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心臓疾患の下垂体副腎系機能

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Academic year: 2021

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42 せ,恢復後4時聞,24時間,48時間目に同じく尾静脈 より採血し,好酸球数を算定した。 実験成績:その結果は,窒息後4時間目の好酸球減 少率は,12例平均一64%であり,24時間で術前値に近 く迄恢復し(一15%),48時間では,後前値以上に増加 していた。 然し白鼠の四肢を固定せず,大なるガラス鐘をかぶ・ せ尾静脈より術前の採血を行い,次で絞頸し,恢復後 4時間,24時間と採血した場合は,窒息後4時間目の好 酸球数は,術前値に比し,8例平均一31%で,24時 聞,48時聞では大部分の例に於で術前値以上に増加し でいた。 此成績は急性窒息の際,好酸球数は余りへらないと 云うGtegory Pincusの成績(一35∼一39%)に近い 値であったが,術後4時眠目.に減少しでいた好酸球数 が,24時聞,48時聞で恢復していた事は,窒息が好酸 球数に影響を与えた事を示している事と思う。 更に,同時に白血球数,ヘモグラムを参考にする と,絞頸恢復時間後にぽ,白血球数増多,ヘモグラム で好中球増多淋巴球減少等の所見があり,ストレスの 警告反応の血液所見の特徴を示していた。 15.戦後における本邦心臓疾患死亡率の研究 (衛生) 安楽城 元 近代の治療予防医学の発達は急性及慢性の伝染病に よる死亡を激減させ,その結果平均余命は延長し,心 臓疾患を含む琴唄性疾患による死亡率が高くなったご とに注目し,老入性疾患の一つの心臓疾愚につき,戦 後の動向をみるべく,主としで国勢調査の行われた昭 和22年及昭和25年の本邦心臓疾患死L“率tCつき両年の 年次による変化を観察しでみた。 1)昭和22年より昭和26年までの聡数・男子疎女子 の粗死亡率を比較すると,年次を経るにしたがい高率 となつでくる。各年とも粗死亡率では女子ぽ男子より 高率である。しかt昭和22年掛昭和25年を訂正死亡率 で比較すると男子は女子より訂正死亡率では高率とな る。 2)昭和25年遅:昭和22年より,全国総数及男女別, 府県別総数及男女別とも粗及訂正死亡率ともに心臓疾 患死亡率は1上昇しでいる。 3)両年とも,総数及男女ともに北海道,東北地方 及東京,神奈川,大阪などの都会地方では訂正死亡率 は粗死亡率より高率となっている。総数において,死 亡率の最:高は,昭和22年は1山形県,昭莉25年は秋田県 で,最低は両年とも高知県となつでいる。 4)性別年令別では:,両年とも,男女ともに高年に なると死亡率は急激に上昇している。昭和25年は昭和 22年より,死亡率ぱ高年層で特に上昇している。又両 年とも,若年層における女子の高率,老年層における 男子の高率,男女の死亡曲線の40∼50才での交叉が特 徴である。 以上の如く年次を経るにしたがい,心臓疾患死亡率 は高くなり,特に老年層における死亡率の上昇は,近 年になるに伴い,老入性疾患としての心臓疾患死亡率 が他の死因を凌駕しで表面に現れで来たためではなか ろうか。 16.僧帽弁々膜症に於けるEsopha藍。墓「am (予報) (三神内科) 三紳美和小山千代 渡辺英子 大久保つる 食道の左心房の高さvc ba11oonを位置せしめ,左心 房の搏動を記録するEsophagogramを心疾患の診断 に用いる事ぽ既に古くから行われ,その臨床的価値を 認められでいるが,最近心臓外科の発展に伴い僧帽弁 狭窄症には一般に臨床的に推察されるよりも遥かに種 々の程度の閉鎖不全を合併しでいる事が明かになり, 其の有無及程度の術前の診断を必要としその特別診断 法の一つとしでW飢er, Abelmann, Ellis, Harkenn 等が之を行いCtの方法は逆流の測是には敏感すぎる方 法であると述べでいる。私共は之を追試し本症に於て は如何なる波形を示すかを目下検討しているが今回は 先づ第一報としで正常入のそれに醜いで述べて見応

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(質問) 冨 田 恒 男 Esophagogramに於けるa, c, v,の三波と心房圧に 見られる同名の三波との時間的関係は一致するか。 (応答) 巴波の形のみ注意しでまだ時間的測定はしてあり画 せん。注意しでみます。 IZ 憎帽弁膜症の肝腎及び呼吸機能 (中山内科) 福島雅子有村久代 石原富美子 田山和子 多々良和子 僧帽弁膜症の大循環系の機能の標識として肝,腎機 能を小循環の呼吸機能として呼気のガス分析を行っ た。 肝機能としでは,血清蛋白,A/G比, B.S,P.を 測定し,腎機能としではクレァチニンクレアランスを 測定した。 また呼気は静止時及運動時に採取,そのCO2及び 02量:を測定した。 爾一部については,手術前及び手術1ヵ月以後の上 記機能を比較検討してみた。 18.心臓疾患の下垂体副腎系機能 (中山内科)西千鶴 黒川きみえ 飯川呼子 一 244 一

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43 心臓疾患の外科的治療が行おれるようになり・その 適応決定が大いに重要な問題となつでいる。そこで生 体の防衛機序に重要な作用を有する,下垂体副腎系の 機能を検査した。 検査方法としては,ACTH gelを10単位筋注し, その後4割弱,6時間,8時間にわたり好酸球の変動を 追求し,且24時蓄尿の,17−KSを測定したQ 上記方法によりACTH gelによるソPンテストの 検討を行うと同時に心疾患時,弁膜症に於ける反応の 状況及び之と手術及び全身状態との関係を検討した。 19.先天性心臓障碍に於ける血液酸素量 (小児科)近藤昌子 小山暁子 先天性心臓障碍児の血液の酸素量がチアノーゼ・鼓 三指・ヘマトクリツト値・赤血球数・発育・基礎代謝 率等との間に如何なる関係があるかを検討し,その成 績によつで次の如き結論に達した。 即ち,」血液の02抱合能は1チアノーゼの顕著なる程 高い。叉,血液の02抱合能の大なる程ヘマトクリツ ト値の大となろ傾向が見られ,且赤血球数も増多とな る傾向が見られた。 以上血液02抱合能とチアノーゼ。ヘマトクリツト 値・赤血球数との関係より,チアノーゼの強い程赤血 球球数も増多となり,ヘマトクリヅト値の増大は赤血 数の増多によるものと考えられる。 動脈血の02飽和度はチアノーゼの強いもの程低 い。毛細血管中の還元ヘモグロビン量は,チアノーゼ の強い程値が高い。59/dl、以下の場合/よ殆どチアノー ゼが無かった。然し中には例外も認めた。毛細血管中 の還元ヘモグロビン量5.39/d玉以上の者には漏しで鼓 早戸が認められた。叉毛細血管申の還元ヘモグロビン 量と発育との間にさしたる関係を認めず,且,身長, 体重等は1一般に標準値と大差がなかったが,比体重に 於でのみ劣つでいた。 基礎代謝率は1一般に各例とも増加を示したが,動脈 血の02飽和度・含有量及びチアノF・ゼ等との関係は 認められなかった。 (質問) 菊 地 鐘 二 毛細管血中の02の濃度はどの様にして測定したの ですか。 (応答) 動脈血還元ヘモグ・ビン量と静脈血還元ヘモグ・ビ ン量との平均でございます。 20.循環障害と膵臓 (病理学)今 井 三 喜 膵臓の病変は1,それが臨床的に:予想される場合以外 にぽ,比較的軽視され勝ちなものであるが,私は剖検 例の病理組織学的検査に際し,全身或は門脈系の循環 障害の一環として膵臓の病変を整理して見た。 心弁膜症による慢性欝血に際しでは屡々膵実質の萎 縮を来し,末期の高度の欝血により,時々壊死に陥 る。実質の萎縮は門脈系の欝血に於でも軽度ながらそ の傾向がみとめられ,特re肝硬変の例では間質の線維 化,更に硬変を来すことは知られでいる。’ スれの場合 でも血管分布の良好なランゲルハンス氏島の周囲は病 変が軽い。 動脈側に原因する乏血性の変化は悪性腎硬化症の例 が代表的であり,閉塞性動脈内膜炎に伴い,実質の壊 死・萎縮,古くなれば病巣の癩痕化を起す。此の場合 は欝血の例と異り変化は不均等である。 肝脳団血,蜘蛛膜下出血,急性心筋障害の筆勢に膵 実質の壊死,出血を認めているが,これは動脈の機能 的の閉塞,狭窄によるものと考えられる。 以上の所見ぽ,膵実質の機能という面からで1・iな く,循環障害を主とする疾患の病理解剖学上の分析, 理解に役立ち,特に心疾患の場合には,肝,脾等と共に 心不全の全身的影響の程度を判定する指標ともなるQ (蜷別講演)心電図の臨床

(三神内科)小山千代

最近心電図学の進歩は目覚ましい発展を遂げ循環器 殊に心疾患の診断や,予後治療の経過の判定に日常不 可欠の手段となり本邦でも漸く心電図検査は普及され 殊に心電計の取扱いの簡便化に伴ってこの研究は生理 学者の手から次第に臨床家へと移っでいる現状であ る。 そもそも入間の心臓に於ける電気的変(kの経過を捕 え初めて之を発表したのは英国のWaUerで1889年で ある。その後弦線電流計と云う特別に鋭敏な機械を作 り一上げて相当に細い変化まで追求し得てP.Q. ST. .T.の名称を心電図曲線上の棘波に与え今日竜筒使わ れている。標準肢誘導による三つの曲線は一つの現象 が一平面上の正三角形の三つの辺上に投影されたもの であると明かにして今日の心電図の基礎を与えたもの は1今世紀初頭に於けるEinthobenの偉業である。 1930年に至り標準肢誘導に依る三つの曲線が表現する 上下左右的変化の追求のみでは心臓の電気的変化の把 握は不充分である事に気附いた多くの研究者により前 後的の変化を追求する事の出来る胸部誘導法の検討が 初められた。この道は広く展開して今日日常用いられ ているWilsonの中心電極を用いる胸部誘導法を確 立する事になった。殊に近年の臨床心電図学は半直接 極部誘導や単極肢誘導が完成されて著しく分析的とな り心臓の一学部の病変の判断さえ容易となり従来の経 験的帰納的の教え方ぽ改められつつあり,一定の原則 tZ基く理論的分析的解釈へと進み既に世界の趨勢は特 一245 一

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