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The Morphological Study on the Expression of Cholinergic Nerve Markers and Substance P in the Rat Adrenal Gland during Postnatal Development

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Academic year: 2021

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Title

The Morphological Study on the Expression of Cholinergic Nerve

Markers and Substance P in the Rat Adrenal Gland during

Postnatal Development( 内容の要旨(Summary) )

Author(s)

村林, 宏

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(獣医学) 乙第094号

Issue Date

2009-09-11

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/33565

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏名(本(国)籍) 推 薦 教 員 学 位 の 種 類 学 位 記 番 号 学位授与年月日 学位授与の要件 学位論文題目 審 査 委 貞 村 林 宏(北海道) 帯広畜産大学 教授 北 村 延 夫 博士(獣医) 獣医博乙第94号 平成21年9月11日 学位規則第3条第2項該当

The MorphologicalStudy on the Expression of Cholinergic Nerve Markersand SubstanCe Pin the

Rat AdrenalGland during PostnatalDevelopment

(生後発達過程のラット副腎におけるコリン作動性神経 指標物質およびsubstance Pの発現に関する形態学的研究) 主査 帯広畜産大学 教 授 北 村 延 夫 副査 帯広畜産大学 教 授 松 井 高 峯 副査 岩 手 大 学 教 授 山 本 欣 郎 副査 東京農工大学 教 授 神 田 尚 俊 副査 岐 阜 大 学 教 授 阿 閉 泰 郎 論 文 の 内 容 の 要 旨 副腎髄質は,発生学的に交感神経節後神経と相同であり,豊富なアセチルコリン含有神 経の支配を受けている。しかし,コリン作動性神経や知覚神経の分布や完成時期について は明らかではない。本研究では,生後発達過程にあるラット副腎を用いて,コリン作動性 神経の指標としてコリンアセチルトランスフエラーゼ(Ch灯),小胞性アセチルコリン輸 送体(ⅤÅChT),アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の発現について,そして知覚神経 の指標としてサブスタンスP(SP)の発現について酵素組織化学的および免疫組織化学的 手法を用いて光学ならびに電子顕微鏡にて調べ,副腎におけるこれらの神経の分布の変遷 と完成時期を明らかにした。 第1草では副腎における神経組織や髄質細胞に関するこれまでの研究を概説し,第2草 ではAChE,ChAT,VAChTの発現について検索した。生後0日から生後2日までの髄質に おいてAChE.ChÅr陽性神経線維は少数であったが,ⅤÅChT陽性puncta(点状反応物)は 生後0日から多く認められた。従って生後2日までに神経末端にはACb小胞は多く存在す るが,ACbの合成,分解はまだ十分に行われていないと考えられる。生後3日から生後1

過にかけて,髄質においてAChE,qlAT陽性神経線維はともに急激に増加した。またVAChT

陽性点状反応物の直径は,生後0日以降加齢的に増加していたが,単位面積当たりのVAChT 陽性点状反応物の数は生後2過以降減少していた。電鉄による観察で,VACbT免疫反応は 小胞に認められ,神経線維の径と′j、胞の数は,生後2週より生後S過で増加していた。さ らに,生後8週では,AChE,ChAT,VAChT陽性神経線維の数はアドレナリン(A)細胞 よりもノルアドレナリン(NA)細胞により多く分布しており,NA細胞に優位な神経支配 がNAとAの分泌量に差をもたらすと考えている。

(3)

ー213-第3章ではSpの発現について検索した。SP陽性神経線維は,生後0日から5日の髄質 において極めて少数で,また生後1退から2遇までは,わずかに増加していたことから, この時期,SPは細胞体から神経終末まで十分量が輸送されていないものと考えている。生 後3過では多くのSP陽性神経線維がNA細胞にのみ密接に分布し,また,生後3週から生 後針掴までSP陽性神経線維の数,分布ともに同様の結果を示したことから,生後3適でラ ット副腎髄質におけるSPの神経支配は完成し,髄質においてSPはNA分泌に関与するこ とを示唆している。さらに,生後8週では,髄質細胞と接するSP陽性神経線維は少数の SP免疫陽性の有芯小胞を含んでいた。生後0日以降の髄質では極めて少数のSp陽性髄質 細胞が認められた。免疫電顕による観察では,その免疫反応は細胞内の顆粒に局在してい たことから,髄質細胞内で合成されたSPとカテコールアミンは,同時に放出されると考え られる。 第4章ではSP陽性の髄質細胞と神経線維の分布ならびに他の生理活性物質との共存を検 索した。ごく少数の髄質細胞がSP陽性反応を示した。これらのSP陽性細胞は,フェニル エタノールアミンN-メチルトランスフエラーゼ陽性または陰性であったことから,SP陽性 細胞はA細胞またはNA細胞と考えられる。髄質において,SP陽性神経線維はNA細胞の 集団と接していたことから,神経線維から放出されたSPがNA細胞の分泌活動に関与する と考えられる。二重染色の結果,SP陽性髄質細胞はカルシトニン遺伝子関連ペプチド (CGRP)もしくはニューロペプチドY(NPY)陽性を示したことから,これらのペプチド は適当な刺激により髄質細胞からSPと共に放出されるものと考えられる。さらに,髄質に はSPのみ,SP/ChAT,SP/CGRP,SP/一酸化窒素合成酵素(NOS),SP/下垂体アデニル酸 シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP),ChAT爪JOS,C鮎汀丑ACAP陽性を示す各種の神 経線維があり,髄質細胞に多く分布していたことから,これらの神経線維はNA細胞の分 泌活動に関与すると考えられる。 本研究では生後発達過程のラット副腎におけるコリン作動性神経指標物質およびSPの発 現を調べ,副腎内のコリン作動性神経およびSP神経の完成時期や,分布域の変遷を明らか にした。これらの知見は発達過程の副腎における神経一内分泌連関機構の解明に寄与する ものである。 審 査 結 果 の 要 旨 副腎の髄質細胞は発生学的には交感神経節後神経細胞と相同であるが,生後発達 過程の髄質におけるコリン作動性神経や知覚神経の分布や完成時期については明ら かではない。本研究では,生後発達過程にあるラット副腎におけるそれらの神経の 分布の変遷と完成時期について,各種の神経化学物質を指標とした光学および電子 顕微鏡レベルでの組織化学を用いて検索した。 第1章では副腎における神経組織や髄質細胞に関するこれまでの研究を概説した。 第2章ではアセチルコリンエステラーゼ(ACbE),コリンアセチルトランスフエラ ーゼ(ChAT),小胞性アセチルコリン輸送体(VAChT)の発現について検索した。 髄質においてAChEとChAT陽性神経線維の分布は生後3週頃には成体型に完成し た。VACbTの発現は生後4-8週で成体型になった。各陽性神経線維はアドレナリン (A)細胞よりもノルアドレナリン(NA)細胞により多く分布しており,両細胞か らの分泌の制御に差があると考えた。 第3章ではサブスタンスP(SP)の発現について検索した。SP陽性神経線維の分 布は生後3週で成体型であったが,NA細胞周囲に多く分布していたので,SPは NA分泌に関与すると考えた。少数認められたSP陽性の髄質細胞においてはSPと カテコールアミンが同時に放出されると考えた。

(4)

-214-第4章ではSPと他の生理活性物質との共存について二重染色により検索した。 SP陽性の髄質細胞はフェニルエタノールアミンN-メチルトランスフエラーゼ陽性 または陰性であったことから,この細胞はA細胞またはNA細胞だと考えた。SP 陽性髄質細胞はカルシトニン遺伝子関連ペプチドもしくはニューロペプチドY陽性 を示したことから,これらのペプチドが髄質細胞からSPと共に放出されると考え た。さらに,種々の組み合わせで神経化学物質陽性を示す各種の神経線維が髄質細 胞に多く分布していたことからこれらの神経線維はNA細胞の分泌活動に関与する と考えた。 本研究では生後発達過程のラット副腎におけるコリン作動性神経指標物質および SPの発現を調べ,副腎内のコリン作動性神経およびSP神経の分布の変遷や完成時 期を明らかにした。これらの知見は副腎における神経一内分泌連関機構の解明に寄 与する。 以上について,審査委員全員一致で本論文が岐阜大学大学院連合獣医学研究科の 学位論文として十分価値があると認めた。 基礎となる学術論文

1)題 目:Immunohistochemicalfeatures of substance P-immunoreactive

chromaffin cells and nerve fibersin the rat adrenalgland

著 者 名:Murabayashi,H.,Kuramoto,H.,Kawano,H.,Sasaki,M・,Kitamura,

N.,Miyakawa,K.,Tanaka,K.and Oomori,Y.

学術雑誌名:Archives of Histology and Cytology

巻・号・貢・発行年:70(3):183-196,2007

2)題 目:SubstancePimmunoreactivityin therat adrenalglandduring postnataldevelopment

著 者 名:Murabayashi,H.,Miyakawa,K.,Tanaka,K.,Sekikawa,S・,Sasaki,

M.,Kitamura,N.and Oomori,Y.

学術雑誌名:TheJournalof Veterinary MedicalScience

巻・号・頁・発行年:71(3):325-331,2009

3)題 目:Acetylcholinesteraseactivity,Cholineacetyltransferaseand

vesicular acetylcholine transporterimmunoreactivitiesin

the rat adrenalgland during postnataldevelopment

著 者 名:Murabayashi,H.,Kuramoto,H.,Ishikawa,K・,Iwamoto,J・, Miyakawa,K.,Tanaka,K・,Sekikawa,M・,Sasaki,M・,Kitamura, N.and Oomori,Y. 学術雑誌名:The AnatomicalRecord 巻・号・頁・発行年:292(3):37卜380,2009 既発表学術論文 1)題 目:Morphologicalstuqiesontesticulardevelopmentinthehorse 著 者 名:Hondo,E.,Murabayashi,H.,Hoshiba,H.,Kitamura,N., Yamanouchi,K.,Nambo,Y.,Kobayashi,T.,Kurohmaru,M.and Yamada,J.

学術雑誌名:TheJournalof Reproduction and Development

巻・号・頁・発行年:44(4):377-383,1998

2)題 目:Stage-SpeCificdistributionsofinhibinα-Subunitinbovine

(5)

-215-0Varian follicles and various hormoneslevelsin follicular fluid

著 者 名:Yoshimura,S.,Hondo,E.,Murabayashi,H.,Kitamura,N.,

Miyamoto,A.,Manabe,N.,Hasegawa,Y. and Yamada,J.

学術雑誌名:TheJournalof Reproduction and Development

巻・号・頁・発行年:45(3):213-222,1999

31題 目:Morphologicalstudy on pigmented cellsin the horse testis 著 者 名:Murabayashi,H.,Hondo,E.,Kitamura,N.,FuruOka,H.,Taguchi,

K.,Nambo,Y.and Yamada,J.

学術雑誌名:TheJournalof Veterinary MedicalScience

巻・ 号・頁・発行年:61(10):1183-1186,1999

4)題 目:Neuropeptide Y-and catecholamine-Synthesizing enzymes:

immunoreactivitiesin the rat carotid body during postnatal

development

著 者 名:00mOri,Y.,Murabayashi,H.,Ishikawa,K.,Miyakawa,K.,Nakaya,

K.and Tanaka,H.

学術雑誌名:Anatomy and Embryology

巻・号・貢・発行年:206(卜2):37-47,2002

5)眉 目:Localizationofneurokininlreceptor(NKIR)immunoreactivity

in rat esophagus

著 者 名:KuramOtO,H.,00mOri,Y.,Murabayashi,H.,Kadowaki,M.,Karaki,

S.and Kuwahara,A.

学術雑誌名:TheJournalof Comparative Neurology

巻・号・頁・発行年:478(1):1卜21,2004 その他の学術論文 題 目:蛍光色素Diamidino-2-phenylindole(DAPI)を用いた口腔内細菌の 著 者 名 学術雑誌名 巻・号・貢 可視化に関する基礎的研究 村林宏,山本美紀,滞井幹樹,体液茂子,大森行雄 日本赤十字北海道看護大学紀要 発行年:8(1):35-38,2008

参照

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