 2009 年 5 月 頃 ) に 国 内 で も新型インフルエンザの感染事例が確認 され、政府行動計画でいう第二段階(国 内発生期)に移行した。文部科学省から の通達もあり、本学でも新型インフルエ ンザ対策の会議が頻々と開催されるなど 対応に追われた。 7 月 に は 、危 機 管 理 委 員 会 と 保 健 管 理 セ ンターが実施主体となり全学通達が行わ れ、通達並びに保健管理センターの広報 等によって注意喚起、症例説明や罹患時 の対応と大学への連絡などが周知され た。ホームページや電子メールによる情 報の提供が行われた。. 3.2. ウ ェ ブ ア ン ケ ー ト の 利 用 10 月 か ら 後 期 授 業 が 開 始 に な る こ と や 、10 月 か ら 11 月 に 第 二 波 の 感 染 の ピ ー クあるとの全国的な動態予測もあり、イ ンフルエンザ対策の一つとして、ウェブ アンケートシステムを利用したインフル エンザ状況調査を実施することとした。 保健管理センター及び担当事務の協力 に よ っ て 調 査 票 が 作 成 さ れ 、 全 学 学 生 3に アンケートの形で調査票が送付された。 このしてウェブブラウザを通じた調査票 3. 学部正規生全員。. 4. ⓒ 2010 Information Processing Society of Japan.

(5) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2010-CE-103 No.15 2010/3/7. Continuity Management )の 一 事 業 と し て位置づけることができる。全学的な開 発費用の支援を得ることができ、現在、 ウェブアンケートシステムを改編するか たちで開発を進めている。今年度(平成 21 年 度 ) 末 に は 整 備 で き る 予 定 で あ る 。. 総合情報コラボレーションセンターが管 理する設備の導入サイクルを他の組織が 管理する設備の導入に合わせるなどする ことで仕様策定に係る業務の共通化が可 能になる。 (3) 情 報 基 盤 上 で 提 供 さ れ る 情 報 サ ービスを一元化する。図書館が主に管理 する種々の媒体に記録された学術資料及 び情報コンテンツの収集、体系化するこ とでアーカイブ化の拠点となる。 (4) ネ ッ ト ワ ー ク 環 境 を 活 用 し た 学 習環境(e ラーニングなど)の提供も教 務事務組織と連携することで効果的な支 援が可能になる。. 4. 情報センターの事業推進 社会基盤となったインターネットを中 心 と し て ICT(情 報 通 信 技 術 )の ユ ビ キ タ ス 化 が 進 展 す る 中 、 ICT を 通 じ た 社 会 変 化への迅速な対応が不可欠となってい る。情報ライフラインである情報基盤設 備の維持・運用、高度情報サービスの安 定的・持続的な提供及び組織が有する各 種のデータの一元管理とセキュリティの 確保は、大学法人の効率的な事業推進に 必要で且つ不可欠な業務である。 総合情報コラボレーションセンターで は当初、授業など評価のためのウェブア ンケートシステムの共同開発を進めてき たが、インフルエンザ対応での活用と、 その経験をもとにした危機管理用アンケ ートシステムの開発に至った。この間、 費用負担を含むシステムの共同開発をは じめ、データの提供や事業実施のために 関係した組織は、自己点検・評価委員会、 FD 委 員 会 、危 機 管 理 委 員 会 、保 険 管 理 セ ンター教務課、及び総務課の各組織であ る。この経緯を通じ、情報センターが担 う役割の大きさを認識することになっ た。. 4.2. 大 学 法 人 事 業 戦 略 の 支 援 大学の情報センターは、すでに法人事 業に欠くことのできない組織であり、し かも取り扱うデータ量が拡大しているだ けでなく、データ内容も従来の情報処理 的な範囲を超えている。 さまざまなソースのデータにアクセス し、幅広く可用性を高めることや、デー タの一貫性と再利用性を促進し、情報サ ービスを効果的にすることが求められて いる。情報センターの理想形態は、大学 の 事 業 プ ロ セ ス マ ネ ジ メ ン ト ( EPM : Enterprise Process Management) を 支 え、全学事業の最適化を推進でき、そう して、組織構成員(利用者)の目的に応 じたサービス支援が適切なタイミング で、且つ適切な規模で実施できることで あろう。. 4.1. 業 務 効 率 の 向 上 に 向 け て 大学法人業務について、ネットワーク 上でのデータ統合やアプリケーション連 携によって、大学法人の教育・研究活動 や業務の支援機能を費用対効果比良く実 現することが可能になる。以下、総合情 報コラボレーションセンターが目指す施 策を挙げる。 (1) 分 散 し た 情 報 利 用 資 源 の 集 約 化 による業務効率の向上とサービスの向上。 データの集約と情報機器設備の管理・運 用を集中して行うことで、学内他部署の 業務効率が向上する。 (2) 共 通 業 務 の 集 約 化 の 推 進 。例 え ば 、. 図 3 求められる事業支援. 図 3に 示 す よ う に 、 デ ー タ 品 質 を 統 合 的に提供し、各部署から利用可能とする ことや、データを生産的な資産に変換し、. 5. ⓒ 2010 Information Processing Society of Japan.

(6) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2010-CE-103 No.15 2010/3/7. 報告した。授業評価のためのアンケート を実施する目的だけでなく、インフルエ ンザの罹患調査という危機管理上の業務 でも活用した。このアンケートシステム は、全学的な業務支援の中で利用するこ とを目指している。本稿では、アンケー トシステム開発の経緯に加えて、情報セ ンター事業の取り組みの観点から、大学 内他部局との事業を行う上での関係の確 立についても考察した。. 情報サービスを充実することが必要とな る 。(1) は 、利 用 者 の 利 便 性 の 向 上 情 報 サ ービスフロントの統合である。すでに多 くの大学でポータルサイトの導入が進ん で い る [3]。 (2) は 、 人 の 判 断 に よ る 処 理 と情報システムの統合による改善で、各 大学の事業内容に依存して、仕組みが変 化 す る だ ろ う [4]。 (3) は 、 教 育 研 究 サ ー ビスリポジトリや学術情報サービスリポ ジトリで、こうした取り組みによって、 図書館との統合を進めている情報センタ ー も あ る [5]。 (4) は 、 情 報 の 可 視 化 ( 必 要な情報を必要なときに許可された人に 対するアクセスコントロール)である。 全学構成員の教育研究上の属性や業務上 の属性等とその属性に対応するデータア クセスの正しい解釈が必要で、難しい課 題であろう。. 参考文献 [1] 「 国 立 大 学 法 人・大 学 共 同 利 用 機 関 法 人 の 中期目標期間の業務の実績に関する評価 に つ い て ( 委 員 長 所 見 )」 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houji n/1260245.htm. [2] Cake PHP http://cakephp.jp/ [3] 広 島 大 学 http://www.hiroshima-u.ac.jp/category/index /lang/ja/template_id/18/category_id/44 [4] 「 IT は 大 学 に ど の よ う に 貢 献 し て き た か 」, CAUA 設 立 10 周 年 記 念 シ ン ポ ジ ウ ム , CTC ア カ デ ミ ッ ク ユ ー ザ ー ア ソ シ エ ー シ ョ ン , 2009. [5] 大 分 大 学 学 術 情 報 拠 点 http://www.lib.oita-u.ac.jp/kyoten/index.htm l. 4.3. 本 学 の 課 題 大学内においては、他部局との関係の 確立の難しさは、一般的な事柄として認 識できると思われる。一般論的な手続き によって解消する問題ではないかもしれ ないが、否応なく担う情報センターの情 報基盤上のサービスは今後も拡大する。 情報センターの法人業務に占める位置 付けを明確にすることや、学術情報基盤 を支える組織として、法人事業における 提供サービスの見極めが必要だと考え る。大学執行部にその機能の重要性を理 解してもらうことも重要だ。 本学では、単科大という組織特徴なら びに文系大学であることの専門領域指向 を 考 え る と 、 情 報 セ ン タ ー は 一 般 ASP の ような機能を担うことになるだろう。末 端までのネットワーク管理、組織構成員 のデータ管理の一元化とシングルサイン オンの実現、目に見えるかたちでのエン ドユーザーサービスの充実(利用者教育 を含む)を図ることが重要となる。. 5. おわりに 本稿では、本学の総合情報コラボレー ションセンターが大学内他部局と共同で 開発した学生向けウェブアンケートシス テム及び、その活用の実践事例について. 6. ⓒ 2010 Information Processing Society of Japan.

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図  2  状 況 確 認 機 能 本 シ ス テ ム は 、 総 合 情 報 コ ラ ボ レ ー シ ョ ン セ ン タ ー が 管 理 す る ア ン ケ ー ト シ ス テ ム 専 用 の サ ー バ 上 で 機 能 し て お り 、 シ ス テ ム は Cake PHP[2]を 使 っ た フ レ ー ム ワ ー ク で 開 発 さ れ て い る 。 3

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