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第 58 回道党会議「総合計画」
2014 年2月9日はじめに
今期の道党組織の任務は、「自共対決」の情勢のもと、安倍政権の危険な暴走と真正面 から対決して、国民、道民の利益を守るためにたたかうとともに、来るべき国政選挙、来 年のいっせい地方選挙で大きな躍進を勝ち取るための主体的条件を確立する事です。 なかでも、当面する最大の政治戦であるいっせい地方選を、「“第3の躍進”を本格的 な流れにするうえで重大な関門」として位置づけ、知事選、札幌市長選で攻勢的な取り組 みをすすめ、道議選挙・札幌市議選挙をはじめ、地方議会での党議席の躍進をめざします。 そのためにも、第 26 回党大会がよびかけた「2010 年代に党勢の倍加」「世代的継承」を 「2大目標」として正面にすえ、積極的な党勢拡大目標を掲げて奮闘します。1.「自共対決」時代の本格的なはじまりと日本共産党
道党組織は、昨年の参院選で比例得票 26 万 1323 票(得票率 10.76%)をかちとり、紙 智子参院議員をはじめ「比例代表5議席確保」の目標達成に貢献しました。 前回参院選比で得票を伸ばしたのは共産党と自民党だけで、4割以下に激減した民主党 はじめ公明党、「第3極」や大地なども得票を減らし、政党間の力関係に大きな変化が生 まれ、「自民党政治に正面から対決できる党は日本共産党」という道民の期待が広がる状 況がつくられました。これは「2大政党による政権選択論」の大キャンペーンによる厳し い反共攻撃にたいして、党綱領を力に、切実な要求にもとづく道民との広範な共同と運動、 粘り強い党づくりなど、不屈のたたかいによって切り開いたものです。 安倍政権の暴走がいっそう加速するもとで、それと真正面から対決し、どの問題でも建 設的対案を示し、一致する要求にもとづく「一点共闘」をあらゆる分野で発展させ、広範 な道民の信頼を勝ち取り、国政選挙でも地方選挙でも、道民の期待にこたえるにふさわし い躍進を勝ち取るために全力を尽くします。2.自民党政権の反動的暴走と対決し、道民の暮らし・経済を守るたたかい
道民の暮らしは、「2つの異常」にもとづく悪政のもとで深刻の度を増し、地域経済・地 域社会も崩壊に追い込まれています。道内の非正規雇用は42.8%を占め、全国2番目の高 さ(2012 年調査)となり、一部業種を除き雇用環境は厳しいままです。違法な働かせ方を 強要する「ブラック企業」も横行しています。国の社会保障制度が次々と改悪される中で、 病院がなくなり医師・看護師不足は拡大し、医療難民・介護難民といわれる事態が広がって います。生活保護受給は、リーマンショック直後から約2万世帯増加し、12 万世帯をこえ ています(2013 年度)。重い税金・保険料負担に加え、消費税が 10%まで増税されると道 民負担は1兆円を越え、暮らしと地域経済に深刻な打撃をもたらします。 農産物輸入が増えるもとで、北海道の農家戸数は20 年間に 41,900 戸に半減し、水産業 も魚価安・燃油高などに苦しめられています。道内全企業の99.8%を占める中小・零細企 業も、景気悪化により先を見通せない状況が広がっています。2 道内の演習場では米軍による訓練が頻繁におこなわれ、矢臼別では場外着弾という事態 も起こりました。安倍政権の“戦争する国づくり”にあわせて、自衛隊の役割と体制が強 化されてきています。平和憲法に背く策動は基地問題だけでなく教育分野にも現れていま す。安倍政権の暴走は、暮らしと平和、民主主義を守りたいという国民・道民の願いに真 っ向から背くものであり、その一つひとつが道民との矛盾をいっそう激しくしています。 (1)大企業応援から暮らし応援の政治へ 大企業の利益を優先する雇用ルール改悪とのたたかいを重視します。労働法制大改悪の 動きにたいし、全労連、連合、全労協などナショナルセンターの違いを超えた共同が生ま れています。北海道でも、札幌地区労連と札幌地区連合が共催で「雇用規制緩和に反対す る市民集会」を取り組みます。労働法制の改悪に断固反対し、賃上げと安定した雇用の拡 大で経済危機打開をめざすたたかいを強めます。「ブラック企業規制法案」を活用した訪 問・懇談、シンポジウムなどを各地で計画していきます。 消費税に頼らない別の道で社会保障充実をはかり、財政危機を打開するという、抜本的 対案を示して奮闘します。「4月からの消費税増税中止」の一点で、国民的共同を広げ、増 税の実施を阻止するために全力をつくします。 中小・零細業者との懇談を広げ、地域経済を守る共同を広げます。 憲法 25 条を守るたたかいとして、道内では 1400 世帯の「生活保護不服審査請求」や、 年金削減の不服審査請求書の提出は 6600 人にのぼりました。党はこうしたたたかいと連帯 し、安倍政権の社会保障解体攻撃に反対し、社会保障の再生・拡充のために奮闘します。 (2)原発とエネルギー 2014 年は「稼働原発ゼロ」で新年を迎えました。全国 48 基の原発のうち泊原発を含む 16 基が再稼働の申請をおこなっています。「原発のない北海道を 全道 100 万人署名」を 2月末までに達成し、道知事に再稼働を容認しない決断をせまります。 泊原発の再稼働を認めず、大間原発の建設中止、幌延を核のゴミ捨て場にさせないたた かいを道民と力をあわせ広げます。 官邸前抗議行動に呼応した行動が全道各地で粘り強く続けられています。「原発ゼロ」を 求める運動をさらに発展させ、原発推進勢力を包囲、孤立させるところまで追い込みます。 また、自然環境を保全し、住民合意の上で再生可能エネルギーの開発・普及に力をつくし、 再生可能エネルギーを中心とした産業に転換させる運動を積極的に推進します。 福島原発事故で道内に避難している人々の生活支援の活動を強めます。 (3)TPP参加、農政「改革」を許さない 「オール北海道」によるTPP 反対のたたかいは、「例外なき関税撤廃」がTPP の真実だ と言うことが明らかになるもとでいっそう大きく発展し、政府への圧力となっています。 たたかいは、いま最大の山場を迎えています。交渉参加を断念させるまでたたかいます。 同時に、TPP を前提にした農政「改革」のねらいや問題点を明らかにし、地域農業の振興、 経営の改善、新規就農者支援などの要求を掲げてたたかいます。
3 (4)憲法・民主主義を守り、生かすたたかい 安倍政権は、明文改憲の前にも解釈改憲によって集団的自衛権行使を可能にしようとし ています。反対、慎重審議を求める圧倒的な国民の声を無視して、秘密保護法を強行成立 させましたが、廃止・撤廃を求める声と運動はいっそう大きく広がっています。たたかいを 通して多くの国民が、この目的が「海外で戦争する国」づくりにあることを、見ぬきはじ めています。国民の平和と民主主義を求めるエネルギーを確信にして、秘密保護法を廃止・ 撤廃するために、党大会がよびかけた“戦争をする国づくり、暗黒日本への道”を許さな い国民的共同をつくりあげるために全力をつくします。 道教育委員会の教育現場への管理と統制強化に反対し、教育の歪みをただすたたかいを 前進させます。 全道の草の根から「9条の会」の運動を広げます。今年、50 回目を迎える「矢臼別平和 盆踊り大会」の成功に力を尽くします。 (5)北海道独自のたたかいについて ①JR問題 JR北海道の連続した事故と不祥事は道民の足の確保、安全、地域経済に深刻な影響を およぼしています。問題の解決と安全な交通網の確立に力をそそぎます。 「JR北海道の輸送の安全・安心をどうつくるか-6つの緊急提言」を活用し懇談を広 げます。経済団体や流通関係企業、自治体・研究者などの協力でシンポジウムを開催する など多くの道民の関心にこたえた取り組みをすすめます。 ②領土問題 日本の歴史的領土である千島列島と歯舞群島及び色丹島の返還実現をめざします。また、 領土問題未解決に伴う地域経済の疲弊を克服するため、「北方領土問題等の解決促進のため の特別措置法(北特法)」などの充実をはかり、領土隣接地域の振興・活性化と元島民、住 民生活の安定に力をつくします。 ③アイヌの生活と権利の保障を アイヌ民族の生活安定・民族的文化の保護、教育向上などの諸権利を保障する「アイヌ 新法」の制定とアイヌ古老への特別手当制度(条例)の創設をめざします。大学等が保管 するアイヌ遺骨は元の地に戻すことを求めます。 (6)「一点共闘」を発展させ、新しい統一戦線への発展へ 一致点にもとづいて共同する「一点共闘」が、無党派や従来の保守といわれてきた人々 が広範に参加する運動として発展し、さらに、それぞれの「一点共闘」が連帯、合流する 共闘として前進しつつあります。この流れを「日本の政治を変える統一戦線」へと発展さ せるために力を尽くします。 そのためにも革新懇運動にこれまで以上に力を入れて取り組みます。道・地区委員会に 「革新懇推進委員会」を確立し、地区所在地での革新懇未結成の克服はじめ、地域・職場・ 分野別の新たな革新懇の結成に取り組みます。「革新懇ニュース」読者の拡大運動を強化し ます。 労働運動の階級的民主的強化に力を注ぎます。ナショナルセンターの違いを超えて要求
4 にもとづく共同の前進へ、道・地区労連運動の発展を強く期待します。広大な未組織労働 者の組織化に取り組みます。
3.来るべき国政選挙、来年のいっせい地方選挙での躍進をめざして
2013 年参院選では、21 地区中 13 地区が比例票で 10%を超え、市区町村では 65 市区町 村(35%)で比例得票率 10%以上を獲得(仁木町・17.8%が最高)しました。これは 2012 年 総選挙時の7市区町村の9倍以上となり、来るべき国政選挙、来年のいっせい地方選挙躍 進への展望を大きく切り開くものとなりました。 (1)来るべき国政選挙での躍進めざす方針 次期総選挙は、北海道にとって 03 年に失った議席を回復し、政党間の力関係を変える土 台をつくる選挙です。同時に、それは全国的な党議席の躍進とともに、道民に対する道党 組織の責任です。 「比例を軸に」をつらぬき、比例選挙で全国 650 万票以上、北海道 38 万票(得票率 11.1% 以上)を獲得し、道比例ブロックの議席を必ず実現します。これを全道の共通目標とし、 全地区・支部が、国政選挙・比例選挙を「自らの選挙」と位置づけ、日常的な取り組みを 開始します。各小選挙区で得票目標と候補者を決め、活動計画をもち、小選挙区でも勝利 をめざす姿勢が有権者に伝わる取り組みにします。 次期参院選は、比例代表で全国 650 万票・道 38 万票を獲得し、比例5議席以上と大門み きし参院議員の再選をめざすとともに、道選挙区でも大幅な得票増をかちとり議席獲得を めざします。 (2)いっせい地方選挙・中間選挙での躍進の意義と目標 いっせい地方選挙とその前の中間選挙では、現有議席の確実な確保とともに、議席増を 重視し、「議席占有率、議案提案権、空白克服の三つの目標での前進をめざし、適切な議 席獲得目標と積極的な得票目標をかかげて奮闘」します。とくに、道議選挙、札幌市議選で の躍進、道内に 62 ある空白自治体の克服を重視してとりくみ、全道で 200 人を超える地方 議員団の確立をめざします。 ①道知事選挙と札幌市長選挙、および各首長選挙の目標 「自共対決」時代の本格的始まりの中、道知事選、札幌市長選を日本共産党と無党派の 人々との共同を強め、革新・民主の自治体の流れを発展させるために積極的に位置づけ、 攻勢的にたたかいます。 地区所在地など重要な首長選挙を積極的にたたかいます。党が与党の自治体を守り、発 展させるため系統的な取り組みを強めます。各自治体の分析と首長の評価をしっかり行な い、党が与党の自治体を意識的に広げます。 ②道議選、札幌市議選、中間選挙と後半戦の市町村議選挙 道議会と政令市・札幌市議会で日本共産党がどれだけの議席を占めて、対決、対案、共 同の立場で役割を発揮するかは、北海道の政治と道民生活を大きく左右するとともに、次 の国政選挙での躍進に大きな影響を与えます。道議選は、2010 年代の2回の選挙で3人区 でも議席を獲得していく挑戦を次期選挙から開始し、擁立する選挙区を広げます。次期選5 挙では、少なくとも会派交渉権を持つ4議席を確保し、さらに議席拡大をめざします。札 幌市議選は、全区での議席獲得を目標とし、条件のあるところは複数議席に挑戦します。 道議選、札幌市議選では、「オール北海道」「オール札幌」の見地で、党員と党組織のも つあらゆる結びつき、つながりを生かして選挙勝利に結実させる「選挙革命」とも言うべき 活動方向を発展させて取り組みます。 中間選挙と後半戦の市町村議選は、候補者のすみやかな決定が最優先です。候補交代や 空白克服をめざす行政区では、党員拡大を軸に“党づくり”に特別の努力をおこないます。 空白克服への移住立候補も積極的に取り組みます。同時に、候補者が未定の行政区も含め て、市町村政の分析や定数削減の動きへの対応、住民要求に基づく運動の推進など、今か ら計画をもって推進します。 いっせい地方選挙前の中間議員選挙は 16 市町村でおこなわれます。前道党会議後、10 カ所の通常選挙は全員当選、2カ所の補欠選挙も留寿都村で当選し、空白自治体を2つ克 服しました。中間選挙で議席増を勝ち取り、上げ潮でいっせい地方選挙に臨むようにしま す。 ③規約に基づく議員団の構成 党規約上の議員団会議や地区議員団会議を定例化している十勝地区では、その時々の党 の方針や古典及び政策の学習を重視しています。また、党勢拡大、要求運動、議会活動な ど総合的な課題を議論、活動交流を行い議員団の結束を高め、個々の議員の成長を援助し、 全議員が支部と力を合わせ活動の牽引車としての役割を発揮しています。道・地区機関は、 十勝地区の努力に学び、機関の指導責任として党規約に基づく議員団の確立にむけて援助 を強化します。 (3)選挙戦をたたかう方針~結びつきを生かして、「選挙革命」の発展を 昨年の参院選で大きな力を発揮した党員と党組織のもつあらゆる結びつき、つながりを 生かして選挙勝利に結実させる「選挙革命」というべき活動方向を発展させることが重要 です。すべての支部が全道「38 万票・11.1%以上」にみあう得票目標と支持拡大目標を決 め、それを実現する「政策と計画」―「4つの原点」にもとづく活動を具体化して、日常 的に活動します。 ①結びつきと要求にもとづく活動を重視して 結びつきと要求にもとづく活動を根本の活動として重視し、党員の持つ日常的な結びつ きに光をあて、新しい結びつきを広げ、それを生かした活動に取り組みます。国政問題と ともに、職場、地域、学園の身近な要求をとりあげた活動、生活相談活動など多面的な活 動に取り組み、アンケートや申し入れ、署名などに積極的にとりくみます。 ②宣伝戦~候補と全支部が日常的に宣伝にとりくみ、元気な党の姿のアピールを 全支部がハンドマイク宣伝にとりくみ、議員と候補者は「毎週の定時定点」「キャラバ ン宣伝」を重視します。駅頭ターミナル、職場・大学門前、中心街宣伝など、人の流れに そった宣伝を系統的にすすめます。全戸配布の体制・活動を強めます。職場、地域での「政 治新聞」の定期発行を重視します。党議員・候補がいる市町村は、最小限、定例議会ごと に「民報」を発行し、いないところでも積極的に発行します。 ③組織戦~全国的な結びつきで「マイ名簿」「折り入って作戦」「選挙はがき」の活用を
6 「マイ名簿」にもとづく対話と支持拡大を、選挙戦の組織活動の大きな柱と位置づけ、 全党員が取り組み、日常的に発展させます。後援会員らに協力を訴える「折り入って作戦」、 「選挙はがき」を活用して担い手を広げる取り組みを重視します。「声の全戸訪問」(テレ データを使った働きかけ)を選挙活動の柱にすえてとりくみます。この取り組みを通して、 日常的に支持者台帳を整備、充実、活用します。 ④インターネットの活用~無党派層、若い世代、子育て世代とつながり、担い手広げる 道・地区にネット活用を推進する独自の体制を確立し、広範な有権者へ働きかける政策・ 宣伝活動の一環として位置づけ、日常的活動をめざします。すべての議員・候補が、機関 や支部の援助も受け、ブログや SNS の活用、ホームページ開設にとりくみます。条件のあ るすべての党員が、ネットや SNS にとりくみ、党や候補の政策・人柄などの「カクサン」 にとりくみます。 ⑤選挙での躍進を勝ち取るために党勢拡大での高揚を すべての党機関と支部が、自ら決めた政治目標と得票目標を実現するにふさわしい党勢 拡大の目標をもち、党勢拡大の高揚をつくりだしながら、選挙戦での躍進をかちとります。 ⑥後援会活動の強化~選挙戦の日常化の要と位置づけて 選挙戦の日常化の要として後援会活動の強化をはかります。「後援会ニュース」の定期 発行などによって、後援会員との人間的・政治的結びつきを強めます。全支部に対応する 単位後援会の確立、分野別後援会の確立を重視して、要求にこたえた多彩な活動に取り組 み、選挙戦をともにたたかいます。 ⑦大中小の「集い」を、活動全体を促進する軸として位置づける 党活動全体の軸、選挙活動前進の要として大中小の規模で、日常不断に「集い」を位置 づけ、無数に開催し、党への新たな関心や期待を寄せている人々に党の全体像を丸ごと知 ってもらい、支持と協力を広げていくことを重視します。 (4)農業委員選挙を重視して TPP 反対、農政「改革」を許さないたたかいと一体に、農業委員選挙を重視し、党公認 とともに推薦議員を広げ、議席の拡大に力を尽くします。
4.党躍進を支える質量ともに強大な党建設
参院選を総括した8中総決定は、「党の自力の問題は私たちの最大の弱点」、躍進は「実 力以上の結果」と総括し、「第 26 回党大会成功・党勢拡大大運動」を呼びかけました。「大 運動」の4カ月通算で、新入党者 410 人、読者拡大は日刊紙 142 人、日曜版 685 人、合計 で 827 人の増加をかちとりました。最大の教訓は、党への新たな期待に思い切って働きか ければ、広範な人々が入党し、読者になってくれるという確信をつかんだことです。しか し、現状は情勢が求める水準にてらして大きく遅れています。“第3の躍進”を本格的流れ に発展させ「21 世紀の早い時期に民主連合政府を樹立する」最大の保障である強大な道党 組織を構築するために奮闘します。 (1)躍進を支え、「成長・発展目標」を保障する強大な党を 第26 回党大会は、「成長・発展目標」を実現するために、50 万の党員、50 万の日刊紙7 読者、200 万の日曜版読者(有権者比 0.5%の党員と日刊紙、同 2.0%の日曜版)、全体と して現在の党勢の倍加に挑戦することを決めました。同時に、すべての党機関、支部・グ ループ、議員団が、世代的継承の目標と計画を決め、若い世代から党員を迎え入れること を戦略的課題にすえて、知恵と力をつくすこと、とりわけ職場支部の継承と発展、青年・ 学生のなかでの党づくり、民青同盟の発展のために、党の総力をあげて取り組むことを決 定しました。 道委員会は、党大会決定にもとづき、2020 年までに現在の党勢の倍加に挑戦します。 来るべき国政選挙、来年のいっせい地方選挙の政治目標を達成する最大の保障は、自力 の拡大強化です。 選挙勝利めざす活動の節目となる次期道党会議までの全道目標として、党員拡大は、1 年間に全道すべての支部で新しい党員を迎えます。「政策と計画」に月々の拡大や 2 人、3 人と迎えるなどの積極的な計画も持ち、目的意識的に取り組みます。 機関紙拡大は、日刊紙2200 部、日曜版 1 万部を純増し、現在比 116%増に到達させま す。「成長・発展目標」実現を生きた自覚的目標とし、「支部が主役」で「政策と計画」を 持った自覚的な活動を広げ、すべての支部が毎月党勢拡大にとりくむことを根本方針にす えるとともに、読者との結びつきを強化し、安定した配達・集金体制を確立するため、配 達員・集金員を増やす計画的なとりくみをおこなって、減らさず前進する活動の改善を強 力に進めます。 すべての党組織と支部で、①2010 年代の「成長・発展目標」を支える党建設の「二大目 標」(党勢倍加と世代的継承)の実現という見地から、党建設の目標と計画を討議し具体化 します。②来春のいっせい地方選で躍進を勝ち取ることを党活動の真正面にすえ、「政策と 計画」を具体化します。 党道委員会の政治新聞である「ほっかい新報」は、いっせい地方選挙勝利にとって重要 な役割を担っています。充実・発展を図り、読者の拡大にも力をいれます。 (2)党建設の重視すべき基本方向について 第26 回大会決定の3文献(大会決議・報告・結語)は、次期党大会までの大方針です。 党建設・党勢拡大の持続的な発展のためにも、全党員が3文献を読了することを、全党の 一大事業として取り組みます。 ①国民運動と党建設・党勢拡大 安倍政権の暴走とたたかう国民運動を発展させる先頭に立って奮闘することと一体に、 党勢拡大の独自の追求をはかり、国民要求実現と党建設を「車の両輪」の活動としてつら ぬきます。すべての支部がその活動を「支部が主役」で自覚的に取り組むために、党大会 決定を討議し、「政策と計画」に具体化します。 ②「国民に溶け込み結びつく力」を強めることと一体に党建設・党勢拡大を 「国民に溶け込み結びつく力」こそが要求活動、党建設、選挙活動など、党があらゆる 活動をすすめるうえでの「力の源泉」です。党員の結びつきを党の結びつきに発展させる こと、有権者の新しい動向に即して新しい結びつきを広げること、それらと一体に党勢拡 大の独自の努力をはかるという三つの角度の活動を強化します。 とりわけ、「マイ名簿」にもとづく活動を日常化し、あらゆる活動の力にします。
8 ③党の全体像を理解してもらう活動の日常不断の強化 参院選で党に投票した人々と、新たに党への期待や関心を寄せている広大な人々に、党 の全体像を理解してもらう活動は、党躍進を本格的にしていくうえで要をなす活動です。 「綱領を語り、日本の前途を語り合う集い」の活動を、日常不断に党活動全体の軸にす え、大中小の規模で取り組み、そのなかで党建設・党勢拡大の前進をはかります。 ④党建設の「量とともに質を」つらぬき、「綱領・古典の連続教室」の学習を 「綱領・古典の連続教室」の学習は、第 26 回大会期の一大事業です。すべての党機関 と支部・グループ、議員団が系統的に学び、全党的な学習運動に発展させます。 新入党者教育の確実な実施と、党員の誰もが「党員でよかった」と実感できる“温かい 党”づくりに努力し、「党生活確立の3原則」の定着をはかります。週一回の支部会議と、 「学び、交流し、楽しく、元気のでる」会議開催に努力し、連絡・連帯網をつくり、「支部 ニュース」をつくり届ける活動を重視します。すべての党員が日刊紙を購読する運動を一 貫して追求します。 ⑤市民道徳と社会的道義を大切にした党づくりを 党の一部に社会の退廃的風潮におかされ、社会的モラルに反する誤りがおこっているこ とは、党への信頼を傷つけ損なうものです。党機関を先頭に、規律ある党生活を築き、社 会進歩を促進する人間集団にふさわしいモラルの確立に力をそそぎます。 (3) 世代的継承の取り組みについての目標と方針 道党組織にとって世代的継承の課題は、いま何としても打開しなければならない緊急、 切実な大問題です。世代的継承の課題を今期道党組織の最重点課題として位置づけ、全国 の先進的経験、教訓に率直に学びつつ、道・地区委員会はもちろん、全行政区、支部、グル ープ、議員団が目標と計画を具体化するなど、道党組織の持てる可能性を汲みつくす積極 果敢な取り組みをすすめます。 ①労働分野の次期道党会議までの党建設の目標と方針 職場支部の継承・発展と新たな支部の建設は、北海道の労働運動と統一戦線の構築・発展 にとって不可欠の課題です。 党員拡大では、すべての職場支部で新しい党員をむかえ、地域支部で現職労働者党員を むかえ、全体として 500 名の党員拡大をやり抜きます。労働組合役員、組合員、職場の労 働者に読者になってもらうことを意識的にすすめます。 道委員会はもちろん全地区に「職場支部援助委員会」を確立するとともに、地域支部所 属の現役労働者を軸にした職場支部づくりの援助、現役労働者からの党員拡大推進の独自 の体制を地区に構築します。 これまでの「職場講座」の内容を支部活動に生かし、学習を系統的にすすめます。産別 ごとの党員の交流を行い、産別でのたたかいと党建設をすすめます。労働者が集中する札 幌圏での取り組みを強めます。職場支部を現職中心で構成し、職場支部にふさわしい活動 をすすめるために、支部・党組織の再編を検討します。 ②青年・学生のなかでの党づくり 次期道党会議までに倍加をめざし、全地区で青年支部を確立し、成長への援助を強めま す。青年・学生支部のまわりに2倍3倍の規模をもつ民青同盟班をつくります。
9 すべての地区、支部・グループが世代的継承のために若い世代の入党と民青同盟加盟の 目標と計画をもちます。「青年分野懇談会」や青年・学生をまきこんだ「つどい」などを具 体化します。党が取り組んでいる「働く人の雇用・生活実態調査(ブラック問題アンケート)」、 民青同盟が取り組んでいる各分野別アンケート(労働者、学生、高校生)を支部活動に位 置づけ全道規模で取り組みます。自分のつながりや「しんぶん赤旗」読者、後援会員の家 族などあらゆるつながりを出し合い、青年名簿をつくります。 青年党員・民青同盟員の科学的社会主義と日本共産党綱領の学習を援助します。青年が 実際に体験できる様々な機会(全国高校生集会、原水禁世界大会、震災ボランティア、全 国青年大集会など)に財政的援助を含めて、支部とも協力して派遣します。 道・地区委員会に「若い世代対策委員会」(仮称)を確立し、全党の潜在的可能性を汲み つくす日常的、系統的な活動を推進できる態勢を確立します。道・地区機関は「未来を開 く-若い世代のなかでの活動」(月刊学習別冊)と民青同盟37 回全国大会決定集を学習し、 青年学生分野の活動を担当部門まかせにせず、すべての機関メンバーが自らの課題として 認識して、指導、援助できるよう対策を強化します。 学生分野では、25 回党大会2中総に立ち返り、全道党組織の英知を総結集して次期道党 会議までに、党員・民青同盟員ともに3倍化をめざします。道委員会は、北海道大学対策 を位置づけ、次期道党会議までに現勢の3倍の党員拡大をめざします。また、広い視野で 学生対象者をあげ、民青同盟員の拡大を援助し、学生党員の2 倍以上の民青同盟を建設し ます。そのためにも民主的教員との協力・連携を強化します。また、関係する党組織とも 連携して医学生対策を強めます。 地区委員会は、空白大学も含めて重点大学を決め、「○○大学対策チーム」を地区委員会 に構築し、支部の協力もえて、最初の取り組みとして毎月一回以上の門前宣伝に取り組みま す。道委員会は、そのための宣伝物(版下)を定期的に発行します。 ③民青同盟への援助 民青同盟北海道委員会は「2018 年までにすべての地域に民青地区委員会を再建する」と いう方針を持っています。地区委員会再建には複数班が必要で、地域協議会を開催し班を 援助すること、同盟員を拡大することが不可欠です。地区の「総合計画」に民青地区委員 会の再建の目標と計画を持ちます。すべての同盟員への親身な援助ができる体制をつくり、 次期道党会議までにすべての地区で民青班をつくります。複数の班にするためには班会の 援助とあわせ、どの分野・階層で同盟員を増やすのか計画をもって取り組みます。 高校生同盟員をすべての地区が迎え高校生班をつくるために、「無料塾」「しゃべりば」 などを企画し、退職教員、民青OB、新婦人などの協力で取り組みます。 (4)各分野の党建設の目標 道内での国民運動、たたかいの取り組みは、これまで以上の奮闘がもとめられており、 各戦線分野で奮闘するそれぞれの運動団体の拡大・強化がいそがれています。一致点にも とづく共同-「一点共闘」の活動をさらに発展させ、統一戦線をつくりあげる意識的な努 力をすすめます。各戦線分野で団体構成員比の党員・読者拡大目標をもち、道・地区グル ープを先頭に積極果敢に取り組みます。道・地区委員会は、党規約にもとづくグループの 確立と党活動への援助をつよめます。
10 (5)党機関の指導の改善・強化、態勢の強化について 26 回党大会決定では、25 回党大会2中総が提起した「機関は支部へ」「支部は国民の中 へ」の重要性をつかみ努力して前進をつくり出している党機関の教訓を5点で明らかにし ました。これに学び、指導の改革・強化を探求します。綱領と党大会決定、中央委員会決 定について十分時間をとって討議し、深く身につけるようにします。道、地区機関の集団 学習と機関幹部の独習を大いに強めます。道委員会として「道党学校若手幹部教室」を系 統的に開催します。 常勤常任委員が減少し、道、地区委員会の体制が弱体化しています。「困難はあっても財 政を強化して常勤者を増やそう」という立場にたち、中核をなす常勤常任委員体制を本格 的に強めます。同時に、非常勤の同志の結集で補助指導機関を含めた機関体制の強化を図 ります。 (6)党費納入 100%、「財政活動4原則」にあった攻勢的な財政活動 2010 年代の「成長発展目標」を達成することは、財政基盤の確立にとっても不可欠です。 党員拡大の前進を土台に、一人ひとりの党員の初心・誇りを大切にし、おかれている条 件・要求・得手を生かし、困難や悩みに寄り添って解決する「温かい党」をつくることが 大切です。その最大の保障は、「党生活確立の3原則」を全支部と党員のものにすることで す。また、党機関の体制と活動の強化のためにも、財政の確立強化は、焦眉の課題です。 すべての党員の党費納入、「実収入の1%」の堅持など、党費納入の向上を軸にして、「財 政活動の4原則」の一つひとつを重視します。 全支部が財政計画をもって、すべての党員が、今日の情勢にふさわしく、広く国民に呼 びかける募金活動に積極的に取り組みます。 来年のいっせい地方選の勝利をささえる財政づくりを、14 年度財政活動の一大事業とし て位置づけ、計画的に取り組みます。